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Selamat Datang ke Malaysia !
「新聞の記事から」は日本人が興味を抱きそうなことだけを対象にしていません。幅広くマレーシアを姿を伝えるためにニュースを選びその解説を加えています。

(画像はM.I. さんの製作です)

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4月30日のマレーシア記事

【土曜日の集会における警察の行動を批判する弁護士協会】
内務大臣が、土曜日の淨選盟3.0集会 (Bersih 3.0集会)では警察は職業上きちんと対応したと判断したことに対して、弁護士協会は異議を主張する、「警察の行動は昨年行われたBersih 2.0集会 の時とよく似ています。」

協会の副議長は言う、「警察は午前中は抑制していた、しかし午後3時になって態度の変化をみた。」 「警察がバリケードで封鎖したいくつかの場所に浸入されたことは、警察の全力攻撃を正当化するものではない。」 「集会の主催者はなんらかの責任は負うべきだが、そうかといって警察の手荒い対応は正当化できません。」
土曜日は弁護士協会の会員たちがことを見守っており、警察の催涙弾と放水銃が直接群集に向けられたこと、メディアの記者団を暴力をふるった、との報告をしました。

一方(マレーウルトラ保守主義者の組織である)Perkasa は忠誠をいたぶった者たちはその市民権を剥奪すべきである、と主張しています。

【麻薬取引有罪でミャンマー人難民3名に死刑判決】
アロースターにある高等裁判所は、麻薬取引の罪で3人のミャンマー人難民に有罪、すなわち死刑判決を下しました。

被告の2人の肉体労働者、共に33歳、と工場労働者である26歳の男性は、2010年9月にケダー州スンガイプタニにあるガソリンスタンド敷地内で 56gm の麻薬を取引した罪で起訴されて、裁判にかけられました。56グラムの内訳は48グラムのヘロインと8グラムのmoacetylmorphinesです。
3人は国連の難民のための高等弁務官事務所発行の難民認定カードを持っています。

(Intraasia注:マレーシアに滞在する難民10万人弱の大半を占めるのがミャンマー人難民です、その多くはビルマ人ではなく少数民族です。起訴されるのが誰であれ、マレーシアの麻薬取引の罪は厳しい、有罪即死刑です。情状酌量で懲役5年なんてことにはならない。この裁判の場合、取引量は56グラムです)

5月の全国的祝日は2日ある

1日の労働祝日(メーデー)と 5日のウエサクデー(仏教に基く祝日)。

【読者の皆さんへ】
ニュースやニュースにまつわることばをお探しの場合は、当ブログ付属の機能である 「ブログ内検索」をお使いください。検索窓は左欄の中段にあります。
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4月29日のマレーシア記事

【クアラルンプール独立広場近辺で行われた淨選盟3.0集会 (Bersih 3.0集会)、一部参加者は機動隊と衝突】
あらまし
クアラルンプールの独立広場とその周囲は警察によって車輌やバリケードで完全に封鎖されたので、集会に参加しようと人たちは土曜日早朝から、独立広場の周辺や近辺 (Majid Jamek、Maju Junction, Sogoなど)で、スローガンを唱えたり歌を歌ったりしながら平和裏に抗議行動を繰り返しました。警察はすぐ間近で見守っていました。

しかし午後になって一部は進入禁止となっていた独立広場に入り込みました。機動隊中心の警察は、これに対して放水車や催涙弾の発射で規制しました。このため多くの抗議参加者が逮捕され、中には負傷者も出ました。Masjid Jamek にある高架電車駅は半日ほど閉鎖されました。集会参加陣営の人たちが去ったことで混乱は夜になって収まりましたが、独立広場の封鎖は続いています。

淨選盟3.0(Bersih 3.0集会)に参加しようとして集まった人数: 主催者側の発表 15万人、警察の発表 2万5千人
警察が発表した土曜日夜8時時点での逮捕者は400人近い。

クアラルンプールだけでなく国内各地でも同様の集会が行われましたが、警察との衝突はなく平和裏に終わりました。ペナンではジョージタウンのEsplanade に多くの人が黄色のシャツなどを着て集まり、スローガンを訴えたりしました。クアンタンでは淨選盟3.0(Bersih 3.0集会)と反Lynas 集会には、黄色または緑のシャツを着たたくさんの人が集まりました。

サラワク州を全国遊説の一環として訪れたナジブ首相は、淨選盟3.0(Bersih 3.0集会)が抗議大会を開催しようとしたことを批判する、「彼らの目的は人々に政府を憎ませて怒りに高めることである。」 
首相はさらに、淨選盟と野党連合は”公正で公明な選挙のための集会”という美名で民衆を欺いている、混乱を引き起こそうとしているのだ、と糾弾しました。「彼らの最終的な目的はプトラジャヤに進出することだ(つまり政権を取るということ)。」

「淨選盟の大会を開催するという要求に対して、政府はブキットジャリルの体育館かStadium Negara 体育館で開催なら許可すると提案したが,彼らはそれを受けいれず独立広場での開催に固執している。」

(Intraasia: この10数年ほどは年に1回ぐらい起きている反政府陣営が主催する集会やデモとそれを規制する警察側との攻防です。多少の混乱がおき、負傷者とかなりの逮捕者が出ています。マレーシアでは武器や凶器が使われるわけではないし、この程度の集会やデモなどバンコクやジャカルタなら珍しいことではないのですけど。マレーシア政府と警察は依然として規制主義を崩しません。それによっていつも警察隊と衝突が起きます。現実として、それほど重大な規模の集会にならないことは政府も知っているはずです、その証拠にナジブ首相はクアラルンプールを留守にしてサラワク州を訪問したのです)

【シーク教徒及び北インド出身者コミュニティー用の葬儀場】

クアラルンプールのLoke Yew 通りにある葬儀場は、シーク教徒及び北インド出身者コミュニティーにとって唯一の伝統的葬儀場です。コミュニティーの葬儀組合の議長によれば、その場所は1921年に法定され、広さ1ヘクタールの土地です。この葬儀場では、死者が薪で火葬にふされます。

葬儀場は非常に荒廃しており、シーク教徒及び北インド出身者コミュニティーは改修が必要だと主張しています。さらに遺体を洗浄する場所も要ると説明します。「かつてはクアラルンプール病院でそれができたのですが、現在ではもう許されません。ですからきちんとした場が必要です。」
葬儀場では一度に4つの遺体を扱うことができます、組合は改修のために政府資金が供出されることを期待しています。

(Intraasia:ごく目立たない記事ですが、これは良い記事ですね。自民族の慣習や伝統は知っていても他民族のそれを知っている人はごく少ない。まして少数派のシーク教徒及び北インド出身者コミュニティーのことはなかなか知る機会がない。多民族社会マレーシアで、新聞はこういう情報を知らしめる点で他のマスコミにない利点がある。)

4月28日のマレーシア記事

【国立大教育学部系の新卒者を小中学校へ配属します】
国立大学 (の教育学部系)を教育学士として卒業した新卒者を必ず学校へ配属するために、教育省は方策を取っています。全国で4800人を数えるこの新教育学士は、5月に配属辞令を受けることになっています。

教育大臣を兼ねる副首相はその声明の中で述べる、「5月に配属される新卒者は 4671人、残り150人は7月に配属となります。」 教育サービス委員会が就職のために面接した国立大学教育学部系新卒者の数は4953人でした。一方教育サービス委員会による私立大学・カレッジの教育学部系の新卒者に対する就職面接はまだ行われていません。

「(この件では)私立大学よりも国立大学の新教育学士者に優先権を与えます、その理由は教育省が彼らを国立大学に入学させ、彼らが専攻した課程は教育省が立てたものだからです。」 と副首相は説明しました。

(Intraasia 注:マレーシアの学制は小学校6年と中学校5年+別立ての1.5年、ですから、ここではこのどちらかに配属されるということでしょう。中学校には技術学校や職業学校もある、さらにイスラム学校も。教師はもちろん公務員です)

【ペナン州漁師組合の要求】
ペナン州を訪れたムヒディン副首相を迎えた”1Malaysia ”イベントで、ペナン漁師組合の議長は主張する、「ペナン州で進んでいる開発によって我々の生活は大きな影響を受けている。副首相には州政府に対して、全ての民族の福祉を考えるようにと言っていただきたい。」
「連邦政府と違って、州政府は漁師や農業部門の役割を認めてくれない。我々はいろんな補助金や優遇策を与えてくれる連邦政府に感謝しています。」 「漁師はディーゼル油とガソリンに対する補助金として、2006年以来年間RM 1万のお金をもらっています。それに加えて、ペナン州の漁師 約4500人は、1人当たり毎月RM 200の手当てを受け取っています。」

このイベントにはペナン州の馬華公会とUMNO党のトップや州与党連合に属する各党の代表も出席しました。
漁師組合の議長はさらに、Batu Maung 地区にある組合の土地に、そこには現在食堂が建っている、宿舎を建設するための費用として組合にRM 200万を出してくれるように頼みました。

(Intraasia注: 大抵の新聞は政府与党よりだから仕方のないこととはいえ、この種の記事を読むと広報紙じゃなかろかと、思いたくなりますね。ペナン州は野党連合が政権を握る州であり、中核は華人主体の民主行動党、よってこのマレー人組合長のような発言もでてきます。それにしても漁師に対する補助金の多さと範囲の広さです。漁船の燃料費に1人年間RM 1万も補助金を得て、さらに月額手当てだって! これじゃ漁業面で競争力が生まれるわけないですな。漁師のなり手がないとかいう言い草で、漁船の中には外国人労働者を漁民として雇っているのも珍しくないようです。)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】

1万円を銀行で両替すると RM 368.0 入手します。

(Intraasia注:この1ヶ月くらいは円リンギットの為替率はこのレート前後で落ち着いていますね)



4月27日のマレーシア記事

【独立広場で集会開催を求める政治勢力とそれを許さない勢力】
政府批判勢力は、その主催する Bersih 3.0集会 (華語では 黄3.0靜坐抗議集會または4.28靜座抗議大會 などと表記)をクアラルンプールの独立広場で28日に開催すると発表しています。
クアラルンプール市庁は集会の許可は出さないとすでに表明し、決定は変えないとしています。一方クアラルンプール市庁は独立広場とそれに続く道路を、金曜日早朝から土曜日早朝まで閉鎖すると報道されています。

クアラルンプール市長は記者会見で語る、「市民は独立広場に集まらないようにとアドバイスします、広場は閉鎖します。」 「広場につながる道路については土曜日にできるだけ閉鎖しないようにしたい。」 

野党陣営の民主行動党の副議長は市長を批判する、「Bersih 3.0が独立広場で抗議集会を計画しているのに、それを封じ込めるのは、市民の平和な集会の権利を奪うものである」 「クアラルンプール市長職は首相が任命する、そこで慣習的に市長は首相の声を伺う。」 副議長はナジブ首相に対して、広場での集会を認めないのは首相の指示なのかを明らかにすべきだと、挑戦します。

(Intraasia注:この抗議大会は主催は野党陣営ではなく、公正で自由な選挙を求める団体が主催し、さらにクアンタンでの放射性物質精製工場に反対するグループも主催参加するようです。しかし以前から野党陣営はこれらの運動を積極的に支援していることから、野党勢力も参加することは明らかでしょう。総選挙が近づいていることもあって、政府与党陣営と野党陣営はこの種の集会や行動に関して真っ向から対立する立場を表明しています。クアラルンプール市長が自らだけで決定できる問題の範囲を超えていますね)

【ジョーホール州の家具製造業界の要求に応じて】
ジョーホール州の Muar, Batu Pahat, Ledang では家具製造産業が盛んな地方です、その家具製造業界は労働力としてさらに1万6千名の外国人労働者を雇い入れることになります。
通産大臣によれば、ナジブ首相は先月、家具業界の要求を認める決定をしました。外国人労働者はネパール、バングラデシュ、インドネシアなどからやって来ます。この特別な許可によって、家具製造工場は外国人労働者を数週間で雇うことができるようになります。

Muar, Batu Pahat, Ledang の3地方の家具工場は労働力不足からそれを満たす追加労働者を以前から要求していました。通産大臣によれば、スランゴール州の業界に関しても同様な許可が出されたとのことです。「政府は家具業界の問題と必要性をわかっています、そこで許可を出しました。」 「家具工場は労働力不足から廃業につながりかねません」 「そうなれば家具の輸出高も減ってしまう、国と地方の経済にも影響を与えます。」 「政府が手をさし伸ばさなければ、家具産業は他国の同業に負けてしまい、シェアも失ってしまう。」

(Intraasia注:ジョーホール州は家具産業の一大集中地です。昨年RM 70億以上の収入をもたらした家具産業は大事だという理由で、外国人労働者のさらなる移入を政府自ら認めたというニュースです。家具業界に限らず、製造業はどこも多寡に関わらず外国人労働者をすでに雇っている、ますます彼ら抜きには操業を続けていくのは難しくなっている。プランテーション産業や建設業界は外国人労働者の方がマレーシア人労働者より多い。マレーシアに進出している日系企業でも外国人労働者ゼロでやっていける業界は限られているはずです。その会社が直接雇っていなくても、例えば掃除などに従事している)

