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Selamat Datang ke Malaysia !
「新聞の記事から」は日本人が興味を抱きそうなことだけを対象にしていません。幅広くマレーシアを姿を伝えるためにニュースを選びその解説を加えています。

(画像はM.I. さんの製作です)

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5月31日のマレーシア記事

【極貧者のための住宅プロジェクト( PPRT)の住宅持ち主がそれを外国人労働者にまた貸してしまう問題】
極貧者のための住宅プロジェクト( PPRT)の受益者が、その住宅をバングラデシュ人など外国人労働者にまた貸ししているようだと、マラッカ州農業と企業家発展委員会の議長が明らかにしました。

「極貧者のための住宅プロジェクト( PPRT)下の住居持ち主は賃貸料を得てちょっとした収入にしようとしている。」 「我々はこの件を重く捉えている、なぜなら PPRT住宅に関してそこに本来住むはずの受益者が住んでいないという苦情がますます増えているからです。」

「初期調査で明らかになったことは、そういう PPRT住宅は外国人グループにまた貸しされている。 」 「本来の受益者は、近辺にある住宅地に家を借りることになる。彼らは我々がそういうまた貸し行為を発見して対処行動することを理解していない。」 「当局は違法にまた貸しされたPPRT住宅の数を調べます。」

マラッカ州には PPRT住宅が 6937ユニット(軒)あります。その多くは郡部や都市部の近郊にあります。その中には住宅主がエアコンを設置した住居もあり、その場合は月賃貸料を高く設定できることになる。

州政府が与える受益者の中にはBarisan Nasional (国陣) 陣営を支持しない者がいる、と村の村長やコミュニティーリーダーが述べている不満に関して、その議長はその件については事後分析を行うと語りました。「民主主義として、我々は人々が好みの政党に投票することを防ぐことはできない。しかし我々がその理由を知るためには、事後分析が欠かせません。」

(Intraasia 注: PPRT住宅ではなく、全国的に展開されている、低所得層向けの住宅プロジェクト PPR住宅でも昔からまた貸し行為が問題になっている。本来の受益者=持ち主が第3者にまた貸ししてしまうのです。こういった行為はいわゆるアリババ行為の一種ですね。市場や路上市の割り当て場所を第3者にまた貸しする、行為が減らないことは知られたことです。低所得者または貧者ゆえに低価格で賃借、購入できた住宅をまた貸ししてしまうのでは、本来の意味が消えてしまう。 ところで、ここにも政治陣営主体の思考が現れていますね。PPR住宅であれPPRT住宅であれ、こういう公共住宅は政治陣営に関係なく建設されて賃貸される又は売却されるはずなのですが。)

【サラワク州スピードボート転覆事故の不明者数などはまだ確定していない】
サラワク州奥地のBelaga地方の川で起きたスピードボート転覆事故の続報です。
Belaga 地区管区警察の長は先に、生存者は186人、12人が行方不明、死亡1人と発表しています。ただこの内2人は無事であると、その家族から訴えが出されたとのこと。

サラワク州警察の副長官は声明する、「皆さんに、犠牲者数や行方不明者の数を推測しないようにお願いする。今後こういう数字はBelaga 地区管区警察の長だけが発表しますので、他の誰かが発表した数字は受け入れないように。」「これはいくつかの発表で異なる数字が出るのを防ぐためです。」

またBelaga 地区管区警察の長は、最初に発表された2人の水死者が発見されたとの報道を否定しています。(だから上記では死亡者1人になっている)

別記事。 このスピードボートの運行会社は確かに乗客に対する保険は掛けていました。しかし定員オーバーでは保険金は支払われません。
保険会社のスポークスマンは語る、保険が適用されるのはボートの定員を超えて乗せていない場合だけです。

(Intraasia 注:奥地の水難事故であり、多くの点で困難なことがあるでしょう。 この種の乗り物は常態的に定員オーバーになる。つまりこういう保険のあり方では保険を掛けている意味が薄いですね)

【空港鉄道のKLIA2までの路線延長工事はほぼ終わった】
空港鉄道会社 ERLは、クアラルンプール国際空港 KLIAメインターミナルと (建設中の)KLIA2 とを結ぶ路線延長分2.2㎞の工事はまもなく完成すると発表しました。
ERLの最高経営責任者によれば、この路線延長工事は2011年7月に始まり、現在98.5%の竣工率です。

延長路線での列車テスト走行は既に行っており、残りの未完成部分はKLIA2駅乗降場の一部だけです。 路線延長で乗客が40%増加することが予測されます。

(Intraasia 注:路線延長は、素人考えでも難しくないといえる。メインターミナルからそのまま直線状に2㎞ほど延長するだけですからね。そしてKLIA2側でプラットフォームなどの新規建築も大体終わったということなんでしょう)



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5月30日のマレーシア記事

【新しい低コスト航空専用ターミナルKLIA2 のオープン遅延を巡る問題】
新しい低コストターミナルKLIA2 の完成が遅れているのは、請け負った建設会社が完成させて引き渡していない結果です。このことで施主であるマレーシア空港持ち株会社は建設に責任を持つ建設会社などに弁済と賠償を科すことを考慮しています。

空港持ち株会社側はこれらの額を明らかにしていませんが、消息筋によれば、遅れた1か月につき RM 4百万から6百万になるだろうとのこと。KLIA2 の一番最初の完成予定期日は2011年9月でした。 賠償などの基準になる期日をいつにするかは不明です。
(ナジブ首相が宣言した)6月28日のKIA2オープン日程が遅れることで、これが5回目のオープン日程遅延になる。

空港自体は92%の竣工率とのことですが、ターミナルビルがまだ十分に完成していません。こちらはUEM-Bina Puri 合弁会社が建設しています。「ターミナルビルが完成しないので、関連仕事が終えられない。」 とのことです。
マレーシア空港持ち株会社の取締役会は、関係する建設会社に弁済、賠償を求める意向を マレーシア証券取引所に伝えました。また取締役会は、「建設会社からの6月28日のオープン日程に間に合わせるという建設契約条件を満たすことができない、という通知に留意する」 としています。

マレーシア空港持ち株会社は未だに新たなKLIA2オープン日程を発表していません。

同社はオープン遅延に関して様々な方面から批判を受けています。さらに心配なことは建設総額が大きく増えることです。
マレーシア空港持ち株会社は、KLIA2建設の最初の計画である年間利用者総数2千万人、総工費RM 20億を、各界からの要求などをいれて利用者総数4500万人、総工費RM 40億に大きく変更した経緯があります。そこで今回のオープン遅延によって総工費がRM 50億にも膨らむ可能性もあると、噂されています。

(Intraasia 注:低コスト航空用ターミナルなのに、膨大な総工費をかけしかも度々デザイン変更したようです。といった批判が以前からあります、イントラアジアは大いに同感する。余分な所に金をかける必要はないのです、低コスト航空利用者に費用負担させるようなことだけは避けるべきです。建設会社が責を負うのか、空港持ち株会社が責を負うのか、どちらであれ利用者には関係ないですが、度々オープンを遅延させてきたことは事実です。急ぎませんので、きちんと準備してくださいとだけ言っておきましょう)

【 PAS党最長老指導者はUMNOとの合併を許さない】
イスラム党PAS(のカリスマ的)最高指導者であり、つい最近長年その地位にあったクランタン州州首相の座を譲った Nik Aziz (既に80歳前後)は党機関紙 Harakah のインタビューに答えて語る、「私が生きている限り、PAS党とUMNO党の合併は絶対に認めません。」

Nik Azizはまた、両党の合併を促すような状況を起こさせる企ても一切許さないとしています。 PAS党の精神的指導者であるNik Azizは言う、「PASは1人の個人による政党ではない。あらゆる決め事は必ず党代表大会の議決を経なければなりません。」 彼はまた党員を信じているとも語りました。
「誰であれ、PAS党とUMNO党を合併させるように推し進めるまたはそのように段取りすることはできません。」

(Intraasia 注: Tok Guru と尊称されるNik Aziz はマレー人政治家の中でたいへん有名であり、 宗教的指導者の面も備えている。一方彼を批判する人も実に多い。PAS党内にもUMNO党内にも、昔から党合併に傾く人たちがある程度いるようですが、彼はそれを断固許さないとしている)

【不動産コンサルト会社が注意を呼びかけるデベロッパーの販売手法】
不動産コンサルタント会社 CH Williams Talhar & Wong の社長はマスコミへのセミナーで語りました。不動産の人気ある地の展望に関して、「クアラルンプール、ペナン、コタキナバル、ジョーホールバルといった人気地は引き続き繁栄するでしょう、次に人気が出てくるのはイポーとマラッカでしょう。」

一方この社長は注意点を説明する:
住宅不動産購入者は、デベロッパーの金利負担プログラム下で購入者がどんなことに巻き込まれることになるかを知っておく必要があります。
デベロッパーにこのことを強調させるようにするべく、住宅省または中央銀行Bank Negaraによる規制があるべきです、なぜなら購買者市場の大多数はどんなことを受け入れているかに気が付いていないからです。 このプログラムでは、不動産プロジェクトにおいて建築が進行中はデベロッパーが金利支払いを負担します。
このプログラムで典型的なのは、不動産購入者が売買契約を締結する時に払う保証金(頭金)が 5%から10%に過ぎないことであり、支払いはプロジェクトの建築が終わった時点から始まる。

このプログラムに対して、複数の差し止め請求が出ています、というのは売買契約を締結したことで購入者が金融債務を誓約することになること、及びより高く設定された販売価格を通して金利費用が実際には購入者に転嫁されているからです。
多くの場合、20%から30%も高くなっている売出し価格はその建築プロジェクトの地域での市場価値評価を反映していません。 このプログラムはシンガポールでは既に2年前に禁止されました。

このコンサルタント会社社長はさらに、不動産投資クラブへの参加に注意を呼びかけました、「こういったクラブは不動産投資ファンドや投資信託とは違って、規制を受けていません。人々がその老後の蓄えを規制を受けてないものに投資することに、市場は心配しています。」

(Intraasia 注: ほとんど毎日載っている高級住宅不動産の売出し広告と、経済欄で伝えられる中級以上の不動産市場の景気の良いニュースを反映して、多少余裕のある人たちは購買市場に参加していく。 売る方はあの手この手で買い手を呼び込む、最近は金利や弁護士負担なしというような広告を見かける。ここで話題にされているのは、そういった不動産販売手法なんでしょう。 不動産は経験的に上がり下がりする、そうした時に投資的であればあるほど、儲けも損も大きくなる)

5月29日のマレーシア記事

【サラワク州奥地の川で200人以上を載せたスピードボートが転覆した】
(サラワク州では6月初旬に州最大の祝祭である Dayak 人の Gawai 祝祭が行われます。同時に1日と2日は州祝日でもある。そこでサラワク州では故郷へ帰る州人が多くなる)

サラワク州中部の奥地であるBelaga 地方を流れるBalui川を運航するスピードボートが川の真ん中で転覆しました。このスピードボートには定員67人の3倍である204人が乗っていました。そのため多くの乗客がボートの屋根に座っていました。

事故は火曜日午前に起こり転覆現場は、州の主要都市である Sibu から400㎞ほど奥地に入ったところです。このボートはBakun Mas Express Boat が運行しており、Balui 川を走行する  Bakun-Belaga-Kapit-Sibu 路線です。そのボートが川中で大石に衝突したことで転覆しました。

夕方時点で数十人が救出されました、死亡は2人が確認されています。いくつかの地方から駆け付けた警察、消防などによる捜索救援活動が行われています。行方不明者の中には、船底だけをのぞかせて川に沈んでいるスピードボート内に取り残されている者がいるだろうと推測されている。
Belaga地方の州議会議員は、ボート乗客の正確な数はまだわからないと語る。「救出された人によれば、Balui川の上流にある Belaga の町から1時間ぐらい離れた地点で事故が起きた。」 「当局に連絡があってから直ちに捜索活動が始まった。」 川沿いに住む地元の人たちも捜索救出活動に加わっています。

地元のリーダーによれば、Belaga から Kapit に至る間には急流になる所があるとのこと、「ほとんどの乗客はBakunダムのある Bakun地方のいろんな農園で働く、KapitやSibu地方の先住民族の人たちです。彼らは木材業やオイルパーム農園の労働者でしょう。 Gawai 祝祭のために帰郷するのです。」  転覆したボートは(最上流になる)Bakunダムに近い場所を朝6時ごろ出発した模様です。 Belaga の町に近づいた8時ごろにはすでにボートは一杯になった。その30分後に事故が起きた。

Bernama通信社は、181人の乗客は自力で川岸に泳ぎ着いた、行方不明は23人だと伝えています。

(Intraasia 注:写真を見ると細長いスピードボートの屋根に乗客がたくさん座っている。 イントラアジアはサラワク州でこのタイプのスピードボートに乗ったことはないが、カンボジアで同じタイプに乗ったことがあるので、覚えている。実はそのボートはサラワク州から輸出された中古ボートだったのです。河川運行や陸地と島間運航に使われるボート・小船で明らかに定員オーバーとなるのは、東南アジアで広く慣行的に行われている。船内が窮屈なので乗客は屋根に座ることも珍しくない。タイ、カンボジア、インドネシアなどでこの種の詰め込み過ぎボート・小船に数多く乗った、そういう時もし事故が起きたら助からないだろうなといつも思ったものです。 今回のサラワク州の川での事故はいつかは起きてもおかしくないという事故ですね。)

【サバ州も州民のインターネット普及率を高める政策を続行中】

サバ州では州民のインターネット普及率を高めて今年年末までに50%になるようにと努力をしていると、州の資源開発と情報技術発展省大臣は語る。

「最新の百分率を見ると、サバ州でのインターネット普及率は47%に近い。」 「この普及率、とりわけブロードバンド普及率も高めようと、州政府は力を注ぎます。」 と州大臣は記者団に語る。「その他に、州の担当省は、既に計画されている情報コミュニケーショ技術に関するプログラムを実施するために、中央政府からの基金を申請しているところです。」

彼は(総選挙後に)この資源開発と情報技術発展省を担当する州大臣の職に新たに任命されました。
新任の州大臣は言う、「わが省は e-Desa プログラムをより拡大していくことを計画している。このプログラムは郡部の州民がインターネットに接続できるようにするものです、同時に州におけるインターネット普及率の向上にも役立ちます。」

(Intraasia 注:サラワク州ほどではないにしても、サバ州は森林地帯やへき地の多い広大な州ですから、州の隅々までインタネット接続を可能にするのは困難でしょう。住民の少ない森林地やへき地はどうしても後回しになる。そういう背景を知ったうえで、普及率50%はそれほど悪い数字ではないようにも感じる。)

【今年第1四半期の外国からの直接投資額】
マレーシア工業開発庁MIDA が発表した数字です。
2013年第1四半期に承認した投資計画総額はRM 490億です、これは対前年同期比で44%増です。 この期間に承認されたプロジェクト数は 1,224件であり、新規雇用創出が期待される人数は4万人分です。

また同四半期に承認された、外国からの直接投資額(計画)は RM 183億です。前年同期はRM 96億でした。
MIDA幹部は語る、「多くの企業が総選挙を待ってビジネス計画を抑えていた、今や選挙は終わったので、投資は上向くとみている。」

(Intraasia 注:外国からの直接投資額(計画)は上記の投資計画総額の一部になるはずです。いずれにしろマレーシアへの投資は増減はあるものの、憂慮するような傾向はないようです)

5月28日のマレーシア記事

【貧困者の問題に取り組む政府のプログラム】
全国で7万1千人を超える”貧困時代を終りにする”プログラム (1Azam) の参加者は、少なくとも月RM 300はその収入を上げることに成功しました、そしてプログラムがその目標を達成したことを示しています。

このことについて、女性家族コミュニティー発展省大臣は語る、「政府は、我が国で解決の難しい貧困問題を扱うことができるとみられているこのプログラムを継続していきます。」 「2011年1月から2012年12月までの期間に、106,947人もの国民が”貧困時代を終りにする”プログラム (1Azam) に参加し、予算割り当てはRM 12億に及んだ。」

これは大臣がペルリス州のパダンブサールに近い村を訪れてぺルリス州レベルの1Azam 用品の引き渡しを行った後で、記者に語ったものです。
「今年から”貧困時代を終りにする”プログラム (1Azam) の下で援助を受け取る参加者は全員、もっと効果的に自分たちのお金管理するように訓練を受けるべくお金の知識プログラムに沿うことが必須となります。」

(Intraasia 注;国は困窮者向けに援助プログラムを以前から実施してきた。ナジブ内閣になって、1Malaysiaスローガンの下で 1Azam というように模様替えをしたことのようです。貧困者を減らすという国の目的は1990年代2000年代を通じて実を結んで、時に発表される貧困者率が減少している)

【プルフンティアン島の海で英国人ツーリストが事故死】
半島部東海岸のリゾート島で知られるプルフンティアン島で、英国人旅行者がボートのスクリューに巻き込まれて死亡しました。

管轄するBusut 警察の長の説明によれば、「死亡した英国人女性25歳とその友人ら計4人は安全区域外でダイビングをしていた。その際救命ジャケットを着用していなかった。そこへ業者、23歳、の操舵するボートが走行してきてたまたま2人に接触した。 」 
 事故は朝10時過ぎに起き、英国人女性はそのボートで病院に向かう途中死亡しました。オーストラリア人男性、22歳、1人が両足などをけがして重体です。彼はその後クランタン州にある マレーシア理科大学の病院へ移送されました。

死亡した英国人は4月初旬にマレーシアに入国した後、プルフンティアン島のリゾートに滞在していました。2人はシュノーケリングレッスンに参加したとのことです。

(Intraasia 注:発言の中にダイビングと書かれているが、シュノーケル中だったのではないだろうか。いずれにしろ海の行楽客とモーターボートや水上スクーターなどとの接触事故はこれまでにも起きていますね)

【サラワク州政府はツバメの巣輸出許可証を既にたくさん発行したとの主張】
サラワク州政府の州大臣が、サラワク州政府は今年5月までにツバメの巣輸出許可証を合計 3526枚発行したと明らかにし、ツバメの巣業界からの批判は事実ではないと、業界に対して再度反論しました。

「輸出許可の申請手続きは簡単です。もし全て標準的なものであれば、3日間でサラワク州森林局から許可を得ることができます。」
これは州大臣が州議会に関する議事が終わった際に語ったものです。マレーシア産ツバメの巣が亜硝酸塩を含有していたことから、中国側からマレーシアからの輸入許可を凍結する措置を受けています。

(Intraasia 注:これまでの報道では、ツバメの巣を中国へ輸出する問題はまだ全面解決してないような感じですが、既に輸出が再開されたのだろうか?)

