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Selamat Datang ke Malaysia !
「新聞の記事から」は日本人が興味を抱きそうなことだけを対象にしていません。幅広くマレーシアを姿を伝えるためにニュースを選びその解説を加えています。

(画像はM.I. さんの製作です)

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8月31日のマレーシア記事

SELAMAT MENYAMBUT HARI KEMERDEKAAN KE-56 (第56回目の独立記念日を祝します)

【浄水場が4か所一時稼働停止したため、スランゴール州などの住民100万人に影響が出そう】
29日夜に油輸送トラックが転覆したことで、多量のディーゼル油がスランゴール川に流れ込みました。このためスランゴール州の浄水場 4か所が一時稼働中止に追い込まれています。

この4か所の浄水場はスランゴール州とクアラルンプールの住民約 100万人に上水を供給しています、 供給に支障が出ているのは、Gombak, Klang, Kuala Selangor, Hulu Selangor, Petaling Jaya、Kuala Langatの各地区です。
エネルギー・グリーン技術・水省の副大臣は発表する、「4か所の浄水場では川から水を取り入れることを中止している。」 4か所は Sungai Selangor Phase 1, 2 、 3 の各浄水場 及び Rantau Panjang 浄水場

一方スランゴール州の上水道供給会社 Syarikat Bekalan Air Selangor (Syabas) は、ディーゼル油混入を取り除く作業をしているところだと、発表しました。「この作業にはしばらく時間がかかります。」
同社はまた、4つの浄水場の一時閉鎖のために緊急対応計画の実行に入りました。スランゴール州とクアラルンプールの 7つの地区で計百万人の住民に影響が出ます。現在の浄水場で既に浄水が終わっている分は、供給1日分のみです。4か所の浄水場は 日に26億りリットルの水を浄水しており、この量はスランゴール州、クアラルンプール、プトゥラジャヤ全体の上水道需要総量の 60%弱にあたります。

Syarikat Bekalan Air Selangor (Syabas) は、どのくらい浄水停止期間が続くかまだ特定できないとして、消費者に節水を呼び掛けています。

(Intraasia 注:住む地区がどの浄水場から水道水が供給されているかによって、この影響を受けるか、受けないかの分け目ですね。)

【クアラルンプール圏の乗り合いバス運転手の不足で運行バスが足らない】

クアラルンプール内外を運行するバスの乗客は、バス待ち時間がより長くなっています、これはバス運転手の不足からです。
主要なバス会社、Konsortium Transnasional Berhad (KTB) と (クアラルンプール内外で Rapid KL を運行する) Prasarana は運行する路線のバス運転手が足りません。このためバス運行本数を減らさざるを得なくなり、乗客は待ち時間が45分から1時間にもなっている、本来なら15分間隔でした。

これらのバス会社は運転手不足の理由として給料の低さ、月給RM 2500、とシフト勤務をあげている、シフトは朝4時半から深夜の1時半です。

(Rapid KL を運行する) Prasaranaの最高経営責任者は語る、「Rapid KLバスはクアラルンプール圏に167路線を持つが、運転手は現在1800人しかいない。1050台のバス車輛で運行スケジュールをこなすには、Rapid KL は2300人の運転手が必要です。それがたった1800人であり、平均して830台のバス車輛を使っている。」

「運転手の平均月収はRM 2500からRM 3000を超えるぐらいです、この額は若いマレーシア人をひきつける額ではなく、彼らはシフト勤務を好まない。」 「Rapid KL は運転手対バス車輛の比率を 2.2にして、乗客数の多い路線で15分間隔スケジュールを守りたい。しかし現在は2.1です。」

Konsortium Transnasional Berhad (KTB)の専務は語る、「わが社の CityLinerバスは問題が深刻化している。わが社は800台のバス車輛を保有し、運転手は1000人に過ぎない。800台中600台が毎日使われています。」 「そこでヌグリスンビラン州、スランゴール州西部、ペナン島本土側での運行サービスが深刻化している。運転手対バス比率が 1.1か1.2程度で、多くの運転手は時間外労働しなければならず、会社は人件費増になっている」 「交替の運転手が見つからないのが問題です、そこで運転手が少なくなっている。」

Rapid KL は、定期的にバス運転手求人を行っており、運転手になるためにバス運転免許取得の補助をする、新しい運転手を1人紹介すればRM 50を供与する、なども実施しています。
両会社は、陸上公共交通委員会SPAD に対して、最後の手段としてバス運転手に外国人が就くことを認めるようにと要望しています。

陸上公共交通委員会SPAD はバス運転手問題は都市圏の交通に打撃を与えていると述べる、「運転手不足によってバス会社はその全車両を走行させられない、とりわけ通勤時間帯だ。そこで人々はより自家用車に頼る、その結果道路はより混雑する。」

(Intraasia 注:バス車輛と運賃払いシステムを整備しただけではクアラルンプール圏の公共交通問題は解決しないということですね。もともと時刻表のないバス運行の非常なる不定期さは、もちろん道路混雑に大きな理由があるが、運行されている車輛数が不十分であっては利用者としては二重苦です。 バス運転手まで外国人労働者に頼ることになるのかな? クアラルンプール圏ではタクシー運転手が過剰と言われている。それをうまく使う手はないものか、もっともタクシー運転手は時間に縛られるバス運転手にはならないかもしれない・・・・。 シンガポール当局は多くのマレーシア人をバス運転手に雇っている、マレーシアに比べてはるかに高給だからマレーシア人を引き付けられる。  バス交通の充実をいつも期待している、長年のバス利用者として、運転手不足と言われたらどうしようもないですなあ)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】
1万円を銀行で両替すると RM 329.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 322.2 を入手します。




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8月30日のマレーシア記事

【国内で暗躍する 49の非合法組織・グループを警察が公表した】
内務省は結社法1966年に基づいて 49の組織・グループ(秘密私党)が非合法であるとしてその組織・グループ名を公表しました。
この公表は内務大臣の指示によって行われ、活動が最も盛んと言われる  Geng 04, Geng 08、Geng 36 などが公表リストに載っています。
49の非合法な組織・グループ(秘密私党)の構成員として 40313人が特定されている。

内務省長官は説明する、「非合法組織・グループの主たる活動は、麻薬販売、恐喝、武器を使用した殺人です、ただしこれが全ての活動ということではない。」 「こういう組織・グループは結社法に定めた条項に違反しており、この条項は2013年8月28日から発効しました。」

該当法の条項によれば、これらの非合法組織・グループに属する資産は全て国に没収されることになり、非合法組織・グループの名称、シンボル、建物などの場所を使う者または49の組織グループの構成員である者は、逮捕されることになります。

内務省の公表した非合法組織・グループの内容の抜粋
構成員総数 40313人の民族別分類
マレー人: 1,923、 華人: 8,214、インド人: 28,926、 サバ州人: 329、サラワク州人: 921

非合法組織・グループの民族別名称
マレー人系: Double 7, Tiga Line, Geng 30
華人系: Geng 24, Geng 18, Geng 36, Geng 21, Ang Soon Thong, Wah Kee(華記), Sio Sam Ong, PNEH, Hong Hong San, Hai San(海山), Sin Ang Bin, New Cell 20, Jit It Hai, Sio Koon Tong, Gee Lam Kor, Gee Ah Eng, Loh Kuan, Tiang Yee Tong, Geng Leng Hor
インド人系: Geng 04, Geng 08, Geng 21, Geng 24, Geng 18, Geng 35, Geng 36, Geng 303, Geng Satu Hati
(Intraasia 注:2つの系に載っているグループもある)

Gang 04: 構成員  5,440人
かつて1980年代には Hua Keeとして知られていた、その後インド人が主体になった。活動拠点はクアラルンプール、ジョーホール州、ペナン州、ケダー州
中央で統括する首領陣はいない模様であり、それぞれ地元基盤で活動している」

Gang 08:構成員 4,423人
1970年代に成立したグループ。 構成員がいる州はクアラルンプール、スランゴール州、ペナン州、ペラ州、ジョーホール州、ヌグリスンビラン州、マラッカ州、
中央で統括する首領陣はいない。

Gang 36: 構成員 8,512人
半島部で活動し、インド人が主体。華人秘密私党である  Hung Meng Hooiの分派であり、華人構成員もいるが、裏で資金供給の役割をしている。
国内における 2大麻薬密売組織の1つと推測される、もう一つは Geng 18.

(Intraasia 注:今回の公表は悪党グループに対する内務省と警察上層部の対応決意を示すものと言えるでしょう。 4万人が案外多いのか、少ないのか、判断はつきません。それにしても人口の8%に過ぎないインド人の構成員比率が高い。 Geng はマレーシア語の表記、Gang が英語表記です、華語では一般に私會黨と呼ばれる)

【悪党グループは中学校高学年の生徒も狙っている】

ペラ州警察のトップが記者会見で述べました、「悪党グループは学校にまで手を伸ばして、構成員になるように誘っている。そして学生の構成員に指示してその級友に麻薬を売ろうとしている。」 「ペラ州警察の麻薬取締部が1人の構成員を逮捕した時、その者は州内の中学校の生徒であった。悪党グループは15歳から18歳ぐらいの学生を狙っている。

これはペラ州警察のトップとして最後の記者会見であり、既にスランゴール州警察のトップに就任することが決まっています。

(Intraasia 注:マレーシアの中学校は5年制です。 なお第6学年もあるが、これは一部の生徒だけが在籍する)

【一つのマレーシア、民衆住宅プロジェクトの下で建設される住宅】

(手頃な価格の範囲の住宅を供給する国家プロジェクトである)  PR1MA プログラムの第1弾下では2万戸が建設されます。
PR1MA Corp Malaysia の最高経営責任者が明らかにしました:

クアラルンプール圏、ジョーホール州、ペナン州、サバ州、サラワク州において、第1弾として15の住宅プロジェクトが計画されています。
2万戸の住宅見取り図など詳細は今後数か月以内に発表されます。価格はRM 35万以下になる

この15の住宅プロジェクトに加えて、クアラルンプール、ペナン州、ジョーホール州、などで今後数か月以内に新しいプロジェクトも計画されている
この場合、1ユニットの広さは土地付き住宅の場合が 1400から1700平方フィート、高層住宅が 670から1300平方フィートです。

購入者は、売買契約書に署名してから、土地付き住宅が24か月以内、高層住宅が36か月以内に所有者になることになります。
PR1MA プログラムの住宅を購入申請する資格は、21歳以上である、マレーシアに所有している住宅は1戸までに限る、家族との合計世帯収入はRM 2500から7500である。
購入した住宅は10年以内に他者に販売することはできないし譲ることもできない。さらにその住宅には所有者が住む必要がある。

(Intraasia 注:8月28日の住宅記事を再度ご覧ください。 今回の記事は大衆層向けの住宅です、1ユニットがRM 35万ぐらいが、現実として大衆層の買える住宅の上限価格でしょうね。この数字でもわかるように同クラスを比較した場合マレーシアの住宅は日本の住宅より広いはずです)

8月29日のマレーシア記事

【Rela(志願警衛隊)を官庁の1つに格上げする】
Rela( 志願警衛隊)と呼ばれる民衆志願警護団組織を国の官庁の1つに編成するという提案を、内閣が承認しました。

Rela の国旗掲揚キャンペーンの式典で、内務大臣はこのことを明らかにしました。 Rela庁(志願警衛局)となれば、警察や他の治安機構と協力して公共の治安維持活動により効果的になる、同時に必要な装備も得ることになります。「官庁の1つに格上げされれば、独自の記章と新しい階級が備わります。」 と大臣。

大臣は先月述べました、「Rela(志願警衛隊)が官庁に格上げされれば、あまり活動的でないRela隊員が昇進やより活動に参加するきっかけになると期待している。Rela(志願警衛隊)は2009年に改革が始まっており、隊員数が54万人から現在は 287万人に増えました。」

(Intraasia 注: RELA の正式名称は Pasukan Sukarelawan Malaysiaといいます、華語名だと意味が案外分かるでしょう。濃い黄緑色の制服を着て、いろんな集会や公的な催しの警備につく、外国人労働者の取り締まりにも参加するなど活動範囲は広い。KLIA のLCCターミナルの国際線到着フロアで旅客の整理にあたっているのも Rela の隊員です。)

【サバ州マブール島沖で地元漁民が一時武装グループに拉致された】
サバ州東海岸の町  Sempornaから出漁した漁民1人が(ダイビングで知られる)マブール島の近くで27日18時ごろ、スピードボートに乗った武装グループに拉致されました。
漁民は数時間後には解放されました。サバ州警察のトップは、水上警察、沿岸警備隊などが力を合わせて捜索をしていると語りました。「武装グループがどこから来たのかも調べている。」

その漁民はショットガンなどを持った20人ほどから成る武装グループに、スピードボートに乗るように命令され、その後マブール島の方へ向かえと指示されたとのことです。マブール島にはいくつかのリゾートがあります。そのスピードボートはマブール島に近づいた時、島の明かりがマレーシア軍駐屯地と気が付いたとのことで、ボートをフィリピン海域に向け直した、その後また漁民の船を見つけたので、その漁船の漁民8人も拉致しました。

合計9人のマレーシア漁民は(スルー諸島出身の)スルー人でありムスリムです。武装グループのスピードボートがまた別の漁船に近づいた時、9人は海に飛び込むように言われ、その漁船まで泳ぎました。 その後漁民らはこの事件を Sempornaの警察に届けました。

サバ州警察の幹部は、武装グループは漁民からは身代金は取れないと気が付いたことだろう、さらに漁民は武装グループと同じスルー民族の出身だと知った(ことから漁民を解放した)、と語る。

一方サバ州東部地方治安地区の長官は、この一件は誘拐ではなく、連れ去られて24時間以内に解放された、それ以上の重大なことは起きていないと、語りました。
2000年にシパダン島のリゾートから20人ほどの外国人リゾート客とマレーシア人従業員が武装グループに誘拐された事件が起きました。

(Intraasia 注:サバ州東海岸の沖は南フィリピンのスルー列島・諸島がすぐ近くであり、歴史的民族的に非常につながりがある。スルー諸島の人たちが昔から行き来してきた、マレーシア側に住み着いた人も多い。という背景がある。これまでにもたびたび事件は起きており、一番最近は今年のスルースルタン軍を名乗るサバ州侵入、立てこもり事件ですね。フィリピンは依然としてサバ州フィリピン領の主張を公式には引き下げていない。 マレーシア治安当局は軍隊、警察を東海岸で増強したが、武装グループがマレーシア領土に侵入してもフィリピン海域に逃げ込めば手は打てない。今回の拉致がどの程度深刻なできごとだったかは記事からだけではわかりませんが、マブール島のリゾートが狙われていたのであれば、外国人客ばかりなので一躍国際ニュースになってしまうことになる)

【論議を呼ぶマレー映画の公開】

(1969年5月の民族暴動を扱ったこと及びその筋と描き方の面から社会的議論を呼んで一時上映延期になった)マレー映画 Tanda Putera(王者之風)が全国のシネマで29日から公開されます。

ペナン州では州首相が、州内のシネマはこの映画を上映しないように、別の映画を上映するようにと呼びかけました。「映画の一場面で、当時のスランゴール州州首相住宅前にあるスランゴール州旗さおに華人が小便をしている映像がある。この映画はフィクションの物語です。」 「連邦政府はこの映画の上映を許可した。国民の税金を使って映画製作に補助した。」

「監督自身、その部分は実際に起こったことではなく、面白くするために創作したと言っている。」 「コミュニケーションとマルチメディア省が映画のこの場面を削除することなく、上映を許可したのを、ペナン州は遺憾に思う。」

州首相はまた別の場で、「ペナン州でのTanda Puteraを禁止するものではない、人々は自由に観ることができます。」と禁止ではないと明らかにしています

(Intraasia 注:ペナン州は民聯 (Pakatan Rakyat) の支配する州であり、州首相は民主行動党DAP書記長でもある。 民族と宗教における敏感過ぎる国民感情を背景に、Tanda Puteraにそんなシーンがあるのであれば、起きなくてもいい無用なあつれきを起こしかねないという批判は、わかる。 )

【31日のナショナルデーの準備は順調である】
(今年の連邦レベルでのナショナルデー祝祭記念式典はクアラルンプールの独立広場で行われます)
コミュニケーションとマルチメディア省大臣は既に90%の準備は整った、10万人の参加者を期待していると、語りました。

8月28日のマレーシア記事

【麻薬密輸に成功したほうびとして拳銃をただでもらう】
クランタン州で銃撃犯罪事件が増加しているのは、タイからマレーシアに麻薬を密かに持ち込むことに成功した一味に対して麻薬密売組織が報奨として与える拳銃が関与している、と考えられています。

プトゥラジャヤで内務省副大臣は記者にこのことを明らかにした中で述べました、「取締り当局が得た機密情報では、麻薬密輸者はお金の報奨を受け取ると共にボーナス褒美として拳銃ももらっている。」
「仮に麻薬運び人たちがRM 10万相当の麻薬の持ち込みに成功すると、現金の報奨金を受け取る、さらに上乗せされた報奨現金またはボーナとして拳銃1丁を受け取る、拳銃の種類は Baretta, Smith & Wesson, Glock、 Coltです」

「もしRM 20万に相当する麻薬を密かに持ちこめば、運び人たちは特別望遠鏡を備えたより魅力的な武器のほうびを受け取る」 

内務副大臣はまた、そういった麻薬運び人らが受け取る報奨金の額を明らかにしようとはしませんでした、 しかし上乗せの報奨としての拳銃の贈り物を含めてその額はかなり高額であり、そういう違法活動に関わる土地の者たち(クランタン州人)の興味を引きつけることに成功しているのは明らかだと、強調しました。

(Intraasia 注:この記事には、国境線となっているクランタン川のマレーシア側岸でタイ側から何艘もの手漕ぎボートで運ばれてきた品物を荷揚げしている様子の写真が載っている。クランタン川の狭くて浅いところでは、歩いても川を渡れます、本当です。以前イントラアジアはマレーシア側から何回か場所を変えてクランタン川岸の様子を眺めたことがあります。その内1回はたまたま写真を撮ったことから、マレーシアの国境警察に逮捕されそうになった経験もある。 実に様々な物が川を渡って運ばれてくる。それらを全て監督するのは不可能なことはわかる。中には禁輸品や密輸品もあることでしょう。クランタン川国境交易を防ぐには、クランタン川岸にコンクリート壁を長さ 50,60㎞ぐらい作るしかないでしょう。)

【KLIA のリムジンタクシー車輛数を300台増やす】
クアラルンプール国際空港KLIA では、利用者の増加に対応するために、空港リムジンタクシー会社 Airport Limo (M) Sdn Bhdが、車の台数をさらに 300台増やすことを明らかにしました。
Airport Limo (M) Sdn Bhd の最高経営責任者によれば、今年11月までに300台増やすとのことです。

(Intraasia 注:KLIAでは、乗客のタクシー待ち時間が長いことから、一般タクシーも空港から客を乗せることを認めることにして、既に実施されています。 それでもタクシー車両が足らないということなのか。 リムジンタクシーは高級車を使っている)

