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「新聞の記事から」は日本人が興味を抱きそうなことだけを対象にしていません。幅広くマレーシアを姿を伝えるためにニュースを選びその解説を加えています。

(画像はM.I. さんの製作です)

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4月30日のマレーシア記事

【インド洋におけるマレーシア航空機捜索活動から日本が抜けることはない、とマレーシア国防大臣】
(今年3月インド洋に消えたマレーシア航空機の捜索は依然としてオーストラリア沖のインド洋で継続して行われている。これにはマレーシア、オーストラリア、中国だけでなく日本も含めて多国籍部隊が参加している)

運輸大臣代行も務めるマレーシア国防大臣は、クアラルンプールにある国防省で日本の防衛大臣の訪問を受けました。その後で国防大臣は記者団に語る、:マレーシア航空機事故を探るための国際専門家委員会に、日本として参加したいとの要求を受けた。 そこで日本の参加を歓迎します、なぜなら専門委員会は透明で信頼のおけるものだからです。我々は(他国の)人がやって来て委員会に加わるのは何ら問題ない、世界中がマレーシア航空機のことについて知りたいと願っている。」

「東南アジアにおける平和と安定の維持、災害救助、テロリズム対策の情報共有、防衛産業といった事柄において、マレーシアと日本は引き続き協同していくことを望んでいる。」 

「インド洋でのマレーシア航空機捜索活動から日本が抜けたという報道は、事実からほど遠い話です。先ほど日本の防衛大臣が訪れて、さらにどういうことで手助けできるかと彼は言っていました。」 「日本の捜索活動への献身は依然として強いものがあることを示しています。」

(Intraasia 注:3月に既に書いたように、マレーシア航空機捜索活動は南シナ海とマラッカ海峡で行われていたときから既に、マレーシアは別として、ある種の軍事的狙いが多少は秘められていることが推測された、とりわけ中国の場合。よってインド洋に場所が移っても、人道的観点からの協力が主であることは当然として、軍事的捜索能力の暗示とアセアン(ASEAN)協力の意図は当然秘められている。)

【イスラム政党 PASのhudud 施行提案を支持するかのような発言を匂わせる政権与党 UMNO】
(当サイトで既に何回も報じたように、イスラム政党 PASがクランタン州に Hudud (イスラム教に基づいたシャリア刑法)を2015年から施行することを計画している。これは単にクランタン州だけでなく国家としても重要な意味を持つ事象です。そこで国内各界から賛否が強く出ている)

民主行動党DAPの書記長、ペナン州首相でもある、は言う、「行動党の執行委員会は全員一致して、何党であれマレーシアでHududを施行することには固く反対する、と決議しました。」

「(ナジブ内閣の)イスラム教担当大臣が最近、UMNO党は Hudud に関して予備交渉する用意があると発言したことは、UMNOによる民聯 (Pakatan Rakyat) を分裂させる策略にすぎない。」 「ナジブ首相自身2011年にHudud の施行に反対といっているではないか。」 「クランタン州でHudud を施行するためにUMNOを信用することは、民聯 (Pakatan Rakyat) の分裂につながる。」

「hudud を施行するのはイスラム政党 PASであり、民聯 (Pakatan Rakyat) の政策ではない。 民主行動党DAPはそれに賛成したことは一度もないからです。」 「イスラム政党 PASの総裁が、民聯 (Pakatan Rakyat) が2011年に賛成したというのは間違いです。」

イスラム政党 PASはまた、シャリア裁判所法1965年を改定しようと計画しています。この現行法では、シャリア法廷は有罪の場合、最高で懲役3年、むち打ち刑6回、罰金額 RM 5千を超えて宣告できないと定められている。改定によってこれを、最高で死刑、手足などの切断も宣告できるようにする、というものです。

(Intraasia 注:マレーシアはこれまで、家族・婚姻・財産・相続という民法面では、ムスリム用の法体系と非ムスリム用の市民法体系の2本立てでやってきた。クランタン州に限定とはいえ hudud 実施というのは刑事法にまでそれを広げることなので、国として持つ意味合いは大きい。クランタン州といえども非ムスリムは5%ぐらい住んでいる。非ムスリムにhudud は100%関係ないとは言い切れないところにもこの問題の複雑さがある、例えばムスリムと非ムスリム間の姦通の場合はどう処するのであろう?)

【首都圏の給水制限プログラムは解除して5月1日から通常給水に戻します】
スランゴール州首相は給水制限プログラムに関するお知らせを30日に発表しました。
「スランゴール州とクアラルンプールとプトゥラジャヤに実施していた給水制限プログラムは、5月1日に終了させます。」
「ただし地域によっては遅くとも 2日には通常通りの水道供給に戻るでしょう。」

(Intraasia 注:30日のぎりぎりになって発表されたお知らせです。ながびく給水制限に住民からかなりの不満がでていたのは間違いない)
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4月29日のマレーシア記事

【中世のマラッカ王国が隠したと信じている人たちが探している財宝】
(現在のマラッカ州あたりで15,6世紀に栄えたマラッカ王国時代のマレースルタン王朝が残した財宝が、マラッカ州のNangka島に隠されているという話は昔からあるそうです。Nangka島はマラッカの海岸線から17㎞ほど離れた所に浮かぶ小さな島です)

ナンカ島の(隠されていると信じている人には)数十億リンギットにもなるという財宝の存在は、1,2日経てば明らかになることでしょう。

マラッカ州の工事・公共施設・運輸等委員会の議長は語る、「ナンカ島の(財宝が隠されていると信じられている)その地へ続くと思われる石壁は既に90%ほど掘り崩した。30日には掘り崩しは全て終わるでしょう。」 「我々はこの入口はあと2日で開けられることになると思う。そうすれば、財宝が存在するかどうかの答えが得られるでしょう。」

「財宝探しの仕事を請け負っているのは、Smart Partnership International (M) Sdn Bhdです。契約は1月から始まってこの4月末で終わる。」 「もし同社が契約期間中にその堀り崩しを終えられなければ、マラッカ州政府は契約を別の会社に与えます。一方同社は壁の掘り崩しを終えることはできたが埋蔵物は全く見つからなかった場合は、同社がさらなる宝探しができるように契約の延長をします。」

Smart Partnership International (M) Sdn Bhdの社長は語る、「石壁を崩す仕事は36人の労働者が24時間体制でやっている。現時点では(財宝の)何の兆候も現れていない。もし我々が何らかの埋蔵物か財宝を発見したら、特別記者会見を開いてただちにお知らせします。」

マラッカ州警察の副長官は、「仮にその地で財宝が見つかったら、海洋警察と国境警備部隊がその場所を守るべく駐屯することになる。」
ナンカ島は広さ20ヘクタールほどの無人島であり、(マラッカ州のよく知られた)Besar 島(ブサールと発音)から4㎞ 離れている。

(Intraasia注:このニュースはこのところいくつかの新聞に載っている。マレースルタン国はやって来たポルトガルと争い1511年に敗れた。マラッカ海岸部はポルトガルの手に落ちたことで、これが17世紀からオランダ、英国と続くマレー半島の植民化の始まりとなる。 詳しいことは歴史書を読んでください。 確か、マラッカスルタン王朝はその後ジョーホール州のスルタンに継承されてつながると言われているはず。 それはとして、恐らくこの中世のマラッカスルタン王朝が財宝をその小さな島に隠したという幻伝説なんでしょうね。いや、信じる人にとっては単なる伝説ではなく伝承かな。世界のいろんな地には滅びた王国が隠し残した財宝の話がある。宝探しを仕事にしている人たちもいるぐらいですから、全てが幻とは言いませんが、果たしてマラッカ州政府が乗り出した財宝探しは見つかるでしょうか?)

【クアラルンプール国際空港KLIA と KLIA2 における空港税改定に関する IATA と空港会社の提案額】
IATA(国際航空運送協会)は、マレーシア政府がクアラルンプール国際空港(KLIAという略称) と KLIA2における利用者サービス料金(いわゆる空港税のこと)において均衡のとれた料金設定にすることを望んでいます。 KLIA2は5月2日にオープンします。

IATA(国際航空運送協会)東南アジア地区の代表によれば、IATAは KLIA とKLIA2の利用者サービス料金をRM 44と RM 45程度に設定することを提案しました。 IATA側はこの件でマレーシア政府と話し合い中です。
「KLIA2は少なくとも施設面で同じです。 施設面でかなり良いのに空港税がかなり低額であるというのは不公平です。」 「空港税面で、KLIAで運行している航空会社には明らかに不利です。」

利用者サービス料金(いわゆる空港税のこと)は顧客が航空券購入時に航空会社が徴収します、そして顧客が飛行を終えた時点でマレーシア空港持ち株会社に支払われる、仕組みです。航空券を購入したが実際には航空機に乗らなかった人は、利用者サービス料金(いわゆる空港税のこと)の全額返金を受ける権利があります。

現在のLCCターミナルでの空港税は、国際線フライトが RM 32であり、国内線フライトがRM 6に設定されている。
報道によれば、マレーシア空港持ち株会社はこの空港税を、国際線フライトでRM 35、国内線フライトでRM 7に値上げすることを提示したとのことです。さらにKLIAにおける空港税は、国際線フライトでRM71、国内線フライトでRM 10に値上げする提示です。 現在の空港税はRM 65 と RM 9になっている。

(Intraasia 注:低コスト航空つまり AirAsia の頻繁な利用者として、空港を移転による値上げは反対ですな。 )

【大統領補佐官がアンワル元副首相に会った】
米国大統領のマレーシア滞在中にクアラルンプールのホテルで、国家安全保障担当補佐官が野党陣営の領袖であるアンワル元副首相と会いました。そしてアンワル元副首相が男色行為裁判で有罪を受けていることに関して、補佐官は懸念を示しました。さらにナジブ政権に対してマレーシアにおける法の支配がきちんと適用されるように求めました。

その後ホワイトハウス声明が出されました: ライス国家安全保障担当補佐官はアンワル氏に対して次のように強調した、「米国はこの裁判を注意深く見守っている。彼を起訴するという決定と裁判は法の支配及び裁判所の独立性に関して多くの懸念を呼び起こした。」

大統領はナジブ首相との共同記者会見の中で、人権は守られるべきである、しかしこの問題が米国のマレーシアとの関係を向上させる計画において立ちふさがることはないだろうと示唆する発言をしていました。

アンワル元副首相はライス国家安全保障担当補佐官との会談の後声明を出しました:米国とマレーシアの関係は貿易と安全及びその他伝統的事項だけでなく、人権と良き統治と民主主義も含まれるべきであると、補佐官に伝えた。

(Intraasia 注:外報記事です。アンワル元副首相に大統領は会わなかったが、かなり高位の米国政府高官が会って、彼の主張を聞いたという記事です。彼の裁判は前にも書いたように所詮本当のところは誰にもわからない、よって起訴有罪は政府与党筋の陰謀かは決めつけられない。しかし裁判自体が公正に進行しているかどうかは外部の者もかなり判断はできる。  いかにも米国らしく自国の基準を他国にも適用して判断する。 しかし今回の大統領訪問ではナジブ首相との間でこのことは表立って話題にはならなかったということですね、)

4月28日のマレーシア記事

【マレーシア訪問した米国大統領が公式行事以外にこなした日程の中身】
(米国大統領はマレーシアを訪問してナジブ首相らマレーシア政府首脳らとの協議を終えた後である) 27日午後に米国大統領はマラヤ大学内にある講堂で開かれた、”アセアン(ASEAN)青年リーダーイニシアチブ”の集まりに出席して講演しました。

その際の発言中には次に様なものがある:
「あなたたちの政府にはみんなを敬意をもって扱うことを期待しなさい、そうすればあなたたちは上手くいきます。」
「非ムスリムが(ムスリムと)同じような機会を得ることがなければ、マレーシアは成功しないでしょう。」
「マレーシアの非ムスリムは現在敵意を受けている、中には抑圧を受けている人もいる」

大統領は、世界中での市民権を得るための苦闘を米国における民族的少数派に対する差別をなくする戦いに例えました。彼はまた、女性に公平な機会を与えること、宗教的少数者と民族的少数者に公平な機会を与えることの必要さを強調しました。

「(私の)この種の旅行は普通全てビジネスである。私は、あなたたちのような若い人たちから直接話を聞ける、この集まりの様なイベントを行おうと試みているのです。」

大統領は講演の後で、(100人位の青年リーダーを含む)約400人ほどの聴衆から質問を受けて答えました、そしてこの集まりでは費やした時間は約90分でした。

大統領はこの集いに出席した後で、マレーシアの10の市民団体・グループの代表との懇談会を非公開で行いました(注:全く別の場所。ホテルで夜間だったとのこと)。
出席した市民グループ代表によれば、大統領は広範囲な人権問題に関する彼らの話を15分間ほど熱心に耳を傾けたとのことで、この懇談会は1時間近く続きました。

Malaysian Human Rights Society (Hakam) の代表は語る、「我々は時間内で可能な全ての人権問題を取り上げた。」
市民団体・グループの代表たちは、宗教的及び民族的分極化、敵対的な政治、自由で公正な選挙、政治的迫害、法の支配、政府のメディア支配、といったことを取り上げた。

この懇談会に各代表が出席した市民団体・グループの名称: (公正な選挙を監視する組織である) Bersih 2.0.  Malaysian Human Rights Commission( 官製のマレーシア人権委員会)、Malaysian Human Rights Society(マレーシア人権ソサイエティー)、マレーシア弁護士協会、(穏健なムスリムグループである) Islamic Renaissance Front、(発言する女性ムスリムグループである) Sisters in Islam、Coalition of Malaysian NGOs (マレーシアNGOの共同組織)、人権グループTenaganita、ローマカトリックのクアラルンプール大司教区、マレーシアキリスト教会会議。

(Intraasia 注:米国大統領はマレーシアの公賓として訪問したのだから、TPP交渉を含めた首脳陣との協議と国王らとの公式行事がほとんどで、あとは付け足し的にアセアン(ASEAN)諸国の青年との集いに出るのだろうと思っていました。だから大統領の行動と発言に特に期待を持っていませんでした。ところが実際の行動と発言はイントラアジアが思っていたものとかなり違ったものが含まれていたことがわかりました。それがここに掲載した部分です。
イントラアジアは、70年代と80年代と90年代に米国を訪れたが、昔から米国大好き人間では全然ないし、米国憧れなど今では全くありません。そういう前提からみてもこの大統領の発言と行動には印象付けられた。大統領のマレーシア公式訪問は日本の場合と同じく2泊3日だった。日本のマスコミを読んだ限り、その間に日本では彼が在野の指導者らと懇談する機会は皆無であったし、一般市民向けの集いで演説するようなこともなかった。首相との会見と食事会、皇室公式行事がほとんどでせいぜいロボット見学程度だったそうだ。これでは日本の在野や市民団体の声は大統領には全く届かないし、市民が彼の発言を直接聞く機会もありえない。発言が示唆に富むから聞くべきだということではない、遠来の指導者からその意見を直接聞くことに意味がある。 偶然、米国大統領はほぼ同時期且つ同日程で両国を訪問した。マレーシア政府側が望んだ行動ではなかったろうが、米国側がこういう行動と発言する機会を黙認した。一体日本とマレーシアではどちらが開かれた政府かと思う)

【TPPA(環太平洋戦略的経済連携協定)に関する両国首脳の記者会見での発言】
オバマ大統領とナジブ首相が2人会談を行った後の共同記者会見での発言。

ナジブ首相: 我々は自由貿易を信奉しているので、マレーシアは独自の意思でTPPA(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉に参加している。マレーシアはいじめられて参加しているわけではない。TPPA(環太平洋戦略的経済連携協定)におけるマレーシアの敏感な問題を大統領が理解していることに、私は感謝したい。」 「交渉は常に込入っているが、残った問題を解決するべく努力しています。」

オバマ大統領:米国政府はマレーシア政府をいじめているわけではない。最終的な合意の前に皆が結論を急いでしまわないことが大切です。TPPA(環太平洋戦略的経済連携協定)は正しいことだと、私は確信する。なぜならTPPA は仕事とビジネスを創出します、これは労働集約中心から高技術志向へ変わっていくマレーシアのような国に利点がある。

(TPPAが終結したら医薬品が高くなるのではとのメディア質問に答えて)「米国企業は研究と開発で素晴らしい仕事をしており、世界の人たちの命を救う医学の飛躍的な発明をしている。」

(Intraasia 注:首相も大統領も自身で細かなTPP交渉をしているわけではない。そこでこの種の細かな質問にはガイドライン程度の答えしか返ってこないでしょうね。思った通り、南シナ海における中国の行動に対しては特定国の名前をあげず公式論を確認しただけですね)

【ネット接続速度の国際比較でマレーシアはかなり遅い方】
インターネット接続のスピード調査会社である Ooklaが最近公表した調査結果からです。

世界190か国・地域におけるネット接続して閲覧するスピードを比較しました、最速の国・地域は香港であり 77.18Mbpsです。マレーシアは5.39Mbps という、いわば亀のスピードであり、世界番付では120位になる。

アジアの国々を見ると、シンガポールが 66.24Mbpsで番付第2位、 韓国は 52.95Mbps、日本は 40.19Mbps、台湾は 40.14Mbps。

(Intraasia 注:ネット接続面でシンガポールのような非常に面積が狭く山岳地のない平坦な国とマレーシアを比較するのは不公平ともいえる。マレーシア国内でも環境と場所によって接続スピードはかなり違う。だから、約 5Mbpsというのはマレーシアにおいてはかなり良いネット環境と言えそうです。KL中心部にほど近い地区に住むイントラアジアが利用しているWiMaxサービスでは実効速度で 2Mbpsあることは稀であり、5Mbps には全く至らない。さらにどのネット接続提供会社でも、接続容量に制限を設けている。 この速度ではYouTube のような動画を見るのは明らかに不十分です。こういう調査では何を基準にして各国の数値を出しているのか知りませんが、マレーシアが国として接続が十分早く、安価であると言えないことは確かでしょう)

4月27日のマレーシア記事

【マレーシア訪問中の米国大統領】
マレーシアを訪問中のオバマ大統領は27日朝9時40分にクアラルンプールにある国立モスク(Masjid Negara)を訪れました。

モスクの大イマームが大統領を迎えました。彼は多少時間をとって祈祷室、国家霊廟などを見学しました。大統領には、モスク内でイマームに加えて、イスラム協力機構への米国特命代表及びマレーシアスポーツ省大臣が同伴しました。