4月26日のマレーシア記事

【サバ州の年間停電時間】
サバ州で頻繁に発生している停電を少なくするために142のプロジェクトを行っているとのことです。連邦政府はこのためにRM 2億7千万の予算を割り当てました
サバ州電力会社によると、これまでの努力によって年間平均停電時間を2011年は 494分に減らすことができたとのことです。「それをさらに少ない時間にしたい。」 2006年には電力消費者1人当たり 4030分でした。「2006年に比べて2011年は非常に良い成績でした。」と社長は自賛する。

(Intraasia注:州の平均で年間 494分というのはいささか多すぎる停電時間だと感じますね、半島部、とりわけクアラルンプール圏よりずっと長い停電時間といえる。)

【ロンドンオリンピックで金メダルを獲得したら】
今年夏のロンドンオリンピックで金メダルを獲得したマレーシア選手は大金で報われます、少なくとも RM 200万です。

スポーツ省副大臣が語るところによると、ある大企業が金メダル獲得者にRM 100万の提供を約束したとのことです。「会社名は近いうちに明らかにします。」
この企業提供の報奨とは別に、国家スポーツ会議が報奨計画として金メダル選手にRM 100万を与えます、その選手はさらに一生に渡って毎月RM 5千をもらえます。

(Intraasia注:生涯 毎月RM 5千というのは、いわばかなり高待遇の年金みたいなものですね。金メダルの可能性がある選手は1人か2人でしょうから、国家スポーツ会議の予算が枯れるなんてことにはならないはずです)

【デング熱の発生件数】
保健省の副大臣が明らかにした数字です。全国で今年1月から4月24日までにデング熱にか罹ったと報告があった件数は8052件でした。その内18人が死亡しました。州別ではスランゴール州が最多で全体の約45%を占め、死亡者数も9人です、次いでクアラルンプールが多い。

(Intraasia注:これまでにも書きましたように、マラリヤと違ってデング熱は例外的な場所で例外的な人たちだけがかかる病気ではないゆえに、罹患者が多いのです)

4月25日のマレーシア記事

【ケダー州でもアナツバメの巣養殖産業が流行る】
(人工的に設けた場所にアナツバメを呼び込んで巣を作らせた後、その巣を取って販売するビジネスが盛んです)
ケダー州の町部には違法操業のアナツバメの養殖場が1000業者もあるとのことで、州政府は違法業者に対して6月末までに州当局に登録するようにとの警告を出しました。

州政府の担当委員会の議長によれば、違法養殖場の数は スンガプタニに 537箇所、クリムには411箇所あるとのことです。「養殖場のオーナーは地方自治体に登録しなさい。6月末までにしなければ、罰金を科します。オーナーは暫定免許としてRM 180を払う必要がある。昨年後半登録キャンペーンを行ったが、反応は悪かった。だから今年6月まで延期しています。」 「これまで登録した業者は830人です。暫定免許の後に本免許を申請できます。」」

アナツバメの養殖場は工業地域と農業地域だけで許されています。「アナツバメの巣養殖場の登録作業は州の獣医局と地方自治体の協力下に行われています」

(Intraasia 注:工業地域と農業地域だけで養殖が行われていれば、あまり問題はないでしょうが、問題はそうではないことです。全国で問題になっているのは、住宅地や商業地の空き建物を利用して、アナツバメの巣養殖が盛んなことです。違法といっても合法箇所より数が多いのです、取り締まり活動は極めて緩慢。その背景にはツバメの巣産業振興勢力の声が大きいことです、とりわけ華人界の業者ですね、華語マスコミもツバメの巣産業に対して論調が鈍いと感じますな)

【マレーシア航空とAirAsia のそれぞれの持ち株会社間での株スワップ合意に根強い反対が続く】
(昨年8月マレーシア航空とAirAsia のそれぞれの持ち株会社間で株スワップの合意が結ばれて大きな話題になりました。マレーシア航空株の大半を所有する国の投資機関Khazanah Nasional Bhd がマレーシア航空株の20%をAirAsia の持ち株会社に売る、一方AirAsia の持ち株会社はAirAsia株の10%を Khazanah Nasional Bhd に売るというものです。これに対してマレーシア航空の労働組合を筆頭に強い反対が続いています、さらに独占禁止法に反するのではという見方もあります)

ある報道によれば、1万9千人を組織するマレーシア航空労働組合からの強い批判が続いていることから、政府は真剣な再考をしているとのことです。
ある業界アナリストは、株スワップ合意を覆すような決定がなされても驚くことにはならないだろうと、述べる。「重要なことは、株スワップが取消されてもそれは協力がなくなるということではないということです、両航空会社が双方ともに有益となる協力協定を結べないという理由はない。そうなれば両航空会社は費用節約もできる」

先日、マレーシア航空従業員組合がナジブ首相に面会して、持ち株会社間での株スワップに伴う全面的な協力関係に反対を訴えという報道がありました。株スワップはマレーシア航空従業員の士気に悪影響を与えるとも書いています。

仮に、持ち株会社間での株スワップの合意が廃止されれば、独占禁止法違反の疑いもなくなります。(いわゆる独占禁止委員会である)マレーシア競争委員会のこの件に関する調査はまだ進行中です。委員会の議長は、「この件で発表は何もできません。調査中です」 と述べるのみです。

アナリストの主張:アセアン自由航空協定は2015年に実施に移されます、これはアセアン10カ国の主要都市間で本数無制限のフライトを許すことになり、競争が一層増します。これを前提にすれば、マレーシア航空とAirAsia間の協力関係は非常に重要です。

これとは別に、マレーシア航空は昨年発表した東南アジアのプレミアム航空会社を目指すという計画を、その後突然引っ込めたことは業界を驚かせました。

(Intraasia注:マレーシア航空は昨年度の業績がかなり悪かった、現時点においても決定的な新しい方向性をまだ確立していないことは明らかです。AirAsia は相変わらず拡大傾向であり、経営トップの動向は常に話題になる。マレーシア航空は、あまり良いたとえではありませんが、マレー鉄道みたいな体質を持つ会社なので、かなり体質の違う AirAsiaといっしょにやっていくことに、内部から拒否反応があることは容易に推測できます。株スワップ合意が今後どうなるのかわかりませんが、双方の持ち株会社のトップ陣にある種の読みミスともいえる面があったことが今になって感じられますね)

4月24日のマレーシア記事

【スレンバンが市に昇格する予定】
ヌグリスンビラン州の州都スレンバンが今年末までに、国内で12番目の”市” となります。

住宅と地方自治体省大臣によれば、ヌグリスンビラン州の州都スレンバンを ”市”に格上げする件を内閣は認めたとのことです。正式に市に昇格するためには、あとは国王の同意及び州のスルタンの同意を得る過程が残っています。
「スレンバンとニライ自治体を合併させるというヌグリスンビラン州政府の申請が承認されたことを発表します。 これによってスレンバンは市に昇格するための必要条件を全て満たすことになる。」と大臣。 「市に昇格するための必要条件は、その自治体の歳入がRM 1億以上あり、人口が50万人を超していることです。」
州政府が合併を申請したのは2008年だったとのことです。

現時点で国内で”市”の地位を得ている自治体は、クアラルンプール、イポー市、クチン北&南市、ジョーホールバル市、コタキナバル市、シャーラム市、マラッカ市、アロースター市、ミリ市、ペタリンジャヤ市、クアラトレンガヌ市

(Intraasia 注:マレーシアマスコミを読む際に必要な知識の1つが、自治体名とその略称です。ペタリンジャヤ、アロースター、クアラルトレンガヌ、シャーラムなどの”市”は、以前は Majlis Perbandaran  というマレーシア語名称が付いていた。いつ頃変更されたのか気が付かなかったが、現在では Majlis Bandaraya という名称がそれぞれの都市名の前に付く:例:Majlis Bandaraya Alor Setar, Majlis Bandaraya Miri、 これらはMBAS などと略称されます。
かつて Dewan Bandaraya  という特別な名称を持っていたのはクアラルンプールだけでした。今ではコタキナバルもこの名称を使って Dewan Bandaraya Kota Kinabalu 。クチンは長年市南と市北で別別の自治体になっているはずですが、この記事では1つの”市”にしている、おかしいなあ? ウエブサイトを見てもそれぞれ別々の市サイトを掲げています。
一部の方は気づかれるかもしれませんが、ペナンのジョージタウンが”市”の仲間になっていないことです。面積ではなく規模からいえば、クアラトレンガヌはもちろん、マラッカやアロースターやシャーラムなどより大きいのですけどね。 ペナン州ではジョージタウンを含めたペナン島が一つの自治体 Majlis Perbandaran になっています)

【シンガポール航空の新しい低コスト航空会社Scoot】

シンガポール航空が新しく設立した中距離便の低コスト航空会社 Scoot が6月に初フライトとして シドニー路線を開始し、次いで7月にシンガポール -バンコク路線を開始する、と発表しました。
このルートは同社の保有する先行する低コスト航空会社 Tiger Airways と競合します。「中国とオーストラリアの乗客にバンコクへ飛ぶ便利さを提供します」 とScoot 。プロモーション運賃は往復でS$88 にするとのことです。
これまでマレーシアのAirAsia 、インドネシアのLion Air が圧倒していた格安航空市場でシェアを増やすために、シンガポール航空はScoot の設置を昨年発表していました。

(Intraasia注:オーストラリア、中国、とりわけ東南アジア各地へ飛ぶならAirAsia グループの目的地と路線網の多様さは他を圧倒しています。ですから一度クアラルンプールをハブとして航空旅行する方なら、シンガポール航空系の会社のことなど気にする必要はありません、ただシンガポール空港はアジア太平洋で最大の航空ハブでありクアラルンプール空港をずっと上回っているから、シンガポール航空でシンガポールに着く人は数の上では多い、そういう場合はやはりシンガポール航空系の会社を選ぶのでしょうな)

4月23日のマレーシア記事

【ラブアン島にもっと民衆中心のプロジェクトを計画】
ボルネオの北西部沖に浮かぶラブアン島が連邦直轄領となってから30年近く経ちました。しかし島は観光産業の面では依然として未開発です。
政府は経済転換プログラムを推進しておりそれには石油とガス産業もあります。そこで政府がその経済転換プログラムの対象の1つにラブアン島を含めたことで、島は変わっていくことになります。その中でラブアン公社はラブアンに投資委員会を組織することを計画しています。これは免税の地としてのラブアン島をさらに盛り上げます。

ラブアン島は以前から国際オフショア金融センターであり、観光産業は島の経済にもう一つの顔を加えることになります。政府はもっと民衆中心のプロジェクトを計画しており、それによって島の経済を活性化し、住民に職を提供する計画です。
ラブアン島は国際オフショア金融センターと石油とガス産業で既に知られています、その上に観光産業のハブとなろうとしています。

ラブアン島に近接して浮かぶPapan島は大変美しい島です、それをシンガポールのセントーサのような場所にすべく高級なリゾートにする計画があるので、元気な地になることでしょう。
地元国会議員によれば、ラブアン公社がその開発について複数の投資者と話合っているところです。Papan島はラブアンからボートで5分の距離であり、美しい環境の島にはミニ農業パークがあります。ラブアン島人とブルネイ人の週末のレジャー地にもなっています。ただ外国人旅行者は浜でキャンプする方を好むようです。

(Intraasia注:典型的なマレーシアマスコミの記事スタイルです。政府かラブアン島の広報記事みたいな内容なので、これを書いてる記者と編集者は単なる広報者ですな。シンガポールのセントーサみたいと何を夢想しているのかと言いたいところです。年間何百万人もの観光客をラブアンまでどうやって運ぶのであろう、もう少し現実的な計画を建て、記者として検証して書いて欲しいですね。コタキナバルからさらに時間がかかり、直行便がごく少ないラブアン島はシンガポール型の観光産業は無理です)

【ツイッターも使って外国人旅行者を呼び込む売買春組織】
あるマレーシアの秘密売春組織は Twitter を積極的に使って、"ハイクラスソーシャルエスコート”を外国人旅行者に売り込んでいます、この組織はスパーや民間クラブへ送り込こむために女性を抱えているので、その彼女たちをエスコートサービスに使うわけです。
こういった売春斡旋屋はマレーシアで行われる大きな観光イベントを利用して儲けます、例えば最近のF1グランプリレースの時には、Twitter を使って“Malaysia escorts for F1 GP race in Kuala Lumpur, Malaysia Hotel escorts.”のように書き込みます。

