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Selamat Datang ke Malaysia !
「新聞の記事から」は日本人が興味を抱きそうなことだけを対象にしていません。幅広くマレーシアを姿を伝えるためにニュースを選びその解説を加えています。

(画像はM.I. さんの製作です)

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10月31日のマレーシア記事

【回収した使用済み食用油を再度使っている飲食施設が大変多い】
マレーシアイスラム教消費者協会は嘆いています: 国内のレストランと飲食店の内90%以上が料理の際、再度循環させて容器に詰めた食用油を使っている、こうした再利用油はガンを含めたいろんな病気の誘因になりかねません。

こうした油は人の健康に影響を与えるだけでなく、そこらじゅうにある店で使用済み食用油を収集する活動が第3者に数百万リンギットにも及ぶ利益をもたらしています。
マレーシアイスラム教消費者協会の幹部は語る、「我々が発見して知るところでは、無責任なそういったものたちはマレーシアパームオイル連盟が発行した免許を使って、食べ物を販売する店や業者から一定価格で食用油を集める、そしてその油を業界に売るのです。」

「さらに悪いことに、本来はバイオディーゼル産業向けに転用されるはずの油が、再度循環されて市場でずっと安い価格で販売されています。」
「確かに、そういった油は安い故に注目を得ます」

(Intraasia 注:ある食品でA社製をB社製、C国製を自国製といって販売するのとはわけが違い、健康を害するものを混ぜたり新たに容器に詰めかえて販売するという、倫理観のなさが依然としてマレーシア社会にある。 これは珍しいことではない。最近も、鶏の内で田舎産は人気が高く値段も高いので、ブロイラーに皮用の染料を混ぜて塗りこみ田舎産鶏として売っている現状が暴露されました。また民間薬などには、保健省が有害指定している成分を含有している、非認可品が少なくないことがしばしば指摘されている。それでもこういう商慣行はなくならず、公然と売買されている。取締りだけでなく、商売倫理の向上と保健知識の普及化がより求められます)

【信用格付けにおいては 西欧が抱く偏見がある】
(マレーシアの2大銀行グループの1つである)CIMB グループ持ち株会社の最高経営責任者である、Nazirはフォーラムで主張する、「信用格付け会社による経済評価とリスク特性において、西欧の偏見が明らかにある。」 「現代のグローバル金融システムを見たとき、西欧によって組み立てられ、支配されている。例えば格付けシステムを見れば、Standard & Poorと Moody によって支配されている。」

「私の疑問は、我々はS&Pと Moody にかくも依存しているのだろうか?というものです。彼らは我々の信用度を適正に評価しているのだろうか?」

「アジアの銀行業が力を強めていることを目にしている。日本と中国のそれは、再び上昇している、そしてもちろんアセアン(ASEAN)の銀行も上昇している。」
CIMBグループの最高経営責任者はまた、CIMB はフィリピンにおけるビジネス拡大の機会を探していると語りました。CIMB は先に San Miguel からフィリピンの銀行の株式を買収しようとしていましたが、この交渉を止めました。

(Intraasia 注:今年中頃 Standard & Poorかな? Moodyかな、マレーシアの国としての格付けを一段下げました。世界にわずか数社しかない大信用格付け機関は企業だけでなく国も格付けする。 マレーシアの代表的銀行グループのトップとして、西欧基盤の機関による西欧視点による格付けに不満があるという主張の表明です。Intraasia も留保する点はあれど同感です。マハティール元首相はしばしばこの種の観点を表明してきた。 ところでこのCIMB最高経営責任者はナジブ首相の実弟です。英国や米国やオーストラリアで高等教育を受けた典型的マレーシアエリートの1人でもある。企業経営人にはこういうタイプが多い) 

【騙されたと訴える者もいる外国人女性74人が売春容疑で逮捕された】
スランゴール州クランで、警察の反売春・ギャンブル担当部門の警官部隊が、買売春取締り活動を行いました。この活動で売春行為をしていた74名もの外国人女性が逮捕されました。

逮捕された女性の中には、マレーシアで大いに稼げると騙されて借金をしてマレーシアに来たと、涙を流して訴える者もいました。思いがけず違法グループによって売春の罠に落とされた、と訴える。

彼女たちはセックス奴隷に貶められることで、毎日必ず7人の客を取らなければならない、そうすれば1年間で借金を返すことができて自由の身になれると、女性を見張るグループの者たちに言われた、と女性らは訴える。

(Intraasia 注:クランはこの種の活動と違法的な風俗商売でよく知られた地です。 数えきれないほどニュースになってきた。しかし一向になくならない。それにしても一晩の取締りで逮捕者74人とはすごい数だ。店で働く者の中には逮捕される者があっても本当の経営者はまず捕まらない。さらに客たる買春者は事情聴取程度で逮捕されることはまずない。まこと不条理で不公平な社会です。 ただ外国人女性が本当に”仕事”内容を知らずにマレーシアに来たとはどうも思えない。そんなにうまい話がどこの国であれ世の中にあるわけないのに)
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10月30日のマレーシア記事

【国民小中学校で牛をとさつするのはイスラム教育の一部だという説明】
国会での論戦の中で、野党陣営の民主行動党DAPの議員(名前からインド人議員だと推定される)は主張する、「国民学校では牛の屠殺(とさつ)を行っている、このことはインド人同胞にとって不敬であり宗教的敏感感覚に欠けるものである。」

一方与党陣営のUMNO党の議員(マレー人議員)は、「国民学校が牛をとさつするのは、ムスリム生徒にとって学校教育の一部なのです。」 「学校における牛のとさつは、さらにムスリム生徒に対して実際的教育課程の1つでもある。」 「国民学校における牛のとさつは、一般的なとさつとは違って、学校の課程の一部です。牛を犠牲(korban)にすることを通して、学校で教えるイスラム教学習課目中にある法理学的な面を教えている。」

(Intraasia 注:この華語記事の最後の部分が今一つはっきり読解できませんが、要旨は上記のようなことです。イスラム教の祝祭日に Hari Raya Korban = Hari Raya Aidil Adha があるように、"korban" はイスラム教のいわば故事にちなんだ重要な教えの一つといえる。だからこのマレー人議員は、学校における牛のとさつは実際的教育の一つだと説明している。  Hari Raya Korbanのような祝日や他の慶事には、モスク敷地内やマレー村の広場などで牛がイスラム教の定めるあり方でとさつされる。実際には見たことはないので、その写真サイトを書いておきましょう、クリックしてください)

【在クアラルンプール大使館から米国はスパイ活動を行っている、との最高機密が暴露された】
(米国の機密情報を暴露したことで逃亡者となっている)Edward Snowdenが暴露した秘密文書によれば、米国は在クアラルンプールの米国大使館に設けた監視装置を通して、電話盗聴とコミュニケーションネットワークの監視をしているとのことです。 

29日に発行されたドイツの週刊誌  Der Spiegel の記事の中に、世界中90か国において設置されている米国の監視装置を描いた地図があり、それにはクアラルンプール、バンコク、ジャカルタなどにある米国大使館が含まれている。

この2010年8月付けの地図には、米国の密接な同盟国である、オーストラリア、英国、日本にはこの種の監視装置の存在が示されていない。

8月にはオーストラリアの情報機関筋が、逃亡者Snowden が暴露した最高機密機器  XKeyscoreがアジア太平洋諸国の一つとしてマレーシアをも監視するために使われていることを、裏付けました。

(Intraasia 注:高度な情報機能を備えた国家のスパイ機関は世界中の通話からある特定の人物や組織を狙って監視でき、実際に実行している、一方Google は世界中の全利用者のサーチと閲覧傾向を把握している。1回でも携帯通話をすれば管理する情報の1コマに加えられる、1回でもGoogelを利用すればその情報はGoogleの情報管理網に収集されてしまう。 恐ろしき現代技術と発想だとつくづく思う)

【世界銀行のビジネス環境番付で、マレーシアはトップ10に入った】
世界銀行の発表する、世界銀行2014年ビジネス環境 の番付で、マレーシアはトップ10か国に初めて加わりました。

前年の報告書ではマレーシアは12位でした。その後マレーシアは会社登記の手続きを緩和、建設許可や電気の架設申請の緩和を行い、今年の報告書では6位に躍進しました。
ビジネスを行う上での易しさを示す、今年の番付でのトップ5国は: シンガポール、香港、ニュージーランド、米国、デンマークです。ここまでは前年と変わらず。
ちなみに中国は96位、ロシアは92位、です。

世銀はその報告書の中で、「企業のダイナミックな経済環境を補助していく上で、政府は重要な役割を果たす」と述べる。
一方、非政府組織や順位134位のインドは世界銀行のこの番付に用いる方法論を批判しています。

世界銀行によるこのビジネス環境調査は11年目に入り、世界189か国を調査しました。各国におけるビジネス開始に要する日数の長さ、税金還付や輸出入に掛かる日数の長さなどを指標とし、それを基にした番付です。

(Intraasia 注:世界のいろんな国際機構や民間の経済リサーチ機関、銀行などが様々な経済番付を発表している。それに一喜一憂するのはのおかしなことであり、また一切無視するのは高慢なあり方と言える。 マレーシアが世界銀行2014年ビジネス環境 番付で10以内に躍進したということなら、そのこと自体は結構なことです、といってそれを過大評価するのも賢いとは思えない。まあ、マレーシアはビジネス環境で以前から困難な国ではないことは確かです。イントラアジアでさえ1990年代に一時ささやかなビジネスを立ち上げたくらいですから(笑)。 ところで企業はビジネス環境が易しいからだけを指標にビジネス展開するわけではない、中国やミャンマーを例に挙げればわかりますね)

10月29日のマレーシア記事

【雨期に入ったことで東海岸州の当局は浸水などの災害に備えている】
(半島部は)雨期に入ったことで、東海岸州の当局は多くの地方が浸水などに見舞われることを予期して、そのための準備をしています。

その前兆は既に発生しており、クランタン州Gua Musang地方では、複数村の26世帯100人ほどが大雨と川の氾濫による浸水の影響で避難しました。またGalas川に架かった1つの橋が流されました。

トレンガヌ州政府は、州内の18か所に前進基地を設けました、基地には食料と生活必需品が備蓄してあり、災害が起きた場合の被害者に迅速に配布できるようにしてあります。

排水と灌漑庁は、トレンガヌ州内の198か所が浸水被害を受けやすい地であると特定しています:  Besut地方30箇所、 Setiu 地方 21箇所、 Kuala Terengganu 地方 17箇所、 Marang地方 27箇所、 Hulu Terengganu 地方 29箇所、 Dungun 地方 32箇所、Kemaman 地方 42箇所。 住民は詳しい情報を州の安全管理委員会に電話で問い合わせることができます。他にも州警察本部の管理室などにも尋ねることができる。

(Intraasia 注:毎年雨期シーズンに繰り返される、川の氾濫、道路と家屋の浸水です。どこがこうなり易いかは当局も住民も経験上よく知っていることでしょう。西海岸側の巨額開発も結構だが、地方の町や村のごく基本的な治水事業にもっと金を使ってほしいなと思う。) 

【マレーシアはカンボジア人メイドをまた雇用することになる】

マレーシアの行政首都プトゥラジャヤを訪れた、カンボジアの首相府大臣と会談した後で、内務大臣は明らかにしました。
「マレーシア政府とカンボジア政府との間で覚書が数か月後に締結されたら、カンボジア人女性がマレーシアに送られてきて住み込みメイドとして働くことになる。その数は月あたり1千人になるでしょう。」 「インドネシアからメイドとして働く人員を移入することに困難がおきていることから、マレーシアはカンボジアに目を向けている。」

「現在約3万人のカンボジア人がマレーシアで働いている、そのほとんどはメイドです。」と内務大臣は記者団に語りました。
またカンボジア政府は、自国に送り出しメイド用の訓練センターを設立することに同意しました、そこでメイド候補は事前にマレーシアの言葉、文化、労働慣習などを学ぶことになる。

カンボジアにはImigresen官署が3つしかないとのことで、カンボジアがその Imigresen運営とパスポート発行システムを向上させるために、マレーシア政府はカンボジア政府を援助する用意があると、内務大臣は述べました。「カンボジアの上級官吏向けに”訓練官用の訓練プログラム”の形で、カンボジアを援助していきます。上級官吏がマレーシアの Imigresen官庁に滞在してパスポート発行システムを学びます。」

「カンボジアが犯罪に取り組むために、マレーシア政府が上級と中級の警察官向けに訓練を提供することを、カンボジア側に申し入れた。」

(Intraasia 注:インドネシア人メイドの供給が途絶えても、家庭内住み込みメイドの雇用に固執する世帯が減らない、且つメイドを不要とするような社会仕組みへの転換がまったくなされていないので、中流層以上からのメイド需要は高い。そこでマレーシア政府も供給先国家の多角化を模索している。その1つがカンボジアです。少し前にカンボジア政府は、マレーシアにおけるカンボジアメイドの待遇のひどさからカンボジア人メイドの供給を禁止した、ということはこの禁止措置を撤回することになるようです。3万人も現在働いているのだろうか?
住み込みメイド雇用を止めることができないのであれば、せめてメイドを普通の外国人労働者並みの労働と雇用条件にしなければならない。現在でも依然として、住み込みメイドには同等扱いが認められていない。 カンボジア人メイドが自国で数か月程度訓練を受けたとしても、マレーシア語または英語が十分に使えるようにはなりっこない、マレーシア人世帯は最初からそこまでメイドの言語力に期待していない、それでもマレーシア人雇用主は、メイドに幼児や病人や高齢者の世話をさせます。メイドは単に家事だけをするのではありません。 なおカンボジア人に限らずメイド向け訓練では、例えば電化製品の使い方、家事のやり方、赤ん坊の扱い方などを教えるカリキュラムが組まれているそうです)

【タイ深南部で爆弾処理の警官3人が爆発で殺された】
タイ深南部3県の1つナラティワット県のBacho地方で、道路に仕掛けられた爆弾の信管を外そうとしていた警察の爆弾処理チームの3人が爆発によって死亡しました。

道路に爆弾が仕掛けられているとの通報で、警察が駆けつけました。この地方は9年前に深南部での不安定化が始まって以来、イスラム武装反抗派の活動がしばしば伝えられています。また警察によれば、同じ道路の区間で、別の仕掛け爆弾が発見され、それは安全に処理されたとのことです。

既に6千人近い犠牲者が出ている深南部では、武装反抗派の道路仕掛け爆弾による治安部隊を狙った攻撃はよく起きています。専門家は、武装反抗派はますます洗練され強力な装置を使うようになっているとみています。

マレーシアが斡旋した、タイ政府側と深南部武装反抗派の一部グループとの間での話し合いは(今年)始まったばかりですが、深南部では爆弾や銃撃による攻撃は依然として続いています。10月に予定されていた話し合いの回は、攻撃が引き続く中、延期されました。

(Intraasia 注:道路の仕掛け爆弾は、前からずっと起き続けている。ここで言う道路とは、バンコクと深南部県都を結ぶ長距離バスが走行するような幹線道路ではない。幹線道路は交通量が多すぎて、多分爆弾を仕掛ける暇もないでしょうし、狙った車輛だけを爆発させるようなことも無理でしょう。県内の村や町を結ぶ地方道が対象となるはず。こういう地方道は、一般車両に加えてソーンテーオと今では数少なくなったおんぼろ地方バスも走っている。こういう地元民の足は狙われることはないので、タイでは昔から地元民の足だけを利用することにしているイントラアジアは深南部でもその利用自体には不安を感じない。ただし市場や街頭などで起こる治安部隊などを対象としたテロ行為では地元住民を含めて誰であれ巻き添え被害を受ける可能性はある)

10月28日のマレーシア記事

【国内で伝染する病気が増えているのは外国人労働者のせいである】
保健省は、国内においてとりわけ結核、マラリア、B型肝炎、梅毒、ハンセン病といった伝染する病気が増えていることに関して外国人労働者の氾濫が原因であると確信しています。

保健省大臣は語る、「このことは、2012年に健康診断を受けた外国人労働者130万人の内の78000人つまり3%が、こうした病気を持っていることがわかったことから、証明されます。」
「例をあげれば、外国人労働者の氾濫によって結核が2008年は人口10万人当たり63件(の発生)だったのが2012年には10万人当たり71件に増えました。」
「2011年には(保健省に)報告された2万件もが発生して、その結果1600人もの死亡者を出しました。」

(Intraasia 注:推定300万人前後もの合法と非合法の外国人労働者が働いているマレーシアです。外国人労働者はマレーシアよりずっと衛生状況と医療保健制度の整っていない国々からやって来ている、ですからマレーシアが多数の外国人労働者を受け入れる、外国人労働者に依存するということは、病気を持った外国人労働者が国内にやって来る可能性が十分あることは、最初から認識すべきことのはずです。外国人労働者受け入れ時に送り出し国側で一応健康診断はすることになっているが、それが不十分であることは経験上既に明らか、そこでマレーシア側では雇用者なり代理業者が受け入れ開始時に外国人労働者を義務として健康診断する。不法外国人労働者の場合は、この健康診断はなされない。よって後日発見される例も当然出てくる。
当サイトではしばしば外国人労働者のことを記事にしています、事実として世界では数億人の外国人労働者または移民労働者が存在している、水が高いところから低いところへ流れるように、仕事が十分ない国または賃金が極端に低い国の労働者は、職を求めてまたは賃金の高さを求めて、受け入れ国へ流れていく。世界中で起きている現実であり、受入国側が禁止しても不法に入り込むことを根絶はできない。そこで外国人労働者や移民労働者を秩序ある受け入れ方をどのように行い、どの程度人道的に管理するかが重要になってくる。
ところで、記事に書かれた3%という数字は間違いではないだろうか、計算すれば6%になりますから。)