【モンゴル女性の爆殺事件は連邦裁判所に上がって裁判が続くことになる】
モンゴル女性の爆殺事件で、控訴裁判所は被告の2人の警察官に無罪を言い渡しました(8月24日の記事で既報)
この判決に対して、検察側は上訴する通知を出したことで、裁判は連邦裁判所に移ることになります。

【住宅不動産市場でバブルが起きるか起きないか】
国立Putra大学の住宅リサーチセンターの教授は述べる、「最近の政府の取り組みは、住宅価格の上昇問題に取り組むというものです。しかしそれだけで十分かは明確ではない。」 「意識的に作り出された価格の上昇はバブルにつながる。所得と不動産価格との間には不一致がある、とりわけクアラルンプール圏においてです。」 

「このことが次のことを示している:手に入れやすい価格の住宅が一般向け市場に供給するために建築されていない、クアラルンプール圏の多くの購入者は投資者かまたは投機家であろう。」
「市場の不動産価格は修正局面に向かっており、投機は減っていくことで、ユニット価格 RM 55万以上の住宅は供給過剰になるかもしれない。」

都市の福祉・住宅・地方自治体省の大臣は第16回全国住宅と不動産サミットの開会演説で語る、「政府は不動産市場での行き過ぎた投資と投機活動を軽減しなければなりません、そうして不動産のバブルを防ぐようにします。」 「前に進みながら、政府は不動産投機を抑えるために金融政策をさらに引き締めることをちゅうちょしません、そして確かに適当で手の届く範囲の不動産価格になるようにします。」
「昨年不動産利得税が5%から15%に上がったが、不動産利得税の低いことが住宅価格の上昇を防ぐことに効果的ではありませんでした。」

不動産コンサルタント CBRE Malaysia の最高経営責任者は述べる、「選ばれたアジアの豪華住宅価格に比べれば、クアラルンプールは東南アジアでそれらが最も安価である都市の1つです。」 「香港では豪華住宅は平方フィートあたりUS$3,000 (RM10,200) であるのに、クアラルンプールでは平方フィートあたりUS$250 (RM850) です。」

(Intraasia 注:大中の不動産デベロッパーは、ほとんど毎週と言えるぐらい頻繁に首都圏での高級住宅開発の開始と売出しを行っていることが、それを知らせる広告の多さからわかる。一体どれぐらい需要があるのだろうかと思えるのだが、実態は実際に住むのではない投資者と投機家がかなりの比率を占めるから、これほど多くの新規高級住宅の開発ができるわけです。もちろん、こういう住宅は低所得層はもちろん中の下層にも全く縁のない価格帯、つまりRM 50万以上のものばかり。 投資者と投機家に国外からの者が少なからずの割合を占める、筆頭はシンガポール人ですね、近年は台湾、中国、香港、インドネシア、韓国、日本などからも増えていると、不動産デベロッパはしきりにこの点を語る。つまり需要は硬いと言いたいのでしょう。新聞界にとって不動産広告の多さから不動産業界は大事な顧客、従って多くの不動産記事はデベロッパーの楽観的見方を主にした形で載せている。 海外からの投資者と投機家はしょせんマレーシアの住民の実態などどうでもよくて要は儲かればいい、バブルが起きそうになればどこで売り逃げるかだけが彼らの関心でしょう。 上記コンサルタント会社の発言は典型的な一つです、クアラルンプールの何々はどこどこの国と比べてまだ安いので、お買い得であるまたはまだまだ値上がりするという論法です。)

8月27日のマレーシア記事

【悪党グループは今ではインド人が主体で華人は裏で資金提供】
最近警察に公然と挑戦している悪党グループ(秘密私党)があります、これらは Gang 04に代表されるようにインド人がメンバーである悪党グループ Gang 36, Gang 08、Gang 18 です。こういう悪党グループ(秘密私党)は、元々は華人の秘密私党として発足した。そして華人がメンバー主体であった時期を経て、現在ではインド人がメンバーの主体であり、華人メンバーは(背後で)資金提供者の役割となっている。

警察本庁の刑事部門の長は説明する、「マレーシアの悪党グループ(秘密私党)はメンバーを民族別にみると、インド人が最大で70%を占め、華人は25%、マレー人はわずか5%となる。」
こうしたことからわかるのは、当初は各華人秘密私党では華人メンバーが不法行為を行う際にインド人を雇っていた、その後インド人がだんだんとグループ中の地位において華人メンバーに取って代わっていった。今では各悪党グループ(秘密私党)は既にインド人が牛耳っている、インド人がメンバーの70%も占めるのです。

警察の消息筋によれば、「国内で最も恐れられている且つ凶悪なインド人悪党グループは、最近勢力を伸ばした Gang 04ではなく、Gang 36である。Gang 36は古くから名を知られた華人の秘密私党である 洪門會の分派グループです。」 「Gang 36 は現在でも華人メンバーが存在しているが、彼らは(グループ運営の)資金提供者であり、その多くは不動産事業などの合法ビジネスに関わっている。」 

「Gang 36は 1970年代から活動を始め、Gang 18 と並んで、国内で麻薬に関わる違法活動を最も盛んに行っている、2つの悪党グループです。最近警察に5人が射殺された Gang 04は元々は 1980年代に出現して活動していた華人の秘密私党です。

犯罪研究の学者が(華語)新聞社に語ったところによると、「国内には100を超える悪党グループ(秘密私党)がある。彼らはかつての厳しい組織掟を破るようになり、それぞれが”独立してグループを構える”ようになった。」
「現在の悪党グループは往時のそれと同じではない、かつては同一民族だけを構成員にしたが、今では各民族からの加入を受け入れている。」

「インド人がメンバーの大半を占める悪党グループが次から次と出現している、Gang 04, Gang 36, Gang 08、Gang 18 ,Gang 21 がその中で抜き出ているグループだろう。」
「多くの悪党グループは力をつけて構成メンバーが十分足りるようになると、小さなグループを作っていく。 各グループが割拠し、それが他の小悪党グループとの衝突が生まれることになっている。」 「こうして悪党グループの分裂が多くの小悪党グループの出現と成り、小悪党グループ間でいつも争いが起きている。」

(Intraasia 注:興味深い記事です。 国内をいくつかに分けて暗躍するような大きな悪党組織が成立しない、ことがわかります。実際そういう大きなアンダーワールド組織はマレーシアにはないと言われている。 昨日のインド人政党の記事でも触れた、インド人の持つ民族的性質?なんだろうか。 大きなアンダーワールド組織があればあったで非常に厄介だし、なければ小悪党グループが非秩序的な違法活動を起こす。 いずれにしろ社会の悪に変わりはない)

【ペナン州の住宅不動産開発市場における最近の傾向】
ペナン州における住宅デベロッパーの傾向は、比較的小さいと分類される住宅を建設することです。このクラスの住宅は、冷えている不動産市場を考えたとき、無理なく購入できると見なされます。

(不動産調査で知られる) Henry Butcher Malaysia (Penang) の副社長は記者のインタビューの中で、この傾向は2012年から始まったと語る、「1ユニットの建築面積(床面積) 1000平方フィートのコンドミニアムを平方フィートあたりRM 550でマーケティングするのは、建築面積(床面積) 2000フィートのコンドミニアムを同単位価格でマーケティングするのに比べれば、容易です。 狭い床面積のユニットの方が大多数の住宅投資者の収入範囲に入るからです。」
 
「比較的小さいと分類される住宅は普通、建築面積が 1000平方フィートから1500平方フィートであり、価格は平方フィートあたりRM 500からです。」 「(こうすれば)提示価格と二次販売不動産用の実取引価格の間に、少なくとも 20%の価格差が生まれる。」

建築面積が 1000平方フィートから1500平方フィートまでの、比較的小さいと部類される住宅の大半は、ペナン島の南西部で開発されており、価格帯は 平方フィートあたりRM 530からRM 600超の範囲です。」
2013年下半期島の南西部で開発される、比較的小さいと分類される無理なく買えるコンドミニアムの開発総額は、RM 13億になります。島の南西部というのは、住商業用地区である Batu Maung, Balik Pulau, Sungai Ara, Bayan Lepas、 Relau の各地区を指します。

ペナン州不動産鑑定サービス庁の報告書によると、住宅不動産の取引量において 2013年第1四半期は 4981ユニットであった対前年同期に比べて 15.7%減の 4200ユニットでした。
Henry Butcher Malaysia (Penang) の副社長はこの減少傾向は 第2四半期も続くだろうとみています、その理由として、中央銀行Bank Negaraが発表した住宅購入ローンの抑制策にあると観ています。

(Intraasia 注:まずマレーシアの不動産市場では 平方フィートが単位として用いられる。 平米に換算するには概算として 0.09を掛けます。つまり 1000平方フィートは約90平米です。 価格差がなぜ20%発生するのか、今一つわかりません。 また第2海峡大橋の完成間近で便利になる Batu Maung, Bayan Lepas は地図を見れば明らかのように、島の南東にあたる。おかしな説明に感じる。いずれにしろ、単位価格 RM 500以上というのは中の中以上のクラスの住宅開発と言えますね)

8月26日のマレーシア記事

【与党陣営のインド人諸政党は合併すべきだという発言】
(UMNOの国会議員である連邦直轄領大臣は、与党Barisan Nasional (国陣) の事務局長を務める)
事務局長は、インド人政党 Malaysian Makkal Sakti の代表者会議に来賓として出席して演説しました。

「インド人政党(複数)はインド人コミュニティーの将来を良くするために力を合わせてより良くやっていけるのに、互いに競ってばかりいるのは無意味です。」 「私はインド人諸政党に向かって呼びかけます、つまり Makkal Sakti, MIC(マレーシアインド人会議党), Malaysian Indian United Party (MIUP), Indian Progressive Front (インド人進歩戦線 IPF)、 People's Progressive Party (人民進歩党 PPP) の諸政党が合併して一つの強い政党になるように。」 「どうしてこんなに別々の政党に分かれているのですか?」

「今年の総選挙でBarisan Nasional (国陣) はインド人有権者からは その48%の得票しか得られなかった。 Barisan Nasional (国陣) にとってインド人諸政党の合併は不可欠です。」 「我々はインド人コミュニティーからの支持を 60%から70%に高めたい。インド人政党が現在のように分かれていては、目標は適いません。」

(Intraasia 注: インド人の民族的特質なのかどうかわかりませんが、とにかく小党分裂が目立つのが、マレーシアインド人コミュニティーの特徴です。インド人は既に国民の8%に過ぎない少数派です、その内ボルネオ島部では極少数となる。インド人はマレーシアに滞在する外国人労働者の総数よりも少ないのです。それにも関わらず、インド人の与野党政党数は、マレー人の政党数よりも、華人の政党数よりも多い。なお野党陣営においては、インド人は独自政党を持たずに多民族混在政党に加入し、支持するというあり方です。インド人コミュニティーは政治的差異よりも、指導者間の対立と利害関係から政党を分立させているかのようです。 Barisan Nasional (国陣) 指導者はこれまで、与党インド人政党の分立傾向を表だって批判しなかったが、これだけ明確に意見したのは珍しいことです) 

【タイ深南部でテロで殺されたタイ人イマームの妻がクランタン州の国境町での集会で訴える】
タイ深南部パッタタニー県のパッタニーにある市場で今年8月5日、1人のイスラム教のイマーム(導師)が、武装反抗グループとみられる一味に射殺されました。その殺されたイマームの家族が(マレーシアを訪れて)、クランタン州の(タイとの国境町である)Rantau Panjang, Bukit Bunga 、Pengkalan Kuborの3か所で住民相手に、情報をつなげることでタイ治安当局を支援してくれるように訴えました。

そのイマーム(導師)の妻、47歳、は語る、「夫、51歳、は市場へ1人で出かけたとき、名前のわかっている男2人に射殺されたと思っている。その2人の容疑者をタイ治安当局は既に知っており、2人は身を隠すために恐らくタイと国境を接するマレーシア側へ逃亡したかもしれない。」
「この事件の前、夫は殺されかけたことがあった、その時は殺人者が放った銃弾が(被っていた)ムスリム帽子のふちに命中したのです。」

「今回は運が悪かった、銃弾が身体に正確に命中しました。通常夫は私と一緒に市場へ出かけます、しかしその日は一人で出かけました。」 この夫妻の間には2人の子供がいます。
「夫は誰とも敵対していません、例え夫がタイ深南部でのテロリズムを非難した行為のために起きた事件かもしれませんが・・・」 と妻は語りました。

パッターニ―県イスラム教会議のスポークスマンは述べる、「殺された被害者は、タイ深南部で起きているテロリズムを糾弾して世界のイスラム界に説明するために、タイ政府から任命された代表でした。」 「殺される以前に、このイマームはタイのメディアに向けて意見を表明して、タイ深南部の情況はますます平穏になっているが、しかしこの平穏さが永続することを好まない勢力も存在すると確信している、と語っていました。」

(Intraasia 注:ムスリムが圧倒的多数を占めるパッタニー県、ヤラー県、ナラティワット県の3県をタイ深南部と呼ぶ、深南部はマレーシアのクランタン州と民族的且つ歴史的に縁が非常に深い。 上記でイマームの妻が国境の町でマレー人相手に語ることができるのは、タイ深南部マレー語がマレー語クランタン方言と実質的には同じだだからです。タイ深南部のムスリムは多かれ少なかれこのタイ深南部マレー語方言を話す、しかしマレーシアの共通マレー語であるマレーシア語はよくわからない、なぜなら学校では習わないからです。イントラアジアがタイ深南部で話すマレーシア語は半分くらいしか理解してもらえない。ただタイ深南部のムスリムは昔からクランタン州を主としてケダー州、トレンガヌ州のマレー人と人的つながりがあり、及び出稼ぎとしてマレーシア行くことが珍しくないので、そういう人はマレーシア語も解する。
そもそも現在のクランタン州、ケダー州、トレンガヌ州にあたる地域は、その昔はタイの属領だった時代もあった、それが1909年に条約で英国に割譲された。テロ犯がマレーシア側に逃げたかもしれないのはこういう背景があるからです。 タイ深南部の不安定情況は武装反抗派のタイ治安当局に対するテロ行為だけでなく、ムスリムがムスリムを殺すという陰湿さも目立ちます。)

【悪党グループに狙いを定めて取締り作戦をしていると、警察が成果を発表】

暴力犯罪者らに対して警察は総力を挙げています、この1週間で千人以上、その多くは悪党グループ(秘密私党)に属する者たち、を逮捕しました。
この取締り作戦は、悪党グループ及び地下組織の構成員は容認しないというはっきりとしたメッセージを送ることです。

警察本庁の売春・賭博・秘密結社取締り部門の長は語る、「8月17日以来、スランゴール州とペナン州とヌグリスンビラン州とジョーホール州とクアラルンプールで合計 1018人を逮捕した。」 「被逮捕者の多くは、悪党グループである  Gang 36, Gang 08、 Gang 04の構成員です。さらにピストルなど13個の武器も押収しました。」

(Intraasia 注:裁判なき拘束が可能な法律が昨年廃止された、そこで警察や内務省は似たような法律の立法の必要性を訴えている。 ところで今回の逮捕者において問題はどこまで起訴に持ち込めるかどうかでしょう)

8月25日のマレーシア記事

【サラワク州での医師不足は深刻になっている】
サラワク州は医師不足になっています。これは重大であり、医師対住民比率が1対1500つまり医師1人当たりの州民数が1500人です、半島部ではこの比率は1対700です。

保健省副大臣によれば、この問題は、サラワク州での勤務期間が終了した後も州でずっと(医師として)勤務を続けようとする者が多くないことに起因しています。
「保健省には、サラワク州で研修医勤務を終えることになる見習い医師を派遣する方針が確かにあります。半島部出身の医師はここで数年間勤務しても、彼らはまた半島部へ戻っていきます、そのために保健省は頻繁に問題に面することになる。」 このように副大臣はサラワク州一般病院を訪問した後、クチンで記者団に語りました。

「保健省は医師の配属において強制する方針を取っていません、その反対で医師を自主的に引き付けるように奨励しています。」 「 保健省は、半島部出身者であれサラワク州出身者であれ、医師にサラワク州で働いてもらうようにいろんな報奨・刺激を提供しています。 」

(Intraasia 注:ここでいう医師とは使われているマレーシア単語pegawai perubatanから、国立病院・医院で働く勤務医、つまり身分は公務員、のことを指すと判断しました。サラワク州が超広大な面積を有することから、僻地・郡部勤務となる医師が少なくないと推測される。そこで義務的な勤務期間が終わると半島部へ帰ってしまうということなんでしょう。採算重視の民間病院が僻地・郡部で存続することはありえないので、へき地・郡部医療は大部分が公的医療施設と思われる。確かに不便なサラワク州僻地より都会の方が暮らしやすい、医師にも職場を選ぶ自由はある。とはいえ不十分な数の自主的勤務者だけでは永久に医師不足は解消しないだろうと思えます)

【ペナン州政府は高級公用車として Toyota Camry に買い替える】
ペナン州政府は予算RM 170万で Toyota Camry を15台を購入する計画です、これは現在使っている 車歴12年から21年の公用車を買い替えるためです。

州の地方自治体・交通運営などを管轄する委員会の議長がKomtar で開かれた会議でこのことを明らかにしました、「見積もり価格は、税関当局が認めてくれるだろうと期待している税免除額を差引いています。」
「(税関当局が税免除を)認めてくれない場合は、ペナン州政府はこの見積額以上を支出することになる、この型の自動車(車種)の市場価格はRM 174,820です。」 「租税免除となって、1台あたり RM 113,700の支払いになることを期待しています。」 と

「州政府がトヨタ車を選んだからといって、 州政府はあまり愛国的ではないので国産車メーカーProtonを選ばない、ということではありません。 Proton Perdanaエグゼキュティブクラスの型車(モデル)はもう生産されていません」 

議長はさらに、連邦政府が内閣の大臣用公用車として 新型Honda Accord に(全面的に)替えることを少し前に決めたことを、指摘しました。

(Intraasia 注:確かマハティール元首相時代から連邦政府と州政府はProton社の高級車をトップ陣の公用車に使うようにしてきた。しかしProton社の高級車が高級車としての地位を確立できず、その役割を次第に果たさなくなったこともあり、替えることになった。そこで日本車が選ばれた。なお州によっては前から Mercedes Benz を使用しているようです)

【教育省の長期教育計画に強硬に反対する董總は、国連にも提訴すると公言】
「董總は2012年11月の1万人請願大会に始まって、今年7月28日大会での大会宣言と議決したことを基に、全国の華人社団からと民衆の署名支持を得るべく働きかけました、そして覚書を首相、教育大臣、各政党の首脳、全国会議員222人に渡しました。 もし我々の要求が重視されないのであれば、董總は国連の人権委員会とユネスコへ訴えを提出する用意があります。」 とこのように董總の議長が述べました。