別記事
その後で米国大統領はプトゥラジャヤにある首相公邸に10時35分に到着しました。ナジブ首相との2人だけの会談を行った後、両国代表団を交えた2国間協議を行います。

(Intraasia 注:Masjid Negara は観光客にもお馴染みの大モスクです。クアラルンプールからプトラジャヤまでの移動に30分くらいはかかるので、国立モスクに大統領が居た時間はごく短かったことがわかる。しかしながら米国の大統領が東南アジアのムスリム多数派国の国立モスクを訪れて内部を歩いたというメッセージは当然込められている。ムスリムが多数派でイスラム教が国教であるがアラブ世界とは異なる国情の国として、マレーシアは米国との友好な関係を国際的に示し、経済的結びつきをより強めたい、そして国際的にムスリム多数派国としての地位をより高めたい。)

【連邦直轄領省はクアラルンプールとプトゥラジャヤの水資源を全て管理下に収めたい】
(貯水池の水不足から首都圏では、一部は2月からそして広範囲には3月から給水制限プログラムが実施されており、住民は不満を強めている)

連邦直轄領省は、(連邦直轄領である)クアラルンプールとプトゥラジャヤにおける水資源施設を全て管理下に収めたいとの決定をしました。

連邦直轄領省大臣は語る、「我々は連邦政府との話し合いを既に始めた、それによって連邦直轄領への水供給を確かなものにしたい。」 「そこで連邦直轄領省が全ての水施設を翼下に収められるように、エネルギー・グリーン技術・水省及び内閣と話し合っている。」 
この提案が了承されれば、連邦直轄領省がクアラルンプールとプトゥラジャヤの水供給ネットワークを管理することになる、さらに生水の入手も含まれる。

大臣は語る、「クアラルンプールには現在2つの貯水池があり、プトゥラジャヤには1つある。また生水はヌグリスンビラン州かまたはパハン州から得ることも可能でしょう。」

「スランゴール州政府が新しい浄水場である Langat 2の建設を4年前に承認しておれば、現在の水不足は免れることができたであろう。」 「連邦政府はこの問題を4年前に提起していたのです、だから我々はLangat2プロジェクトを推進しようとしたが、スランゴール州政府は承認しなかった。」

連邦直轄領であるクアラルンプールとプトゥラジャヤへはスランゴール州から水を供給しています。

スランゴール州首相は、スランゴール州の河川は日々少しづつ水位が上がっている状況を考慮すれば、スランゴール州、クアラルンプールに実施している給水制限プログラムを早急に中止することができそうだと思う、と語りました
「ダムの水位が基準水位である満水時の40%にほぼ達しかけている、そこで来週の通うか水曜ぐらいには、給水制限プログラムの停止を決定できるだろう。」

(Intraasia 注:クアラルンプールとプトゥラジャヤはその周囲をぐるっとスランゴール州に囲まれており、独自の大きな貯水ダムを擁することは地形と面積から不可能です。クアラルンプールは人口170万以上且つ昼間人口の多さから水需要は大きい。 スランゴール州は民聯 (Pakatan Rakyat) が政権を握る州である、そこでなにかにつけて連邦政府と政策や方針が異なる。水問題もその一つであるが、そもそも首都圏の水問題はBarisan Nasional (国陣) がスランゴール州政権を握っていた頃からの発祥である、連邦政府も州政府も担当官庁もそれぞれ責任があるはずです。はやく解決に向かって協力し合ってほしいものです。加えて節水意識の高揚も進める必要がありますね)

【 AirAsia の第2クアラルンプール国際空港(KLIA2)への引越しは5月9日】
AirAsia はLCCターミナルから KLIA2 への移転日程を発表しました。 AirAsiaグループ は5月9日に KLIA2へ引越します、従って5月8日はLCCターミナルで引き続き運行を行いますので、利用者はLCCターミナルから搭乗します。

なお5月9日未明(注:8日の24時過ぎ)に出発する AirAsia Xのフライトも LCCターミナルから出発する: オーストラリア行 D7 236, 大阪行き D7 532, 韓国行き D7 512、サウジアラビア行き D7 170。

なお AirAsia によれば、5月8日のクアラルンプール着フライトの中には、KLIA2 に着陸する便もあります。
いずれにしろ AirAsia は、 影響を受けることになる AirAsia フライトの利用者に宛てて、電子メールまたは SMSでフライト情報のお知らせを送ります。




4月26日のマレーシア記事

【イスラム刑法 Hudud を巡るムスリム界、医学界、首相の主張】
クランタン州政府が州内にHudud 法(シャリア刑法)を導入する計画を発表して以来、Hudud 法(シャリア刑法)に対する賛否論が各界でかまびすしい)

ムスリムの権利グループであるPertubuhan Ikatan Muslimin Malaysia (Isma) の会長は主張する: 「hudud を実施するのはイスラム的権利である。hududを厳しい法だと見る人もいるが、それは必要な厳密性です。超えられない線もあります。」 「ある者が誰かの権利を侵害したら、厳しい刑罰によって他の人々に対する警告となるようにする必要がある。」 「誤って有罪にすることはまずない。 被告は有罪ではないと示唆するわずかな証拠があれば、罰が加えられることはない。」

一方、hudud法の実施はマレーシアを暗黒の時代に戻してしまう恐れがあると主張するグループもある。
ムスリム女性グループである  Sisters in Islamの専務理事は主張する:「切断、首切り、むち打ちといった刑罰の方法はイスラム教と共に始まったのではない。それは中世時代に一般的であった刑罰方法です。従って今日の司法には関係ない、なぜなら司法と刑罰はすっかり変わったからです。我々は社会として発展してきたのにどうしてまた昔へ戻ってしまうのですか?」
「いくら注意を払っても、誤って有罪としてしまうことを完全にはなくせない。」

Islamic Renaissance Front というグループの会長は主張する:「現代という背景の中でhudud がそれでも適用できうるのだろうか?」 「ムスリムはイスラム教の内部からのメッセージに焦点を絞らなければならない、それは高い精神性を呼びかけ、教育と正義を求め、多様主義を尊重するものです。」

ムスリム青年運動である、 Angkatan Belia Islam Malaysia (ABIM)の議長は主張する: 「イスラム政党 PASはそれが属する野党連合組織である民聯 (Pakatan Rakyat) の人民公正党PKRからまずhudud 導入への理解を得る必要がある。」 「公正党と民主行動党DAPの指導陣から強い反対があることは、この点での理解が欠けていることを示している。我々はhudud を実施することで窃盗、汚職、社会悪を抑制できるということで、まず彼らを印象付けなければならない、」 「hudud は裁判所と起訴に限らない、生き方を包含しているのです。」

クランタン州政府の副首相が、hududの下で有罪者の手を切断する場合、その切断は外科医によって行われることになるだろうと語ったことに関して、マレーシア医学協会はその考えに強い反対を表明しました。

医学協会の会長は語る、「外科医は患者の同意なく手術や切断といったどのような医学的処置を行うことは許されていません。それは医学倫理に反するからです。」 「医師は病人を助け治すのであると考えられている、その逆ではない。」

hudud 法の実施に関してナジブ首相は語る、「連邦政府は hudud の実施を拒否したことはない。しかしながら、それには抜け穴と欠点があります、そういう問題はマレーシアでhudud を実施する前に対処しなければならない。」 「hudud を拒否するのとそれを実施しないということの間には非常に大きな違いがある。」

「多くの抑制と問題点を精査して取り組んでから、hudud 法は実施できることになる。」 「ムスリムコミュニティーも非ムスリムコミュニティーも hudud 実施のために準備が整っていなければならない。」 「我々はムスリムコミュニティーが hududに対して確実に精神的準備ができ、その法を完全に理解しているようにする必要がある。」

(Intraasia 注;イスラム教に関する論争点においてはナジブ首相のいつもながらの煮え切らない態度です。彼は決していわゆるリベラルなムスリム層の主張を支持はしない、といって守旧的または保守的なムスリム層の勢力に組するわけでもない。hudud 実施についてUMNO党内にも賛否がある、だから党総裁として明確な立場は避けている。 hudud  に関しては、これからも賛成反対の両勢力が互いに妥協することのない主張を強めていくことでしょう)

【TPP交渉でマレーシアは、医薬品の特許期間延長に固く反対する】

(26日午後になる米国大統領のマレーシア訪問を前に)ムスタパ通産大臣は語る、「TPPA(環太平洋戦略的経済連携協定)における、医薬品に関わる知的所有権での提案には、マレーシアは必ずや拒否します。」 

「この提案はマレーシア人を心配にさせる、なぜならそのことで薬品の市場価格が上がることになるからです。」 「知的所有権の件では、専売特許権の現期間である20年を延長することが主題となっている。もしそうなれば、ジェネリック薬品の登場が遅れる、そして価格が上がる。」 「マレーシアにとって、この問題は致命的なことであり、この問題において立場は堅固です。」 
「全ての交渉加盟国が特許期間の延長に賛成しているわけではない、いくつかの交渉加盟国もこの提案を拒否しており、マレーシアと立場は同じです。」

医薬品で特許期間が終わった物はジェネリック薬品と分類される、そしてどの会社も生産できることになる。マレーシアの地元会社も生産できるようになればより安い選択を提供できる。

(Intraasia 注:公的な保険制度のないマレーシアのような国では大衆層が必要な医薬品を得られるために薬品の価格は非常に大切です。だからマレーシアの主張はよくわかる。何でも日本はTPP交渉で豚肉などの件に固執しているとか。はっきりいって豚肉なんかより医薬品の特許期間、つまりジェネリック薬品の方がはるかに重要だと思う。保険制度下にある日本人はこの点がよく実感できないかもしれない。)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】
1万円を銀行で両替すると RM 313.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 320.7 を入手します。

4月25日のマレーシア記事

【パハン州ではホテルの客室にイスラム教以外の書物を置いておくことを禁止する】
パハン州イスラム教とマレー人慣習理事会は、州内のホテルが客室にイスラム教以外の宗教書物を置いておくことを禁止したと記者会見で明らかにしました。違反者に対しては、民事裁判所に起訴するとのことです。

当該理事会の議長は語る、「3月6日に州内の147軒のホテルに対して、パハン州イスラム教とマレー人慣習理事会は指示を出して、ホテルの管理者にこの規則を遵守するように通知した。」 「これはパハン州の1989年イスラム教発展と管理と制限条例に基づきます、さらに連邦憲法11条の4にも寄っている。」
「ホテルが客室に非イスラム教の聖書など読み物を置いておくことは、そのホテルが泊まるムスリム宿泊客に対して非イスラム教を伝搬していると見なされる。」

(民聯 (Pakatan Rakyat) が州政権を握る)スランゴール州では州首相(マレー人)が、パハン州と同じような禁止措置は取らないと語りました。
州首相は記者に語る、「スランゴール州政府はこのような問題は考えたことがない。」

(Intraasia 注:部屋内の机などにキリスト教の聖書のような宗教書物が置いてあるのは中級クラス以上のホテルだと推測される、どれくらいの率で置いてあるかはわからないが、そもそも東海岸州でイスラム教以外の書物をホテル部屋内に常備しておくというようなことは当初から考えられない。パハン州は率先してこれを禁止するということなんでしょう。こういったことの影響を受けそうなのは、スランゴール州、クアラルンプール、ジョーホール州、ペナン州などでしょう、しかしイスラム教に関してはそれぞれの州権下にあるので一律に規定されることはないが、今回のパハン州の動向はマレーシアにおける現今の潮流を示す一例とも言えそうです)

【KLモノレールに4輌編成車が登場するのは8月】
(クアラルンプールのRapid KL モノレールは公共企業体の Rapid Rail Sdn Bhd が運営している。その親会社は国家資本の企業である Syarikat Prasarana Negara Berhadです。その翼下には、Rapid KLバスを運営する Rapid Bus sdn bhd もある。要するにクアラルンプールのバス、高架電車、モノレールは同一グループに属する)

Rapid KL モノレールにこの8月から4輌編成が登場します。Rapid Rail Sdn Bhd の最高経営責任者が語るところでは、4輌編成の3組が車庫または工場で既に試験を重ねているとのことです。

この4輌編成車導入に先立って、Rapid KL モノレールは4月12日と13日の2日間一切の一般運行を停止して、新しい信号システムを実際にテスト運行しました。新信号システムでは、 自動運転管理であるThales信号システムの導入があります。

4輌編成車は定員が現在の2輌編成車の倍である430人に増えます。新車輛は緊急時に窓が開く、監視カメラ、煙感知器などが装着されている、さらに車いす用の場所も用意される。4輌編成車は 全部で12組になる。
モノレール駅11か所で進めている改良工事はこれまでに90%ほど終わりました。新規車輛導入と駅の改造を含めたこの向上プロジェクトは総額RM 5億近い額です。

(Intraasia 注:プラットフォームに電車の車輛が到着すると自動開閉する扉を付ける工事は大体終わったようです。8月から徐々に4輌編成車を組み込んでいくようです。現在は混雑がひどいので待ち遠しいです)

【マレーシアホンダの新型モデルCity は人気が高い】
Honda Malaysia Sdn Bhd は3月20日にHonda City 新型車の販売を公式発表しました。

1か月間に購買予約が1万台に達する好調な状況であると、Honda Malaysia が明らかにしました。予約注文に対してはこと度6月末までに納入するとのこと。
これは(マラッカ州の)Alor Gajah 地方にあるPegoh 工場で新しい生産ラインが稼働するようになったことから、生産能力が倍増したからです。

Honda Malaysia Sdn Bhd は今年の乗用車販売台数を76000台の目標にしており、新型City の人気の良さから台数達成を確信しています。新型Cityの販売目標台数は全体の3分の1を占めます。
新型City には4タイプがあり、強制保険込の価格はRM75,800 から RM90,800 になる。

Honda Malaysia Sdn Bhd には、マレーシアの複合産業企業の  DRB-Hicom Bhdが 34%の株式を保有しています。

(Intraasia 注:外国自動車メーカーがマレーシアで生産する場合は100%外資ではできないので、どのメーカーにもマレーシア企業が出資している。  DRB-Hicom Bhdは自動車産業にも縁が深い有名企業です。 City というモデルは日本で販売されているのかな? RM75,800 から RM90,800というのは手軽な価格とはいえないけど、人気は高いようです)

4月24日のマレーシア記事

【空港電車も KLIA2 のオープンに合わせて路線の延長を5月2日から始める】
(新しい低コストターミナルKLIA2 は既に2014年5月2日のオープンが確定している)

(空港電車である)ERL はKL Sentral 駅から KLIA2 までの路線延長運行を5月2日から開始します。 KLIA 駅からKLIA2駅までの線路距離は約2㎞です。

空港電車ERLの電車種類と停車駅と片道運賃 (上り下りとも同じです)
急行である KLIA Ekspres の場合: KLSentral 発 -KLIA停車 -KLIA2終点、 所要時間33分、運賃RM 35
普通である  KLIA Transit の場合: KLSentral 発 - Bandar Tasik Selatan駅 - Putrajaya/Cyberjaya駅 - Salak Tinggi 駅 -KLIA停車 -KLIA2終点、 所要時間38分、運賃RM 35

KLIA - KLIA2 間の運賃はどれに乗っても RM 2、 子供は半額。

運行頻度
KLIA Ekspres: 平日ピーク時間帯 15分毎、平日オフピーク時間帯及び週末は終日 20分毎
KLIA Transit: 平日ピーク時間帯 20分毎、平日オフピーク時間帯及び週末は終日 30分毎

KLIA2におけるタクシー運行
KLIAでの現行タクシーは、空港タクシー会社である Airport Limoと 多少安価な一般都市タクシーの2種類が別々に運行サービスを行っている。 KLIA2でも同様にこの2種類のタクシーサービスが提供される。

【マラッカ海峡で海賊に襲われたタンカーのニュース続き】
ある新聞の記事
マレーシア海上警察のトップの1人は確認する、「このタンカーは日本が所有する船ではなく、シンガポール企業が所有する船です。」

「タンカーの乗組員は18人で、内訳はタイ人が10人、インドネシア人が7人、インド人が1人です。」 「ディーゼル油以外に、海賊は種々の通貨と物品を強盗し、その被害額はUS$17000になる。」 「海賊はインドネシア語とマレー語を話していた。警察はインドネシア人の可能性を疑っている。」

別の新聞
マレーシア水上警察のトップの1人は語る、「タンカーから300万リットルのディーゼル油を抜き取った2隻の船は、インドネシアを含めたマレーシア国外の海域に潜んでいる可能性を否定しません。」

「襲われたタンカー”ナニワマル 1”は速度が8ノットから10ノットしか出ない、そこで海賊がタンカーに十分乗り移れたであろう。」 「我々はまだタンカーが出港したシンガポールの船運行会社と連絡ができていない。」

いなくなった3人のインドネシア人船員を除いて、乗組員は全員無事であることを警察は確認しました。マレーシア沿岸警備庁によれば、このタンカーはこれからポートクランに錨をおろして調査を受けることになります。

別の新聞
シンガポール船籍のタンカーからRM 820万相当のディーゼル油を抜き取った海賊事件は、乗組員内部が絡んでいる可能性を、警察は否定していません。

インドネシア人だと推測される8人組がクタム島沖 16海里の海上を航行していたこのタンカーを襲いました。これまでの捜査を通じて、内部犯行との疑いも持っていると、水上警察のトップの1人は語る。「ディーゼル油を抜き去った後、乗組員中の主要な職である、船長と一等航海士と一等機関士が連れ去られた。いずれもインドネシア人である」 「船会社からの海賊されたとの連絡があり、その後警察がタンカーを発見した。」

タンカー”ナニワマル 1”はポートクラン近くに既に錨を下ろしました。

(Intraasia 注:新聞によって異なる内容が載っている。 このタンカーは日本の会社が所有する船ではないようですね。ということは昨日のマスコミ報道はいずれもこの点は誤報となるわけだ。それにしても300万リットルもの油を奪ってそれをさばくということは、かなりしっかりした密売先を確保しているわけだ。いつもながら悪の組織には感心する)

【2013年にマレーシア留学の許可を得た出身国別学生数】
マレーシアの高等教育機関で学んでいる外国人留学生の総数は 2005年には約2万人でした、それが2013年には11万2千人に増えました。このため少なからずの偽学生が出現し、政府は取締り対策を取らざるを得なくなりました。

2013年に新たに学生査証を得て留学生となった外国人学生は2万9968人です。対前年比でわずかに減っているだけであり、マレーシアから留学生が少なくなっているわけではない。
2013年の留学申請して保証人を得た人数 30136人、申請却下数 983人、申請許可して査証が出た人数 29968人、 

2013年に新たに留学生となった留学生の出身国別トップ10
バングラデシュ 6685人、中国 4054人、ナイジェリア 2869人、インドネシア 2015人、パキスタン 1577人、イエメン 1316人、リビア 1139人、カザフスタン 1069人、スーダン 863人、イラン 797人、 

この内ナイジェリア、イラン、中国は対前年比で大きく減少した。ちなみに日本は2012年が69人、2013年が152人と年度比較で増えている。
いずれも2013年における国別留学生人数は記事には載っていないのでわからない。

(Intraasia 注:ここでいう高等教育機関とは私立の大学とカレッジ及び専門学校を意味する、及び国立の大学・カレッジも含まれているはずです。この点が明記されていない。ところで日本人学生の数をどう見るかです、東南アジア国としては案外多いのか、少ないのか・・・・。いずれにしろ増える傾向が続けば結構なことです)

4月23日のマレーシア記事

【日本のタンカーがマラッカ海峡で海賊に襲われた】
22日早朝マラッカ海峡を航行中の日本のタンカーが海賊に襲われ、積荷のディーゼル油が抜き盗られました。

スランゴール州ポートクランの水上警察の長が語るところによれば: ミャンマーへ向かっていたタンカー「ナニワマル 1」はKetam島の沖16カイリの海域を航行中であった。午前1時頃、拳銃や刀を持った5,6人のグループが船を襲って乗組員が気付いた時には既に乗船されてしまった。全ての乗組員は縛られ1つの部屋に押し込められた。

「このタンカーは500万リットルのディーゼル油を積んでいた。そこで2隻の船がやって来て、タンカーから300万リットルを抜き取ってその船に移した。5,6時間経ってから賊は逃げ去った」。

「この襲撃事件後数時間してから、縛られた乗組員らは自らで縄を解いた。その時3人のインドネシア人乗組員が居ないことに気が付いた。このタンカーの乗組員はインドネシア人、ミャンマー人、タイ人、インド人からなる、その内インドネシア人だけがいなくなった。我々はこの3人は賊に誘拐されたと推測している。」
現在マレーシア警察がこの事件を捜査しています。

(Intraasia 注:晴れた日にはマラッカ海峡に面した西海岸の丘から沖を行き交うタンカーが良く見える。この事件はクタム島からそれほど離れていない海上のできごとのようです。日本のタンカーだけど日本人乗組員は乗っていなかったということのようです。油目当ての強盗といったところか。インドネシア人乗組員は誘拐されたのか?それともグルだったでのは? このあたりはよくわからない第一報です。ディーゼル油はマレーシアで頻繁に密輸出される品だ。近隣国の価格がマレーシアより高いため。ということはこの海賊行為の背後には密輸組織がいるということかな?)