【デーパーバリ祝祭が近づいて、大都市のリトルインディアとバザールはインド人買い物客で大賑わい】

ヒンズー教の祝祭デーパーバリ、11月2日、が近づいています。スランゴール州(で最大のインド人商売地区つまり リトルインディアである)クランの Jalan Tengku Kelana通り界隈ではジャスミンの花がたちまち売り切れてしまいます。

この通りにある数軒の花屋では、ジャスミンの花は仕入れてもすぐに売れてしまうのです。花屋の主は説明する、「ヒンズー教徒はデーパーバリの1週間前にはジャスミンの花を買います。」

デーパーバリ祝祭前の最後の週末であった先週末、ペナン島のジョージタウンのリトルインディアは、祝祭用の買い物客で非常に混雑しました。
サリー(服)を探している買い物客は言う、「最後に近づくと商品が安くなることのが多いので、最後の段階で買うのが好きです。」

(Intraasia 注:マレー人はハリラヤ前に、各地で設けられる特別バザールなどで大いにショッピングする、インド人も同じようにデーパーバリ前はショッピングのハイシーズンです。国民人口の8%に過ぎないインド人ですから、国内に極めて偏在している、そこでインド人がとりわけ多いいくつかの半島部西海岸側都市にリトルインディアがある。どの宗教徒もその大祝祭前にはまこと熱を入れて買い物するなあと、いつも感じます)

【UMNOが保有する新聞でもある、主要マレーシア語紙が再度華人界を批判】
(マレー政党UMNOが保有し、マレー人界の保守本流的な声を代表するマレーシア語紙) Utusan Malaysia は今年5月の総選挙時に、編集部の声を代弁するコラム名 Awang Selamatで “Apa Lagi Cina Mahu?” 華人はこれ以上何を望むのだ? という一文を第一面に大きく掲載したことで、話題を呼びました。その主張は、総選挙で華人界がマレー人基盤のBarisan Nasional (国陣) 側を拒否したことからです。

同紙は昨日掲載した Awang Selamatの中で、再度同じような主張を述べたとのことです。その中で、華人界はマレー人の政治的力を取り除こうとしていると、華人界を批判しました。華人界には政府が数々の機会を与えてきた、そして華人界はそれによって豊かになったにもかかわらず、だと主張する。

「このメッセージは、華人コミュニティーは批判されたくない、そして華人界の作り出す民族強調政治の技法は行き過ぎており危険だという事実を人に気づかせる、ものなのです。」 「Awang はマレー人を気の毒に思う。華人界にこれほど多くのことを長年してあげてきたあとで、我々は引き続き傷つき裏切られている。」

(Intraasia 注:他言語紙でこの記事を知って、Utusan Malaysiaのサイトを見たがまだ載せてないのか、探し方が悪いのか、見つかりませんでした。ここでははっきりと書きませんが何かを示唆する、あからさまな批判です)

10月27日のマレーシア記事

【2014年度予算案の内容、その続き】
・マレーシア技術資格証明コースにおいて、全ての産業訓練学院での6か月間のレベル1からレベル3は一つの段階に設定する。これは人的資源庁の管轄です。
・グリーン技術の発展を促進するために、グリーン技術設備を購入した場合は投資税控除を認める、個人にはグリーン技術サービスとシステムに関して所得税控除を認める
・インド人向けに、教育と技術訓練を強化するためにRM 1億を配分する、これにはタミール語の就学前教育所を176か所設置、i-Sinar プログラムの導入が含まれる
・官庁の建物に太陽光発電設備を載せる。またLED電燈に交換する。
・とりわけ都市部向けに、上水道の浄水場とダムを建設する予算としてRM 12億を配分。

・(学校の修繕、設備費などとして)国民小学校にはRM 1億の予算配分する。国民型華語小学校、国民型タミール語小学校、政府補助宗教学校、キリスト教ミッションスクール、寄宿生学校、Mara初級理科学校、人民宗教学校については、それぞれRM 5千万の予算配分。合計はRM 4億5千万になる。
・法人税を2015年にさらに1%下げる、従って24%になる予定。
・中小企業向けの法人税は20%から19%に下げる。
・1つのマレーシア住宅計画(PR1MA)において、RM 10億を予算配分することで、8万軒分の住宅建設に備える。この住宅は市価より20%安く設定し、21歳以上のマレーシア国民に販売する。販売価格RM 10万から40万までは抽選方式にして、購入資格は個人または夫婦で月収がRM 2500から7500まで。なお購入から10年間は転売を禁止する。

【住宅不動産利得税の改定内容】
住宅購入をしてその住宅を売却する場合にその利潤に掛かる不動産利得税 -2014年1月1日から実施

購入から3年以内
マレーシア国民及び永住者:30%,  外国人:30%,
購入から4年まで
マレーシア国民及び永住者:20%,  外国人:30%,
購入から5年まで
マレーシア国民及び永住者: 15%,  外国人:30%,
購入から5年を超える(6年目から)
マレーシア国民及び永住者: 0%、 外国人:5%

購入と売却が会社の場合は、マレーシア国民と同じただし6年目だけは5%になる。

(Intraasia 注:高級住宅不動産市場の過熱を抑えるために、2014年度予算案で導入された政策です。マレーシアの不動産に投資する日本人はこれをよく承知しておきましょう)

【また1社マレーシアのデベロッパーが日本でスキーリゾート開発をしている】
(マレーシア企業の)BUKIT Kiara Properties Sdn Bhdは初の海外進出として日本のスキーリゾート白馬へ向かいました。
この背景には(華人の共同オーナーでグループ経営者である)Tong氏の大好きなことの1つに関係しています。彼はスキー好きで、2004年から白馬またはニセコへ毎シーズン家族でスキー休暇を過ごしてきたとのことです。ニセコは北海道の、白馬は長野県の、日本の有名なスキーリゾート地です。白馬は東京から列車で5時間、容易に行くことができ、強いブランド名を持つ。

そこで白馬でのビジネス展開の考えがTong氏に浮かびました。それが同社グループ初の海外進出になり、 Koharu Resort Hotel & Suitesのオープンに至りました。マレーシアのメディア陣は招かれて第1段階が完成したリゾートに宿泊しました。同リゾートの一般客向け公式オープンは今年12月になります。
「オーストラリアやアジア各国からスキーをしに日本へ行く人が増えます。オーストラリア人は休暇にお金を使う」と彼は観ています。

BUKIT Kiara Properties Sdn Bhdの白馬のリゾート開発は、総投資額RM 550万(1億8千万)の予定で、全ての完成には3年かかります、種々のタイプから成る総部屋数は67. (Intraasia注:場所は白馬八方尾根らしい)
Koharu Resort Hotel & Suites は、1.5エーカー(約0.6ヘクタール)の土地に建ち、全面的に完成すれば白馬で最大級のスキーリゾート不動産になる

ニセコでは既にマレーシアの大手デベロッパーのLow Yat Group と YTL Hotels がリゾート開発をしています。興味深いことに、白馬はニセコに次ぐ有望な地であると売り込まれている。

「我社は、品質、革新、いたわり、一貫性といった社の価値観の点から、海外投資の機会を注意深く研究した。」 「第一段階の建設は設計と申請を含めて2年間で完成できた。」 「このリゾートの部屋を売り込む主対象はオーストラリア人です。オーストラリアにある指定代理店は既に多くの問い合わせを受けている。」

販売価格は、スタジオタイプ(25から37平米)が1400万円から、1寝室タイプ(45から50平米)が2300万円から、2寝室(77から93平米)が3670万円からとのこと。「ユニットが全く売れなくても、我社はそのままリゾートして運営します。しかしこれまでの反響から、販売できると考えている。」 「各ユニットは一般的な日本の宿泊施設よりずっと広い」

BUKIT Kiara Properties Sdn Bhdと経営者は、マレーシアの不動産業界ではその革新性とデザインの良さ、及びMont’Kiaraを一流住宅地に仕立てたことで知られた存在です。

(Intraasia 注:このデベロッパー名を見てすぐ思い浮かばなかったが、Mont’Kiaraの有名デベロッパーの1つなんですね。マーケッティングは日本人対象ではないのがユニークだ。京都ではBerjayaグループがホテル建設プロジェクトを既に発表している。2000年以前にはマレーシアのデベロッパーが日本で不動産開発は考えられなかったが、時代は変わりこれで4,5社目?、結構なニュースです。余談ですが、白馬のリゾートという文字に思わず懐かしくなった。ちょうど40年前の1973年―74年冬にシーズンを通して白馬隣のスキーリゾートで住み込みアルバイトした。それ以後全く現地を知らないが、日本へ行ったとき雑誌・新聞で、ニセコ、白馬など複数スキーリゾートの客に近年外国人が大幅増しているという記事を読んだことを覚えている。まさに時代は移り、ビジネス界の状況は変わっていく)




10月26日のマレーシア記事

【2014年度予算案をナジブ首相が発表した】
(毎年、次年度予算案の発表がたいへん待ち焦がれ且つ社会的に話題にされます。今年も同様です。予算案の中には、政府政策として即実施される項目も一部あります。一般的に各項目は国会の審議を経て決定していきますが、国会の可決を不要とするものも少なからずあるようです。なお国の会計年度は暦年と同一です)

2014年度予算案を財務大臣を兼務するナジブ首相が国会で発表しました。
その中で、2015年4月から物品サービス税(いわゆる消費税にあたる)を 6%の税率で実施するとしています。同時に所得税率を 1%から 3%引き下げる。
物品サービス税の対象から除かれるもの:住宅不動産の売買と賃貸、バス、電車、タクシー、フェリーなどの公共交通機関、高速道路通行料、教育サービス、医療サービス、米、砂糖、小麦粉、調理油といった基本食料品

2013年度の経済に関して -2013/14 経済報告書から
・2013年の経済成長率は4.5%-5%になると見込まれる。これは民間投資の伸び 16%によるところが大きい。
・外国からの直接投資額は2013年上半期は好調でRM 182億になった、対前年同期はRM 159億でした
・民間消費は7.4%の伸び、公共消費は7.3%の伸びになる見込みです

2014年度の経済に関して -2013/14 経済報告書から
・2014年の失業率の予測は 3.1%で、消費者物価上昇率の予測は 2%から3%になる。
・2014年の1人あたりの国民所得は  RM 34,126 になると期待される。2013年の予想値はRM32,144.  2012年はRM 30,856.
・(そこで国家の目標である)2020年には1人当たりの国民所得をUS$15000(RM 46500)にするという目標の達成を確信する。
・2014年の連邦政府歳入はRM 2241億になる予測です。 2013年は2204億になる予定、2012年の2079億から6%の増加見込み。
・国家の国内総生産高GDPに対する財政赤字の比率は、2013年の 4%から 2014年は3.5%に下がる見込みです。
・財政赤字を漸次減らしていくことを約束している、財政赤字の額をGDPの55%を超えないようにする

予算案で列記された内容から主なものを抜粋
・政府は高速ブロードバンド接続プロジェクトを実施してきた。都市部にに行きわたるために、民間と協力して第2段階に入ります、この予算額はRM 18億。インターネット接続スピードは10 Mbpsになることを期待している。
・サバ州とサラワク州において、インターネット接続地方を増やすために、海底ケーブルを今後3年間に予算RM 8億で敷きます
・1つのマレーシア年金プログラムへの政府拠出を5%から10%、つまり年額RM 60から120へ増やす。実施期間は201年1月から2017年末まで。
・1つのマレーシア企業家プログラムを立ち上げる
・露店屋台商売人用企業家プログラムにRM 1億を割りあてる。ソフトローンの年利は4%、最大ローン額はRM 3万。

・被雇用者の中で、毎月給料から税金の天引きを受けている者に対して、その天引きが税の全てであると認められれば、翌年の’所得とその税申告’をしなくてもよい、との案を提示。この案が実行されれば2014年の申告時から取り入れることになる。
・補助金政策は再編成し漸次減らしていく、その際現金給付などで代替えする。 なお砂糖に出している補助金RM 0.34/kg を即時に全廃する、実施は2013年10月26日から。
・ブミプトラの株式保有率を増加させるために、中小企業銀行はRM 3億のブミプトラ株式基金を設定する。ここが、ブミプトラの中小企業が株式上場企業の株式を購入するための融資を行う

・不動産利得税の改定を行う。 不動産取得から3年以内に売却した場合、その儲けに対する利得税率を30%に引き上げる、取得から4年から5年以内に売却した場合その儲けに掛かる税率は、4年では20%、5年では15%にする。取得から6年目以降の売却には、市民においては利得税は掛らない、会社の場合は5%掛かる。
・外国人が購入できる住宅不動産の最低価格を、現行のRM 50万からRM 100万に引き上げる。
・1つの住居計画において、建造比率を低価格住宅を最低20%、中価格住宅を20%に設定する、その場合、低価格住宅はRM 45000、中価格住宅はRM 17万に設定し、建築面積は最低90平米で、少なくとも寝室が3つ且つバスルームが2つ。

・中所得階層のために特別な所得控除を行う。2013年度のにおける月間所得がRM 8千までの者に、特別控除額としてRM 2千を認める。このことで所得税の減額は最高でRM 480.
・世帯の月間所得RM 3千未満の世帯への”1つのマレーシア民衆援助金”下での援助をRM 500から650に増額する。
・”1つのマレーシア民衆援助金”に基づいて、世帯月間所得RM 3千から4千までの層には、援助金RM 450を提供。
・”1つのマレーシア民衆援助金”に基づいて、21歳以上で且つ月間所得がRM 2千以下の者に援助金RM 300を与える、これまではRM 250、
・公務員には、2013年用ボーナスとして半月分、又は最低支給額RM 500を、204年1月に支給する
・小学校と中学校生徒には、1人につきRM 250の書籍購入バウチャーを引き続き支給する

・教育面への予算配分はRM 546億、全体の21%にあたる。
・1つのマレーシア診療所は既に234か所に設置、それをさらに50か所増やす。
・医療面として、RM 221億を配分する、その内看護師の追加6800人、医薬と医療設備購入用にRM 33億。
・警察には犯罪軽減させるための費用としてRM 88億の予算配分、軍隊には軍備充実費としてRM 132億の配分

(Intraasia 注:予算案で最大の注目を浴びるのは、2015年4月から物品サービス税を導入すると、1年半も先に予告したことです。東南アジアの他国は既に導入している国が多い)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】
1万円を銀行で両替すると RM 317.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 308.7 を入手します。

10月25日のマレーシア記事

【キャメロンハイランドの川辺の村で起きた水害】
キャメロンハイランドの中で、野菜と花の栽培地として主要な地方が Ringlet です。そのRinglet にあるBertam地域の村でで災害は起きた。この村はBertam川の川べりに位置し、この川辺には多くの農園があります。

Ringlet には他にも、野菜、花、茶を栽培する農園で知られた Boh, Habu といった農園村が存在している。
そしてキャメロンハイランドの野菜と花の農園は、これまでにも何回も災害の現場となってきた。

キャメロンハイランドでは長年に渡って続く、絶え間ない且つ抑制の利かない土地開発が土地の浸食を起こし、Sultan Abu Bakar ダムに多大な沈積を起こしてきました。
22日一時豪雨がキャメロンハイランドを襲い、その地域の深夜住民らが寝ている時、ダムから過剰になった水を放出するというサイレンが鳴らされた。
その地区の住民は、ダムの水位が多少上がる度にこれまでも何回も聞いてきた。そこで彼らは聞こえても起きることはしなかった。 そこへ激流となって水が流れてきた。(100台ほどもの)自動車や家屋を押し流し、村の農民の作物である野菜などを破壊してしまった。

このダム放水による激流の発生出来事によって、3人の人が死亡し、何百人かの住民の家が損壊したり破壊されました。
悲劇ではあるが、NGO団体 ”キャメロンハイランドの地域環境を啓蒙する” の会長は主張する、「しかしこれらの出来事は、人為的過ちです。 」

上流のダムから Sungai Bertam地区へ水を放出するという、警告のサイレンは、キャメロンハイランドの Sungai Bertam地区の住民にとってなんら珍しいことではない。サイレンは深夜1時前になり終えた。そこで住民はそのまま寝ていたのです。

NGO団体 ”キャメロンハイランドの地域環境を啓蒙する” の会長は語る、「電力会社Tenaga Nasional は、サイレンを鳴らすことによって地域住民が避難するのに十分な警告時間を与えました。会社は30分間サイレンを鳴らし、その後にダムから水を放出した。」 「その警告を無視した住民がいるのはなぜなのかはわからない。」

政治家を含めた多くの人たちが、Sultan Abu Bakarダムの水放出に関して何が問題だったのかを検証するための、独立した非党派的な委員会を設置するように求めています。
民主行動党DAPの州議長は主張する、「電力会社が言ってるように、手順に沿ったとしても、それは受け入れられない。それがこんな災害を引き起こしたのです」

(Intraasia 注:キャメロンハイランドの過剰開発と抑制されない開発法に関しては、長年数々のニュースになってきました。単なる偶発的災害ではないだろうことは、環境問題の素人でもわかる)

【マレーシアのHELP 大学が北朝鮮の金正恩第一書記に学位を授与した】
マレーシアの(よく知られた)私立大学が北朝鮮の金書記に名誉博士号を授与したことで、批判が起きています。

HELP大学の発表によれば、クアラルンプールにある北朝鮮の大使館で簡単な儀式の下で授与した。平和と繁栄活動ための教育の下民衆に届く橋を架けるためとのことです。
「今後6年位の間に、北朝鮮は建設的なあり方で世界と対話するであろうと、私は期待している」 とHelp大学の学長は声明で述べました。

北朝鮮の公式通信社は、経済学位が10月3日に授与されました、北朝鮮の大使がその証明を受け取りました、と伝えた。

HELP University が外国の元首に学位を授与したのは初めてのことだと、マレーシアのニュースは報道する。この件は今週外国政策のブログに現れた後で公表されました。そしてマレーシアのソーシャルメディアから大きな反応が起きています。

(Intraasia 注:外報通信社の配信記事です。HELP Universityという名はクアラルンプール圏でも知られた私立大学の一つです。 その大学がなぜ北朝鮮を喜ばせようとしたのだろう?)

