【煙霧状況が続くため、環境省がホームページで毎時の大気汚染指数の公表を始めた】(ヘイズ(煙霧)のために半島部各地に大気汚染の被害が続く中)環境庁は 大気汚染指数API を当局のホームページで1時間毎に更新することにしました。
これを発表した環境庁の長官(女性)は、「大気汚染指数は自然資源と環境省のホームページで閲覧できます。また近いうちに環境省のポルタルでも載せます。」 「これは市民からの要望に答えたものです。」
(Intraasia 注: 今現在の国民の大きな憂慮事項ですので、良い方針ですね。 次に指数の見方を書いておきますので、ご覧ください)
1.
自然資源と環境省 (Kementerian Sumber Asli dan Alam Sekitar)ホームページ をクリックする。
2. その画面で赤い長方形の中に書かれた文字 Bacaan Terkini Indeks Pencemaran Udara(大気汚染指数の最新の測定値) の部分をクリックする
3. すると別ページで一覧表がPDF形式で開く。 マレーシア語に英語が併記されている。
4. そのPDFページには全国の 50箇所を超える、主要観測地点とそこで測った指数が1時間ごとに記入されている。
【学校を臨時休校にする際の大気汚染指数の指針】大気汚染指数が 300を超えると、学校は休校にしなければなりません。
教育省の長官はこれを説明して、「これは内閣府の下にある国家安全会議と会合をもったあとで決めました。」と語る。 「しかしながら、ある地域で(ヘイズ(煙霧)が生徒に良くない影響を与える、または大気汚染指数が 250から300の間のときは、各州の教育部はその地区で休校にするかどうかに関して我が省に問い合わせるべきです。」 「大気汚染指数が250以下になったら、休校にしていたどの学校も休校を止めて学校再開すべきです。」
教育大臣を兼務する副首相は語る、「親はその子供に学校を休ませるかの決定権を持つ、ただしこれは親が学校当局にそのことを通知する場合に限ります。」
【インドネシアのプランテーション農園業においてマレーシア資本が関わる企業の割合の高さ】一般に、インドネシアのスマトラ、カリマンタン(ボルネオ)、スラウエシにおけるオイルパーム樹プランテーション農園の50%を超える割合が、長期に渡る使用権を持つまたは合弁企業という形によってマレーシア企業に属します。
両国が互いに非難しあうことを止めるためにも、マレーシア自然資源と環境省大臣は26日ジャカルタを訪問して、マレーシア資本のプランテーション企業の代表と会います。また大臣はインドネシアの環境大臣とも会談します。
マレーシア側はインドネシアのプランテーション業界が農園開拓のために山林を伐採して野焼きする方式を強く批判しています。
インドネシア環境大臣は先週、野焼きに関連して14社の名前をあげました、その内8社はマレーシア資本のプランテーション企業です。
その内 PTTMP はマレーシア最大のプランテーション企業である Sime Darby Bhdの子会社である Minamas Plantation の一部です。PT Adei Plantation はこれまたマレーシア有数のプランテーション企業 Kuala Lumpur Kepong Bhd (KLK)の翼下にある。
一方Sime Darby と KLK は一切野焼きをしない会社方針を堅持していると、その立場を再度強調しています。
(Intraasia 注: インドネシアのオイルパーム樹プランテーション農園業において、マレーシア企業が関与する割合が50%もあるって本当? もし正確であるならば、その割合の高さに驚きます。 Sime Darby と KLKはマレーシアのプランテーション産業における トップ2社であり、有名な大企業グループです。)
【ジョーホール州の海岸から密出国しようとしたインドネシア人43人を逮捕した】ジョーホール州の水上警察部隊が、正規の書類を所持していない不法外国人 43人がマレーシアから密出国しようとした企てを成功裏に阻止しました。彼らはジョーホール州コタティンギ地方の Kuala Sedili にあるHutan Padang Limaのジャングルから密出国しようとしました。
水上警察部隊の副指揮官によれば、Hutan Padang Lima地区で不法外国人が密出入国をしているという情報に対して、部隊は夜10時半ごろ取締り行動を開始して、彼らを急襲しました。 「警察部隊は「警察だ」と名乗ってから、捜査を行い43人のインドネシア人を逮捕することができた。内訳は34人の男と8人の女、1人の子供です。
「逮捕した全員が正規の旅行書類(パスポートなど)を提示することができず、非合法な海路によってマレーシアから出国しようとしていた。」 と副指揮官はジョーホールバルで記者団に語りました。
「話によって得た情報では、その不法外国人全員が釣り船でインドネシアへ戻るということでした。」 逮捕された全員は、取り調べを続行するためKuala Sedili 警察署へ連行されました。
(Intraasia 注:ジョーホール州の南部の海岸から夜間こっそりと小舟で密出国するというあり方は昔から行われていることは、時々載る取締り成功の逮捕ニュース記事からわかる。当然逮捕に至るのは実際の何分の一かでしょう。 いつも感じるのは、こういう行動に走る一部のインドネシア人の愚かさですね。インドネシアからマレーシアに働きに来た累計数は何百万人にもなる、恐らく5百万人を超えるだろう。不法に出入国してもその費用は両方の国で暗躍する手引きグループに払うわけであり、正規に入出国するより幾分は安いであろうが、彼らはそのために代償を払うことになる、つまり常に違法労働者として取締られることを警戒し、且つ夜間小舟で海を渡ってこっそり入出国するという遭難の可能性ある危険な越境行為をしなければならない。 インドネシアからマレーシアへの労働の道は幾らでも容易に見つかるにも関わらずだ。ジョーホール州からインドネシアのバタム島へはフェリーボートが頻繁に運行されている。RM 100を超える運賃を払って安全に渡航できるのに。)