組織は次のような意味ありげな文句でカモを誘惑します:“Chinese office girl escorts in Kuala Lumpur (華人のオフィスガールがクアラルンプールでエスコートします)” や “Russian escorts services in #KL incall and outcall (クアラルンプールでロシア人のエスコート、店でのサービスと出張サービス)”

この記事を書いた新聞社の調べでは、秘密売春組織はこの性的サービスで外国人客に要求する料金はクアラルンプール圏でのマレーシア人向け料金の3、4倍ほどにもなります。

(Intraasia注:もちろん違法な非公然ビジネスですが、世の中に需要がある限り決して根絶されませんし、それは不可能ですな。ここでいう華人オフィスガールは間違いなく中国女でしょう。まあほとんどの外国人は華人女と中国女の違いさえ知りませんし、彼らにはベトナム女でもタイ女でもいいはずです。そういう女性をマレーシアに呼んで来るルートがあり、そういうルートを頼ってやって来る女性は絶えないのです。秘密組織の手下になりたい男たちも少なからずいます、よって悪の秘密組織は稼ぎまくる。イントラアジアの地元は昔からこの種の組織や女たちが根城にしたり徘徊しているので、長年日常的に見聞して知っています。詳しく書くつもりはありませんけどね)




4月22日のマレーシア記事

【国家スポーツ賞の受賞式典に参加しなかったバドミントン界のトップ選手】
バドミントン男子シングルで世界ランキング1位を維持する李選手は、2011年度スポーツマンに選ばれました。国家スポーツ大賞授与式が17日に国王の臨席の下で行われましたが、李選手は出席せずに、替わりに兄弟が代理として出席して受賞しました。

そのために李選手はうぬぼれているとの非難の声が上がりました。30歳の李選手はこれを良いレッスンとして捉えていますと語る、「私を非難する人たちを責めません。このことを通してたくさんのことを学びました。」 
李選手は金曜日に国家スポーツ会議の事務局長と会って釈明しました、この件は誤解に基くものだとのことです。

(Intraasia注:バドミントンがナショナルスポーツ的な地位にあるマレーシアでは、李Chong Wei は民族枠を超えて非常に有名です。 実力は世界トップクラスだといくつもの大会で証明済みの彼も、国の特待遇選手として暮らし活躍している以上、公的な面でも模範を求められるということなんでじょう。)

【新iPad がマレーシアでも発売された】
Apple の新iPad がマレーシアでも全国で土曜日に発売開始されました。そこで 新iPad のこれまでのバージョンと同じように、マレーシアのApple 製品ファンは新iPadを入手しようと前夜から列を作りました。中にはApple代理店前ですでに木曜日の夜から座り込む者もいました。

Apple 代理店のMidvally にある店舗マネージャーは、何百人もの並んでいたお客のために土曜日は早めに開店したと言う。「Apple が新製品を発売すると、いつも反響はすごいです、今年も同じです。店前の客にはそれぞれ番号を配ったとのことです。並んでいたある女性客は 新iPad にRM 2499を支払って手にしました。
マレーシアでの発売が待ちきれないApple ファンの中には4月初旬にシンガポールまで買いに行った者もいます。

(Intraasia注:新iPad は国によって発売開始が違うそうなので、マレーシアは今週だったんですね。どこの国にも new gadget マニアはいますから、長時間列を作って並ぶのは珍しくありませんが、それにしても いつも多くのAppleファンを夢中にさせるApple はすごいと思います。Apple 製品を自分の物として使ったことは全くないけど。)

【AirAsia とビジネス合意を結んだTune グループの会社】
AirAsia Bhd はエアアジア乗客への保険商品の提供及びTune Ins の株式を購入する権利に関連して、 Tune Ins Holdings Sdn Bhd と Tune Money Sdn Bhd の2社と販売とコールオプション合意を締結しました。
同社がクアラルンプール証券取引所(Bursa Malaysia)に発表した内容では、保険商品提供の見積り額は10年間でRM 4300万ほどになります。
販売合意では、Tune Ins はAirAsia Bhd の代理として保険ビジネスの運営を引き受けます。

Tune Money はエアアジアグループ最高経営責任者と副最高経営責任者が直接且つ間接にそれぞれ53.21% と 50.36% の株を保有している会社です。(Intraasia注:この数字は元の記事が間違っているはずです)
またエアアジアグループ最高経営責任者と副最高経営責任者が AirAsia Bhd に直接且つ間接に持つ株式は、4月20日時点においてそれぞれ13.18% と 13.12% になります。

(Intraasia 注:上場企業 AirAsia は例えていえば、ある種 Google みたいな会社です、つまり上記2人の創業者が経営のトップとしてその方向性を素早く決定していく。上記の持ち株比率に注目してください。Tune Money もTune Talk もいわばAirAsia トップの個人会社である Tuneグループ会社の翼下にある。同じTune グループに属するであろう Tune Ins Holdings Sdn Bhd がAirAsia の旅行保険を扱うということなんでしょう。)

4月21日のマレーシア記事

【クアラルンプール市庁が申請却下した独立広場でのある集会】
マレーシアマレー人ネットワーク組織がフリーセックス・ホモ・レスビアン・両性愛主義に反対する集会をクアラルンプールの独立広場で行うことを計画して、クアラルンプール市庁に開催許可を申請しました。市庁は申請を却下しました。

クアラルンプール市長は説明の中で語る、「この活動はクアラルンプール市庁の独立広場利用に関する指針に沿っていないために、明日開催の集会申請は却下しました。明日は独立広場で、新国王就任に関連したロイヤルコンサートが開催されます。」
「マレーシアマレー人ネットワーク組織の議長が4月10日に申請を出してきましたが、市庁の副長官が4月16日付で却下の通知を送りました。」 しかしその議長は4月19日に市長に対して、見直しの訴えを提出しました、それには集会申請を再考慮すべき理由が書いてありました。「私は彼に会い、独立広場では抗議とデモは認めないという却下の理由を伝えました。」
市長によれば、この決定は連邦直轄領クアラルンプール市の条例に沿ったものとのことです。

(Intraasia 注:一体全体マレーシアのどこにフリーセックス・ホモ・レスビアン・両性愛主義を奨励するまたは実行するような環境や場所や機会があるのかというのが、多くの都市部市民の捉え方でしょう。こういったことがなされるのはごくごく私的で秘密の場所や機会でしかありえないはずです。比較的リベラルな考えを持つ人たちでも、マレーシアでこの4つを公に主張することはありないし、まずできない。それにも関わらずウルトラ守旧主義者たちは、リベラル派の思考と活動が容認できないようで、この数年攻勢を強めていますね。マレーシアマレー人ネットワーク組織もその一つの現れでしょう。 取るに足らないようなグループであれば、市長がわざわざ会って話すようなことはしません、こういった組織の背後にある守旧派勢力の存在を感じるニュースです。なお独立広場はその歴史とシンボル性ゆえに、そこで何々を開催することがある種のメッセージを生みます)

【外資系太陽光発電モジュールメーカーが500人以上の解雇を発表】
First Solar Malaysia Sdn Bhd はケダー州の Kulim Hi-Tech Park にある広さ40ヘクタールの敷地の工場で操業しています。工場の4つの生産ラインが5月から無期限に休止することになります、そこで同社はこのラインで働く 550人の労働者を一時解雇します。

同社社長は説明する、「技術係りやライン労働者、エンジニアには自主的退職プランを提示します。我が社の24ある生産ラインの内で4つの無期限休止は生産停止ということです、といって工場を売ってしまうということではない。」
First Solar Malaysia は太陽光発電用のパネルと薄膜タイプを クリム工業団地にある6つの工場で生産しています。生産品は主にヨーロッパと米国に向けて輸出されています。1つの工場に4生産ラインがあります。 2008年からこれまでにFirst Solar Malaysia Sdn Bhd はクリム工業団地の工場にRM 29億を投資し、3400人を雇用しています。

「残りの20生産ラインは暫定的に休むかもしれない。その間に生産工程技術を向上させて、市場の需要に答えられるより良い生産ラインにします。」

(Intraasia 注:First Solar Malaysia は米国資本で世界有数の太陽光発電モジュールメーカーですね。再生可能エネルギー産業はマスコミでも話題になりやすい、マレーシアは再生エネルギー分野の企業に奨励策を出しています。その会社も解雇するときは解雇するというニュースですな。自主的と付いてても実質は解雇です)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】
1万円を銀行で両替すると RM 369.0 入手します。

4月20日のマレーシア記事

【補助金付ディーゼル油の闇市場】
国内取引・協同組合・消費者省のサラワク州取り締まり部隊が、補助金付ディーゼル油 5万2千リットルを押収しました。このディーゼル油はRM 93600に値し、闇市場で売られることになっていたとみられています。
取り締まり部隊はマレーシア漁業発展庁の波止場にある燃料タンクから4万7千リットルを押収し、タグボートの改造燃タンクからは5千リットルを押収しました。

サラワク州取り締まり部隊の幹部によれば、「1日前にはRM 110万に値する工業用ディーゼル油 39万リットルを押収したので、この2日間で最大の成果を挙げました。」 「これらの件は、補助金付ディーゼル油を免許なく所有していたことから、該当する法と規則に違反している疑いで捜査しています。」
捜査にはマレーシア反汚職庁の職員も加わって行われ、3人のマレーシア人を拘束しました。

(Intraasia注:ガソリン、ディーゼル油、プロパンガスは政府が補助金を出すことで大変安く抑えられている。そこでガソリンとディーゼル油の闇取引が昔から非公然に存在していることが、数え切れないほど数多く報道されてきた事実からわかります。このニュースもまさに氷山の一角ですね、そしてマレーシア漁業発展庁という役所の内部にも闇取引者がいるようです)

【労働力調査におけるマレーシア人被雇用者の傾向】

30カ国の17万人を調査したという Kelly 世界労働力指数ではマレーシア人も4500人が調査対象になりました。最新の調査にうよれば、来年中に別の雇用者の下で新しい仕事に就きたいという人の率が、マレーシア人では58%でした。

「3人に1人以上が仕事を辞めることをよく考えている、と言っている。」 とKellyサービスの幹部は説明します、「19歳から30歳まで、及び31歳から48歳までが、転職をより多く考えている。この2つの年齢グループの内の59%が来年中に仕事を辞めることを考えています。49歳から66歳までの年齢層ではこの率は43%になります。」

調査ではどの年齢グループも共通する新しい傾向がわかりました:償いと仕事の利益よりも個人的満足と発展の機会をより重視している

(Intraasia 注:Kelly 世界労働力指数がどの程度の信頼性を持つのか知りません、ただマレーシア労働力の転職率の高さはとっくに既知のことであり、雇用者はそれを前提に企業運営するのがあたりまえではないでしょうか)

【読者の皆さんへ】

ニュースやニュースにまつわることばをお探しの場合は、当ブログ付属の機能である 「ブログ内検索」をお使いください。検索窓は左欄の中段にあります。

4月19日のマレーシア記事

【陸上交通庁が提案する高速鉄道プロジェクトと首都圏バス交通プロジェクト】
陸上公共交通庁(SPAD という略称)はクアラルンプール圏に建設するBus Rapid Transit プロジェクトのプランをまとめている最中です。このプロジェクトではクアラルンプール中心部に新たにバスレーンを作ることになるため、建設業界の関心を呼ぶことになるはずです。

陸上公共交通庁(SPAD)の最高責任者は語る、「SPADは交通影響評価調査にすでに着手しました、調査は年末までに終わる予定であり、実際の工事は来年始めに着手します。」 「プロジェクトは政府から100%の資金供給があり、12ヶ月から18ヶ月で竣工します。公開入札の手順を経なければなりません。」

陸上公共交通庁(SPAD)が提案している、高速鉄道プロジェクトに関しては、「こちらのプロジェクトはマレーシア側とシンガポール側から資金供給が行われることになる。現時点では、線路のルート及び建設プランに関するコンサルタントサービスを求める公開入札はすでに終わりました。」 高速鉄道プロジェクトとは、クアラルンプールとシンガポール間を結ぶ高速鉄道を建設するプロジェクトです。

最高責任者はさらに語る、「鉄道プロジェクトはそれだけで経済的に維持していくことはまず難しいことを、我々は知っています。運賃収入だけで全ての費用をまかなえないので、インフラの建設、土地取得、信号システムなどの費用を負担できる会社はありません。鉄道プロジェクトはある程度政府からの援助を必要とします、しかしながら我々は最低限の援助を求めるだけです。」

(Intraasia注:SPADは、を陸上公共交通庁と訳すか委員会と訳すか迷いますが、公的な監督機関です。KL -シンガポール間の高速鉄道プロジェクトをまだ政府は決定していません、しかし徐々にその方向に進んでいるかのようです、本当に青信号をだすのであろうか?民間が100% 支出しない限り巨額の金をこんなプロジェクトに使うべきではありませんね)