10月24日のマレーシア記事

【イスカンダーマレーシアIskandar Malaysiaはこれまでに内外からの投資約束額 RM1282億を記録した】
ジョーホール州南部に設定した経済開発特区である  Iskandar Malaysia は、特区設定をした2006年から2013年9月までに(投資者が)投資を約束した総額がRM 1282億になると、ジョーホール州州首相は語る。

「今年第3四半期だけで、投資約束額はRM 93億になる、第2四半期はRM 75億でした。約束総額の44%、RM 558億は既に実際に投資された。」 「約束総額の65%はマレーシア国内からの投資であり、外国からの投資は 35%を占める。」

「2013年の1月から6月までの投資約束額を国別にみると、トップ5か国はシンガポール、スペイン、日本、米国、オランダになる。」

「投資約束総額中最大の分野は製造業が占めRM 457億です、また電子電気業、石油化学、油脂化学などその他の分野への投資も増えている。」 「物流業 RM 48億、観光業 RM 25億、医療ビジネス RM 26億、教育業RM 15億など。」 「住居、小売、工業を目的とする全ての不動産開発面への投資約束額はRM 480億になる。」

Iskandar Malaysia地域発展公社の最高経営責任者は語る、「 Iskandar Malaysiaは今年の投資約束の受入額目標であるRM 220億を達成できそうです。実際今年はその目標額を超しそうです。第3四半期までにすでにRM 200億になった」 「各年の投資受入額の目標額を上げることは、2035年までに投資約束総額RM 3830億を達成するという目標を確実にします。」

(Intraasia 注:配信は準国営 Bernama通信社なので典型的な官製ニュースといったところです。国内外からの投資約束額は好調に推移している、開発の成否は投資総額の大きさで判断するという発想ですね。確かにIskandar Malaysiaは経済ニュース面でトップクラスの扱われ方であり、しょっちゅうどこどこの会社が幾らの投資を決めた、何々の建設が始まった、不動産開発が益々盛んになっている、というニュースが載ります。 そこで住宅不動産ブームを見込んだ住宅不動産投資による儲け話も盛んになり、国外からも儲けたい”投資者”を募っているようです。 Iskandar Malaysiaという巨大開発で市民の暮らしはどう変化するのかというミクロの視点を考察したニュースはごく少ない)

【輸入税を払わなかった豪華車22台は免税の島専用のナンバープレートを付けていた】
輸入税を払わなかった22台の外国製豪華自動車を運転することで他人に見せびらかそうとする、数人の企てが阻止されました、 それはマレーシア税関当局が10月16日から4日間行った取締りの中でそれら全自動車を差し押さえたからです。

クアラルンプール近郊及びペラ州にあるホテル、住居、展示場へ行った取締り作戦で差し押さえたこれらの自動車の車種は、フェラーリ車15台、ランボルギーニ車 3台、及び Bentley, Roll Royce, Porsche 、 Nissan GTR 35各1台からなり、総額はRM 25万にもなる。

判明したことは、これら全ての車の持ち主は、登録ナンバープレートとして、ランカウイ島(プレート記号KV)、連邦直轄領ラブアン島(プレート記号LE)、Gagasan 1 Malaysia (プレート記号 G1M)を使って、当局を戸惑わせていました。この車の持ち主の中にはVIP の子供が含まれている。

(Intraasia 注:ランカウイ島もラブアン島も免税の島ですから、自動車の価格は本土のそれに比べて格段に低価格である、従って区別するために車のナンバープレート記号が上記のように特定されている。免税の島で買った自動車を購入から確か5年以内に本土側へ持ち出すと、所定の税金を払う義務がある。Gagasan 1 Malaysia 記号はマレーシア政府が好んで行う、いろんな特別機会を設けて特別なプレート記号を限定発行している一つです、何種類あるのかわからないくらいほど種類がある。 免税の島で買う車を含めた物品が悪用される例は、これまでにも報道されてきた。 VIPの子供がいるせいかどうか知りませんが、脱税者である持ち主の氏名が紙面に載っていませんね)

【少女殺害犯はコスプレ界で知られた男だった】
(スランゴール州ペタリンジャヤで、21日朝出かけたまま行方不明になった15歳の少女が殺されてその死体が入ったスーツケースが見つかり、その後容疑者の23歳の男が警察に逮捕されました。)

この容疑者男性は、コスプレ界でよく知られていたコスプレ者とのことで、コスプレファンのこの少女の殺人を認めました。

(マレーシアコスプレ界の有名な組織である)Comic Fiestaの会長、30歳、は被害者と容疑者とは顔見知りとのことで、「この事件はコスプレ界に打撃です。」と語る。「この2人とも我我の ACG(アニメ、コミック、ゲーム)コミュニティーの一員です。恐ろしいニュースです。」 「人々がこの事件をコスプレと関連付けしないように、ACG文化を理解してくれることが大切です。この事件は特殊なケースです。」

(Intraasia 注:時々ショッピングセンターの展示場などでコスプレの催しが開催されていることがニュースからわかります、キャンパス祭などでも催しとしてあるようです)

10月23日マレーシア記事

【警察官が所持拳銃を紛失した件数44件における5つの状況】
(毎年公表される)会計監査庁長官報告書2012年において、2010年から2012年までに警察官がその拳銃を紛失した件数が44件あると指摘されました。

この件に関して内務省長官は、野党議員に対する国会での書面答弁で答える、「44件中の7件は拳銃を発見して取り戻した。」 「拳銃を紛失した状況・理由には5つが考えられる:警官が車中に拳銃を置きっぱなしにしておき、その車を窃盗犯が狙った。 警官がひったくり犯などに遭って拳銃を奪われた。勤務中に思いがけずに拳銃を落とした。警官がトイレに拳銃を置き忘れた。警官が警察署など官所で拳銃を紛失した。」

「拳銃紛失に関しては、警察内部の調査委員会を設置して、調査し、その後にその警官に対する処分をします。」

(Intraasia 注:3年間で44件も紛失があり、内37件は永久に発見されなかったということです、警官が携帯する大事な拳銃という点を考えればいかにも多い。想定される紛失理由・状況には笑えます)

【インドネシアとマレーシアのバンド及び服飾ブランドが多数出演する服飾ブランドと同族音楽フェスティバル】

インドネシアの5社から構成される Lian Miproとマレーシアの会社 Indigital Sdn. Bhdが協力して、初の服飾と音楽フェスティバルを開催します、このマレーシアで最大規模になるというフェスティバルの名称は Festival Rangkaian Jenama Pakaian dan Muzik Serumpunです。

開催場所は クアラルンプール郊外にある スランゴール競馬場の Speed City Kuala Lumpur、 高架電車LRTのBukit Jalil 駅と Speed City 間に無料バスを15分間隔で運行。
開催日程は10月25日から27日で、毎日正午から深夜12時まで。 入場料はRM 20
インドネシアとマレーシアの服飾ブランドが合わせて120ブランドが登場する、
一方音楽バンドは 60組を超える両国のインディバンドなどが出演する。さらによく知られたグループ/バンドとして Sheila On 7, Go Gerila!, Bunkface, 6ixth Sense, Indie Mice, Drama Band, Hyper Act, Loka, Edane, Love Me Butch, Aryan Band, Pop Konspiracy, Buronan Mertua, The Padangs も出演する。

(Intraasia 注:イントラアジアが知るバンド名はマレーシアのラジオでもよく曲のかかる Sheila On 7だけです、恐らく他のグループの曲もラジオでかかっているでしょうが、曲とグループ名がつながらないからです。60組ものインディバンドが3日間も続けて、さらに服飾ブランドも登場ということで奇妙な?フェスティバルに思えます。場所は恐らく競馬場内の施設なんでしょうが、よくわからない、いずれにしろ公共交通機関がない不便な所です。 入場料RM 20で果たして帳尻はあうのだろうか? というような、フェスティバル案内の記事です。Serumpun 同一民族、同族というような意味、という名称を付けているのが印象的です。)

【国民型中学校を正規の”型”として国に認めさせたい華語教育界】
國民型中学校の問題と挑戦研究小委員会の議長は、華語新聞に語りました。

「国民型中学は国民型華語小学校を卒業した生徒の1つの理想的な進学先です。 現在の国民型中学では3言語力の向上を図っている状況ですから、華語小学校卒業生はその学習環境に容易に馴染んでいくばかりでなく、(華人)文化面で引き続き高めていくことができる、なぜなら国民型中学は依然として中華文化の流れの中にあるからです。」

統計によると、全国の国民型華語小学校の卒業生の進学先を見ると、約10%が独中(独立中華中学)、約20%が国民型中学へ進学し、約70%が国民中学校へ進みます。
この議長は主張する、「全国各地で国民型華語小学校生徒の数に比例してもっと国民型中学校の設立をすべきです。国民型中学校は国家の教育体系に適っているだけでなく、華人社会の意向にも適っているからです。」

国民型中学校は、1996年教育法の下においては法定した地位を得ていません。そこで議長は言う、「国民型中学校は今後積極的に、教育法の下で相応の名分を得るべく運動していきます。これは”国民型中学校発展理事会”の仕事と責任です。」 「そうでなければ、法律上の不確定性がある。いつでも国民型中学校を引き締めることになるであろう、国民型中学には安全感がなく、保障もなくなってしまう。」

(Intraasia 注:こういう話題は華語新聞だけが伝える。小学校には国民小学校、及び国民型華語小学校と国民型タミール語小学校があり、法定化されている。上記で言う国民型中学校とは、その前身が華語中学校であった中学校を国の教育体系下に組み入れて国民中学校とした学校です、全国に78校ある。ですから、教育省の分類では一般に Sekolah Menengah Kebangsaan ということになる。しかし華人界、とりわけ華語教育界では Sekolah Menengah Jenis Kebangsaan という表記で”型”にこだわります。なお Jenis”型”が付くタミール語の中学校はありません、インド人界にそこまでの力と熱意はない。 
華語教育界は華語小学校の上級学校として国民型中学校をより充実化させたい、つまり華語教育を重視したい、しかし国は及びUMNOもそういう方向性を全く認める意向はなく、あくまでも国民中学校の枠内にとどめるあり方です。こういった点からも教育省と華語教育界とのあつれきが起こる。当サイトで時々指摘しているように、華語教育界の中核は堅固な中華思想の持ち主なので、あくまでも華語と華人性を志向する。 例えば、この記事では國民型華文中學校長理事會議長は延々とひたすら中華文化と華語の重要さを訴えている。
小学校も中学校も”型”の学校で育てば、華人界外部との接触はより少なくなる。ところでマレー人界にも似たような面がある。Sekolah Menengah Kebangsaan Agama 、 Sekolah Menengah Agama という宗教中学校つまりイスラム教中学校がある。国民小学校からこういう宗教中学校へ進学するマレー人生徒は、ほとんどマレー人社会内だけで育つことになる。マレーシア社会は初等中等教育段階でこのように複雑な背景があります。なお Sekolah Menengah Teknik 技術中学校、Sekolah Menengah Sains 科学中学校という学校もたくさんあるが、これらは国民中学校の枠内における課程の違いです、日本でいえば工業高校、商業高校のような分類上の種類です)

10月22日のマレーシア記事

【マレーシア訪問年2014年は、受け入れ訪問者数の新記録を作りたい】
2014年はマレーシア訪問年です、そこで外国人旅行者のマレーシア訪問者数を2800万人、旅行者の支出総額をRM 760億とする目標が立てられました。

マラッカで開催が始まった2013年世界旅行会議に出席したムヒディン副首相は語る、「マレーシア訪問年2014年には”1つのマレーシア、魅力あるアジアの地を祝う”というふさわしいテーマが付いている。 マレーシア訪問年は単にイベントを催し、マーケティングと宣伝を高めるだけに限るべきではない。 私たちはマレーシアのもてなしの心情と旅行者に友好的な国たるべく変わっていく発想を旅行者に提供していく用意が求められます。」

「旅行業を前面に押し出す政府のイニシアチブは、2段階に分かれている。1998年から2010年までの第1段階では旅行業は新しい成長源を生み出すための主要分野と位置付けられた。2010年9月にナジブ首相が打ち出した経済転換プログラムを通して、第2段階では旅行業は12の国家主要経済分野の1つとして位置づけられました。」

(Intraasia 注:マレーシア訪問年とはいえ、一挙に300万人を増やすのはかなり野心的な目標ともいえそうです。参考までに過去10年の外国人旅行者の訪問者数を書いておきます。
2012年:2503万人、2011年:2471万人、2010年:2458万人、2009年:2365万人、2008年:2205万人、
2007年:2097万人、2006年:1755万人、2005年:1643万人、2004年:1570万人、2003年:1058万人、
このように2003年の大きな落ち込みは例外として、毎年ほぼ順調に訪問者数を増やしてきました)

【ホスピスと苦痛緩和治療センター】
クアラルンプール圏の良く知られた私立病院のホスピスで11年間従事している医療主任(女性)によれば、マレーシアではホスピスと苦痛緩和治療センターはまだかなり不十分であり、国内全部で30数施設に過ぎないとのことです。 各州に1か所か2か所です。スランゴール州は他よりわずかに多く3か所あり、ホスピスと苦痛緩和治療を提供しています。

「国内のホスピスと苦痛緩和治療センターは全て非営利政府組織翼下にあります。サービスは概して無料なので、各センターは自身で資金を手当てしなければならない。医薬品、機材、従業員の給料など用に、一般からの寄付が必要です」
このホスピスでは約90人の患者を収容しており、毎月経費がRM 50万かかります。

医療主任(女性)はさらに説明する、「2008年の全国統計によれば、マレーシアは毎年大体5万人のホスピス需要があると推測される。しかし実際に収容できるのは2千人ほどに過ぎません。」

(Intraasia 注:この面での社会的理解と施設充実へ向けての取り組みは、素人目に見ても、極めて不十分と思える。マレーシアでこの分野での社会的合意と行政の役割明確化はまだかなり先の話であり、さらに複数宗教ゆえに宗教界の対応が足並みをそろえることは難しいと思われる。)

【PMR試験で合格した生徒の4割は自動的に理科系に向かわせる】
(PMR試験は中学3年生対象の全国統一試験です、今年は既に行われた)
国の試験機構は、PMR試験に合格した生徒の40%は自動的に理科系コースに向かわせます、これは理科系と技術系コースを取る生徒を増やすためです。

教育省副大臣は語る、「これは、2012年2月に設置した特別小委員会の提言を具体化したもので、理科系技術系と文化系の比率を6対4にするという原則を達成するために、理科系技術系コースへの生徒の参加を引き付けるべく人数増加を確実に知るためです。」
「理科系技術系生徒には高等教育機関への入学が認められるように優越性が与えられます。」 と副大臣は国会に議論内で述べました。

(Intraasia 注:国家目標として理科系技術系を取る高等教育での学生を増やすということなので、なりふり構わず理系コース生徒を優遇するということのようです。成績が良いから理系というのもおかしなことですが、もちろん最終的には生徒自身か親が決めるはずです。現実として、大学で民族学、社会学、考古学、言語学、歴史学などの文系コースを取るとそのこと自体は就職にあまり有利には働かないのではないだろうか。文系なら法科、会計科、といった専門家養成コース、そして理系の諸コースが職業的にずっと有利でしょうね。 典型的な文化系人間のイントラアジアとしては、マレーシアの実情は理解はするものの、あまり賛成したくない国家教育政策ですなあ)

10月21日のマレーシア記事

【サバ州が自領土だと主張している、フィリピン南部の自称スルースルタンが病死した】
フィリピン南部に位置するスルー諸島に居住している自称スルースルタンが、マニラの病院で死亡しました、75歳。

自称スルースルタンの軍隊と称する100人を超える武装グループが、今年2月サバ州に侵入して村落を占拠し、その後マレーシア治安部隊と交戦しました。一部は戦死し一部はフィリピンに逃げ帰りました。
(自称”スルー列島と北ボルネオ”スルタンは、サバ州は自分の領土だと主張しており、スルー武装グループはその主張に沿って行動したとみられています)
死亡したスルースルタンの妻は、自領土であるサバ州を取り戻すというスルタンの意思は今後も受け継がれると、外報通信社に語りました。

その昔、スルースルタンはスルー諸島とサバ州の一部を支配していたことがある。その後18世紀になって、ヨーロッパからの植民地主義の到来によって支配権を失った
自称スルタンは、当時のスルタンの末裔としてサバ州の補償金として年額$1700をマレーシアから現在でも受けているとのことです

一方この自称スルースルタンとは別に、真のスルースルタン末裔だと主張する人がフィリピンに複数居ます。

(Intraasia 注:中世はまたは近世までは誰々の王・皇帝の領土であったという主張を入れたら、世界の地図は現在のそれとは似てもつかないほど変わることになる。この種の封建思想は、世界のどの地であれ払拭すべきものであり、現代の国家と市民は過去の亡霊に捉われてはいけない)

【与党華人政党が内紛から開いた臨時党大会】
(党のトップである総裁と副総裁の間にあつれきから内紛状態となっている)Barisan Nasional (国陣) 側の華人政党馬華公会MCAは、クアラルンプールの本部で臨時党大会を開催しました。

党総裁が提出した議案4本の内で、副総裁を叱責する議案は代議員投票の結果小差で否決されました。また総選挙の結果がひどかったので馬華公会MCAは内閣のポストを受けないという前党大会の決議を引き下げるという議案にも、代議員の投票は僅差で否決しました。