5月27日のマレーシア記事

【学校休暇が始まってコタバル市内のショッピングセンターやホテルが賑わう】
(5月25日から始まった)また小中学校の学期末休暇になりました、そこで州外の人たちもたくさんクランタン州へ旅行にやって来ます。このためコタバル市内の主要道路では渋滞が起き、大小のショッピングセンターは買い物客を引き付けて人波が現れます。

(金曜休みの)クランタン州では24日から学校休暇になりました。多くの家庭では子供連れで遊びに出かけました。クランタン州の行楽客と他州からの州訪問者が続々とクランタン州に来たことになります。この現象は学校休暇時期によくあることです。コタバル市内の多くのホテルや民宿は既に満室となっています。

(コタバル有数のショッピングセンター)KB MALL 内にあるスーパーの営業部長は語る、「学校休暇時期ということで、1日の売り上げが平均額の倍にも増えました。学校休暇時期はもともと営業面でピークになる時期です。」 「学校休暇が始まって、日の売り上げがこれからも倍近くになるでしょう。」
KB MALL 内にあるこのスーパーは開店?周年も迎えたので、その記念行事も行いました。

とにかく、コタバル市内の大小の商店は消費者の期待に応えるべく十分準備をしたことだと、思われます。

(Intraasia 注:記事には KB MALLに続く道路の混雑ぶりやショッピングセンター内の写真も載っている。実はイントラアジアはこの2年続けてコタバルを訪れた際いずれも KB Mall 至近にあるエコノミーホテル に泊まったので、よく覚えています。 クアラルンプール圏などで普通にある、新しいタイプの大きなショッピングセンターのごく少ないコタバルで、KB Mall は数少ないそれです。このモール前の道路はコタバルで唯一の高架道路が建設された。既にオープンしたかどうかは知りません。モール前の道路は朝の通勤時でも車数は多くなるが真の渋滞といえるほどの渋滞は起こりません。10数年前そのあたりは夜8時位になると人通りもぐっと減り暗かった。コタバルも一面では西海岸的都市化の波を受けていることを実感します)

【今年の消費者物価上昇率に対するエコノミスト陣の見方】

過去のマレーシアの年間インフレ率(消費者物価上昇率)
2005年 3.0%、2006年 3.6%、 2007年 2.0%,  2008年 5.4%、
2009年 0.6%、 2010年 1.7%、2011年 3.2%、2012年 1.6%、

多くのエコノミストはマレーシア経済について、2013年はインフレ率が徐々に高まるだろうと予測しています。
2013年4月の消費者物価上昇率が対前年同月比で 1.7%と統計庁から発表されて、これはエコノミスト陣の予測に大体あっていました。1.7%というのはこの11か月で最高です。
ただ東南アジアの諸国に比べれば、マレーシアの消費者物価上昇率は依然として穏やかだと考えられています。

多くのエコノミストは今年は年末に向かってインフレ率が上昇していくだろうと予測しています。その理由は、多くの価格統制品に与えている政府補助金の調整が行われる、最低賃金制が導入された、物品サービス税の導入予定、商品作物市場での価格乱高下、定年年齢を60歳に伸ばした、などです。

(Intraasia 注:これぐらいの消費者物価上昇率になると、数年単位でみると確実に物価が上がっていることを実感します。とりわけ食費類は実感度が高まる。)

【 KL登録の自動車ナンバープレート番号がまもなく新しい記号シリーズになる】
連邦直轄領であるクアラルンプール登録の自動車ナンバープレートの記号と番号が新しくなります。
運輸大臣代行を務める大臣の発表によると、新しい記号は  “W1A”から始まります。これは現在登録に使われている “WYY” が終わり次第使用される。

「現在の番号は “WYK6xxx” です。あと13文字あり、最後に“WYY”となる。そして一番最後の WYY9999が登録されるのは7月になるだろうとみている。」
「 “W1A”シリーズは W9999A が最後になる。 そして“W1B” から始まって "W9999B” まで続く。 さらにW1C・・・・・・・ となる。」 「その後は “WA1A” シリーズです。」

(Intraasia 注:クアラルンプール登録プレート番号が国内で1,2位の多さでしょうから、記号が移っていくのも早い。マレーシア人はナンバープレート番号にこだわるので、人気ある記号番号はおおきなプレミアムが付きます。よってこういう発表は関心を呼ぶことでしょう)

5月26日のマレーシア記事

【教育省と高等教育省の合併に関する大臣の発表】
副首相でもあるムヒディン教育大臣は、ナジブ第2次内閣で行われた教育省と高等教育省の合併に関して、マレーシア語名称を  Kementerian Pendidikan に変更することを発表しました。
従来の名称は Kementerian Pelajaranです。なお英語名称は  Education Ministry のままです。「両省の合併による一体化は来月までに終わるでしょう。」

(Intraasia 注:マレーシアでは首相が替わる度に、且つ内閣改造の度に省庁の統合・分割からなる改変または改名称が行われてきた。今回は基幹省ともいうべき2つの教育省がまた統合されたわけで、さらに本名?とも言える名称まで変更される。 教育という意味では普通"didik" の派生である Pendidikanの方がよく使われるような印象がありますが、これまでなぜKementerian Pelajaranが使われて今回 Kementerian Pendidikanに変更されるのだろう? どのようなニュアンスの違いがあるのだろうと思います。 なお華語紙では以前から省名に ”教育”の字を使用しており、変化はないはずです。辞書によれば華語の”教育”と日本語の”教育”の語義には、同じような意味もあり、異なる意味もある)

【ケダー州で不法外国人労働者取締りで69人を逮捕】
ケダー州 Imigresen はアロースターの2か所で不法外国人労働者の取締りを行いました。

州Imigresen の19人の取締り部隊が深夜から早朝にかけて行った5時間の取締り行動では、計123人の外国人労働者を調べて、その内正規の書類を所持していない69人を逮捕しました。取締り部門の長によれば、女性5人を含む69人の内訳は、65人のミャンマー人と4人のバングラデシュ人です。 彼らはケダー州内のいくつかの建設現場で労働者として働いていました。
逮捕された不法外国人労働者は、ペナン州 Juru にあるImigresenの施設へ送られ、継続取り調べを受けます。

(Intraasia 注:国内のどこかで大小に関わらずこういう取締り作戦が毎日行われていることでしょう。その中で時々ニュースになるものがある。マレーシアが外国人労働者に依存する率の高い国であり、不法者を雇った雇用者が軽い罪に終わるという現実を前に、不法外国人労働者の存在は依然としてそして今後もなくならないことは明白です。逮捕された不法外国人労働者は賃金ももらえず、収容所に送られそのうちに送還されるでしょう。この不条理なサイクルが起こり続けていることは、国民の正義と公正感覚を狂わせてしまう)

【規定の年齢に満たないムスリムの結婚に関して大臣は諭す】
(イスラム教関係を担当する)内閣府の大臣が強調しました:シャリア裁判所には、(結婚)年齢に達しない相手側ムスリムに関する結婚の許可を得る前に申請者が従わなければならない明瞭な規定があります。

「年齢が達していない者たちは、シャリア裁判所から許可を得る場合を除いて、事実上結婚することは許されません。」 
「シャリア裁判所から許可を得るために、その申請者は結婚を望む相手の合意と共にその相手の両親の合意を得なければならない。」とケダー州のYan で行われた週末市場協同組合の記念集会のオープン式に臨んだ大臣は語りました。

(Intraasia 注:この発言は5月24日に掲載した記事に言及するものでしょう。最低年齢は確か16歳のはずです。逆の言い方をすれば、マレーシアのムスリムはシャリア裁判所の許可があれば、この最低年齢を下回る女性とも結婚できるということですね)

5月25日のマレーシア記事

【国際郵便料金が改定された】
(全国の郵便局を運営する会社である)Pos Malaysia は国際郵便と国際小包の郵便料金を 2013年5月15日をもって改定しました。この改定には国内郵便と国内小包料金は含まれておらず、料金変更はありません。

Pos Malaysia によれば、国際郵便料金改定は、宛先国のゾーン区分を変更した、このため基本重量である 20gまでの書信の料金は20セントから30セントの値上がり、10g増加毎の追加料金では 5セントから25セントの値上がりになるとのことです。
またこの改定によって、国際郵便の書状の最大重量がこれまでの2㎏から 1kgに変更された。 つまり1kgを超えると小包または小型包装物扱いとなる。

(Intraasia 注: ごく目立たない記事として載っています。 日本へ手紙を航空便で郵送する場合も値上がりして、30g の料金は、1.40+0.60 = RM 2.00 となる。詳しくはイントラアジアのホームページの 『在住・中長期滞在に役立つ情報ページ』 目次から該当項目を開いてご覧ください。)

【サバ州では州のムスリムと外国人ムスリムとの結婚が年々増えている】
サバ州で開かれている国の不法移民に関するロイヤル調査委員会の聴聞会で、サバ州イスラム教事務局の副長官が語ったことです: サバ州イスラム教事務局によれば、2000年から2012年10月までにサバ州ムスリムとの結婚を登録した外国人ムスリムの総数は19781人でした。

この期間中にサバ州ムスリム女性と結婚した外国男性は 8859人でした、一方サバ州ムスリム男性と結婚した外国人女性は 10922人でした。 地元のムスリムが外国人男性女性を選んで結婚する数は近年増加しています。

サバ州イスラム教法に基づいて、州のムスリムは誰でもその結婚を必ずサバ州イスラム教事務局に届けて登録しなければなりません、これは外国人と結婚する場合も同じで例外扱いとはなりません。サバ州ムスリム男性と結婚する外国女性の多くはフィリピンとインドネシアからです。一方サバ州ムスリム女性が結婚する外国人男性はフィリピン、バングラデシュ、アルジェリアなどからです。

このサバ州ムスリムが外国人男女と結婚して登録することは、サバ州における無国籍児童が発生している問題には関係ありません。

(Intraasia 注:少なくともマレーシアでは、ムスリムの結婚相手は必ずムスリムでなければなりません、非ムスリムはまずイスラム教に改宗することになる。この記事で言及された数が多いのか、これぐらいは多いとは言えないのか、判断に難しいです。手元にある統計数字を探すと、「マレーシア国民登録庁の統計では、2011年に外国人配偶者と結婚した数は全国で 7921件でした。その内配偶者がベトナム人の場合が 2482人、中国人が2089人、インドネシア人が1334人で、残り2016人は各国からの人です」 というものです。 ところで相手のフィリピン人は南部のムスリムフィリピン人でしょう。バングラデシュ人は外国人労働者としてたくさんマレーシアに来ている、でもアルジェリアというマレーシアと大変縁の薄い国がここに突然現れるのは、不思議です)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】
1万円を銀行で両替すると RM 287.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 296.9 を入手します。

5月24日のマレーシア記事

【今年3か月間で13万枚の身分証が紛失した】
内務大臣が明らかにしました:2013年1月から3月までの3か月間で、身分証明証 MyKadが 13万3千枚の紛失という数は、政府に十分憂慮感を起こさせる

大臣はこの数を非常に多いとみなしており、「MyKad の紛失は、例え故意ではなくても、犯罪目的に使われかねないことにつながる。」 「我々を心配にさせるのは、もし犯罪組織に関する者がその紛失カードを所有することになったらということです。内務省はこういうMyKadがいろんな目的に、特に犯罪に使われることを心配する。」  内務省翼下の国民登録庁 (JPN)を訪れた内務大臣はこのように語りました。

「もし調査して MyKad 紛失に犯罪組織が関わって犯罪などの目的に使うということがわかれば、国民登録庁 (JPN)は問題解決のために防止対策と監視の諸行動を取らなければなりません。」 「私は国民登録庁 (JPN)はこの問題を解決する能力があると思う。」 

「今後MyKad を紛失した人に対して罰金を引き上げることになるかもしれない。」  「国民登録庁 (JPN)の長官に罰金に関しての提案を内務省宛てに出すようにお願いする、そして私が内閣にそれを提出して、そこでの意見と結論を得ることになる。」
MyKad 紛失に対する現在の罰金額は、初回の紛失に対してRM 100です、2回目がRM 200、3回目がRM 300です。

(Intraasia 注:全ての国民が保有する建前である MyKad は、最も重要な書類の1つであり、これなくしては公的な手続きは一切できない。もちろん警察事も同じです。民間でもオフィスビルやコンドミニアムに非関係者が入る際、守衛から提示を求められる、医院での受付、くじの賞金受け取りなどなど、ものすごく広範囲に要求されます。これほど大事なMyKad が1か月に4万数千枚も紛失したというのは驚きです。盗まれたとか不注意の他に、何らかの人為的要因があることが推測されてもおかしくない。 MyKad は英語のmy + card の意味であるマレーシア語kad を組み合わせた造語です)

【カトリック教会が発行する週刊紙が使っている "Allah" を巡る裁判のこと】

(これまでのいきさつは、以前から問題視されていた、カトリック教会が機関紙でキリスト教の神の意味で”Allah"を使うことを内務省が2009年に禁じた。教会側は"Allah" という単語はイスラム教の神だけを意味するものではないと反論し、これが裁判になり、2009年12月に高裁が下した判決で、カトリック教会側に”Allah"の使用を引き続き認めた。これに対して政府と内務省は控訴している)

カトリックのキリスト教会の週刊新聞 Herald が"Allah" という単語を使っていることに関して裁判が続いている控訴案件に、6つの州のイスラム教宗教理事会と1つのイスラム教協会が加わることが認められました。
これらの組織は、トレンガヌ州、連邦直轄領、マラッカ州、ジョーホール州、ケダー州、スランゴール州の各イスラム教宗教理事会、及びマレーシア華人ムスリム協会です。この7つの組織と政府が協議した上、7つの組織が"Allah" 裁判に加わることになっていました。控訴裁判への参加が認められたことによって、7つの組織を代表する弁護士が法廷で意見陳述できることになります。

(Intraasia 注: "Allah" はサバ州とサラワク州では昔からマレー語版キリスト教聖書に使われていると、識者は訴えている。 ところでマレーシア華人ムスリム協会はPersatuan Cina Muslim Malaysiaの華語名です。華人界のごく少数、1%にも満たない、が結婚などを通じてムスリムに改宗しているので、そういう人たちの団体ですね。)

【強姦して親に金を払ってその少女と結婚した事件に関して反汚職庁も捜査に入る】
サバ州コタキナバルで、今年2月レストラン店主、4人の子を持つ40歳のムスリム、が道路に止めた車中で13歳のムスリム少女、13歳、を強姦したことを受けて、彼は2月末下級裁判所に法定強姦の罪で起訴されました。
その少女が4月になって強姦訴え報告を取り下げました、そこで5月初め検察側の検察官は法廷で、起訴案件を取り下げることに異議はないと述べました。

そのレストラン店主は、先住民慣習法の下で、その少女の父親にその少女を娶ることを許してもらうべく補償としてRM 5千を払ったことがわかっています。
しかし、その結婚はイスラム法の下で正式に婚姻契約が結ばれたかについて疑問が起こりました、サバ州コミュニティ発展と消費者問題省の州大臣が疑問を呈したことが発端です。「その男がコタキナバルのシャリア法廷から2番目の妻を娶ることに関して承認を得ていない、ということを裁判所から知りました。」

一方検察側のトップである司法長官は語る、「検察はそのレストラン店主を法定強姦罪で引き続き起訴します。その男性が少女と性行為をした後結婚し、少女が警察訴え報告を取り下げたのであっても、検察は起訴を一度も取り下げていない。」

この司法長官の発言を、2つの女性団体が歓迎しました。All Women's Action Society の幹部は、子供を法定強姦から守るための及び子供の結婚を防ぐ法律が執行されるべきですと語る。「13歳の少女が花嫁になるなんて許せようか? さらにこの結婚を隠れ蓑にして法定強姦の罪を避けようとしている。」


シャリア弁護士協会の事務局長は、サバ州福祉事務所がこの結婚に疑問を呈していることに同意して語る、「州のシャリア法廷が結婚を認めて初めて、この2人は州の宗教庁にその婚姻を登録できます、」 「その少女が両親といっしょに滞在することができないのも明確だ。両親は結婚に同意しており、娘の最良の立場で行動していない。」

(Intraasia 注:この1週間ぐらい話題になっているニュースです。その男の傲慢な発言が新聞に載っていました。人権団体や女性団体は当然注目する事件です。以前このサイトでも書いたように、ムスリム女性は法定結婚年齢より下回っても、裁判所の許可があれば結婚できるということになっている)




5月23日のマレーシア記事

【ウエサクデーを前に準備に忙しいシンハラ人コミュニティー】
マレーシアでの少数民族として、スリランカ人社会またはマレーシアでシンハラ人と知られる人たちがクアラルンプールのブリックフィールド地区とセントゥル地区の仏教寺院により集まって来ています。今月の満月の日つまり5月24日の到来が近づいて、シンハラ人はウエサクデーを意味多いものにしようと盛んに活動しています。

ウエサクデーを祝うためにシンハラ人が製作するものの中に、偶像車があります。これはグループの皆が力を合わせて長い時間と費用をかけたことと高い創造性を示唆しています。「私たちは偶像車の製作を優先しています、それはウエサクデーの前夜にパレードを行う時重要な役割を務めるからです。」

(Intraasia 注:仏教の祝祭を仏教国でない国が祝日にするのは世界に少ないそうです。複数種の宗教徒が無視できない数で存在するマレーシアは1日だけ国の祝日にしています、それがウエサクデーです。仏教徒は華人界の一部、インド人界の一部、マレーシアタイ人ということになる。マレーシアインド人界の多数派タミール人はヒンディー教徒、そして少数派としてキリスト教徒からなる。南方上座部の仏教徒はマレーシアインド人界の少数派で、その多くはスリランカからのシンハラ人のようです。先祖がインド本土から来た仏教徒はごく少ないのではないだろうか。 偶像車はマレーシア語から直訳したので、ここでは仏教的観点から作った山車のようなものと理解される)

【サバ州では昨年15万人を超える非居住者労働者を雇った】
サバ州労働局の長(女性)が明らかにしたものです:2012年にサバ州で雇用者が雇用した、非居住の被雇用者の総数は15万3438人でした、この数は直近3年間で最多でした。サバ州労働法によれば、非居住の被雇用者とは、外国人労働者だけでなく、半島部とサラワク州とブルネイからサバ州に働きに来た労働者を意味します。