【半島部 6か所の高原行バス路線でダブルデッカー車輛の使用を禁止する】
連続して起こるバス事故に対処するため、交通省の副大臣が9項目のバス安全措置を発表しました。

この中で以下次の6箇所の高原へつながる道路では、ダブルデッカーバス車輛の使用を禁じました:
ゲンティンハイランド、キャメロンハイランド、フレイザーヒル、ブキットラルット(Bukit Larut)、ブキットティンギ( Bukit Tinggi )、 グヌンジュライ(Gunung Jerai)
この禁止措置は5月1日から発効し無期限です。

「これらの道路を使った路線でダブルデッカー車を使用している、バス会社には2週間の猶予があるので、その間に必要な処置を取なさい、」 「これら6つの高原路線以外の路線における、ダブルデッカー車バスの運行には影響ありません。」 と副大臣は、バス事故に関する委員会の後で発表しました。
「我々が最終的結論を出すまで、この6つの路線でのダブルデッカー車輛禁止処置は無期限で続けます。」

副大臣はまた、7月初めから全てのツアーバスと長距離バスに関して安全評価して星の数で表示することを始めると語りました。マレーシア道路安全研究所が発表する評価を用いる、バス会社は最低限の安全基準を満たすことが必要となる。

「当局の係官が、ハイウエーなどの休憩所でバスを抜き内検査する。300㎞以上の行程の場合は運転手は2人必要とする。」

(Intraasia 注:当サイトでは既にダブルデッカーバスに対してその安全性に疑問を呈しましたが、監督官庁は今頃対処策に乗り出したということでしょう。 バス業界は運転手不足であると前々から言われている。だから不良運転手であっても仕事は幾らでもあるでしょう。こういう構造的な要因も大きい。単に運転手だけの問題ではない。当局は全てのバスターミナルで運転手の尿検査などを行うと言っているが、常時且つ永続的にこんなことはできっこない。第一検査を実施する官庁の人手をそういうことだけに回すわけにはいかない・・・・・)

【党総裁選挙から辞退したアンワル元副首相】
(3月30日の記事で、人民公正党PKRの総裁選挙に党相談役であるアンワル元副首相と現総裁、つまり夫婦が揃って立候補した、茶番劇のことを載せました。誰だってこの2人が本気で争うとは思っていないので、いずれどちらかが辞退するだろうとは最初から言われていたことです。)

人民公正党PKRの選挙委員会は、総裁に立候補していたアンワル元副首相が先週書面で立候補を辞退する旨を出したことを発表しました。
これによって総裁は自動的に現総裁である Wan Azizah女史(アンワル元副首相の妻)が当選となります。

アンワル元副首相は男色裁判の控訴裁判所で有罪判決を受けており、現在連邦裁判所に上訴中です。「アンワル元副首相の弁護士らの裁判に専念すべきとのアドバイスもあって、アンワル元副首相は総裁立候補を辞めたことを知りました。」 との声明が発表されました。

(Intraasia 注:野党陣営つまり民聯 (Pakatan Rakyat) の中心人物であるアンワル元副首相は、もう何年も前から裁判に訴えられている。それが彼を貶めるための権力側の陰謀なのか、彼自身の身から出たさびなのか、所詮誰も知る由はありません)

4月22日のマレーシア記事

【マハティール元首相が北京で中国の国家副主席と会見】
マハティール元首相は中国を訪問して、21日に北京で李国家副主席と会見しました。

国家副主席はマハティール元首相を称えて語りました:将来を見据えたマハティール元首相は、20何年も前にアセアン(ASEAN)10か国+ 1の協力体制を提唱した、このことで中国とアセアン(ASEAN)の協力が生まれたことに大変貢献されました。アセアン(ASEAN)と友好関係と相互利益になる協力を強めていくことは、中国の固く変わらぬ政策です。中国として、アセアン(ASEAN)がますます発展し、中国-アセアン(ASEAN)共同体の関係をさらに密にしていくことを願っている。 我々両者は21世紀の海のシルクロードを一緒に作っていき、そして中国とアセアン(ASEAN)との戦略的互恵関係を新しい段階に進めていくことを期待しています。

マハティール元首相は述べました: マレーシアとしても同様に、中国との貿易、文化、観光などの交流と協力を重視している。マレーシアと中国関係、及びアセアン(ASEAN)と中国の協力関係が永続し新しい発展につながることを願っている。

(Intraasia 注:引退したマハティール元首相は、引退者とはとても思えないほどあちこちでいろんなことに発言している。いつのまにか中国も訪問しているようです。中国は対アセアン(ASEAN)戦略において、アセアンのいわば親中寄りの1国であるマレーシアに期待するところは大きい、一方マレーシアにとって中国は最重要な貿易相手国であり且つ180万人という多数の中国旅行者受入を今後も増やしていきたい、という狙いがある。)

【 SPAD はTransnasional バスの27本のバス免許を一時差し止める】

(通称Transnasional と呼ばれる、Konsortium Transnasional Berhad は国内最大の中長距離バス会社です。Berhad が付くと一般に上場企業です。)

監督官庁の陸上公共交通委員会SPAD は、Transnasional が運行するクアラルンプール-コタバル路線の27本のバスを4月23日から運行停止にさせると発表しました。これは4月12日に同社コタバル-クアラルンプール路線のバスがパハン州Bentong で起こした事故のためです。

SPADが Transnasional を調査したところ、同社は運行バスのスピード制限を監視していなかった、バス車輛に装備したGPS は機能していなかった、ことがわかりました。「そこで27本のバスの運行免許を今月23日から差し止めます。」 とSPADの最高経営責任者。

Transnasional バスに対する処置に続いて、半島部の全てのバス会社を調査して,車輛に装備したGPSが確実にスピード監視に機能しているようにさせる、とSPADは語る。「バス会社は運行するバスのスピード制限をリアルタイムで監視するための監視者を任命する必要がある、さらに運転手がスピード違反したら対処しなければならない。」 「不届きな運転手にはバス会社が厳しく対処し、SPAD にそのことを報告しなさい。」

その他の必要事項として、運転手に関する個人情報を更新する、GPSによるスピード監視記録をSPAD に提出するなどがあります。

(Intraasia 注: 最大の民間バス会社である Transnasional でさえこの状態ですから、中小のバス会社の現状も憂うところです。Transnasional は運行路線と本数が抜群に多い、そしてバス運転手が個人的に乗客を融通しあうようなことはしない、と言ったことからイントラアジアも含めて多くの利用者がいる。 小さなバス会社などは運転手が請負的仕事なので、路線走行の途中で乗客を勝手に他のバス運転手と融通しあったり、座席が満席近くになるまで出発しないなどの悪行をすることがよくある。Transnasional のバス運転手にも個人差がありますね、かなり飛ばす者もいるし、運転中しばしば携帯会話しているのもいる、こういった運転手の態度はどのバス会社でも似たりよったりですな。バス会社はよく車輛にはGPSを装着しているので監視しているというような説明がマスコミに載る、しかし実態はどこまでそれが実際にきちんと行われているかであり、決してGPS装置=監視万全ではないことを、利用者は知っておく必要がある。)

【保険会社は保険書類の記述を一般人がより理解しやすいものにしなさい】
消費者保護の観点から、中央銀行Bank Negaraは保険業界に対して、一般人にとって理解しやすい保険証券にするようにと要望しています

国内の保険業の監督機関でもある中央銀行Bank Negaraは、保険発行者に対して製品の透明性と公開性に関する指針を発しました。その中で、保険書類において平易でわかりやすい言葉を使うことの重要さを強調しています。
中央銀行Bank Negaraの官僚の説明によれば、「これは消費者が契約上の権利と責任を理解しやすくするためです、そのことで契約者が情報に基づいて意思決定ができるようにする。」

「入院と手術保険証券における記述を改良するために仕事は進行しています。こうして平易な言葉を使って説明し、証券の重要な契約条件に関して注意を呼び起こすようにする、これはとりわけ保障される病状、保障から除かれる病状に関してです。」
「医療と保健の保険商品の価格については、保険数理の原則に基づいて保険会社または(イスラム保険である)Takaful 保険会社が決めることです。」 「

「しかし安全装置もあります。保険商品の価格付けは保険会社の資格を持った保険数理士によって保険料変更の合理性を認証することになる。」 「これは医療インフレの様な経済要因、死亡率、保険会社の投資成績によって影響を受けます。」

(Intraasia 注:何年か前にマレーシアの医療保険に1年だけ加入したことがある、まさにそうですね、保険証券の契約英文を理解するのはかなり骨がおれます。法律的な表現、保険業界独特の表現に慣れていない被保険者が大多数ですから、一般人にわかる表現にできるだけ改める必要があると、この記事に同感します)

4月21日のマレーシア記事

【サバ州のリゾート運営者は不法外国人労働者を雇うなと警察長官】
サバ州を訪れた警察長官は記者団に語る、「(マレーシア政府がサバ州東部に設定した)サバ州東部特別保安指揮区(Esscom)にある、ホリデーリゾート運営者は越境してやってくる犯罪者が犯罪を起こせるようなどんな機会も与えてはいけない。」 「こうした犯罪を撲滅する1つは、リゾートは不法外国人労働者の雇用を止めることです。」

「我々にはある種の弱点がある。ホリデーリゾートは、不法外国人労働者を決して雇うな、警察と直接連絡し監視カメラを設置する、といった用心深い措置を取るようにと、私は何度も言ってきた。」 「しかしリゾート運営者はそういった提言に答えていない、そして依然として不法外国人労働者を雇ているところがある。こうしたことが越境してくる犯罪者に機会を与えることになる。」

「要するに、治安部隊側に弱点があるだけでなく、リゾート運営者側にも欠点があるのです。」
「(フィリピンから)マレーシア領海領土へやって来る奴らは金目当ての誘拐行為が目的だ。そういう犯罪者は機会があればいつでもするのです。」

「(先日リゾートから誘拐された中国人旅行者である)その女性は無事です。マレーシア当局は彼女の救出に全力を尽くしています。」

(Intraasia 注: 誘拐された女性2人は依然としてフィリピン武装グループの隠れ家にいるそうです。半島部でも不法外国人労働者の雇用は数多くの分野で行われている。イントラアジアは昔からこのことをずっと書いてきた。サバ州では雇われる者たちの国籍が半島部とはかなり違うようだが、雇用する方も雇われる方も動機と目的は半島部と同じでしょう。要するに国の構造的なありかたともいえる。そこでサバ州東海岸のリゾートもたくさんの外国人労働者を雇っているそうであり、その中には不法滞在者・入国者も少なからずいるということですね。)

【マレーシア航空機が離陸してから故障を発見、急きょKLIAに戻った】
クアラルンプール発インドの Bangalore行きマレーシア航空機MH192便が、22時の離陸後に着陸装置の1個が故障したことがわかったとのことで、直ぐ引き返して(燃料を使い切った後)クアラルンプール空港に午前2時頃緊急着陸を行いました。

安全が至上であることから、その航空機はただちにKLIAに戻って着陸しました、とマレーシア航空は声明を出しました。「乗客159人と乗組員の7人は無事飛行機から降りました。」

運輸大臣代行は記者会見で語る、「この種のことは起きてはいけないことだ。 私はマレーシア航空に対して、できるだけ早く運輸省に報告書を出すように指示を出した。2日間の日程を上げる、23日にはとりあえずの報告書を見たい。」 

(Intraasia 注:航空機の故障は多少のことでも許されない上、現在のマレーシア航空のおかれた状況から、この種のできごとはかなりの注目を浴びることになる)

【パハン州でまた長距離バス事故が起きた】
パハン州クアンタンからジョーホール州スガマットに至るハイウエーで、20日午後4時半ごろダブルデッカー車輛のツアーバスが10m下の峡谷に落ちる事故が起きました。

このバスにはシンガポールからの旅行者38人が乗っており、事故で1人が死亡し37人がけがをしました、加えてマレーシア人の運転手2人もけがをしました。
ツアーグループはトレンガヌ州のルダン島旅行を終えてシンガポールへの帰路でした。

事故現場のある地元 Pekan警察の長によれば、「現場へは10台の救急車が駆けつけた。死亡者は男性です、けが人はPekan病院などへ搬送した。パハン州におけるバスが関わる事故はこの1週間で3件目になる。」
パハン州では4月13日と19日にバス事故が起きています。

(Intraasia 注:別記事には、シンガポール人乗客に加えて複数国の乗客(英国、中国、インドなど)も混じっていると書かれている。新聞によって多少異なる記事内容は時々あります。それはとして、これは深夜の事故ではないが、事故もようから運転を誤ったようです。それにしてもバス事故が続く)

4月20日のマレーシア記事

【深夜走行バスが起こす事故は後を絶たない】
(半島部の真ん中を東西に横断する)東海岸ハイウエーを走行していた長距離バスが19日午前1時過ぎに事故を起こし、多くのけが人が出ました。

事故が起きたパハン州テメロー地方の地元警察暑の長によれば、「バス運転手が運転を誤ったことで、バスは道路分離帯に激突した後横転し、排水溝に突っ込んだ。」 「バスには乗客27人と運転手が乗っており、事故後テメロ―病院へ急いで移送された。運転手を含む6人は入院しました。その内、2人の男性と11か月の赤ん坊は重傷です。」 

警察は、バス運転手が居眠りしていた可能性を否定していないとのことです。「バスはそれほどスピードを出していなかった、さらに事故が起きた区間は事故の多い場所でもない。警察は、不注意から事故が起きたとみている。運転手には酒と麻薬の摂取を調べる検査を行います。」

乗客の1人は語る、「バスが左右に揺れた後で分離帯に激突した。運転手が居眠りしていたと思う。」

(Intraasia 注:掲載の写真を見ると、ひしゃげた車体の文字から推測すると Etikaバスのようだ。新聞はバス会社名を公表すべきだ。 深夜走行バスの後を絶たない事故は、この場で伝えるのも嫌になるぐらい毎年何件も起こっている。 これまでいくつもの事故防止策が言われてきたが、それがどこまで浸透しているか、または効果的か大いに疑問です。 まあ、深夜便バスにはそれしか方法がない時を除いて、できるだけ乗らない方がいいと思いますよ。)

【医療と健康に関係する民間保険の保険料が引き上げられた】
医療費が上がったことで保険請求金額が増えています、そこで多くの保険会社は保険料を最高で20%値上げしました。
2013年12月政府は民間の医療費を 14.4%まで値上げすることを認可しました、この率はマレーシア医学協会が要求していた30%の半分ぐらいになります。

マレーシア生命保険外交販売員と顧問協会の副会長は説明する、「多くの保険会社はこの数か月間に、医療保険、投資関連保険に関する料金と保険料を上げました、これは医療インフレに対応するためです。」
保険料値上げの説明に保険代理店・外交員は大変であるとしながら、保険協会の会員12000名の福利及び保険加入者を守るための義務があります、副会長は語る。

(有力保険会社の)Prudential Assurance Malaysia Berhad の最高経営責任者は語る、「マレーシアでは医療インフレが年率約 10%で起きており、今後も続くでしょう。」

(Intraasia注:マレーシアは公的な医療・健康に関する保険は制度として存在しない国です。その替わりを果たすのが公立即ち国立の医院と病院です。一方私立病院はかなりの高額となり、現実として下層階級には縁がない。その民間医療機関にかかる際の保障として民間保険がある。ただ1回1回の通常診療を保障するようなものではなく、入院と手術保障が主となる)

【非ムスリムの死を悼むことに関するあるムスリム組織の主張】
ムスリム組織である Ikatan Muslimin Malaysia のリーダーの1人が、野党陣営指導者の1人である政治家 Karpal Singhの自動車事故死を悼むムスリムを念頭に置いた非難をしました。