(Intraasia 注:政党なので党内のあつれきは別に珍しいことではなく、この党も何回も経験している。与党華人政党としてこれまで必ず内閣ポストの割当てを受けてきたが、今年の選挙で惨敗したことを受けて、内閣ポストを受けないことにした。そのため内閣には独立以来初めて華人の大臣が1人もいないことになった。副大臣の職にはサバ州だけの政党に割り当てられた華人がいるのでゼロではないが、全国政党出身の華人はいない。華人界には内閣のポストを受けるべきだという声と受けるべきではないという声の両方がある)

【AirAsia はクアラルンプール国際空港LCCターミナルで荷物タグのセルフ発行機を設置した】

エアアジア (AirAsia)は、乗客が自分で預け荷物用タグ(航空会社の荷物用付け札)を発行できる、セルフタグ発行機の使用を開始しました(10月19日)。

セルフタグ機の設置は、乗客が列に並んで有人カウンターでタグを発行してもらうことを軽減する狙いであり、乗客は機械を使って自分で荷物用タグを発行し、そのタグを付けた荷物を専用の荷物預けカウンター( baggage drop counter)へ持って行きます。

今回のセルフタグ発行機の設置は、クアラルンプール国際空港のLCCターミナルだけですが、 AirAsia グループ最高経営責任者は、「数か月以内に他の空港にも同じようなセルフタグ発行機を設置していきます。」と語りました。

(Intraasia 注: AirAsia は省力化を他社に先駆けて進めているので、このセルフタグ発行機もその一環ですね。同社はもう何年も前から、ウエブチェックインによる搭乗券セルフ印刷を開始し、さらにスマートフォンチェックインを奨励するためにセルフ搭乗券発行機を多くの空港に設置している。しかし AirAsia Xが発着する日本の羽田と関西空港は、理由はわからないが、このセルフ機の設置を認めていない。セルフ化に馴染まない人は有人カウンターに並びなさい、という AirAsia 流のビジネス思想がこのセルフ化推進の背景にある。 AirAsia グループのフライトを利用する日本人は、好むと好まずに関わらず AirAsia のビジネス流儀に慣れるしかないのです。 そのためには、イントラアジアの AirAsia ブログが非常に役立ちますよ、とここで宣伝しておきましょう)

10月20日のマレーシア記事

【UMNO の党執行部・役員選挙が終わった】
(与党政権党であるUMNO の党執行部・役員選挙の第2段が行われました。今回から有権者が大幅に増やされて、全国の党員の中から14万6千人に投票権が与えられた。このため当選者予想が難しくなり、一般社会から大いに注目を集めていた)

(党役員選挙中で最も注目を集めた)6人の候補者が立候補した準総裁選挙では、現職の3人が当選しました。大幅に増えた有権者のために当初は予測が混とんとしていましたが、選挙の結果は有権者の選択は一般に在職経験のある指導者を好むということを示しました。(準総裁はUMNOの全国にある党支部191から支部投票数で決まる)

3人の準総裁には、予想通り内務大臣のAhmad Zahid Hamidi がトップとなり、次いで サバ州出身で地方と地域発展省大臣 Shafie Apdal が2番目で当選。3番目には(第3代首相の息子でもある)国防大臣のHishammuddin Tun Husseinが接戦の中当選しました。ケダー州首相の Mukhriz Mahathir(マハティール元首相の息子)は3位に肉薄しましたが、4番目となり落選しました。 なお一般党員からの投票数ではケダー州首相の Mukhrizの方が国防大臣のHishammuddinを上回った。

UMNO党最高執行委員25人の選挙も行われました。25人中当選した女性は2人だけです

(Intraasia 注:UMNOは政権与党の要であるため、その党内選挙は社会ニュースとなる。 マレーシア政界もご多分に漏れず2世、3世議員が少なくない。ナジブ首相自体が第2代首相の息子です。親の七光りだけではないが、やはり親が有力政治家であると子供は利点があるということなんでしょう。なお準総裁に関しては、9月22日付け記事の説明をご覧ください。余談ですが、ここにあげた名前のようにマレー人の綴りは覚え易いとは言い難い。華語新聞は華語綴りで表記するので読解に骨がおれます、例えば 希山慕丁は3位当選者のことです)

【27人を乗せたチャーター夜行バスが事故で道路外へ横転した】

クアラトレンガヌからコタバルへ向かう道路で、乗客27人を乗せたバスが朝6時半ごろ対向車を避けようとしてスリップ事故を起こして道路外へ飛び出して側溝上で横転しました。事故現場はクランタン州に接したJerteh付近です。

このバスは新婚カップルの新郎家族がコタバルで行う結婚披露宴のために借り切ったもので、ジョーホールバルを出発してコタバルに向かっていました。新郎を含めて乗客らは近くのBusut 病院へ運ばれて外来患者治療を受けましたが、いずれも軽症で済ました。

(Intraasia 注:掲載されている写真を見ると、バスは完全に横転している。全員が軽症のけがで済んだのは幸運と言えるでしょう。6時半はまだ暗い時間です、このチャーターバスは前夜ジョーホールバルを出発した夜間走行ですね。いつもながら夜行バスには事故のリスクがある例です)

【高等教育段階で男女学生比率の均衡が大きく崩れる原因】
女性と家族発展省大臣(女性)はサラワク州を訪れて語る、「小中学校における男女学生比率はほとんど差がない、この男女均衡状態が高等教育段階になると均衡を失いそれが顕著になる。当局の資料が示しているように、国立高等教育機関であれ私立高等教育機関であれ、入学する女子学生の数がますます男子学生の数を凌駕しているのです。」

当局の統計研究が示している所では、男子中学生は中途退学したり、真剣に勉強をしない問題が、現在国内の大学等における男女学生の比率に大きな違いが出ていることの主たる原因の一つです。さらに男子学生は学術的な科目に興味が薄い、これも主たる原因の一つです。

国立大学と大学に準ずる国立のカレッジ/専門学校に在籍する学生の人数 -2011年時点
在籍学生数: 男子学生 20万1733人(39.7%)、女子学生 30万6523人(60.3%)
卒業生数:男子学生 38705人(37.1%)、女子学生 65586人(62.9%)



10月19日のマレーシア記事

【デング熱の発生件数が増えて週平均 1290件にもなっている】
デング熱の発生件数が全国的に増えていることを受けて、保健省は厳重警戒を発しています。デング熱の発生件数が週平均 1290件にものぼると報告されています。

保健省大臣は、デング熱発生による患者の増加に付随した出来事に備えておくようにと公立(即国立となる)の医院と病院に指示を出した、と語りました。「保健省は状況をつぶさに監視しています。デング蚊を撲滅するために集中的な噴霧消毒を行うことやその他有効手段を取ることで、あらゆる予防方策に取りかかっています。」 「最も欠かせない行動は、注意を喚起させることと患者増加に備えることです。」

10月6日から12日の期間にデング熱での死亡が3人報告されました:ジョーホール州、ペラ州、 年齢は27歳と52歳と63歳。
この死亡によって、今年これまでのデング熱死亡者の数は55人に達しました、これは2012年同時期の27人に比べて倍増です。最多の州はスランゴール州で14人、次いでジョーホール州が12人、クアラルンプールが7人、マラッカ州が6人です。

「デング熱発生件数をみると、今年2013年の10月時点で 25119件になります。昨年同期間は17066件だったので 47%も増加している。」 と大臣。
保健省の調査によれば、デング蚊が繁殖する地の 88%は空き地と屋外になる。

(Intraasia 注:理屈ではなく現実としてデング熱はサーズウイルスのような新感染病より危険です。死亡者の数を見れば明らかですね。 デング熱はほとんどの人の周りで発生する可能性がある。イントラアジアのアパートの至近距離には空き地がある、空き地があると人々は勝手にゴミ捨て場にするので、ゴミに溜まった雨水から蚊の繁殖につながる。どこにでもあるショップ街のゴミで流れの詰まった溝は蚊の繁殖地です。 住宅の庭の空き缶に溜まった水も繁殖源になる。このように身の回りに蚊の繁殖地はいくらでもある。 当局による屋外での噴霧消毒活動は確かに行われていますが、とてもそれだけでは蚊の撲滅にはつながらない。人々の公衆衛生意識の向上が鍵です)

【携帯電話利用者の圧倒的多数派はプリペード方式】
マレーシアにおける携帯電話利用者数は2013年6月末時点で4260万人です。(これは人口をはるかに超えるので)従って携帯電話普及率は 143%になる。
全体の17.6%にあたる 750万人が後払い式利用者で、プリペード利用者は82%にあたる 3500万人になる。

3大携帯電話網運営会社のシェア -2012年第2四半期時点
Maxis : 利用者数 1380万人、内プリペード利用者の比率 75%、 
Celcom Axiata: 利用者数 1300万人、内プリペード利用者の比率 77%、 
DiGi :利用者数 1050万人、内プリペード利用者の比率 84%、

(Intraasia 注:プリペード利用は、外国人を含めて誰でもごく簡単に始められる。番号を得て利用開始できる最低費用はRM 10ぐらいです。だから数百万人いる外国人労働者でも容易に携帯が利用できる。外国人旅行者も同様です。プリペードの手軽さと開始時期及びその後の負担の少なさは大いに助かる。)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】
1万円を銀行で両替すると RM 314.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 308.7 を入手します。

10月18日のマレーシア記事

【ペナン第2大橋の開通が近づいている】
ペナン島と本土側を結ぶペナン第2海峡大橋は、現在進捗率99%です。大橋のオープン期日は連邦政府が来月にも発表することになります。

(建設元受け会社の) Jambatan Kedua Sdn Bhdの社長は、11月8日までに完成させたいと語る。「オープンして1か月間は無料走行できるようになるでしょう。」 「この大橋はマグニチュード7.5の地震にも耐えるように設計されています。」
コンクリートの巨石を運ぶ大型トレーラー17台が、計595トンの巨石を斜張橋の240m区間に置きました。

この第2大橋建設は予算RM 45億で建設されました。予算中RM 5千万が景観美化と装飾照明に使われました。大祝祭時の際には、橋の装飾照明の色と照明間隔が変更されるとのこと。

(Intraasia 注:巨石を運ぶ様子を写した動画ニュースには”中国港湾”という大型幕を付けて走るトレーラーが映されている。工事の多くを担ってきた、中国の建設会社がその社名を大きく宣伝している様子です。)

【ペナン島にイスラム国際学校を建立する計画】
ペナン州政府が設立した、ペナン州イスラム基金会がペナン島にイスラム国際学校を建築することになります。
この学校は、Ideal property グループが提供した広さ 4.8エーカー(約1.9ヘクタール)の土地に Koperasi Tunas Muda Sungai Ara Berhad (会社)が工費 RM 600万で建築します。建築物には管理棟、校舎、講堂、学生用宿舎が含まれる。

地主である Ideal propertyグループの最高経営責任者がペナン州イスラム基金会の議長と土地提供の契約書を交わしました。立会人としてペナン州州首相などが出席しました。
州首相は語る、「この学校は半島部北部で唯一の国際的イスラム学校になります。こうした計画はペナン州を教育ハブの1つにすることに役立ちますし、ペナン州でのイスラム教教育の水準を高めることにもつながる。」

(Intraasia 注:ペナン州ではマレー人は比較少数派なのでマレー人が周縁化されているという批判が時にある、このため民主行動党DAP主体のペナン州政府は、そういう批判を封じ込めるためにもムスリム向けの種々のプログラムを実施またはしようとしてきた。今回のイスラム国際学校の建設はその一つでしょう。 Koperasi Tunas Muda Sungai Ara Berhadがどういう会社か知りませんが、恐らく 州政府系会社ではないだろうか。 Ideal propertyグループはペナン州主体の不動産デベロッパーと思われる。 このように一つのプロジェクトの背後には政治的意味合いがあることを感じる)

【“Allah” ということばに関する、控訴裁判所の判決が出た後も論議は終わらない】
10月15日の記事で既報した、カトリック教会週報が使った“Allah” 単語に関する、控訴裁判所の判決に関して、内閣府の法務担当の大臣は、この判決はカトリック教会の週報だけに限定される、と述べました。「政府は判決の結果に何ら関与していません。」

大臣の発言は、この控訴裁判所の判決について一部のマレーシア人の間に、非ムスリムが“Allah”という単語を使うことを一律に禁止しているのではないかという心配が出ていることに答えたものです。

法曹協会(弁護士協会)は、控訴裁判所の判決内容を大いに憂慮すると表明しました。協会の会長は語る、「控訴裁判所の取った連邦憲法解釈には憂慮するところがある。」 「“Allah”単語はマレーシアでは複数の民族が使用しているという事実がある。さらにアラブ民族界と他のムスリム国においてもイスラム教徒以外も使っている。」

(Intraasia 注:政府内部からを含めて、この判決には各界からの反応が強く出ている。ここに載せたのはその一部に過ぎない)

10月17日のマレーシア記事

【朝まだ暗いハイウエーで起きたバス事故で二重事故が起きて別のバス運転手が死亡】
南北縦断ハイウエーのペラ州Bukit Merah 付近で未明に長距離バスが前方を走行していたトラックに突っ込む交通事故が起きました。そのバスの運転手は破壊された車に挟まれてしまいました。

近くを通りかかった別の長距離バス運転手が車を停めて、そのバス運転手を助けようとしている時、朝5時半ごろ、別の乗用車がその現場に突っ込みました。バス運転手とそのトラック運転手は救出方法を相談していたところであり、突っ込んできた車のためにバス運転手が対向車線にまで飛ばされて死亡しました。

(Intraasia 注:夜行長距離バスの重大交通事故はこまめにニュースを拾ったら毎年二けた件数は起きているはずです。 )

【身分証MyKad を取得するための小中学校生徒向けのプログラム】
サバ州の国民登録庁は、My12と My18 という 2つのプログラムを実施することになります。これは内陸部にある小中学校の生徒が身分証明証を取得するのを手助けするためです。

サバ州国民登録庁の長官は Tawau を訪れて語る、「得られる統計によると、州の内陸部地方に住む生徒1万人以上が身分登録証をまだ所持していない。」 
「既にこの件でサバ州教育庁に連絡を付けて、My12と My18のプログラムがきちんと実施されるように我々は協力していきます。」 「My12 プログラムは12歳の小学校の生徒向けであり、一方My18プログラムは18歳の中学校生徒が各自の身分証を変更するためのものです。」

「このプログラムが実施される際、 我々は E-Mobile を用います。E-Mobileとは身分証の管理サービスシステムであり、これによって生徒がMYKad を申し込むために国民登録庁の窓口へ赴かなくても各自の学校から申し込めます。」 と長官。

(Intraasia 注:マレーシア国民にとって身分証は極めて重要です、大人になると正式なMyKad が発行される、この記事の話題はその前段階の身分証のことでしょう。多少不思議なことがあり、それは書かれている年齢です。小学校は普通 1月1日時点で満6歳児が新入学する、だから6年生は満11歳児から12歳児になる。中学校は一般に1年生が満12歳児、5年生が満17歳児になる。一部の生徒は1歳くらい遅れることがあるので、その場合は18歳になる。中学校は大多数が第5学年で卒業し、6学年へ進級するのはSTPM試験の受験志望者だけとなる)

【安価な高アルコールの外国産ビールが市場に溢れている】
首都圏であるクアラルンプールとスランゴール州の多くの場所で、高いアルコール分を含んだ外国製ビールが容易に入手できます。こういったビールには、”非常に強い外国ビール”などと文字が書いてある。価格は 330ml 缶ビール RM 4.3から 500ml 缶ビールRM 7までで、アルコール分は 5%から16.8%まで幅がある。

これらビールの生産元は中国、フィリピン、タイ、デンマーク、ドイツ、フランス、オランダなどです。ブランド名:  Jopen, 3 Horses, Volcano, Trio Turbo, Eagle, Clippers, Viper, San Miguel, Cyclone, Bison, Seahorse, Martens, Yanjing, Luxus, Rocks, Bear, Hollandia, Oettinger, Damburger, Royal Dutchなど

こうした外国産ビールは、 例えば Section 14, SS2, Kota Damansara, Kelana Jaya, Bangsar, Brickfields, Klang、Batu Caves 地区などにある大衆食堂、コンビニ、雑貨食料品店、医薬品ショップ、スーパーマーケットなどで堂々と売られている。

ある大衆食堂店主は語る、「外国産ビールはマレーシア人客にも外国人労働者客にも人気ある。」 「酒税が上がったとしてもそれでもマレーシア製造のビールよりずっと安い。外国人労働者はマレーシア産ビールは飲まない。」

一方税関庁の高級官吏は説明する、「安いビールの全てが密輸品とは言わないが、その価格が物語っている。そういう外国産ビールは酒税と関税を払わずに国内に持ち込まれているので、ずっと安く販売できるのです。」

ビール業界筋は語る、「外国産の高アルコール含有ビールは、国内産ビールの半分くらいの価格で販売されている。格安さと容易に買えることから、ビール飲み、とりわけ低所得層と外国人労働者に人気ある。ビール飲みは国産ビールの高価格からこうした格安外国産ビールに移行している。」 「高アルコール外国産ビールはこの5年から7年の間に5倍にも増えた。」

別の消息筋はさらにいう、「報告書や分析から言えるのは、こういった格安外国産ビールが払っていない税金は推定RM 2億5千万になるでしょう。さらにアルコール飲料が税金逃れをしている総額はRM 10億になると見積もられます。」 「マレーシアへの密輸ビールの税金逃れ額は、一般蒸留酒類による税金逃れ額より低いとみられる。」 「外国産ビールを仮に合法的にマレーシアへ輸入して販売したら、国内産ビールより高くなるはずです、なぜなら関税だけをみても既に 1リットルにつきRM 5の税が課されるから。さらに高アルコールは余計に酒税がかかる。」