サバ州で開かれている国の不法移民に関するロイヤル調査委員会で行った労働局長はその証言中で述べました、「非居住者労働者の大部分はプランテーション農園に従事しており、それはサバ州東海岸のサンダカン地方、ラハッドダトゥ地方、キナバタンガン地方、タワウ地方に集中している。」

「労働局は主に、非居住者外国人労働者を雇う雇用者に許可証を発行しています。」 「サバ州の非居住の被雇用者を雇う理由は、こういった面白みのない汚い危険な仕事に就こうとするサバ州人を雇えないからです。」 「外国人労働者を雇う分野は、農業、プランテーション農園、建築業、製造業、一部のサービス業、雑貨店、レストラン、機械修理業などです。」

「最低賃金制が施行されたことで、人々はマレーシア国民を雇うより外国人労働者を雇う方がもっと安価になったといってる、これは間違った理解です。違法な入国者を雇うこと、または法的な手続きを経て労働許可申請をしないこと、そういうことの結果安価な労働者を得られることになる。でもこれは法律違反です。」 と労働局長は語る。「一般にマレーシア人雇用者は、外国人労働者の方がマレーシア人労働者よりよく働くと思っている。」

(Intraasia 注:非居住者という定義に半島部人なども含まれていることに注目、マレーシア成立の基本概念である、サバ州は13州の単なる1つではなく、半島部とサバ州とサラワク州であるということが背景にありますね。 いうまでもなくサバ州で働く非居住の被雇用者の総数はこれよりはるかに多い)

【AirAsia の2013年第1四半期は好調だった】

AirAsia Bhdは 2013年第1四半期の業績を発表しました。(比較パーセントの値は対前年同期比)

営業利益は6%増えてRM 2億5400万、売上高は11%増えてRM 13億です。目だった伸びは、乗客数の増加で 7%増えて517万人です。乗客一人当たりの付随収入及び平均運賃も増加しました。
また AirAsia Bhd の保有運航機数は2013年第1四半期において66機になったことで、輸送能力(座席総数)が9%増えました。座席総数が増加したにもかかわらず、座席稼働率は 79%と高いままでした。

AirAsia 最高経営責任者は説明する、 「付随収入は好転して 7%増えて、乗客1人当たりRM 42でした。1年前のそれはRM 40だった。」 「有効座席キロ数当たりのコスト(CASK) を見ると、燃料費を除いた CASKが5%も下がって 6.83 セントでした、2012年第1四半期のそれは 7.18セントでした。」 「しかし燃料代が上がったことで、全体的な有効座席キロ数当たりのコスト(CASK)は13.62セントです。また有効座席キロ数当たりの収入(RASK) は変わらず16.89セントです。」

「2013年第1四半期の平均運賃は2%上昇して、RM 180です。」 「こうした数字は、 AirAsiaが路線とサービス品質と強いブランド力の成功によって毎年利用者が増加していく需要を作り出していることを示すものです。」と最高経営責任者。

(Intraasia 注: AirAsia の本体がマレーシア基盤の AirAsia Bhdです。平均運賃の数字と付随収入額は興味深いものです。  AirAsia の初期である2000年代前半に比べると乗客の幅がすごく広がっている、このため荷物や機内飲食や座席指定など付随したサービスに金を払うことをいとわない人が非常に増加していることを示すものですね。付随サービスを一切求めないイントラアジアのような乗客は今や少数派でしょう)

5月22日のマレーシア記事

【術医と偽って華人中高年を騙してRM 100万を騙しとった中国女性グループ】
狡猾な4人の中国人女性が不吉を取り除く呪医(bomoh) と偽って、マレーシア人を騙しました。最近行われた取締りでその4人とも逮捕されたことで明らかになり、3年来のその損害は百万リンギットに達するもようです。

ケダー州のKulimにあるホテルで5月17日午前3時半ごろ、ペラ州の商業犯罪捜査チームに逮捕されたその容疑者の年齢は45歳から51歳までです。
彼女たちの騙し作戦はこうです: 運を占ってもらう被害者に顔の外貌を基に運を告げた後、近いうちに不幸に陥ると告げるのです。多くの被害者は華人の中高年者です。

被害者が首尾よく驚かされると、その女性グループは その不吉な運を取り除けると称する代替え薬の提供を申し出ることになる。女性グループはそこで、代金として被害者に宝石類とお金を差し出すように求めます。

(Intraasia 注:こういう詐欺事件は、呪医に頼る被害者の方に落ち度があるとしか言いようがない。いくら何を言おうとこういう人たちは呪医信仰ですからね。冷静に考えれば、中国人が呪医としてマレーシアが活動できるわけはなく、それだけで怪しい存在だ。華人なら、彼女たちが中国人であることはすぐわかる。イントラアジアでも中国人の話す(華語というより)中国語の発音とアクセントから中国人とマレーシア華人の識別はごく容易です。年間100万人以上の中国人がマレーシアにやって来る、不法に滞在しているのは全然珍しくない。なおマレーシア語ではwanita China 中国女性というように、中国という意味を示すときは Cinaではなく China と書く。)

【教育大臣が、董總は変わらなければならないと言明】
(華語教育の総本山である董總は独立中華中学校で独自の統一試験を実施していますが、それを教育省は国の試験としてその資格を認定していません。そこで董總は長年、統一試験の認証を要求している)

教育大臣を兼務するムヒディン副首相は記者会見の場で語りました、「教育省の主張に対して、董總が統一試験の認証に関する件で国家教育政策に基づいて変わる必要があると言うならば、この承認の件は全く問題にもならない。」

「いかなるものであれ董總がもし統一試験の資格を承認してほしければ、求められる変化に適合したことをしなければならない。この件において我々は以前から今に至るまで論じており、我が省はまだ最終決定をしていない。これは董總が未だ変わっていないためです。」

副首相は、董總の行う統一試験資格の承認に関することは、教育省が打ち出している政策と規定に基づいて進めなければならないとしながら、しかし董總がどのように変わらなければならないかについてはそれ以上の説明をしませんでした。「 統一試験の資格を承認する件は進行している、ただし教育省の立場は非常に明確です。どのような変化があったとしても董總は改善したことを示さなければならない、この改善と調整はマレーシアの国家政策に合致したものです。」

(Intraasia 注:総選挙が終わったことで、長年教育省とは根本的に相容れない董總に対して副首相ははっきりものを言っています。董總の方が変化しなければならないということです。独中というのは、マレーシア教育制度の枠内にはあるが、その教育媒介言語やカリキュラムなどからいわば教育省の認証外にある)

【クアラルンプール国際空港の年間利用者数の10%増加が期待される】
マレーシア空港持ち株会社は、クアラルンプール国際空港KLIA の利用者数について、今年は対前年比で10%増加することを期待しています。 2012年の年間利用者数は3990万人でした。
同社の幹部によれば、2013年第1四半期の利用者数は対前年同期比 12%増えて1420万人でした。

(Intraasia 注:この数字にはLCCターミナルの利用者数も含まれているはずです)

5月21日のマレーシア記事

【Plaza Rakyatプロジェクトはいつになったら復興するのか】
クアラルンプール中心部のバスターミナルPudu Sentral (通称は依然として Pudu Rayaです)に隣接した地に、一部だけ建てた形で長年放棄されている大規模ビルPlaza Rakyatのプロジェクトを復興させる案を持つ企業からの提案を受け付けるとのことです。

Plaza Rakyat Sdn Bhdの管財人 Adamprimus がメディアに広告を掲載して、不動産開発にきちんとした実績を持つ財政面でしっかりしている企業を対象にこの放棄されたプロジェクトに関する案を提出してくれることを期待するとしています。 Plaza Rakyatプロジェクトは1997年8年の東南アジア経済危機の後に放棄されたままになっています。

敷地面積15エーカー(約 6ヘクタール)の広さを持つ一等地にこの Plaza Rakyatプロジェクトが持ち上がったのは1995年でした、サラワク州大実業家の会社 Wembley Industries Holdings Bhdがクアラルンプール市庁と組んでの開発プロジェクトであり、そこでは総工費RM 14億をかけて多層階の交通ターミナル、商業施設、住居からなる大規模な複合ビルの建設が計画されました:79階のオフィスビル、46階のコンドミニアム、24階のホテル、7階のショッピングセンターなど
しかし建設されて現在使われているのは(交通機関の1つである)高架電車の Plaza Rakyat 駅だけです。

新聞社がネットなどで調べたところ、この管財人 Adamprimus に関する情報はほとんどないことがわかりました。
これまでにもプロジェクト復興の試みはありました。 プロジェクト当初の主建設会社であった Daewoo Corpから 2003年に、上記のサラワク州大実業家が関係する Global Upline Sdn Bhdが建設を受け継ぐことになった。しかしこの会社はその後プロジェクトから手を引きました。

その後建設を請け負う会社は次々と変わっていきました:PJ Indah Sdn Bhd (PJI Holdings Bhdの翼下)が引き継いだがその会社との契約も合意の上で取り消された。2005年にはJetwork Engineering Sdn Bhd になったがこれも成就せず、2007年にはまたGlobal Upline に戻った。5年間で完成させるとのことだったが、今に至るまで何も進展していません。2009年に政府からその Global Uplin に対して完成させるようにとの最後通牒がなされたにもかかわらず同社はプロジェクト復興をしなかった。

この敷地はクアラルンプール市庁から政府に88年契約でリースされています。政府が最終的にGlobal Upline との契約を破棄したことで、Global Upline側が賠償金RM 10億を求める裁判所の差し止め命令が出ました。

(Intraasia 注:Plaza Rakyatプロジェクトが放棄されて既に15年近い。交通ハブどころか、LRT高架電車の利用者は毎日せまくお粗末な臨時通路を歩かねばならない。クアラルンプールの一等地にこれほど広い面積を持つプロジェクトがなぜ未だに放置されているか、まこと不思議です。これが空港だったら、政府は手をこまねいてないはずです。最初にクアラルンプール市庁の関わった時点から恐らく不明瞭さのあるプロジェクトなんでしょう。 何かが明らかにされていない、だから有名大デベロッパーはこのプロジェクトの復興にこれまで加わわろうとしなかった、と猜疑心がわいてきますな)

【国民小学校に少なくとも3人の J-Qaf 教師を配属する計画】

教育と高等教育省は、2016年までに全国の全ての小学校で Jawi 、クルアーン、アラビア語、 Fardu Ain (J-Qaf ムスリムの戒律)科目を教える少なくとも3人の教師を配属する目標を達成することができるようです。

コタバルの国民小学校で開かれた催しに出席した、同省のイスラム教教育部門の理事は、今年から 2万人のJ-Qaf 教師を得ることでその目標は達成できると語りました。
その理事によれば、省が2006年に J-Qaf 教師の雇用を導入して以来省のイスラム教教育の研究成果が出た、生徒の90%もが Jawi を書いて読む、クルアーンを読誦する、Fardu Ain (J-Qaf ムスリムの戒律)を読む面でイスラム教育を収めるという目標を達成しました。

(Intraasia 注:ここで言及されている小学校とは当然国民小学校だけを指すはずです。J-Qaf とは何なのかよくわかりませんが、辞書によればムスリムの戒律のようです。Jawi はマレー語をアラビア文字を使って表記したものです。クランタン州では道路標識にJawi が必ず加わっている。かつてマレー語やトルコ語はアラビア文字で記述されていました。マレー語がローマンアルファベットで書記されるようになっても Jawi そのものが廃止されたわけではないので、今日でも見かける。Utusanが発行していたJawi の新聞は何年か前に廃刊となり、現在はUtusan本紙に定期的に挟み込まれる形になっている)

【Malindo Airは通称スバン空港である Skypark ターミナルからも運行する】

(インドネシアの航空会社Lion Air がマレーシアに設立した合弁の航空会社) Malindo Air は(通称スバン空港である)Skypark ターミナルでマレーシア国内線の運行を6月3日から開始します。

開始する路線はペナン路線、ジョーホールバル路線、コタバル路線で、片道RM 69からです。 Malindo Air はターボプロップ機のATR72-600を購入するとのことで、最初の1機がマレーシアに到着しました。
Malindo Air はジェット機を使っての運行は引き続きクアラルンプール国際空港KLA で行います。

(Intraasia 注:ジョット機の路線はKLIAから、ターボプロップ機の運行はSkypark ターミナルという運行をするわけです。利用者に混乱をもたらしそうだなあ。現時点では、話題先行の Malindo Air は今後どう乗客を引き付けていくのでしょうか、というところです)

5月20日のマレーシア記事

【ある省庁の長官?局長?と職員女性がカルワット容疑で逮捕された】
連邦直轄領イスラム庁(JAWI) は、ある省庁の長官?局長?をカルワット容疑で拘留しました。その理由はその人物が同じ省庁の同僚でもある総務職員と思われる女性とプトウラジャヤにある家でカルワット行為をしたことからです。

これまでに分かったことは、その54歳の男は3人の子を持つ夫であり、女の方は31歳で今年1月に夫と離婚しており子どもが1人います。消息筋によれば、その男はしばしばその女性の家を訪ねていた、とりわけ週末にです。そして住民の嫌疑感を引き起こし、同時に調査と行動を取ってほしいとプトゥラジャヤのJAWIの取締り部署宛てに報告がありました。

消息筋は語る、「そのため、プトゥラジャヤJAWIの取締りチームが午前2時半ごろその家を訪れ、2人を拘留しました。」 「JAWI取締りチームは挨拶し、ドアを数回ノックした、その後30分してから女性がドアを開けた。彼女は長スラックスを履き長袖の上着を着ていました。」 「JAWI取締りチームが調べたところ、長スラックスとTシャツ姿の男が家内にいました。取締りチームの捜査時にその女の4歳の娘もその家にいて眠っていました。」 「取締りチームはその男女2人を逮捕し、継続調査のためにプトゥラジャヤのJAWI本庁へ連行しました。」

(Intraasia 注:クアラルンプールもプトゥラジャヤも連邦直轄領ですから、連邦直轄領JAWI が担当するということですね。 カルワット捜査には一般からの通報が欠かせないということが、こういう記事からわかります。記事にはどこの省庁の長官なのか局長なのかは書いてありません)

【税関庁副長官殺しの背後に自動車密輸グループが浮かぶ】
(今年4月税関庁の副長官の1人が通勤途上のプトゥラジャヤで、何者かに銃撃されて死亡しました、このニュースは当サイトでも載せました)
副長官が殺された事件の背後では、恐らく自動車密輸グループが関係しているようです。

ある新聞が消息筋の言葉を載せており、それによればその密輸グループは(免税の島である)ランカウイ島から本土側へ高級車を持ち込む、規定ではその自動車にかかる関税と販売税を90日以内に収めなければならないが、彼らは税金逃れをして払わない。

税関庁は約1年前から、このグループの活動を監視していました。税関庁は次のように見る:マレーシア人が背後で操るこの密輸グループが税金を払わないことから、彼らの売る車価格は本土で販売されている輸入車よりもずっと安くなる。

(Intraasia 注:ランカウイ島では自動車に輸入関税などがかからないので、当然ながら価格は本土よりずっと安くなる。その車のナンバープレート英文字からランカウイ島登録とわかる。条件として7年間だったかな? 所定の税金を払わない限り本土側へ持ち出せないことになっている。こういうことを悪用した密輸ということのようです)

【国会議員や大臣が受け取る歳費と手当】
総選挙で当選した国会下院議員は歳費と手当で月の所得がRM 1万ほどになります。

国会議員法1980年 の中に定めた規定によれば、 国会議員の受け取る手当には、交際費RM 1500、運転手代 RM 1200、交通費 RM 1500、通信費RM 900があります。また国会開催中に出席すると日にRM 200の手当、他に政府官庁などが主催する公的な会議、セミナーなどに出席するとその都度RM 150の手当がでます。
この他、公務の場合は食費手当、宿泊代、洗濯代、駐車と通行料などのかかった費用を請求できます。

閣僚と国会議員の歳費月額
首相:RM 22826、 大臣: RM 14907、 副大臣: RM 10847、 国会下院議員:RM 6508、上院議員:RM 4112

(Intraasia 注:以前からわかっているように、マレーシアの議員や大臣の受取る月額自体はあまり多額ではない。よく言われる比較のシンガポール首相の月額はRM 44万にあたるそうだ。今回入閣したMayBank最高経営責任者(銀行は辞任した)は昨年RM 600万の年収だったとのこと、民間大企業の最高経営責任者ははるかに高額所得者です。 マレーシアの国会議員はこの公的収入だけで本当に活動していけるのであろうか?と思う) 

5月19日のマレーシア記事

【男性平均寿命は女性より7年短い】
Mara工科大学 (UiTM)薬学部の教授は、女性は79歳まで生きられるが男性は72歳までに過ぎない、と語りました。「この状況は、男性グループは健康な生活スタイルの実践を怠ることで様々な病気種の危険性に簡単にさらされてしまう、ということが原因です。」

「男性グループは、心臓病、脳卒中、糖尿病、ガンのようないろんな病気にかかる危険性によりさらされています。」 「働く事により重きを置くことからも健康に気を配ることが減ることで、女性グループに比べて男性グループは病気になる危険がより高まる結果になる」 とクランタン州Ketereh にある隣組活動センターで開かれた高血圧症の日会合の後で教授は話しました

2010年における男性平均寿命は 71.9才、女性は77歳です。

(Intraasia 注:最後に記述された数字では女性77歳となっている。ということはその後2年間で寿命が 2年も延びたのかな? ときどき見かける整合性に欠ける記事ですが、いずれにしろ女性が長生きするのはマレーシアでも同じです)

【スランゴール州とクアラルンプールでは上水供給量が減っているとSyabas が主張】

スランゴール州とクアラルンプールでは上水供給量が着実に減っている、その理由は各浄水場で浄水量が既に最大能力段階に達しているからだ、とのことです。これは(スランゴール州上水供給事業を一手に行う) Syarikat Bekalan Air Selangor (Syabas)による説明です。

Syabas は声明の中で主張する、「浄水場は消費者の増え続ける需要にこれ以上答えていけません。」 「この問題は降雨量にも上水になる前の水にも関連していません、降雨量と水そのものは十分です。」 「スランゴール州とクアラルンプールにおけるいくつかの貯水池での水位低下は予期しない需要の増加であるのは明白です、これは浄水の生産量を超えている。」

この状況のため Syabas は関連する全ての浄水場運営会社に対して、各浄水場での生産量を最大限に増やすように要請しました。浄水会社は Puncak Niaga (M) Sdn Bhd, Syarikat Pengeluar Air Sungai Selangor (Splash)、 Konsortium Abbas Sdn Bhd (ABBAS)です。
「浄水場では直面する状況に対処するために、既に最大限にまたは過剰に稼働しています。」