董總議長は、クアラルンプールで開かれた華語小学校に関する執行委員会が行う式に出席した際の演説の中で述べたものです、「(マレーシアの)華語教育は現在最大の危機に面している、これは教育省がまとめて公表した(そして政府が支持する)”2013年から2015年 教育報告書”において、華語教育にとって不利になる政策と措置がたくさん含まれているからです。」 
「今年7月28日大会の議決と宣言に基づいて、董總は (教育省の推進するそして政府の支持する) ”2013年-2025年 マレーシア教育発展計画”に対する董總の反対案を提議している。現在すでに1300の華人団体から署名運動の支持を得ています。」

(Intraasia 注:これは華語新聞ならではの記事です。マレーシアにおける華語教育の総本山である董總及び教總が華語教育面での不利な変化には敏感であるのは当然でしょうが、マレーシア語紙しか読まない人たちには、なぜ董總がこれほどまでに教育発展計画に反対するのかの理解と支持を得るのは難しいでしょう。董總は中華思想の権化とも言える人たちの集団ですから、”偉大な”漢民族の漢語つまり華語と華語による教育を至上目的にしている。中国と台湾と香港を除いて、マレーシアは世界でも稀有の公教育における恵まれた華語教育が保証されているにも関わらず、董總及び少なからずの華人団体は華語教育のさらなる充実を訴えている。
董總は、民族母語教育の重要性を訴え、その守護神としてふるまう。母語教育の大切さには大いに同感、しかし董總は中華思想ゆえの民族母語至上主義なのです。董總がいかに中華思想であるかは、彼らがチベットやウイグル族・地方の民族言語問題に口を閉ざしていることからも明らかです)

8月24日のマレーシア記事

【モンゴル女性殺人事件の控訴審で無罪判決】
(犯行当時警察の特別行動部に属していた警察官2人が2006年10月にスランゴール州で、共謀してモンゴル人女性Altantuya、当時28歳、 を殺害して爆破したという事件は、その後裁判において非常に注目を浴びました)。

(ナジブ首相に近いと言われた)政治評論家、50歳、は2人の警官の犯行に関与している容疑で起訴されましたが、2008年10月に高裁で無罪放免となりました。一方警官2人に対しては、シャーラム高等裁判所が有罪判決して、死刑を言い渡しました。

2人が控訴した控訴裁判所の判決が行われ、高裁判決を棄却して2人の被告に無罪の判決を下しました。

刑事裁判とは別に、殺されたモンゴル人女性の父親(モンゴル在住)が賠償を求める民事訴訟を2007年に起こしています。この訴訟で原告は、刑事裁判の上記被告3人に対して、賠償金RM 1億を求めており、さらにナジブ首相とその副官の法廷での証言を求めています。

モンゴル女性殺害裁判を被害者側の立場から傍聴した弁護士は語る、「父親は刑事裁判の判決に非常に落胆している。いったい誰が殺害の責任を負うのか?」

(Intraasia 注:ということは、当時あれほど大騒ぎした、さらにモンゴル国も巻き込んだ事件で国際ニュースにもなったこの事件は、永久に迷宮入りになる可能性がかなり高そうです。単なる素人の犯行とは思えないと言われるこの事件、誰がモンゴル女性を爆殺したのだろう?)

【第2四半期の政府経常収支は黒字だったが額は減った】
中央銀行Bank Negaraは今週、2013年第2四半期の国際総生産高GDP に関する統計を発表しました。 国家の経常収支は、額は縮小しているが黒字を続ける見込みです。
貿易額での黒字は第1四半期のRM 247億から第2は RM 187億に減りました、サービス部門は依然として赤字であり、その額は第2四半期がRM 37億です。

この統計をMaybank Investment Bank Research は報告書で分析していう、「2013年の経常収支はこれまでの推測 GDPの5.5%から GDPの2.8%になるであろう。」 「経常収支の黒字額のGDPに対する比率は 2011年 11.6%、2012年」 6.1%でした」

(Intraasia 注:アジア経済の伸び悩みから、貿易依存度の高いマレーシアは今年は多少成長率も鈍るようです、それが経常収支にも現れている。)

【サラワク州では身分証 MyKadを引き取りに来ない州民が2万人以上もいる】
サラワク州の国民登録庁は、今年8月時点で州の国民登録庁に MyKad(マレーシア国民身分証明書)を申請したが引き取りに来ない数が 21256枚にものぼっている、と明らかにしました。
サラワク州同庁は、国民が MyKad の発行を申請しても取りに来ないことが、現在の最大の難題です、としています。

州同庁幹部は、州内支庁向けの文書の中で述べる、 「国民登録庁は政府官庁の中で最重要な部門の1つです。MyKad を申請した国民が引き取りに来ない問題を解決しようと、いろいろと努力措置を講じてきました、例えば3か月間引き取りに来ない者の名前リストを各官庁に提供する、さらにラジオ放送局にも提供する。」

(Intraasia 注:マレーシアは自治体に住民登録するような制度は存在しません、出生、婚姻、離婚、死亡などの全てを国民登録庁が管轄します。そして身分証明書MyKad を発行する。MyKad なしには現代的生活は成り立たない、銀行、全ての官庁の登録と手続き、免許証、ビジネスや不動産の登録、全ての法的関連事項、高等教育機関への入学など。MyKad を申請して取りに来ないのは、死亡してしまう、他人になりすまして申請、サラワク州の僻地のように現代的生活から離れているため必要性を感じない、といった理由が考えられます。それにしても 2万人を超える申請者が引き取りに来ないのは異常に多いですね)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】
1万円を銀行で両替すると RM 327.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 323.8 を入手します。



8月23日のマレーシア記事

【来年1月以降、週に2千人のバングラデシュ人労働者を移入する】
2013年1月以降、毎週 2千人のバングラデシュ人外国人労働者を移入する、と内務大臣がバングラデシュ政府高官との会見の後、記者団に語りました。

内務大臣は語る、「政府は来年1月から始めて最終的に総数で140万人のバングラデシュ人を外国人労働者として移入します。その際特別の身分証明書を発行する、この身分証はバングラデシュ人外国人労働者が雇用される業界分野毎に異なる色にして、彼らが勝手に仕事を変われないようにします。」

「このバングラデシュ人外国人労働者を移入する件は、前内務大臣の時代に政府間協議での合意に基づいて政府対政府の方式でバングラデシュ人を外国人労働者として移入します。このため外国人労働者1人当たりの移入費用が従来の4千米ドルから4百米ドルに減ることになる。」

(別の新聞報道)
特別の身分証は生体認証技術を基にし、デビットカードとプリペードカード機能も備える。政府高官と話し合った1つは、外国人労働者を暫定的に住まわせる宿舎の件です。こうしてバングラデシュ人の面倒をみる、彼らとマレーシア人との同化問題を防ぎます。

内務大臣は、同じような方式をインドネシア、ミャンマーといった国々とも論議する意向だと、語りました。「これまで外国人労働者は斡旋業者に食い物にされて4年から5年間返済しなければならなかった。この新しい方式では2か月で片付きます。」

(Intraasia 注: 当サイトで外国人労働者の件は数多く載せてきました、それほどマレーシアにとって欠かせない存在だからです。国民の中にいくら外国人労働者に反対する声があろうと、一時的に政治家がそれに迎合した声を上げようと、国と産業界は外国人労働者移入を止めません、なぜならマレーシアは既に外国人労働者が国の不可欠な労働力であることを自覚しているからです。外国人労働者なくしては、ビル1つ建たない、大衆食堂はやっていけない、プランテーション農園は壊滅し、工場は半分くらいが閉鎖されるか縮小されるでしょう。 バングラデシュ人外国人労働者を新たに140万人という数の多さを知ってください、これは国民労働人口の1割ぐらいにあたる。現在すでに合法不法の外国人労働者が300万人前後はいると推定されている)

【カトリック教会の週報が使う"Allah" 単語を巡る裁判】
(クアラルンプールのカトリック教会の週報 Herald が神の意で "Allah" を使ってきました。これに対して、政府は使用の禁止を求めて裁判を起こし、高裁ではカトリック側が引き続き "Allah" を使用することを許す判決を2009年12月にしました。これに対して政府は控訴裁判所に控訴しました。)

これより先に2009年1月内務省は、カトリック教会の週報 Herald が神の意で "Allah" を使うことを禁止しました。カトリック側はそれは違法だと反論しました。カトリック教会の週報 Herald は4つの言語で発行されていました。マレーシア語版では神の意味で'Allah'を使用していましたが、国は'Allah'の使用はムスリムだけが許されるとの主張です。

24日3人の裁判官から成るクアラルンプールの控訴裁判所は、控訴を棄却すべきとのカトリック側の申し立てを退けました。控訴に関する聴聞は9月10日に予定されています。

カトリック側の弁護人は主張する:政府は聖書はマレーシア語とインドネシア語含むその言語でも発行することを許す、Allha という単語は制限なく使える、という10項目覚書に2011年にナジブ首相は署名している、従って週報 Herald もその使用を許される。

一方トレンガヌ州イスラム会議側の弁護士は主張する:マレーシア語の聖書を認めるということ自体は、この裁判に関係ない、従ってカトリック側の申し立ては時期草々です。この観点はスランゴール州、連邦直轄領、マラッカ州の各イスラム教会議の立場と同じです

(Intraasia 注:この裁判はこの数年続いており、マレーシアのムスリム界の中には過熱的に関心を持っている層があることがわかります、非ムスリムがどの程度興味を持つかはまた別の話でしょう。イスラム教界の主流は、キリスト教聖書に'Allah'という単語を使うことを認めないのは自明のことと捉えて妥協するような思想はない。この問題を西欧流言論の自由論議で捉えれば、答えは明らか。一方イスラム教至上的な立場を取るイスラム界主流は宗教に西欧言論自由論自体を受け入れない。 市民法でイスラム的あり方を裁けないように、イスラム法で西欧的あり方を裁けない。この問題に法的解決策はない、政治的にどこかで判断するしかないでしょう)

【中央銀行Bank Negaraが追加の方策を取るかもしれない】

マレーシアの総世帯の負債総額が国内総生産高GDPに対する比率で 2013年3月時点で83%の高率に達しました。 これは東南アジアで最高です。この5年間は年率10%を上回る率で増加している。GDP の年率増加は7.5%です。
世帯負債増額の対国内総生産高GDPに対する比率:  2008年:60.4%、2009年:71.7%、2010年:74.0%、2011年:75.8%、2012年:81.1%、

マレーシア格付け会社のエコノミストは言う、「この問題での心配が増えていることで、世帯負債の増加を抑える追加の方策が導入されることもあり得る。」
世帯負債の主たる構成要素を2013年3月時点でみると: 住宅ローンが45%、自動車ローンが 18%、個人借入が 17%です。

8月22日のマレーシア記事

【ゲンティンハイランドを下るバスが崖下に墜落して最悪のバス事故となる】
ゲンティンハイランドから下山するバスがコントロールを失って崖から落ち60mほど墜落しました。このため乗客中37人の死亡が確認されました、内訳は男性24人と女性13人です。また重体6人を含めて負傷者が16人います。

このバスはクアラルンプールのペケリリンバスターミナルとゲンティンハイランド間を運行するバスで53人の乗客を乗せて道路を下っていたとき、21日午後2時半ごろゲンティンハイランドの下方3.5㎞の地点から崖下へ転落しました。
墜落したバスが横たわっている場所はむごたらしい様相とのことです。バスは崖を転がり落ち、大木にあたって停まりました、そこで救助隊はまずバスがそれ以上転落しないように処置したとのことです。

バスはコンクリートの道路防護柵を突き破ってがけ下へ墜落しました。救助隊によれば、このためめちゃくちゃになった死体があちこちに散らばっていたとのことです。マレーシア特別災害援助と救助チームのメンバーは語る、「これほど規模の大きな修羅場は初めてだ。」

救助隊である消防隊は、長い腕を備えた建設用クレーン車を使って消防隊員をバスが転がっている地点まで降ろしています。 消防隊、市民防衛部など総勢450人ほどの救助隊が現場に集まりました。

現場で救出にたたる消防隊の幹部によれば、負傷した16人中に少なからずのバングラデシュ人が混じっているとのことです。住宅と都市福祉大臣は語る、「バスの定員は44人です。」 バス会社は Genting Highlands Transport Sdn Bhdです。 遺体は全て検視のためにクアラルンプール病院へ送られました。

救助活動はクレーン車を使わざるを得ず、さらに救助犬を使って生存者を探しました、しかし夕方6時ごろになって雨が降り出し、さらに霧が出て事故現場の崖を包んでしまい、救助活動が妨げられました。夜になって照明器を使って救助活動を続けましたが、22時に終えました。

(Intraasia 注:ゲンティンハイランドと下界を結ぶ曲がりくねった道路は、かなり急こう配であり、片側は絶壁に近い崖であることは皆が知っている。バスはその崖から下方60mほども転げ落ちたということで、乗客が生きているのが幸運ぐらいに思える。救助模様を映した動画を見ると、救助と遺体収容は非常に困難な中で行われたことが感じられます。)

【國家高等教育基金局からの奨学金未返済者をブラックリストには載せない】
国からの奨学金と奨学生を管理する、國家高等教育基金局(PTPTN)に奨学金を返済していない受給者の名前を、(一元的なクレジット管理システムである) 中央信用貸付データベースシステムに載せる件に関して、内閣は認めないと決定したと、青年とスポーツ省大臣が明らかにしました。
これは國家高等教育基金局(PTPTN)のシステムを中央銀行Bank Negaraのデータベースに関連つけないということです。

第2教育大臣は先に説明していました、「中央信用貸付データベースシステムは中央銀行Bank Negaraのデータベースシステムであり、これによって金融機関がローン受領者の情報を得ることができる。PTPTN を中央信用貸付データベースシステムに関連付ければ、奨学金未返済者を金融機構におけるブラックリストに載せることができる。」 「中央信用貸付データベースシステムの目的上、國家高等教育基金局(PTPTN)からの奨学金受領者にさらに負担を課することではない。奨学金を返済する文化を高揚させて、後世代の学生が引き続き奨学金を利用できるようするためです。」

(Intraasia 注:こういうところが UMNOのブミプトラに対する甘やかしですね。ずっと前から國家高等教育基金局(PTPTN)の恩恵者が卒業後何年経っても返済を完済しないという卒業生がものすごく多数にのぼり、PTPTN はいつも赤字であると、しばしば問題になってきた。奨学金受領者は民族を問わないが多数派はいうまでもなくブミプトラです。 未返済者の多くは家を買い、車を買い、海外旅行へ出かけるのに、それでも奨学金を返済しないという思考と態度です。 中央銀行Bank Negaraのデータベースに関連つけてブラックリストに載せるという提案が出たら、政治家から反対が続出したとのこと。そこで内閣は提案を拒否した。これはブミプトラ甘やかしの典型ですな)

【車歴30年を超えるスクールバスは来年から使用を禁じる】
陸上公共交通委員会SPADは、スクールバス車輛で車歴30年を超えたものは2014年以降は使用を禁ずることにします。

SPADの議長は語る、「禁止措置でコスト増となって影響を受けるスクールバス運行者のために、禁止措置の延長を以前認めたが、これ以上の延長はしません。
陸上公共交通委員会SPADの記録では、全国でスクールバス運営業者は1万7千ほどあり、その内2千業者が車歴30年を超える車を使っています。

「影響を受けるスクールバス運営業者のために、政府はバス購入プログラムを4月から始めた。このプログラムでは Bank Simpanan Nasional がスクールバス業者に最大でRM 25万、期間9年間のローンを供与します。」 これまでに130業者がローンを申し込んだとのこと。

(Intraasia 注:スクールバスを眺めていると、実に古い車両をよく見かけます。もちろんエアコンのない窓ガラスを開けたバスや小型バスです。生徒が払うスクールバスの利用料金はごく低く抑えられており、業者が勝手に設定できない。 だから古い古い車両が中には使われていることもわかる。自家用車で子供を送り迎えする親が極めて多い中、スクールバスは交通渋滞緩和にもなってもっと奨励されるべきですね)

8月21日のマレーシア記事

【餓鬼祭の月でも中国からの旅行者は減ることなくジョーホール州を訪れている】
華人界では一般に、(現在その時期である)餓鬼祭の時期は旅行シーズンではないと考えられているのですが、中国から多くの若い旅行者がジョーホール州を訪れています。このことでジョーホール州政府が掲げている旅行者数を増加させる目標が順調に進んでいます。

ジョーホール州政府の観光などを管轄する委員会の議長は語る、「今年我が州を訪れる中国人旅行者を増やすという目標はたいへん順調です、州内の各地へ旅行者がやって来ている。 州政府は、中国の増え続ける旅行者市場を引き込むことに焦点を合わせてきました、2012年は中国人旅行者のジョーホール州訪問者数は110万人でした。

マレーシアツアガイド会議の議長は、餓鬼祭の時期でも国内旅行と海外旅行の予約は影響を受けていないと、明らかにしました、「餓鬼祭時期の予約は昨年に比べて順調に増えている、これは(華人界の伝統的な餓鬼祭への捉え方において)若い華人旅行者の多くはもはやそれに捉われていないからです。」

「ビジネスはいつもと変わりません。中国人、台湾人、さらにシンガポール人も、バケーションを求めてマレーシアにこぞってやって来るからです。」

(Intraasia 注:現在華人界では旧暦の餓鬼祭の月なので、各地ではその行事が行われている。ジョーホール州へはシンガポール経由で非常に多くの旅行者がやって来る、スナイ空港へ国外から飛来する航空フライトの少なさを知れば、シンガポール要因は非常に大きい。そこで100万人を超える中国人が州を訪れたのでしょう。 実際クアラルンプール圏でも2000年代後半からの中国人旅行者の増大をひしひしと実感しています。 これは東南アジアのほとんどの国でみられる現象のはずです。どこへ行っても中国人を見かける時代になったので、イントラアジアは中国人旅行者を避けたい気持ちになる。なお中国人と華人は厳然と区別しましょう。マレーシアであれタイであれインドネシアであれベトナムであれ、華人は決して”中国系何々”ではありません。)

【エジプト情勢を背景に特別国会開催を要求するPAS党】
イスラム政党PAS は、エジプトで起きているエジプト軍による武力弾圧を糾弾するために、ナジブ内閣が特別国会を招集するように求めています。
PAS はまた、イスラム諸国会議機構(OIC) の特別会議を開催することを呼びかけました。イスラム国家の勢力を結集してエジプト軍の武力弾圧に抗議しようという狙いです。

PAS党準総裁、女性部長の2人は、ナジブ首相宛ての書信を手渡すために首相府を訪ねて、首相の政治秘書が受け取りました。
PAS党準総裁は語る、「マレーシアは中立の立場にあることから、クアラルンプールでイスラム諸国会議機構の特別会議を開くべきだと考える。そうしてイスラム諸国が武力弾圧への不満を(エジプトに)伝える。」