【外国人が買える土地付住宅の最低価格を上げる、ペナン州政府の提案】
ペナン州政府は、州民のためを考えて外国人が購入できるペナン州の土地付不動産の最低価格を引き上げたいと、州首相が述べました。 島側では現行最低価格のRM 50万をRM 200万に、本土側では現行の最低価格 RM 50万をRM 100万に、それぞれ引き上げるというものです。

ただマレーシアに永住権を持つ人に関しては、RM 50万のままに据え置くと州首相。 「この提案はマレーシア人の利益を守るための第一ステップです。この提案は6月か7月までに実行に移したい。」 「非政府組織、不動産業者、外国人、一般市民などからの反応を知りたいと思います。」

(Intraasia 注:外国人が買える住宅不動産の最低価格は、各州で独自に設定できるものの、ほとんどの州でRM 50万となっています、コンドミニアムでも土地に建つ家屋でも適用は同じです。先日政府筋の引き上げ意向がマスコミで伝えられましたが、野党連合政権下にあるペナン州から具体的な提案がなされたようです)

【マハティール元首相の近況】

マハティール元首相はマレーシア国民大学病院で鼻のポリープを取り除く手術を火曜日に受けました。手術を行った医学部教授チームは元首相の術後の経過が良好なことに喜んでいるとのことです。元首相は19日に退院予定となっています。

(Intraasia 注:マハティール元首相は首相を辞めた後2回心臓手術を受けましたが、相変わらずいろんな発言をしています。彼の場合はこういう小さな手術もニュースになるようです。国民大学病院ではイントラアジアも何回か診断を受けました、設備は立派ですね・・・・・)

4月18日のマレーシア記事

【ペナンのKomtar の展望階が再オープン中】
ペナン島ジョージタウンにそびえるKomtar の展望デッキ、60階、が少し前再オープンしました。これによって訪問者が島の北東部を一望できるようになりました。
展望デッキのオープンは、月曜日から金曜日までの10時から17時です。入場料金は大人RM 5、子どもRM 3です。身分証を提示したマレーシア人は、大人も子どもも RM 2が割り引かれます。

以前この階のテナントであったレストランが閉店した2009年以来60階への入場はできなくなっていました。 現在テナントを募集する公開入札が行われています。
展望階に上る入場者は9割が外国人とのことです、外国人入場者数は1月が605人、2月が670人、3月が767人でした。

(Intraasia注:昔の記憶ですが、素晴らしい眺めでした。またいつか上って眺めましょう。外国人はRM 2余分に払うんだ。)

【アセアン以外にも拡張する CIMB銀行グループ】
(マレーシアの三大銀行の1つ)CIMB グループ持ち株会社は資本面で強固な立場にあります。CIMB グループは英国でのThe Royal Bank of Scotlandの取得、及び韓国とインドと台湾における全面的銀行免許の獲得が完了した暁には、最終的にアジア太平洋州での銀行フランチャイズに転換していく計画です。

(Intraasia注:CIMB 銀行はすでにインドネシア、タイ、シンガポール、カンボジアなどに系列銀行を擁しています、アセアン外にも投資を始めていることがわかります。首都以外のインドネシアの都市にもタイの都市にもCIMB の同じロゴをつけた銀行支店を目にするので、最初ちょっと不思議な感じがしました)

【ペナン州シャリア高裁は受理の判断を延期した】

ペナン州イスラム教協議会は、2人の兄弟姉妹が自分たちはムスリムではないとの宣言を申請したことに反対しています。ペナン州シャリア高等裁判所は、そのペナン州イスラム教協議会による予備異議申し立てを決定することを 5月10日に延期しました。

裁判官は判断を下すためにもっと準備する時間が必要であると、述べました。 両者とも30代である姉弟はこの申請を2010年に行いました。この申請はイスラム教行政法(ペナン州)2004年の61条に基いて出されました、この法律では裁判所に、ある人がもはやムスリムではないと宣言することに関して,それを門前払いせずに受理し、どう対処するかを決める、審理することを決める、権限を与えています。

ペナン州イスラム教協議会は2012年1月12日に予備異議申し立てを提出しました。この2人には1人の弁護士が代理を務めています。

(Intraasia注:各州のイスラム教の長はその州スルタンであり、イスラム教の行政的な面ではスルタンの下州毎に規則を定め権限が付与されています。ペナン州はスルタンのいない州ですから、恐らくペナン州イスラム教協議会がその役割を果たすのでしょう。ムスリムがイスラム教を離脱することは背教であり、マレーシアでは一切認められないし許されません。この種の申請自体が最初から受理されない州の方が多いはずです。ペナン州のこの申請は例外的なケースでしょう。しかし裁判所はまだ申請の受理を決めたわけではないようであり、その受理自体にペナン州イスラム教協議会から意義が申し出されていますね。マレーシアのイスラム教界においては、離脱を訴える申請を受理すること自体がすでに大問題であり、審理は論外というあり方ですから、シャリア高裁が受理して、その後審理に進むとはまず思えないなあ。これはマレーシアのイスラム教根幹に関わることだからです)



4月17日のマレーシア記事

【Rela と Rukun Tetangga を新たに定義する法案を国会に提出】
Rela と呼ばれる志願制自衛団・自警団の改正法である Rela 2012年法案が国会に提出されました。この法案ではRela の設立、職務、権限について定めています。
法案ではRela の職員と団員に自動車を規制し迂回させる権限を与えることになります。Rela の職員と団員の職務には、該当当局の要請に基いて、成文法で規定された警察治安組織または治安当局を幇助することもあります。

Rela(志願制自衛団) は先日廃止された緊急法令の下で、1972年に自警団(民兵)組織として組織されました。これまでRela(自衛団) を管轄してきた法がなくなってしまったことから、Rela(自衛団)を管轄する一連の法律がないと、組織を解散しなければなりません。

同時に国会に提出された法案に、(直訳すると)近隣安寧法 2012年があります。この法案では志願制近隣見回りプログラム委員会の設立、運営、権限を定めることになります。この法案(Rukun Tetangga Act 2012) の目的は、全国においてある特定地区の住民から構成される近隣平和地区委員会の設置もあります。

(Intraasia注:Rela の正式名称は Ikatan Relawan Rakyat Malaysia です。1950年ごろから60年代初めにかけてマラヤ連邦はマラヤ共産党がしかけた武力闘争の挑戦を受けており、国内を超法規的な緊急事態に置いていた。その代表的なものとして緊急法令を発していた。イントラアジアはその当時にRela が組織されたと思っていたのですが、Rela が作られたのは1972年ということなので、その後つまり国内がずっと落ち着いた頃ですね。その名の通り、自衛団・自警団が本来の目的のはずですが、現在では大きな集会やコンサートの警備や外国人労働者の取り締まり時などにも、警察や当局の補助としてRela 団員が任務jに就いています。
Rukun Tetangga は一般に隣組活動という形でこれまで行われてきました。住んでいる地区の保安を住民自身で維持し善隣を進めようとというものです。華語では近隣善隣計画というような訳語が使われている。 
この2つはかなり深いマレーシア知識に属することですが、頭の片隅に名称程度を留めておかれるのもいいかもしれません)

【プロトン社の新型車発表】
Proton社は新型車 Preve の発表式をナジブ首相の出席の下で行いました。プレイヴェイ と発音するPreve はプロトン社の最も技術的に進んだ車とのことです。1600cc 、プロトン車初のターボチャージエンジン搭載です。
新型車には3つのモデルがあります: Executive, Executive CVT 、 Premium 。 価格は RM 59,990 から RM 72,990までとなり、 5年間または走行 150,000km のどちらか先に来るまが保証期間です。

4月16日のマレーシア記事

【マレーシアのガソリン価格の安さは今後も続く】
国内取引・共同組合・消費者省大臣は語る、「世界の石油価格が高騰しても、マレーシアはガソリン価格を上げませんし、補助金を出すのを止めることもありません。」 「政府がガソリン価格を値上げすれば、ビジネス界がその他の品々の値段を上げることにつながってしまいます。」

「レギュラーガソリン RON95 の1リットル当たり価格は、マレーシアは RM 1.90です、それは RM 1.09 の補助金を出しているからです。これは東南アジアにおいて他国より依然として安いのです。ガソリン価格をリンギットに換算すると、タイではRM 4.71、 フィリピンがRM5.85、 シンガポールが RM5.48、インドネシアが RM 3.08 です。」

(Intraasia 注:この間の記事でも載せたマレーシアのガソリンの異常な安さの秘密はその補助金の多さです)

【MARA の幹部が汚職で逮捕された】
MARA 教育基金の最高経営責任者を務めた人物と基金のマネージャーの2人がマレーシア反汚職庁に収賄の疑いで逮捕されました。
この前経営責任者とマネージャーはそれぞれ自宅から反汚職庁の係官に同行を求められて庁のオフィスへ行った後逮捕されました。彼はRM 30万について偽りの主張をしたとのことです。2人はマレーシア反汚職法2009年の18条に基いて、クアラルンプールの司法総合ビルにある裁判所に起訴される見込みです。

(Intraasia注:MARA とはMajlis Amanah Rakyat の省略形、人民信託委員会という定訳を持つ、マレー人によるマレー人のためのマレー人財団です。マレー人界の自助努力によってマレー人の教育や生活や職業などの向上を目的とした準公的な組織であり、全国に支部があります。マレーシアを知る上で必須の組織の一つです。クアラルンプールのTAR通りにあるMARA本部ビルの新築が今年初めほぼ完成して、存在感を示しています。残念ながらMARAには時にその非効率さが感じられます、それ以上に悲しいことは、トップが汚職に手を染めてしまうようなあり方ですね)

【"Tsunami" はどう発音するのか】
最近華語の発音が話題になったとき、(この華語紙の読者である)筆者は "TSU" の発音のことが浮かびました。ローマ字(英文字)で書かれている "Tsunami" はどう発音するのかということです。

"Tsunami" は日本語起源ですからきっと日本語の発音に違いない。上は首相から下は平民農民まで大多数のマレーシア人は Sunami なら発音できる、でもこれは su ではなく、 Tsu だ。T が加わっているので、発音は同じではない。

Tsu は Zhi(只) というように音読し、 Su という音読ではない。 日本の有名な企業である Mitsui はMi-tsu--I(Mi-zhi--E) と発音します。決して Mit-sui という発音ではない。なぜなら日本語の Mitsu は三 という漢字だから。我々に馴染みある三菱グループの Mitsubishi はMi-tsu-bi-shi と発音すべきであり、決して Mit-subi-shi と発音しません。Akai はA-Ka-Iであり A-Kai ではないのです。

ニュースマスコミは正確な報道をするだけでなく、一般大衆に教える使命も持っているのです。 もし記者がよく知らなければ、調べるべきです。読者が間違って読むままにさせておくべきではない。

(Intraasia注:マレーシア語紙はすでに華語紙よりも"Tsunami" が頻出単語になっています。さてこの記事は華語紙のいわば意見欄・投書欄に現れたものです。面白い視点なので抜粋して紹介しました。"Tsunami" と綴ったからといって、世界のほどんどの人が ツナミ と発音するなんてことにはなりえない。人々はそれぞれの母語の影響を受けて、その推察から発音するからです。この人が説明しているのは、一般華人の立場だと tus は馴染みないということになる、でも華語でも同意味の 三 mitsu という漢字の特徴が理解を助けることがわかる。 中国語・華語で用いる発音を示すピンインは決して英文字のようには発音しません、例えば nian というピンインはニエン となる、ニアンではない。このようにその言語特有の規則を説明しない限り、正しい発音は伝わりません。アラビア語には日本語で絶対に使わない発音が多い、アラビア文字をいくら英文字で書き写しても決してアラビア語の発音になりません。同様に、日本語のローマ字綴りをアラビア語母語者が読めば、奇妙な発音になるのです。)

4月15日のマレーシア記事

【マレーシアで起きる地震に関して】
近年マレーシアで起きている地震に関して、マレーシア気象庁の上級理事の1人である博士がインタビューに答えます。
質問:マレーシアで起きる地震はマグニチュード5 を超えることはないのですか?

返答:半島部では超えません。しかしサバ州では超えます、サバ州には活動的な断層ラインが存在するからです。1976年にサバ州のLahad Datu 地方でマグニチュード 5.8 の地震が起きました。町の中心部で起きて、壊れた建物もありました。こうしたことからサバ州ではマグニチュードが最大で 6.0までの地震が起き得ます、しかし半島部ではマグニチュード5を超えることはありません。

質問:それでは、当局やデベロッパーと建設業界は建物を耐震構造にすることを考えるべきではありませんか?

返答:実際、我々はすでにそうしてます。耐震構造を考える委員会があり、その委員会はマレーシアエネルギー研究所の翼下にあります。委員会では耐震建築デザインのための指針を作りつつあります。

質問:スマトラ島で大きな地震が起きると、マレーシアでも震動を感じる。とりわけ半島部北部州で感じます、ではどうして高層ビルだけで震動を感じるのですか?