(Intraasia 注:タバコもビールもマレーシアは他の製品に比べて高い、その主たる理由は高税率です。マレーシア産のビールとはCarlsburgのように外国ビール会社がライセンス生産しているビールがほとんどです。 タバコもビールも昔から密輸品が幅を利かせている、それが近年より比重を増していると、ニュースは伝える。イントラアジアはタバコもビールも全く消費しないので影響はないが、密輸品の存在は日常的に目にする。大衆食堂などでは、タバコ販売店で売っていないような銘柄のタバコの箱をテーブルに載せて吸っている人をよく見かける。そういう人たちは、とりたてて隠して吸うようなことはしていません。)

10月16日のマレーシア記事

【モノレールの増車輛計画とプラットフォーム改良工事】
(クアラルンプール市内を走行する KL Monorail はRapidKL 公共交通機関網の一部です。これを保有する持ち株会社 Syarikat Prasarana Negara Berhad、略称 Prasarana、は国の会社である)

2014年第3四半期に完成予定のモノレールの拡張プロジェクトの一環として、車輛編成において4輌編成を12組導入することを、 Prasaranaが発表しました。

Prasaranaの幹部の説明では: 現在は2輌編成のモノレールが12組運行しています、日平均乗客者数は7万人を超えている、これはほぼ輸送能力の最大限です。
4輌編成車は来年から徐々に導入されることになります。
拡張プロジェクトではさらに、モノレール駅の改良工事と信号システムの入れ替えも行いつつあります。これによって11の駅は改良されます、一部ではプラットフォームの拡張、屋根の架け替え、プラットフォームに自動遮断扉の設置、などが行われます。さらに4輌編成にそなえて新しい車庫も建築します。

Prasaranaの幹部によれば、工事の進捗率は85%とのことです。

(Intraasia 注:イントラアジアは朝夕の通勤時間に乗ることはごく少ないですが、そういう時は積み残しの乗客をよく見かけます。モノレールは2輌編成なので、普段でも空いている率は高くない、とりわけ日曜などは相当混雑している。時刻表運行しないモノレールなので、運行間隔にばらつきがあり、それが混雑を倍加させる。現在いくつかの駅ではプラットフォームの拡張工事中です、早く4輌編成車が走行するようになってほしいものです。 モノレールの写真などはイントラアジアのホームページに昔から載せています)

【マレーシア発のウエブサイトの訪問者数番付け】
米国基盤である、デジタル世界の統計と分析分野ではトップといわれる会社 comScore Inc がマレーシアデジタルメディアと共同で発表したものです。

マレーシア発のウエブサイトにおけるトップ番付 -数字はそのサイトへの訪問者数、Intraasia注:サイトの分野を加えておきました。
・Maybank2u.com.my :  204万、銀行、2大銀行の1つ
・Mudah.my: 203万、物品売買ポルタル
・Thestar.com.my: 107万、新聞社、トップ英語紙 
・Airasia.com: 106万、航空会社
・Cimbclicks.com.my: 100万、銀行、2大銀行の1つ
・Cari.com.my:92万、 総合ポルタル
・Malaysiakini.com: 86万、非新聞社系ニュースポルタル
・Tonton.com.my: 77万、娯楽エンターテイメントポルタル
・Jobstreet.com.my: 70万、求職と求人の最大手
・Malaysiaairlines.com.my: 62万、航空会社
・Hmentro.com.my: 60万、新聞社、マレーシア語大衆紙のトップ
・Maxis.com.my: 60万、携帯電話網会社
・Lowyat.net: 59万、 オンラインコミュニティー
・Utusan.com.my: 55万、新聞社、体制派マレーシア語紙
・Themalaysiainsider.com.my: 50万、非新聞社系ニュースポルタル

マレーシア発ニュースポルタルサイトだけをみると:1位 The Star サイト, 2位 Malaysiakiniサイト、 3位 Harian Metro(Hmentro) サイト、 4位 Utusan Malaysiaのサイト,  5位 The Malaysia Insider サイト、 10位が華語新聞、星洲日報のサイト
マレーシア発華語のサイトでは、華語新聞 星洲日報のニュースポルタルが最多訪問者数です、38万人3千人。

【医師の団体の主張】
1万5千人の医師から成るマレーシア医学協会は、その会員は収入の範囲内でやっていくのはたいへんだ、と主張しています。マレーシア医学協会の議長は語る、「(街医者である)一般内科医では、診察費をRM 30から50請求する。専門医の場合は診察費がRM 50から80である。」

保健省が医学協会のいわゆる値上げ申請を了承することになれば、一般患者は10%から30%余計に支払うようになるでしょう。

(Intraasia 注:医師が生活をやりくりするのが難しいと言われたら、一般市民はどうなるのだ。要求のためには何とでも言える例ですね。専門医の診察費がRM 50程度の医院って本当にあるのだろうか?)

10月15日のマレーシア記事

【今年のマレーシア人ハジ巡礼者の人数】
(今日はハリラヤハジ(Aidiladha )祝日です。 世界各国から250万人のムスリムが既にサウジアラビアに到着してハジ巡礼を始めている)

今年のハジ巡礼として(サウジアラビアから)マレーシアに割り当てられた巡礼者数は22320人です。マレーシア内閣府のイスラム教担当大臣によれば、 その内67人がTabun Haji 医療センターに、一部はサウジアラビアの政府病院に、入院しています。「この人数は昨年に比べれば少ない。」と大臣はサウジアラビアの現地で語りました。

「現地でTabun Haji 医療センターが活動を始めて1か月の間に、328人のマレーシア人巡礼者を治療した、多くは高血圧、肺炎、糖尿病などです。また既に9人のマレーシア人巡礼者が死亡しました。」

(Intraasia 注:マレーシア語紙のハジ巡礼の図解記事を見ると、イスラム歴の日にちを太陽暦に直した場合、今年のハジ巡礼行程は一般に10月13日ごろから始まって18日ごろに終わる。メッカを出てArafah を訪れまたメッカに戻る。この短時日間に全ての巡礼者が行程を終えなければならないようなので、さぞかし大変でしょう。 メッカ巡礼者は当然ながら中高年者が多いはずですから、病気持ちの人も少なくないでしょうし、病気だからといってハジ巡礼に出かけるのを止めるムスリムはいないでしょう。そこで毎年巡礼の旅途上で死亡者が出ることがニュースからわかります。ハジ巡礼は人数が制限されているために、誰であれ勝手に出かけることはできない、ほとんどはTabung Haji またはその公認の旅行代理店のハジ巡礼ツアーに参加する形になるそうです。マレーシア航空はハジ巡礼者専用の飛行便を飛ばします)

【カトリック教会週報が神の意味で使う 'Allah'という単語を巡る裁判の判決】
(マレーシアのカトリック教会がその週報 ’The Herald' において、キリスト教の神の意味で'Allah' という単語を使っていた件に関して、(マレーシアイスラム教界の意を汲んで)マレーシア政府と内務省は'Allah' 単語の使用禁止を命ずる裁判を起こし、既に何年か経っている。2009年12月に下されたクアラルンプール高裁判決を不満として、政府は控訴裁判所に控訴していました)

クアラルンプールにある控訴裁判所は高裁判決を全面棄却して、カトリック教会側は神の意味で'Allah' という単語を使うことは禁止される、という政府側訴訟内容を支持する判決を下しました。
裁判官3人から成る控訴裁判所はさらに、印刷と発行法1984年に基づいて取り締まることにおいて政府大臣が充分だと見なすに足る文献が存在したとしました。

「3人の裁判官の合議として、'Allah' という単語を使うことはキリスト教にとって不可欠のことだとは思わない。カトリック教会側がその単語の使用にどうしてそれほど固執するかがわかりません。」 と裁判長は述べる。「 この単語を使用することは人々の間に困惑をもたらすことにもなる、また公共の安全のためにも、政府の控訴を支持する判決に至った」

ローマカトリックの(マレーシア)大司教はこの裁判とは別に、政府控訴を退けるようにとの訴えを起こしていましたが、こちらは既に控訴裁判所で棄却されています。

カトリック側の主張の要旨は、内務省が2009年1月にカトリック教会週報 Herald での 'Allah'の単語を禁止したのは違法である、 'Allah'という単語はイスラム教だけに限定されるものではない、というものです。
この週報は4言語で発行されており、マレーシア語版ではキリスト教神の意味で 'Allah'の文字を使用していました。しかしマレーシアイスラム教界及び政府の主張は、 'Allah'はイスラム教だけに許される語であるというものです。

キリスト教連合会の議長は声明で述べる、「控訴裁判所の判決にはたいへん残念に思う。この判決はキリスト教のマレーシア語出版物に広範囲に影響を及ぼす、さらに連邦憲法で定める信徒はその信仰を実践できるという条文にも違反している。」

「判決に言う、'Allah' という単語を使うことはキリスト教にとって不可欠のことだとは思わない、という論法は、国内のキリスト教徒の60%は、マレーシア語を使うサバ州サラワク州のブミプトラキリスト教徒であるということを、見落としている」 「さらに、'Allah' という単語を使うことは、マラヤ独立前はいうまでもなく独立後の長い間もなんら問題を引き起こしていなかった。」

「わが国の政府官庁は、こういう問題を提起することで選択行動に出ている、イスラム教徒とキリスト教徒間に誤解と猜疑を深めることにもなる、そしてマレーシア人の団結を壊すことにもつながります。」

一方 Fatwa理事会(国家イスラム教裁決理事会)の議長は主張する、「控訴裁判所の判決は Fatwa 理事会が2008年に出した裁決に沿ったものです。“Allah”はイスラム教とムスリムコミュニティーに固有な聖なる言葉であり、非ムスリムによって使われるべきではない。」

(Intraasia 注:サバ州サラワク州の先住民族つまりブミプトラにはキリスト教徒がかなりの割合を占める。これは英国による植民地化の歴史のせいであることはいうまでもない。ブミプトラキリスト教徒が主たる書記言語に英語とマレーシア語を使い、その中で'Allah' という単語をキリスト教の神の意味で使ってきた、という事実があると言われている。1963年にマレーシアが成立してもこのこと自体はずっと問題にされなかったそうだ。しかし現在ではイスラム教界主流とりわけ半島部のイスラム教界はこの点をそのまま受け入れることはできない。だからこのその意を受けた政府と内務省は'Allah' という単語のキリスト教的意味合いでの使用を禁止した。それが訴訟の背景。その背景にあるのは、世界的イスラム教運動の高揚を反映したマレーシアでもイスラム化深化の流れがある。 今回判決を待つ裁判所外側には熱狂した多くのムスリムが参集していた様子を写した写真がマレーシア語には載っている。 どんな運動であれ、核になる勢力はかなりファナティックである。 両勢力ともこの判決を宗教問題化させるべきではない、一たびそうなってしまうと危険だ、単に法律上の問題と争いにとどめておかねばならない。)

10月14日のマレーシア記事

【TPP交渉に関するナジブ首相の発言】
TPP (環太平洋戦略的経済連携) 協定に関してナジブ首相は述べる、「マレーシアはTPP協定を必要としている。しかしマレーシア人がTPP協定に反対の立場を崩さなければ、マレーシアはTPP協定交渉の場から退出するかもしれません。」

(Intraasia 注:環太平洋戦略的経済連携協定に関しては、マレーシア国内にも根強い反対の声がある。一部のNGO、業界団体は反対論を唱えている。しかし一般国民の間にはTPPそのもが知られていない。新聞の大きな見出しに成るのは稀です。 ナジブ首相のことばがどれほど真剣みがあるのかはわかりません)

【 UMNO党の党内選挙第一弾】

政権与党UMNO は今年は党執行部、地方組織の長、各部の執行部を決める役員選挙の年です。その内青年男子部、女子部、青年女子部の各執行部を決める選挙が、一般党員参加の下で行われました。成年男子部の長と女性部の長は現職が圧倒的多数で再選されました。現職が退いた青年女子部は新たな長が選ばれました。

(Intraasia 注:各紙ともトップニュースの1つに載せたUMNOの選挙です。TPP 協定のことは一般市民の興味は全くひかないようですが、こちらの方が一般興味をひくということでしょう)

【 AirAsia グループ最高経営責任者の語る展望】
AirAsia グループの最高経営責任者は語る、「需要が十分おきれば、 AirAsia Xはロンドン及び欧州南部路線を復活させるべきだ。ロンドン路線を廃止したのは、不適当な機種を使用したことがある、国際石油価格が上昇を続ける中燃料費コストが手におえないようになった。」  「私はロンドン路線を復活させることにたいへん意欲を持っている。我々はロンドン路線及び欧州南部路線の一部を復活させなければならない。」 「2016年ではあまりにも先のことだ。いつになるかはわからない。これは AirAsia Xの最高経営責任者にかかっている。」

グループ最高経営責任者はまた、(開始を準備している) AirAsia インドについて語る、「 AirAsia インドは2014年4月ぐらいに運行を始めろことになるでしょう。ひとたび運行を始めれば、インドの航空業界を変えていくであろう。日本での経験が言えば、日本ではいわば災難だった。なぜなら AirAsia の日本側合弁パートナーは我々が真に望むことを理解できなかった。 AirAsia は同じ轍の失敗を踏んではいけない。」

AirAsia のフィリピンでの航空事業から撤退するという話を、グループ最高経営責任者は直ちに否定しました、「我々の航空資源をマニラに集中しています。」

(Intraasia 注:創業者且つグループ最高経営責任者は、その思い切った経営手腕で知られているので、そのうちにロンドン路線が復活するかもしれませんね。マレーシア人は英国好きで需要はある。ただ格安航空ビジネスは飛行時間が10時間を超すような長距離は向かないという見方が、航空界にはあるそうです。  AirAsia は日本での合弁事業から撤退したが、彼が今回も強調しているのは、合弁相手との運営方針不一致が原因だということです。全日空のような会社を合弁相手に選んだのはグループ最高経営責任者の失敗でもある。それはとして AirAsia の経営方針は路線開設でも新規ビジネス面においても創設と廃止が素早いので、インド、フィリピン、日本での航空事業にはそういう特徴を知っておく必要がある)

【クアラルンプール市庁の取り締まり部門が自転車での取り締まりチームを創設】

クアラルンプール市庁の取り締まり部門が創設した自転車部隊が12日から活動を始めました。
この部隊は20人の隊員から成り、国際警察マウンテンバイク協会の米国人トレーナーの下で6日間の訓練を受けました。

クアラルンプール市長は、この自転車による見回りのアイデアは昨年思いついたと語る。 この自転車に乗った取り締まり部隊が見回るのは市内の5つのレクリエーション公園です:Taman Botani Perdana, Taman Tasik Titiwangsa, Taman Tasik Permaisuri, Taman Metropolitan Kepong, Taman Metropolitan Batu,
2人の係官の組で、シフトで見回るとのこと。「市民からの反応がよければ、これを他の公園にも広げていきます」

(Intraasia 注:クアラルンプール市庁は確か千人をこえる取り締まり部門を擁している。 駐車違反、ゴミ捨て、不法露店屋台、などの取締で、部門の活動域は広く且つ必要とされる。取り締まらなければ、人は規則や条例を守らないからです。 Taman Botani Perdanaのような広大な公園は、平日の日中など人の姿がごく少なく、孤立して歩くことにもなる、警察はそこまで見回りに来ない、よってこういう場所は市庁の取り締まり係官の姿があれば歓迎ですね。別の新聞には自転車部隊には数人の女性隊員もいると書いてあった)




おことわり
10月13日は家を留守にしたので、記事の掲載はできませんでした。

10月12日のマレーシア記事

【現在の都市タクシーをプロトン社のMVP車輛に替えていく】
(Proton 社製茶色のExora車をタクシー用車輛に使うという方針は既に発表されていました、当サイトでも既報)

Proton 社の茶色Exora新型車がタクシー車輛として今後2015年までに7500台以上が導入されます、早ければ今月末には200台が路上に現れることになる。
陸上公共交通員会SPADの最高経営責任者は語りました、「Exora車を導入することでタクシー総車輛数を同じぐらいに維持するかまたは幾分減らすようにします。Exora車の総車輛数は7500台になる。」 「2014年の第1四半期までには、ペナン州、ジョーホールバル、クアラルンプール圏で合わせて1000台が登場するでしょう。」

全国的にProton 社製茶色のExora 1.6MVP が標準タクシー車として、現在使われている様々なタクシー車両に取って替わることになります。車輛価格はRM ガソリン仕様でRM 62000、天然ガス仕様でRM 65000とのこと。
この新型車は、クレジットカード使用機能を備えます。運賃は初乗りRM 3、ただしペナン島は初乗りRM 4となる。

現在半島部で使われているタクシー車輛総数は約 6万台になる。その内クラス分けすると: バジットタクシー 39056台、プレミアタクシー  170台、エグゼキュティブタクシー 2884台、空港タクシー 2226台、 ハイヤー 16012台

(Intraasia 注: 都市部を運行しているタクシーには既に以前からExora車タイプのMPVがかなり目に付く、ただし色が違う。これらは料金の高いエグゼキュティブタクシーとして使われている。都市部の多くのバジットタクシーを茶色のExora車に替えていくということなんでしょう。 なお地方の町で運行されているOutstation Taxi は恐らくハイヤー範疇となっており、これらの車両がExora 1.6MVPに替わることは非経済的でもあり、考えずらい。いくら車輛を替えても、タクシー運賃を大きく改定しない限り、運転手のメーター不使用や行き先拒否はなくならない)

【大きな予算を費やした改良工事にも関わらずお粗末な状態のシャーラムのボタニカルガーデン】

(スランゴール州シャーラム に農業公園という名称の公園がありました、広さ817ヘクタールという広大値面積です。1990年代の当時からその維持状態のお粗末さがいつも指摘されていました)

政府は2008年以後予算RM 1億4千万をつぎ込んで2段階の改良工事を行うことになりました、そして完成を持たずに名称を国立ボタニカルガーデンシャーラムに改称しました。政府関係者によれば、この改良工事はしばしば放棄され、その後また再開というサイクルを繰り返してきたとのことです(従ってまだ完全に終わっていない)