民聯 (Pakatan Rakyat) の州議会議員が、Syabas のサービスのお粗末さからスバンジャヤの一部で水不足が起きていると批判したことについて、Syabas は反論する「影響を受けた地区での断水は予定外のできごとだったので、それを住民には通知していない。」 「断水が起きたのは、火曜日以来のスバン空港貯水池での水位低下のためです。その結果暑い天気のため水需要が増えたことで、危機的な水位レベルになった。」 「断水に対応するために、Syabas は水供給車10台を使って影響地区へ22回配水し、断水は木曜日に解決しました。」

(Intraasia 注:スランゴール州とクアラルンプールにおける中長期的上水供給は既に数年前から懸案事項になっている。増え続ける人口と産業需要増加、及び節水意識の希薄さからこの問題は近い将来重大になりそうだと感じる。民聯 (Pakatan Rakyat) 州政府側と国の意向を受けたSyarikat Bekalan Air Selangor (Syabas)間の意思疎通の悪さと主張の違いが問題を政治問題化させている。浄水会社がなぜ数社もあるのか不思議です。 上水の問題はマレーシア人、外国人に関係なく影響が及ぶので、上水供給計画では足並みをそろえて解決に向かって欲しいと思う。)

【ペラ州のバガンダト地方】
ペラ州の Hilir Perak郡 にある町・地方 Bagan Datoh はココナツ栽培農家と深瀬漁の漁民から成る町です。

 Bagan Datohはペラ州海岸側の最南端にあり、Teluk Intan から40kmほど離れている。この町はペラ川が海に流れ込むデルタ地帯に位置します。町の主たる経済活動はココナツ栽培と漁業です。近年オイルパーム樹の栽培も加わった。地理を見ると、 Bagan Datohの近隣にはココナツの木が生い茂る村々がある。そして川に近い場所には漁村がいくつもある。内陸部の村はマレー人村であり、海に近い村には華人が多い。マレー人は農業に従事しまた農園でもインド人と共に働いている。一方華人の多数派は漁民です。

 Bagan Datohという名の由来は地元民にはよく知られている。それは歴史的人物 Tok Kelahが関係します。その後この地が Bagan Datok と呼ばれるようになった後、やってきた英国人植民地者はこの地の呼称をBagan Datoh に変更しました、その理由は英国人は"Datok"と言う発音に戸惑ったとのことです。

今日Bagan Datohは釣り好きの間で人気が高く、各地からやって来る。そして 波止場でudang galah エビを釣ります。このあたりで一般的な魚は siakap putih, sembilang, kerapu, selar, tamban, selayang などです。
Bagan Datoh 地方はまたホームステイ村があることでも知られています。

(Intraasia 注:Bagan Datoh には1990年代ペラ州をバスで回っていたとき、偶然立ち寄ったことを思い出した。でも泊まっていないので記憶にごく薄い。何か特定の目的でもない限り、こういう町を訪れる人はごく少ないだろうが、観光地化されてない町を訪れることをイントラアジアは好む。マレーシア語には語の中間や最後に "k" の字が来ることがある。ただし決して"ku"という発音にはならず、"k"の無音化になる)

5月18日のマレーシア記事

【ようやくコミュニケーションとマルチメディア省ができた】
今回のナジブ第2次内閣組閣において、これまでの省”情報とコミュニケーションと文化省”が ”コミュニケーションとマルチメディア省”に変更されたことを称賛します。

消費者はブロードバンド接続、ビデオ、オーディオ、グラフィック、アニメ、、といったコンテンツの要素と革新に飢えているのです。 コミュニケーションとマルチメディア省ができたことは大いに今日的意味があります、それはマレーシアは先進国になるべく急成長しており、デジタル基盤は欠かせないからです。 さらにマレーシアは東南アジアでの創造性と革新のハブになろうともしています。

今年のハリウッドのアカデミーショーで、Angg Lee 監督の映画 Life of Pie が賞を取りました、この映画のデジタルアニメ部分の製作には45人のマレーシア人スタッフが関わった、これはマレーシアのデジタル創造性と革新における技術力を典型的に示すものです。

(Intraasia 注:政権交代時と内閣改造時に省にも改変が及ぶのは毎回のことです。今回も高等教育省が再度教育省に吸収された、これまで文化部門は観光省に入ったり、コミュニケーション省に入ったりと定まらない。自然資源と環境省というように利益的に同舟は難しい分野が1つの省になっている。今回のコミュニケーションとマルチメディア省への改変は確かに情報通信とマルチメディアを一括するもので、わかりやすい省名ですね)

【航空会社Firefly】
マレーシア航空の完全子会社である Firefly は、全ての行き先で毎日格安になる、キャンペーンを始めました。
同社の最高経営責任者は、運賃は片道 RM 49から249になると発表しました。「Firefly の保有機は ATR 72-500ターボプロップ機を12機です、近いうちに新路線も始める。」
5月13日に始めたキャンペーンでの提供座席数は50万席分で、飛行時期は2013年6月13日から2014年3月までです。

(Intraasia 注:通称スバン空港とペナン空港をハブとした、国内及び近隣国家路線を持つのが Fireflyです)

【華語があまりできない教育省副大臣に華語教育界が期待すること】
ナジブ新内閣に入閣した唯二の華人である、教育省副大臣の Mary 葉 (女性)は、華語教育界の背景を持つ人を雇って助言を求める、そうして職務の遂行をより良く行えるようにしていく、と語りました。
副大臣よれば、その職務は高等教育部の政務になるようです。

サバ州の団結党の議員である Mary 葉は華語をあまり解しませんが、サバ州出身華人であることから(サバ州華人界で通用力が非常に高い言語である)客家語は流暢です。そこで彼女は、マスコミとの会見では英語のほかに客家語も使えます。
(マレーシア華語教育界の総本山である)董教總は 華語教育の問題点で交流を進めるためにこの教育省副大臣 Mary 葉と会合を持つ意向です。これによって副大臣が華語教育問題の解決に助力してくれることを期待しています、「董總は副大臣が華語教育問題をきちんと理解してくれることを希望している。」
一方董教總の半分である教總の議長も同様に、「教總も副大臣と会合を持つ意向であることを明らかにしました。

(Intraasia 注:董教總、董總、教總という名称は華語新聞でほとんど毎日載る名称であり、華語教育界の中枢を担う組織です。マレーシア華人界で中華思想を具体的に表象している人たちともいえる。伝統的に馬華公会MCAの議員が教育省の副大臣に就いてきたが、今回馬華公会MCAは入閣していない、そこでマレーシア華人界の傍流であるサバ州華人界且つサバ州独自政党の華人議員がその副大臣が任命された。おまけにこの副大臣は華語をよく解さないということで、華語教育界の期待薄感が隠された発言内容です。董教總と教育省は長年に渡って関係が良くない。通常は華人副大臣がその仲介を進めるような役割を果たすが、今回は果たしてどうなるのだろうか。 )

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】
1万円を銀行で両替すると RM 288.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 295.8を入手します。

(Intraasia 注:論評するのもいやになる、対リンギットでの円安が止まらない)

5月17日のマレーシア記事

【密入出国のアフガニスタン人グループを逮捕した】
スランゴール州の PortKelang で、警察は密入国者取締り作戦で13人のアフガニスタン人を逮捕しました。場所は Klang通りにある海鮮レストランに近い二次ジャングル地帯です。

警察本庁の消息筋によれば、逮捕時男10人、女2人、女児1人から成るアフガニスタン人は海路でマレーシアから密出国しようと、その2次ジャングル地に隠れていました。さらに、国連難民高等弁務官事務所のカード8枚とパスポート 1つ、携帯電話8個が押収されました。

「アフガニスタン人グループを逮捕したという情報は既に国際刑事警察機構アフガニスタンとアフガニスタン大使館に通知した」 と警察消息筋。 逮捕されたアフガニスタン人は5月22日まで拘留されて、反人身取引と移住者??(意味不明)法2007年に基づいて取り調べが行われます。

(Intraasia 注:マレーシアは難民のトランジット地または一時滞在地として昔からいろんな国の難民や亡命希望者が実に数多く、合法と違法を問わずやって来る。マレーシア自体は難民と亡命希望者を受け入れないことを国是としているにも関わらずです。これだけ見るとマレーシアは閉鎖的な国かのように思う人がいるが、実態は全く違い、10万人近いミャンマー難民がマレーシアに滞在している、以前はスマトラ島のアチェ亡命者を暫定的に多数受け入れていた。ボスニアヘルツゴビアからも少数受け入れた。以前からイラク人、アフガニスタン人などのオーストラリアへの違法?渡航トランジット地として、マレーシアが使われていることはニュースになっている。彼らは恐らく海路マレー半島部に着き、また海路去っていくようですが、そういうことを斡旋するネットワークがあることを物語る。小さな船での海路密入出国は相当危険であっても、特定国からの難民、亡命希望者の人たちは減らないことがわかる。)

【中医の按摩師を専門業化するために】
マレーシア中医按摩師協会の会長は国内の中医按摩業者に対して、国の人的資源省認証の按摩技能証明書(SKM) を申請するようにと促しています。この証明書を得ることで専門業である資格が取得できます。

マレーシア中医按摩師協会は3項目の提案を決めました、その提案内では国に対する要望などを列記している: 
・ヘルスセンターが伝統療法という名称を乱用している状態を保健省が厳しく規制するように、そうして消費者の安全を保障することを求める。
・政府はマレーシア人の中医按摩師をもっと養成して、外国人の中医按摩師への依存を減らす。
・マレーシアへの医療ツーリズム発展を推進し助成する。 
・マレーシア中醫師?針灸連合総会が制定している中医按摩統一課程を支持し、連合総会が資格認定試験を設定することを支持する。こうすることで、マレーシアの中医按摩師を専門家に高める。

会長によれば、保健省は中医按摩と足脚の按摩に関して省の責任で技能教育を行うことに同意しているとのことです。 これが正規の中医技能専門科の発展につながる。 「ヘルスセンターが乱用している中医の文字を保健省が規制できるようになれば、ヘルスセンターのマッサージと中医按摩の区別が明確になるでしょう。」

(Intraasia 注:中医とは伝統的中国医療とその従事者のことを言います。その一部に按摩、針、灸などがある。クアラルンプールには中医養成の学院がある。中医の中には台湾や中国から来て開業または働いている人もいます。街角やショッピングセンター内に近年足マッサージや身体マッサージを掲げた店が続々増えた。スパーでもマッサージを歌っている。ということで中医側は区別をして欲しいと主張している。 )

【ナジブ第2次内閣で入閣した大臣と副大臣の所属について】
ナジブ第2次内閣で大臣と副大臣に任命されたサバ州とサラワク州からの人数は、マレーシア政治史上で最多の20人にもなりました。
総選挙でBarisan Nasional (国陣) は両州で47議席を獲得しました。これは議席総数133中の 21%になります。サラワク州で候補者が全勝した土保党PBBは、大臣副大臣で7人も入閣しました。
半島部ではジョーホール州が最多となる8人の入閣者を出しました。

サラワク州州首相は、この結果に、とりわけナジブ首相がサラワク州での多数議席獲得をナジブ首相が重視してサラワク州議員が多く入閣したことに、喜びを表明しました。

党別
Barisan Nasional (国陣) の中核であるUMNO が最多の大臣数:大臣18人、副大臣 17人
サラワク州の土保党PBB: 大臣4人、副大臣 3人
インド人会議党MIC:大臣2人、副大臣 2人
その他5つの政党から8人、及び民間出身 4人

州別(トップ3州だけ)
サバ州:大臣6人、副大臣 4人
サラワク州:大臣6人、副大臣 4人
ジョーホール州:大臣 3人、副大臣 5人

(Intraasia 注:総選挙でBarisan Nasional (国陣) が政権を維持した最大の貢献は、数字的にも明らかなように、ボルネオ島部のサバ州とサラワク州であったことを裏付ける組閣と言えます。このことと馬華公会MCAの惨敗という現実の政治背景を考慮して、ナジブ首相はサバ州とサラワク州からこれまでに例のない多数の大臣副大臣を起用した)



5月16日のマレーシア記事

【ナジブ首相が第2次内閣の陣容を発表】
総選挙で Barisan Nasional (国陣) が政権を維持したことを受けて、ナジブ首相は第2次ナジブ内閣の陣容を発表しました。 これに先立ってナジブ首相は王宮に国王を訪ねて、内閣名簿の承認を得ました。

華人基盤政党の馬華公会MCAと民政党Gerakan は入閣しないと既に声明していたので、今回の陣容に1人も入閣していません。ただ運輸大臣の職を馬華公会MCAに回すことを考慮して、国防大臣が暫定的に兼務しています。華人界からは2人が入閣しています、1人はNGOから内閣府の大臣、もう1人はサバ州のPBS団結党から副大臣として。馬華公会MCAはマラヤ連邦独立以来歴代内閣に入閣してきましたが、今回初めて入閣なしとなった。

(何年か前に教育省から分離して高等教育省ができたのですが)今回高等教育省はまた教育省に統合されました。 サバ州とサラワク州から大臣と副大臣に任命された数がそれぞれ10人で、これまで最高の20人になります。
省の数: 24、 大臣の人数: 30人(内女性は2人だけ)、副大臣の人数: 27人(内女性は5人)

以下は主な陣容です。
首相:Najib Razak、財務大臣を兼務
副首相:Muhyiddin Yassin、 教育大臣を兼務
内務大臣:Ahmad Zahid Hamidi (UMNO準総裁)
第2財務大臣:Ahmad Husni Hanadzlah
第2教育大臣:Idris Jusoh
通産大臣:Mustapa Mohamed
観光・文化大臣:Mohamed Nazri Abdul Aziz
国防大臣:Hishammuddin Tun Hussein (UMNO準総裁)
保健大臣:Dr S. Subramaniam (インド人党MIC)
外務大臣:Anifah Aman
女性・家族・コミュニティ発展大臣:Rohani Abdul Karim (女性、サバ州)
自然資源と環境大臣:G. Palanivel (インド人党MIC総裁)
地方と地域発展大臣:Mohd Shafie Apdal (UMNO準総裁)
青年スポーツ大臣:Khairy Jamaluddin Abu Bakar (30才代、UMNO青年部長)
内閣府の大臣(省の大臣ではなく、それぞれ担当分野を持つ): Abdul Wahid Omar(MayBankの最高経営責任者) , Idris Jala(元マレーシア航空最高経営責任者で再任), Paul 劉 Seng Kuan (Transparency International Malaysiaの議長) など計8人(内1人だけ女性、サバ州)

(Intraasia 注:大臣の人数が多いのはマレーシアだけではないですが、どこの国の政治家も大臣という地位に固執するということですね、そこでマレーシアでも大臣数が徐々に増えて、前回よりわずかに減ったとはいえ、60人近くにもなっている。省が多すぎる弊害は以前から目立ちます。 それにしても女性の数が極めて少ない。女性団体が批判するまでもなく、男性中心のありかたがBarisan Nasional (国陣) では変わらないことを示している。馬華公会MCAが入閣してないこともあり、内閣におけるUMNOの存在がより強まった。これは総選挙の結果Barisan Nasional (国陣) 内でUMNOが比重をよりました結果でもある。民間から数人が入閣した中で、2人が目を引く)

【華人閣僚の激減に失望を表明する華人界の総連合】
(国内の華人団体・組織・同業団体などの総連合体である)華總 の会長は、新内閣で華人入閣者の比率がこれまでの最低となる大幅に下がったことに失望感を表明しました。同時に、華人基盤政党が入閣を考慮して政治における華人の代表性を強めて欲しい、とその希望を語りました。

「華人の閣僚数がこれまでに比べて、大臣職で4人、副大臣職で9人も減った。」

【 MyRapidカード】
(クアラルンプール圏の Rapid KL 交通機関網で使える) MyRapid カードの保有者はこれからは切符販売機前で混雑する必要はなくなります、設置される特別なレーンである優遇レーンを使ってより迅速にカードに料金補充できます。

MyRapidカードの料金補充機を設置する特別レーンは、利用者の使用を容易にするだけでなく、このスマートカードをより多くの人が保有するように奨励する狙いもあります。
Rapid Rail Sdn Bhdの最高経営責任者は語る、「利用者とりわけ MyRapid カード利用者を快適にしようと、我々はRapidKLネットワークのサービス品質を高めることに力を注いでいます。」 「我々は、MyRapidを使った自動料金補充を回収するための統合切符システムを2011年以来導入しています。MyRapid カードの保有者数は 2012年1月には98000人に過ぎなかったが、それが今年の4月には376000人に増えました。」

優遇レーンに関しては、「まず始めは KL Sentral 駅と Masjid Jamek駅とKLCC駅だけに設けます、その後は全てのLRT駅で優遇レーンを利用できるようにします。」 今年の5月末まで、MyRapidカードの保有者が優遇レーンで料金補充すると、RM 100に付きRM 10が無料で得られるサービスを実施しているとのことです。

RapidKLが運行する電車路線網の利用者数は、現在平均して日に42万人です。その内訳は  Kelana Jaya LRT路線が19万5千人、Ampang LRT路線が 16万人、 KL Monorail が6万5千人です。

(Intraasia 注:MyRapid カードはTouch'n Go カードの機能を利用したプリペードICカードで、 Rapid KLの電車網である高架 電車とモノレールだけで使えるが、高速道路などでは使えない。民間会社が発行し運営するTouch'n Go カードとはこういう点が違う。 駅で眺めていればよくわかることです、カード利用者の方がはるかに少なく、依然として1回1回券売機で切符=トークンを買う人がずっと多数派です。 MyRapid カードの保有者が増えたのですが、毎日電車を使わない人とか、死蔵になっている人が多いことが推測できる)

【今年第1四半期の経済成長率は 4.1%】
中央銀行Bank Negaraは 2013年第1四半期の経済成長率を 4.1%と発表しました。なお2012年の第1四半期は 5.1%でした。
分野別でみると、農業部門が 6%、建設業が 14.7%、サービス業が 5.9%、製造業が 0.3%、鉱業だけはマイナス 1.9%でした。

これは2012年第4四半期の 6.5%よりも下がりました。製造業の伸び率が鈍ったことですが、国内需要は依然として堅調だとしています:8.2%の伸び。 「マレーシア経済にとって、国内需要は成長の推進力です。」

(Intraasia 注: 四半期で 4.1%伸びても、近年の好調経済からやや鈍ったいう捉え方をされるぐらいです)