(Intraasia 注:常日頃イスラム同胞意識を強調しているにも関わらず、イスラム諸国とりわけ中東のアラブ諸国は、アラブ諸国内での紛争に極めて無力であると、イントラアジアはいつも感じる、イラク、シリア、リビアでの紛争しかり、そして今回のエジプトでも同様に。 ムスリム同胞団支持であれ、非支持であれ、武力で反対陣営を弾圧することが面前で起きていながら、支配体制の利益と保身のために調停行動しないのはイスラム教精神に合致しないのでは、と全くの部外者ながら思う。 もちろん個々のムスリムと小組織は糾弾の声を上げているようですが、イスラム国家として有効な手が打てない、打とうとしないという意味です。このエジプト問題でPAS はUMNOより積極的に声を上げているようです。なおマレーシアはイスラム国家ではないがムスリムが過半数を占める国として、OICの加盟国です)

【警察に挑戦する”04ギャンググループ” と警察の強圧的な捜査を批判する声もある】
ペナン州で警察が悪名高い ”04ギャンググループ”の隠れ家を急襲してメンバー5人を射殺した事件の後、この5人中の3人の葬儀が家族と友人らによって路上行進の葬列を含めて盛大に行われました。この3人の葬儀には500人ほどが参加しました。また他の2人の葬儀は数百人の参列者を集めて別に行われ、それぞれヒンズー墓地に埋葬されました。

一方スランゴール州のBanting では、地元警察署と派出所の壁にこの”04ギャンググループ”のシンボルと名称が赤いスプレー塗料で描かれました。
Kuala Langat 管轄区警察の長は語る、「地元警察本署の壁にギャンググループのシンボルが描かれているのを、早朝発見した。さらに本署近くにあるいくつかのショップロットの壁にも同じシンボルマークが描かれていた。」 「現在ギャンググループが警察に挑戦しているかを確認しようとしているところだ。」

消息筋は、警察署の壁にシンボルマークを描くのは、仲間を射殺されたグループによる警察への明らかな挑戦です、と語る。

政界の一部からもこの射殺事件に対して声が上がり、司法長官に対してこの事件の審問を行うように求めました。
1人は内閣府の大臣(インド人で、少し前まで反政府的なインド人組織の長だった)であり、もう1人は有名な刑事弁護士である民主行動党DAPの議長(インド人)です。 「写真を見て分かるのは、実際に警察とギャンググループの間に打ち合いがあったとは普通なら思わないだろう。」 「この事件では警察は過度な態度で行動したと思う」

射殺された1人の家族は、遺体を引き取った後に、ペナン州の州警察署で(警察の行動に対する)訴え報告書を出しました。これとは別の家族は警察に対して法的行動を取るとしています。

(Intraasia 注: 警察や消息筋の言葉を聞くまでもなく、ギャンググループのシンボルが警察本署と発出所の壁に描かれたこと自体が警察への挑戦状だと誰でも思うでしょう。射殺されたのが全員インド人であり、さらにこのギャンググループがインド人だけ? ほとんどインド人?ということから、マレー人主体である警察の捜査のあり方を憎むという民族的感情も背後に隠れていることを感じます。それがペナン州で現れた盛大な葬儀模様となって示されてもいる。粛々と行われたのではなく、鐘とドラムを伴った示威的な葬列の様子として新聞は報じている。 隠れ家を朝まだ暗い中を急襲した警察が、”容赦なく”全員を射殺したことで、一部から強い反発が起きている)

8月20日のマレーシア記事

【ペナン州で警察に射殺された5人のギャングメンバーの家族らが、射殺を巡って警察に抗議】
ペナン州で警察の特別チームが19日早朝、04ギャンググループ(秘密私党グループ)の構成員とみられるインド人 5人を隠れていたサービスアパートの1室で射殺した件に関して、警察長官は発表しました:彼らが関わった事件は少なくとも、ペナン州で7件の殺人と2件の殺人未遂、ケダー州で2件の殺人、ヌグリスンビラン州で1件の殺人です。」 

「サービスアパートから3丁の銃を押収した。警察はそれを調べたところ、それらは12件の事件に使われていた。 これまでわかったことは5人中の1人はグループのリーダーです。警察の察知を避けるためにグループは1か所に長く滞在することはしていなかった。」

一方、射殺された容疑者5人の家族などが警察の銃撃捜査スタイルに不満の声を上げています。
ペナン病院の遺体安置所の外に集まった家族の1人は主張する、「5人はアパート内で寝ていた。警察は彼らを簡単に押さえつけることができたはずだ。警察長官がきちんと状況を説明しない限り、彼らの遺体を引き取りたくない。」

また別の家族は言う、「私の息子は犯罪歴がない。それなのに息子がどうしてギャングメンバーにつながっているのだ?」
病院の遺体安置所外には50人以上の家族らが集まり、射殺された5人の検視報告書を見ることを要求しました。

(Intraasia 注:動画を見ると、警察が急襲したサービスアパートはやはり高級なコンドミニアムです。グループはそういう場所を隠れ家にしていた。一方容疑者の家族らは、警察はなぜ全員射殺したのかと憤慨している)

【タイ国境の町ではエアピストルを売っており、マレーシア人が買いに来る】
(マレーシアと国境を接するタイ側の町 Danok を訪れたマレーシアのある新聞の記者に対して)

「私の店にはたくさんのマレーシア人が、Glock とか Sig Sauer といったいろんな種類の拳銃を買いに来ます。もちろんそれらは模造拳銃ですが、それを本物の拳銃と一緒並べたら区別するのが難しい。」 「この拳銃をマレーシアへ持ち込むのは容易です。買った後で、この町に2,3日預けて置き、他の車に乗って戻って来てきてからマレーシアへ持って行くのです。」  とこのように、エアピストルまたは 'ソフトガン' の商売人は語った。これは、旅行でタイ側にやって来るたくさんのマレーシア人が模造武器を購入する件について明らかにする中でのことです。

この名前を Samとだけ名乗る30歳代の男はさらに話す 「台湾と中国で製造されたそのエアピストル拳銃は、種類と完成度によって価格は RM 700から 950まで幅がある。」
「エアピストルの値段は少し高い、なぜなら金属製で長持ちするからです。拳銃以外にも、弾丸、金属製球状のガン用パレット、空気銃のいろんな付属品類を売っています。」

(Intraasia 注:南北ハイウエーの終点である Bukit Kayu Hitam にあるマレーシア側国境検問所に対するタイ側検問所は 通称 Sadao 国境検問所です。Sadao はソンクラーン県の町と郡になる、そこに属する小さな町 Danok にタイ側検問所がある。歓楽の町でもある。 上記でマレーシアにこの模造拳銃を持ち込む手口が、記事の説明では今一つよくわかりません。いずれにしろマレーシア人がそういうエアピストルなどを買って行くということを、この新聞は暴露しています)

【マレーシアの財政赤字と公的債務高】
マレーシアの長年続く予算赤字と公的債務の多さに関して、エコノミストたちは主張する:正しい解決策は2つある、1つは補助金を合理化し無駄使いと非効率をなくすことで歳出を減らす、もう1つは石油関係の収入に頼ることを減らすために税改革による歳入基盤を広げる。

国内総生産高GDP に対する財政赤字の比率は2012年度が4.5%でした、今年もその率は変わらないと予測している、投資銀行もあります。マレーシア政府は財政赤字比率を 2013年は GDPの 4%を目標にしています。

(これまでの経緯をみると)マレーシアの国債発行高のGDPに対する比率は、2008年が 39.8%でした、これがその後増加して 2012年末には 53.3%になりました。マレーシア政府は自主的にこの最大比率を 55%に設定しています。
一方予算赤字は目に見えて向上しました。 2009年はGDPの 6.7%でしたが、これが減って2012年は4.5%になった。 政府は最終的に2015年の目標値をGDPの3%に定めていますが、達成を疑問視しているアナリストもいます。

世界的な格付け会社 Moody は、民間セクターが成長を引っ張るうえでより大きな役割を果たせるように、マレーシア政府が構造的改革を実行すれば、マレーシアの国家信用格付けは上昇するだろうとみています。

8月19日のマレーシア記事

【タイのパタヤの雰囲気/状況を感じさせる】
スランゴール州ペタリンジャヤ市の Sunway Mentari 地区の住商業地ではどこでも広範囲にということではないが、 しかし買春、娯楽、賭博の目的のいろんな店が存在し、その上繰り返し起こる犯罪のおかげで、今ではその地のコミュニティーにとって まるで”苦難” な世界のようです。
より心配なのは、その地区で働いて住んでいる外国人の数がマレーシア人住民の数より多いと言われていることです。

以前この地区では一時期アフリカ人がたくさんいました、現在ではさらに手におえない情況です、それはインドネシア、タイ、中国、ベトナム、フィリピンからやって来た外国人の根拠地になって、まるで外国にいるかのように感じるほどです。
情況をより悪化させているのは、こういった外国人の多くは不健康な活動に関わっている、例えばセックス労働者、怪しげなマッサージ師、ナイトクラブのホステスになる、賭博と麻薬活動、さらに社会訪問パスを悪用して許可なく働くといったことです。

我が新聞(ある大衆紙)が観察したところ、この地区はいつも外国人が一杯おり、あちこちでアフリカ人、中国人、インドネシア人が一杯たむろしています。

Sunway Mentari地区のある住民は訴える、「夜の娯楽施設は20軒ほどある。多くの外国人女性が学生ビザを悪用してそういう店で夜働いている、中国、インドネシア、アフリカから来ている女性の中には、売春活動をしている者もいる。」

(Intraasia 注:歓楽町の代表であるパタヤに比喩している見出しからして、この記事の観点がわかります。場所はSunway Pyramid ショッピングセンターとSunway Lagoon テーマパークのある一画の斜め対面ともいえる新興開発地です、イントラアジアは90年代中頃当時この地区をよく訪れていたのでショップロットがあった程度の未発展の一画でしたが、現在ではにぎやかな住商業地区へ変貌したようです。付近に高等教育機関がいくつかあり、どこにでもいる外国人労働者に加えて外国人学生も多いことでしょう。そこで学生を隠れ蓑にした者たちがいることも不思議ではない。買春、娯楽、賭博の店店が多く存在できるのは、マレーシア人中心の需要があるからです、そういう店にやって来る者たちは遊びだけが目的であり、地区住民のことなどどうでもいい。働く外国人も地区への帰属感など全くない、店で働く不法外国人はほとんどが固まっって住む。ということから住民と乖離して暮らすことになり、それが住民とのあつれきを生むことにつながる。 クアラルンプール内外のいくつかの地区でこの種のことが以前から起きていることは、何回も報道されてきた。同じではないが、ある意味では似た環境の我が地区なので、Sunway Mentari 地区の住民の気持ちはよくわかります。こういう場合、多文化共生というような希望は成り立たない、やって来るそういう層の外国人に始めから、共生などという意識はないからです)

【警察がペナン州のギャンググループ5人を射殺】
ペナン州警察は悪名高い 04ギャンググループ(秘密私党グループ)の構成員とみられるインド人 5人を射殺しました。
事件は19日早朝ペナン島Sungai Nibong にあるサービスアパートの11階でのことです。

射殺された20代の5人は、いずれも今年ペナン州で起きた少なくとも10件に及ぶ一連の銃撃射殺事件に関わっていたものだとのことです。警察は彼らの活動をしばらく監視した後、高級サービスアパートにいた5人を急襲しました。
現在警察は現場検証を行っています。

(Intraasia 注:ギャンググループ(秘密私党)はよくそのグループ名に数字をつけるそうです。1つのグループは同一民族から構成されているのが比較的多いそうですが、複数民族人の混成もあると解説されている。一挙に5人も射殺したというのは、かなりの成果?なのでしょう。 殺人などを躊躇しない極悪犯罪者に対して、警察はいつも全く容赦しない捜査スタイルを取ることが報道からわかります)

【LRTアンパン路線の延長工事は2016年の竣工予定】
(国の資本である企業体 Syarikat Prasarana Negara Bhd は現在クアラルンプール及びその近郊を走る高架電車LRT の路線延長工事を進めています)
その内Ampang 路線の延長プロジェクトの完了は、問題が起きたことで 2016年第1四半期が見込まれます。 

この延長工事はスランゴール州のPuchong地区にある タミール語小学校 SJK (Tamil) の至近地点を通ることで問題に面していました。 会社側は当局から全ての許可を得たとしていますが、小学校側は敷地内に工事関係者が入ることを認めていないとのことです。「小学校は州の土地に建っている。土地事務所はすでに2011年に我々が敷地内に入る許可を出した。」
小学校は1ヘクタールの土地に建ち、500人の生徒がいるとのことです。

(Intraasia 注:LRTはアンパン路線とクラナジャヤ路線の両方で延長工事を行っている、最終的にこの両方が接続されることになる。2016年の完成とはまだまだ先の長い話です)

8月18日のマレーシア記事

【新入生となる留学生をエジプトへ送ることを延期する】
(エジプトで)本来なら来月から始まる 2013/2014学年度のために新入生をエジプトへ送ることは全て延期されます、これはエジプトで起きている暴動を受けてのことです、と教育大臣を兼務するムヒディン副首相が語りました。

「マレーシア教育省は、マレーシア人学生が1学期だけ遅らせて入学できるようにエジプト高等教育省と話し合っているところです」 「現在マレーシアで休暇を過ごしているマレーシア人学生もエジプトへ戻ることを延期して欲しい、これは試験を受けなければならない学生を含めてです。」 と副首相は質問に答える中で述べました。

「試験を受けるのを受け入れ可能な期間延期してもらうために教育省はエジプトの全ての大学と話しあっており 、もしエジプトの情況が引き続き不安定のときは、試験がマレーシアで実施されるように教育省は努力しているところです。」
「仮に危機が長引いて引き揚げをせざるをえないほど情況が不安定であれば、全てのマレーシア人学生の教育を1学期延期してもらうように教育省はエジプト高等教育省と話し合うことにします。」

(Intraasia 注:マレーシアはムスリム学生を実に多くエジプトに留学させている、私費留学生も少なからずいることでしょう。医学やイスラム教学を学ぶ学生が多いようだが、他に何学部が多いのだろう? ということで、エジプト情勢は単にイスラム圏での重大ニュースとしてだけでなく、留学生とその家族、教育省にとって大いに憂慮することでしょう。現時点でエジプトに残っているマレーシア人学生は3千人数百人はいるとのことで、政府は万一の時引き揚げさせる方策も検討しているようです)

【ジョーホール州で起きた祈祷室で仏教徒が宗教活動を起こした事件の続き】
(8月13日の記事で掲載した)ジョーホール州東海岸のコタティンギ地方の Tanjung Sedili にあるリゾートのオーナーは、リゾート内にあるお祈り室(surau) で非ムスリムである仏教徒グループに宗教活動を行うことを許した件で警察に逮捕されて留置されていました。この男性は45歳のマレーシア永住権を持つシンガポール国籍のムスリムです。

内務大臣は、このシンガポール人のマレーシア永住権をはく奪することを発表しました、「彼は宗教的敏感さに敬意を払わなかった。 永住権のはく奪は即実行され、本人には既に通知した。」

問題が起きたリゾートのお祈り室(surau) が取り壊されるということになりそうです。ジョーホール州州首相の話から、州は取り壊しを決定するようです。
州首相によれば、(州イスラム教の統括者としての)ジョーホール州スルタンは各界の話しを聞いた後取り壊しに同意したとのことです。州首相はさらに、「(世論は)この件をこれ以上論議しないように」 と語る。

(Intraasia 注:マレーコミュニティ内から、取り壊すようなことは止めるべきだという声があることを新聞は伝えている。お祈り室(surau) はモスクとは違って、商業ビル、オフィスビル、駅、工場、ハイウエー休憩所などいろんな公民の建物設内に設けた、または外に付属した、イスラム教徒向けの施設です。この問題のsurau は写真を見ると独立した小屋型のお祈り室です)

【 Proton社が新型車を発売】
国産車メーカーProton が新モデル Proton Suprima S hatchback の販売を開始しました。
発売式典にはProton社の会長など社幹部に伴われて相談役のマハティール元首相夫妻も出席しました。

Proton Suprima S には2種類あり、その価格は半島部で エグゼキュティブモデルが RM76,638、プレミアムモデルが RM79,638 です。.
エンジンはProton社の1600㏄で 140馬力です。エアバッグが6個装備されており、安全性評価試験で高い評価を得たとのことです。

(Intraasia 注:いろんな装備が備わっていることを記事は書いています。 8万リンギット近いので、大衆車としての上級クラスといえそうです。社の相談役で車好きのマハティール元首相が発売式で推薦の演説をしたそうです。 大衆人気の高いマハティール元首相はこういう場にも登場します。 www.youtube.com/watch?v=lbBDZ7HjLwc&feature に動画あり)

8月17日のマレーシア記事

【 TPP協定を締結するための固定スケジュールにマレーシアは反対する】
 TPP(環太平洋戦略的経済連携協定) の交渉参加国であるマレーシアは、多くの問題が解決されていないので、TPP協定の締結に向けてあらかじめ決まったスケジュールに縛られるべきではない、と主張しています。
TPP協定に関して開かれた特別閣議で、ナジブ首相は、マレーシアの主権が交渉において確実に守られるようにするようにとの、指示をマレーシア側交渉者に出しました。

マレーシア通産省は声明で言う: 「国有企業、労働力、知的所有権などといった多くの問題が依然として解決されていない。 内閣は、マレーシアはTPP協定においてあらかじめ決められたスケジュールに縛られるべきではないと考えます。」 「マレーシアは、我が国にとって最も好都合であるという諸条件を持ったTPP協定にだけ合意するものであるとの立場を強めることに、関係閣僚は全員一致です。」

TPP協定に批判的な人たちは、TPPが今年の10月に交渉終結してしまうのではと憂慮しています。
この特別閣議は、TPP協定に関して最新の交渉過程を確認し、内閣からの新たな指令を求める目的で開かれました。さらにもう一度、TPP協定に関する特別閣議がまもなく開かれるもようです。

(Intraasia 注:マレーシアは薬品と医療面、中小企業とブミプトラ事業などの面でTPPの条件に同意していないことがわかる、さらにタバコ類をTPPから除外することも考慮中のようです。極めて包括的な協定といわれるTPP ですから、マレーシアも当然慎重に国益に照らしているということですね)

【ナショナルデーの時期にはシネマで国歌を放送すべきと提案した大臣】
コミュニケーションとマルチメディア省の大臣が、ナショナルデー祝日にはその祝典に合わせて、全国のシネマでも上映前に国歌” Negaraku” を放送することを提議しました。

大臣によれば、来週半ばにシネマ運営会社を集めた会議で、この件を提案するとのことです。「我が省の提案は(対象とする日として)ナショナルデーである8月31日を含めた前後3日間、全国のシネマで上映前に国家を流すということです、またこの期間を9月16日のマレーシアの日まで延長する可能性もある。」
「ほんの少しの時間だけを使って我々は独立の尊さを大切にすることができる、さらに我々を覚醒させて多くの人が国家の主権を守るために犠牲になったことを思い起こさせることになる、と私は考えます。」

(Intraasia 注:どの国の政治家もいかに愛国的かということを、顕示したがるだけでなく、それを他人にも広めようとする。この大臣もその例に漏れないということですな。タイのシネマでは毎回国歌が放送される、マレーシアもその内同じようにならないことを願う。誤解されないように付け加えておけば、コスモポリタン主義者としてイントラアジアは、オリンピックなどで日本を含めてどの国の国歌であれ国旗であれ、演奏する、掲揚するのを止めるべきだという主張をします。)

【選挙区区割りにおける郡部有利の偏りを指摘する声】

インターネットメディアの Malaysia Insider が伝えています: 2013年5月の総選挙において、有権者の30%が郡部選挙区の有権者です。しかし選挙区割りの不平等さから 国会選挙区の70%が郡部に割り当てられている。このため民聯 (Pakatan Rakyat) 側は 総得票数の 51%を獲得し (だが政権は取れなかった)、華人が投じた総得票の75%、インド人が投じた総得票の 55%を得たのに、一方マレー人からは 40%の得票率であったが、民聯 (Pakatan Rakyat) は都市部だけで勝利を収めたことになった。

次回の総選挙でたとえ民聯 (Pakatan Rakyat) が再度良い成績を収めたとしても、一番可能性が大きいのは、再び国会で最大野党になることです。 郡部選挙区での有権者の最大割合を占めるのはマレー人なのです。

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】
1万円を銀行で両替すると RM 329.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 320.3 を入手します。




8月16日のマレーシア記事

【エジプトでの軍部による武力弾圧に抗議し和平を求める集会を呼びかけるPAS党】
イスラム政党PASは17日の土曜日夕方からクアラルンプールの独立広場で、エジプトにおける軍隊による(ムスリム同胞団に対する)武力鎮圧事件に抗議する、10万人和平大集会を開催します。このためPAS党総裁はPAS党支持者及び一般市民に集会への参加を呼び掛けています。

総裁によれば、この集会はPAS党の青年団と中央政治局及び非政府組織の共催です、これは心を一つにして和平の精神を示すためであり、そしてエジプトの紛争が早期に収束して平和を取り戻せるように希望するものです。
総裁はまた、エジプト軍が国民に対して武力鎮圧していることを糾弾しました。また、世界の各界、とりわけ国連、イスラム諸国会議、アラブ連盟がエジプト軍の覇権に対して非暴力的行動を取ることで外交的圧力をかけなければならないと、語りました

(Intraasia 注:イスラム政党としてPAS はエジプトでの混乱を憂慮していることでしょう。PAS党の動向に詳しくないのでここではっきりとは書けませんが、同胞団指導部や指導者が軍部に迫害されていることに、同党は早期に抗議を示したのではなかったかな?  ところでクアラルンプールの独立広場では政治的集会の開催は認めないと、しばしば警察と市庁が言明しています、土曜日に迫った集会の許可は下りたのだろうか?)