しかしながらそれらの予算支出の成果は何ら現れていません。公園内のいろんな施設はほったらかしにされており、お粗末な状態です、とても人を引付けるアトラクションではありません。訪問者がこの状態に不満を漏らすのはわかります。

園内を走るトラムは乗車代RM 3です、運転手は単に走るだけで、車のスピーカーからはなんの案内もありません。 入場者が手にするのはカラーパンフレットではなくパンフレットのコピーです、それには園内の地図が載っている。パンフレットに魚釣り天国と書いてある場所では、養殖池は空であり、川の水は汚く濁っている。文化村は、閉ざされており活動してないようだ、周囲はごみが散らかっており、メンテナンスはお粗末だ。パンフレットには動物ショーがあると書かれているが、実際の動物の状態を見れば、それが不可能なことはいうまでもない。

外国人旅行者を含めて、週末には訪問者が増えるが、現実に国立ボタニカルガーデンシャーラムで見るべきものはない。名前はボタニカル公園だがその種の植物はほとんどない。

(Intraasia注:旧称農業公園の時代から現在に至るまで、その名の示す働きをしていないことがわかる。基本的な欠陥は、この種の施設を作ることだけに熱心だが、あとは維持する努力も人材もいないことです。スランゴール州には他にもオーキッドパークというのも昔あったが、とっくの以前に同じ運命をたどったようだ。 官僚と政治家に農業公園、ボタニカル公園ということへの情熱と知識がなく、作るだけで終わり、州政府も国も施設に適した知識を持った人材を雇わず、維持費をかけない、そのため完成した後急速に劣化していく。この悪循環が長いこと続いている)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】

1万円を銀行で両替すると RM 317.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 311.3 を入手します。

10月11日のマレーシア記事

【別々の2件の強盗事件で、警察は計6人の賊を射殺した】
イポーのMeru Raya にある金宝飾店を午前11時ごろ 4人組強盗が襲いました。賊はRM 180万相当の品を奪い逃げましたが、警察の重犯罪特別取締部隊の車が追跡に成功して、店から3㎞ほど離れた交差点で撃ち合いになりました。

ペラ州警察のトップは説明する、「容疑者らが先に撃ってきた、彼らの車は運転をあやまってスリップした。彼らは車を出て警察に発砲した、警察の車がさらに2台現場に到着し、応戦した。そして賊4人中の3人を射殺した。」 「近くのオイルパーム農園内に逃げた1人はけがをしていると思われる。 警察は周りを囲んでいます。」

警察はその後現場から強盗グループの銃を2丁と銃弾及び盗んだ宝石を発見しました。警察によれば、この4人組は他にも少なくとも3件の強盗に関わっています。 射殺された3人の身元はまだ判明していません。

この前日に、スランゴール州 Klangで州警察の重犯罪取り締まりチームの車に追跡され、最終的にハイウエーの料金所付近で撃ち合いの中で3人の賊全員が射殺されました。この追跡前に、この賊グループはある女性の車を襲い仲間のバイクの男が女性からRM 2千を奪っていました。

警察の調べでは、射殺された3人はインドネシア人で、これまでにマレーシアとシンガポールで50件以上の強盗などに関わっていました。スランゴール州警察のトップは語る、「彼らは1年以上活動していた。警察の感知をさけるためにマレーシアからしばしば出入国を繰り返していた。」

(Intraasia 注:警察と撃ちあいになるニュースは珍しくない。その現場は主要道路を含めた道路上、交差点、さらにはこの事件では料金所近くなどと、場所を選ばないようです。ほとんどの場合警察に射殺される。こういう犯罪を専門とする重犯罪捜査チームや特別捜査部は日ごろからかなりの射撃訓練をしているでしょうから、銃を持っている賊でも腕前はとてもかなわないではないだろうか)

【サバ州とサラワク州だけを運航するMAS wingsが着陸失敗】
(マレーシア航空の子会社として、サバ州とサラワク州において主要都市と地方町間の運行だけに徹している MAS wings という航空会社がある)

コタキナバルを出発した MAS wings のツインオッター機が、サバ州北端のKudat の飛行場で午後3時ごろ着陸に失敗しました。着陸時に強風に見舞われて、滑走路近くの民家に激突しました。パイロット1人と乗客1人が死亡しました。もう1人のパイロットはけがをしました。機には16人の乗客が乗っていました。

Kudat飛行場の飛行管理塔は無人のため、パイロットはその判断で行います。 この路線は週2便が運行されている。

(Intraasia 注:墜落現場の掲載写真を見ると、航空機の形はあまりとどめていないほどの衝撃だったようです)

【旧暦9月に行われる九皇爺祝祭】
華人界の道教徒の間では、九皇爺の祝祭と呼ばれる、一年一度の儀式が行われています。これは旧暦9月1日から9日までの神儀式です(今年は10月5日から始まる)。
例えばクアラルンプールの増江南地区にある道教寺院には、多くの道教信者が訪れています。

(Intraasia 注:九皇爺儀式の頃になると、信者による火渡り儀式などの写真がよく掲載されます。 華人界全体ではなく、あくまでも道教を信じる人たちの祝祭ですね)

【タイ深南部で多数のATM機が爆発で破壊された】

タイ深南部の3県(パッタニー県、ヤラー県、ナラティワット県)、及びそれに隣接するソンクラー県で、10日に銀行のATM機が合計26か所で爆発物で破壊されました。
この事件ではごく少数のけが人は出ましたが、死亡者は出ていません。

またパッタニー県では55歳の教師が宿舎で、武装反抗組織に射殺されました。また同県の別の地では路肩に仕掛けた爆弾で数人の兵士がけがをしました。ナラティワット県では見回りの兵士が襲われて1人が射殺され、4人がけがをしました。

タイの副首相は語る、「多数のATM機が爆発物で破壊されたのは、武装反抗組織がその力を顕示しようと狙ったもので、さらに2つの反抗組織の創立記念を示そうとしたものでしょう。」

(Intraasia 注:深南部を毎年訪れているイントラアジアは今年も9月に3県を訪れました。県都のような都市部と大きな道路には検問所と見張所は依然として設置されているが、2000年代中ごろに比べれば、数が減ったかまたは警備規模が下がっている。タイ国鉄の深南部区間では、警備の兵士が固めている駅数は減ったように見受けられる。 地方道での検問所の中には兵士のいないところが目立った。このように深南部での全体的な緊張度はかつてよりぐっと下がった、しかし依然として反抗組織の治安部隊への襲撃や路肩仕掛け爆弾事件は頻繁に起きている。ムスリムを襲う陰惨な襲撃もなくなっていないことが、ニュースから伝わってくる。既に6千人近くが死亡している深南部の町であれ村であれ、今回も外国人旅行者らしき者は1人として目にしなかった。)

10月10日のマレーシア記事

【南シナ海の諸島領海の領有主張問題で中国の発言を高評価した、マレーシア首相】
(ブルネイで第23回アセアン(ASEAN)サミットがおこなわれています。これに付随してAsean-中国第16回サミット、Asean-USA 第1回サミットなどが行われた)

中国が対米国と日本にしばしば向ける冷ややかな調子とはたいへん対照的に、中国首相はアセアン(ASEAN)諸国に対して友好とより緊密な経済融合の約束を語りました。中国とアセアン(ASEAN)は努力を重ねて両者間の貿易額を2020年までに倍増させてUS$1兆にしようと、中国は呼びかけました。 2012年時点ではUS$4千億です。

中国首相はマレーシア記者団に語る、「平和な南シナ海は皆にとって喜ぶべきことです。我々は力を合わせて南シナ海を平和と友好と協力の海にする必要がある。」 「我々は行動規範及び南シナ海における諸国の行動に関する宣言に基づいてやっていく必要がある。」

ナジブ首相は語る、(南シナ海における領海領土の主張がいくつかのアセアン(ASEAN)国と中国で重なっていることに関して) 「中国首相が、その解決手段として武力行使をしないと言明したことを歓迎する。マレーシアは常に武力行使または脅威に反対してきました。」 「中国の約束をうけて、それぞれ主張する国家は交渉を通じて平和裏に解決するように尽力すべきです。」 「マレーシアは、最終的解決の前に問題地域を共同開発しようという中国の提案に受け入れていきます。 マレーシアは中国とこれを進めていく用意がある。」

(Intraasia 注:アセアン(ASEAN)内でベトナムとフィリピンの2か国はそれぞれの領海と領島に中国が侵犯しているとして、小競り合いまで起こしている。 南シナ海のほとんどすべてを自国領海と主張している中国が平和的解決というリップサービスを発表しても、実際はその背後には強大な海軍力があり、2か国が対等に交渉できるのは困難であろう。同じ南シナ海でもはるか南方のスプラトリー諸島の領有で中国と重なっているマレーシアとブルネイは中国に対して非常に融和的です。 地図を見ればすぐわかるように、スプラトリー諸島はサバ州とブルネイのすぐ沖です、100㎞も離れていないはず、一方中国の最も南方の島である海南島から1千何百km以上も離れている、それでも中国はスプラトリー諸島を自国領土と主張し、すでに軍艦などをその近海に送ってきているそうだ。 しかしマレーシアの主要新聞はこのニュースを書かない。中国の主張するスプラトリー諸島などの共同開発の提案は、中国にとって失うものはなく、マレーシアとブルネイが失うものの方がはるかに大きい。そもそも中国は広大な南シナ海は全て自国のものだという意識を決して変えずに、相手国の近海にある諸島などを協力開発という餌で融和させる政策です。 不思議なのは、自国沿岸にこれほど近い諸島と領海をなぜ何千キロも離れた中国といっしょに開発しなければならないか、という国民的議論がマレーシアでは全く起きないことです。

アセアン(ASEAN)は決して一つの声として中国と交渉できない、領海問題とは関係ないカンボジアのように多大な中国援助を受けている国は中国に批判的なアセアン(ASEAN)声明には賛同しない、どの国も中国との貿易と中国人旅行者受入増大に目が向いている。 ナジブ首相の常に融和的な対中国方針はその典型といえる)

【副首相の打ち出した、大学でのマレーシア語の使用を強化する方針に反対の声も強い】

教育大臣を兼務するムヒディン副首相は、ごく最近国立大学でのマレーシア語の利用を強化する方針を語りました。その中で副首相は、中国と日本と韓国は主に国語を使って国家を大いに発展させてきた、だからマレーシアにそれがどうしてできないのか? と問いかけました。

これより以前2011年、当時の高等教育省は「マレーシア語を強化する行動プラン(2011年から2015年)」を立案しました。この中では5項目を実施していくことで、マレーシア語を大学での学問用言語に強めていくというものです:
・国家知識コース、イスラム教と東南アジア文明コース、民族関係コースでは必ずマレーシア語を使って教える
・学問言語としてのマレーシア語の使用率の目標として、2020年には大学の理科系では30%、文科系では70%に高める
・マレーシアに留学する外国人学生にマレーシア語会話課程を取ることを義務化する
・英語などの学術文献をマレーシア語に翻訳する努力を高める
・マレー世界と文明研究所及び国民大学は外国の大学の研究機関とも協力して、マレーシア語の研究を高める

この話題で華語新聞の編集者は主張する:
教育大臣は、中国と日本と韓国の例を出して、母語による高等教育がどうしてマレーシアにもできないのか、という発言には、母語は国語マレーシア語を意味している、国語は華人やインド人の母語ではない。
マレーシアの強みとして学生は一般に英語力がある、国立大学はマレーシア語と英語で教育する、一方私立大学は一般に英語を使って教育する。この制度のために多くの外国人学生をマレーシアに引付けていることで証明されている。 

ある教育学者(華人)は語る、「マレーシアの大学がマレーシア語を使って教授することは特に問題はない。しかしマレーシア語の語彙が不足している、とりわけ科学技術分野である。このためマレーシア語を媒介とするのは効果的ではない。」 「中国と日本と韓国ではそれぞれの国民の母語が主たる教育媒介言語です。しかしマレーシアは多民族国家であり、全ての国民の母語がマレー語ということにはならない。」

(首相在任中に小中学校での理数科科目の英語媒介教育を積極に推し進めた)マハティール元首相は、ムヒディン副首相の発言趣旨を批判していう、「政府の方針に賛成できない。人はマレーシア語の会話が流暢になるかもしれない、しかし科学を語ることはできない。マレーシア語に翻訳された科学系の本と文献が限られています。」

(Intraasia 注:マレーシア語を巡る政策と方針には常に賛否両論が強く且つ広範囲に沸き起こる。 今回の副首相の発言はある意味ではマレーシア語への揺り戻しとも言える。マレーシア語に価値観を抱かない人たちは、マレーシア語は母語とは違うだの、英語に勝るものはないという論理で反対する、一方賛成者の多くはマレー民族主義的な観点に立ってしまう。このかみ合わない論議の不幸さを長年感じてきた。そもそも理科系の科目は英語で勉強しなければならない、文科系の科目は英語でなくても構わないという、根拠なき主張が幅を利かしていることにイントラアジアは違和感を抱きます。
ある言語の発展には長い年月がかかる、そのためには国民の言語向上意識と支持が必要である。国語の発展と語彙豊富化を最初からあきらめていたら、英語の国語化しか道はない。そしてそれを望む勢力もある。 マレーシアという国の置かれた立場をみれば、他国より英語力を高めることの必要性は同感する、しかし国語を発展させる努力の犠牲の上でそれを行うことは、英語による言語植民化といえる)

10月9日のマレーシア記事

【サバ州ムフティのカダザン族に関する発言が問題を起こした】
(Mufti とは各州に1人だけいるイスラム教の法官です。各州のスルタンまたは州元首によって任命されるはず)
サバ州Mufti が9月末にプトゥラジャヤで行われたシンポジウムで 発言した内容のため、サバ州カダザン人協会は、受けた屈辱を軽減するべく(先住民族の)慣習権に基づいてMufti に対する召喚状をサバ州Penampang地区の裁判所に出しました

このMufti の発言は、サバ州のムスリムコミュニティーのために、サバ州の先住民族でムスリムである者たちはマレー人と認識されなければならない、といった内容とのこと。ここでいうムスリムたちとは、サバ州先住民族中の Dusun人、Bajau人、Murut人などを指す。Mufti はさらに、カダザン人を非ムスリムDusun人 から成る考案された民族と評したとのこと。カダザン人はキリスト教徒がほとんどです。

サバ州カダザン人協会の副議長は語る、「もし先住民族のことを扱う慣習権裁判所でかたがつかなければ、我が民族の尊厳性と感情が修復不能に傷つくでしょう。」 「この間違った認識がそのままにされて問題にされず修正されなかったら、他の民族は このMuftiの発言は正しいと思ってしまうだろう。」 「もしMufti が慣習権裁判所に出廷しなければ、我々は警察と協力して逮捕状を発してもらうように行動します。」

(Intraasia 注: この Mufti自身はブルネイのスルー人を出自とするそうですが、マレーシアにおけるムスリムの最大民族であり且つ最大勢力を持つのがマレー人であることから、ムスリム一元化としてのマレー人化を志向する思考のようです。半島部でムスリム民族は圧倒的多数がマレー人であり、少数のインド人ムスリム、一般にmamak という呼称、が存在する。一方サラワク州とサバ州では先住民族がムスリム、キリスト教徒、アニミズム信仰とわかれている。 そこで民族的及び母語が同じであるはずの1つの先住民族が、キリスト教徒はカダザン人、ムスリムはドゥスン人と称されている、まとめてカダザンドゥスン人と呼ぶのが一般的のはず。 しかし多くの先住民族が共生するサバ州とサラワク州で、ムスリム少数民族をマレー民族化する思考と試みは必ずや強い反発を受けるでしょう。 例えば数世紀前にスマトラ島から半島部にやってきたミナンカバウ人を先祖とする人たちは、自身をマレー人と認識することにすでに問題はないようだ。 こういう点をみても半島部とボルネオ島部における先住民族に対する捉え方に差がある)

【社会的注目を浴びるUMNOの党大会と党内選挙】
マレー政権党UMNOは10月中旬に定期党大会を開きます。今年は党執行部、全国の地方組織の長、及び青年男子部、女子部、青年女子部の各執行部を決める選挙の年です。
これまでの党内選挙では、全国の代議員からなる 2500人ほどが党中央部門の選挙に投票していました。

今年の党内選挙は党の歴史で最も有権者が拡大した選挙になり、党員有権者数は14万6千人に及びます。今後10日間ほどの間にそれぞれ投票が行われます。UMNO青年男子部では7万人の有権者、UMNO女子部は10万人の有権者、UMNO成年女子部は5万人の有権者に大幅に増えています。 地方の組織の幹部を決める選挙には、14万6千人が投票します。

(Intraasia 注:今年9月10月はいくつもの政党が党大会を開きます、その内最大はUMNOになるのは当然です。尚党総裁と副総裁は対立候補がなく既に無選挙で、留任が決まっています、すなわちナジブ首相(総裁)とムヒディン副首相(副総裁)です。)

【モスクの募金箱から2リンギットを盗んだ失業者に2年の懲役と罰金RM 5千】
クランタン州で、モスクにあるお金の箱からわずかRM 2を盗った失業者の男が、懲役2年と罰金額RM 5千の刑に服さなければなりません。

この被疑者、36歳はコタバルの下級裁判所でココナツの葉の堅い葉脈部分を使って小銭をその箱から盗んだことを認めたことで、裁判長はこの判決を言い渡しました。この男性はもし罰金を払えなければ、懲役がさらに6か月増えます。