5月15日のマレーシア記事

【オバマ大統領がナジブ首相に電話してきた】
オバマ米国大統領がナジブ首相に電話して、第13回総選挙でナジブ率いる政府がマレーシアを領導していくために国民の信託を受けたことに祝福を伝えました。
その突然の電話の中で、オバマ大統領は総選挙の経過と結果に理解を示すことを明らかにしました。

首相府はその声明の中で、公明で公正な総選挙の進行を保証するための政府の努力に関して短い説明を(ナジブ首相が)米国大統領にしたことを明らかにしています。
声明はまた、オバマ大統領は2013年10月11日からクアラルンプールで2日間開催される世界起業家サミットに出席することに同意したとしています。大統領はまた、両国間貿易及び多国間貿易とりわけTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の件について、早期締結に向かうことを期待していると述べたとのことです。

(Intraasia 注:民聯 (Pakatan Rakyat) は選挙に数多くの不正行為があったと主張し、半島部の数か所で大規模な集会を開いています。こういう事情の中で、このニュースをどのように掲載するかにその新聞社の立場がみえます。米国大統領がマレーシアの首相あてに電話することはマハティール元首相時代には考えられなかったことのはずです。ナジブ首相は中国と経済的関係をより強める中で、米国とも比較的に親密路線をとるあり方ですから、今回のようなことが起きたのでしょう。米国大統領がマレーシアを相手国訪問の形で訪れたことはないので、もし10月にそれが実現すれば、マレーシアにとって画期的な出来事になるでしょう)

【新しい警察長官の任命が発表された】
内閣府は、今週に定年退職する警察長官の後任を発表しました。新しい警察長官には現副長官のKhalid Abu Bakar が就任します。 また新しい警察副長官には現警察本部重犯罪部門の長が昇任となります。国王はこの任命に同意したとのことです。

新警察長官はスレンバン出身の55歳です。1976年に警察に入り警部補に任官されました。その後いくつかの州で州警察トップ及び本庁の部門での長を経験しました。
また新警察副長官Mohd Bakri はサバ州出身の59歳です。警察には1975年に入り、見習い警部として任官を受けました。

(Intraasia 注:マレーシアは警察が前面に出る国情ですから、上は長官から下は地区警察の下級幹部までマスコミに実名で頻繁に登場します。強大な警察権限を保持する警察長官の人事はいつもニュースになります。任命に対して国王の同意も必要となる。 あれっと気が付いたのは、長官はまだ55歳と副長官より若いので、恐らく長期にその職にあることになりそうです。近年ではこの年齢で職に就いたのは久しぶりではないかな)

【被雇用者福祉基金(EPF)へ納付金を納めていない企業の取締役の名簿をImigresen イミグレセンに提出】

(企業は従業員の収めた納付金と自社が負担する納付金をまとめて被雇用者福祉基金(EPF)に毎月納める義務があります)

被雇用者福祉基金(EPF)は今年1月から3月までに、EPF納付金を納めること滞っている企業 584社のそれぞれの取締役の名簿を Imigresen に提出しました。これはそういう企業がEPF納付金を納めるまで、取締役のマレーシア出国を阻止するためです。 これは被雇用者福祉基金(EPF)1991年法に定めてある、雇用者は毎月15日までにEPF納付金を納めなければならない という条文に違反するからです。」 「今年第1四半期に、裁判所で被雇用者福祉基金(EPF)の条項違反で合計175名の雇用者に罰金判決が下されました、その合計額はRM 24万です。」

(Intraasia 注:民間労働者が定年後に備えて毎月納付する、大事な納付金を納めないという悪質行為なのに、単に罰金刑で終わってしまうという罰則の軽さを感じますね)

【 AirAsia X の新規株式公開で一般投資家を引き付ける方策】
AirAsia Xは7月10日にマレーシア証券取引所( Bursa Malaysia)に上場を予定しています。
AirAsia Xの新規株式公開に向けて、 AirAsia グループの創始者兼最高経営責任者は今年6月上旬に一般投資家と譲渡者に会うために国内各地を回ることになるでしょう。その株価は RM1.10 からRM1.30 になりそうです。

一般に企業が新規株式公開時に、一般向けに提供する比率は2%から5%ですが、今回はそれより大きな比率である、10.6%つまり2億5200万株を、 AirAsia X は新規株式公開で一般向けに提供します。

AirAsia X は新規株式公開時に投資家をより引き付けようと、行き先に関係なく運賃ゼロの往復航空券を投資家に提供する誘惑策を打ち出すようです。株主優待プログラムとして、この運賃無料の航空券は、新規公開株式を1万株購入すれば1枚、10万株購入すれば3枚になります。
最高経営責任者は言う、「これは私のアイディアです。我々はマレーシア人が利用してくれることで利益を得てきた、そこで新規株式公開で株を買うマレーシア人一般に無料座席券を提供することで得させるのは良いことだと思う。」

新規株式公開後の AirAsia Xにおける主要株主は、 Aero Ventures Sdn Bhdが 34.4%,  AirAsia が 13.7%, Orix Airline Holdings Ltd が6.4%、 Manara Malaysia Ltd 6.4% になります。

(Intraasia 注: いかにもAirAsia 創業者らしいスタイルで、 AirAsia Xは新規株式公開を行うようです。 行き先非限定の運賃無料券を得るには、予算RM 1万数千は必要のようです。なお空港利用料・空港税と燃油サーチャージは必ず払うので航空券自体が無料になるわけではない。)

5月14日のマレーシア記事

【クアラルンプール国際空港KLIAで一般タクシーの客乗せが始まる】
陸上公共交通委員会(SPAD) は、2013年5月15日からクアラルンプール国際空港KLIA で一般タクシーが客を乗せることができるようなる、ことを発表しました。

導入する新しい方式では、従来から空港でのタクシービジネスを一手に運行している Airport Limo、と(クアラルンプールなどで営業している)一般タクシーの両者が併存してタクシーを運行します。このことで、空港でのタクシー待ち時間が10分以下に縮まることが期待されます。

陸上公共交通委員会(SPAD)の説明:
・一般タクシーは KLIAメインターミナルの地上階である レベル1で客を乗せ、メーターを使用する。この際客は列に並ぶ前に RM 2のクーポン券を買うこと。これは整列乗車を管理する費用に充当するとのことで、係員がクーポン券を確認後、客は順次車に乗り込む。
・Airport Limo空港タクシーは(これまでと同様に)到着階である レベル3で客を乗せる。行き先の距離によって固定料金が設定されているゾーン制度の下で、客は乗車前にタクシークーポンを購入する。

今回KLIA で一般タクシーの客拾いを認めることになった理由は、Airport Limo空港タクシーを待つ客から待ち時間が長すぎるという苦情が絶えなかったことです。
クアラルンプール国際空港では、タクシーの利用は推定で1日 4千台から5千台と見られます。(注:空港までと空港からの合計だと推測される)。これまでは空港まで客を乗せていった一般タクシーは、空港で客を拾うことは許されていませんでした。

(Intraasia 注:この件は既に載せましたね、実施が確定したわけです。KLIAでの一般タクシーの客拾い公認は約11年ぶりの復活です。今回一般タクシーの客乗せ場所が地上階になる点が大きな変更でしょう。乗客はメーター+ 高速料金を負担する。マレーシアタクシー業界のガンである、非法な客引き行為と白タクを当局がいかに防ぐかが重要になる)

【外国人ホステスばかりを使う戦術で多くの客を引き付けていたクラブ】
(クアラルンプールの近辺に位置し、行政的にはスランゴール州に属する) Puchong地区でのできごとです。それは客引きのために外国人ホステスばかりを雇うという、ある娯楽施設が取った戦術です。

わかったところでは、まだ営業を始めて1週間という新しいその店は顧客の好みを満足させるために外国人ホステス(注:ホステスを通称GROと呼びます)だけを雇っていた。内偵調査結果と一般からの情報によれば、Serdang地区管轄警察暑に属する捜査員チームが深夜11時ごろその店を捜査しました。

警察のスポークスマンの話によれば、捜査の時 21人の外国人ホステスが客サービスの最中でした、その内3人は服装倒錯者です。「逮捕した21人の外国人ホステスの国籍は、18人がタイ、2人がロシア、1人が中国です、年齢は20歳から25歳まで。」 「捜査員チームがつかんだところでは、ホステス全員が客に対してセックスサービス込みで 料金 RM 180のパッケージを提供していた。」

「捜査時、その店内には50人以上の客がおり、その年齢は25歳から45歳です。」 「Imigresen 法の 55B 条と 39 (b)条を適用して、ホステス全員を逮捕しました。その理由は、彼女たちは社会訪問パスを悪用したこと、さらにその内の2人は自身の書類(つまりパスポート)を所持していないことです。」 「全員を継続捜査のためにSerdang地区管轄警察暑へ連行しました。」

(Intraasia 注:クアラルンプール圏に限らず半島部の都市部で頻繁に起きている、違法営業の店に対する取締り活動の一つです。 pusat hiburanという単語は幅広い使い方の言葉でクラブであれネットカフェであれビリヤード店であれ、娯楽目的の店の意味に使われる、ここではクラブ・ラウンジ・カラオケクラブを指す。一般に客は警官に身分証を提示して書き留められた後、帰宅できる、つまり咎めはない。本来は最も罰せられるべきこの店の経営者がどうなったかの記述は記事中にない。違法労働のホステスは収容所に送られ自国送還になるでしょう。
 そもそもクラブやパブやラウンジで外国人女性が働けるわけがない、そういう目的でビザ及び滞在パスが交付されることはないからです。だから社会訪問パスや学生パスを利用して違法に働く。ところでロシア人も交じっていることは不思議ではない。かつて90年代後半イントラアジアの地元でこの種の活動が盛んだったころ、ロシア系の女性を時々目にしたからです。イントラアジアはロシア語を聞き分けることはできる。それにしても、こういう遊びに浸る人たちの間ではすぐに情報が行きわたって店は繁盛するのです)

【サバ州とサラワク州の先住民族もアルコールをし好品とする】
2011年8月から2012年7月にかけて実施した全国健康と疾病率調査によれば、アルコール消費量を州別にみると最大はクアラルンプール、20.3%、2番目がサラワク州で 19.7%、次いで3番目がサバ州の18.4%でした、とサバ州保健省の理事が言及しています。

「サバ州では伝統的飲食の際、多くの場合アルコールがいっしょに供される。サバ州先住民族コミュニティーの20歳から60歳の層では95%がアルコールを好みます。」

(Intraasia 注:サラワク州とサバ州の先住民族の非ムスリムコミュニティーではアルコールはし好品ですから、消費量が比較的多いということでしょう。華人界とインド人界でもアルコールがし好品であるのはいうまでもありません)

5月13日のマレーシア記事

【KL Sentral 駅を主として管理運営する MRCBの言い分】
KL Sentral は(国内有数の大企業で且つデベロッパーでもある)MRCB の基幹プロジェクトであり、総額RM 120億で面積は 約29万平米 になる。クアラルンプールの最大級の商業プロジェクトで現在も進行中です。

(KL Sentral プロジェクト中の交通ハブ駅である) KL Sentral 駅を運営し維持していくことに関して、MRCB はその完全子会社 Semasa Sentral Sdn Bhdを通して、政府と利権契約を結んでいます。この利権契約は期間15年で2016年に期限が切れます。この契約は機械的と工学的な面、小売分野、イベント、客と一般に対する広報活動などに及んでいます。

最近新しくその職に就いたMRCB の最高執行責任者は指摘する、「KL Sentral の最大の難点は関わる4つの企業がそれぞれの目的をもって運営されていることです。 」 
KL Sentral の運営に関わる4者とその管轄比率: 最大のMRCBが  37.5% 、これは総面積 86,279平米中の 32,342平米になる。 2番目が空港電車を運行する  Express Rail Link Sdn Bhd (ERL)で  35.6%、床面積は30731平米。3番目がマレー鉄道 KTM で 23.1%。 4番目は 高架電車を運行する Syarikat Prasarana Negara Bhdで最小の 3.8%。 

MRCB の最高執行責任者は言う、「KLSentral駅 の運営は1社だけで行われるのがずっと良いのだが」

(KLSentral駅のすぐ前、つまりモノレール駅との間に横たわる敷地に建設中である)Nu Sentral mall は2013年末には竣工します。 KLSentral 駅とその周囲にあるまたは建設中のビル等との間に6本の専用通路を作ることが計画されている。KLSentral駅 は最近 (一般警察官ではない)補助警察官を30人増員し、24時間警備を強化しているとのことです。

(Intraasia 注:MRCB 側は、駅だけに回す十分な予算がないとか、運営者が4つもある船頭多しの状態だという不満?言い訳を述べている。しかし駅の利用者にとってそんな内実はどうでもいいことです。KLSentral駅はクアラルンプール圏の総合交通ハブ駅として不十分であり、多くの利用者が不満を抱いているのは事実です。 MRCBは周囲の不動産開発に力を入れ過ぎとの観を抱く、あるべき交通ハブ駅として関係者が力を合わせて抱える問題を解決してほしいものです)

【サラワク州で正式に結婚することなく出産する女性の数が増えていることに大きく憂慮する】

結婚することなく妊娠する女性の数がサラワク州ではますます憂慮することになっています。その数が2009年の1223人から2012年は1658人に増えたことを記録したからです。

州の福利と女性と家族発展省大臣(女性)は語る、「この傾向で心配なのは それが彼女たちと一般社会の関係において否定的な影響をもたらしかねないと思うからです。」
その州大臣は続けて語る、「例えばそういう人たちの中には正式の婚姻をせずに13歳で既に非嫡出子を生む例がある。」 「このことは社会的恥辱に寄与することになり、同時にそういう若い母親を抑圧された生活にする原因になってしまう。」 
「当然ながら、人々は婚姻関係を夫と妻の間での一つの聖なる契約だと見ます。それは宗教と倫理と精神のいろんな要素で満たされるべき契約です。」

(Intraasia 注:こういった問題は何もサラワク州に限らず、半島部でも時々問題にされる。問題視の観点でムスリムコミュニティーと非ムスリムコミュニティー間に違いがあるのは当然でしょう。 いつも思うのは、この原因を作り出す過半の原因はそういう女性の相手である男性なのに、そのことが社会的に糾弾されないことですね。マレーシア社会で保守的または宗教的規範を論じてもどうにもならないことを前提にすれば、より責任を負うべき男側よりも弱い立場の女性を問題視するところに取り組みの不条理さを感じますな)

【ケダー州で起きた2件の銃撃殺人事件】
ケダー州では先週末銃による殺人事件が2件起きました。
Kulim地方のLuns町では交差点で停車した車に、バイクの後ろに乗った男から銃弾10発が撃ち込まれ、運転していたインド人、31歳はその場で死亡しました。事件は夜9時前に起き、バタワース-クリムハイウエーを走って帰宅途上の被害者の車を、バイクの2人組が追ってきたようです。被害者は中古品販売店で働く者です。

この事件の前には、自動車再加工者のインド人男性、30歳がアパートの自宅前で射殺される事件が起きていました。

(Intraasia 注:ある新聞には、自宅前で殺され床に倒れている被害者のそのままの写真が載っていました。銃による狙った殺人事件が目立つ、10発も撃ちこむところに必ず殺すという凶悪さがある)

5月12日のマレーシア記事

【UMNOは党創立67周年集会、民聯 (Pakatan Rakyat) はペナンで12万人の大集会を開催】
Barisan Nasional (国陣) の中核UMNO は11日クアラルンプールのPWTC でUMNO創立67周年記念の大会を開催しました。
ナジブ首相は演説で語る、「議会制民主主義の下で、創立後67年経ってもまだ政権にある、だからUMNO は世界で最も成功している政党です。」 「UMNOは民族主義的政党ではない、中庸の原則にのっとった政党です。UMNOは非マレー人の権益も守ります。」 「Barisan Nasional (国陣) の構成政党は今後も中庸で公正で公平な政策を取ります。」

一方民聯 (Pakatan Rakyat) は選挙後の第2回目の大集会 「人民之聲集會」 を11日夜ペナン州で開催しました。
会場となったペナン州本土川BatuKawan の競技場へ続く道路は車の列が続きました。また5㎞ほどの道のりを歩く参加者の列も続きました。大会は夜10時半には10万人を超えたと発表され、会場は黒い衣服を着た参加者で埋まりました。最終的に12万人に達したと、民主行動党DAP書記長兼ペナン州首相は宣言しました。大集会では民聯 (Pakatan Rakyat) 3党の指導者らが登壇しました。

(Intraasia 注:選挙結果を見れば総得票数はほとんど同じながら議席差はかなりある、現実として両陣営とも内部問題を抱えながら、対立の構図はこれからも続いていくことでしょう。)

【マレーシアの政権は小選挙区制によって成立することを強調する選挙管理委員会】

選挙管理委員会は声明する:選挙法を根拠にしており、政府は一般投票または総得票数によって成立するのではありません、小選挙区制つまり得票数が最も多かった者が当選する制度です。

選挙管理委員会委員長は説明する、「この選挙制度下で、民聯 (Pakatan Rakyat) は総得票数 562万票を得たが国会議席数89議席に終わった、一方 Barisan Nasional (国陣)は総得票数523万票で国会議席 133議席を得た、従ってBarisan Nasional (国陣) が連邦政府を形成するのです。」

これは、民聯 (Pakatan Rakyat) のアンワル元副首相が民聯 (Pakatan Rakyat) の方が得票数が多かったので政権を取るべきだという主張に、反論するものです。

(Intraasia 注:国会選挙区の総得票数でみると、全選挙区に候補を立てた Barisan Nasional (国陣) は46.6%と過半数を割っている、一方同じく全選挙国候補を立てた民聯 (Pakatan Rakyat) は50.1%です。議席数の違いほど両陣営に差がないことは明らかです。 しかし小選挙区では死票の多さから、こういう結果になることは世界の国々で実証されているはずです。 サラワク州の僻地のある国会選挙区では有権者数わずか1万8千人である一方、スランゴール州のある選挙区では有権者数が14万4千人です。 比例制がまったく導入されない完全小選挙区制という制度を改めない限り、この逆転現象は次回も起こりかねない)

【国外のSNS を利用してセックスパートナーを探している人たち】

ベッドを共にできるような新しい知人を探すためだけに、国際ソーシャルネットワークサイトに登録していることが追跡できた者の数が、学校卒業者とシニア層を含めて国内に60万人を超えることに、驚きます。