【国民型小学校での国語マレーシア語科目の授業時間数増加に反対する16の華人団体】
(スランゴール州の各華人団体の上部組織である)スランゴール州中華大会堂を始めとした16の華人団体が、国民型華語小学校と国民型タミール語小学校に向けて教育省が決めた(国語としての)マレーシア語科目に関する第2段階要綱に反対する決議をし、同時に、教育省は華語小学校とタミール語小学校の状況を鑑みるべきであり、両小学校での国語の授業時間数を週あたり 210分にする、との提議を行いました。

教育省の第2段階要綱とは、華語小学校とタミール語小学校で国語(マレーシア語)の授業を週あたり 270分に増やす。

16の華人団体は次のように主張する:国語の授業時間数を増やすことが生徒のマレーシア語水準を高める唯一の方法ではない、それどころかカリキュラム上及び現実として生徒の学習負担を増加させることになる。
合理的なカリキュラムを組む、適切な教材、良い資質を備えた教師といったことに大きく依存する。しかも華語小学校とタミール語小学校は母語教育を行っている、マレーシア語と英語は第二言語です、そこで第二言語としての教育法を取り入れるべきです。

(Intraasia 注:シンガポールは華人が4分の3を占める特異な国ですから別として、東南アジアで公教育において華語教育をこれほど広範囲に認めている国はマレーシアだけです。小学校段階で華人の90%は国民型華語小学校へ通う。マレー人の95%以上は国民小学校へ通う。この別々教育は後々まで生徒と親の意識に残る。政府とUMNOが国民小学校でよりムスリム教育を奨励すればするほど、華人界は子供をより多く国民型華語小学校へ送る。 そして華語小学校とそのバックボーンである華人団体は華人権益としての華語教育の領域を侵されまいとして、政府教育省の指令に反発する、こういう構造がずっと続いている)

【ブキットカユヒタムの国境柵は鉄条網だけなので簡単に切断される】
(ケダー州北端はタイと国境を接しており、国境検問所の1つが Bukit Kayuhitam にあります。)

Bukit Kayuhitam州議会選挙区の議員は国境地帯を視察して語る、「国境線には密輸者らによって鉄条網が切断されたと思われる ”抜け穴”がたくさんある。柵はさびており、簡単に切られる。」 「(Bukit Kayuhitam周辺の)国境線20kmは鉄条網を張った柵が敷かれているが、密輸活動を防ぐためにコンクリート壁にすべきです。」  「 Padang Besar周辺の国境線には27個の監視カメラが設置されているが、 Bukit Kayuhitamには1個もない。監視カメラも設置すべきです。」

先週末マレーシア-タイ国境をパトロール中のマレーシア軍の兵士の1人が、国境柵の場所から戻る際に背後から何者かに撃たれて負傷し、入院しました。
警察は、国境柵に現代技術を用いるようにと、政府に提案する意向とのことです。

(Intraasia 注:マレーシアは半島部でクランタン州、ペラ州、ケダー州、ペルリス州がタイと国境を接している。多くは山岳地や森林地です。長い国境線を常時監視するのには多くの人力と予算が必要なことはよくわかる。 国境柵など、最初から守る気なく破るつもりの者たちには大きな障害にならないだろうなとも推測できる。 国境線を守る人たちはご苦労さんなことです)

8月15日のマレーシア記事

【高い結納金が原因で多くの者が独身のままである】
高い結婚費用の負担が数万リンギットに達するまでになっており、このことで主に若い層からなる多くの者が、若い年齢で結婚という門を通り過ぎるための願いを延期せざるを 得なくなっている。

家族の地位、教育程度、美人さに基づいて女性側が決める贈り物の高額さから、労働市場に入ったばかりの多くの若者たちにお金を貯めるために長期間預金することを余儀なくさせています。
国会の上院議会で昨年発表がありました: 女性と家族とコミュニティーの発展省が2010年に実施した調査結果から分かったことは、多くの男性が結婚しない一番の要因はお金の問題が 44.7%でした、次いで適当な相手が見つからない が19.3%でした。

あるマレー男性、31歳、が語るところでは、結納金RM 1万1千とRM 2万にも達する婚姻儀礼費用のために、彼は恋人との結婚希望を3年間延ばさざるをえない、とのことです。

(Intraasia 注:マレーシア語紙の記事なので、ここではマレー人界のことです。結婚年齢が昔より遅れているといっても、女性は言うまでもなく男の平均初婚年齢が30歳を超えているわけではないし、そもそもマレー人の結婚年齢は華人界より数歳若い。それでも伝統観念の持ち主は結婚年齢の遅れが心配になる。 21世紀の現代は価値観の多様から多くの社会でいくらかの結婚年齢の遅れは普通なのに。 さらに結納金の様な慣習に従わなくてもイスラム教の定めに従えば法的に結婚はできるのに、と思わざるをえない) 

【英語紙 The Star 紙を多数派株主として保有する馬華公会MCA】
Barisan Nasional (国陣) の華人政党馬華公会MCAは、英語紙中で No1である The Star 紙を発行する会社の持ち株比率を高めています。
馬華公会MCAが The Star の発行済株式における持ち株比率はこの3年で、41% から 42.4%に増加しました。

馬華公会MCAの総裁は、馬華公会MCAが The Star 紙から徐々に手を引くという話を否定し、「現在、株を(大量に)売却するのは容易ではない。」 と語りました。
「2年ほど前から TheStar 紙の株は馬華公会MCAの名義に書き換えている、決して馬華公会MCA総裁の名義ではありません。 TheStar 紙株の売買に関しては党の中央委員会で3分の2の同意が必要です。」

(Intraasia 注: 発行数英語紙トップということもあって、外国人が最も読む新聞であろう The Star 紙を、与党の1政党が保有するというあり方は、マスコミの姿として好ましいとは思いませんね。さらにマレーシア語紙 Utusan Malaysia をUMNO が所有する。 新聞に与党寄りの記事があっても野党寄りの記事があってもいいが、与党そのもののような論調の記事が目立ちすぎる。) 

【バトゥ洞窟ヒンズー寺院の掲げる6項目の禁止掲示は、訪問者へのお願いに過ぎない】
スランゴール州のバトゥ洞窟にあるヒンズー教寺院は、訪問者に向けて 6つの禁止事項を(目に付く場所に)掲げています。しかしヒンズー教寺院運営理事会は、訪問客をその服装に基づいて敷地内に入るのを禁止することはしないと、言明しました。「 寺院内に入る者を妨げることはしません。ここに掲げた掲示は観光客に対して宗教施設を敬うようにというお願いです。」

【 Proton と手を切ってTan Chong Motorと手を結んだ三菱自動車】
三菱自動車は Tan Chong Motor Holdings Bhd との交渉をまとめたことで、マレーシアで車を組み立てることになります。先に三菱自動車は国産車メーカーProtonとの協力協定を打ち切っていました。

三菱自動車とTan Chong Motor Holdings Bhd 間の協定は三菱が52%を保有するマレーシア子会社であるMitsubishi Motors Malaysia Sdn Bhd とTan Chong Motor Holdings Bhdが70%を保有する子会社Tan Chong Motor Assemblies の2社間で今年4月に結ばれたとのことです。しかしそのことは8月13日まで明らかにされていませんでした。

Tan Chong Motor Assemblies は既に スバル自動車を年間7千台組み立てる契約をしています。 2社間の協定を明らかにした投資銀行のリサーチアナリストは述べる、「新しく結ばれたこの協定での組み立て台数は、ピックアップトラックを年間 4千台から5千台とみられる。」
Mitsubishi Motors Malaysia Sdn Bhdの副社長は、詳細は後日明らかにすると、新聞社に答えました。 またTan Chong Motor Holdings Bhdは、マレーシア証券取引所に報告する義務は交渉が終結した場合だけなので、コメントはしないとしています。

2008年12月に結ばれた三菱自動車と国産車メーカーProtonとの協力協定は、その後 Proton 社のオーナーになったDRB-Hicom Bhdが 主要外国パートナーとして ホンダ自動車を選んだ経緯から、最終的に三菱側によって打ち切られました。

Tan Chong Motor Holdings Bhdはいくつかの自動車メーカーと協力協定を結んでいます、そこで新たな協定で年産能力が10万台になる。Tan Chong Motor Holdings Bhdはまた、ミャンマーでNISSAN 車を独占的に5年間独占販売するディーラー権を最近得ました。

(Intraasia 注:Tan Chong Motor は長年マレーシアでニッサン車の正規ディーラーをしている。それだけでなく手広く事業をしている企業であることが、今回の協定の面からもわかります)

8月14日のマレーシア記事

【政府は、マレーシア航空を大安売りするようなことはしない】
(政府直属の国家投資機関である) Khazanah Nasional Bhd がマレーシア航空MAS の最大の株主であり、全株式の 69.37%を保有しています。また(国の機関である) 被雇用者福祉基金EPFが 1%ほどの株主です。従って国がマレーシア航空の圧倒的多数株主ということになる。

赤字を続けるマレーシア航空を売却するという話が再度表面化しています。複数の興味を示しているところが政府に提案を出したとのことです。しかし業界筋によれば、交渉はなんらなされていないとのこと。 この件に関して Khazanah Nasional Bhd はコメントをしていません。

内閣府で経済政策要綱などを立案実施する部門の長である大臣(マレーシア航空の元最高経営責任者でもある)はセミナーで述べる、「政府は航空事業に手を出さないようにすべきです。ただマレーシア航空を損をして売却すべきではないが。」 「もし売却するのであれば、適正な価格で売るべきです、それは公的な資金が使われるからです。格安売却はありません。」
大臣はその後声明を出しました、「現在政府はマレーシア航空を売却する計画はないことを、明確にしたい。新経済モデルの下で、政府はビジネスにおけるその役割を合理化する諮問を実施しているところです。」

なお面白いことに、いくつかあるマレーシア航空の労働組合中、最大の組合はマレーシア航空売却に賛成しているとのことです。「マレーシア航空の民営化はすべきです。ただその場合航空産業の経験と背景をもつところに売るべきです。」

マレーシア航空MAS はかつて(マハティール政権時代に)1人のマレーシア人実業家に売却されたことがある、しかしその経営下でMASの事業は成功せず、政府は何年かあとにマレーシア航空を買い戻しました。 その後マレーシア航空は社内の機構改造を何回か行いました。
それでもマレーシア航空の財務状況は改善しておらず、2013年3月末の第1四半期決算では 純損失 RM 2億1800万と赤字が拡大しています。

【政策金利は依然として3%のままである】

中央銀行Bank Negaraは(基準金利になる)一晩もの政策金利の年利を 3%のままで維持することを、最近の会議で決めました。 3%は2011年5月以来 3%のままで変わっていません。 次回の会議は9月にあります。
今年5か月間の消費者物価上昇率は 1.6%だったとのことです。

【AirAsia グループ最高経営責任者の語る、今後の計画と乗務員制服の話し】

AirAsia Indonesia は AirAsia が株式の49%を保有する関連会社です。  AirAsia がこれまで発表していたところでは、AirAsia Indonesiaをインドネシア株式市場で上場させる時期は2013年第3四半期でした。

クアラルンプールで開催されたセミナーで、 AirAsia グループの創業者兼最高経営責任者は述べました、「AirAsia Indonesiaの新規株式公開は2013年の第4四半期または2014年第1四半期になるでしょう。」 「上場に必要な当局の承認がきちんと取れるようにしたい。そのために多少余分な時間がかかります。」

またグループ最高経営責任者は、 AirAsia は日本へ再度進出するつもりである旨を語りました。同社と全日空持ち株会社とのパートナー関係はうまくいきませんでしたので、6月に AirAsia はANAとの合弁を解消しました。
「我々は日本へ再度進出します。AirAsia Japanの職員の多くが我々に対して AirAsia の夢といっしょに続けていきたいと申し入れてきた。」

最高経営責任者はうまくいかなかった全日空との関係を例えて言う、「それはいわば同性愛者とストレートな男がベッドへ向かうみたいなものです。」

このセミナーで AirAsia グループ最高経営責任者は AirAsia 乗務員のユニフォームに関する件についての問いに答えて、 AirAsia は全地球規模での市場を追及している、そこで世界中で受け入れられるようなユニフォームが必要となる、と語りました。

(以前から根強くある) AirAsia 乗務員のユニフォームはマレーシアの文化にふさわしくないという批判に対して、彼は答えて言う、「多くの面でユニフォームは大変重要です。私は AirAsia がアジアの一部であることを望んでいる、そこで選択は皆に受け入れられるユニフォームであるべきです。」 
「私は AirAsia 乗務員ユニフォームのデザインに参加していない。乗務員には自分の個性が必要だと思う。全員が同じような装いや型作りをするということではありません。」 「私は乗務員にどのようなものを身に着けるべきかを言い渡すことはできない。彼女たちは自分たちがどう装うべきかを知っているはずです。」

(Intraasia 注:全日空との合弁がうまくいかなかった比喩の表現が、いかにも彼らしくずばずばと物を言っています(追記:訳を修正しました)。  AirAsiaとの合弁を考える日本企業はこういうことをあらかじめ知っておくべきですね。 AirAsia の乗務員ユニフォームの問題とはすべからく女性乗務員の制服です、つまり制服全体が身体にぴったりしており、ミニスカート気味だからです。ずっと以前からムスリム保守層からこの批判は絶えない。現実に女性乗務員にマレー人は多いし、 AirAsia ユニフォームが嫌な人は最初から応募するわけがない。ムスリム保守層の主張する服装規範は国内だけで通用しても、多国間を飛行する航空会社にまで強制するのはいかにも無理がある)

8月13日のマレーシア記事

【祈祷室で仏教活動を行ったシンガポール人グループ】
ジョーホール州東海岸のコタティンギ地方の Tanjung Sedili にあるリゾートのマネージャーが州の警察に逮捕されました。これは先週土曜日にリゾート内にあるお祈り室(surau) で非ムスリムである仏教徒グループに宗教活動を行うことを許した件を捜査するためです。

ジョーホール州警察のトップは語る、「45歳になる男性マネージャーをそのリゾートで日曜日正午に逮捕した。 この件は刑法 295条に基づいて捜査します、すなわち宗教を侮辱する意図を持って祈祷の場所を冒涜したというものです。」
「警察の捜査継続を許可する再拘置命令を得ることになっている。州警察の副長官が指揮する特別チームを設置します」  「その土地の人たちが冷静になって、この問題を不当に利用しないようにして欲しい」。

(別新聞によれば)このリゾートマネージャーはマレーシア永住権を持つシンガポール人です。
彼は13日に下級裁判所に引き出されて、裁判所は4日間の拘留を認めました。

(さらにまた別の新聞の記事)
このグループはシンガポールから来た仏教グループでリゾートに宿泊して、共修会を催した。マレー人であるリゾートマネージャーはそのグループの活動を許可したとのことです。

イスラム教のお祈り室で行った共修会の模様を撮った動画がインターネット上で公開されたことでムスリム界の注目を引きました。1分ほどのこの動画では、お祈り室内で13人がリーダーに従って宗教活動を行ている模様が映っており、仏教の読経の音楽も聞こえる。
このお祈り室の窓は開放式になってり、そこでこの動画は外側から部屋内を撮ったものです。

(Intraasia 注:言語の異なる 3紙の記事から抜粋しましたが、各紙で少しづつ記事内容が違う。例えばマネージャーではなくオーナーとしている新聞もある。イスラム教の施設が乱用されたということで、問題が拡大しないように州警察トップは特別チームに担当させることを明らかにした。Surau のような場所へ仏教徒が入って行動するというようなことを、マレーシア人ならそんなことは絶対にしないでしょうが、無頓着なシンガポール人だからでしょう。さらにマネージャーはマレー人だと書いてある、この点は不思議です。 マレーシアのムスリム社会では、ムスリムの領域を侵すような行為と言動には強烈な反発が起きる、それが良いのか悪いのかではなく、実状です。)

【宗教施設参観の際に観光客の服装に禁止規定を設ける、設けない】

スランゴール州のバトゥ洞窟の管理者側が、観光客に対する6つの禁止事項を決めたとの発表が少し前にありました: 走ってはいけない、短パン姿を許さない、ミニスカートを許さない、唾を吐いてはいけない、ペットを連れ込まない、禁煙