訴状によれば、コタバル郊外の村の出身者は、9月24日21時ごろコタバルのモスクで1リンギット紙幣2枚を盗んだ。裁判長は被告に告げる、「それはモスクの寄付金箱です、お前はモスク内で。宗教的罪を犯した、これはお前の心がまさに乾いている(注:keringという単語なののこう訳した) からです。モスクは神聖な場です」 「私はこの件で妥協はできません。」

この窃盗あった時、それを目にした祈祷していた信者の1人がモスクの保安院にこのことを通報しました。

(Intraasia 注:どうやら被告に弁護人はついていなかたようです。9月の終わりの犯行なので実に素早い裁判と結審です。失業者に5千リンギットは払えなさそうです。名前から被告も裁判長もマレー人です。ムスリムの視点からは多分刑に同感する人が多いかもしれません、一般的な犯罪の刑から言えば執行猶予がついておかしくないので、重い判決に感じる。 )

10月8日のマレーシア記事

【第3滑走路のテスト着陸成功でKLIA2のオープンは順調に進んでいるという説明】
クアラルンプール国際空港のKLIA2ターミナル用に建設した第3滑走路において、初の着陸テストが成功裏に行われました。

KLIAを離陸した航空機は運輸大臣ら幹部の見守る中15分後の第3滑走路に着陸してテストを終えました。第3滑走路は長さ 3960mで工費RM 2億6800万で建設しました。「このテストで、KLIA2のオープン2014年5月は危ういという心配に歯止めを掛けるべきです。 KLIA2はオープンに向けて順調に進んでいます。」

(Intraasia 注:KLIA2のオープン時期は何回も遅延させてきたので、滑走路のテストが1回ぐらいうまくいったからといって、全て順調と表現するのは建前と捉えるべきでしょう)

【ハイブリッド車の税免除措置が今年末で切れる】

ハイブリッド車の販売台数は、(業界団体である)マレーシア自動車協会によれば、2010年はわずか322台でした。2011年からハイブリッド車に対する輸入税と物品税の免除が取り入れられたことで、2011年は8403台、2012年は15355台に増えました。

しかし税免除3年間の優遇措置が2013年末で期限切れとなります。(報道によれば)政府はハイブリッド車に対する税免除優遇措置を継続しない意向のようです。マレーシア消費者協会は主張する、「ハイブリッド車を奨励することはあまりなされていない。さらに人がなぜハイブリッド車に好意を示すべきかの情報が欠けています。」 「税免除優遇措置は必要です。」

(Intraasia 注:実際の市場で売れているハイブリッド車は Toyota Prius1.5 価格 RM97000、 とHonda Jazz 価格RM 9万、だそうです。ガソリン価格が世界市場よりはるかに安いマレーシアですから、ハイブリッド車を積極的に選ぶ動機の向上にはむすびつきにくい。あくまでも環境などに興味あるドライバーが中心ではないだろうか)

【専門医を増やすために奨学枠を倍増する】
保健省大臣が明らかにした数字です: 専門医の人数は政府系医療機関(国立病院)において3714人、民間医療機関では推定8千人です。この総数は国立病院・医院と私立病院・医院で必要とする専門医総数の70%にしかあたらない。

そこで専門医の人数を増やす策として、マレーシアの大学が提供する修士課程向けに、奨学金枠を現行の450人分から1000人分に増やします。
この1000人分の奨学金枠は専門医を目指す医師に対して今年から与えます、専門医の分野は問わない。

「医師が専門医になる課程を取ることを、政府は奨励します。」 「医学部教育と学士課程以後教育においてこの何年もの間に変化と改革を経たにも関わらず、保健省は依然として医師と専門医の不足に面しています。」

(Intraasia 注:前にも書きましたように、クアラルンプールといえども専門医の個人医院及び専門医のいる小病院は非常に少ない。地方の町ではまずそういう施設はない、だからその地方にある国立の病院か都市部の中大病院へ足を運ぶしかない。 胃腸科、耳鼻科、眼科、整形外科、呼吸器科、泌尿器科、皮膚科などといった専門医が少ないことで、国立病院で専門科にかかりたい新患は予約期間が要る、各科の専門医をずらっと擁する有名私立病院は料金が高くで中流以上でないとかかることすら不可能です。 専門医にかかる必要のあるイントラアジアはひしひしと専門医不足を感じます。今回の政府の対策は効果が出るまでに年月がかかりますが、良い方向です)

10月7日のマレーシア記事

【ペナン州政府の推進する大規模交通インフラプロジェクトは中国色が強い】
ペナン州州政府は、ペナン島側で建設する大きな4つの交通インフラプロジェクトについて説明しました。

州政府の進める交通インフラプロジェクトは総予算RM 63億になります:
・Tahjung Bengah -Teluk Bahnag 12km (現在ある道路とは別に建設)、 竣工予定 2018年
・Tun Dr Lim Chong Eu ハイウエーとBandar Baru Air Itam を結ぶバイパス 4.6km、竣工予定 2019年
・Gurney Drive とTun Dr Lim Chong Eu ハイウエーを結ぶバイパス 4.2㎞、竣工予定 2022年
・島のGurney Drive と本土側 バタワースのBagan Ajam を結ぶ海底トンネル 6.5㎞、竣工予定 2025年

州政府はこれらのプロジェクトを進めるうえでの契約の調印を次の会社との間で行いました:
Consortium Zenith BUCG Sdn Bhd, 中国国際鉄道建設会社、北京都市建設グループ、

さらにConsortium Zenith BUCG Sdn Bhd は、州政府とは別に中国国際鉄道建設会社と海底トンネルと道路建設の詳細に関する契約を2種 交わしました。

ペナン州首相は語る、「これらのプロジェクトはペナン州経済を向上させるだけでなく、マレーシア人全体に益をもたらす。多くの仕事が作られることに加えて、建設会社はとりわけペナン州人に仕事を回すことを確約している。」 「 契約には署名したが、これらのプロジェクトは環境影響評価が提言することになる影響軽減措置に従わなければなりません。」 ペナン州政府は、環境影響評価を行う独立した会社を指名する予定です。

(Intraasia 注:民聯 (Pakatan Rakyat) 側の支配するペナン州は、大規模な交通インフラプロジェクトを進めることを総選挙前に公約していました。そして実際にそれを進めることになったわけです。4つのどれも中国企業が大いに関わる、とりわけ海底トンネルは経験のないマレーシアだけでは無理ですから中国の技術なしには進行できない、ということで、非常に中国色の強いプロジェクトですね。何回も書いたようにもうすぐ竣工するペナン第2大橋は中国企業が建設している。Barisan Nasional (国陣) 側連邦政府が半島部あちこちで進める大規模プロジェクトの中には中国企業がらみが少なくない。 )

【また深夜の南北縦断ハイウエーで長距離バス事故】

南北縦断ハイウエーの Putrajaya 近くで午前3時ごろ、北上していた夜行長距離バスが事故を起こしました。この事故でバスの運転手が死亡し、乗客17人がけがをし、その内米国人1人を含む3人は重傷で入院しました。

このバスはシンガポール発ペナン州行きのダブルデッカーバス(バスブランド名 Sri Maju) で、運転手、58歳、が運転を誤り、道路際の交通案内塔に追突しました。

(Intraasia 注:ガードレールを突き破り前部が大破した事故現場写真が載っている。夜行長距離バスの事故は、毎年必ず何件も起きていることで、珍しいことではありません。夜行バスしかない場合は仕方がないが、多くの長距離区間は昼間便もあるのでできるだけ昼間バスに乗った方がいいと思いますよ。)

【公開前に勝手にウエブ上で公開され、海賊版が出回ったマレー映画に同業プロダクションから支援の表明】
先週公開されたマレー映画 KL Gangster 2 は公開前から、ウエブ上で映画の動画が勝手に公開され、また海賊版のVCDなどが販売されました。それでも公開初日にはRM 60万の興行収入を上げました。

製作者は言う、「KL Gangster を公開した時は、初日はRM 150万の興行収入だった。 」 「もしこのKL Gangster 2の製作費がRM 200万なら私は嬉しいのだが、実際にはRM 450万の製作費です。投下資本を回収するには少なくとも興行収入RM 750万が必要です。750万にはシネマの差引分、テレビ局への販売額を含みます。」

(製作者の息子でもある)監督にとって、製作者を支援しようとする嬉しいニュースもある。今週火曜日に、ブミプトラ資本の映画製作プロダクション 10社が国家映画公社Finas に集まって、KL Gangster 2 への支持を表明します。これらのプロダクションは、 KRU Studios, Rumah Karya Cipta, Vision Works, ACE Motion, などです。 各プロダクションはさらにそれぞれ500枚のシネマ入場券を購入します、それを業界人に配るようです。

「私は彼らプロダクションの同情に涙は流さないが、非常に貴重に思います、業界にある仲間としての彼らの気持ちに意を強くします。」と製作者。

「これは映画産業にあるものは共通の問題に対処するために常に一つになることを示している。映画産業に起きている問題に対して、取締当局が真剣な取り締まりを取ることを要求することに、業界の誰もが賛成している。」

(Intraasia 注:人気のマレー映画のようで、入場券が通常のマレー映画より高い。 なぜ公開前に動画がウエブへ流出したのか知りませんが、ウエブで画質の悪い映画を見ても全然面白くないのにと、シネマだけで映画を見るイントラアジアは思う。製作費をかけて作ったのに、稼ぎの一部を海賊版などに奪われるのではたまったものではないですね)

10月6日のマレーシア記事

【小商い人向けの無担保小口融資】
(露天商のような)少商い人と小事業者向けのマイクロクレジットプログラム(無担保小口融資)における融資額の最少限度はRM 3千でした、これが2014年から引き揚げられます。

国内取引と協同組合と消費者省大臣は語る、「少商い人と小事業者からの反応では、彼らのビジネスを拡大する資本としては融資額RM 3千から始まる貸与額では不十分であるとさえ言っている。」 「我々はそういった小商い人と小事業者の不満の声に同情するものです。融資額RM 3千では確かに少額だ。この額をRM 1万に上げるという計画があります。」
「我が省は再度話し合いを持つことに賛成です。この詳細は10月25日の2014年度予算案提示において公表されます。」と大臣はペラ州のGopeng を訪れて語りました。

(Intraasia 注:2013年のこの時代、1990年代に比べて確かにRM 3千の価値は下がりました。 マレーシアはデフレ状態などは起きない社会ですから)

【子供婚はマレーシアでも依然としてはびこっている】
マレーシアにおける結婚できる最低年齢
・ムスリムの場合:男子は18歳、女子は16歳が結婚できる最低年齢と定められている。しかしシャリア裁判所の同意があれば、最低年齢に一切関係なく結婚できる。
・非ムスリムの場合: 男子も女子も18歳が最低年齢です。ただし、16歳から17歳でも各州のそれぞれの州首相の承認を得れば結婚できる。

シャリア裁判所は各州の州政府の下にあり、連邦政府の下にはない。(よって国の方針をシャリア裁判所に適用することは難しいとのこと)

最初の数字が2000年に実施された全国人口調査での数字、2番目の数字が2010年の全国人口調査での数字
15歳以下の既婚女子:6800人、 記録なし

10歳から14歳の寡婦: 235人、0人、
10歳から14歳の女子で離婚または永久に離別: 77人、0人、

15歳から19歳の既婚女子: 55915人、 82382人、
15歳から19歳の寡婦: 506人、 1037人、
15歳から19歳の女子で離婚または永久に離別: 774人、842人、

マレーシアシャリア司法部がまとめた統計
2012年に婚姻するどちらかが最低年齢に達していない、その多くは女性側、カップルの結婚申請が1165件あり、その内シャリア裁判所が認めたのが1022件。
2013年5月時点で、婚姻するどちらかが最低年齢に達していない、その多くは女性側、カップルの結婚申請が600件あり、その内シャリア裁判所が認めたのが446件

ムスリム女性の発言するグループ Sisters in Islam は主張する、「子供結婚は子供と少女に害を及ぼす、そしてしばしば悪用、健康問題、教育を受けにくいなどに結びつきやすいという国連の見方に賛成します。 子供結婚が婚姻法の抜け道から未だにマレーシアで存在することにショックです。」

(公的な立場を代表する)マレーシアイスラム教発展庁Jakim の長官は発言する、「年少年齢で結婚することをイスラム教は禁じていない。ただし婚姻したカップルは結婚が大きな責任を伴うということを十分理解できるほどに成熟している必要がある」

性の平等に対する共同行動グループによれば、子供結婚は単に田舎だけでなく都市部ででもある、非ムスリムの間での子供結婚もあるが、データが不十分で正確なことはつかめない、とのこと。

保健省の統計によれば、子供が出産する件数が増えています
19歳未満の少女が出産した件数は、2011年に18652件ありました。 2010年下半期の件数は5962件でした。

(Intraasia 注:子供結婚はアフガニスタンや南アジア、アフリカの少なからずの国国だけのことではなく、総数から言えば少なくてもマレーシアにも合法的に存在するということです。その多くははるか年長の男が少女を娶るという形のムスリム婚だと言っても間違いではないでしょう。 マレーシアのイスラム教界から異端視されているSister in Islam のような捉え方は極少数でしょう。公式なイスラム教界が年少結婚を認める以上大多数ムスリムは意義を唱えない、だからムスリム政治家はこの種の問題に手を染めない。 世界の各地で止まらない子供婚はその民族、地域の長年の慣行であり、それを宗教が権威づけているはずです。子供婚を慣習化している民族や地域はいわゆる市民革命を経験していない、だからこそ封建的・部族的支配体制や伝統支配観念が根強く残っている。こういう世界に西欧的男女平等思想は達しないか、拒否される。子供婚は子供婚だけが発生するのではなく、全体的な中の一つの表象現象である。 )

【マレーシアの税率】
個人の所得税率の最高は26%、  法人税率は 25%、 部分的に施行されているサービス税は6%、販売税は10%です。
所得税率に置いて、 26%を適用されるのは、課税年収が RM 10万を超える人たちです。 その下の24%を適用されるのは、課税年収がRM 5万1から10万まで。 所得税を払っている被雇用者はわずか15%に過ぎない。

(Intraasia注:所得税を払っているのは数百万人に過ぎないという所得捕捉率の低さがまず大きな問題です。それと 年収RM 100万以上のミリオネアーでも税率26%という高額所得者に非常に寛大な税率です。 課税年収がRM 10万というのは高収入であっても驚くほどではない。 一方課税年収数百万リンギットの富裕層がたくさんいるのに税率26%で頭打ちです、いかにも低い)




10月5日のマレーシア記事

【マレーシアと中国間の今後の関係強化プログラムの数々】
マレーシア公式訪問中の習国家主席とナジブ首相は、両国間の往復貿易額を2017年にはUS$1600億にまで増やすべく誓いを交わしました、この額は2012年の総額の1.7倍になります。

マレーシア通産省大臣は語る、「中国の外国向け投資総額US$5千億の5%を、今後5年間にマレーシアが受けることを狙っています。さらに8千万人の外国へ出かける中国人旅行者の 5%がマレーシアを訪れることも期待しています。」

(クアラルンプールとシンガポールを結ぶ高速鉄道の建設プロジェクトがマレーシアとシンガポール間で提案にのぼっています)中国側はこの建設に関与する興味があることを表明しました、さらに国家主席は共同声明中で述べる、「半島部北部回廊発展プロジェクトに参加することを前向きに考えている」

中国はサバ州コタキナバルとペナン州に総領事館を設置する、マレーシアは中国の南ning に総領事館を設置することになります。中国は初の大学分校をマレーシアに設立します、Xiamen 大学はスランゴール州のSalak Tinggi に建設して、2015年に開校します。

(Intraasia 注: 中国企業は、ペナン第2大橋建設を請け負い、マレー鉄道の南部路線であるGemas-ジョーホールバル区間の複線電化も請け負っている。他にも大きなプロジェクトに中国企業が関わるであろうことが報道されている。 さらに高速鉄道にも中国企業が大いにかかわる可能性も出てきている。 中国人旅行者が年間400万人にもなったらあちこち中国人が圧倒的に目立ってしまうだろう。マレーシアの政治家と大企業経営者人は中国に過剰に依存することをいとわないようだ)

ナジブ首相は、「習国家主席がインドネシアで提案した、アジアインフラ投資銀行の設立を大いに支持する。これは間違いなくアセアン(ASEAN)の発展に貢献します。」

(Intraasia 注:中国主導で且つ大部分を中国が出資することになるであろうアジアインフラ投資銀行を設立する、この提案は、日本が昔から主導するアジア開発銀行に対抗するものではないだろうか。 この2日間、華語紙は当然として英語紙も別刷特集まで組んで大きく中国国家主席のマレーシア訪問に関するニュースを載せている、華語紙は何ページにも渡って最大限に特集している。ただマレーシア語Utusan はさすがに国家主席の報道を第一面から外しており、主流マスコミの過剰な中国主席訪問フィーバーに参加しないということだろう。)

【中国のマレー語専攻の学生を受け入れているマラヤ大学】
国内の大学の中で、最大の中国語学部を持つのがマラヤ大学です。同学部は長年中国の北京外語大学と協力関係にあり、2000年以来学生の相互交換をしています。2005年以降は北京外語大学のマレー語専攻では、4年間7+1方式を奨励しているとのこと、つまり専攻学生は7セミスターを中国で学び、1セミスターをマレーシアの大学で学ぶという方式です。現在2012年クラスの中国人学生14人がマラヤ大学に留学中です。

マレーシア中国友好協会の会長によれば、現在マレーシアに留学している中国人学生約1万人、中国に留学しているマレーシア人学生は5千人ほどいるとのことです。

(Intraasia 注:以前から気が付いていることです、中国の大学でマレー語専攻があることが新聞でごくたまに話題になります。しかし日本ではマレーシア語専攻を持つ大学があることや一般向けにマレーシア語学習書さえ発刊されていることは一向に話題にならない。今回も中国の大学でマレー語専攻する学生の記事を書いている記者たちはこういう事実を知らないであろう。)