我たちXXX 新聞が3か月間以上観察してわかったことは、そういう人たちは18歳から56歳までの年齢層であり、女性と男性、服装倒錯者、ゲイ、レスビアンからなることを示す。
メンバー登録したうえで調査した記者は、564576人の男性と26647人の女性がベッドを共にする友として他の相手を探していることがわかりました。一方服装倒錯者、ゲイ、レスビアのグループを暗示する人たちも、またグループでのセックス活動に加わることに興味を示している個人もいます。

さらに深刻なのは、そういう人たちの中には既に家庭を持っていることを自認しているのに、ずっと若い相手と性行為を望む人たちがいることです。これ以外にも、パートナーを交換することを目的として登録している恋人カップルや結婚カップルのメンバーもいます、そしてワイルドなセックス行為の相手を探す人たちもいます。

観察していてわかったことは、この種の人たちの多くは大して羞恥を感じることなく、セックス行為をしている時にパートナーと一緒に取った裸体の写真や動画を掲載しており、そして他のメンバーの興味を引こうとダウンロードされる。
中には好みのセックスサービスの売り込みや支払方法で便宜を図る者たちもいます。
注目される存在になって既に長いだろうと思われる、そのソーシャルネットワークサイトでグループを創立したメンバーもいます。

(Intraasia 注:マレー大衆紙でよく目にするスタイルの記事です。もっとも英語紙でも華語紙でもこういうリポート記事はあるが、伝え方に多少違いがある。インターネット時代、とりわけSNS が全盛の現代ですから、活動は国境を超えるまたは国外のSNSを利用することで、国の法規制を逃れることもできる。)




5月11日のマレーシア記事

【建設現場で見つかった第二次大戦中のものと思われる爆弾2個】
イポーの貨物ターミナルの土地で土運びの仕事に専念していた契約労働者が、古い爆弾2個に遭遇して驚愕しました。この爆弾はまだ爆発する可能性があります。

朝9時ごろその労働者、42歳、と同僚らはブルドーザーを使って土を運んでいるところでした、プラスチック製飲み物ボトルに似た2つの物体が実は第二次世界大戦中の遺物だとは思ってもみませんでした。
「最初私はその爆弾を地中に埋まっているプラスチック製飲み物ボトルに過ぎないだろうと思った。」 「そこで大胆にも自分でその物体を持ち上げて、きれいにしました。しかしその重たい物が実は古い爆弾だとわかってショックを受けました。」

その労働者が話すところによれば、「それほど時間がたたないうちに同僚も2個目の爆弾に遭遇しました、その2個目はその建設現場で稼働していたトラックの付近にあり古錆びた鉄製品だと思われた。」

(Intraasia 注:新聞によって記事の内容に多少違いがあるが、これまでも第2次大戦中の遺物爆弾が半島部で何回も見つかっているので、恐らく旧日本軍の落とした爆弾の可能性が高そうです。旧日本軍は半島部占領時に複数地点で空爆したからです。さらに現在のサバ州でも空爆を行った)

【警察長官の定年退職を辞職と言いふらすデマ】

警察長官はこの5月17日に正式に退職します。警察は同時に、長官が政党からの圧力で辞職するというネット上での噂を退けました。

警察本庁の幹部は説明する、「長官は辞職するのではない、法定退職年齢に達するので勇退します。」 「ネット上で広がっている書き込みを警察は厳重に監視している。長官が政党の圧力で辞職するというのは誹謗のデマです。」
「警察長官の5月17日の定年退職においては、警察本庁では5月16日に退職儀式兼送迎会を行うのです。」

(Intraasia 注:次から次と噂やデマがでてきますね)

【インド人界の選挙成績】
インド人政党であるインド人会議MICは今回9つの国会選挙区と18の州議会選挙区に候補者を擁立しました。結果は 2008年総選挙の時、国会議席3つで州議席7つ、とあまり変わらず、4つの国会議席と 5つの州議会議席に獲得に終わりました。州議会では、MICはジョーホール州で3議席、マラッカ州とヌグリスンビラン州で1つづつ得ました。国会議席はパハン州、スランゴール州、ジョーホール州です。

Barisan Nasional (国陣) に参加するもう一つのインド人政党である進歩党PPP は国会選挙区1つと州議会選挙区4つに立候補しましたが、党首を含め全員落選でした。Barisan Nasional (国陣) の民政党Gerakanから国会選挙区に出馬した3人のインド人候補者も全員が落選しました。

一方民聯 (Pakatan Rakyat) 側では、民主行動党DAPは 4人のインド人候補者が国会選挙区で当選しました、人民公正党PKRは3人のインド人が国会選挙区で当選しました。

(Intraasia 注:人口の8%に過ぎないインド人の分布は東海岸を除く半島部各地です、とりわけ西海岸側。 少数さにもかかわらずBarisan Nasional (国陣) に2つのインド人政党が加盟し、もう1つBarisan Nasional (国陣) 支持のインド人政党もある。3つもあるのは政策の違いというよりも人脈の違いではないかと思えるほどだ。民聯 (Pakatan Rakyat) にはインド人政党はなく、インド人は公正党か行動党に加入するというありかたです)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】
1万円を銀行で両替すると RM 290.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 291.8 を入手します。

(Intraasia 注:円の為替レートがまた下がりましたね。リンギットは米ドルに対してもレートが強含みです)

5月10日のマレーシア記事

【中央銀行Bank Negaraは政策金利を 3%で据え置くことを決めた】
中央銀行Bank Negaraは(公定歩合に相当する)一晩もの政策金利を 年率3%のままで据え置くことを発表しました。

政策金利3%は2011年5月から変わっていません。「インフレと経済成長の見通しを考えれば、現行の金融政策は適切である。 」 「投資活動と民間消費は堅調です。国内経済は安定した成長を維持することが見込まれる。民間需要は持続する収入の伸びと安定した労働市場状況によって支えられている。投資活動は国内主体の分野での資本支出及びインフラプロジェクト実施での進展が先導している。」 と中央銀行Bank Negara。

一方中央銀行Bank Negaraはまた、「物価の上昇圧力は穏やかに続く」 とみており、2013年第1四半期の諸費者物価上昇率は 1.5%でした。

【 AirAsia Xが発表した新規株式公開案】
マレーシア証券取引所(Bursa Malaysia)に上場を計画している  AirAsia X は新規株式公開における、株式数の案を発表しました。これは証券委員会のサイトで公表されました。

発行済株式は最大で 1億9700万株を売り出します。 新規公開株式の総数は 7億9千万株になり、1株はRM 1.45セントです。その内 5億3800万株は機関投資家向けであり、2億5200万は一般投資家向けとのこと。
その5億3800万株には、発行済 1億9700万株と新規発行 7900万株はマレーシアと外国の機関投資家への割り当て分を含みます、さらにブミプトラ機関投資家へは 2億6千万株を割り当てます。

(Intraasia 注: AirAsia グループとしてマレーシアでは本体のAirAsia Bhd に次ぐ上場です。新規株式公開ではあちこちの機関投資家に割り当てることがわかります)
Intraasiaの追記:その後現れた記事では、RM 1.45は少し高すぎるのではという業界の見方もあるそうです

【ガソリン値上げはデマだ】
マレーシア石油業協会の会長は、ガソリン価格は値上がりしないので、人々はそういったガソリン値上げのデマをまき散らさないように、と訴えました。

「選挙が終り、政府もそういうことを建議していないのに、どうしてガソリン価格が値上がりするのか?」 「この種のデマは不健全な風潮です。心配を煽るだけである。デマをまき散らすのは止めよう。」
現在のガソリン価格はこれまでと変わらず、 RON 97は1リットルRM 2.90、RON95 が1リットルRM 1.90です。

(Intraasia 注:デマが比較的飛びやすい、マスコミは本当のことを書かないという捉え方もあるでしょう。  RON 97はいわゆるハイオクガソリンです)

【総選挙に対するBersih 2.0 (淨選盟)の主張】
非政府組織である Bersih 2.0 (淨選盟) は、投票不正行為に関する報告を調査し終わるまでは、新政権を認めることを保留すると発表しました。 Bersih 2.0 (淨選盟)には、幽霊投票者、不正行為などの訴えがたくさん届いているとのことです。

Bersih 2.0 (淨選盟)の共同議長(女性)は記者会見でまた、投票過程における選挙管理委員会の不満足な管理を批判し、さらに選管委員全員の辞任を要求しました。「(例えば)消えないインクが簡単に落ちてしまうことに関する選管の説明は非論理的だ。」  共同議長はそこで、消えないインクになぜRM 1千万という多額の金がかかったのか不思議だとして、疑問を突き付けました。

Bersih 2.0 (淨選盟)の共同議長はまた別の場で説明する、「Bersih 2.0 (淨選盟)が民衆に不購読を呼びかけたのは、主要マレーシア語紙と英語紙である: Berita Harian, Utusan Malaysia, The Star, New Straits Times の4紙です。」
選挙結果が公表された後、Bersih 2.0 (淨選盟)は記者会見の場で、民衆はこの4紙の新聞を1か月購読を止めようと、呼びかけました。 星洲日報など華語紙はどれも、Bersih 2.0 (淨選盟)の不購読リストには入っていません。

今回の選挙で主要マレーシア語紙と英語紙は公平な報道をしていないと、Bersih 2.0 (淨選盟)は捉えています、さらに民衆に1か月間黒い衣服を身に着けて選挙に対する不満を示そうと、呼びかけています。

(Intraasia 注:選挙期間中、各言語紙を見比べていたものとして、主要マレーシア語紙と英語紙のBarisan Nasional (国陣) 支持一辺倒の紙面構成には正直言って違和感を覚えました。世の中に厳正中立などありえないので、新聞社がどちらかの陣営に傾くことは仕方がないことであり、わかりますが、やり過ぎはメディアとして国民の信頼を落とすだけです。華語紙が優れているということではなく、主要マレーシア語紙と英語紙に比して、華語紙ははるかに民聯 (Pakatan Rakyat) 陣営の記事を多く載せていた。Intraasiaの”星洲日報”批評を覚えていらっしゃる方は少ないでしょうが、華語紙には中華主義的思想が底流にある、だからそういう点を踏まえた上で読みます)

5月9日のマレーシア記事

【建設中の低コストターミナルKLIA2 のオープン期日は大幅に遅れる】
(クアラルンプール国際空港KLIAの敷地内に建設中の、新しい低コストターミナルKLIA2 のオープン期日は、今年ナジブ首相も発表したように、2013年6月28日に予定されています)
空港を保有し施主でもあるマレーシア空港持ち株会社は、昨日(5月8日)KLIA2のオープンが遅れることを明らかにしました。

この発表で同社 Malaysia Airports Holdings Bhdの株は 21セントの下げを記録しました。 同社が発表したオープン遅延の理由として、工事に関わるいくつかの建設業者が予定オープン期日に間に合わせられないことをあげています。

新ターミルビルそのものは、現在進捗率 95%です。しかし空港運営システムがまだ架設されていない、その試運転には最長で3か月かかる ということです。マレーシア空港持ち株会社は、KLIA2 の新しいオープン日程をまだ明らかにしていませんが、アナリスト筋は今年末、ひょっとしたら来年初めになるかもしれないと、推測しています。

KLIA2が完全に機能する空港にするために、同社は全て建設業者に頼っていることから、オープン遅延は避けられないことだが好ましいことではありません。
総建設費が膨らむという推測もでています。専門家筋は、竣工の遅延に対して空港持ち株会社が建設業者に賠償を求めるのかが注目されます。今週同社は建設業者と会合を持ち、問題点を明らかにし、新たなオープン期日を発表することが期待されます。

Maybank Investment Bank Bhdのアナリストは、KLIA2オープン遅延には驚かないと言い、「市場は既にこのリスクを読んでいると思う。こういった巨大プロジェクトはしばしば問題に面し、遅延は普通だからです。我々が憂慮するのは、空港運営の準備と空港移転の過程です、こういったことは4か月から6か月かかりかねない。」 「AirAsia Bhdが KLIA2オープン遅延を予測しており、今年移転準備をしない点は正しい。」

(Intraasia 注:KLIA2のオープンは遅れるかもしれないと思いましたが、これほど大幅に遅れることになるとは・・・・・。 その大きな責任は、体面を繕ういわば実状を隠した発表を重ねてきたMalaysia Airports Holdings Bhdにある。同社はつい1か月ほど前にも進捗率は何パーセントで、オープンに順調向かっていると、発表していた。 オープンが遅れそうなら、そういうことを早めに正直に明らかにすればいいことです。マレーシアの巨大プロジェクトはいつも遅延してきたから、KLIA2が遅れても責めは少ないはずです。  情報公開の不誠実さがここにもある。まあKLIA2のオープンが半年遅れようとイントラアジア は不都合に思わないが、空港のような公共施設に関して情報を一般に正直に明らかにしない社会風潮は良くないですね)

【選挙後挙行した民聯 (Pakatan Rakyat) の大集会】

民聯 (Pakatan Rakyat) はスランゴール州クラナジャヤの競技場で、選挙後の大集会”人民の声” を挙行しました。
会場には夕方から続々と参加者が集まり始め、最終的には5万人から8万人が集まりました。数度の雨にも関わらず、会場は熱気にあふれており、参加者の多くは(呼びかけにあった)黒い衣服を身に着けていました。
ずっと大歓声が響き、アンワル元副首相ら民聯 (Pakatan Rakyat) 3党の指導者が演説しました。

【マレーシア芸能界の声に耳を傾けてほしい】

アーティスト業界は、マレーシア娯楽産業を発展させていく中で民聯 (Pakatan Rakyat) 州政府が機会を開いてくれることを期待しています。

(映画製作などで知られる) KRU Studiosの最高経営責任者である Norman は語る、「舞台に出演するアーティストや歌手の機会、そして映画館で上映されるマレーシア映画の機会はマレーシア人アーティストに収入をもたらすことを助けるという、肯定的な観点から見る必要がある 」

「クランタン州での新州政府指導部への交代によって、マレーシアアーティストの呻吟(うめき)に耳を傾けてくれることを私は願っている。」 「芸能界の願いをかなえるべく、PAS党のような民聯 (Pakatan Rakyat) 指導部が、スランゴール州におけるように一貫性ある行動を取ってくれることを夢見ています。スランゴール州では一般公演の催しと映画館において機会を認めてくれている。」 
「これまでペナン州とペナン州では問題はありません。民聯 (Pakatan Rakyat) 州政府の政策が一貫性あるものになればより良いことです。」

(Intraasia 注:マレー芸能界の有力発言者でもある彼が、いささか持って回った言い方で主張しているのは、クランタン州での芸能規制を緩めてくれることを願っているということでしょう。民聯 (Pakatan Rakyat) 3州の1つクランタン州はPAS党の本拠地、そのため都市部州であるスランゴール州とペナン州とは相当違った政党文化を持っている。クランタン州には映画館は1軒もないし、マレー女性アーティストの衣装などの面で制限が多い、ことは良く知られたことですからね。)

5月8日のマレーシア記事

【”華人ツナミ”論に慎重なナジブ首相】
ナジブ首相は、今回当選したBarisan Nasional (国陣) の国会議員133人と会合を持ちました。その際首相は、選挙で華人界がBarisan Nasional (国陣) を支持しなかったことに関して華人界を責めることはしないとして、”都市有権者のツナミ”が起きたのでこれに対する検討と対応を早急に行うと語りました。首相はまたBarisan Nasional (国陣) の議員に対して、発言を慎むように、情緒的にならないように、他者だけを責めないように、とも述べました。

馬華公会MCAの議員は語る、「今回起きた”華人有権者のツナミ”は都市有権者のツナミです、とはいえ結論付けはまだしていない、選挙が終わってまだ2日なので早急に結論するのは早すぎる。とりわけ都市部の3大民族が皆持っていることで、華人だけを見るのは客観的ではない。」

この議員と一緒に民政党の華人議員も口をそろえてマレーシア語紙 Utusan Malaysia に関して言う、「 Utusan Malaysia は華人界を批判するような標題を掲載すべきではない、その種のあり方は人に反感を抱かせるだけだ。」 「今は選挙結果をしっかり分析することが必要です。Utusanのこういったあり方は、民族間の調和を壊すことにつながる」

Intraasia 注: Utusan Malaysia は “Apa lagi Cina mau?” (華人はこれ以上何を望むのだ?)という大活字を掲載したとのこと。

(Intraasia 注:この総選挙で華人界の8割以上という圧倒的多数が民主行動党DAPを支持したことは、議席数からも得票数からも明らかです。よって伝統的与党華人政党の馬華公会MCAさらに民政党も華人界の支持が激減した。これを評して”華人ツナミ”と評されているようです、ツナミという単語は2008年以来しばしばそのまま使われており、 2008年の選挙で民聯 (Pakatan Rakyat) が大躍進した状況を”政治的ツナミ”と評してきました。 今回確かに”華人ツナミ”は起きた、しかしそれだけでなく首都圏における民聯 (Pakatan Rakyat) の圧倒的強さが維持された。さらにペナン州でも同様です。これが都市部の有権者の傾向を典型的に示すと言える。)

【政府に華人代表は必要だとマハティール元首相は主張する】

マハティール元首相は記者団に語る、「政府に華人界の代表が1人もいないというのは、マレーシアのような多民族国家として良くない。」 これは馬華公会MCA総裁が、党は政府と州レベルでどんな官職も受けないというのは、Barisan Nasional (国陣) をやりにくい状態にしてしまう。」

マハティール元首相は、馬華公会MCAが華人界を代表するのでなければ、だれが華人界を代表するのだと問う。「我々は馬華公会MCAがいっしょの陣営にいることを忘れるのだろうか?それとも他を探すのか?」 「華人の中にはこの政府を支持した者がいるというのは事実です。だから馬華公会MCAは7議席を獲得した。」
「政府に華人がいないのであれば、国として良い状態ではない。我々は民族間の協力を信じているからです。」

(Intraasia 注:民聯 (Pakatan Rakyat) ももちろん民族間の調和と協調を強調している、とても体質的に合わなそうな、PAS党と行動党が陣営を組んでいる。よって華人界が馬華公会MCAを支持しなかったから即民族協調を拒んだということにはならない。 しかしUtusan流のマレー民族主義的観点に立つマレー人も少なくないだろうことも推測できる。現に現職で選挙に臨んだマラッカ州首相は今回落選した際に、華人界は恩を忘れているとあからさまに批判した。マハティール元首相の言葉は正論でしょうが、民聯 (Pakatan Rakyat) はマハティール的政治とは別の道を目指している。 よって議論はかみ合わない)