ペナン州の(有数の観光地でもある)極楽寺と寝仏で知られるビルマ寺の管理者側は、バトゥ洞窟のような 6つの禁止事項を取り入れないとしています。 

ビルマ寺の責任者は言う、「この何年も寺の参観者の数は年間100万人を超えている。 当寺では短パンとミニスカートの訪問客が廟の前で参拝することを禁止するつもりはありません。」 「もちろんここの本質は仏教の寺です。身体を露出したりセクシーな服装の観光客がいます、とりわけ西欧国家からの人たちです。そういう観光客には入る前にアドバイスして、自主的に参観しないようにすることで、宗教的尊重を示します。」

極楽寺の理事の1人は語る、「当寺は毎年数百万人の訪問者がある。そこでこれまでにもミニスカート姿と短パン姿の男女観光客を禁止することはしませんでした。さらにこうしたスタイルは若い旅行者のファッションなので、これを阻止することはできません。もし禁止規定を出せば、必ずや混乱が起こるでしょう。」

(Intraasia 注:バトゥ洞窟はマレーシアで最も多くの観光客を集める有名なヒンズー寺院の場でもある。ヒンズー教徒自身が短パンやミニスカートで参拝はありえないでしょうが、内外の観光客には十分あり得る姿といえる。ペナンのこの2つの仏教寺はそこまで観光客の服装にこだわらないということなんでしょう。いうまでもなく、モスクは短パンやミニスカート姿では最初から入れてもらえない)

【サバ州は合法滞在のインドネシア人だけで45万人】
サバ州にあるインドネシア領事館の領事が明らかにしたところでは、領事館に登録しているインドネシア人は 2012年7月時点で45万人です。
「(パスポートや入国査証など持たずに)不法にサバ州に滞在しているインドネシア人の多くはプランテーション農園労働者でしょう。」

(Intraasia 注:国内の州で最も不法合法の外国人労働者及び外国人滞在者が多いのがサバ州だといわれている。確かに。 州人口200万人を超える程度で、合法滞在のインドネシア人だけで45万人もいる、さらに相当な人数の不法インドネシア人、そして不法合法のフィリピン人も数十万人はいるでしょう。州民2人につき外国人1人と言われるのも無理はない)

8月12日のマレーシア記事

【バドミントン男子シングルの李選手は今回も決勝で中国人選手に敗れた】
中国の広州で行われた世界バドミントン選手権で、マレーシアの李宗偉選手は男子シングル決勝に進み、(宿敵である)中国の林丹選手と対戦しました。

李選手が第1セット、林選手が第2セットをそれぞれ取り、最後の第3セットの終盤で李選手は脚を痛めて試合続行ができず、棄権しました。このため李選手は(今回も)世界チャンピオンの座獲得はなりませんでした。世界選手権での挑戦が今回で7回目になった李選手は、2011年の決勝でも中国の林丹選手に敗れました。

両選手は2012年のロンドンオリンピックの男子シングル決勝でも対戦していました。(銀メダルに終わった李選手は雪辱を期していましたが)今回も林選手が優勝しました。

(Intraasia 注:李選手はマレーシア唯一の世界チャンピオンになる可能性があるバドミントン男子シングル選手として、もう何年も世界選手権とオリンピックで優勝を目指してきましたが、今回もあと一歩のところで宿敵に負けました。マレーシア国内ではいつも彼への称賛があふれます)

【外国人労働者相手に買春ビジネスも兼ねる飲食業者】
警察がつかんだ情報です:工業地区とりわけ(都市部から)かなり離れた所にある工業地区の飲食業者の中には、単に飲食業を営むだけでなく客にセックスサービスを提供しているところがあります、対象客の大部分はその地の工場で働く外国人労働者です。

こういう飲食業者はこのため儲けが多くなる、店で雇った女性のウエートレスは、店で客をもてなす以外に店の外でセックスサービスの提供も行う。
警察本庁の風俗、賭博、秘密結社取締り部門は、このところペラ州などいくつかの州で展開してきた取締り行動の結果、こういった飲食業者が売春ビジネスも行っていることを掴みました。

同部門の長は Bernama通信社に語りました、「遠隔地の工業地区にある飲食店の中には、客を確保するためにウエートレスに工場労働者相手に性サービスも斡旋している所があるとの情報をつかんだ。客は店で飲食した後、シフト勤務しているウエートレスを店外へ連れ出して遊ぶことができる。甚だしい場合は性交渉に同意することにもなる。こうしたことで、外国人労働者は都市部まで出かけて遊ぶ必要がなくなる。」

(Intraasia 注:同じような内容の記事が7月18日付けでもありました。この背景を理解するには知識が要る:都市近郊、外縁部には多くの工業地区・団地があり、そういう地の労働者として既に外国人労働者が主力になっている地または工場が少なくない。 中小零細企業から大企業まで外国人労働者への依存度は相当なる割合です。 工業地区・団地にも飲食店はあるが数は多くない、さらに遊び・娯楽場の数は都市部よりはるかに少ない。工場労働の外国人労働者の多数派は出稼ぎ男性である。 女性を求めてマレーシア男性が好んで通って遊ぶ、マッサージ店やクラブやカラオケクラブは、外国人労働者が遊ぶには高価すぎる。こういった現実を知っておく必要がある。)

【シネプレックスの求人広告】
私たちのスタッフに加わりましょう - TGV 1 UTAMA シネプレックスと TGV SUNWAY シネプレックス
映画部門のスタッフ及びカフェ部門のスタッフ募集 (フルタイム/ フルタイムの半分であるパートタイム)

学歴:最低限 SPM、
言語:マレーシア語と英語の会話ができること
パートタイムの時間給: RM 5から6 + 手当
フルタイムの月給: RM 1000 + 手当
年次休暇と病休あり、 シネマの切符は無料となる、 訓練があります、

面接随時: 毎日11時から17時まで、各シネマにて

(Intraasia 注: イントラアジアはシネマでみる映画好きなので、90年代ほどではないがそれでもよくシネプレックスへ行きます。どのシネマも若いスタッフばかりです。そういう彼ら彼女らの賃金はこれぐらいなんだなとわかります。2012年頃からシネマの入場料がどこも値上がりして、大都市部では平日日中上映がRM 10位、ただしハリウッド封切り映画はRM 14位、週末はこれに数リンギット上乗せとなる。時給 RM 5から6 の価値と比較してください。 またこの値ではこういうショッピングセンター内のフードコートで軽い昼食がかろうじてできる程度です。 TGV 1 UTAMA シネプレックスと TGV SUNWAYシネプレックスは、クアラルンプール圏の人気高の高級住宅地にある、大きなショッピングセンター内にある)

8月11日のマレーシア記事

【法律扶助庁の一般市民向けサービス】
(内閣府の翼下にある Jabatan Bantuan Guaman)法律扶助庁が7月に一般市民のために処理した忠告サービスの件数が3007件にもなりました。同時にその月に同庁が取り扱った中での最高件数でもある。

訴訟扶助庁のホームページに載っている件数に関する統計によると、2番目に多い取扱い件数は シャリア法の家族に関わるもので693件です、それに続くのが、調停で 466件です。
そして市民法の家族に関するものが 327件、犯罪に関するものが 151件、民事に関するものが 49件です。

訴訟扶助庁が5月に取り扱った件数の統計では次のように示している:、最多である忠告サービスが 2936件、シャリア法の家族に関するものが 771件、 市民法の家族に関することが 432件、調停が365件です。犯罪に関するものが 175件、民事に関することが 26件です。

(Intraasia 注:何ごとにも法律は関わりますが、法律の条文を読むのは門外漢の市民には敷居の高いことでしょう。そこでこの数字を見ると、法律扶助庁の一般向けサービスは結構利用者が多いように思われます。ムスリムに関わる家族相続婚姻などはシャリア法の範疇です)

【アブドラー前首相を論じた本のマレーシアでの公式発刊を延期する】
アブドラー前首相とその政権を主題にした新刊本 ”Awakening: The Abdullah Years In Malaysia” の公式発刊をマレーシアで行う日程を延期すると、編著者2人中の1人が発表しました。「8月16日に予定していた発刊記念は、これ以上の誤解をさけるために延期します。」 「メディアはこの本をアブドラー前首相の本と間違って名付けている。これは正しくない。この本は様々な観点を収録した本です。アブドラー前政権を批判的に見ているのもあるし、そうではないものもある。」

両方とも学者である編著者の2人は声明する、「メディアは本のセンセーショナルな部分に焦点をあてており、とりわけアブドラー前首相とのインタビュー部分にです。」
「本の公式発刊前に本が確実に書店に並ぶようにしました、それは本の出版が遅れたこともあり、本の売れ行きが心配だからです、」 「本は既に販売されたので、書店に並んでいるはずです。」

「この本では政治的に異なる各方面からの書き手及び学者の論を集めたものです。アブドラー前首相自身にも自身の政権について語る機会を提供しました。独占インタビューに答えてもらったことに感謝します。」

民聯 (Pakatan Rakyat) の指導者であるアンワル元副首相は、この新刊本について述べる、「アブドラー前首相は民族について論議することよりも政策に関して話し合うことを奨励した。」 「アブドラー前首相の政策は大切であり、UMNOは彼が取り上げた問題をとりわけ論議すべきです。」

(Intraasia 注:アブドラー前首相自身が大いに語り、とりわけマハティール元首相批判をまとめて語るのであれば、政界だけからでなくマレーシアの各界から大いに注目を浴びるであろうことは、マレーシアの風土を知れば当然といえる。ですからこの学者2人の発言は言い訳に過ぎないことがわかる。いささか遅きに過ぎたアブドラー前首相の反撃ですが、マレーシア政治家の中には2人の元首相間の確執にこれ以上捉われたくないという声もあるそうです、Intraasiaもそう思う。 マハティール元首相に追放されたアンワル元副首相がアブドラー前首相を肯定的に評価するのは自明のことであり、この2人の間に個人的な確執はないことでしょう)

【(イスラム教の)Fatwa 裁定は、イスラム教に従って生活を送るためにムスリムを導くための忠告的意見にすぎない】
今日のムスリムの悲劇とは、我々ムスリムはイスラム教を過去の栄光に復興させたいと言いながら、我々の豊かな法律上の伝統に重大な不正義を行っていることです。我々が全てのムスリムを国家がふさわしいと見なすあり方だけで考えるようにさせることに取りつかれていることで、我々は宗教(イスラム教)の評判を落とし冷笑に落としめている。

そこで現代国家の威圧的な権力が、この1つの観点をムスリム界全体に強要するために使われることは、イスラム教の歴史において先例のないことです。そして一般人の激しい憤りが起きかねないように、民主主義においては明らかに法的強制力がない。

私たちは、我々のイスラム教伝統における権威あることを権威主義的な目的のために乱用している。このことは民主主義にもムスリムの実践にもふさわしいことではない。

(Intraasia 注: 4人のムスリム女性がミスコンテストに参加して決勝に進んだことがニュースになったことで、マレーシアのイスラム教保守主義者本流であるFatwa 理事会やmufti やUlamaからは当然のように否定的な観点が披露され、最終的に4人は主催者から参加を取消された。この一連の出来事に関して、いつものように Sisters in Islam に代表される少数のムスリムグループが反論を展開しているようです。英語紙が載せた、よく知られたムスリム女性論者が展開するイスラム教当局とイスラム保守主義本流を批判する長い文章の一部です。 これまでにも同じようなことは何回もあったが、イスラム教当局やFatwa 理事会やmufti は Sisters in Islam などをまともに相手にしない扱いをして正面から公開論議がなされたことは一度もないはずです。部外者としてどちらに肩入れすることもありませんので、双方勢力の論の一部を紹介するのが目的です。ただマレーシアに長年関わっている者として、双方の論点に同意できないこともよくあります、 例えばこの女性論者の「イスラム教の歴史において先例のない」という言葉に疑問を感じますな。)

8月10日のマレーシア記事

【ペナン州で24時間に3件の銃撃事件が起きた】
ペナン州では8日から9日かけで24時間に3件の銃撃事件が起きました。

1つ目の事件:実業家の戸建住宅に8日暗い時間に 7発の銃弾が撃ち込まれた。窓ガラスなどがわれたがけが人はでませんでした。この実業家に宛てて少し前銃弾入りの脅迫状が届いていたとのこと。

2つめの事件:8日正午前に、マレーシアインド人男性、37歳、が車を運転中に交差点で、至近距離からウインドー超しに多数の銃撃を受けました。彼は少なくとも10発の弾丸を受けてその場で死亡。この男性は地元のギャンググループの1員で、警察によれば前科3犯です。

3つ目の事件:9日午前1時ごろ、クラブ店の用心棒である華人男性、43歳、がその店の前で銃撃を受けて負傷しました。複数の銃撃中1発が命中し急いで病院へ送られた。この男性は良く知られたギャンググループの構成員です。

これらの事件とは全く別の地で最近起きた3件の銃撃事件も、その背後にはギャンググループ間の麻薬販売を巡る抗争があると警察は見ているようです。

(Intraasia 注:銃を1発か2発脅しで撃つのではなく、上記の事件など10発も相手に撃ちこむという、必ず殺すというあり方ですね。この何か月か続発している銃撃事件は、多くは多数発銃撃で殺すことを最初から狙っているかのようです)

【サバ州でフィリピンゲリラグループに拉致された華人男性の生還と死亡】
華人男性、25歳は2012年11月に、職場であるサバ州Lahad Datu地方のプランテーション農園から、フィリピン南部のスルー群島を本拠とするフィリピンゲリラグループに拉致されて、スルー群島の1つ Jolo 島へ連れ去られて行方がわからなくなっていました。

今週彼は隙を見て拉致先の隠れ場所から逃げ出すことに成功し、フィリピン当局の助けを得て約9か月ぶりにサバ州に戻ることができました。コタキナバルの病院で手当を受けた後、彼は故郷であるヌグリスンビラン州ポートディクソンの家へ帰りました。

サバ州警察のトップは語る、「(長い拉致生活で疲労した)彼にはまず家族と共にしばらく過ごしてもらうことにした、その後でサバ州に戻ってきてもらい、拉致された調査に協力してもらいます。」 「拉致によって彼は非常に精神的ショックを受けている。とにかく休んでもらいます。」 

この男性と共に拉致されたいとこの男性、33歳、は、彼によればゲリラに殺されたとのことです。 「そのいとこ男性の遺体は依然として行方不明です。」と警察トップ。「我々はフィリピンにいる公使館員を通して、いとこ男性の死亡消息に関してもっと情報を得ようと努力しているところです。」

「この華人男性、25歳は拉致事件の主たる証人ですから、保護されなければならない。従って彼の家族に関する情報は明らかにできません」

(Intraasia 注:悪名高き、フィリピンのスルー群島を根城にする反政府ゲリラ、というよりならず者集団、がマレーシア華人をサバ州で拉致した事件は、その後あまり報道されなかった。そもそも拉致された彼らが狙われた理由からして不明であり、彼らの生死さえはっきりとわからなかったようです。被害者としてまことに理不尽な体験です。それが幸運な脱出劇でニュースとなっている。 )

【 円とリンギットとの為替レート(外為相場)】
1万円を銀行で両替すると RM 327.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 318.4 を入手します。



8月9日のマレーシア記事

【国王主催とナジブ首相主催のそれぞれのオープンハウス】
ハリラヤ初日の8日はクアラルンプールにある国家王宮でも、国王主催の Hari Raya Aidilfitri オープンハウスが行われました。

朝10時から政府要人などからなるゲスト客による訪問が始まりました。ムヒディン副首相夫妻をはじめ、各省副大臣、各国大使ら外交官などが訪れました。マハティール元首相夫妻、警察長官もゲスト客です。
その後正午前からは一般人のオープンハウス訪問が始まりました。

プトゥラジャヤの首相公邸 Seri Perdanaでは、ナジブ首相主催の Hari Raya Aidilfitri オープンハウスが開かれました。

ブフェ式の飲食品に手が届くまでに、多くの訪問者は少なくとも1時間は列に並んでいました。このブフェのために用意された料理の例を上げると、30万本のサテ、5万個のパオ、 1トンちかい麺類などがあります。このために料理提供サービス業者約800人が関わったとのことです。「8万人から10万人用の食べ物を用意した。足らなくなるとは思いません。」と提供サービス業者の責任者は語る。
(ある新聞は書く)8万5千人を超える訪問者があった。

(賓客として)首相主催のオープンハウスを訪れたマハティール元首相は、(2冊の新刊書で批評、批判されたことについて)多くの記者からコメントを求められました。アブドラー前首相の批判に関しては、「本を読んでから意見を述べる」と元首相は語りました。

(Intraasia 注:通常、各州でも州首相や州スルタン主催のハリラヤオープンハウスが開かれる。 この種の公人主催のオープンハウスを賄う原資はいうまでもなく税金ですね)

【外国人観光客の訪問数を基にした国番付でマレーシアは10位】
国連の世界観光機関が発表した、2012年受け入れ観光客数の国別番付において、マレーシアは10位でした。
2012年はロシアが僅差でマレーシアを抜いたので、順位が1つ下がりました。

マレーシアは2500万人の外国人観光客を受け入れ、その内の1850万人、74%は アセアン5か国からです:シンガポール、インドネシア、タイ、ブルネイ、フィリピン

(Intraasia 注:このアセアン5か国はトップ5ではない。なぜなら中国からの訪問者の方がフィリピンより多いからです、さらにブルネイよりも多いと思った。以前はマレーシア観光省のホームページで各国からの訪問者数を掲示していたけど、最近はその情報が今のところ見つかりません、少なくとも探したけど見つからなかった)

【リサーチ会社が選ぶ小資本会社の有望株】
RHB 銀行のRHB リサーチが、2013年版小資本企業トップ30 を選んで発表しました。

同リサーチ会社は、その内から新しい宝といえる11の会社を発見したとして11社をあげます:
Brahim’s Holdings Bhd (消費者分野), Instacom Group Bhd (テレコミュニケーション分野), Deleum Bhd (石油とガス業), Hua Yang Bhd (不動産業), Integrax Bhd (港湾業), Malton Bhd (不動産業), Protasco Bhd (建設業), Scientex Bhd( 消費者分野r), TDM Bhd (プランテーション業), Uzma Bhd (石油とガス業) , WellCall Holdings Bhd (工業),

「2013年版小資本企業トップ30に選んだ企業株の2013会計年度の平均株価収益率は 11.7倍になり、2年間の純利益を計算して年間伸び率13%になる」

(Intraasia 注:マレーシア証券取引所の上場企業対象だと思われる。銀行のリサーチ会社が発掘した成長が見込める小資本会社なんでしょう、一般人には馴染みのない会社ばかりです)

8月8日のマレーシア記事

Selamat Hari Raya Aidilfitri (スラマット ハリラヤ アイディルフィトゥリ と発音する)
Ramadhan月が終わって Syawal 月になりました。マレーシア語メディアでは Salam Aidilfitri というアラビア語のフレーズを掲げているのを見かける。