返答:まず、震源地次第です。もし震源地がスマトラの北部の場合は、ペナン州ではより揺れを感じるでしょう。震源地が西スマトラのパダンであれば、スランゴール州とクアラルンプールで強い揺れを感じるでしょう、これも震源地がどれくらい深いところにあるかに寄ります。

パダンに震源地がある場合の方がマレーシアに近いので、我々は心配です。ごく最近起きたアチェ沖の地震は震源地はマレーシアからかなり遠い、ペナンから800kmほど離れていた。しかし、もしパダンで地震が起きると、震源地がクアラルンプールから300km離れているだけとなる。仮にその場合のマグニチュードが 8.5であれば、クアラルンプールでの震動は強いものとなるでしょう。

質問:フィリピンでまたはスルー海で地震が起きたら、影響を受ける州はありますか?

返答:マラッカ、ジョーホール州は影響を受けない、パハン州ではごく小さい影響だけ。しかしサバ州は影響を受けます。

質問:マレーシアで最近地震がより大きくなり、より頻繁に起きているのはなぜですか? 昔マレーシアでは地震発生のことはまず聞かなかった。

返答:近年地震への関心が高まったからだと思う。 30年前ぐらいと比べれば、当時は高層ビルは今ほどたくさんなかった。当時スマトラで地震が起きても、揺れを感じなかったのです。

(Intraasia 注:マレーシアの高層ビルも普通のビルも家も耐震構造でないのは、常識といえるでしょう。まあ、スマトラ沖ではなくスマトラ本島で巨大地震が起きないことを願っておきましょう。)

【シーク教徒の新年】
マレーシアのシーク教徒コミュニティーはシークカレンダーで最も重要であるという新年、 Vaisakhi という名称, を祝いました。色とりどりのターバンやベールを身につけたシーク教徒は、各地のシーク寺院 Gurdwara を訪れて特別の祈りをささげました。 マレーシアにおいて 新年 Vaisakhi の祝福は既に12日から始まりました。 

築100年というクアラルンプールのシーク寺院Gurdwara Sahib Sentul  では、信者と訪問者のためにパンジャビ品とベジタリアン食が振舞われました。また政府与党の構成政党であるマレーシアインド人会議党の総裁、インドの在マレーシア大使館大使などのインド人界のVIPも寺院を訪れました

(Intraasia注:男性なら頭にターバンを巻いたインド人がシーク教徒の代表的な外見です、が全員ではない。英領マラヤ時代に警察軍隊要員としてマラヤの地に来た人たちが割合多かったことから、現在でも警察官にシーク教徒の姿を見ることはそれほど珍しくはない。 また弁護士や医師にも見かけますね。シーク教徒は独自の寺院を擁しており、クアラルンプールにもいくつかあります。人口はごく少なくても存在が目立ちやすいシーク教徒です)

4月14日のマレーシア記事

【ガスペトロナスがLPガスの家庭配達を始めた】
今月初めかGas Petronas Home Delivery がユニークで便利なサービスを始めました。 Gas Petronas Home Delivery は電話1本で家庭のドアまでプロパンガスを届けるこのサービスで 400万の世帯に届くことを目指します。

プロパンガスを使っている家庭は 全国共通電話 1-300-888-GAS (427) に電話するだけで、ガスが届けられることになります。その際訓練を配達者が安全チェックも行うとのことです。
「これまでの慣行であるプロパンガスの注文と配達に対して大胆な手段をとりました。注文から配達まで1時間で行います。」 と Petronas Home DeliveryPetronas の社長は説明する。「このサービスの時間は 7時から19時まであり、最終注文が午後7時の場合は8時までにその家庭に配達します。Gas Petronas Home Delivery は全国に持つ公認販売店の 308店を使ってサービス提供をします。」 「現時点でサービスはまだ都市部だけですが、段階的に地方に広げていき、サバ州とサラワク州も含めます。」

「Gas Petronas Home Delivery は顧客がペトロナスのプロパンガスを電話1本で注文できる便利なサービスを提供するのです。電話番号は全国どこでも同じです。」
プロパンガスは政府統制価格品なので、その価格で販売し、標準的な配達料がかかります。

(Intraasia注: 電話して1時間で配達できるとは思いません、クアラルンプールなどでは極めて渋滞がひどい時間帯がありますからね。それはとして、ペトロナスが直接注文を受けて公認販売店が配達するという新方式に期待したいものです。 イントラアジアも次回はこの番号に電話してみよう。街のLPガス屋は伝統的な家族ビジネスです、しかしマレーシア人は配達だけのような低賃金で力仕事にもはや就かないので、ここも慢性的な労働力不足、よって外国人労働者が配達に雇われているぐらいです。果たして公認代理店が十分な配達人を確保できるかです、都市部は難しいと思いますけど)

【マレーシアに留学する学生を15万人に増やしたい】
高等教育省によれば、2011年末時点において、マレーシアで学ぶ外国人学生の数は96000人です。
省の事務局長は語る、「マレーシアを高等教育の目的地にするためにマレーシアを売り込む努力を一層していきます。 2015年までにマレーシアに留学する学生数を15万人に増やしたい。」 「高等教育省は教育振興センターをすでにホーチミンシティーと北京に設置しています。」

(Intraasia注:例えば留学生の多い Cyberjaya などではアフリカと中東からの留学生を頻繁に目にします。)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】
1万円を銀行で両替すると RM 370.0 入手します。

4月13日のマレーシア記事

【クランタン州スルタン一族の皇子が新聞社を訴えた裁判は和解】
クランタン州スルタン家系の皇子の1人が 2011年11月に、大衆紙Malay Mail を第1被告、発行社のNew Strais Times 社、同社の編集長及び記者を第2、第3、第4被告として裁判所に名誉毀損で訴えました。訴訟理由は、Malay Mail はそのウエッブニュースポルタルで2010年5月に掲載した記事によって原告の名誉や評判を傷つけた責任があるというものです。その記事で、皇子がクランタンスルタン宮の警備員に対する殺人未遂に関与している、と報じたとのことです。

しかしながら、両者が和解に合意した後で、クアラルンプール高等裁判所において裁判長が和解審判を記録しました。皇子側の弁護士は決着のための金額は明らかにしませんでした。大衆紙Malay Mail はその姉妹紙であるマレーシア語紙 Berita Harian 及び英語紙  The New Straits Times に」7日以内に陳謝広告を掲載するとのことです。

(Intraasia注:スルタン一族に関する報道は極めて慎重に且つ不敬にならないように扱われるマレーシアですから、詳細な報道はされません。当時その新聞がどの程度の表現で書いたのか知りませんが、水面下で決着がついたということのようです)

【ペナン国際空港の拡張工事竣工は2ヶ月遅れる】
マレーシア空港公団の発表です
ペナン国際空港は現在拡張工事の最中です。最初の計画では7月に完成する予定でしたが、少し遅れて9月1日に完成することになります。

【タミール新年を迎えた】
13日午後8時に タミール民族が祝う Nanthana タミール新年になります。バトゥ洞窟の Sri Mahamariamman タミール寺院評議会議長は言う、「新年は結婚と健康に良い年です。Nanthana という言葉の意味は花園です。」 「タミール人は伝統として新しい衣服を着て寺院でお祈りして新年を迎えます」

政権与党の一角である、マレーシアインド人会議党の総裁は、新年にあたってマレーシアの全てのタミール人及びマラヤリーズ人とシーク教徒に宛てた祈願のメッセージを発表しました。マラヤリーズ人は14日に新年 Vishu を向かえ、 シーク教徒も14日に新年Vaisakhi を迎えます。

(Intraasia:マレーシアインド人はタミール人だけから構成されるわけではなく、少数派としてマラヤリーズ、スリランカ人、パンジャブ人などがいます。マラヤリーズ人はタミール人と同じく南インドの民族であり、言語も姉妹言関係であり、ヒンズー教徒です。シーク教徒は北インドのパンジャビ地方の出身ですから、南インド系とは宗教も言語も全く違う。それにもかかわらず新年がほぼ同じというのはどうしてなんだろう、といつも思います)



4月12日のマレーシア記事

【マレー鉄道を民間企業が買収する可能性はまだ明らかではない】
(国の資本が入っている)マレー鉄道(KTMB と略称される)の経営陣トップに交替がありそうだとの推測が高まっています。
しかし消息筋に寄れば、MMC Corp Bhdがマレー鉄道を買収して再生させるためにマレー鉄道に対してしかるべき努力をしていることから、そういう憶測は少し早すぎるということです。「MMC Corp Bhdが行っている調査にあと数ヶ月掛かります、その結果に満足であれば、マレー鉄道経営陣の交替が起きるでしょう。」 「そしてMMCはマレー鉄道をいかに再生させるかを政府に提示する必要がある、さらに政府からマレー鉄道買収にOKを得なければならない。」

マレー鉄道自身も長い間の懸案となっているきちんとした再生計画が必要だと、消息筋は説明する。マレー鉄道は2009年1月に野心的な再生計画を提示しました、その計画では2009年度決算で名目的なRM 1の純利益を出すというものでした。それを提示したのは当時の新経営トップでした。しかし彼は就任後1年も経たないうちに、契約を切られてしまいました。そして現在も経営トップを務める人物が2009年10月に就任しました。再生計画は立ち消えになりました。

利益額 RM 100万を目指した新経営トップでしたが、マレー鉄道は2009年 純損失RM 9260万を記録しました。その前年2008年も純損失RM 8460万でした。
マレー鉄道は2009年貨物輸送面で減収、大きな運営コストを記録したと報道されています。一つの理由に貨物輸送でマレー鉄道と連係するタイ国鉄の不十分な輸送力もあります。マレー鉄道は近郊電車路線では十分な電車編成をするだけの車輌がありません。

マレー鉄道の借款は現在RM 10億にも達しています。そこでその費用をまかなうために政府から年間何億リンギットもの補助金を受けていると報道されました。これが政府がマレー鉄道の民営化を考えている主たる理由でしょう。しかし民営化に対してマレー鉄道労働組合からやはり反対を受けました。組合の主張は、マレー鉄道を私企業が運営するのは適切ではないというものです。

(Intraasia注:マレー鉄道は中長距離線でも近郊電車でも長年非効率で時刻表を守れない運行を続けています。職員に責任欠如と怠慢さを感じることは珍しくない。小手先の改革で立ち直ることは不可能なことは明らかです。経営トップを交替させたぐらいではもはや不可能なことはこれまでの歴史が証明している。MMCのような有名企業が経営を握って大改革することが必要かもしれない。ただMMCは建設畑の企業なので、そのあたりが不安ですが。ところで、バンコクからシンガポールまでのマレー鉄道の旅などと未だにめちゃくちゃなことを叫んでいる日本の一部の旅行産業と旅行マスコミと書き手には、マレー鉄道の抱えている根深い問題は到底わからない、だから彼らはロマンチックな何々と能天気な文句を連ねているのです。イントラアジアは1997年以来一貫して彼らを批判しているので、ここでも付け加えておきます)

【スマトラ沖での地震の余波でペナン州の建物でも揺れを感じた】

木曜日夕方にスマトラ北部のアチェ沖でマグニチュード8を超える大きな地震が起きたことで、ペナン島のいろんな高層ビルとショッピングセンターでは揺れを感じました。建物内の人々は先を争って外に逃げました。 4月11日は特別祝日だったので、ショッピングセンターは混雑していました。有名なQueensbay Mall では人々が避難した後、45分間閉鎖しました。

ペナン州の本土側であるeberang Jayaでは、Sunway Carnival Mall は午後6時半過ぎに2回目の揺れがあったあと、7時で閉めると放送しました。
人々がビルから避難して一斉に帰路に着いたので主な道路では渋滞になりました。

津波警報が出されあと、バトゥフェリンギ海岸のホテルでも警戒に入りました。客に海岸に近づかないようにと注意するようにとのお知らせが全ホテルに伝えられたとのことです。
Gurney Drive to Teluk Bahang まで人々は海岸に近づかないようにとの注意を伝えるために、消防庁は24人の職員を派遣しました。

(Intraasia注:スマトラ島またはその沖で大きな地震が発生すると、距離的に近いペナン州ではいつも揺れが起きます。そこでこの記事のようなことが繰り返されています)

4月11日のマレーシア記事

【成績優良者に授与する公的な奨学金】
高成績は奨学金の授与につながります。(中学校5学年の終わりに受ける)全国統一試験SPM の2011年において、9科目以上でA+を記録した学生 1609人全員が、国内大学前予備教育課程のための教育省提供奨学金を自動的に授与されます。

教育省大臣によれば、この学生たちは、基準を満たせば2014年から国内または国外の高等教育を受けるための奨学金を受ける資格を得ます。「医学、歯学、薬学を専攻しようとする学生は、教育省のリストに基ずく世界のトップ10医学大学のどれかから入学のための無条件合格を得なければなりません。」
そのための教育省のリスト:オックスフォード大学、ハーバード大学、Imperial College London, ケンブリッジ大学、ジョンホプキンス大学、スタンフォード大学、ロンドン大学カレッジ、エール大学、UCLA、Duke 大学