【外国は新政権との協力を期待している】
総選挙で勝利したことを受けて、ナジブ首相に宛てに、米国を含め多くの国とその指導者から祝福が届きました

米国は国務省スポークスマンの発言で、「我々は、様々な階層のマレーシア人がこれまでなかったような気持ちで多数の者が投票したことを知り満足に思います。」 「米国はナジブ新政権といっしょにやっていくことを期待している」 としています。
一方AP通信はこのスポークスマンの発言である、「米国は投票の不正行為に関心を払っている、さらに野党陣営がメディアを利用することで大きな制限を受けていることに気が付いている。」 を伝えている。

ナジブ首相はまた、英国のDavid Cameron首相、タイのYingluck Shinawatra首相、ニュージーランドのJohn Key首相からの祝福も受けました。オーストラリアのギラード首相はナジブ首相に電話してきて10分間話したとのことです。他にもアブダビの皇子からも祝福があり、インドネシア政府とフィリピン政府からの祝福も受けました。

AFP通信は、EUのトップもナジブ首相に祝福を伝えました、ただEU は野党陣営が投票での不正行為を訴えていることも知っているとしている、と伝えました。

(Intraasia 注:主にマレーシア通信社の BERNAMAの記事の一部抜粋に加えて外報通信社の発信も紹介しました。 日本政府からの祝福があったのかどうかは記事中で全く触れていない、少なくともナジブ首相に電話して伝えたようなことはなかったことでしょう。まあ日本の与野党政治家はマレーシアに関心は薄いですからね)

5月7日のマレーシア記事

【ナジブ首相2期目に就任】
第13回総選挙においてBarisan Nasional (国陣) が勝利したことを受けて、6日午後4時前にナジブUMNO総裁が 王宮を訪ね、国王の面前で首相としての宣誓を行いました。
これはナジブUMNO総裁にとって 2期目の首相職となります。

以下別記事
内閣府の声明文によれば、ナジブ総裁は既に午前中に王宮を訪れて、選挙の結果を国王に報告しました。
連邦憲法の 43(2)(a)の条文に従って、国王はナジブが首相に就任することを承認しました。宣誓儀式は王宮で午後4時に行われました。 声明文はさらに続く: ナジブは(歴代首相中で)総選挙後最も短時間で国王の謁見をえたことになる。 ナジブは連邦憲法の 43(2)(b)及び 43Aの条文に基づいて、内閣名簿を提出してその同意を求めました。

(Intraasia 注:国会開催より前に、勝利した陣営のトップ、ここではナジブUMNO総裁、が国王に謁見して、そこで宣誓して首相になる承認を得る、という過程に示されているように、マレーシアは立憲君主制における君主権が強いという点がわかる。さらに内閣名簿を提出して同意を求めるという手続きにも触れられている。 もう名簿をもう提出したの?とその早さに意外でしたが、文面では提出することになるのでなく提出したというように読める。誤読ではないはず)

【各州で州首相が就任している】
総選挙の結果を受けて、各州ではそれぞれ州元首の面前で州首相に就任する儀式が行われています。

Barisan Nasional (国陣) が奪い返したケダー州では、国会選挙区から今回州選挙区に回った、UMNO のMuhkriz Mahathir が新しい州首相の座に就任しました。 サバ州ではUMNO のMusa Amanが再度州首相の座に就任しました。ペラ州では7日にUMNOのこれまでの州首相が宣誓を行い再任されました。

一方民聯 (Pakatan Rakyat) が勝利した州であ、クランタン州では、1990年以来州首相を務めてきたPAS党の指導 Nik Aziz (州議会選挙には当選した)がその座を後進に譲り、PAS党のAhmad Yakobが新州首相に就きました。ペナン州では7日に林 Guang Eng が州元首の面前で宣誓して2期目に就任しました。 同じく民聯 (Pakatan Rakyat) のスランゴール州はまだ誰が州首相の座に就くかは発表されていません。

(Intraasia 注: 州首相に就くにはまず州議会議員であることが条件です。州議会より前に州元首の面前で就任する。 ケダー州の新州首相はマハティール元首相の息子です、彼はマハティール元首相の子供中で唯一政治家になった)

【党は内閣入閣を一切辞退するという馬華公会MCAの総裁】
Barisan Nasional (国陣) の華人政党馬華公会MCAは、国会7議席、州議会11議席獲得に終わるという結党以来最悪の大惨敗を喫しました。
そこで馬華公会MCA総裁は、連邦政府の内閣と州政府の執行評議会の両方で、馬華公会MCAの党員は任官を受けないと言明しました(つまり内閣にも州政府にも参加しない。)

(Intraasia 注:既にこれには賛否両論が出ています。 マラヤ連邦独立以来、与党陣営として馬華公会MCAは内閣に大臣を送り込んできた、内閣に華人大臣がいないのは華人界全体の損失という考えもある。一方宿敵行動党を支持した華人界の報いだという総裁の捉え方からこういう劇的手段に出たという見方もできる。)

【高速道路でバス2台を含め11台の事故が発生】
5日午後3時前南北縦断ハイウエーで、11台の車が巻き込まれる事故が起きました、この事故にはジョーホールバルに向かっていた長距離バス2台も含まれています。 事故現場はマラッカ州 Ayer Keroh付近です。

まず5台の車とバス1台の関わる事故が起きました。多くの乗客がけがを負いました。このすぐ後に、クアラルンプール発で20名の乗客を乗せたバスは、前方のその事故をみて急ブレーキをかけたことで横転しました、これにまた4台の車が巻き込まれました。こちらの事故もけが人が多く出ました。
幸いにもどちらも死者は出ませんでしたが、少なくとも10人は近辺の病院へ送られました

(Intraasia 注: 投票結果報道の最中であり、そのため一般記事はかなり少なめに載った傾向がある。記事に添付された写真は完全に横転したバスとつぶされた何台もの車が写っている。バスの関与する事故は夜間が多いが、これは日中です。)




5月6日のマレーシア記事

【第13回総選挙 Pilihan Raya Umum ke-13 の結果 -政権交替ならず】

国会下院総議席数 222 において、Barisan Nasional (国陣) 陣営が 133議席、 民聯 (Pakatan Rakyat) 陣営が 89議席でした。この結果Barisan Nasional (国陣) が、引き続き政権を維持することになりました。
Barisan Nasional (国陣) は3分の2議席確保には至らず、過半数確保の勝利となりました (Intraasia 注:Barisan Nasional (国陣)6対民聯 (Pakatan Rakyat) 4という比率)

各州の州政権においては、Barisan Nasional (国陣)がケダー州を奪い返して10州で州政権を獲得しました。その結果民聯 (Pakatan Rakyat)が勝利した州はスランゴール州、ペナン州、クランタン州の3州です。
民聯 (Pakatan Rakyat) はペラ州とトレンガヌ州で僅差で州政権奪回に届きませんでした、またジョーホール州で大きく議席数を増やし、サバ州で初めて10議席を超えました。

投票率は約85%でした。これは過去最高の投票率とのことです。

Barisan Nasional (国陣)
政党国会
候補者
当選者州議会
候補者
当選者
UMNO
巫統
11988338242
馬華公会
MCA
3779011
インド人会議
MIC
104185
民政党
Gerakan
111313
サラワク州
土保党PBB
1414------
サラワク州
その他党
1711-------
サバ州
団結党PBS
54137
サバ州
その他党
64117
その他1000
合計221133505275


民聯 (Pakatan Rakyat)
政党国会
候補者
当選者州議会
候補者
当選者
イスラム党
PAS
732123685
人民公正党
PKR
993017249
民主行動党
DAP
513810395
合計22389511229


諸派と無所属

国会
候補者
当選者州議会
候補者
当選者
諸派5601151
無所属7901910
合計13503061

注記:
・政党名は正式なマレーシア語党名または英語党名の略称、及び華語新聞の用いる華語党名を基にしています。
・立候補受付時とは幾分人数に変化がある、これが確定数です。
・国候補者: 国会下院の候補者、 州候補者: 州議会の候補者
・諸党には愛国党、サバ州の進歩党と立新党、サラワク州の革新党、イスラム陣線、社会主義党などがある。

各州と連邦直轄領における結果
国会
議席数
Barisan
国陣
Pakatan
民聯
州議会
議席数
Barisan
国陣
Pakatan
民聯
ペルリス州33015132
ケダー州15105362115
クランタン州1559451233
トレンガヌ州844321715
ペナン州13310401030
ペラ州241212593128
パハン州14104423012
スランゴール州22517561244
N・スンビラン州853362214
マラッカ州64228217
ジョーホール州26215563818
サバ州25223604811
サラワク州31256-------
クアラ
ルンプール
1129------
連邦直轄領2220-------
合計22213389505275229

注記:
・サラワク州だけは今回州議会選挙が行われていない。
・クアラルンプールを含めた連邦直轄領は州ではないので、州議会はありません。
・表には載せていないが、サバ州州議会で諸派1人が当選。

動画の紹介: Barisan Nasional (国陣) の議長でもある ナジブ UMNO総裁 (首相)が行う、総選挙勝利演説の模様です。

Intraasiaの分析


登録有権者数 1326万人中投票者数は1125万でした、(国会議員選挙の場合)。投票率は84.8%というこれまでにない高さになった。州議会選挙はサラワク州が行われていないので、人数は減るが投票率は同じようなものです。

Barisan Nasional (国陣) は国会選挙では前回に比べて 7議席を減らした、州議会選挙では 1割議席数が減った、つまり勝利はしたが全体的に民聯 (Pakatan Rakyat) との差が縮まった。
国会選挙に関して: サバ州とサラワク州でBarisan Nasional (国陣) は計56議席中47も獲得している。半島部だけをみると、計166議席中、Barisan Nasional (国陣) が86、民聯 (Pakatan Rakyat) が80です、つまり勢力は拮抗している。Barisan Nasional (国陣) が今回勝利した最大貢献はサバ州とサラワク州での圧倒的な多数議席獲得にある。

クアラルンプールは依然として民聯 (Pakatan Rakyat) が圧倒的に強く、同様に圧倒的な強さを示したスランゴール州を含めて首都圏は民聯 (Pakatan Rakyat) の牙城であることに変わりはない。
ケダー州はPAS党主体の前州政府の失政から、Barisan Nasional (国陣) に州政権を奪回された、ただPASの伝統的本拠地であるクランタン州は引き続き州政権を維持した。
ペナン州で民主行動党DAP主体で今回も圧勝し、Barisan Nasional (国陣) の華人政党である馬華公会MCAと民政党は全く議席を失った。

1957年のマラヤ連邦独立以来政権の中枢である UMNO は今回も強さを発揮し、Barisan Nasional (国陣) の勝利につながった。半島部でのBarisan Nasional (国陣) の主要構成党である、馬華公会MCAは大惨敗し、インド人会議党MICは国会州議席合わせても10議席に届かない、このため半島部でのBarisan Nasional (国陣) 内における UMNOの地位はこれまで以上に大きなものとなった。華人政党馬華公会MCAは岐路にあるといえる。
サバ州ではBarisan Nasional (国陣) に属する、州独自政党がBarisan Nasional (国陣) の約3分の1を獲得し、UMNOの組織がないサラワク州ではBarisan Nasional (国陣) の州独自政党が圧勝している。

PAS党はマレー州であるクランタン州とトレンガヌ州、及びスランゴール州でほとんどの議席を獲得している、ケダー州は前回より大幅に減った。この4州以外での勢力拡大は依然として難しそうである。
人民公正党PKRはスランゴール州とペナン州で主として議席を稼ぎ、次いでケダー州で勢力がある、しかしその他の州では目立った強さはない。ただサバ州では今回健闘した。

民聯 (Pakatan Rakyat) で今回最大の強さを示したのは民主行動党DAPです。国会と州議会の両方で民聯 (Pakatan Rakyat) 中の最多議席を得た。このことが意味するのは、華人界の圧倒的多数が民主行動党DAPを支持し、行動党の候補者のいない選挙区では人民公正党PKRの候補者を支持したということです。華人界が突出して民聯 (Pakatan Rakyat) 支持を示したことが、今後の問題になりかねないとも言える。

サバ州では、民聯 (Pakatan Rakyat) との協力を断った州独自政党の2つは合わせて100人以上の候補者を立てたが、わずかに州議席1つだけの獲得に終わった。半島部の政党と一線を画しサバ主義を貫くあり方に大きな支持は得られないようだ。

日本など外国のメディアが気が付かないこと
州によって登録有権者数が大きく異なるが、その州の国会議席数は登録有権者数を全く反映していない。民聯 (Pakatan Rakyat) が大きく勝利した、クアラルンプール: 79万人、ペナン州: 85万人、スランゴール州: 205万人、これは国内で最多です。 一方Barisan Nasional (国陣) が20議席以上獲得して大きく勝利した、サラワク州:108万人、サバ州: 98万人、ジョーホール州:160万人。 このように違いがあっても 1票の格差ということは全く話題にされない。上記で指摘したように、サバ州とサラワク州の有権者数は州の中で中程度であり、この両州の有権者合計数はスランゴール州のそれとほぼ等しいのに議席数は合わせて56もある。 一方スランゴール州の議席は22に過ぎない。 Barisan Nasional (国陣) にとってサバ州とサラワク州はまさに議席の稼ぎ場である。 加えて有権者の多いジョーホール州です。

選挙戦のムードはひょっとしたら政権交代もありえるかのような雰囲気であったが、ムードだけで選挙は決まらない。 ここで解説したような背景があるからこそ、イントラアジアは選挙戦中の載せた記事中で書きました、「今回の選挙は一方が圧倒的に大勝する結果にはなりにくいとの観を持ちます。ただ大議席数を持つサバ州とサラワク州は依然として圧倒的にBarisan Nasional (国陣) 有利なので、半島部で民聯 (Pakatan Rakyat) が大きく勝利しない限り、政権交代は難しいのではないだろうか」

5月5日のマレーシア記事

【Barisan Nasional (国陣) 陣営の合計党員数は710万人にもなる】
PRU-13 と略称される第13回総選挙で(有権者の)新しい委託を獲得することができる政党を決めるのは、無党派有権者である約470万人の選択だろうか?、それとも一般に形勢傍観者と呼ばれる有権者のそれだろうか? 今回の(登録済み)有権者数は 1326万人です。

探し得た情報によれば、Barisan Nasional (国陣) 側はサバ州とサラワク州を含めて 14の政党から構成されています。そしてその党員総数は約 710万人になる、その内基幹党のUMNOは2012年11月時点で 340万人を擁する。
一方民聯 (Pakatan Rakyat) 側はイスラム党PAS、人民公正党PKR、民主行動党DAPから構成され、その合計党員数は約150万人です。その内PAS が最多の党員数である約100万人を有する、次いで人民公正党PKRが2012年12月時点で約40万人、 そして行動党が9万人から10万人の党員を持っている。

これは全登録済み有権者数の中で約850万人が(どれかの党の)党員になっていることになる、今回新しく有権者になった人数は約300万人です。

(Intraasia 注:昔から知られたことで、UMNOの党員数は抜群に多い。そのうちどれくらいが確実な党員または党員活動をしているかはわかりませんけど。PAS党も党員数が多いことが知られている。マレー政党はとりわけ党員数増やしに熱心なことは確かでしょう。華人政党は多少違ったあり方を取っている、行動党が党員数10万人程度ながら、半島部各地で連日数万人規模の集会を組織できるのはその現れです。いずれにしろ有権者数の5割強もがBarisan Nasional (国陣) 側の党員だという数字は、政治的実態・実情からずれていることは確かです。なお有権者は21歳以上ですが、政党の党員は一般に18才以上の国民がなれるとのことなので、非有権者も党員に含まれていることになる)

【ネット上に現れる未確認情報を信じないようにと、警察は警告する】
 ネット上に掲載されている写真に身分証MyKad,ATMカードが散らばっているのは幽霊投票者につながっているとの言いがかりを、警察が一蹴しました。

警察庁の副長官は記者会見で語る: 「そのソーシャルメディアに載っている写真は、実際はケダー州で起きた強盗事件のものです。我々がその写真を調べて分かったことは、それは2年前の強盗事件でした。警察が犯人を逮捕するときに、カード類がばらまかれたのです。幽霊投票者とは何の関係もありません。」 「こういう無責任なグループの行動はパニックや憎悪を引き起こそうとしているのです。 確認されていない情報を信じないように。」

【5月6日を州の公休日にした州もある】
ペナン州首相は、5月6日を州の公休日にすると発表しました。休日にすることで、故郷へ帰って投票する人には都合がよくなり、公務員は投票日の翌日が休めます。

(Intraasia 注:スランゴール州政府も6日を州の公休日にすると発表しました。ケダー州、クランタン州、トレンガヌ州は既に 5日を州の公休日に指定しています)

【マレーシア語華語辞典編纂者に文化省から賞が贈られた】
マレーシアとインドネシアは、(広義の)マレー群島の言語としてマレー語(Bahasa Melayu)の発展と推進に向けて引き続き協力していくことができる、とマレーシアの情報コミュニケーション文化省大臣は式典で語る。

「マレーシア、インドネシア、ブルネイ、シンガポール及び他の地域で計3億人の話者を持つマレー語(Bahasa Melayu)が消滅しないためにもこの協力が欠かせません。」 「マレー語(Bahasa Melayu)が発展していくには、異なる評価として産業の言語に成らなければならない。アセアン(ASEAN)全体に注意が払われる必要がある。」

これはクアラルンプールで行われた、  Dr Yang Quee Yee の編纂である華語-マレーシア語辞典の出版発表式に出席した大臣が述べたものです。「成功する国家であるために、言語は柱です、これを達成するために、我が国はマレー語(Bahasa Melayu)を高めることに力を注ぐ人的資源を持つ必要がある。」

大臣は特別辞書編纂の賞をこの博士に贈りました。 Dr Yang Quee Yee、82歳、は辞書編纂に50年以上携わってきており、これまでにも数々の 華語-マレーシア語、マレーシア語-華語-英語辞書を出版しています。
今回新たに出版された華語-マレーシア語辞典は、学生と一般向けの辞典であり、価格は半島部ではRM 89、サバ州サラワク州ではRM 99になります。