ソーシャルメディアの中で、カルパルは死後その善行に対して報われるだろうという発言をした複数のムスリムがいます。

そこでIkatan Muslimin Malaysia組織のサイトの中で彼はムスリムに向けて訴える、「ムスリムはその敬意を払う際にもっと分別を持つべきである。クルアーンには神の言葉で何回も記されている、不信心者・異端者として死ぬ者は地獄に落ちると。」  「従って、このことに異議を唱える者は、その者たちはアラーの神を否定したということになる。」

Ikatan Muslimin Malaysia のリーダーの1人の発言は、国家Fatwa 協議会が2013年12月に出した次のようなアドバイスに同調したものです: ムスリムは、死亡した非ムスリムに言及する際に ”安らかに眠る” という言葉を使うべきではない。  ムスリムが非ムスリムの死を悼むのは構わないが、不信心者・異端者として死んだ者たちはアラーの神から許しと恵みを得ることはない。

(Intraasia注:こういういわば閉ざされた思考の主張と言論が、マレーシアムスリム界に目立つようになってきた。そういう主張は昔からあっただろうが、紙媒体主流の時代にはそれが狭い範疇で停まっていた。ところが近年急激に普及したスマートフォンなどのおかげで、意見や主張の広がりが素早くまた広範囲になったことがかなりの要因とも思われる。非ムスリムとの間にあらゆることで厳然たる壁を作る思考は、多民族で複数宗教のマレーシア社会においてムスリムと非ムスリムの隔たりを大きくすることにつながる。 一方こういう主張と潮流に批判的なマレーシアムスリムも少なくない)



4月19日のマレーシア記事

【半世紀ぶりにマレーシア訪問する米国大統領が会う人会わない人】
米国のオバマ大統領が4月26日にマレーシアに到着します。これはマレーシアにとってほぼ半世紀ぶりの米国大統領の訪問になる。
大統領がこの訪問中に、野党陣営の指導者であるアンワル元副首相と会うことがあるのかの質問に、米国高官は否定の返答をしました。

アンワル元副首相の男色行為に対する裁判で控訴裁判所は今年3月、2012年の高裁による無罪判決を覆す判断を下しました。懲役5年の判決を受けた彼は、現在連邦裁判所へ上訴しています。

米国の国家安全保障担当補佐官は語る、「大統領がアンワル元副首相と会う可能性はないだろうと思う。ただもっと下の政府レベルの者が会うことはあるかもしれない。」
大統領はクアラルンプールで、アセアン(ASEAN)諸国からの若い指導者たちとの全体会合を持ちます。

(Intraasia 注:マレーシアを中国の国家主席または首相はこれまで数回訪れている。 ところがこれまで米国大統領はタイやシンガポールは、さらにはインドネシアも、たまに訪れてきましたが、マレーシアは全く訪れていない。ということでマレーシアの現代史で稀有な米国大統領訪問となる。)

【 KLIA2に対して、建築完了と適合証明書が発行された 】
新しい低コスト航空用ターミナル KLIA2は、その元請け建設会社であるUEMC-Bina Puri 共同企業から 建築完了と適合証明書を得ました。

これはKLIA2の施主である マレーシア空港持ち株会社が明らかにしたものです、「4月17日にKLIA2建築完了と適合証明書を受け取った。」 
この建築完了と適合証明書は建設プロジェクトの安全性を証明するだけでなく、全ての関係当局及び運行する航空会社がターミナルビル内に実際に入居しても構わないということです。

建築完了と適合証明書は、火災と救助庁、地元Sepang自治体、排水システムを管理する Indah Water Konsortium Sdn Bhd の各仕様書に適合している必要がある。

(Intraasia 注:KLIA2の5月2日オープンは既定のこととなっている。 AirAsia も5月9日までに引っ越すと約束した。あとはどのようにスムーズにLCCからの引越しを進めていくかでしょう。)

【事故死した有名な野党指導者を州葬にする】
17日に自動車事故死した、ペナン州国会議員選出区選出のカルパル議員兼弁護士に対して、ペナン州政府は彼に最高の敬意を表してペナン州政府栄誉葬を行うことを決めたと、ペナン州首相が発表しました。ペナン州政府の機関には、葬儀が行われる20日まで半旗を掲げるように指示が出されました。

民主行動党DAP書記長でもあるペナン州首相はまた、彼の党への功績を惜しんで行動党の全国の支部で1週間半旗を掲げると語りました。

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】

1万円を銀行で両替すると RM 309.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 317.4 を入手します。

4月18日のマレーシア記事

【スランゴール州に新たな浄水場を建設するプロジェクトはいつ始まるか】
スランゴール州の浄水場兼水ネットワークシステムプロジェクトである Langat 2浄水場プロジェクトは以前から大いに待ち望まれています。そのプロジェクトが政府からのRM 10億近い契約を得たことで、開始されることになります。

Salcon Bhdは、合弁を組むMMC Corp Bhdと Ahmad Zaki Resources Bhdの2社と共に、総額RM 10億弱のLangat 2浄水場契約に関する承諾状を Pengurusan Aset Air Bhdから受取ったと、マレーシア証券取引所(Bursa Malaysia)に宛てて報告をしました

この3社の合弁会社が、日産 11億3千万リットルの浄水能力を持つ  Langat 2の建設と完工に関わることになる。建設には36か月を要します。

パハン州からスランゴール州へ水を送る、長さ44kmのトンネルが、期待されたよりも早く機能することになると報道が先にあった。このトンネルはパハン州スランゴール州生水移送プロジェクトの重要部分としてスランゴール州とクアラルンプールにおける水危機の解決に貢献すると期待されている。

パハン州の Semantan川の水をトンネルを通してスランゴール州の Langat川に送ります、この川には7か所の浄水場があります。この水移送トンネルはほぼ完成しており、当初の計画では Langat 2浄水場へ直接移送するというものでした。しかし現時点では既に3年ほど遅延しています。
パハン州スランゴール州生水移送プロジェクトはトンネル建設と浄水場2か所の建設からなる。

(Intraasia 注:クアラルンプール圏全体の上水道需要の60%をまかなう、Sungai Selangor ダムの貯水の現状を撮影した写真が時々各紙に載る。数日前の写真ではわずか37%程度の貯水量となっており、干上がった様子が素人目にもわかる。雨が比較的多い4月と5月にこのダムの水位が相当上がらないと、乾季の始まる6月からは現在並みかそれ以上にたいへんなことになってしまいそうです。
パハン州からの水移送プロジェクトはもう何年も前から建設にかかっていたものです。これには日本のODAプログラムが絡んでいるはずです。水トンネルによる水移送は結構なことです、ただ記事にあるように、新たな浄水場が完成するには3年もかかるそうなので、こちらは今年や来年の水不足解消には役立たない。)

【マレーシア航空機捜索は困難さを増している】
(インド洋に墜落したマレーシア航空機を捜索している多国籍部隊の活動は続いています)

先週末南インド洋で発見された油膜を分析した結果、この油膜はMH370機からのものではないことがわかりました。「油膜のサンプルを初期分析したことろ、航空機のエンジンオイルでも油圧油でもありませんでした。」と 共同行動調整センターが声明を出しました。この油膜はさらに詳細な分析が行われることになっています。

「水中ロボット型の自動潜水機  Bluefin-21は捜索水域での最初のフル活動を終えました。現在次の活動の準備をしているところです。」
今週初めBluefin-21はその活動範囲が深度 4500mの限界を超えたので、自動安全装置によって活動を停止して急浮上しました。

オーストラリア首相が、「自動潜水機  Bluefin-21が1週間経ってもマレーシア航空機の残骸を見つけられなければ、我々当局は捜索方法の再考察する必要があるでしょう」 と語ったと、ウオールストリートジャーナルは伝える。

(Intraasia 注: 多国籍部隊の空と海からの捜索が続いていますが、捜索はますます困難になっているようです。4千メートル、5千メートルの深海に沈んでいるかもしれないというのであれば、見つかる可能性すらごくわずかになりそうですね)

【豪華長距離バスブランドのNICE がファーストクラス車を導入】
(ハイウエー走行の長距離バスブランドである、NICE は豪華と高級路線に特化したバスです。運行会社はTransnasional です)

NICEが新たに導入したマレーシア製ファーストクラスバス NICE Imperial は全て独立した形の座席が27座席あり、居心地の良い独立した座席にはマッサージ機能、4G WiFI が装備されている。車輛はダブルデッカーとなる。運転手の同社の最良の運転手が担当し、車内にはスチュワードがいます。このバスはNICEのエグゼキュティブ車の中で最高クラスになる。

Transnasional はこのNICE Imperial の運行を2014年3月中旬から 4台で開始しました。今後最大で16台まで増車していきます。 
運行ルートはクアラルンプール - シンガポール:片道運賃RM RM 141、 クアラルンプール -ペナン: 片道運賃RM 103、
会員はオンラインでバス切符購入できます。 始発はマレー鉄道の旧クアラルンプール駅舎脇のNICE発着場。
なおシンガポール行きは マレー鉄道の旧クアラルンプール駅舎 -KL Sentral -TBSターミナル経由でシンガポールへ向かう。

(Intraasia 注:普通のNICE車でも運賃はぐっと高く設定してあり、クアラルンプール-ペナンはRM 75前後ですから、このNICE Imperial はそれよりもずっと高い。一般のバス会社の便ではRM 40弱ですから、3倍近い運賃だ。 AirAsia で安価で購入すればクアラルンプール-ペナン間が全て込みのRM 50弱になる。価格よりも高級さと豪華さで差をつけるのがNICEバスのビジネススタイルです。乗ってみたいものですなあ)

4月17日のマレーシア記事

【イスラム刑法(Hudud法)法案提出に関する与野党界の事情】
(マレーシア政界は与党連合であるBarisan Nasional (国陣) と野党連合である民聯 (Pakatan Rakyat) に2分している。Barisan Nasional (国陣) には政府首脳を占めるUMNO党、華人の馬華公会MCA、インド人のMIC、サラワク州地域与党、サバ州地域与党、など10数党から構成される。一方民聯 (Pakatan Rakyat) は民主行動党DAP、人民公正党PKR、イスラム政党PAS の3党から構成される。
その前提として、マレーシアはマレー人がやや過半数を上回る多数派となっている多民族社会であること、及び宗教面ではムスリムが約3分の2を占める社会でもあることを充分に知っておく必要がある)

イスラム政党 PAS は今年6月国会に、クランタン州でイスラム刑法(Hudud 法)を施行するための法案を、私人法案として提出することを決めています。(4月5日付の 「新聞の記事から」 を参照してください。)

これに関して非ムスリム界は大きな注目をしています。この法案を否決するには、最低75人の下院議員の反対投票が必要です。
内閣府の国会担当大臣は語る: イスラム政党 PASの私人法案が国会を通過して法案となるためには、国会下院の3分の2以上の賛成が必要である。下院の議員数は222人です、つまり最低148人の賛成が必要となる。

クランタン州でイスラム刑法(Hudud 法)を施行することに反対する、政党及び華人議員やインド人議員やサバ州サラワク州の地域政党議員がある。その政治状況を眺めます:既に反対を表明している、友党の民主行動党DAPは議員数が38人。馬華公会MCAは議員数7人、 民政党が1人、インド人党MIC が4人、これで50人になる。さらに反対が見込めるのは、サラワク州地域政党の議員中の非ムスリム議員が16人、サバ州地域政党の議員中の非ムスリム議員が9人いる。 また人民公正党PKRの議員30人中には非ムスリム議員が14人いる。
そこで21人の議員数であるイスラム政党 PASが私人法案をいざ提出しても、彼らが全て反対投票すれば否決となることが有望です。

政府の中枢であるUMNOは、このイスラム政党 PASの私人法案に関して4月26日に党内会議を開くとしています。79人を擁するUMNO議員の中には既に賛成を表明している議員もいます。

(Intraasia 注:クランタン州における Hudud 法導入は古くからイスラム政党 PASが党の主要な方針として主張してきた。それが今回初めて具体化している。この法律に対して、民聯 (Pakatan Rakyat) 側だけでなく、Barisan Nasional (国陣) 側でも陣営として一致した立場にはならない。ことがイスラム教に基づく法律に直接関することなのでり、国会の与野党陣営の勢力通りに賛否は決まらないことは明らかです。PAS党の友党であっても行動党は強く反対している、 公正党は党内で一致した立場は無理でしょう。UMNOさえ党内一致の立場は難しそうです。さらにサバ州の先住民族主体の非ムスリム議員はほとんどが反対しているようだ。このようにクランタン州のHudud 法には、賛否が入り組んだ複雑な様相を呈しており、極めてマレーシアらしいともいえる)

【たいへん有名な野党指導者兼刑事弁護士が自動車事故死】

(ペナン州選出の国会議員 Karpal Singhは、民主行動党DAPのトップ3人中の1人として長年野党陣営の指導者の1人であり且つ法廷では国内で最も知られた刑事裁判弁護士の1人としても知られている。)

民聯 (Pakatan Rakyat) の指導者の1人である Karpal Singh、74歳、 が17日の午前1時半頃交通事故のために死亡しました。

Karpal Singhら4人を載せたToyota Alphard車が南北縦断ハイウエーを北上していた時、ペラ州のGua Tempurung辺りで5トントラックと衝突しました。 この事故でKarpal Singh とその補佐役の男性1人が即死しました、また運転手と彼の看護役であるインドネシア人メイドが重体です。さらにKarpal Singhの息子が負傷しました

死亡したKarpal 議員は、ペナン州の裁判所で行われる法廷に出席するために、深夜クアラルンプールを発ってペナンへ向かっていました。彼のもう1人の息子である、スランゴール州選出の行動党国会議員は、17日朝開かれる法廷準備のために父親は深夜のペナン行に固執したと語る

彼は2005年に乗っていたタクシーが自動車事故に遇い、そのため負傷してその後は車椅子生活になりました。彼はよく (選挙区のペナン州地名を取って)'Tiger of Jelutong’と呼ばれていました。

別記事
カルパル議員の事故死のニュースは国内にショックを起こしています。ペナン島にある自宅には支持者やメディア関係者が集まり始めました。

別記事
カルパル議員の乗った車と衝突したトラックの運転手は ガンジャ麻薬を摂取していた、とペラ州警察のトップが明らかにしました。「トラック運転手に対する最初の尿検査で麻薬の陽性反応を示した。そこで2回目の尿サンプルを病理医のもとへ送りました。」

(Intraasia 注: 通常程度の社会知識を持つ一般人で Karpal Singhという名を知らない人はかなり少ないであろう、マレーシア野党政界で最も知られた1人の政治家兼刑事弁護士です、さらにマレーシアインド人界で最も有名な人物と言えるぐらいです。原則を崩さない一貫した野党人で雄弁とその風貌で知られており、クランタン州のHudud 法実施案には率先して反対していた。 )

4月16日のマレーシア記事

【 KLIA2に 5月9日までには引っ越すと、 AirAsia が声明】
(新しい低コスト航空用ターミナルKLIA2 が5月2日に公式オープンすることに関して、 AirAsia グループは新ターミナルの安全性と保安面などに疑問を呈して、引っ越しを先延ばしすると言明していました。しかし政府側は、現在のLCCターミナルの Imigresen イミグレセンなど政府施設の全てを5月9日に停止すると再三強調しています。)

AirAsia グループはこの引っ越しの先送り方針を改めて、KLIA2に5月9日までには引っ越しする、と発表しました。  AirAsia は期限通りKLIA2に移転しなければならない、KLIA2は AirAsia の要求を入れて建設したものである、と政府が言明した後に、 AirAsia はこの心変わりをしたことになる。政府は主張する、「KLIA2が一たびオープンしたら、ある航空会社がLCCターミナルに残るよような例外扱いはしない。」 

AirAsia は発表した声明中で述べる、「運航準備と移転に関する仕様書に従って、KLIA2へ引っ越しするための必要な準備をしている。」 「ビジネス上の問題点はいくつか残っているが、このことが計画されている AirAsia がKLIA2で運行することを妨げることにはならない。従って AirAsia は5月9日までにKLIA2へ引っ越します。」 「 AirAsia は次なる成長と発展の段階として新しい空港で運行することを楽しみにしています。」

「しかしながら、交渉が迅速に終結する、妥結することにならない時は、政府は、マレーシア空港持ち株会社が空港運営者としてすべきことをするように、また AirAsia グループが低コスト航空のビジネスモデルに基づいて効率的に運営していけるように、必要なる仲裁をしてくれることを期待しています。」

KLIA2では AirAsia が最大テナント航空会社となり、新ターミナルの扱う量の80%以上を占めることになります。
KLIA2で運行することになる航空会社は、 AirAsiaグループのほかには、 Malindo Air, Cebu Air, Tiger Airways 、Mandala Airlines がある。

【マレーシア航空機事故の影響で中国人のマレーシア訪問者数が減っている】
マレーシア航空機の墜落事故の乗客70%が中国人だったこと、及びサバ州スンポルナ沖のリゾートから中国人女性が誘拐された事件の後遺症として、マレーシアを訪問する中国人旅行者の数が減っています。これから半年間位を予測すれば、中国人旅行者の大幅な回復はなさそうです。

中国の中国語ウエブサイトが4月初めに行ったMH370便の行方不明事故が起こした旅行意識への影響調査の結果は明らかに示しています:多くの中国人旅行者はこの事故のためマレーシアに来ないとしている。この調査には約5万人が投票した、その内85%が再びマレーシア旅行はしないと答えた。

マレーシア女性旅行ガイド協会の会長は語る、「例年5月から10月は中国人の旅行シーズンです。5月1日のメーデー時期と10月1日の国慶節はそれぞれ1週間ほどの連続休暇です、そして6月下旬から8月末ぐらいまでは夏休み時期です。その時期の前にマレーシア航空機事故が起きた、そこでマレーシアは彼らの第一の旅行先ではなくなる。」 「この時期の中国人団体旅行の量は昨年同時期に比べて70%に減っている。」

彼女はこの状況は時期は過渡期であり、ある程度の日が経てばマレーシアの旅行業がまた回復すると見ています。
旅行ガイドの面では、クアラルンプール圏で働く約1200人の華語使用の旅行ガイド中、40%が該当グループり旅行者の減少の影響を受けている、この女性会長は推測します、「しかし優秀な旅行ガイドは市場景気の影響を受けません、そういう人たちは依然として仕事があります。」

ペナン州旅行発展委員会の議長は次のようにみている:「4月から6月の期間は中国人旅行者減少の影響があるだろうが、これは一時的なものであり、中国の夏休み時期になれば旅行者数は漸次回復するであろう。ペナン州政府は、対中国人旅行者向けの宣伝活動を停止しません。」