「上記3分野以外を専攻する学生は、教育省が選定する世界のトップ50大学のどれかから入学のための無条件合格を得なければなりません。」
奨学金には、STPMのための課程、マトリキュレーション課程、国際バカロレア、Aレベルコースなどの受講費用が含まれます。

大学前予備教育課程を今年終了した学生は公共サービス庁の奨学金を得る資格があります。 その後で 「(政府官庁である)公共サービス庁は 国立大学と対象となる私立大学で学士課程に入学する 1万人の学生に奨学金を提供します。」 「政府は国内と外国の大学で学ぶ学生の奨学金などにRM 21億を支出します。公共サービス庁は日本、韓国、ドイツで工学系課程を学ぶ300人の学生に奨学金を出します。」

(Intraasia 注:医学部学生奨学金リストの10大学は意外ではないですが、やはり英国米国だけですね。マレーシアは長年留学生に向けて積極的に奨学金を授与してきました、この流れは90年代前期と比較して飛躍的に国内大学が増えた現在でも基本的には変わらないでしょう)

【緊急治安法の廃止に関する首相の声明】

政府は3種類の緊急治安法を廃止することになります。

新国王就任儀式における演説の中でナジブ首相は語る、「マレーシア人は新しい時代に入る用意ができていることはもう間違いありません。」 「政府は次のように考えます、独立以来半世紀以上が経ち、民主主義を実行してきたことで、マレーシア人は高レベルの成熟に達しました。これを考えれば、我々は新しい時代に入る用意ができている、そこでは政府の働きがもはや個人の自由を制限していると見られることはなく、反対に個々人の基本的権利が政府によって守られることを保証します。」
「このことによって、個人の自由と国家の安全の間でバランスをとることができます。」

「国会の場を通して、6月に政府は3種類の緊急治安布告を廃止し、それらの法の下にある全ての命令も廃止します、ただし次の3つは新しい法案として国会に提出します:民衆のボランティア警団(通称RELAと呼ばれる)、Rukun Tetangga (隣組活動)、地域海洋法。
「政府は、制限住居法1933年、追放法1959年の2つを廃止する方策を既に取りました、そして平和的集会法2011年の成立と大学とカレッジ法1971年の改正に向かっています。」

(Intraasia 注:緊急治安法の最たるものは、国内治安法です、逮捕状なく即逮捕でき且つ2年間は拘束できるという超強力な法律なので、長年人権擁護者や政府批判層と野党陣営から廃止の要求が出ています。政府はこの法律の改廃を既に表明していました。これ以外にも上記の制限住居法1933年、追放法1959年のような強力な治安法があります。マレーシアは長年国内が安定しており、その経済発展面では東南アジアの優良国です。いささか遅きに失したといえ、こういう人権制限の法律は改廃する必要がありますね)

4月10日のマレーシア記事

【外国人が購入できる住宅不動産において最低価格が引き上げられる?】
外国人が購入を許される住宅の最低価格は現在RM 50万です。消息筋によれば、不動産価格の上昇を抑える努力の一環としてこの最低価格をRM 100万に上げることを政府が検討しているとのことです。

これに関する決定はもうすぐ行われ、内閣府直下にある経済計画ユニットがその実施を行うことになる、と政府の消息筋は説明する。「この件での新しい指針は大臣レベルで話し合われた。もし実施に移されれば、外国人が購入を許されるのは住宅価格がRM 100を超える物件だけとなる。現在の外国人用最低価格 RM 50万というのは、現状を考えれば少し低い。」
「中央銀行が不動産価格の急騰を抑えるために対処策を発表しましたが、不動産市場での価格は依然として上がっているのが、現状です。手に負えなくなる前に行動しなければなりません。」

別の消息筋によれば、特定の経済開発地域における外国人購入の住宅最低価格は見直し後は RM 80万になるだろうというものです、この背景には(国の推進する)経済開発回廊の発展と成功を確実にする狙いがあります。

中央銀行の引き締め策が発表されたにもかかわらず、住宅平均価格が2011年第4四半期は7%も上昇しました。財務省の副大臣は述べる、「不動産価格がバブルをもたらさないかと政府は心配しています。銀行は不動産部門に貸し過ぎないように願っている。」

不動産業界筋を新聞社が調査したところ、マレーシアの不動産を買う主な外国人は、韓国人、日本人、シンガポール人、中国人です。「最低価格の引き上げはマレーシアの中位所得層に有利となる。外国人と競う必要がなくなるからです。」 とある業界人。「しかし、実施されれば韓国人と日本人購入者は減るかもしれない。欧米人は一般に買うより賃借を好みます。

マレーシアの公式統計を眺めると、2011年住宅不動産の取引においてRM 100万以上の物件は全体の2.4%に過ぎません。従って、最低価格の引き上げの影響は不動産市場に小さいであろうと推測されます。 財務省の担当庁が先週発表した不動産市場報告2011年では、住宅不動産の取引件数は269,789 で総額がRM 618億でした、これはこの5年間で最多でした。

不動産市場報告2011年から
取引件数が 18.9%、取引総額 RM 22.1%の伸びでした。全住宅価格指数は 2010年第4四半期の147.2から2011年第4四半期は156.9に上昇した。土地付住宅は上昇傾向にある。」 「クアラルンプールのテラス住宅は8%-13% の上昇を記録した。ペナン島の土地付住宅の価格上昇は明らかです。」

2011年住宅不動産取引、価格帯別の比率
RM 5万以下:16.7%、 RM 5万を超え10万まで:20.5%、 RM 10万を超え20万まで:29.8%、RM 20万を超え50万まで:24.9%、RM 50万を超え100万まで:5.7%、RM 100万を超える:2.4%

【新国王の就任儀式の直前】
(ケダー州スルタンはすでに昨年12月に第14代国王(Yangdi-PertuanAgong)として就任しています。その際王宮 IstanaNegaraで宣誓式も行われました)
明日4月11日に王宮 IstanaNegaraで新国王就任儀式がとり行われます。そこでほとんどの(招待)参席者が出席して10日にリハーサルが行われ、順調に済みました。

「リハーサルを基にすれば、就任儀式は1時間ほどになり、招待者 780名が出席することになります。」 と担当大臣です。これまでにすでに2回リハーサルが行われたとのことです。「一般国民は公営RTMテレビ局のチャンネルで生中継を見ることができます。さらにウエッブテレビでも放送します。」
「円滑な就任儀式のために、王宮のスタッフ、軍隊、警察官ら2000名が24時間裏方で働いています。」

昨年クアラルンプールの Jalan Duta に新しく完成して移転した王宮には観光客が日に8千人訪れているとのことです。

国王の就任式を祝って、Pos Malaysia は記念切手を発行します。
60セント切手、80セント切手、1リンギット切手、初日のカバー、小冊子などを1セットにして売価 RM 66.90で12日から発売すると、Pos Malaysia の幹部が発表しました

(Intraasia注:就任後 4ヶ月も経ってから就任儀式を行うということから、政府は早々と 11日は今年だけ特別の全国祝日にすると発表していました。)


【読者の皆さんへ】
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4月9日のマレーシア記事

【パンボルネオハイウエー】
パンボルネオハイウエーというのがあります。サラワク州の Sematan, Kuching, Miri を通り Lawas を過ぎてからサバ州に入り Sindumin, Beaufort, Kimanis, Kota Kinabalu 、 Tawauまでを結ぶ道路です.

公共土木大臣によれば、連邦政府がこのパンボルネオハイウエーを向上させるためとして RM 4億2千万を割り当てました。まず手始めに RM 1億を早急に支出してサバ州とサラワク州に均等に割り振ります。「サラワク州では Sibu と Bintulu 間の217km 及び Bintulu と Miri 間の207kmに優先権が与えられることになる。」 「この区間は毎日多くの商業車と大型車が ビントゥルや港湾へ向かっているからです。重要な地区では追い越し車線も作ります。」

一方、政府はなぜ道路を改良するだけで双方向車線道路に転換させないのかという疑問を持つ人もいます。大臣は説明する、「現行の通行量 日に1万台はそこまで必要はないので、政府はこういう結論に至った。」 「慣行として、日の交通量が2万台の場合に双方向車線の道路を建設しています。さらにハイウエー建設に関して民間建設業者からの反応は良くない。 民間業者が建設すれば、通行者は通行料を払うことになります。」 「州の道路を改良する必要があれば、連邦政府はこれからも改良していきます。」

(Intraasia 注:パンボルネオハイウエーという名称であっても、自動車専用道路でも高速道路でもないのは明らかです。また最初からこの全ルートを新たに建設したわけでなく、それぞれの区間をつなげることで、パンボルネオハイウエーという呼んでいるだけでしょう。サラワク州とサバ州の両州を横断するようなバスルートはありません。もしコタキナバルからクチンまでのバスルートができれば、素晴らしいと思いますが、その前に道路の整備が必要ということですね)

【マレー人観客にあまり受けなかったマレー映画"Bunohan" 】

今年3月上旬に公開された制作費RM 180万というマレー映画"Bunohan" に対する人々からの反応には満足していると、監督Dain Said は語る。
上々の映画評を得た"Bunohan" はマレーシアの映画市場でRM 72万を売り上げました。 「これは目標額のRM 80万に近い。」 

この映画は英国、フランス、ドイツ、オーストラリア、ニュージーランドでUniversal Pictures 配給でまだ公開されているので、さらに興行売り上げが増えるだろうと楽観していると、監督はセミナーで語る。「芸術的映画の概念はマレーシアではまだ新しくうけとめられいることは知っています。"Bunohan" のような映画はマレーシアでも次第に受け入れられていくことでしょう。」 監督は将来華語映画も撮ることを考えているとのことです。

(Intraasia 注:興行成績RM 72万というのはマレー映画の平均的興行成績より低いですね、RM 100万にも至らないというのはマレー人観客にもあまり受けなかったということなんでしょう。やはりという感想を持ちます。ところでマレー映画"Bunohan" を公開直後シネマで観たイントラアジアは、これまでにないマレー映画であることに印象を受け、好意的な紹介文をゲストブックでその時書きました。現実にこういう映画をご覧になる読者はまずいないであろうことは知っていますが、長年マレーシアに関わり発言している者として、お勧めの一言を書きたくなったわけです。 )

4月8日のマレーシア記事

【ペナン州に新しいシャリア裁判所複合ビルを建設】
ペナン州の新しいシャリア裁判所複合ビルが Jalan Scotland-Jalan Batu Gantong 通りに建設されることになりました。広さ1.4ヘクタールの土地に建設予算 RM 3600万で7階建てのビルを建設し、10年ほど使用されている複数の現シャリア裁判所ビルにとって替わることになります。

このシャリア裁判所複合ビル建設プロジェクトは連邦政府が支出して、2014年10月に竣工する計画です。そしてシャリア下級裁判所、シャリア高等裁判所、シャリア控訴裁判所、及び図書館が新ビルに入居します。その他必要となるいろんな施設も収めます。
ペナン州公共土木庁の幹部によれば、工事はすでに1月に始まっています。ペナン州州首相によれば、州が評価額 RM 7300万である土地をこの建設のために提供したとのことです。

(Intraasia注:マレーシアは民事において二重法制度を取っているので、ムスリム用の民事裁判所、つまりシャリア裁判所が各州にあります。ムスリムにおける婚姻や相続や家族など純民事に関する案件を一般裁判所が扱うことはありません。)

【身体障害者の数】
福祉庁のまとめた 2011年統計によれば、全国の身体障害者の数は314,247 人です、その内最多はスランゴール州で 45,287 人、次いでジョーホール州の 37,411人です。

【サラワク州の有力先住民族ダヤック族の組織】
(サラワク州の先住民族の組織である)サラワク州ダヤック族全国ユニオンのリーダーたちは、長年の懸案である”ダヤック族の家”建設プロジェクトの問題を片付けたいと誓いました。同ユニオンの新議長は語る、「この件は最も片付けなければならない問題の1つです。ただ現時点ではそれに触れたくない。」 新議長はサラワク州政府の社会発展大臣でもあります。

総建築費RM 1千万と言われる ”ダヤック族の家”建設は1997年に始まったのですが、書類上の問題から遅延となっています。
議長は、会員は他のダヤック族組織との関係を緊密にするようにしましょう、そしてサラワク州ダヤック族全国ユニオンを発展させよう、と呼びかけました。「サラワク州ダヤック族全国ユニオンは50年の歴史を持つが、ほとんど発展していません、なぜなら会員は満足してしまってコミュニティーを進歩させる大局的見地を持たなかったからです。」 「ダヤック族協会やダヤック・ビダユ族全国協会やオランウル族連合のような他組織のリーダーにもっと我々の組織における運営ポストを割り振るべきです。」