(Intraasia 注:ここで言及されているマレー語(Bahasa Melayu)は広義の意味であり、2億人を超えるインドネシアが最大話者人口となる。話者が3億人という時、それを母語としている人の数ではなく、使用する人の数ということです。広義のマレー語(Bahasa Melayu)はかなり幅広いので、例えばタイ深南部ムスリムの話すマレー語とインドネシアのパプア州の人たちが話すインドネシア語との間でどれくらいコミュニケーションが成り立つかです。 
大臣は「アセアン(ASEAN)全体に注意が払われる必要がある」というが、現実にアセアン(ASEAN)は唯一英語を公式語にしている、これが欧州連合EU と決定的に違う点と思考だ。EUは全ての加盟国の国語で主要文書を作成するそうだ、しかしアセアン(ASEAN)は英語のみ、これでは例えばカンボジアの、タイの、インドネシアの民には届かない。Intraasia はいつもこのことを主張するが、アセアン(ASEAN)指導者は、費用節約と効率化のため及びエリート思考であろう、多言語アセアン(ASEAN)は単なる演説文句に過ぎない。 
辞書面に触れると、マレーシア語-英語の辞書は海外にも需要があるので、いわば外国?編纂もある。ごく最近DBP が民間出版社のそれを凌駕する大部のマレーシア語-英語辞書を出版した。マレーシア語-華語の辞典は数種類が並んでおり、マ英並みに選択はある、それがこの博士のような人たちの貢献に違いない。 マレーシア語-タミール語辞書は一般書店に全く並んでいない、それほど需要がないということです。マレーシアで特徴的なのは、マレーシア語-英語と華語という3言語辞書があることで、イントラアジアはこのタイプを使っています。)

5月4日のマレーシア記事

【インド人有権者と候補者】
今回の選挙における全国のインド人有権者数は 97万人1千です。国会下院の選挙区数 222の内でサバ州は25選挙区、サラワク州は 31選挙区あります。この両州ではインド人有権者数はほとんど取るに足らない数です。しかし半島部の合計 166選挙区において、選挙区有権者数に占めるインド人有権者の比率が、20%以上30%未満の選挙区は 9、15%以上20%未満の選挙区は15、 10%以上15%未満の選挙区は36 あります。 

Barisan Nasional (国陣) がインド人有権者は確実にBarisan Nasional (国陣) に投票してくれると見なしていた時代は既に過去のものになりました。現在では自陣営に投票してくれるようにと、何回も何回も引き付けなければなりません。

(Intraasia 注:インド人は国民人口の約 8%に過ぎない。従って国会選挙区はもちろん、州議会選挙区でもインド人有権者がその選挙区の最大多数派になるような選挙区はない。
これがインド人界の長年の悩みといえる。 一般に与野党陣営とも、ある選挙区において、その選挙区の最大多数民族出身者を候補者の第1に考える。 つまりマレー人が過半数を占めればマレー人候補者、華人が最大多数民族であれば華人候補者というのが原則的あり方です。ただあくまでこれは原則であり、 例えば華人がマレー人に次いで2番目の多数派でも華人候補者を擁立することはある。 圧倒的にマレー人が多数派を占める、8割以上、ような選挙区で非マレー人が立候補することはまずないと考えてよい(無所属の泡沫候補は別として)。

そこでインド人の場合、ある選挙区で民族順位で2番目の多数派という例さえ稀です。ほとんどが3番目、または選挙区によっては4番目ということさえある。インド人自体が極小数派であるサバ州とサラワク州ではインド人候補者が擁立されることは普通は考えられない。国会選挙区でインド人有権者数が全国で最大の比率の選挙区はスランゴール州Kota raja選挙区で、29.5% になる。ここを含めて、インド人有権者数が2割台の国会選挙区は全国222の中で 9 に過ぎない。州議会選挙区でもインド人有権者が最大多数派になる選挙区も民族比率が過半数を超える選挙区もない。ただ国会選挙区より民族比率の高い選挙区はいくつも存在する。それは州議会選挙区は国会選挙区よりも狭い区分けだからです。

そこでこういう民族人口状況下でインド人候補者が擁立されるのは、陣営内における選挙協力と選挙戦略に基づくわけです。与党陣営Barisan Nasional (国陣) は、インド人会議MIC の候補者を国会選挙区で10人、州議会選挙区で18人擁立した。いずれの選挙区もインド人が比較的多い割合の選挙区のはずです (華人が8割以上も占める、クアラルンプールのKepong 選挙区にBarisan Nasional (国陣) 側のPPP党インド人候補が出馬したが、これはMICの候補者ではない)。このあり方をBarisan Nasional (国陣) は民族協調路線として、ギブアンドテイク を示すものだと自賛してきた。 つまりある選挙区において決して最大多数民族になれないインド人にも候補者を回すことを慣例的に行ってきたというものです。民聯 (Pakatan Rakyat) 側も基本は同じです、人民公正党PKRと行動党は、比較的インド人割合が多い選挙区の中から選んで自党のインド人候補者を擁立するというありかたです。ただマレー人政党であるイスラム党PAS にインド人候補者はいなかったが、今回初めて1人だけ擁立した)

【各方面は総選挙結果を理性を持って受け入れなさいと、警察長官が声明】
(5日の投票日を直前にして)警察長官は各政党候補者と各党支持者に対して、有権者が選んだ者を受け入れ、理性を持って選挙結果を受け入れなさいと、訴えました。また、「選挙に負けたことで情緒に走って街頭行動に至り、社会騒動を作り出さないようにしなさい。」

「いうまでもなく選挙ではある1つの政党が勝利する、そこで警察は厳正に中立を守ります。同時に法律に乗っ取った精神で国民にプロフェッショナルな仕事を提供します。」 「国会が解散されて以来、いろんな噂や真偽の確認が難しいニュースをまき散らし始めた人たちがいる。 例えば、選挙管理委員会が使用する消えないインクが消えてしまうということを取り上げて警察官が2回投票するといったようなことであり、そのことで民衆の間に総選挙への疑惑を巻き起こそうとする。」 「私が保証します、警察官が2度投票するようなことは絶対に起きません。法の執行者として、警察官の誰もが複数回投票は違法であることを知っている。違反者は法に基づいて処罰を受けます」

「有権者は投票を終えたら帰宅するかまたは日常いつも行っていることに戻るべきです。投票所の周辺にいつまでも残っていないように。」 「ある人たちが独自に投票過程を監視する独自監視員になるという情報を警察は得ました。これは違法な行為です。 なぜなら選挙管理委員会は、17の非政府組織からの 1183人の投票監視者だけを承認しているからです。」

(Intraasia 注:マレーシアでは警察の権力と存在感は非常に強く、それを目に見える形で前面に出すのが慣行であり、今後も変わらないでしょう。しかしマレーシア政治において、元警察官僚トップ層と軍隊の将軍経験者が政界に転身して政府与党の重要な地位に就いた例は、1950年代、60年代は知りませんが、ありません。権力機構として警察は、野党陣営の行動に対して直接対峙し規制行動を取るが、現役の軍隊と警察のトップ層が政界の一員になることはない。歴代の国防大臣は全て非軍人政治家です、ナジブ首相自身が何年も国防大臣を務めていた。
こうした軍隊と警察のありかたは、タイとインドネシアとは決定的に違う点です。 今回民聯 (Pakatan Rakyat) 側に元軍隊将軍と元警察官僚の候補がいますが、ごく少数であり、政治歴はほぼない。

こういう事情と背景から、マレーシアの警察が政権交代に干渉するとは思いませんが、民聯 (Pakatan Rakyat) 側から見れば権力機構としてBarisan Nasional (国陣) 側を支えるかのような立場になるのは避けられないことと言える。

既に選挙運動期間の前から全国各地で政党・陣営の政治集会が夜な夜な開催されてきた、それぞれの集会で何千人、時には何万人もの参加者がある、これは日本の読者には想像しがたいことでしょう。いずれにしろ常に総選挙は、とりわけ政権交代をかけた今回は、過熱する。そこで不測の事態が起こりかねないことも、言及されていることです。投票所周囲に政党支持者が集まるのはこれまでにも問題視されてきた)

選挙戦の白熱模様を撮った動画の紹介: 該当部分をクリックしてください。
・Barisan Nasional 側の大集会動画は、選挙前にスタジアムなどで開催された官製の大集会はある、しかし、選挙期間中の万人単位で集まるような大集会の動画は探してもなかなか見つからない。代表的なものとして4月末ジョーホール州を遊説した際の ナジブ首相の演説の模様です

・今回の総選挙で最も白熱している選挙区の1つと言われるジョーホール州Gelang Patah (振林山)選挙区で行われた、民主行動党DAP主催の選挙集会の様子です、7万人が集まったとのこと。すごい熱狂ぶりですがコンサートではありませんよ。

【両陣営共、暴露?攻撃?する話題には欠かない】
クランタン州 UMNOの議長、ナジブ内閣の大臣でもある、によれば、12000人もの二重国籍者がマレーシアに入国しようとしており、彼らは首謀者の計らいで行動し、投票して報酬をもらうだろうとのことです。

マレーシアとタイの国籍を二重に持つ12000人ほどに投票させて現金の報奨を与えるために、5日に彼らをマレーシアに入国させようとしているようだ、とUMNOクランタン州議長は語る。「(その1万2千人は)タイに住んでおり、投票するためにマレーシアに入国する。マレーシア政府もタイ政府も二重国籍者を認めていません。」

(Intraasia 注:これはUMNO側の言い分であり、当然民聯 (Pakatan Rakyat) は否定するでしょう。このような暴露?攻撃?合戦は新聞に一杯載っています。昔からタイ深南部には、及び一部クランタン州にも、二重国籍者が少なからず存在すると言われている。しかし未だにその詳細は発表されず、二重国籍者を認めない両国政府ともその解消にはほど遠い状態のはずです。)

【読者の皆さんへ】
多くの方には馴染みがないであろう”マレーシア総選挙”を集中して載せていますが、選挙戦は今日 4日で終わりました。5日に投票そして開票という手順です。
5年ぶりの総選挙、ということでマレーシアマスコミは総力を挙げて報道していますし、ネット界もこの種の話題に溢れている。ということで、当 『新聞の記事から』 もこの2週間ほど選挙ニュースと解説を集中して載せてきました。あと数日はこのスタイルでいきますので、あしからずご了承ください。

5月3日のマレーシア記事

【民聯 (Pakatan Rakyat) を批判・攻撃するナジブ首相】
ナジブ首相はクアラルンプールで、Wangsa Maju地区の事業所組合が催した食事会で演説しました。
「権力奪取を求める中で民族カードを使っている民聯 (Pakatan Rakyat) に政権の機会を与えてはいけません。それは国を破滅のふちに追い込むことになるからです。」 「我々Barisan Nasional (国陣) は多民族社会での調和と進歩を強調しています、そして民族憎悪を煽るような者たちは許しません。」 

「人気取りのために、議席獲得のために民族問題を持て遊ぶのなら、議席は結局のところ国を破壊することに使われてしまう。」 「多民族連合として Barisan Nasional (国陣) は、国民の間に平和と調和を保つ政策を順守しています。」

(Intraasia 注:UMNO、馬華公会MCAの指導者連は、今回の選挙でしきりにこの種の論理または説得調子を使っています。確かにBarisan Nasional (国陣) は政党種と数の面でより多民族の政党連合の形を取っている。民聯 (Pakatan Rakyat) は3党だけから成る。しかし民聯 (Pakatan Rakyat) 側が多民族からの支持がない、候補者が多民族ではない、ということではない。 マレーシアで政権を取るには必然的に多民族支持が必要となる。
 大企業からなる産業界は慣れた政権による安定を望むので、Barisan Nasional (国陣) 支持であるのは別に不思議ではない。仮に政権が替われば、当然なんらかの経済政策変更が起き、短期的には多かれ少なかれ安定度が下がるでしょう。しかし誰も、政権側も、不安定状態は望まないので安定化に向かおうとする。 
民族カード、これは与党側、野党側双方が慎重に扱わなければならない、民族間の軋轢を助長すればどうなるかは世界の数多くの事例が如実に示しているし、多民族社会であるマレーシアはそのことを十分に体得していると思います)

動画で見る陣営指導者の催し・集会における演説の様子 (主としてマレーシア語の演説ですが、英語もある。集会の様子がわかりますので、該当箇所をクリックしてください。相手陣営への攻撃言葉は辛辣です)
・Barisan Nasional (国陣) 側: ムヒディンUMNO副総裁が出席する、官主催の催し

・民聯 (Pakatan Rakyat) 側: 人民公正党PKRの相談役であるアンワル元副首相が演説する政治集会

【通常のタクシーもクアラルンプール国際空港KLIA で客を乗せることができる】
陸上公共交通委員会は、一般タクシーが KLIA で客を乗せることができるようにする、と発表しました。 5月15日から試験的に実施を始め、8月に全面実施するとのこと。

委員会の委員長は説明する、「クアラルンプール国際空港で旅客の空港タクシー待ち時間が長すぎる、その主な原因は空港タクシーの運転手不足です。とりわけ大きな催し時期や首都圏で水災のために大渋滞が起きている時がひどい。」 「この問題を解決するために、陸上公共交通委員会は、(いわゆるシティータクシーである)一般タクシーがKLIAで客を乗せることを認めることを決めました。」

(Intraasia 注:クアラルンプール国際空港KLIAで、クアラルンプールなどから客を乗せてきた一般タクシーが、帰路に空港で客を乗せることは、既に10数年前に一度実施されました。しかしそれは長続きしませんでした。その理由はAirport Limoが運営する空港(リムジン)タクシーからの反対、 違法な客引き行為と白タクの横行、料金上乗せなどのためだったと推測されます。 当然同じような問題が起きることが想定される、ですから当局がいかに非法行為を抑えるか、管理するかでしょう)

【AirAsia X の2013年第1四半期の業績】
長距離低コスト航空である AirAsia Xは、2013年第1四半期の業績を明らかにしました。

乗客数は65万人でした、これは対前年同期比で 20.9%の増加です。 有償旅客キロ数(RPK)は33億でした、一方有効座席キロ数(ASK)は39億です、このため座席稼働率は 84%。
有償旅客キロ数(RPK)は対前年同期比で 21.7%増加し、有効座席キロ数(ASK)はタイ前年同期比で 26.7%の増加です
AirAsia X は第1四半期に 貨物運送で 7482トンを運んだとしています。

(Intraasia 注: AirAsia Xは1か月に20数万人の利用者がいるということですね。今期は有効座席キロ数(ASK)の伸びほど有償旅客キロ数(RPK)は伸びなかった)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】

1万円を銀行で両替すると RM 304.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 297.5 を入手します。

5月2日のマレーシア記事

【華人政党馬華公会MCAが保有する英語紙がライバル党の選挙広告を拒否する理由】
政府与党陣営の馬華公会MCA が保有する英語紙 The Star では、その翼下企業であるラジオ局の2つのダイヤルで、民主行動党DAPの選挙広告を流すことを始めました: 華語広東語ラジオの”988”と、英語マレーシア語ラジオのRed FM。

しかし 本体のThe Star 紙上では行動党の選挙広告の掲載を拒否しています。
行動党の幹部の1人はある声明で、ラジオ局で我が党の広告を流すように紙面でも載せるべきだと、書いています。

一方新聞社側のスポークスマンは、紙面で政党広告を載せられない原因は、その広告の内容に問題があると反論しています、「行動党の広告内容が、内務省の指針と規定に違反している。」 「民主行動党DAPの選挙広告中では、ある無所属マレー人候補者がマレー短剣 Keris を手に持っている、 そこに書かれた文字 ”馬華公会に1票入れることはUMNOとブミプトラ主義者組織に1票を入れることである” がはっきりと読み取れる。」

「こうした広告内容は民族感情を煽るものである、また行動党はその候補者がマレー短剣に口づけする行為を勝手に解釈している。」 「実際そのマレー候補者はマレー武術大会か政治集会の場で手にマレー短剣を持っていた、またはそういう状況下で短剣に口づけする行為をしたということを、行動党は広告中で示していない。」

(Intraasia 注:マレーシア華人界には昔からはっきりと2つの政治勢力があり、常に相容れない関係を持ってきた、それが、親Barisan Nasional (国陣)勢力と 民主行動党DAP支持の勢力です 。前回総選挙では行動党が大勝し、今回も大勝するだろうと予測されている。そういう背景があり、トップ英語紙ながら、日ごろから圧倒的に 親馬華公会の記事を載せ続けている。選挙ではそれがさらに増幅されている。 そこで行動党は反発してThe Star 批判もしている。 
この無所属マレー人候補者は、ウルトラマレー主義団体Perkasa の代表でしょう。Kris にはある種の象徴的な意味合いがある。行動党はそれを逆手にとって、いわば華人界への脅し的意味合いを広告に込めているとも言える。確かに民族感情を煽るといえないこともないでしょう。しかしBarisan Nasional (国陣) 側もしきりに民族感情を煽る発言もしている。 多民族国家として、民族は最も重要な要因であり、民族感情を軽視することも煽ることも良くない、しかしどこで線引きするかは非常に難しい)

【完成前のペナン第2大橋を首相一行が渡った】
ペナン島のBatu Maung と本土側の Batu Kawanの間に建設中の第2海峡大橋は、現在 94%の工事進捗率です。
遊説でペナン島を訪れたナジブ首相が、VIPとして初めてこの区間、24㎞、を走行しました。 首相を乗せた Proton Perdana車には、アブドラ―前首相や観光大臣など与党陣営の要人が同行しました。

第2大橋プロジェクトは2008年に開始され、総工費RM 44億をかけて、今年9月に開通する予定です。

(Intraasia 注:Batu Maungは島の東南端にあたる、第2大橋の建設模様を撮った2012年の写真をイントラアジアのホームページで載せていますが、そのころからずっと進捗してすでに橋の道路部も完成したようですね。このプロジェクトを請け負っている中で、中国企業が大きな役割を果たしている)
 
【募集広告から】
TA-Q-BIN の契約業者 (トラック、バン、バイク、自動車) -クアラルンプール圏のKota Damansara とCheras に住所があること

・会社登録をしていること( Sdn Bhd であること)
・自身で労働者を雇っている
・商業車輛の運転歴が最低1年あること
・自分の車輛を所有している (トラック、バン、バイク、自動車)
・正規の車輛運転免許を持っている(B2/ D/GDL)
・提示された地区の道路に精通している

クーリエのセールスドライバー -クアラルンプール圏のSubang Jaya/ Kota Damansara/Cheras、及びペナン島を担当

・年齢21才から38歳まで
・最低限 SPM試験で合格していること
・次の車輛運転免許を持っている(B2/ D/GDL)
・シフト勤務が可能であり、祝日も働けること
・ オープン面接
・月曜から金曜日まで 9時から午後6時まで
以下省略

(Intraasia 注: この広告を見て気が付きました、TA-Q-BIN というように表現しているのですね。もちろん仕事種に寄りますが、オープン面接という方式をときどき見かけます。掲示された日時のいつでも面接に来なさいということで、随時面接ですね)

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