(Intraasia 注:まず、どんな国でもこの種の事故が起きれば、一般に団体旅行者は一時的にかなり減ることは普通だといえるでしょう。 団体旅行という性格上、これは避けられない。 ただそういう事故にある国がどう対応するからまた被害を多く出した国がどう反応するかは、国によって異なることでしょう。
2013年にマレーシア訪問した中国人の人数は180万人にもなる、これは毎年1千万人を超える訪問者のあるシンガポールを別格にして、国別ではインドネシアからの250万人に次ぐ多さです。ちなみに日本人の訪問者数は51万人でした。 この180万人という大きな数はマレーシア旅行業界への貢献度は高い。要するに中国人への依存度が毎年高まってきた。 だからマレーシア政府も観光省もマレーシア航空機事故の中国人遺族には、罵倒されながらも忍耐強く対応してきた。ある国において、貿易面であれ、観光面であれ、1つの外国へ依存度が高まると、どうなるかの好例ですね)

【クアラルンプール中心部の一画に118階建てタワービルを建設するプロジェクト】

クアラルンプール中心部の一画にある Stadium Merdeka(ムルデカスタジアム)脇の道路が4月20日から永久閉鎖されると発表されました。
これはこの近辺に118階建ての超高層ビル "ムルデカタワービル(仮称)”を建設するプロジェクトを開始するためです。

地元選出の民主行動党DAPの国会議員らが記者会見をしてこのプロジェクトに憂慮を表明しました、「この界隈には5校の小中学校が存在する、道路閉鎖で学校近辺の混雑はさらに増す。そしてこの界隈の主要路Jalan Hang Tua はより渋滞してさらに問題を引き起こすでしょう。クアラルンプール圏では多くの商業・オフィスビルでは空き室が出ている。その現況下でさらに高層ビルが必要とは思えない。」

(Intraasia 注:ムルデカスタジアムから国立体育館がある地区はまだ空間が比較的残っている。Jalan Hang Tuaはチャイナタウンの中心部につながる道路です。この地区に118階もする高層ビルを建設するプロジェクトがあるわけですな、驚きです。デザイン画を見るとかなり細長いビルだ。開発と発展にまい進するマレーシアの一面ですけど、果たしてどれほど成功するプロジェクトになるのだろうか。)

おことわり
4月15日は家を留守にしましたので、記事は掲載できませんでした。

4月14日のマレーシア記事

【マレーシア航空機の捜索を巡るニュースと遺族を取り込もうとする米国弁護士事務所】
3月8日にインド洋のオーストラリア沖に墜落した(と断定された)マレーシア航空機において、操縦席に備わったブラックボックスから信号発信される期間は既に電池寿命が切れたはずです。先週初め頃海底に沈んだブラックボックスから発信されていると推測される信号を捜索隊は受信しましたが、その後は全く受信できていません。信号は 海底4500mの深さからでていたと推測される。

オーストラリアがリーダーを務める、マレーシア航空機捜索の多国籍部隊は、飛行機12機、船14隻を動員して引き続きインド洋での捜索を続けています(注:日本の海上自衛隊機もこの中に含まれている)。

マレーシアでは、マレーシア弁護士協会が、マレーシア航空機の乗客遺族に対して注意を呼びかけました:
米国の弁護士らが遺族たちに対してそのサービス提供を申し入れているとの報道がなされている。これが事実であれば、マレーシア弁護士協会は米国の弁護士事務所などに対応行動を取ります。米国の法律家がマレーシアで法曹サービスを提供するのは、アドバイを含めてどのようなことであれ違法です。

先週末米国の弁護士事務所の人員がクアラルンプールのホテルで遺族と面談をしようとしたのとことです、しかし最終的にこれは取り消されました。

【マレーシア人の結婚数と離婚数、及びそのムスリムの組数と非ムスリムの組数】

マレーシア国民の離婚数が2004年から2012年の8年間で倍増して、年間 56,760 組を記録しました。下記の統計を参照。

シャリア司法制度庁がまとめた統計から、ムスリムカップルの離婚数: 2004年 20,916組、2012年が 47,740 組、2013年 49,311 組、というように大きく増加しました。
一方統計庁のデータが示す非ムスリムの離婚数は率ではムスリムのそれより多少上回りました: 2004年  3,291 組、2012年 9,020組、

離婚数が増えていますが、結婚数も同様に増えています。
イスラム教発展庁(Jakim)がまとめた統計から、ムスリムカップルの婚姻数: 2004年 112,262組、 2012年  148,806組、 年々一貫して増えている。
非ムスリムの婚姻数: 2004年  57,530組、 2012年 65,993組、年によって。増減がある

なお統計庁は人口当たりの婚姻率と離婚率を示していません。
統計庁とシャリア司法制度庁とイスラム教発展庁の統計及びデータから

2004年:結婚 169792組、 離婚 24207組、
2005年:結婚 166672組、 離婚 27591組
2006年:結婚 176157組、 離婚 31927組
2007年:結婚 195026組、 離婚 35976組
2008年:結婚 195891組、 離婚 41969組
2009年:結婚 202735組、 離婚 47125組
2010年:結婚 196751組、 離婚 49455組
2011年:結婚 208992組、 離婚 50200組
2012年:結婚 214799組、 離婚 56760組  (2008年比で結婚数は1.26倍、 離婚数は 2.34倍)

(Intraasia 注: 離婚数の方が増え方は大きいが、以前よりも離婚しやすくなったと捉えれば、これは女性の観点から好ましいことと言えそうです。そういう分析もあるはずです、とりわけムスリムは男性の方からが離婚しやすい法仕組みになっていますから。2012年の国民人口大体 2800万人の規模で、上記の数は多いのだろうか? こんなものだろうか?
国民人口の約3分の2近くがムスリム、残りが非ムスリムです、2012年の統計を見ると、ムスリム対非ムスリムは 結婚数で 2.3対1となり、離婚数で 5.3対1となる。ということはムスリムの方が離婚率は高いということになる。なおムスリム男性は重婚が許されているので、この数字には同じ人が複数回結婚または離婚するケースも含まれているが、その割合は全体の1割にも満たないのではないだろうか。 いうまでもなく、ムスリムと非ムスリム間の婚姻は100%許されないので、統計には現れません。)

【運輸大臣の諮問会議はダブルデッカー車輛の使用抑制を提議していた】
パハン州の Bentong - Raub 区間の道路で深夜、ダブルデッカー長距離バスが多数の死傷者を出した事故に関して、運輸大臣に諮問する、独立した諮問会議の議長は不満を語る、「長距離バスが関わる事故に関して、会議は計51の提案を大臣に出しました。これは2013年に起きたゲンティンハイランドでの37人が死亡したバス事故の2か月後に提出した。」 「

「我々はダブルデッカー車両は丘陵地の走行、長距離走行には不向きだと示唆しました。車の重心の高さからバスが不安定になるからです。しかしなぜ依然としてダブルデッカー車両が使われているのだろうか?」 「諮問会議が提出した報告書に関して、当局は沈黙している。」 「命が失われた時、誰がその責任をとるのだろうか?」

「Bentongでのバス事故は2013年8月のゲンティンハイランド事故に似ている。諮問会議は非常なる時間と労力を費やして総合的な報告書をまとめた、しかし残念なことに誰も報告書を真剣に受け止めていない。」

(Intraasia 注:13日の記事に対するコメントで、イントラアジアはダブルデッカー車輛の増加に疑問を呈しました。車高から不安定さを感じるだけでなく、バスターミナル内に入れないようなダブルデッカー車輛がこの10年ほどの間に劇的に増えた、当局はバス会社がダブルデッカー車両を増やしていく中で黙認していたのは間違いない。こんなに増えてしまったので、抑制策は手遅れとなっている。バス会社は1回の走行で乗客の数を増やそうとしているのでしょう。しかしローシーズンには座席が埋まらない、だからターミナル内外でいつも客の呼び込みをしており、出発時刻はいい加減だ。)

【再生可能エネルギー】
エネルギー・グリーン技術・水省の大臣声明からです。
フィードインタリフを適用される再生可能エネルギーの2014年発電量、合計で65メガワット。2015年は合計で109メガワット、2016年は190メガワットです。

2014年の再生可能エネルギーの割りあての内訳: バイオガス 10MW, バイオマス 15MW, 個人の太陽光発電 10MW, 非個人の太陽光発電 425kW以下 10MW, 非個人の太陽光発電 425kw超 15MW, コミュニティの太陽光発電 5MW,

2015年の再生可能エネルギーの割りあての内訳: バイオガス 15MW, バイオマス 18MW, 個人の太陽光発電 15MW, 非個人の太陽光発電 425kW以下 20MW, 非個人の太陽光発電 425kw超 34MW, コミュニティの太陽光発電 7MW,

「我々の目標は2015年における種々のエネルギー中で再生可能エネルギー割合を5%にすること」

4月13日のマレーシア記事

【深夜走行のダブルデッカーバスの事故で乗客3人が死亡】
パハン州の Bentong - Raub 区間の道路で深夜12時過ぎに長距離バスのダブルデッカー車が事故をおこし、乗客3人が死亡し、運転手を含め65人がけがをしました。

死亡者はアフリカ人とそのマレーシア人妻、マレーシア人の3人です、この夫婦はUTM大学クアラルンプールキャンパスの学生です。けが人は2か所の病院へ搬送され、内重症の10人が入院しました。

Transnasional 社のダブルデッカーバスは乗客69人を乗せてクアラルンプールを22時半に出発してクランタン州コタバルへ向かっていました。道路のカーブでスリップして路肩の電柱に衝突して横転した。

運転手の近くの座席だったマレー女性乗客が明かすところによれば、「運転手は両手で携帯電話を持って両腕をハンドルに載せていた時に事故が起きた。」 「この事故より前に、2人の乗客が運転手に携帯を使わないようにと注意した。1人の乗客は皆が不安に思うので運転に専心し携帯を使わないようにと伝えた。反対には運転手は危険でないと反論した」 
この乗客の指摘に対して、Bentong警察の幹部は、そのことの証明がまだできないと語りました。

2014年の主な長距離バス事故
1月20日:南北ハイウエーで3人死亡、14人がけが、 2月25日: サバ州で2人が死亡、 3月18日:サラワク州で1人が死亡、9人がけが、 3月25日:学生載せていたバスが横転して1人が死亡、3月31日:南北ハイウエーで2人がけが、

(Intraasia 注:この道路はハイウエーではなく一般路です。 深夜走行の長距離バスの事故は、当サイトでも数多く載せてきたように、とくに稀なことではない。 航空機よりよっぽど危険性は高い。近年ダブルデッカー車が急激にふえた。通称プドゥラヤへ行けば建物内へ車高から入れないダブルデッカー車が外部にいつも停車している。 東海岸州方面行きのPutraバスターミナルでもダブルデッカー車が多くなった。あの車高はハイウエーであれ一般路であれ、走行上の不安定さに影響すると感じずにはいられません。マレーシアのバス運転手が、市内近郊乗り合いバスであれ長距離バスであれ、運転中に携帯電話で会話するのは普通に見かけるし、運転手近くに座った知り合いなどと長話することもよくある。先日もペナンからのバスでKLに帰る際、運転手は2回携帯で電話していた。 Intraasia はKL市内外のRapid KL バスのいろんな路線に乗るのでよく知っています、運転手が携帯会話するのは全然珍しくない。 こうした日常の勤務態度は必ずや、とっさの危険回避などの運転に影響を与えるはずですね)

【KLIA2の安全性の評価をしてもらうために国際民間航空機関(ICAO)に依頼した】
(KLIA2 が5月2日に公式オープンすることに関して、 AirAsia 側は滑走路などの安全性その他諸点に不満を表明して、LCCターミナルからの移転を遅らせるとの声明を4月初めに出しました)

これを受けて、運輸大臣代行を務める国防大臣は、国際民間航空機関 (ICAO)の係官チームを招聘したことを発表しました。一行は14日にマレーシアに到着して、KLIA2の安全性評価を行うことになります。「この件について既に内閣で説明した。」 「これが終われば、空港の安全性を一般にどう証明するかもうわかりません、」

KLIA2 に関して、独立したコンサルタント会社は滑走路、エプロン、建物などの使用に安全問題はないと先に評価しています。
運輸大臣代行は語る、 「 AirAsiaグループは評価に満足できなければ、国際民間航空機関(ICAO)に相談しなければならないだろう。」 「もし AirAsia がKLIA2に予定通り引っ越ししない場合は、人々にそれを評価させよう。」

現行LCCターミナルは5月9日に閉鎖すると、政府側は既に発表しています。

(Intraasia 注:ということで、KLIA2移転を巡る不協和音の結果が出るのは、もう4,5日?1週間?ぐらいは待つ必要があることになりますね)

【華語紙編集幹部の論説から】

100年前に我々の祖父母、または曽祖父母は南へ向かう船に乗って、南シナ海を超えて来た。このことで我々が南洋華人の中のマレーシア華人であることを決定している。

我々は再び中国人であることはない、しかしマレー人に成ることもない。我々はまた半分中国人で半分マレー人ではない、”華人”なのです。 
中国人はこの概念をよく理解できない。彼らは我々を”マライ・マレイ(馬来)”と呼ぶ、 マレー人という意味さえちょっとはっきりしていない。中国人の言う orang Cina というのは中国人となる、さらに華人ともなる。

(Intraasia 注:星洲日報の副編集長の論説記事の一節です。 彼はよく知られた新聞人でしょう。たまに読むその論調に反感も感じる時もあれば,同感を覚えるときもある。それはとして、ここで明瞭に書かれているように、マレーシア華人は中国人ではない。中国と中国人はその影響力の範ちゅうに含めようとして、華人を”中国人の一種”かのようにみなしたがる、それが上記の一節中にも書かれていますね。 マレーシア華人は中国で生まれ育たわけでも、中国の教育を受けて中国人というアイデンティティを持っているわけでもない。 マレーシア華人が持っているのは”漢民族”というアイデンティティなのです。だから華人は漢民族の習俗と伝統と言語に固執する、その中には中国人と同様な部分も当然出てくる。華人はその漢民族的思考ゆえに中国の中のチベット族やウイグル族やモンゴル族には周辺民族という捉え方をする。
日本人はマレーシアやベトナムやシンガポールやインドネシアの華人を、いつまでも中国系だの”中国人”という時代錯誤な呼称及び中国という”国”に捉われた捉え方を止めるべきである。なおマレーシア語では 中国という単語は”Cina" ではなく ”China” と表記する)



4月12日のマレーシア記事

【マレーシアインド人界の祝うそれぞれの新年】
(マレーシアインド人界はインド南部出身のタミール人が4分の3以上を占める。インド人界の少数派として同じくインド南部の Telugu 人、Malayalees人(マラヤーラム人)、インド北部のパンジャビ人(シーク)がいる)

3月と4月はこれらインド人にとって新年を迎える月です。
タミール人の新年は Varisha Piruppu またはPuthandu という名称で、4月14日です。す。タミール歴の1月であるChittirai の初日になる。
Puthandu valthukal は新年おめでとうのあいさつです。タミール人界でもマレーシアではごく少数派となるスリランカタミール人はデーパーバリよりもこの新年に意味合いを持たせるとのことです。

テルグ人の新年は Ugadhi と呼ばれ2014年は3月31日にあたる。 最初の月 Charita の初日となる。
Malayalees人(マラヤーラム人)の新年は Vishu と呼ばれ、2014年4月15日になる。

パンジャビ人(シーク)界は その重要な祝祭である Vaisakhi を4月14日に祝う。 シーク教徒である彼らは、男性には名前にSingh を加え、女性には Kaur と加える.

(Intraasia注:マレーシアのインド人界はヒンディー語を母語とするようなインド民族ではなく、南インドの主要語族であるドラビダ語族に属する、タミール語、マラヤーラム語、テルグ語を母語とする民族がマレーシアにやって来た末裔となる。現在もマレーシアにたくさん来ている外国人労働者としてのインド人は南インドからです。圧倒的に多数派であるタミール人は、国の初等教育の一つとして国民型タミール語小学校を擁し、数種の日刊タミール語新聞が発行されている。 なお例外的に北インド出身のパンジャブ人がコミュニティーを作っている、いわゆるシーク人です。シーク教徒である彼らは男性はターバン姿であるのが目立つ)

【結婚後配偶者がイスラム教改宗した後で離婚となり、子供の養育権を巡る争いが起きる問題】

ヌグリスンビラン州に住む(市民法に基づいて結婚した)ヒンズー教徒のインド人カップルにおいて、結婚して何年か経った後の2012年に夫がムスリムに改宗して両者は離婚した。2人の子供の養育権を巡って夫、31歳、がシャリア高等裁判所に起こした裁判で昨年8月26日にシャリア法廷は前夫に養育権があると判定した。
前妻、30歳、はこれを不服として(シャリアではない通常の)高等裁判所に訴え、4月7日に高裁は前妻側に子供の養育権ありと判定した。高等裁判所は、2人は市民法に基づいて結婚したのであり、そのためこの争いを決する法は市民法が扱うべきだと判断した。

その2日後の9日に夫が前妻の家から6歳の息子を強引に連れ去った。前妻は警察暑に訴え報告を届けて子供を引き戻してくれるように訴えた。しかし警察は2つの裁判所の判決内容が相反するので、前夫の行為に対して行動を起こせないと表明した。

ムスリムである前夫は高等裁判所へ判決不服の申し立てができる、しかし前妻はシャリア高裁へ判決不服の申し立てはできない、なぜならシャリア法廷に対して非ムスリムは当事者になるいことができず申し立てを起こせないからである。

前夫による娘を奪われることを恐れた前妻は9歳の娘を連れて自宅を出てどこかへ隠れてしまった。彼女は訴える、「高裁から得た裁定に反して前夫が行った行為になぜ警察は彼を逮捕しないのか?」
離婚後前夫は前妻の元から2人の子供を連れ去り、前妻に告げることなく子供2人をムスリムに改宗させた、と前妻は訴える。

(Intraasia 注:夫婦の一方が配偶者の同意なくイスラム教に改宗した結果起きる問題はこれまでにも何回かニュースになっており、そのほとんどが子供の養育を巡る争いになるようだ。夫婦における一方的な改宗を巡る争いは多くがインド人が関係するケースであるような印象を持つ。当サイトで数多く説明してきたように、マレーシアの民法はイスラム法と市民法の2本立てである。マレーシアにおいて、非ムスリムはムスリムとの婚姻は100%不可能であり、必ずイスラム教への改宗が必要となる。この事件は婚姻後に一方がムスリムになることで、好むと好まざるにかかわらず離婚となる。その時子供をどう扱うかは、シャリア法重視のムスリム界と市民法重視の非ムスリム界では捉え方が異なる。この問題に国会や内閣はかなり無力であるように思われる。 だからこれまで数十年もこの件が問題視されながら、解決策・妥協策は未だ生まれていない)