(Intraasia:サラワク州では,州の最大先住民族であるイバン族ではない、有力先住民族はそれぞれいくつかの組織を持っているようです。少数民族を支持層にした政党が複数あり、内紛がよく起きてきたことをニュースで知ります。イバン族に次ぐ有力先住民族のダヤック族にも同じような悩みがあるようです)





4月7日のマレーシア記事

【テレビ、ラジオで同性愛の役柄は許されるか】
ゲイの役や女々しい男をテレビやラジオで演じることに対して禁止はしていない、と大臣は説明しました。

情報・コミュニケーション・文化省大臣はツイッター上で、インターネットニュースポルタルが流した記事を否定して、「どのような社会階層によるどんな芸能演技にもなんら禁止はありません。」 「しかしながら我が省は一般大衆にとって適切な内容を選ぶ権利があることを留保します、なぜならマレーシアは多民族で複数宗教で多文化な社会だからです。」

大臣はマラッカを訪れて語りました、「マレーシア人には娯楽産業が提供する舞台を通して彼らの才能を表現する権利があります。そういう権利は憲法に規定されたものであり、誰であれテレビ番組で演じようとする人たちを妨害しようと企てるべきではない。はできません」

情報庁が木曜日に庁の Facebookページ に、テレビとラジオではそういった役を禁ずる指示と思われるようなことを書き込みました。:
「次のことは直ちに有効となります。ラジオとテレビ局は、ゲイ、女々しい男、宗教社会の規範に反するような役柄を放送することを止めなさい。なぜならこういったことはレスビアン、ゲイ、両性愛者、性転換者を奨励し励ますことだからです。」

しかし情報庁は一方でそのFacebook ページに次のように書いています、「その指示は単に Bernama Radio 24 番組での論議用トピックスであり、指示はすでに取り下げました。」

(Intraasia注:党派を問わずマレーシアムスリム界の中で規制論者たちは一貫して影響力を持っています。イスラム教で許されないことはどんなことであれマスコミにも適用されるのであり、同性愛のような種のことはこの範疇であって決して個人の自由に属するものではないというものです。宗教界にも官界にも政界にも民間にもこういう捉え方をする人たちがいることから、時に矛盾したかのような官庁の指示や政党幹部の発言が現れます。今回もその例といえるでしょう)

【Firefly 航空会社の女性パイロット】
マレーシア航空の子会社航空会社である Firefly には華人女性パイロットが1人だけいます。23歳の若いパイロットである謝滿誼 さんは昨年7月にFirefly に入社しました。彼女は「パイロットの制服を着るのが嬉しい。」と語る。彼女が飛行課程を受講したランカウイ飛行学院では200名の学生中女性は4名だけだったとのことです、そして2年半の訓練と学習を終えました。

(Intraasia注:AirAsia に女性パイロットがいるのはすでに知られたことです、すっと小規模なFirefly にも女性パイロットがいるのですね)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】
1万円を銀行で両替すると RM 365.0 入手します。

4月6日のマレーシア記事

【新しい硬貨が流通し出したが、硬貨使用機器はまだ改良されていない】
中央銀行Bank Negara は新硬貨発行の6ヶ月前に公告を発表しましたが、多くの販売業者はその硬貨利用販売機の改良をまだしていません。Bank Negaraは、新硬貨に発行の公告を出し、同時に流通は2012年1月からとのをお知らせを2011年7月に出しました。これは硬貨利用機の改良にかかる時間を十分に提供するためでした。

スランゴール州の州都シャーラムでは、駐車支払いに使われる駐車券発行機の166台全てが新硬貨を受け付けません。今年初め頃から(徐々に)市場に出回り始めた新硬貨は現行硬貨より幾分小さく軽いのです。新硬貨はさらに目の不自由者にも識別しやすくなっています。
新硬貨は使えませんというお知らせが掲示されています。ある食品販売者は言う、「人々は旧硬貨の方を好みます、駐車機に使えるからです。」
ショッピングセンターの中には駐車代支払機をまだ新硬化用に改良していないところがあります。

シャーラム市庁の幹部は説明する、「駐車券発行機を管理する民間会社から、機の改良に関してはまだ計画段階であるとの知らせを受けた。いつ改良に取り掛かるかはいまだ未定です。

【トレンガヌ州の海岸で見つかったグリーン海がめの死骸】
トレンガヌ州の海岸で、今年1月2月の2ヶ月間で少なくとも11匹のグリーン海がめの死骸が発見されました。世界野生動物保護基金マレーシアの長は語る、「州の漁業庁と一般人からの報告によれば、11匹は Marang, Dungun, Kemaman, Kuala Terengganu、 Setiu の海岸で見つかっている。海がめは違法な漁具に捕らわれたものだと思われます。死骸の跡からかめが漁具に捕らわれたことが確かです。カメは殺されてその証拠を消すために沈められたと我々は見ています。さらに海に違法な魚網を張っていることも死なせた一つの原因だと思う。」

この長はさらに、争いを減らすために漁民と海がめ保護運動者たちとの関係を良いものにするようにと、呼びかけました、「ウミガメがこんな風に死んでしまうのであれば、保護する努力が無駄になってしまう。」

(Intraasia注:都市部だけで保護運動を啓蒙してもあまり効果はない例ですね。直接関係する地元の人たちの協力をどう取り付けるかが避けて通れないということでしょう)

【外国人労働者をみんな登録するプログラムの期限はもう延長しない】
(外国人労働者を全て登録するための)非合法外国人労働者統一的解決プログラム、通称6Pプログラムの最終期限をこれ以上延長しないと政府はしています。

内務大臣はJalan Duta にあるワンストップセンターを訪れて語る、「外国人労働者の雇用者と各大使館の要請から期限をすでに2回延長した。これ以上誰も延長を求めないように期待している、そうすれば我々はプログラムの第3段階である恩赦に進みます。 締め切り最後の日まで待たないようにしなさい。締め切りに間に合わなかったからといって内務省を責めないように。」

6Pプログラムの最終期限は4月10日に迫っています。今年4月4日までに 7万ほどの雇用者がそれまでの違法滞在として働いていた外国人労働者を合法化した人数は 372,335人です。この数は、プログラムの第一段階で登録した外国人労働者230万人とは別の人数です。
また123,346人の外国人労働者は政府恩赦を受けて自主的に自国へ帰りました。内訳はインドネシア人 77,396人、インド人 9,532人、 ネパール人 8,235人、ミャンマー人 7,132人、カンボジア人 4,754です。

大臣はさらに言う、「監視システムによって、6Pプログラムを妨害しようとしているいくつかの組織の情報を得ることができた。」

(Intraasia注:国民の労働人口が 1千数百万人という数字とくらべてください。登録せずに帰国したり、依然として登録しない者もいますから、昨年の時点で外国人労働者は合法と違法合わせて300万人ぐらいいたわけです。イントラアジアは推定300万人ぐらいだろうと昔書きましたよ。それはとして、国民労働人口に対する外国人労働者の比率の高さが実感されるはずです)

4月5日のマレーシア記事

【歯学部卒業生の公的医療機関での奉仕期間を2年に減らす】
歯学部卒業生が保健省の翼下で奉仕する期間において、これまでの3年間が2年間に短縮されます。
保健省副大臣が明らかにしたところでは、マレーシア歯科評議会が既に2月末にこの件を承認しました。「歯学部学生が非常に増えたことから、義務としての奉仕期間を短縮するのは時宜にかなっている。新しく卒業する歯学部卒業者は今後も引き続き奉仕することになります。2年間の義務奉仕期間を終えた者は、民間セクターへ移ることもできます。」

昨年は415名の歯学部卒業生がマレーシア歯科評議会に登録しました。「2002年は112名だったで、2011年の415名は4倍に増えたことになります。新たに歯科医療施設を増やし、同時に現存の歯科施設を向上させていることで、保健省として引き続き歯学部卒業生の奉仕サービスが必要です。2011年末時点で(全国で)活動している歯科医の数は4289人です、その内公的医療セクターで従事している歯科医は58%を占めます。

(Intraasia注:保健省に奉仕サービスするという意味は、新しく歯科医になった者は国立の病院や医院で歯科医として3年勤務するという意味です。外国の大学歯学部卒業者もマレーシア歯科評議会に登録することで、国内で歯科医として働けますが、その前提として公的医療施設での奉仕期間があるということです。)

【医療ツーリズム振興の成果】
マレーシア医療ツーリスム会議の議長が記者会見で明らかにした数字です。2011年にマレーシアへ医療を受診しに来た外国人は20カ国を超える国から合計 58万3千人でした。このため医療ツーリズムにおける収入はRM 5億1千万になりました。この額は2010年に比べて 35%も増えました。

「マレーシアの医療インフラ、医師の質が良いこと、適正な料金、ということから、多国籍の患者がマレーシアを訪れます」

(Intraasia注:タイも医療ツーリズムに力を入れてますね。適正な価格というけど、全部私費でまかなうことが多いでしょうから、裕福層でないとなかなか医療ツーリズムを享受できません。タイヤマレーシアの有名私立病院や医院は、なんらかの保険での補償がない限りとても受診、治療を受けられないというのがイントラアジアの体験上結論ですな)

【アセアンサミット閉幕時のナジブ首相の発言】
カンボジアのプノンペンで開催された第20回アセアンサミットで、(南シナ海におけるアセアンの複数国と中国の領海主張が重なっている問題に関して)中国と論議する前に南シナ海での行動規範をアセアンとして設定することに同意しました。
さらに南シナ海に関する話し合いはアセアン-中国の枠組み内で行うことを強調しました、そして中国がアセアン諸国と話し合いの用意があるという姿勢を歓迎しました。中国は、行動規範の話し合いは部外者からのどのような干渉もあってはならいと述べています。

ナジブ首相は、中国がこの問題でアセアンとの話し合いにつく用意があることに対して、良い方向での進展だと見なす、そして領海主張の重なりにおける平和的解決に賛成だと語りました。首相は続けて、「しかし行動規範は南シナ海での領海紛争と司法的紛争を解決する手段であってはならない。関係国は国際法の下で現存のメカニズムを通して平和的に解決すべきです。」
行動規範を設定する目的は南シナ海での緊張の緩和であり、東南アジアでの安定と平和を推進していくためです。南シナ海の島々を巡る領海主張をしている国々は、マレーシア、ブルネイ、ベトナム、フィリピン、そして中国と台湾です。

4月4日のマレーシア記事

【与党華人政党 馬華公会もLynas に疑問を表明】
オーストラリア企業 Lynas はクアンタン郊外の町で希少金属精製工場プロジェクトを進めています。これに対して各界から反対の声が起きて、しばしば社会問題になっています。
Lynas が廃棄物をマレーシア国外に運び出すという保証ができないのであれば、Lyansに運営免許を出すことに強く反対すると、与党勢力の1つである華人政党の馬華公会は反対するとしています。

馬華公会の総裁は語る、「Lynasが条件を守れなければ、わが党は運営免許授与に反対します。これは馬華公会の委員会で大いに議論をした後での結論です。この決定を内閣と国家経済会議に伝えます。」 総裁は先のうように述べていました、「民衆と環境に害を及ぼすという科学的証明があるのであれば、馬華公会はLynas プロジェクトに反対です。」
「しかしわが国のいろんな問題が野党の民主行動党の野党連合によって乗っ取られているように、この問題も同じです。この問題はプロジェクトは廃止すべきだというようにパハン州民が思ってしまうまでに政治問題化させられた。」

馬華公会の総裁は、「専門家の説明では、希少金属の放射性物質はわずかであるとのことです。野党のPAS党の銀である原子力学者でさえ危険でないと言っているではないか。」と。

工場の地元になるGebengで Lynas Malaysia Sdn Bhdの社長は説明する、「希少金属精製工場は97%完成しました。3週間後に稼動させることができます。」
原子力エネルギー免許委員会が発行する暫定稼動免許の発行が唯一の障害になっています。そこで社長は、「その免許はすでに認められたが、我々はまだ受領していません。」と記者団に語った。「希少金属の原料を輸入するだけで1ヶ月かかる。免許なしでは輸入はできません。」

(Intraasia注:反対運動の中に華人が多いという理由があるのかもしれません、Lynas問題では華語新聞がずっと頻繁に且つ大きく取り上げてきたようです。これまであまり鮮明に反対基調でなかった与党の馬華公会も少しづつ反対色を明らかにしつつあるようです。政府主導案件に馬華公会が反対するのは珍しい。それにしても、奇妙に感じるのは、精製後に放射性物質が発生する原料の希少金属をオーストラリアから輸入してオーストラリア企業がわざわざマレーシアで精製することですね。多くの反対者は多分素直に不安がっているのではないだろうか)