【外国人労働者向けに I-Cardを発行する】
外国人労働者向けに新しい身分証明書が11月中旬くらいまでに発行されることになります。全国の外国人労働者250万人に段階的に発行していきます。最初に発行されるのは65万人ほどになる。

セキュリティー機能を強化した I-Card がその新証明書です。身分証用に生体認証機能、バーコードを組み込んでいます。内務大臣は語る、「首相はこのI-Cardsを承認しました。 Percetakan Nasional Malaysia Berhad がこの身分証カードの主たる製作者になる。」 「外国人労働者の働く産業分野毎に色を変えます。」 「I-Cardが発行された外国人労働者はパスポートの携帯は不要になる」

内務省は2011年に雇用パスを保持する外国人用にI-Pass と呼ばれる新しい身分証 を発行しました。しかし内務省はその後より向上した身分証システムである I-Cardに着手しました。
内務大臣は語る、「I-Passは I-Card にとって替わられます。これで人は(イスラム教政党)PAS を連想させなくて済みます。I-Pass の発音はPas党を連想させやすい」

(Intraasia 注:Imigresen は”pass” という単語を滞在許可証の意味で長年使っている。 雇用パス、学生パスなどの種類がある。 だからといってPAS党には結びつかない。 いずれにしろ、偽造できないセキュリティー機能の優れたI-Card になったことだと期待します)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】

1万円を銀行で両替すると RM 320.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 311.0 を入手します。

10月4日のマレーシア記事

【中国国家主席のマレーシア公式訪問】
中国の習近平国家主席が初訪問としてマレーシアに3日夕方到着しました。習国家主席は夫人、外務大臣ら及び代表団を伴っており、3日間のマレーシア訪問は公式訪問になります。

習国家主席は声明で語る、「中国とマレーシアは良き隣人であり、良い友人であり、良いパートナーです。」「39年前に両国間で国交が開始されて以来、中国マレーシア関係は多くの成果を産出し、我われの国民に利益をもたらしました。」

マレーシアを訪れる中国人旅行者数は2012年155万8千人でした、2003年は42万人でした。一方中国を訪れるマレーシア人旅行者数は2012年123万5千人でした、2003年は43万人。

2012年にマレーシアから中国への輸出総額はUS$287億、その内 製造品が73.2%を占め、農業品が16.8%を占める。
2012年にマレーシアが中国から輸入する総額はUS$297億、その内 製造品が95.2%を占める。
マレーシアの総貿易額に占める中国の割合は13.8%になる。

(Intraasia 注:これまでにも書きましたように、1974年にマレーシアが中国との国交を開始を決めて訪中したのは第2代首相Razak です。つまりナジブ首相の父親です。Razak 首相はその後病死したが、彼の妻に対する中国の扱いは丁重に続いているとのこと。 ナジブ首相が父親の足跡を非常に重要視していることは知られたこと、その一環として彼は数回訪中して中国との協力強化を推進している。西欧教育を受けたナジブ首相は決して中国志向ではないが、親中国的であることは間違いない。 ナジブ首相の息子は中国留学も終えている。こうしてナジブ政権では中国との関係に他国との比較でいえばより熱心である。東南アジア諸国の中では南シナ海の領海領土で中国と対立している国があるが、マレーシアはスプラトリー諸島の領有を主張しても全く行動には出ないし、中国批判も全くしない。極めて穏健的で消極的な対応をしている。ベトナムとフィリピンの対中国対応とは非常なる差がある。とにかくマレーシアは中国との貿易をさらに増やし、中国からの投資増加を期待する経済優先の立場を一貫して強めている。いうまでもなくマレーシア華人経済界主流は親中国的立場から関係強化積極論者である。 )

【Bursa Malaysiaで金の先物取引が始まる】
中央銀行Bank Negaraは金(ゴールド)先物取り引き市場を開始すると発表しました。名称はBursa Gold Futures になる。
金(ゴールド)先物取り引きは Bursa Malaysia (マレーシア証券取引所)において、10月7日から始まる予定です、取り引き者の主対象は国内の小売投資家になるとのこと。

先物取り引きの表示通貨はマレーシアリンギット、取引最小単位は100g、です。これによって一般投資家にも手を出せることを狙ていると、Bursa Malaysiaは声明で明らかにしています。「Bursa Gold Futures の取引は現金決済になる、このことで価格透明度への信頼を提供し、真の金価格にできるだけ近づくようになる。」と。

金の価格は2013年初めはRM 5189でした、それが6月26日には最安値のRM 3722を記録し、現在RM 4055です。

(Intraasia 注:民間の会社が無許可に金投資ビジネスを拡大したことを受けて、中央銀行Bank Negaraが金投資の公明化を図ったということのようです)

10月3日のマレーシア記事

【指名手配の3人組を射殺】
トレンガヌ州のDugung で今年8月13日に nasi kukus 商売人を強盗して射殺した、悪党グループの残忍な行為に報復する形で、10月2日夜警察がその3人の男たちを射殺しました。

ペラ州Gerik で午前1時40分ごろ起きた銃撃に応戦する中で死亡した男たちの内2人は、クランタン州出身の25歳と26歳の者です(記事に載っている名前は省略)
この取り締まり作戦で死亡したもう1人の容疑者については、まだその身分が特定できていません。

Dugun での殺人以外にも、この3人組はパハン州クアンタンで1人の女性が所有するMPV車を強盗しようとした事件にも関与している疑いもあります。

別の新聞
この3人は指名手配者リストの上位にあったものです。
警察庁長官は記者会見で、「犯人の銃撃に防戦する中で警察は3人を射殺した。彼らの車から2丁の拳銃と弾丸が発見された。3人組はこの半年大変活発だった。」 3人中の2人は前科6犯で、もう1人は前科2犯です。

(Intraasia 注:こういう犯罪グループの拳銃所持の率は非常に高いことが、事件後の記者会見で必ず展示される犯人の物品一覧でわかります。警察官の自己防衛なのか過剰攻撃なのかわかりませんが、犯罪グループの高い銃器保有の中で警察が常に銃撃にでることは容易に理解される。 ところでnasi kukus は蒸したごはんで通常は味付けチキンなどのおかずと一緒に食べます、多分東海岸州のマレー料理ではないかな、美味しいですよ)

【違法外国人労働者の最終期限を延長しない】
全国的に違法外国人労働者を取り締まり、不法滞在者を合法化する 6P Bersepadu (6P漂白プログラム)プログラムがおこなわれています。

副首相の下で開いた内閣小委員会で、この6P Bersepadu プログラムの最終期限を延長しないことを決めました。 これを発表した内務省は声明の中で、外国人労働者の合法化を申請した雇用者で騙されたと主張する者は内務省に相談しなさいとしています。「代理業者によって騙されたことで外国人労働者を合法化できない雇用者の申請に関しては、特別プログラムを始めるのでその下で解決するように手助けします。」 「その場合雇用者は警察訴え報告書を提示する必要がある。」

この特別プログラムは10月21日から2014年1月20日まで行うとのことです。6P Bersepadu (6P漂白プログラム)プログラムも引き続き実施します。
内閣小委員会はさらに、外国人労働者が働く分野毎に異なる色の身分証を発行されることを承認しました。

(Intraasia 注:外国人労働者合法化プログラムに関わらず、官公庁が何何のプログラムを実施すると、必ずといっていいぐらい代理人・代理業者、斡旋人といった第3者が介在することになる。例えば国民向けの公共住宅の割り当てなどにおいても第3者に物事を頼む人たちがいつもいるそうです。祝祭時期の露天商の出店選びの際いつも代理人の出現が問題になる。こういった第3者頼みする人々の行動と思考が費用の高騰に結びついたり、騙し行為の発生に結びつく。まこと厄介なことです)

【PMR試験が始まった】
全国3500か所の試験会場で、PMR試験が始まりました。今年の受験者数は 46万2940人です。試験は5日間行われます

2014年から新しい別の形式の試験PBSに替わるので、1992年から始まったPMR試験は今年が最後です。今年の受験者総数中、43万146名は国民中学校と国家全面補助の中学校と宗教中学校の生徒です。6千人ほどは国家機構下にある中学校の生徒、1万人弱は政府開設だが全面補助ではない宗教学校の生徒です。他にも独立中華中学生徒が1万3千人ほど、私立中学校の生徒などが受験生です。)

(Intraasia 注:PMRは中学校の第一段階の終わりである3年生対象の全国統一試験です。 Sekolah Agama と呼ばれるイスラム教中学の生徒が結構な人数いることがわかります)

【今月半ば予定されていた米国大統領訪問は延期された】
10月11日にグローバル企業家サミットに出席する形でマレーシアを初訪問することになっていた米国大統領は、米国内で起きている政府と議会の対決問題の重要さから訪問を延期することになりました。
ナジブ首相は、米国大統領から直接電話があったと明らかにし、「この時期にマレーシア訪問ができない理由はよくわかると伝えた」 と述べました。

(Intraasia 注:米国大統領は来ないことになったが、今日インドネシアを訪れている中国の国家主席はマレーシアを初訪問します)

10月2日のマレーシア記事

【国家会計監査が示す官庁の浪費の数々】
2012年国家会計監査長官報告書が公表されました。(明らかにされたくさんの浪費、過剰支出、不適切支出の一つとして)

マレーシア漁業発展庁はその監督業務を十分に行っていません。全国の州に渡って漁民が補助金付きの安価なディーゼル油(軽油)を不法に取引した事例が2千件にも及びます。このことで政府に総額RM 814万の損失を与えました。

C2型漁船が使う軽油は本来 価格RM 1.8/リットルの軽油ですが、それなのに補助金付き軽油 価格RM 1.25/リットルがC2型漁船に供給されました。このため国家の負担が膨らんだ。合計で1481万リットルがこの特別安価で提供された。 州別で多いのはパハン州の547件、ペラ州の542件です。
C2型深海魚船用に補助金付き軽油を売ることは2011年6月から制限されました。

(Intraasia 注:明らかにされるだけで、是正措置が取られるかはまた別のことです)

【世界報道の自由度番付で順位が下がったマレーシア】
メディアNGOである ”国境なき記者団”が、世界179か国の報道の自由を調査した、世界報道の自由番付の2012年で、マレーシアは前年の122位から145位に下がりました。

コミュニケーションとマルチメディア省の大臣は、番付下落はメディアに対する政治的圧力のせいだという見方に反論して、「 昨年クアラルンプールで行われた Bersih 2.0 の集会でデモ参加者に報道陣らが暴行を受けたせいです。これは政府は一切関与していない。」 と国会答弁で述べました。

(Intraasia 注:この種の番付がどこまで信頼に値するかは別にして、マレーシアの報道の自由度が高くないのは昔から知られたことであり、長年マレーシアの各紙を読んでいるイントラアジアはその政府・与党体制寄り過ぎる紙面に日々耐えながら付き合っています。テレビニュースは政府与党系のニュースがほとんどとの印象がある。 犯罪の比較的多い国情を反映して警察の権限が強いことは結構だが、警察官僚の治安維持思想が強すぎる立場が続いていることで、マスコミの論調が影響を受けかねないことを感じます)

【高等教育奨学金の受領者中、未返済者の割合は3分の1】
国家高等教育基金(PTPTN) から奨学金を得た者の数は124万人になる、その内で依然として返済していない人数は 41万2千人になる、と教育大臣が国会で書面答弁の形で明らかにしました。
奨学金受領者において男性は 527152人になり、 その内未返済の割合は36%で、188371人。
奨学金受領者において女性が 814221人になり、 その内未返済の割合は 33%で、265305人。

未返済者数が多い州:サバ州 32428人、クランタン州 54446人、トレンガヌ州 29089人、 ケダー州 41325人、 

(Intraasia 注:なんと3分の1が未返済者という すごい高率です。PTPTNの未返済率が高いことはこれまでも何回もニュースになっていますが、具体的な数字が示されました。 返済奨励策を少々とってもこれほど高い比率では向上が見込めなさそうです。 なお国立の大学で学ぶ男女比率では女性が3分の2強を占める、つまり圧倒的に女子学生が多いので、奨学金受領者に女性が多いのは当然でしょう)

【賃貸不動産ポルタルの広告から】
マレーシア各地から計10万室を超える賃貸住居のためのオンラインポルタルです。自分の望む部屋がきっと見つかります。 ibilik.com を(クリックして)訪れましょう。 

(Intraasia 注:マレーシア住宅不動産の賃貸または売買用のポルタルは以前から複数あります。初めて知ったこの ibilik を見てみたら、東南アジア5か国を扱っており、その中でマレーシアの賃貸不動産はかなりの数が載っている。住宅不動産ポルタルの中には高額物件ばかりのものもあるが、この ibilik はかなりの低家賃住居もたくさん載せている点が良い面だと感じます。マレーシア一時滞在したい人は、ホテルだけにこだわらなければこういうポルタルは十分に参考になるはずです。尚情報の中には他の同種ポルタルにも載せている掛け持ち情報もたくさんありますが、そのこと自体は問題とはならないでしょう)

10月1日のマレーシア記事

【最大のタバコメーカーが値上げした】
(マレーシアのたばこ市場で最大のシェアを占める)British American Tobacco Malaysia は9月30日実施のタバコの値上げを発表しました。 主な銘柄の価格です、
1箱RM 12.0 のブランド: Dunhill, Kent, Benson&Hedge, Lucky Strike, Rothmans
1箱RM 10.5 のブランド:Peter Stuyvesant, Pall Mall Range

同社は今年6月にも値上げをしました。 先週政府はたばこ税の増税14%を決め公報しました。
JT International と Phip Morris International の2社もタバコ小売価格を値上げするものとみられます。

国際税と投資委員会の議長は語る、「たばこ税の増税は、合法タバコ市場を安定化させるためにもっと予期できるあり方で行われるべきです。」 同議長は、2012年にアジアの11か国における違法タバコ市場に関する研究報告をメディアに公表しました。

政府がたばこ税を上げ続けてきて現在は48%になった、このことでこの8年間に違法タバコ市場が40%増えた。政府は2012年だけで推定RM 19億の税を取り逃がしている。マレーシアは、調査した11か国中で3番目に違法タバコ消費量が高い国です。

(Intraasia 注:当然他のメーカーも値上げすることでしょう。RM12 の価値を知ってもらうために他の物の値段をあげておきましょう。偶然本日イントラアジアの他のブログで消費物品の価格を列挙する記事 『スーパーの広告でみる一般消費商品の画像と価格』 を掲載しましのたで、クリックして開いてください。 
ところでタバコ値上げで高いブランドタバコではない比較的安いブランドのタバコはこれまで以上に、広く出回っている密輸タバコの影響を受けると見られているそうです) 

【 Rela 志願警衛隊の受け取る時給額】
(志願して隊員に参加する国民警備組織である)Rela 志願警衛隊は、現在288万人の隊員がいます。 Relaの長官が明らかにした数字では、民族別構成比率はマレー人が71%、12%が華人、4%がインド人、12%がその他民族です。「Relaにはどの民族にも開かれています。288万人の隊員がいるが、活動に参加するのは100万人で、不活動の隊員が多い。」

Rela隊員になる要件: 18以上のマレーシア国民であり、身体的に丈夫で健康であること、 年齢の上限制限はない、 

Relaの活動に参加した平隊員には時給RM 6が支給され、士官隊員には時給RM 7.8が支給されます。

Rela 志願警衛隊は、国内の治安と安寧を保つための志願制組織として1972年に設立されました。「当時は警察と軍隊の目と耳になる民兵組織として構成されていました。その後1990年にRelaの役割は少し変わった。」

(Intraasia 注:時給を支給するのはもちろん国庫からです。Rela は国の機構の大衆組織ともいえます。クアラルンプール国際空港のLCCターミナルの入国検査場で人の整理をしているのはRela 隊員です。 例えば何々の集会など大きな催しの際、人手の整理をするのも Rela の活動の1つです。)

【ジョーホール州は外国人の買える住宅不動産の最低価格を引き上げない】
(住宅不動産市場で住宅価格の上昇が止まらないことから、外国人が買えるユニットあたりの最低価格を現在のRM 50万から大幅にあげる声が出ています)

ジョーホール州州首相は語る、「ジョーホール州は住宅価格において外国人購入者用の最低価格RM 50万をRM 100万に変更するつもりはありません。」 「最低価格をRM 100万に上げるとジョーホール州の住宅市場にマイナスの影響が出ます。 一度最低価格を上げると、デベロッパーは住宅価格がRM 100万以上の物件だけを建てるでしょう。」 
「ジョーホール州は引き続き外国人の不動産購買者を歓迎します、しかしマレーシア人が自家を持つことを奪われないようにします。」 「だから我われはデベロッパーがジョーホール州人が入手できる住宅を建てることを強調しているのです。」

「今後5年間で州内に、ユニット価格RM 15万以下の住宅が2万8千戸建てられます、その内Iskandar Malaysia内に2万戸です。」 「 外国人は今後中古住宅市場でマレーシア人オーナーから購入することを禁じられます、しかし外国人オーナーからは購入できます。」 「外国人は農地を買えません。」

(Intraasia 注:ジョーホール州の開発特区である Iskandar Malaysia における、高級及び豪華住宅の建設のニュースと建設計画発表のニュースがまこと頻繁に新聞の広告と記事になります。不動産業界と不動産記事は盛んにもてはやしています。確かにシンガポール人の購買意欲は強いようで、それが大きな原動力なんでしょう。 ただしょせんそれらの住宅はマレーシア庶民階級には手の届かない高級以上の住宅です。RM 50万を超える住宅を買えるのは、十分中流だという証拠ですね。 外国人が中古市場で住宅を買えないようにするという措置は、それだけこのクラスの住宅供給が増えつつあるという証拠でしょう。遅かれ早かれ過剰供給になるのではないだろうか? まあ非中流庶民階層には関係ないことですが。)

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