【高級ホテルの客室料金】
不動産コンサルタント会社の CH Wiilams Thalhar & Wong Sdn Bhd の報告書からです:「平均客室料金は 2009年がRM227 、 2013年がRM 255に上昇した。」 

「3星ホテルの平均客室料金は2013年は RM 130、4星ホテルがRM 233でした。」「5星ホテルの平均客室料金は 2012年のRM 323から2013年はRM 327に増えた。」

(Intraasia 注:ここでいう平均客室料金は3星以上のホテルだけが対象なんでしょう。そうでなければ、RM 255なんて高い数字は出てこない。RM 100以下のホテルは2星以下ということなんでしょう。ホテル料金もマレーシアではじわじわと上がっている)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】
1万円を銀行で両替すると RM 312.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 317.3 を入手します。

4月11日のマレーシア記事

【中国はパンダのマレーシアへの送り出しを期日未定で延期した】
(中国からマレーシアにパンダが2匹貸し出されることが、数年前にナジブ首相と中国首脳会談の中で決まり、その後マレーシア側の国立動物園は受け入れ準備を進めていました)

中国からマレーシアへパンダを送る式典が今月8日に成都で予定されていましたが、”避けることのできない理由から”追って通知するまで延期となりました。このことマレーシア側の自然資源と環境省が10日に声明の形で発表しました。 新たなパンダ送り出し日程は後日知らされることになる。
パンダは四川省の生育地から2月に成都に移送され、検疫を受けていました。

別記事
自然資源と環境省大臣は数日前に、2匹のパンダは4月16日にクアラルンプール国際空港に到着する、1か月間隔離された後、ナジブ首相が国立動物園のパンダ館のオープン式を行う、と発表しました。

(Intraasia 注:どの新聞だったか忘れましたが、パンダ特集を載せていた新聞もあった。日本でもそうだったようですが、パンダが貸し出される?譲渡?されるのは話題を呼ぶニュースになる。そこでマレーシア側は待ち望んでいた。ところが3月に起きたマレーシア航空機のインド洋墜落で多くの中国人乗客が巻き込まれたことから、中国当局は”中国人民の感情”を考慮して、政治的判断をしたのは間違いないでしょう。マレーシア側の関係者はがっかりというところでしょう。持てる国のパンダはいつも政治的贈り物になる例ですな)

【Bursa Malaysiaの上場企業になるための近道の方策が好まれる】
マレーシア証券取引所(Bursa Malaysia) に上場する近道として、新しい株主による完全買収、及び逆買収による方法が、ますます人気を得ています。
これは一般的な新規株式公開による新規上場は、非常に時間がかかり1年は確実にかかる、さらに条件を満たすために多くの書類提出が伴うため手間が非常にかかることなどがあります。そこで(上場企業を)買収して上場する方法が目立つようになっているのです。

マレーシア証券取引所(Bursa Malaysia)の上場企業を眺めてみると、買収される対象になる可能性を持った企業が多くある。 その会社の市場時価総額がRM 2千万以下の企業が40社ほどある。 さらに市場時価総額がRM 5千万以下の企業は198社もあります。

(Intraasia 注:2013年に不動産デベロッパーの新興会社 Eco World が小規模上場会社を買収して上場企業になったのはニュースになりました。株価の時価総額がわずかRM 2000万以下で上場しているというのもおかしな実態ですが、資金に余裕ある未上場企業はこういう小規模会社を買収しててっとり早く上場企業になるということのようです)

【沈香・アガーウッドの密伐採はジョーホール州でも盛んだ】
(沈香・アガーウッドの密伐採と密輸出は以前から問題になっている)
環境団体マレーシアネイチャーソサイエティは、ジョーホール州のEnday-Rompin 国立公園と Panti保護森林区で、外国人が沈香・アガーウッドの密伐採を盛んに行っていると発表しました。

同団体のジョーホール州議長は語る、「沈香・アガーウッドは良い金になる、最高品質の物は キロgあたりRM 6千ぐらい、低品質でも キロgあたりRM 3千で売れる。」 「違法グループは森林内をよく知っており、探知されないようにしている。」 「彼らは森林内に入る時は武器を携帯し、さらに衛星電話などを持つ。」 「彼らはメルシンまたはクアラロンピンを流れる川を経由して森林区に入っていく。」 

(Intraasia 注:沈香・アガーウッドの密伐採は半島部北部州の森で盛んに行われているだけではないようだ。ジョーホール州でも密伐採して国外へ持ち出すのか。マレーシアの森林警備員は武器を携帯していないし、警察のような逮捕権はないという弱点があるので、無法な密伐採者に対抗するのはたいへんでしょうね)

4月10日のマレーシア記事

【スランゴール州ではデング熱が爆発的に発生している】
保健省大臣がデング熱の発生に関して明らかにした統計です。

デング熱発生の報告件数は、2014年4月7日時点において全国で26658件です。2013年の同時期での件数は6688件でしたので、実に2万件近い増加となっている。
その内発生最多の州はスランゴール州で14905件です、これは全国で56%も占めている。州内でもペタリン地方が最多の地方であり、州発生件数の4割を占める。

デング熱による死亡者数では、4月7日時点で64人となる、これは昨年同時期の14人に比べて50人も多い。その内でスランゴール州が最多の26人を記録している。さらにペタリン地方では8人の死亡者です。

今年現時点において、デング熱要注意地区は全国に223地区がある。その内半数以上の121地区がスランゴール州内にある、さらにペタリン地方が52地区を占める。「ペタリン地方は人口密度のたいへん高い地であり、高層建築の多い地です、このためデング熱の発生が相対的に高くなる。」

(Intraasia 注:ペタリン地方というのは行政上の区分です。当局は住民に対して、蚊の培養となる無秩序なゴミ捨て禁止、カンや容器の放置禁止、庭や排水路などの清掃、といった環境に気を使う必要性を訴えるキャンペーンを長年行っていますが、一向に効果を生んでいません。それがこのデング熱大発生の主たる原因です。3月強で64人も死亡というのは、マレーシア航空機で行方不明死亡者の国民39人よりずっと多い。人々はこういう劇的な事故の死亡者にはすごく興味を持つが、デング熱の死亡者のようなケースへの関心は薄い。意識面での大きな落とし穴です。)

【華人警察官を増やすキャンペーン】
警察官総数の約 111万1千人強の内で華人の占める割合は非常に低く、たった1.8%程度の 2千人弱に過ぎません。

そこで警察当局は華人の警察への加入を増やすべく、華人向けの特別募集活動を行っています。 警察庁の幹部が明らかにしたところ、華人青年層の反応は良く、3月初めからおこなった特別募集活動で2千人以上の応募書類が手渡されました。 警察庁は今後5年間で5千人の華人が警察に加わることを期待しています。

(Intraasia 注:華人警官増加キャンペーンは初めてではありません。上級警察官に華人警官は時々いますが、警らなどの一般警官にはごく少ないことは誰でも知っている、さらに交通警官に華人警官を見たことすらない。果たして2千人のうちどれくらいが、実際に応募して合格し、警官になるのでしょうか)

【高級キリンビールを売り出すギネスアンカー社】

アルコール飲料分野でマレーシアの2大メーカー(いずれも外国資本)の1つである、Guinness Anchor Bhd は、同社が今年売り出す新たな5つのブランドを発表しました。これは高級部門でより客層をつかむ狙いからです。

同社の社長は新ブランド紹介のマスコミ発表で、日本製ビール Kirin Ichiban の発売を開始します。「我々はマーケットリーダーであり、リーダーであり続けます。」 「Guinness Anchor Bhd は現時点でKirin Ichiban をマレーシアで醸造することは考えていない。」 「旧正月時期は我が社は好調でした、それがここにきて鈍化している。」 「しかし長期的に見て高級アルコール飲料の需要は増加します。スーパープレミアムビールは通常市場より成長が早いとみています。」
 「Kirin Ichibanは日本のプレミアムビールであり、40か国以上で販売されている。だからマレーシアでも同様に売れていく可能性を持っているとみている。」
Kirin Ichibanはモルト100%のビールで、日本では Ichiban Shibori という名称です。

(Intraasia 注:イントラアジアはアルコール類は何であれ昔から飲みたいとは思わないので、このキリンビールがどれほどプレミアムなのかは知りません。昨日その大きな広告が載っていたので、珍しいことだなあと思いました。そうしたら本日の記事でわかった、Guinness Anchor がマレーシアで積極的に売り出すわけですな)

4月9日のマレーシア記事

【給水制限プログラムを一時的に緩和する】
Syarikat Bekalan Air Selangor (Syabas)が、スランゴール州とクアラルンプールとプトゥラジャヤで実施している給水制限プログラムの各弾で暫定的に緩和すると発表しました。

Syabasの声明では、浄水場である Cheras Batu 11 と Bukit Tampoi の2か所が3月末から再稼働を始めたことを緩和の理由に挙げています。「Syabasは、この2か所の浄水場でできた上水を制限プログラム地区へ回すようにしました。」
スランゴール川流域で川の流量が増えたために、スランゴール州の全ての浄水場で日の浄水量を増やしたことで給水制限プログラムの第3弾と第4弾に対する緩和が可能になりました。

(Intraasia 注: Syabas ホームページの4月8日付けお知らせ(マレーシア語のみ)を見ると、第3弾と第4弾地区における給水制限プログラムが ”dilonggarkan”と書かれている、この意味は緩める、緩和するということです。しかしどのように緩和するかとは書いてない。この状況は暫定的な特徴なので(bersifat sementara)、消費者は引き続き節水に努めるようにと書いてあります。第3弾と第4弾の対象地区での緩和とは具体的にどうなるのかは、わかりません。恐らく、ある地区では断水が全くなくなる、またある地区では断水時間がぐっと短くなるということかもしれません。いずれにしろ暫定的なので、対象地区の住民は断水プログラムが終わったと早合点しない方がよさそうですね)

【2013年の所得確定申告の期限が迫っている】

(現在は2013年度所得確定申告の時期です。被雇用者の中で確定申告が必要な者は4月30日までに手続きを済まさなければならない)
税の専門家からの説明です:

被雇用者の場合、2013年度の収入(EPFの納付金を差し引いた後)がRM 26501以上の者は、税務庁に確定申告する必要がある。

2013年度所得税申告において、次の手当て類は無税・控除扱いとなる(注:抜粋であり網羅したものではない)
・旅行手当て: ビジネス目的に限定、年間RM 6000まで、
・電話代手当て: 雇用者または被雇用者名で登録された、固定電話、携帯電話、PDAからの月々の請求書は控除扱い、・これには設置費用なども含む。 各機器に付き1登録に限る。
・食事手当て:被雇用者に定期的に且つ全ての被雇用者に同率で支払われる分をいう。実際に支払われた額に基づく。
・子供手当て:12歳以下の子供を対象にした分。 最大で年間RM 1200.

海外での所得は対象か?
・マレーシアの地を源泉とする全ての所得が対象となる。外国での収入をマレーシアの地で受け取る場合は無税扱いとなる。ただしこれはマレーシアでの雇用に関係していない所得に限る。

特別控除
・合計所得が年間RM 96000までの者には、2913年度に限って、RM 2000の特別控除がある。

税務上の居住者
・税務上の居住者とは、マレーシアの地に年間183日以上滞在している場合である。

(Intraasia注:現在は電子申告で全てできます)

【年々非国産車の比率が上昇している】
マレーシアで販売される自動車台数に占める割合において、外国の自動車メーカー車の比率が年々増加している。
2001年 18%、 2003年 26%、 2005年 35%、 2007年 35%、 2009年 37%、
2011年 41%、 2012年 45%、 2013年 47%、

(Intraasia 注:国産車メーカーは Proton社と Perodua 社です。軽自動車と小型車中心のProdua は大いに健闘しているが、Proton車はかつての人気はもうなくなり、シェアは下がり低停まりしている。アセアン(ASEAN)内の関税撤廃化でアセアン車の有利さは増す)

4月8日のマレーシア記事

【シンガポール首相と会談して発表された高速鉄道計画と都市交通計画】
マレーシアを訪れていたシンガポール首相とナジブ首相は(両国間の定例首脳会談として)プトゥラジャヤで会談しました。共同声明の形で発表された内容には、クアラルンプール-シンガポール間を結ぶ新高速鉄道の建設が含まれている。

この新鉄道のマレーシア側の起点は、クアラルンプール郊外のSungai Besi に設ける新駅 Bandar Malaysia になる。その場所はSungai Besi 道路に沿って広がるマレーシア空軍基地兼飛行場です。(注:Sungai Besi 道路はクアラルンプールから南北ハイウエーの南方向に向かうときに必ず通る)

ナジブ首相は言う、「新高速鉄道建設は大きな興奮を生み出している、両国はこの鉄道を2020年に完成させるべく一致協力していきます。」
新高速鉄道建設は昨年発表されており、その工費はRM 400億にもなるといわれている。シンガポールークアラルンプール間の330㎞を90分で結ぶことになり、途中の駅は5か所設ける。「シンガポール側の起点駅は3つの候補地がある: Tuas West, Jurong East, 3つ目はシンガポール中心部だが、これは現実には難しい。」

またシンガポールとジョーホールバル間を結ぶ 高速輸送システムに関しても、この会談の議題になりました。ナジブ首相はこれについて、「マレーシアはまもなく決定することになる。路線の引き方に関して共同エンジニアリング調査の第1段階は既に終えた。提案は既にできている」 「さらに両国間に建設する(第3の橋となる)フレンドシップ橋の建設に関する提案もありました。」

(Intraasia 注:華語新聞は一面の大活字でこの鉄道や橋の建設のニュースを喜々として伝えている。 シンガポールとのさらなる結びつきを大歓迎するかのように。次のクランタン州のニュースで紹介したように、本当に必要なのはこういう遅れたインフラへの投資ではないだろうか。クアラルンプールとクランタン州を結ぶ鉄道を作った方がはるかに一般市民に貢献するし、クランタン州の経済的活動にも貢献する。しかし超高額な費用の掛かる新高速鉄道のようなプロジェクトは建設に関わる大企業側に大いにメリットがあり、何よりも国威発揚になる。 そしてビジネス界や西海岸の中流層には新鉄道建設は大いに興味を起こさせ賛意に至るプロジェクトと言える。 ジョーホール州とシンガポールの経済的つながりをより進めること、及びマレーシア西海岸側のシンガポールとのより密接化を好む人たちは少なくないが、その方向性はマレーシア社会の二極化を促進することになるだろう。イントラアジアのこの観点に同感する日本人は少ないだろうが、ここに記しておきます。マレーシアはシンガポールにはなれないのです。マハティール元首相はその政権時、シンガポールとの密接化の促進にはかなり慎重であった、一方ナジブ首相はしゃにむに推進している。)

【クランタン州の村で断水のために村人が日々川で洗濯し水浴びせざるをえない】
クランタン州の海岸部に近いBachok地方の Kubang Telaga村では、この3か月間ほど村へつながる上水道管への水道供給が頻繁に止まってしまいます。そのためほとんど毎日ぐらい、約2千人の村人は近くの川 Sungai kemasin-Semerak で洗濯をし、水浴びをしなければなりません。

村人は訴える、「水道の圧力が低くなりそして断水すると、村人は家庭での水仕事のためにその川から水を汲んで(家との間を)往復せざるをえなくなる。川の水はきれいさに欠けるにもかかわらずです。」

川から50mほど離れた場所に住む村人は言う、「断水問題が発生して以来、水運びが村人のたちの主たる目的になっている。」 「我々は洗濯物を川岸へ持って行って洗濯しなければならない。まるでマレーシアが発展する以前に我々のおばあさんたちが行っていたようにです。」 「こんな問題はそもそも起こるべきではない、清潔な水を供給する責任を持つ当局はすぐにこれを解決することです。」

クランタン州のKubang Telaga 地方村の発展と安全委員会の長は説明する、「この期間中村人はAir Kelantan 会社が供給する上水を利用している、その地区での水道圧が低いことから、最近まで断水している。解決方策がない結果、村人は水道代請求を避けるためにメーターを止めなければならなかった。」

(Intraasia 注:雨季には必ず冠水と浸水する村の多さ、そしてこの記事のように断水問題、というようにクランタン州では生活に直結する基本インフラがお粗末です。さらに州内にハイウエーらしいハイウエーはまだない。現在のマレー鉄道東海岸線はもはや現代の鉄道には不向きであり、西海岸側とを結ぶもっと便利な交通手段が必要でしょう)

【インド洋の捜索海域で飛行機のブラックボックスから発信されているかもしれないピン信号を探知した】
インド洋に墜落したマレーシア航空機を捜索している多国籍捜索部隊は、オーストラリア西の捜索海域で、飛行機のコックピットに備わったブラックボックスの信号らしきピン信号を探知しました。これは先週末、それぞれ別々に2回ピン信号を探知したと報道されました。しかしこれがMH370機から発信されているのかどうかは、依然として確認できていません。

【首都圏の水危機に関して連邦政府の打ち出す方策】

連邦政府は、スランゴール州における水営業権・免許取得会社の4社をその翼下に収めるべく行動に出ました、これはスランゴール州とクアラルンプールとプトゥラジャヤの住民への水道供給で安全と持続性を確保するためです。

「これは閣議の決定を経たものです。」 とエネルギー・グリーン技術・水大臣が声明を出しました。「連邦政府は、スランゴール州政府と水営業権・免許取得会社間における水産業の再編成に関して長引く交渉が行われること、及び現在この3地方を襲っている水供給の危機を望みません。これは民衆と国の経済に苦しみを起こしているのです。」 「連邦政府は国益に基づいて、水サービス産業法2006年の114条を発動することに同意した、それによってスランゴール州の全ての水営業権・免許取得会社である4社を管轄下に収めます。」

連邦政府はスランゴール州政府と2014年2月末に、スランゴール州がこの4社をRM 96億で買収するとの内容を含んだ覚書を結びました。
この4社とは、 Syarikat Bekalan Air Selangor Bhd (Syabas), Puncak Niaga Sdn Bhd (PNSB), Konsortium Abbas Sdn Bhd (Abbas)、 Syarikat Pengeluar Air Selangor Holdings Bhd (Splash).です。 覚書では、連邦政府はスランゴール州の水産業の再編成を手助けすることになっている。