【イミグレセン係官に賄賂を渡したカンボジア人屋台人】
マラッカ州にある下級裁判所で贈賄の疑いで起訴されたカンボジア人被告に2週間の懲役と罰金RM 1万の判決がありました。
起訴事実は、屋台商売をしていた被告が3月29日に取締り行動中であった Imigresen 係官にRM 230を渡して滞在期限切れの彼を見逃してくれるようにというものでした。これはマレーシア汚職防止法に接触します。
31歳の被告は、起訴事実を認めて有罪を認めたため、判決が直ちに言い渡されました。被告には弁護士が付きませんでした。

(Intraasia注:随分と裁判が早く行われ即判決が出たのに驚きます。 被告が自主的に有罪を認めたこともあるのでしょう。それにしても出入国管理の係官にRM 230という中途半端な金を渡したところがちょっと笑えます)

【ハジャイで起きた爆弾テロの現場】
先週土曜日にタイ南部大都市ハットヤイの高級ホテルで起きた爆弾テロの現場は、3日後もまだ燃えた臭いが経ちこめて息をするのも苦しいほどです。仕掛け爆弾が爆発した地下駐車場には直径2メートルほどの穴があいています。この爆弾テロでマレーシア人は2人が死亡し、27人がけがをしました。

現場を見た記者は語る、「地階に駐車していた80台ほどの自動車は破壊されたか非常に壊れていた。たくさんの』バイクも同様に破壊されていた。」
爆弾を仕掛けた盗難車は、爆発で30mも吹き飛んだとのことです。タイ当局はその車のオーナーを追跡することはできましたが、車はヤラー県で盗まれていました。警察は容疑者を特定したとのことです。


4月3日のマレーシア記事

【プノンペンで開催のアセアンサミット】
東南アジア諸国連合(ASEAN) の各国首脳が3日にカンボジアのプノンペンに集合して、2日間に渡る毎年のサミット会議を開きました。この会議ではミャンマーの歴史的な改革と北朝鮮が予定しているロケット発射と(南シナ海での)海洋領有に関する中国とのもめごとが議論を占めました。

東南アジア諸国連合(ASEAN) の今年の議長国であるカンボジアは、日曜日に行われたミャンマー選挙を自由で公正であったと宣言し、西欧諸国に向けてミャンマーに加えている制裁を解除するように告げました。
アセアン諸国の外相は既に2日に、ミャンマー選挙が秩序だって行われたと賞賛したことで、アセアンとしての強い是認への道を開きました。
アセアンの事務局長は語る、「これはミャンマーの長い道のりの最初に一歩です。」   ミャンマーの人権蹂躙と反対勢力への抑圧はこれまでアセアン会議の話題をしばしば占めてきました。

昨年11月に行われたアセアンサミットで、ミャンマーがアセアンの2014年の議長国に就くことを認める約束がなされました。政治制裁が解除されることで外国からの投資が増えることが大いに期待されています。

北朝鮮のロケット発射の件はプノンペンサミットでも話題を占めました。フィリピン外相によれば、アセアン諸国外相は北朝鮮のロケット発射に対して一致して反対を表明しました。フィリピンは予定されたロケット発射の軌道の下に入ります、そこで北朝鮮の国連代表と在中国の代表と在アセアンの代表に正式な抗議を送りました。「我々は皆、北朝鮮がロケット発射をとどまるようにと思いとどまらせるとの意見でしょう。」 とフィリピン外相。

外交筋によれば、アセアン諸国の南シナ海にある島を巡る中国とのあつれきはアセアン首脳陣の間でもう一つの話題だったとのことです。中国は南シナ海の領海領土を巡って、ブルネイ、マレーシア、フィリピン、ベトナムと争っています。南シナ海は世界の石油とガスの取引運送量の半分を占めています。米国は公海における通商路に関して国益があると主張しています。

フィリピンは中国に対してアセアンが統一した立場を取ること、中国に公海での行動規範を突きつけることを、率先して主張していますが、他のアセアン諸国は、最初から中国を参加させるべきだと主張しています。さらに諸国間で違いはあり、カンボジアはこういったことはアセアンと中国間での静かな外交とすべきだと考えています。

(Intraasia注:アセアンとしても北朝鮮のミサイル発射に反対姿勢を示すのは結構なことですね。対北朝鮮では概して語らずのアセアンでもミサイル発射は容認できないということなんでしょう。中国とスプラトリー諸島などを巡る領海主張の違いは、ベトナム、フィリピングループとマレーシア、ブルネイグループの間には大きな温度の違いがある。さらにカンボジアやタイなどは南シナ海領有には関係ないので、表立っては語らず。 地図を見れば一目瞭然とわかるように、中国の領海主張は南シナ海の大半を領海視している、フィリピン,ベトナム、マレーシア・サバ州の各国土のすぐ近くまで中国領海となってしまう、これを覇権主義といわなかったら何を覇権というかと思いますな。 )

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4月2日のマレーシア記事

【清明節に燃やす紙製模型】
4月4日は華人界の 清明節です。先週末は各地の華人墓地を多くの人が墓参に訪れました。

その際華人界の伝統行事として、故人に縁のある物品などを模った紙製模型を燃やします。この時期華人向けの市場では電子機器などの紙製模型がいろいろ売られていますが、多くの人は伝統的な紙製模型の方を選んで燃やしていました
ジョーホール州の華人墓地である華人は言う、「両親には紙製の家と衣服と線香を燃やしました。iPad、スマートフォン のような最新製品を模った紙製模型はナンセンスです、亡くなった老人はそれらの使い方さえ知らないからです。」

(Intraasia注:この紙製模型はかなり上手に色鮮やかにできていますよ。故人ゆかりの自動車やテレビといった物も見かけます、紙製のお金はよく知られていますね。これらをみんな燃やしてしまうのです)

【中国と共同開発する工業団地】
ナジブ首相は中国を1日訪問して中国首相らと会談しました。両首相は、広西チワン族自治区にある、共同開発プロジェクト Qinzhou中国-マレーシア工業団地の開始儀式に出席しました。計画面積 55平方キロmのこの工業団地は自治区の首都である 南寧 (Nanning) から2時間の距離の川沿いにあり、港の近くです。
ナジブ首相の Qinzhou中国-マレーシア工業団地に関する発言は、式典場の中国首相や地元幹部らを喜ばせました。

そこでマレーシア側は中国側にこれと同じような開発プロジェクトとして、クアンタン郊外のGebeng 町で工業団地開発を共同で行うことを提案しました。中国首相はこの提案を肯定的を受け止めていました。
ナジブ首相はマレーシア記者団に語る、「広さ 607ヘクタールのGebeng 町工業団地はQinzhou中国-マレーシア工業団地をモデルにして開発します。中国首相は基本的に賛成しました。そこで詳細をパハン州政府と詰めていくことになります。」 「マレーシア側の特使(元馬華公会の総裁)が両国間のプロジェクト関係者の間で調整を行います。」

「プロジェクトの地としてクアンタンを選んだ理由は、クアンタンが南シナ海に面した港を持っていることです。その港からは水深のある Qinzhou港及び 広西チワン地方まで最も直接的なリンクとなるからです。」

中国首相は語る、「中国政府は、在マレーシアの中国企業が投資することを支持します。」
(マレーシア全国にある華人団体の総連合である)マレーシア中華大会堂総会、略称華総、が昨年、クアンタンの工業団地開発の件をナジブ首相に提案していました。「マレーシア中国クアンタン工業団地は、中国に建設するQinzhou中国-マレーシア工業団地と姉妹関係になる。」 と華総の議長は語る。

(Intraasia注:マレーシア政府及び与党連合は中国との関係を良好に保つのが根本方針です。南シナ海でのスプラトリー諸島の領有主張問題で、ベトナムとフィリピンは対中国に主張を強くぶつけていますが、マレーシアはごく消極的に主張するだけですね、このようにアセアン内の足並みは乱れています。巨大中国の投資をいかに引き付けるかは、マレーシアにとっても重要な現実的政策となっています)

4月1日のマレーシア記事

【製造会社は糖分と塩分を減らすようにと保健省が指示】
主要な飲食品製造会社 35社に対して、その製品の糖分と塩分の含有量を減らすようにと、保健省が命じました。

これらの製造会社は、幼児用の食品、シリアル、炭酸飲料などの製造会社が含まれています。マレーシア人に糖尿病や心臓病が増えていることから、保健省はトランス脂肪も減らすように伝えました。「マレーシア製造業協会及び中小企業部門の代表と話し合いを持ちました。自主的に減らすように要請しましたが、要請を満たさなければならない最終期限も伝えました」 と保健省は語る。しかし期限がいつかは明らかにされていません。

保健省大臣は言う、「糖尿病の罹患率は2006年に11.6%だったのが現在では15%に増えている。高コレステロールの人は20%から35%にも増えた」

(Intraasia 注:この場でもしばしば書いてますように、マレーシアの飲食品は一般に甘すぎる。一例をあげれば、イントラアジアは毎日飲んでる市販パックの豆乳の甘さにいつも不満です。無糖品を販売しろと言いたい)

【タイ深南部で仕掛け爆弾によって多数が死傷、マレーシア人も含まれる】
タイ深南部のヤラー県とパッタニー県で連係された爆弾爆発が連発して起こりました。さらに南部の大都市ハジャイ(ハットヤイ)の大きなホテルで起きた爆発では1人のマレーシア人を含んだ5人が死亡し、数百人が負傷しました。

このマレーシア人はケダー州の46歳とわかりましたが、タイテレビ局によるさらに2人のマレーシア人も死んだとの未確認情報もあります。
ホテルでの爆弾爆発によって300人から400人ぐらいがけがをしたとみられます、これには27人のマレーシア人も含まれています。
ハジャイにある、33階建ての Lee Garden Plaza Hotelで起きた爆発は、当初ガス漏れ事故と見られていましたが、地元警察の長が車に仕掛けた爆弾による爆発であることを確認しました。ハジャイの市長は語る:午後1時ごろホテルの地下に停めてあった車の仕掛け爆弾が爆発した、そのことで上階にあるマクドナルド店の調理室でガス漏れを引き起こしてガス爆発となった。 

ハットヤイにあるマレーシア領事館によれば、マレーシア人らは爆発によって一時ホテル内に閉じ込められたとのことで、その後 17人のマレーシア人はハットヤイ病院で治療を受けました。マレーシア人で死亡が確認されているのは1人だけとのこと。」

一方ハジャイでの爆発の直前にヤラー県でも爆発が起きました。ヤラー県ヤラー市で起きた爆弾事件は数分おきに3回爆発しました、これによって少なくとも11人が死亡、110人以上がけがをしたとのことです。 爆弾の1つは車に、2つはバイクに仕掛けてあったとタイ軍部による情報です。最初と第2の爆発地点で救助活動中に20mほど離れたコンビニ前に停めた車が爆破されました。爆発現場近くのショップハウスは火事になり、たくさんの自動車やバイクが損傷を受けました。被害者にマレーシア人はいません。

パタニー県ではバイクに仕掛けた爆弾が爆発して警官1人が軽症を負ったとのことです。

(Intraasia注:いくつかの新聞とタイのオンラインメディアを見たところ、死亡者数と負傷者数に違いがあります、まだ混乱している状況だからでしょう。
この8年間ほどで武装抵抗グループ、治安当局、一般市民に合わせて5千人前後が死んでいるタイ深南部3県での爆弾や殺傷は依然として発生しており、その内多少目立つ事件がマレーシアのマスコミでも載ります。今回はハジャイの大きな観光ホテルが狙われ且つマレーシア人被害者もかなり含まれるので、大きなニュースとなりました。このホテルのあるあたりは観光街で、イントラアジアはこんな高級ホテルには泊まりませんが、頭に思い浮かぶ場所です。明らかに無差別テロですね。

深南部3県で数多く起きてきた仕掛け爆弾と殺傷はほとんどがタイ人を狙ったテロである一方、ごくたまに起きるハットヤイでの爆弾は外国人観光客が巻き込まれることを承知したテロです。この10年ぐらいの間にハジャイではホテルや鉄道駅やショッピングセンターで何回か爆弾爆発が起きています、そのたびに一時観光客は遠のくのですが、半年も経てばまた観光客は戻っていく、ハジャイを訪れる観光客の最大はもちろんマレーシア人ですから、巻き込まれる可能性は当然でてくる。なおハジャイは深南部3県には属しません。

一方ヤラー県、パッタニー県、ナラティワット県でのテロの場合は、まず外国人は被害者とならない、訪問する絶対数が極めて少ないからです。タイ国鉄深南部路線の車内でバックパッカーらを見かけますが、町や田舎では全く見かけません。タイ深南部を20年以上訪れ続けているイントラアジアにとって、訪問の際のベースとなるヤラー市での爆発はかなり気になる。過去イントラアジアが訪れたその銀行でその市場でその街角で爆発がこれまで起きています。今回の爆発現場を載せた新聞写真を見ると、どうやら我が常宿ホテル近辺ではないようでほっとしました。昨年終わりごろ訪れた時、ヤラー県とパッターニ県での緊張は以前に比べれば緩んでいましたが、またしばらく緊張が戻りそうだな。)




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