【ナジブ首相の国民向けハリラヤメッセージから】
ハリラヤにあたって、ナジブ首相は公共放送を通して国民へ向けたメッセージの中で次のように述べました、「マレーシア国民が、達成した安寧と繁栄を常に尊びそして守っていくこと及び永続的な国家の継続性と安定を確かなものにするために各民族間で偏見感に縛られることがないことを望みます。」

【アブドラー前首相とその政権を論じた本が出版される】
アブドラー前首相にインタビューしその政治・政権を多くの人が論じた本 " Awakening, The Abdullah Badawi yearns in Malaysia"  が8月16日に出版されます。そこでアブドラー前首相自身がその本を推薦しています。この本は、マレーシアの大学の学者とシンガポールの大学の学者の2人が前首相にインタビューし、同時に編著者となっている。 この本には、アブドラー政権の政治、経済、外交などを分析・論じた、37人の評論家や研究者及び編集者の論が収められている。

書籍中の章でアブドラー前首相は多くの点に答えまた説明しています。
(アブドラー前首相が在職中に首相として戦った2008年3月の総選挙で、Barisan Nasional (国陣) は勝利したもののいくつかの州政権を失った)この総選挙で華人界の支持を得られなかったことに関して、前首相は説明する、「華人界がアブドラー政権の政策に不満だったからではなく、UMNO党の中に2006年から2007年にかけてマレー民族主義を過度に示した者たちがいたからである。」 「(その当時既に引退していた)マハティール元首相は2008年総選挙でBarisan Nasional (国陣) が大勝できなかった失敗の大きな責任を負わねばならない。」

アブドラー前首相は続けて言う、「UMNO党大会において、鋭く攻撃しマレー民族主義的で扇動的な意見を発表する党代議員がいる。これはBarisan Nasional (国陣) が(自勢力をまとめて)成功していくうえで決定的な障害になる。」 
前首相は主張する、華人界は(アブドラー前首相)自身の政策に不満だからBarisan Nasional (国陣) に反対したわけではなく、彼の言が不公平だと捉えたからです。

本の中でアブドラー前首相はマハティール元首相について少なからず批評しており、マハティール元首相は虚偽な人物であり、他人の意見を受け入れようとしない、と指摘する。またマハティール元首相式にどんどん国家支出をして国家赤字が膨らむことをもし彼(アブドラーのこと)が理解しなかったら、国が破産してしまっただろう、とも述べています。

さらにアブドラー前首相は言う、本来の計画では10年間首相の座にあることになっていた、そしてその後にナジブに首相職を譲ることでした、しかし彼(アブドラーのこと)は自分がしなければならない改革に反対する勢力を過小評価したようだ、と。

「私はマハティール元首相のやり方を快く思いません。私は彼が私に対して提案する機会をあげました。マハティール元首相を訪ねた、しかし彼は公開で私と我が政府を攻撃する方策を取った。マハティール元首相が何をしたかったのかは知りません。」  「マハティール元首相はたくさんの矛盾を抱えた人物です。」

(Intraasia 注:マハティール元首相は自分で後任に指名したアブドラーをその在職中公然と且つしつこく批判し、行動もした。そういう事実がある。アブドラーはそれほど雄弁ではないし、自分で著書も書かないようなので、折々に反批判はしていたがこれまでまとまったマハティール元首相批判と反論はなかった。それが一気に他者の著書の中で爆発したようです。歯に衣を着せずに批判していますね。)

【シンガポールのリークワンユーの最後の著作でマレーシアを切り、日本も切る】

(このアブドラ―前首相を対象にした本のことがニュースになる直前、シンガポールで 李光耀 Lee Kuan Yewの最新の著書(そして最後の著書になる)である ‘One Man’s View of the World’ が発刊されたニュースをマレーシアマスコミ各紙は伝えています。 シンガポール首相を30年ほど務め、1990年に首相を退いてもつい最近まで大きな影響力を行使していた、さらに現シンガポール首相の父親でもある、リークワンユーについて、華人界はもちろんいつもマレー人界も時に注目するからです。 90歳を前にして身体が衰弱しつつあると自認しながら、彼はシンガポールだけでなくアジア各国についても論じているとのこと、その中には日本を批評した部分もある。マレーシアマスコミは400ページからなるその著書から注目される部分を引用して紹介している)
以下はマレーシアの新聞が引用している李光耀の論点です:

「Barisan Nasional (国陣) が打ち出した一つのマレーシア概念は民族間関係で新しい時代の先駆けになるとマレーシア人は期待するがそれは非現実的かもしれない、しかし野党勢力に同じことを期待している人たちも大して変わらない、似たようなものだ。」

「ナジブ首相は、UMNO党の核となる支持者であるマレー人からの支持を減らすことなく、選挙民全体の支持を取り戻すことは不可能である。」

「民族を基盤にしたマレーシアの政策はグローバル化する世界で地歩を失うことにつながってきた、才能ある者たちが他国へ出て行ってしまう、その多くはシンガポールで雇用を求めている。」

シンガポールの2012年合計特殊出生率は女性1人あたり 1.20でした、これはシンガポール国民の人口を維持するに必要な2.1をぐっと下回る。 シンガポール政府は出生率の低さから外国人受け入れ策を取らざるを得なくなっている、そのためシンガポール人口の3分の1は外国人となった。 しかし外国人の急増はシンガポール国民からの抗議も生んでおり、近年政府は外国人移入政策を引き締めている。

李光耀はシンガポールが面する長期的な最大の脅威は出生率であるとみており、そこで日本を例に挙げて次のように述べる:
「日本では若年層が十分に子供を作らないことで老年層が大幅に増えたために、日本は月並みになった。 日本が外国人に門戸を開こうとしないことは、その国力を低下させることにさらにつながるであろう。」

(Intraasia 注:李光耀 は以前からマレーシアを始めとした近隣をあれこれ批評することが好きなので、マレーシア人をよく憤慨させてきた。人口500万人ぐらいの国なのにいくつかの面でインドネシアをしのぐ経済力を武器に東南アジアの国々を、文字通り上から目線で評する。彼はいわゆる開発独裁者だが、スハルトとは全く違うし、マハティール元首相ともかなり違う。その根底には徹底したエリート主義がある。それが可能だったのは、華人が4分の3を占める小国と言う面が大きい。 国を指導していくのは、優れた少数のエリートであるという信念のもとに、シンガポールを大発展させた。さらに外国人を入れてどんどん活用する、優れた者は外国人でも抜擢する。国を指導していくエリートを選びだし育てていかなければならない、そのためにシンガポール国民という人口プールが小さくなってはそれが難しくなってしまう、といった彼の思想が反映されている。 果たして日本人はどう反応するのかな)

8月7日のマレーシア記事

【陸上公共交通委員会SPAD 議長の Pudu Sentral バスターミナル転換論】
(陸上公共交通委員会SPAD の議長職に少し前に就いたのは、元UMNO政治家で外相も務めた人物です)

議長はクアラルンプールのPudu Sentral バスターミナルを視察した後で述べました、「最近 SPADが Pudu Sentral で行った切符押し売りダフ屋の取締りでは、24人中の10人が麻薬使用で陽性反応だった。この種のダフ屋は若者たちが多く、こういう状況では心配だ。」 「中には麻薬中毒者もいた。」 「この問題を克服する方策を見つけなくてはならない」

切符売りダフ屋の12人が公共陸上交通違反で起訴されます、拘束された者の1人は違法外国人です。

議長はまた述べました、「 Bandar Tasik Selatanにある TBSバスターミナルを 半島部の全ての方面行きの総合バスターミナルに転換する可能性に関して、現在論議しているところです。 新たにバスターミナルの建設を考える前に、(新築したターミナルである)TBSを最大限にりようすることが良いであろう。」

「 Pudu Sentral は長距離バス用ではない、クアラルンプール市内外でのバス交通用に使われるべきです。」 「Pudu Sentral はクアラルンプールの真中にある。面積は狭く、窓口は十分ではない。TBSバスターミナルはまだ十分に使われておらず、余地がある。」

(Intraasia 注:バス交通とバスターミナルに関して Intraasiaは20年以上利用し、観察し、論じてきた。Pudu Raya 時代を含めてPudu Sentral に足を踏み入れた回数は1千回近くはあるだろう。そこでホームページではバスとバスターミナルについてこれまでにも相当な文量の案内と主張を書いてきた。 恐らくまともにバスなど乗ったこともバスターミナルを使ったこともないであろう、この元与党幹部政治家の議長にはあきれる。Pudu Sentral をKL市内外のバスターミナルにする案はこれまでも数回起きている、数年前の大改造工事で正式に北部方面バスターミナルと決まった、それをまたひっくり返すのか? TBS は南部方面として建設された、その位置から確かに都合が良い。 だったら建設の時から全方面を考慮して建設すべきであった。この議長が、 一般公共交通の足が全くない  Hentian Dutaバスターミナルをより使うなどと言い出さないことを願う。政治家は自分の足で行動しないので、車を持たない庶民層の苦労を知らないからね。
Pudu Sentral のダフ屋弊害はこの1年半の間に以前と同じ状態に戻ったかのように悪化している。うるさく、しつこく、横柄なダフ屋がターミナル中を朝から晩までうろついている。SPAD が年に数回程度行う取締りでは何の意味もない。 取締り官庁の恒常的な取締りがあってこそ、功を奏する。 ダフ屋はPudu Sentral の敷地外でも客引きをやっており、とりわけ外国人労働者を狙っている。そこで上記の逮捕者にあるように、違法外国人ダフ屋さえいるのだ。 バスターミナルについての詳しい案内は 『クアラルンプールの交通機関案内編』 をクリックしてご覧ください)

【書類捏造組織のボスであるイラン人を逮捕した】
イラン人を東南アジアとヨーロッパへ潜入させるために書類をねつ造する、大きな犯罪組織のボスであるイラン人が、クアラルンプールで当局に逮捕されました。

このイラン人、45歳、はクアラルンプールにある社会保険機構 Perkesoの建物前で先週夕方、妻と共に逮捕されました。このカップルはマレーシアに既に1年ほど潜伏していました。逮捕された時、2人の乗った BMW 車はその辺りでの道路渋滞に巻き込まれていました。 

警察本庁の特別捜査チームの長は語る、「このカップルは、ねつ造書類を作成し、人を潜入させる犯罪組織、それにはテロリストも含まれる、に売ることに関する容疑です。」

(Intraasia 注:BMWに乗り1年も潜伏できることを見れば、いつもながらこういう犯罪組織のボスは羽振りが良い。もっともこれを潜伏と呼ぶべきか迷う。)

【スマートフォン・携帯のローミング料金はかなり高くつく】

スマートフォンに気を付けましょう。マレーシア国外で携帯を使ってインタネットするとたいへん高価につきます。注意しないと、ローミング費用が車価格より高くなる。
コミュニケーションとマルチメディア省大臣もこの例外ではない、彼はインドネシア出張後に、届いた電話請求書に驚いたとのことです、「ローミングは数分使っただけでRM 4500の請求書になった。」と大臣は語る。

コミュニケーションとマルチメディアのマレーシアフォーラムによると、電話会社に対する苦情はこの2年間増えており、モバイルデータ料金とローミングが主たる苦情です。同フォーラムは今年上半期で1018件の苦情を受けた。「苦情はかつては通話範囲の不十分さでしたが、2011年以降は変わった。」
全国消費者センターにもたくさんの似た苦情がとどいています。「今年1月からで、電話会社に対するものは300件ある。」 とセンターの幹部は説明する。

携帯電話会社別にみると、 Celcom は利用量に基づいて支払うシステムを取っており、その海外でのデータローミング料金:シンガポールでは RM12/MB、オーストラリアでは RM18/MB、英国では RM20/MB  
Maxis の場合、世界中で海外のデータローミング料金: RM30/MB、 Digi の場合は RM38/MBです。
なおどの携帯電話会社にも通常よりお得なデータローミングプランがありますので、各社のサイトで情報が得られます。
こういった価格は全て各会社のビジネス方針とローミングパートナー会社とのに取り決めに基づいて決められている。そこで国ごとに料金が違います。

(Intraasia 注:マレーシアは利用者の多数派がプリペードなので、このローミング費用の高さに後で憤慨する多くは多分後払い利用者でしょう。MBあたり20リンギットも30リンギットも課金されたら、あっという間にプリペードしておいた金額が減ります。それにしても割高なことです。)

8月6日のマレーシア記事

【被雇用者福祉基金EPFからのお知らせ】
被雇用者福祉基金EPFが以下のことを発表しました。

この8月以降、60歳になるまで雇用状態にある被雇用者は、被雇用者福祉基金EPF に収める納付金の率はこれまでと同じ率になります。 つまり被雇用者は給料の11%を納め、雇用者はその被雇用者の給料の12% (なお給料がRM 5千以下の場合は13%)をEPFに納めます。

被雇用者が60歳から75歳の場合の納付金の率は、この通常の率のちょうど半分の率になります: 5.5%と6%です。

被雇用者福祉基金EPFの今回の発表は、法定の最低定年年齢が 2013年7月1日から60歳に引き上げられたことに(実施された)呼応したものです。 「これによって被雇用者福祉基金の加入者は、退職後の貯蓄が増えることになる。」

被雇用者福祉基金EPFはまた、加入者が50歳と55歳でそれまで納付した貯蓄を引き出せるオプションに変わりはないことを、確認しました:加入者にはEPF に2つの口座が与えられる、50才になるとその内の第2口座から全て引き出せる、そして55歳で2つの口座から全て引き出せる。

しかしながら、加入者はは 55歳で全額を引き出さないことを奨励します。その代わりに加入者は柔軟なオプションを利用して口座の金をよりながく保持するように奨励します。加入者は毎月引出しまたは一部分だけの引き出しというオプションがあるからです。

(Intraasia 注:いつも強調するように、被雇用者福祉基金EPFは日本で言う年金とは違います。加入者自身とその雇用者が納めた納付金が口座の原資になる、加えて被雇用者福祉基金が運用した運用益が毎年原資にいくらか加わります。現役世代が引退世代を支えるのではなく、自分で強制的に納付しておくという仕組みです。定年年齢が60歳に延びたので、納付金もそれに合わせて延ばしたということです)

【連続9日発生となる銃撃事件】
5日早朝にクランタン州 で銃撃されて1人の男性が死亡しました。これで国内で連続9日銃撃事件が発生しています。

事件はクランタン州 Pasir Puteh の村の大衆レストランで食事後に支払いをしていた男性、40歳、が、バイクの2人組に襲われて10発の銃撃を受けました。この内6発が当たり死亡しました。
被害者のそばにいた店で働く女性、25歳、も右足に銃弾を受けて病院に入院しました。
警察はこの事件は、麻薬取引に絡むのではと推測しています。

この短い期間(1、2か月位?)に、国内では24件の銃撃殺人事件が起きています。一連の銃撃殺人事件には計画犯行の事件、並びに背後の動機があるものもあると、、警察は語る。

【王宮前に現れた奇妙なカルトグループ】
クアラルンプールのDuta通りにある (新しい)国家王宮の敷地内に  Kumpulan Panji Hitam (東方黑色旗幟)というカルトグループの10人が入ろうとしました。

彼らは王宮の正門前に午前4時ごろ集まったとのことで、警察はただちに8人の男と2人の女を逮捕しました。「黒い衣装に身と包んでいた彼らを警察署に連行した。」 「彼らの目的は現国王を本来の人物に替えるために王宮へ行った、と主張している。」 とのことです。

10人はマラッカ州、ケダー州、ジョーホール州から来た、カルトが主張する Empayar Langkasuka Nusantara という王国の Kumpulan Panji Hitam組織の者だと、主張しているとのことです。

(Intraasia 注:なんらテロ的な行為ではないけど、警察は逮捕しました。それにしてもおかしなグループです)

【首相公邸で開かれるハリラヤオープンハウスの案内】
内閣府がハリラヤアイデルフィトゥリを祝う、首相主催のオープンハウスのスケジュールを明らかにしました。
ハリラヤの初日(8日)にPutrajaya にある 首相公邸 Kompleks Seri Perdanaで行われるオープンハウスには、ナジブ首相以下閣僚が出席して、一般市民と顔を合わせます。時間は10時半から16時まで。

オープンハウスに参加したい一般市民は、Putrajaya内を走行する公共バスである Nadi Putraバスを利用するようにと、内閣府は案内しています。この日はNadi Putraバスは9時から17時半まで無料運行されます。発着場所はPutrajaya Sentral, Laman Perdana 1Malaysia、 Masjid Putra の3か所から15分間隔の運行になる。

ナジブ首相は、選出選挙区であるパハン州のPekan 地方で国会議員としてオープンハウスを開きます。 日程は8月17日10時から14時まで、Taman Tasik Sultan Abu Bakarにて。

(Intraasia 注:マレーシア人、外国人を問わず誰でも訪れることのできる首相主催のオープンハウスです。首相公邸内部へはいれる貴重な機会ですが、何万人もが訪れるので混雑は当然ですね。1990年代はクアラルンプールのPWTCで開かれていましたので、イントラアジアは一度だけ行きましたが、あまりの人の多さに途中であきらめました。オープンハウスなので、ブフェ式の飲食物が用意されています。飲食物がなくなるようなことはないでしょうが、食べる場所を見つけるのが大変だと言われています)

8月5日のマレーシア記事

【4千人のマレーシア人留学生はカイロでハリラヤを祝う】
(エジプトに留学している)約4千人のマレーシア人学生たちはカイロでハリラヤ祝祭をします。 エジプトでの政治混乱が依然として終焉しなくても、エジプトはいつも楽しいのです。

エジプトアラブ共和国マレー人連盟の議長は(クアラルンプールで)語る、「多くのマレーシア人学生はマレーシアへ帰国してハリラヤを祝うと決めている・決めたが、前年までと同じようにハリラヤアイデルフィトゥリ祝祭が楽しいことが期待されます。」 「各人が(ラマダン月の次に来る)シャワル月を迎えるお祝いの準備に忙しい時に、エジプトの政治混乱はカイロにいる学生たちだけにでなく他の諸地方にいる学生たちにもまるで影響を与えていないかのようです。」

(Intraasia 注:少し前のニュースでエジプト留学のマレーシア人学生は7,8千人はいるようなことが書かれていたので、半分ぐらいが帰国せずにエジプトでハリラヤを祝うということのようです。この議長の言葉からもわかるように、エジプト留学のマレーシア人学生は、いくらかは非ブミプトラもいるでしょうが、ほぼマレー人だけから成っているだろうと推測できそうです) 

【対リンギットで2.5を超したシンガポールドル】

シンガポールドルが対マレーシアリンギットの為替レートで、アジア経済危機直後である1998年以来最高のシンガポールドル高為替相場をつけており、先週金曜日には S$1= RM2.55 を記録しました