一方スランゴール州は数十億リンギットのプロジェクトであるLangat 2浄水場の建設を承認することになっている。
この覚書で定められた最終期限である3月11日時点で、スランゴール州政府の買収提案に応じたのは4社中の1社であるAbbasだけでした。

担当省大臣は言う、「現在我々は、可能であれば114条の発動を行わずに協力していきたいと思っている、しかし水状況は悪化しているのです。」

(Intraasia 注:住民総数670万人にも及ぶ大規模で広範囲な給水制限プログラムが実施中であることを考えれば、州政府と連邦政府は早急にその主張の違いを克服して近い将来のさらなる水危機を避けるべきです。 そもそも上水道という生活インフラに4つもの会社が関与し且つその中には私企業が大株主の会社もあることがおかしい。この発端を作ったのは、スランゴール州の以前のBarisan Nasional (国陣) 側州政権時です、その後民聯 (Pakatan Rakyat) 側の州政権に替わっても有効な手を受けず既に5年以上も経った。現在の水問題のかなりの責任はこれまでの州政権と連邦政府の両者にあるといえますね)

4月7日のマレーシア記事

【サバ州リゾートから女性2人を誘拐したグループはスンポルナ地方に馴染んでいる者たちだ】
サバ州スンポルナ町沖の島にある水上リゾートから中国女性とフィリピン女性従業員の2人が誘拐された事件に関して、サバ州の治安の元締めである、サバ州東部特別保安指揮区(Esscom)はこれまでの捜査の結果次のように見ています: 
リゾートを襲った武装フィリピン人7人組中の少なくとも4人は、スンポルナ地方に馴染みのある者たちである。彼らの親族または友人がスンポルナ地方の沿岸村に住んでいる、4人はいろんな不法活動に関わってきた、そこで彼らはサバ州にやって来るたび親族や友人の家にかくまわれることになる。

4人の内1人は昨年の台湾女性誘拐に関わっていた。 またリゾート従業員の内で、警察が一時逮捕しているフィリピン人4人中の2人は誘拐されたフィリピン女性の親族である。 捜査情報の結果、誘拐された2人はフィリピン最南部の島におり無事である。

(Intraasia 注:半島部とは全く異なる民族状況とフィリピン最南部の島々との地理的近接さから、半島部での常識を適用して考えるのは適当ではないでしょう。 昔、コタキナバルやサンダカンでみたが、海岸際にバラック建ての集落がいくつもできていた。スンポルナ地方にはこういった海岸際に半水上的な形でたくさんの集落があるようです、多くはフィリピン国籍かフィリピンの民族出身であることから、フィリピンのスルー列島の人たちの交流は日常である。こういう状況が浮かぶ。)

【中学3年次に行われてきた全国統一試験の後続としての試験内容】
中学校3年次の終わりに受験する全国統一試験PMR は、2013年度を最後に廃止すると教育省は既に発表しています。
そこで2014年度からは中学校3年生対象の試験は PT3 (Pentaksiran Tingkatan 3) という名称で、各学校ベースで実施すると教育大臣は説明しました。

試験科目とその方式
マレーシア語、英語: 筆記試験と口頭試験
科学(理科)、 数学、生活技術、イスラム教学習、追加言語(華語、タミール語、イバン語、カダザンドゥスン語、アラビア語から1つ): 筆記試験だけ
歴史、地理:課題、フィールド学習、ケース学習、などを複数の方法で試験

試験問題は教育省翼下の試験機構が準備し、学校がそれから選択する。

(Intraasia 注:長年実施されてきたPMR試験が廃止されることで、教師側と親と生徒には戸惑いがあるとしきりに報道されてきました。2014年はその最初の年なのでまだ不明な部分が多いようです。 それはとして中学校5年間に3年次と5年時に計2回も全国試験して点数で全てを判断するあり方を修正する良い機会のはずです。 マレーシア人生徒は誰でも中学校ではマレーシア語と英語を必須として学習する、さらにもう1言語学習する者も少なくないと思われる、)

【タイ深南部で起きている仕掛け爆弾はなくならない】
タイ深南部3県の1つである、ヤラー県で一連の仕掛け爆弾が破裂して、1人が死亡、14人がけがをしました。深南部ではこの10年近く、日常的に襲撃、仕掛け爆弾が起きてきました。

県都ヤラーで、6日正午ごろ4つの爆発がほとんど同時に起きました、その内1つは自動車の仕掛け爆弾です。自動車は破壊され近くの建物にも影響が及びました。なお自動車に仕掛けた爆弾はタイ深南部ではこれまであまり起きていません。地元の軍隊幹部は説明する、「ずっと以前に盗まれた車に仕掛けられていた。またスーツケースに仕掛けた爆弾で1人が死亡した。小さな破片が市場や銀行へ飛んだ。」

ムスリムタイ人が多数派である深南部では、この10年近い間に6千人位の人が死亡した(これにはムスリム武闘犯行グループ、軍隊兵士と警察官、自衛団員、一般市民、役人、僧侶などから成る)
一部の武装反抗組織とタイ政府との話し合いが昨年数回行われたが、現在起きているタイ政府と反政府派との抗争もあって、話し合いは停止状態です。
先週3人の政府役人、そのうち2人は女性、が襲撃されて射殺された。

(Intraasia 注:タイではタクシン派と反タクシン派との抗争が数年来続いており、マレーシアを含めて他国のマスコミはそちらに注目を注いでいる。その間も深南部での不穏状態は変わらず続いている。2000年代中頃の最悪期よりはずっと平穏になったが、それでも事態が収束したわけでも収束するわけでもない。このように時々無差別仕掛け爆弾がさく裂し、一般市民が巻き添えを食う。なお深南部での仕掛け爆弾はバイクに仕掛ける場合が多い。ヤラー市はイントラアジアのタイ深南部訪問時のベースなので、いつも大いに気になる。いくつかの爆発現場も知っています。 深南部にある程度の自治を認めるような方向も考慮すべきだが、タイ中央の抗争と混乱が続き、深南部問題はなんらかの妥協的解決方向にさえも進んでいないようだ。)

4月6日のマレーシア記事

【首都圏の給水制限プログラムを停止するとの指令は出ていない】
(クアラルンプール圏ではこのところ(4月)雨が、降雨量に多少はあるけれど、降る日が続いています。)

しかしスランゴール州、クアラルンプールの上水道供給会社であるSyarikat Bekalan Air Selangor Sdn Bhd (Syabas)は、上水割り当てつまり給水制限プログラムがもうすぐ終わりになるということにはならないとしています。

スランゴール州政府または国家水機構から給水制限を停止するとの指示は何ら受けていないと、同社の幹部は説明する。「1週間ほど雨が降ったからといって、貯水池のダムの水位が州政府などが満足する水位にまで上がったということにはならない。」

クアラルンプール圏全体の上水道需要の60%をまかなう、Kuala Kubu Baru町上流にあるSungai Selangor ダムの貯水量は、わずかに増えただけです: 満水量に対して少し前の36.6%が5日時点で37%に上がった。 その他のダムの貯水量の水位は5日時点で 53%、 49%、61%です。

数日前にグローバル環境センターの理事でもある気象専門家の予測がありました:4月位に始まって5月中頃まで続くだろう、モンスーン中間期には雨が降るが、例年ほどの多くの雨量が期待できない。
シンガポールにある、アセアン(ASEAN)気象センターは、6月から10月頃まで続く乾季は、長く乾いた天気になると予測しています。
「4月5月に十分な雨が降らなければ、乾季に入っても貯水池の水位は低いままになる。そこでまた給水制限プログラムの発動となる。」と専門家。

(Intraasia 注: 今年は雨が降るべき時に期待通りの雨量が降らなさそうとの予測であり、これはこの次の乾季つまり6月以降に大いに影響をもたらしそうですね。次の乾季は5か月近い長さですから、給水制限プログラムが実施されたら数か月間は続くことにもなりかねない。 州政府の上水供給計画が予定通り進んでいないこと、雨量が例年を下回りそう、節水社会ではないこと、水源である川の汚染がひどいこと、といった複合要因を考えると、次の乾季は楽観できないと捉えておいた方がいいかもしれません)

【 AirAsia は KLIA2 へ移転しなければならない、とナジブ首相】

ベトナムを訪問していたナジブ首相はハノイでマレーシア記者団に語りました、「5月2日にKLIA2がオープンすることを受けて、LCCターミナルの運営は5月9日に停止する。従って AirAsia はこのスケジュールに従って、KLIA2に移転しなければならない。」 

「マレーシア空港持ち株会社は、 AirAsia 側が提起した問題各種については既に解決に向かって進めている。 AirAsia は移転しないと声明したのであれば、これは傲慢なことに思える。しかしながら、提起した問題が移転しない原因であると AirAsia が言うのであれば、 AirAsia が政府側つまり空港持ち株会社と話し合いを持つことを望む。」 
「 AirAsia 側は問題と心配な点があるのであれば、KLIA2がもうすぐオープンするという時期でなく、もっと早い時期に提起すべきであった。KLIA2はほとんど完成したので、 AirAsia は移転したくないと言ってはいけない。 AirAsia は移転すべきなのです。」

マレーシア空港持ち株会社の幹部は説明する: 「KLIA2の滑走路にき裂が見つかった問題は、このれは世界のどんな空港にも起きることです。LCCターミナルにも起きている、そのL区にある通路にき裂がある、しかし AirAsia は依然としてその場所に航空機を停めている。これは何ら問題にならないことです。」 「Imigresen イミグレセンと税関はKLIA2へ引っ越してしまう。 だから我々はLCCターミナルを閉鎖するのです。」

(Intraasia注: AirAsia 側がどうするのかは最終的にグループ最高経営責任者の2人が決めることでしょうから、彼の発言を待ちましょう)

【人気のトヨタ車多目的車の2モデルを新たに正規輸入する】

Toyota車のマレーシアにおける正規代理店・販売会社である UMW Toyota は、2種類の多目的車を同社の販売リストに加えると発表しました。この2車種はこれまで、平行輸入業者だけが販売しており、その場合は製造会社の保証はありませんでした。

Previa 2.4GL  RM 258, 017,
Alphard 2.4G  RM 338,000,  Alphard3.5G  RM 398,000,
この2車種は日本のトヨタの工場から直に輸入される、保証期間は3年または10万kmの先に達するまで。

(Intraasia 注:自動車のことはよく知りませんが、かなり高級な車種なんですね、日本ではいくらぐらいするのだろうか)



4月5日のマレーシア記事

【サバ州のリゾート島から2人が誘拐された事件の続報】
サバ州スンポルナ沖のリゾート島から中国人女性宿泊者とフィリピン人女性従業員の2人が、フィリピン武装グループに誘拐された事件に関して、サバ州東部安全指揮区(Esscom)の長官は語る、「我々は情報に基づいて、誘拐グループを特定した、さらに誘拐された2人が捉われている地も特定した。2人は大丈夫だ。誘拐グループには2000年のシパダン島からの21人誘拐事件に関わった者がいる。」 

「このリゾートで働く外国人の内15人は身分証明を保持していないので拘留した。」 「この地域のリゾート運営者には充分なアドバイスをしたにも関わらず、多くはそれに従おうとしない。」
サバ州東部特別保安指揮区(Esscom)内にあるリゾートなどで、不法外国人労働者に対する大規模な取締りを行うことを示唆しまし。

【クランタン州が州内に施行したいイスラム刑法(hudud) 】

民聯 (Pakatan Rakyat) 側のPAS党が長年州政権を握る、クランタン州政府は州内にイスラム刑法(hudud) を施行することを予定しています。
先月クランタン州州首相は、州内にイスラム刑法(hudud) を実施する決意であることをクランタン州議会の場で表明していました。

イスラム刑法(hudud) について、州の副首相は述べる、「他国で施行されているイスラム刑法(hudud) をそのままコピーして導入することはしないで、クランタン州自身の概念で立法します。これはイスラム教の真の原則に沿ったものです。」 「hudud には2つの異なる観点がある。1つはムスリムだけでなく非ムスリムにも適用すべきというもの、もう1つはムスリムだけに適用するというものです。」 
「従って我々は、この法をオープンな概念で実施します。」 このオープン概念とは、クランタン州非ムスリムがHudud の適用を受けるのか受けないのかの、選択を非ムスリムに与えるとのことです。

「州政府は現在2つの法案を準備中です、まもなく国会に上程します。これによって実施における全ての障害が除かれることを期待している。実施は2015年には行う。これは連邦憲法76条に定められている。」

イスラム刑法(hudud) は、窃盗、強盗、不倫、強姦、男色行為、証明できずに不倫だと告発すること、身体を傷つける暴力行為、酔っぱらうこと、背教、イスラム教の教えに背くことなどの罪を適用範囲にする。

クランタン州はHudud 法の実施における障害を乗り越えるために連邦政府と作業を進めていると、州副首相が発言したとの報道が先にありました
「連邦の法と州の法律が相対立した場合、連邦の法律が使われることになる。 この国の法律はクランタン州政府の味方をしていない。」 とあるクランタン州議員は述べている。

1993年にPAS{党州政府は、州の刑事法第2を法案通過させた、しかし厳しいイスラム刑法は過去実施されたことはありません。
2013年のPAS党大会で、党総裁は、民聯 (Pakatan Rakyat) の友党である 民主行動党DAPが賛成または反対しようとに関わらず、クランタン州にける hudud 法の施行を進めていくと演説しました。

(Intraasia 注:ずっと以前からこのhudud に関しては、様々な議論がなされてきた。民主行動党DAPはhudu の施行に強く反対しています)

【マレーシアとベトナム間の貿易の規模】

ナジブ首相はベトナムを3日間の公式訪問をしています。
マレーシア航空機が消えた最初の段階で南シナ海での捜索にベトナムが大いに協力してくれたことについて、ナジブ首相はベトナム側に大いなる感謝を伝えました。

現在の両国間の往復貿易総額は US$90億です、ナジブ首相は述べる、「首脳会談で両国は、この貿易額を2015年にはUS$110億に増やす目標値を設定しました。」
マレーシア側から見て、ベトナムは貿易高の面で13番目に多い国になる。ベトナム側からみて、マレーシアは貿易額で7番目に多い国になる。
両首脳は、両国が参加しているTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉に関して、意見を交わしました。

ナジブ首相はまた、マレーシアの大企業 Gamuda Bhd が投資額RM 98億で開発している、ニュータウン開発プロジェクト地を訪問しました。

(Intraasia 注:マレーシアのデベロッパーは以前からベトナムへ進出しています)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】
1万円を銀行で両替すると RM 309.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 321.6 を入手します。

4月4日のマレーシア記事

【サバ州東海岸の水上リゾートがフィリピン人武装グループに襲われて中国人ら2人が誘拐された】
(サバ州東海岸とその沖に浮かぶリゾート島は1990年代から多くの回数と形容してもいいぐらい、フィリピン最南部を基盤とする武装侵入者によって強奪と誘拐が起きてきました。誘拐や殺された被害者はマレーシア人も外国人もおり、1年以上長期に誘拐されていた被害者もいる。一番最近のできごとは、2013年11月にスンポルナ沖のリゾート島PomPom が襲われて、台湾人リゾートカップルの1人が殺され1人が誘拐された事件です。フィリピン領に連れ去られたこの女性は30数日後額未公表の身代金と交換に無事解放された。誘拐したのは悪名高いAbu Sayyaf グループに関わる者たちだと言われている)

また新たなフィリピン武装グループによるリゾート島への侵入と誘拐事件が起きました。武装グループがスンポルナ町沖の島にあるリゾートを2日午後10時半ごろ警備のすきをついて襲い、自室に居た中国人女性宿泊客、29歳、とフィリピン人女性従業員、40歳、を誘拐して、マレーシア領海外へ逃げました。

襲撃された際、ダイビングセンターの従業員部屋にいた男性は海に飛び込んで逃れました。彼の証言では賊はM14小銃を持ち、7人組だったとのことです。別の従業員部屋にいた女性は、誘拐された女性の悲鳴を聞いたと語る。この水上リゾート Singamata Reef Resort はスンポルナから4㎞ほど離れた島の岩礁の上に建てられている。

治安当局は今回の武装グループは昨年11月に事件を起こした同一グループだと疑っている。彼らはフィリピン最南部のTawi Tawi 群島に基盤を置いており、被誘拐者をAbu Sayyaf グループに引き渡すこともありえる。

サバ州警察は次のように推理する: 侵入誘拐グループは内部協力者を持っている。このリゾート範囲内へ入るものは、(旅行業者によって)連れてこられるかまたはリゾート従業員によって中に入れられる。 誘拐された女性は、賊が誘拐しようとして探した場所にたまたま居たことから誘拐されたと思われる。

リゾート責任者は言う: 侵入者はリゾート内部に通じている、治安部隊の行動を知っているように思われる。彼らはリゾート端の静かな地点に上陸した、さらにその時間は警備の警察がボートでパトロールに出る時間であった。 事件はたった3分から5分間位のことだった。

サバ州警察のトップは語る、「この事件は誘拐して身代金要求するグループが起こしたように思われる。1つのグループが誘拐して、誘拐された者を別のグループに売り払う。」 「警察は49人の従業員から話を聞き、61人の宿泊客から話を聞いた(内59人は中国人)。」 

悪名高いAbu Sayyaf グループが非フィリピン人の誘拐された者に対して要求する額は一般に、最多で US$350万であると、海洋治安問題を分析する学者の話です。「一方誘拐されたフィリピン人への要求額はずっと低く、300万ペソ(RM 22万位)になるとのこと。Abu Sayyaf グループは身代金を手にすることだけを狙っており、払われれば解放する。」

マレーシア機捜索の中心地であるオーストラリアのパースを1日だけ訪れていたナジブ首相はこのニュースを知らされて述べました、「マレーシアと中国の関係を悪くさせる意図的な行為の可能性も否定できない。」 「この誘拐事件にも関わらず中国とは強い関係を維持していくと信じる。」

(Intraasia 注:サバ州東海岸部とその沖ではフィリピンからの侵入者が起こす事件がこの20年ほど次から次へと起きてきた。基本的にフィリピン最南部とサバ州の関係は歴史的且つ民族的に絡んでいる。ですから、いくらサバ州警察が安全は問題ないと強調してもその言は破られてきたという経緯がある。といって居住者の人びとに脅威が及ぶということではない。現在はマレーシア海軍と沿岸警備隊はかなりの資源をインド洋でのマレーシア航空機捜索に割いていることもある。要はサバ州東海岸を訪れる人は、治安と安全が破られるということはあり得るということを承知して訪れればいいのです。それが受け入れられない人は訪れるべきではない。ですから今回の事件も国際ニュースになる価値はあるが、それほど意外なことではない。 
ところで今回の誘拐の対象者は中国人女性が主対象のはず。61人の宿泊者中59人が中国人とは! 地元代理店は中国向けに売り込んでいるのでしょうね。中国人は欧米人と違って、団体行動が主体ですし同族同士集まる癖から、こういうことが起きることはわかる。消えたマレーシア航空機の乗客に中国人が7割を占めていたことも示すように、さらにサバ州外れのリゾートに多数の中国人旅客が滞在しているということからも、マレーシアを訪れる中国人訪問者が国内各地に及んでいることが実感できる。
誘拐事件はマレーシアと中国の関係などとは関係なく起きたはずですが、このところの中国からの批判に敏感になっているナジブ首相はそんな気持ちを現したことでしょう)

【ペルリス州イスラム教庁の、仏教の水かけ祭りに関する見解】
ペルリス州のマレーシアタイ人協会は、今週末水かけ祭りの開会式を行います、それには観光省大臣、内閣府の大臣、州政府の州首相(いずれもマレー人)を招待しています。
しかしペルリス州イスラム教庁は、ムスリムはこの水かけ祭り開始儀式には参加できないと表明しています。

州のイスラム教庁のトップはイスラム教座談会の後でこの件について語る、 「水かけ祭り開始における仏陀への水かけ儀式は仏教のそれに基づく。従ってムスリムは、もちろん代議士も各組織の代表も含めて、水かけ祭りには参加できません。」 「水かけ祭りに限らず、他の宗教が催す宗教儀式やそれに関連した祝祭活動は何であれ、マレーシアのムスリムは足を踏み入れてはいけません、例えばクリスマスや(仏教の)ウエサクデー祝祭です。」

(Intraasia 注:ペルリス州はタイと国境を接していることから、当然タイ人の末裔が住んでいる。多くは既にマレーシア国籍を持っているはずです。タイ人末裔には仏教徒もいるし、ムスリムもいることになる。マレーシアでは祭日ではない、仏教歴新年の祝祭は 2014年は4月13日とのことで、タイではソーンクラーンとして知られる。この水かけ祭開始儀式は当然タイ仏教のカレンダーに沿って行われるものですね。 ペルリス州イスラム教庁が主張する観点が全てのマレーシアムスリムに受け入れられることはないでしょうし、マレーシアのイスラム教界の正式な見解になってないはずですが、こういう観点が次第に有力になってきつつあることは確かですね。 
ところでマレーシアではある宗教の宗教施設を別の宗教徒が見学のために訪問することはまれです。とりわけほとんどの半島部マレー人は華人の仏教寺院と道教寺院、及びインド人のヒンディー教寺院、及びキリスト教教会に一度も足をふみれたことがないはずです。単なる見学、歴史的建造物の鑑賞ということでもまずそういう行動はありません)

【マラヤ鉄道内部の問題】

マラヤ鉄道KTMBの経営陣は、中長距離列車運行における故障に責任があると分かった従業員には処分すると社内通達において警告を発しました。
今年2月に貨物列車がBukitMertajam 駅近くで大きく脱線した、2013年11月にはKomuter電車がRawang駅近くで脱線した、また気動車がKuala Kangsara近くで火災を起こした、これらの事故が背景にあると見られます。
この中で、「列車のメンテナンスとエンジニアリング部は長距離列車の車両と機関車が最良の状態であるようにしなければならない。」と述べる。

一方マラヤ鉄道労働組合は、この通達に不満である。組合長は言う、「この通達は組合員に圧力をかける。彼らはすでに圧力下にある、なぜならスペアパーツがない、彼らは列車を運行させるべくできるだけ一生懸命働かなければならない。問題が起きると、従業員が責められる。」 「乗客からはたくさんの苦情がある、エアコンが効かない、トイレの水がよく流れないなどだ。」

(Intraasia 注:今週、ある駅で発車15分前に数輛の客車の調子が悪いので乗客に退去を求めことから、起こった乗客が不満を述べたことでニュースになった。このようにマラヤ鉄道の事故や故障は珍しくない。イントラアジアの知る限りこんな調子が20数年続いている。 1980年代の東南アジアにおける鉄道なら許されるだろうが、21世紀の鉄道としてはもうこういう旧来のあり方と運行は受けいられない。 ということでイントラアジアは前々からマラヤ鉄道とその勤務態度をよく批判してきた。経営陣と従業員側の両者に解決すべき点があると思いますけどね)

4月3日のマレーシア記事

【KLIA2は5月2日にオープンして9日にLCCターミナルは停止する、しかし AirAsia は移転は後日だと発表】
新しい低コスト航空用ターミナルである KLIA2は、政府が公言していた2014年5月2日にオープンして、現行のLCCターミナルは5月9日に運営を停止する、と発表がありました。これに伴ってLCCターミナルでのImigresen イミグレセンと税関など官庁の仕事を停止することになる。

しかし(KLIA2での圧倒的多数の航空便運航を行うことになる) AirAsia は、KLIA2のいくつかの問題が解決されてからKLIA2に移転すると発表しました。

交通省の副大臣の発言:「 9日以前に AirAsia はKLIA2へ移転すべきです。9日にはLCCターミナルは運営を止めてしまいます。」

国会の会計委員会議長の発言:KLIA2のオープンにあたって、最初から KLIA2に運行を移行する航空会社はCebu Pacific と Malindo Air の2社だけです。 AirAsia はKLIA2での運行移行を後日に遅らせると言っている。

AirAsia 側は主張する:「最近公表された独立系コンサルタント会社の報告書では、エプロ/駐機場にくぼみができていることがわかった。滑走路は定期的に改善措置を取る必要があるとのこと。 AirAsia グループは400機の航空機を1日に運行し、LCCターミナルには70機はいます。ですから、 AirAsia のようにハブ航空会社にとって運営上の妨げになることを証明するものです。2013年だけでも AirAsia はLCCターミナルで2200万人を運んだのです。ターミナルの移転の前に全ての改善ステップが実行されることが必須であると、我々は考える。」

「KLIA2での運航準備完了期間及びターミナル移転用期間としてて2か月は非現実的であり、希望的過ぎる。」

一方KLIA2のオーナーで運営者であるマレーシア空港持ち株会社、及び政府は、2か月あれば十分であると主張している。

AirAsia 側はこの問題において、ナジブ首相の介入を希望しています。 AirAsia 最高経営責任者は語る、「国家的問題を解決するにはナジブ首相の介入が避けられない。アジア最大の低コスト航空会社として AirAsia は、KLIA2を世界のハブにすることに貢献できるしその意向です。」 「 AirAsia は意図的にKLIA2を避けようとしているのではない。KLIA2につちえ、とりわけ機能と安全性と保安面で憂慮する点がある。これに対処しなければならない。」 

「 AirAsia はKLIA2の最大の航空会社として、80%以上の交通量を占める。必須であるのは完全に機能する、そして長期的に見て成長可能であることです。」 「空港が中断の可能性が全くないように機能することを確実にしなければなりません。」

(Intraasia 注:KLIA2の施主であるマレーシア空港持ち株会社はこれまでに数度にわたってオープン期日を遅らせてきた、その理由に建築会社の能力不足があるとしても施主は空港持ち株会社です。 AirAsia は空港持ち株会社を公言の形で何回も強く批判してきた、このため両社の間にはかなりの不信感があるようであり、今回のことはその延長と言える。そもそも公言した5月2日オープンにやみくもに合わせようとする空港持ち株会社と政府筋の狙いも感じられるが、安全保安面などのことは所詮専門家しかわからない。 利用者の立場として、とにかく完全な形になってから移転した方がよさそうに思える。オープンしてからあちこち手直しは困りますからね。運行のごく少ない他の航空会社が先に移転し、 運行が極めて多い AirAsia が後日移転したとしても、まあ利用者として特に困ることはない。今さら AirAsia のKLIA2移転が1,2か月遅れても困らないというのが、正直なところですな )

【MH370便のパイロットの最後の交信ことばにおかしな感じはない】
3月8日にインド洋に消えたマレーシア航空機MH370便のパイロットと地上管制室との間で交わされた最後の通信内容の詳細を、マレーシア当局が発表しました。

ATC地上管制官の発言: 01時19分24秒  Malaysian Three Seven Zero contact Ho Chi Minh 120 decimal 9 Good Night
MAS370パイロットの発言: 01時19分29秒  Good Night Malaysian Three Seven Zero

しかしながら、これらの型にはまった会話はMH370機が消えたミステリーを解く鍵にはなりません。

当初断片的にマレーシア当局が発表した交信内容は、多くの推測を生むきっかけになりました、というのはパイロットの1人または2人が意識的に航空機の航空路を変えたのではないだろうかという疑いがもたれたからです。

(Intraasia 注:上の2つはその最後の部分です。マレーシア当局が行方不明になった最初の頃発表していた言葉と多少違うため、主として外国の通信社や専門家の間からまた新たなマレーシア批判が表出しているようです。つまりマレーシア当局の事故への対応のまずさ、さらには情報開示の問題に疑問を呈しているということになる))

【良く知られた人権活動家が死亡】

有名な人権活動家で、人権擁護団体Tenaganitaの議長を務めていた Irene Fernandez女史が、心臓の病気のために急遽入院した病院で死亡しました。

【Berjaya グループが京都に高級ホテルを建設するプロジェクト】
(華人資本の大企業である Berjaya グループの)Berjaya Land Bhd は京都で進めているホテル建設プロジェクトにRM 3億6千万を投資します。

(世界的ホテルの1つである)このフォーシーズンズホテルの建設は今年9月開始の計画です、そして竣工は2015年12月になる。
Berjaya Land Bhdの専務取締役によれば、現場での掘削は9月に始める、ホテルのオープンは2016年春になる、とのことです。Berjaya Land Bhdが間接的に100%所有する子会社である日本の会社と大成建設は建設契約を結びました。 京都の東山に建築されるフォーシーズンズホテル京都 の建築面積は35000平米ほどです。

またBerjaya Land Bhd は銀行との間に借款契約を結びました、その銀行はマレーシアのRHB Bank 及びみずほ銀行です。RHBの発行するスタンバイ信用状によってみずほが融資するのはRM 5億2千万になる。 外為リスクを省くために全て円融資での取引になると、Berjaya Land Bhdの専務取締役は語る。

(Intraasia 注:以前このニュースを当サイトで載せました。契約が終わったことで、融資と建設の計画が定まったということなんでしょう。 ”Bhd” は一般にマレーシアで上場企業を意味する。 マレーシアの大企業グループが既に進出している、北海道と長野県の各スキー場と違って、この投資は京都に高級ホテルを建てるというあり方ですね。Berjaya はクアラルンプールのTimes Square ショッピングセンターを保有し、いろんな分野に企業を展開している、例えば携帯電話通信の UMobile、 セブンイレブンなど)

おことわり
4月2日は家を留守にしましたので、2日の記事は掲載できませんでした。


4月1日のマレーシア記事

【首都圏の給水制限プログラムの第4弾が発表された-4月4日から実施】
国家水サービス機構はクアラルンプール圏の給水制限の第4弾を発表しました。第4弾で新たに給水制限地区に入るのは、62万世帯です。

開始時期:4月4日から始まり4月末まで
対象行政上の地方名: Gombak, Petaling, Klang/Shah Alan, Kuala Selangor, Hulu Selangor, Kuala Lumpur, Kuala Langat, Hulu Langat, Sepang.
この9地方の合計世帯数 134万世帯、計670万人の住民に影響が及ぶことになる。

この第4弾を含めて、給水制限プログラムの適用対象から外れるのは次の地区と施設のみです:
・Putrajayaの 政府機能の中枢である省庁が集まっている官庁集中地区、
・スランゴール州シャーラムの中で州政府官庁が集まっている官庁街、
・クアラルンプールの伝統的な中心地区
・クアラルンプールクアラルンプール国際空港とスバン空港
・クラン港、 自由貿易地帯(FTZ)
・国立病院と私立病院
・腎臓透析センター
・Connought橋発電所とKapar Energy Venture発電所

Intraasia注: 要するに上記の対象地区と施設以外はスランゴール州、クアラルンプール、プトゥラジャヤは全て給水制限プログラムの範囲に入ることになったわけです。ものすごく広範囲で大規模な給水制限です。今回、日本人在住者がそれなりに住んでいるという Taman Desa 、さらにスバン空港近くの日本人学校も対象範囲に含められましたね。Midvalley メガモールさえ対象に入った。いずれも Jadual 7 にあります。ペタリンジャヤ市、スバンジャヤ市は Petaling 地方に分類される。

次に掲げる Syarikat Bekalan Air Selangor Sdn Bhd (Syabas) 発表の 2014年4月実施給水制限プログラムの地域名一覧表と日程表 をクリックすると別ページ開くようにしてあります。
閲覧上の注意点:
・PDFファイルです。イントラアジアの注書きを加えましたので、黄色い囲みにカーソルを合わせる。
・プログラムの第3弾で既に対象に入っている地区に追加された地域が多少ありますので、確認しましょう。
・これまで既に発表された、第1弾、第3弾の給水制限もそのまま4月一杯続行します、当サイトの3月8日付け記事をご覧ください。
・今回の第4弾で対象地域に新たに加わったのが、このPDFファイルに一覧表になっている。その対象地域が第3地帯(Zon) と第4地帯(Zon)にグループ分けされている
・給水時間と断水時間のサイクルはこれまでと同様です。

運悪く対象地区になった地の住民の皆さんに Intraasia は大いに同情します。

【貯水池の貯水量と節水意識の低さ】
(首都圏での給水制限プログラムは2月に始まり、そして3月から大幅に範囲が拡大され、さらに4月も継続となっている)
エネルギー・グリーン技術・水省の長官の明らかにしたことろでは、スランゴール州における州民による給水制限プログラム下での水使用量はたった7%しか減っていないとのことです。

「(首都圏の最大の貯水ダム )Sungai Selangorダムの貯水量は36%に落ちている。危機レベルは30%なので、あと2週間しかもたない。」 「給水制限プログラムにもかかわず、節水量は7%に過ぎない。」 「スランゴール州は州の水道料金は低いこと、世帯で月20立方メートルまでは無料にしていることは、人々が節水に向かう動機になりません。」

全国水サービス機構のデータによると、マレーシア人の1日の水使用量は、2009年 201リットル、2010年 209リットル、2011年 210リットル、2012年 212リットルと増加している。
この数字は東南アジアで高い方になる、シンガポールは1人当たり151リットルだと、マレーシア消費者連合は指摘する。

ペナン州では、ペナン州水供給公社が州の主要3つのダムは十分な貯水量があると明らかにしました。
「少なくともあと2か月は大丈夫。」 「しかし長期的水供給能力を考慮しているので、今週の州幹部会合の後での州首相の声明を待った方がいいでしょう。」

(Intraasia 注:首都圏の給水制限プログラムの下で使用量が減ったのは7%だったというのは、55時間断水と41時間給水のサイクルを繰り返している意味が薄いことになる。家庭にたくさん貯め水できる人はあまりこまらないが、そうできない世帯はまこと深刻な状況になる。)

【政府が提供する、国民の持家推進と援助のプログラム】


MyHomeプログラム -
対象:低所得層及び中所得層。 18歳以上の国民で且つ初めての住宅不動産購買者
住宅の種類とその市場価格の範囲:低コスト住宅は価格RM 8万から12万まで、中コスト住宅は価格RM 12万から20万まで、ただしサバ州とサラワク州はRM 25万まで
世帯の月所得に制限がある: 低コスト住宅向けは 月収RM 3千から4千まで、 中コスト住宅向けは月収RM RM 4千を超え6千まで。

定められた資格を満たす、これらの住宅の民間デベロッパーは、販売した住宅1戸に付きRM 3万を前払い奨励金として、政府から受け取れる
一方購買者の国民は、売買契約書の締結年月日から、その購入した住宅を10年間再販できないまたは所有権を移転できない規定。ただし直系親族への移転はこの限りではない。
MyHomeプログラム への申請開始は今年4月1日から。

全国住宅購入者協会は声明で述べる、「このプログラム下で住宅を購入できる者は民族を問わないという原則を守らなければならない。」
マレーシア消費者組合連合は言う、「申請してそれを認める過程は公明正大でなければならない。

参考:統計庁による世帯月収の統計   
クアラルンプール: 2012年 RM 8686、 2013年の推測値 RM  9273
スランゴール州: 2012年 RM 7023、 2013年の推測値 RM 7585
ヌグリスンビラン州:2012年 RM 4576、 2013年の推測値 RM 4942
注記:  2013年は8%増を見込んだ推測です

Sime Darby Property とマラヤ大学の学部が中流以上の裕福層対象に調査した報告書では、首都圏で中高級住宅を購入するに必要な世帯月収を明らかにしている。こういう裕福層は一般に2軒目の持家を購入したり、現在の住宅からより高級住宅に移り住むのが目的となる、
必要な世帯月収
Melawati 地区 RM 9360、  ヌグリスンビラン州のNilai  RM 9430, Kajang地区 RM 12300、 USJ地区 RM 13320、 スバンジャヤ地区 RM 15660、 Mont Kiara地区 RM 20160、

(Intraasia 注:購入者にもデベロッパーにもかなり有利な持家推進策です、こういうプログラムの成果はいかに不公正な申請承認や取得、さらには転売や賃貸しを防ぐかにかかているといえます。 上記の統計が示すように、 低所得層から中の下所得層には中流地区に建てられる中高級住宅は絶対に手が届かない範囲です)

【ペナン第2大橋の通行料金】

ペナン第2大橋は、3月初めに開通して、開通記念で無料でした。4月1日からの有料通行になるので通行料がハイウエー機構から発表されました。
乗用車はRM 8.50、 バイク RM 1.70、 バス RM 26.20、タクシー RM 8.50、(トラックなどは省きました)
第2大橋は全長は24㎞で、その内海上部分が16.9㎞です。

【クアラルンプール市庁が市内に設置を進める1200個の監視カメラ】
クアラルンプール市庁は、公共の安全のために1200個の監視カメラを市内に設置するプランを進行させており、これまでに75%の設置を終えました。
これを発表した市長によれば、「設置は遅からず終わります。監視カメラは全体が同期されて、てクアラルンプール市警察の部署による監視に使われる。」 「同時にこの監視カメラ網はブキットジャリルにある、統合交通システムに接続されます。」

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