シンガポールからジョーホールバルへ定期的にやって来る食料品買い物客の多くは、薬局やレストランでも得することになります、さらにハリラヤクッキーやお菓子をいっぱい買う人もいます。 毎週ジョーホールバルに来るという主婦は言う、「ついでに3人の子供たちをシネマへ連れて行く。子供1人の切符代は RM 10するだけですから。シンガポールでは平均してS$10もします。」

(Intraasia 注:いろんな物の値段は、もちろん例外はいっぱいあるが、シンガポールドルで表示される数字が大体マレーシアリンギットで表示される数字になると見なしてもそれほど間違いではないでしょう。つまり S$ とRM の為替レートがそのまま価格に反映されると見なされる。よってシンガポール人にとってジョーホールバルで買ったり、消費すれば、お得になるのは当然です。従ってジョーホールバルのビジネスは昔から数割をシンガポール人客に恒常的に依存していると言われる。近年シンガポールドルは対リンギットで 2.3ぐらいをつけることが多いのではないかな。それが2.5を超えているので、1割位シンガポールドル高ですね)

【マレーシアの世帯収入におけるジニ係数は依然として高い】
ジニ係数(国民所得分配係数)は、ある国の所得分配における不均等さの程度を測ります。
マレーシアのジニ係数は東南アジアの他国に比べて依然として高い状態にあると、第2財務大臣は所得不均等に対処するための2014年予算グループ会議で語りました。

マレーシアのジニ係数は 2012年末において  0.431です。 例えばタイは  0.4, インドネシアは 0.37、インドは 0.33 です。
「マレーシアのジニ係数は1980年代後期から 0.4レベルに停滞している。」 「ジニ係数は 2009年の 0.441から 2012年は 0.431になったことでわずかに改善傾向を示している。」と大臣。

「最新の世帯収入調査では、マレーシア人の平均世帯月収は 2009年の RM4,025 から2012年は RM5,000 に増えた 。これは年増加率 7.2%です。」 「しかしながら、民族集団の間、都市部と田舎との間、さらに所得階層の間には、依然として世帯収入レベルに隔たりがある。 例えば、都市部と田舎の間の世帯収入ギャップは 2009年の1.8が2012年には1.9により大きくなった。」

(Intraasia 注:可処分所得なのか総所得なのかといった定義が記事に書いてありません。またどこが調べたデータを基にした係数なのか、例えば世銀?、国連? ということも書いていない。貧富の差の巨大さで知られたインドよりマレーシアの係数がなぜ高いのだろう?  ということで大雑把な記事ですね。調べた限りでは世帯所得のジニ係数は日本の方がマレーシアより低いのは間違いない。 )

8月4日のマレーシア記事

【クアラルンプール-シンガポール間に建設予定の高速鉄道プロジェクトの報告書は最終段階】
マレーシアは、クアラルンプールとシンガポール間を結ぶ提案中の高速鉄道プロジェクトの詳細報告書で既に最終段階にあります。

これはシンガポールのテレビ Channel NewsAsia が報じたものです、マレーシア陸上公共交通委員会SPAD の委員長が語ったところによれば、マレーシア側とシンガポール側の高級幹部は、ハリラヤアイデルフィトゥリ祝祭の終わる 8月末に会合を持つことになります。

Channel NewsAsiaでの独占インタビューの形で、委員長は述べました、「このプロジェクトの予算と経費を含めたプロジェクト詳細はシンガポール側の高級幹部との会合の後に発表されます。」 
推定総工費 US$100億のこの高速鉄道は、2020年に完成することが期待されています。

クアラルンプールとシンガポール間の所要走行時間が短縮されて90分間になる見込みであり、プロジェクトは既にいろんな国際企業からの関心を引き付けています、それらは中国、日本、フランス、スペインなどの企業です。

(Intraasia 注:建設に関わる企業陣営やアナリストは,日本の鉄道建設企業を含めて、当然ながら既にこのプロジェクトに非常に肯定的であり、実施決定を待っている段階でしょう。もしプロジェクト実施が決まれば、US$100億という単一プロジェクトとしては最大のものになる。 しかしクアラルンプール-シンガポール間にこんな巨額な予算を費やす鉄道は、国民のためよりも関連企業のためと国家の威信ですね。急ぐ人は飛行機を使えばいいのであり、バス便が毎日何十と運行されており、加えて複線電化工事中のマレー鉄道がある。一体何のために巨額の費用をかけて現在複線電化工事を進行しているのだろうか。
国民のためになるのは、クアラルンプールと東海岸を結ぶ鉄道路線です。現在のマレー鉄道東海岸線は人的と貨物輸送面で極めて非効率な路線である。それはマレー鉄道が20世紀前半に英国の利益のために建設されたからです。 US$100億もの金が使われるとすれば、それは半島部内の鉄道路線を整備し増やすことに使った方がはるかにためになる。または公的予算を使わずに100%民間投資でプロジェクトを進めるべきでしょう)

【銃撃事件がごく最近劇的に増えている】
わが国で最近銃撃事件が目立て増えている、その中でこの1週間は銃撃事件が立て続けに発生したという、実に憂慮すべき事態です。

8月3日:スランゴール州 Kajang。 6月に出獄したばかりの男が自宅で2人組に4発の銃弾を受けて殺された。警察は復讐との見方を排除していない
8月2日:スランゴール州 Pandan Inda. 金宝飾販売業の男性が車を運転中交差点で数発の銃撃を受けた、肩を撃たれながら逃げることができた
7月31日:ペラ州 Parit Buntar。 元逮捕拘束者で指名手配中の男が、路上で至近から銃撃されて死亡。犯人は逃亡した
7月30日:パハン州 Mentakab。 実業家の家と車に少なくとも5発の銃弾が撃ち込まれた
7月29日:ペナン州 Bukit Mertajam。 交差点にいた男が撃たれて足を負傷。 クアラルンプール 良く知られた実業家の男性、75歳、がグループに白昼襲われて射殺され、妻も負傷した。
7月28日:ペラ州イポー。 レストランで食事中に1人は首を撃たれて即死、仲間の2人は負傷した。

【進行中の MRT電車プロジェクトの話題】
(2011年後半に開始された、クアラルンプール内外で進行中の新電車路線 51㎞の建設の MRT Sungai Bulokh- Kajang 路線プロジェクトはクアラルンプール市内区間の多くは地下路線になります。そこでこのMRT電車はチャイナタウン界隈の真下を通る地下路線になることから、チャイナタウンの一部では2012年から既に大規模な工事が行われている)

MRTプロジェクトを進める MRT Corporation と工事で影響を受ける 20の不動産オーナーとの間で相互合意協定が今年5月から7月にかけて結ばれました。 これによってこれまで懸案になっていた工事による不動産への影響問題は片付きました。 合意が結ばれた19のショップハウス不動産及びKL Gospel Hall は政府によって収容されることにはなりません。

3つの不動産のオーナーはMRT Corpとの合意に調印しませんでしたが、土地収用法に基づいて収容されました。その内2つの不動産オーナーはこれに反対せずに賠償金を受け取りました。残りの1つ Lok Ann ホテルはオーナーが合意を拒否したので、収容されることになっている。

合意を結んだ不動産のオーナーは、地下工事の進行中もこれまで通りビジネスを行うことができるとのことです。 MRT Corp 側は、地下工事する地上の不動産を収用することは最初から目的ではないとしています。工事を進めるために地上の対象建物に強化工事を施すことになる、その間はビジネスは続行できません。

MRT Sungai Bulokh- Kajang 路線プロジェクトの建設を請け負う、MMC Gamuda 合弁会社の総マネージャーによれば、「高架部分なる区間の90%は事前に作って組み立てる工法です。9.5㎞ の地下区間には 7つの地下駅を建設し、一連の工事は順調に進んでいる。」 「最も深い地下45mの地下駅のできる Pasar Rakyat 駅一帯では現在大規模な掘り返し工事を進めています。」

(Intraasia 注:ブキットビンタン街、チャイナタウン、Bangkok Bank 界隈といった多くの旅行者も集まる地区でも、交通止めなどして建設工事が進行中です。チェラス地区、 Pasar Rakyat 駅一帯では高台から眺めると、地上での工事の様子がわかります、もちろん地下工事は見えない。このようにクアラルンプールの中心部とその界隈で大規模な工事が進んでおり、そのための交通渋滞も倍加している。あと数年で全く新しい電車路線が竣工することになり、人々の流れが変わることは確かです。かつてLRT電車とモノレールの建設でクアラルンプール内外の人の流れが変わったように。 電車路線は不動産にも大きな影響を及ぼしている。電車網の存在と建設中の新路線はペナン島やジョーホール州にはない、クアラルンプール圏の抜きんでた点です)

8月3日のマレーシア記事

【インドネシアのバタム島へ不法出国した小舟が遭難、40人行方不明】
ジョーホール州の東海岸 Kota Tinggi 地方の海岸から不法出国した小船が波の荒い海で遭難しました。この小船にはハリラヤ祝祭のためにインドネシアへ帰国しようとした、インドネシア人44人が乗っていました。

マレーシアの漁民と当局は、海に15時間ほど漂っていた4人を救助しました、残りの40人は行方不明です。
マレーシア沿岸警備隊の取締り部門の長は語る、「その小船はインドネシアのバタム島へ向かっていた。推測すると小船はTanjung Siang(岬)の沖13海里で荒波に襲われて、木曜日の夜10時ごろ沈んだ。 我々は土曜日朝から救助活動をしている。」 
救助された4人は、26歳から31歳、 Kota Tinggi地方の病院へ送られました。

(Intraasia 注:ジョーホール州の東海岸の長い海岸線の無人海岸から、バタム島などへこっそり向かう小船は少なくないとのことです。もちろん全て違法出国になる。そういう密出国小船が遭難したニュースはこれまでに何回もニュースになっている、遭難さえ発見されず海に消えた小船もあるでしょう。 このルートで違法にマレーシアに来て働き、違法に出国する、一部のインドネシア人外国人労働者の愚かさをいつも思う。いくらかの金を節約するために、無謀なことをしているからです。バタム島がいくら近いといってもれっきとした外洋を小さな小舟で渡るわけです。それも深夜、なんの安全方策も持たずに定員をはるかに超えて。せっかくのハリラヤ祝祭が無駄になるだけでなく、命まで無駄になってしまう)

【 AirAsia Xは日本と韓国路線で成長を目指している】
( AirAsia X を運行する)AirAsia X Bhd は日本と韓国の市場でさらに成長を目指しています。

同社の最高経営責任者は語る、「 AirAsia Xは高い成長の可能性を持っており、この市場でのリーダーに成れるチャンスがある。」 「今年末までに日本との間のフライト数を増やすことで、我々の日本路線でかなりの伸びを予期しています。」 「日本はアジア太平洋地域における我々の主要市場の1つであり、成長し続けると確信しています。」
「 AirAsia Xはその創設以来これまでに900万人の乗客を運びました。  AirAsia Xの平均座席稼働率は東京路線で 85%、大阪路線で 81%です。」

AirAsia X は現在、東京とソウル路線は毎日運航し、大阪と釜山路線は週4回運行しています。

(Intraasia 注:Bhd はBerhad の略で、ブルハットと発音します。マレーシア人観光客向けに日本が事前入国査証取得を廃止したことで、マレーシア人旅行者は確実に増える、格安にマレーシア及び近隣国を訪れたい日本人旅行者もまだ増えると期待できる。3番目、4番目の日本路線の開設を期待しましょう)

【ミスコンテスト参加で話題を呼んだムスリムの4女性は決勝には姿を現さなかった】

7月27日で載せた、ミスワールドのマレーシア代表決勝コンテストに進んだ4人のムスリム女性の参加資格を主催者が決勝直前に取り消した件の後日ニュースです)
2日にマレーシア代表決勝コンテストが行われました。その際コンテスト参観のためにゲスト出席すると語っていたこの4人の女性はいずれも姿をみせませんでした。

主催社の女性代表がその内の1人に電話したところ、「彼女は、連邦直轄領イスラム教庁(JAWI)の調査を受けたとき、その種のコンテスト活動に参加しないようにと警告を受けた、もしひとたび出席したら逮捕も辞さないと言われた、と語っていた。」

(Intraasia 注:イスラム教本流から非難されるマレー芸能人女性が時々います、そういう時彼女たちはいつも”私は敬虔なムスリム”だと主張して言動を変えます。今回のミスコンテスト参加者もまさにその例であり、とってつけたように”ムスリムであることに誇りを持ち、Fatwaを無視するようなことはめっそうもない”などと語っていた。 ファッション界やマスコミの二重基準に踊らされ、自己の持つ容姿の経済的価値に酔っている、この種の女性の本質を示している。彼女たちは一部のムスリム女性運動家と違って、決してムスリム女性の権利を訴えて争うようなことはしない。)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】
1万円を銀行で両替すると RM 320.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 318.3 を入手します。




8月2日のマレーシア記事

【警察が淫売の巣窟足マッサージ店を急襲した】
クアラルンプールの Kepong地区にある1軒の足マッサージ店を、警察本庁の売春・賭博・秘密結社の取締りを専門とする部門の部隊が急襲しました。この店は足マッサージを見せかけにした売春の巣窟であり、買春客に若い女との売春行為を提供しており、処女との色情欲を満たすサービスもありました。

警察は (Kepong地区の有名な)METRO PRIMA 複合ビル街にあるこの店を取り締まって、ベトナム人とミャンマー人から成る計 22人の外国女性を逮捕しました。その内未成年者が5人おり、最も若いのはわずか13歳です。

16人の警察官から成る本庁の取締り部隊は取締りの際、 売春斡旋者の華人2名と 買春客3人も逮捕しました。警察は反人身売買法を適用して、逮捕された未成年少女を取り調べます。成年の売春女性に対しては、出入国法を適用して取り調べます。

取締り部隊の長は説明する、「警察は店を密かにじっくりと数日間監視した。そして7月31日深夜12時前に取締り行動を展開しました。まずビル2階にある足マッサージ店を急襲して18人の外国人女性を逮捕した、内訳は12人のベトナム人と6人のミャンマー人で年齢は17歳から25歳です。その後部隊は同じビルにある7階のアパートユニットを捜査した、そこで未成年少女4人を逮捕、内訳はベトナム人とミャンマー人各2人で、年齢は13歳から17歳です。」

取締り部隊の長によれば、逮捕された女性はいずれも合法的にマレーシア入国したビザを持っていると主張している、ただ代理人が介在しており、警察はそれらを実証するためによく調べているとのことです。

(Intraasia 注:Kepong はクアラルンプール最大の華人地区で、圧倒的多数の住人が華人です。良く知られたMETRO PRIMA 複合ビル街には下階がショップで上階がアパートのビルが建ち並んでおり、さらにJusco が入居している商業ビルがある、一部はコンドミニアムも建っている、広い面積があり商業活動が盛んな一帯です。ただアフリカ人など7外国人の顔を見かけたこともあり、華人だけということにはならない、さらに日中はマレー人もインド人も多く働いている。 足マッサージ店はクアラルンプール圏では至る所にあり、しばしば秘密の付随サービス?のために取締り対象になる。 外国女性は合法的にマレーシア入国しても、それだけ店で働けることにはならない。 まして十代の少女がこの種の店で働く労働許可証を得られるわけがない。ベトナム、ミャンマーの送り出し国側とマレーシア側に女を斡旋する組織があり、そのネットワークに乗って彼女たちはマレーシアにやって来る。 一方若い女を求める客はどこにでも存在する、いつもその種の店の情報を求めていることでしょう。)

【今年上半期の暴力犯罪の件数】
政府の(特命機構の1つである通称) Pemandu がまとめて公表したものです。犯罪統計において 2012年上半期の総件数は76,247 でした、一方2013年上半期は 2120件減って 74,127です。

しかし、凶悪犯罪は同対象期間に増えています。2012年上半期の14,811件から 2013年上半期は 15,098件に増えました、その内武器を使用した強盗総件数は69件から74件に増えました。殺人件数は 2012年上半期の291件から 2013年上半期は 322件でした。
今年の最悪月はこれまでのところ6月です、武器を使用したグループ強盗件数が14件、武器使用の強盗が3件です。

凶悪犯罪とは犯罪統計における下位分類の1つであり、殺人、強姦、武器使用または武器不使用のグループ強盗と単独強盗、暴行から成る。

Pemandu のトップである内閣府の大臣は今週、組織犯罪と凶悪犯罪に立ち向かうために政府は司法長官室と協力して新しい法律を立案することを含めて研究していることを明らかにしました。

(Intraasia 注:今年6か月間で凶悪犯罪が 15098件ということは、1日あたり 83件、殺人が1週間あたり 12.3件ということになる。誰でも多いなと感じる数でしょう)

【マレーシア製作映画 「新村」は上映反対勢力のために公開延期とされた】
マレーシア製作の映画 「新村」 は元々は8月22日公開の予定でした。ところがこの映画は共産主義の要素を含んでいることから、一部のブログとネット利用者から批判を浴びた。そのため内務省から一時映画非公開の声が上がって、映画は映画検閲委員会へ再度送られることになり、上映が延期されました。

映画はまだ上映されてない、むしろ 映画内容がマラヤ共産党に関する内容を含むので、再度論議を呼び起こした。反対論者はこういう題材が映画に使われるべきではないと考える、こうした人たちはまた映画はマラヤ共産党の闘争を美化していると捉える。

奇妙なことがある、それは映画はまだ上映されていない、なのに反対者は映画がマラヤ共産党を美化しているとどうやって断定するのであろうか? (そういう人たちは)マラヤ共産党という字を一度見るだけで風邪にかかると言わざるを得ません。

(マラヤ連邦が)独立して56年経った、マラヤ共産党は(タイ深南部の山地にあった)基地を出てマレーシア政府と和平協定を1989年に結び(解党して)既に24年経った。それなのに国内にはマラヤ共産党という字を見るたびに異常に敏感に対応する人たちがいる。

映画 「新村」は一度は検閲委員会の審査を通った、審査員は問題はないと判断した。なにゆえに一部の人はこうもマラヤ共産党に過敏に反応するのか。

(Intraasia 注:華語紙のある編集幹部の個人主張とのこと、こういう記事を載せるところが華語紙らしさの1つでもある。マラヤ共産党は既に解散して久しい、マレーシアに帰順しなかった元幹部らはタイ深南部の山間に住んでいるが、もはやマレーシアに何の影響も持たない。新村とはいわゆる New Villageで、1940年代末から60年代にかけて、当時の政府が華人を囲い込んだ村です。つまりマラヤ共産党と華人の接触を断つために、華人を人工的にこしらえた村に強制的に住まわせた。 映画 「新村」は当時を背景にした恋愛物語だそうです。しかしそれでも一部の頑固な保守主義者らは、その比較多数はマレー人でしょう、マラヤ共産党が扱われること自体に反発を感じるようです。 マレーシアの映画が正面切ってマラヤ共産党を描くのは極めてまれであり、それは公開はされなかった。この映画では背景の一部として扱われるそうですが、それでも強い抵抗にあっているようです。これがマレーシアの風土と言えば風土だが、芸術、娯楽表現としての映画、映像にまこと制約が多いという実態はこの二十年あまり変わっていない)

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