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Selamat Datang ke Malaysia !
「新聞の記事から」は日本人が興味を抱きそうなことだけを対象にしていません。幅広くマレーシアを姿を伝えるためにニュースを選びその解説を加えています。

(画像はM.I. さんの製作です)

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8月31日のマレーシア記事

Selamat Hari Merdeka   祝賀国慶日

【メッカへの巡礼ツアーの規制】
ムスリムがサウジアラビアのメッカへ巡礼する umurah 巡礼のツアー料金を最低 RM 4900に設定すると、観光省大臣が発表しました。このツアー料金は2015年中頃から実施される。

このことで、安い umrah巡礼ツアーを求めるムスリム参加者を騙す不届きな旅行代理店をなくしたいという狙いです。「これ以下の料金の巡礼ツアーは、騙している可能性がある。 この umrah巡礼ツアーは標準的な 10泊12日の旅程です。」

観光省はまた、umrah規制会議を組織しました。会議は、首相府の担当部署、外務省、国内取引と消費者省など複数の省庁からに構成される。
「この会議はumrah巡礼ツアーに関する市民からの苦情などを一手に扱う。さらにumrah巡礼ツアーを催行するツアー会社を監視します。」

(Intraasia 注:メッカへの巡礼は年間の特定時期だけに行われる、始まったばかりの haji 巡礼がある、それ以外時期に行う巡礼を umurah 巡礼と呼ぶ。参加できる期間が1年を通してあることから、多くのムスリムがこのumurah 巡礼ツアーに参加するようです。マレーシア語紙にはとりわこの広告が載っている。 ムスリムにとってたいへん重要な行為であっても、それに絡んだ騙しは起きるということですね)

【違法賭博活動を取り締まる専門部隊を設置】
違法賭博行為が学校でさえも行われるようになっている、そこで内務省は違法賭博行為を専門に取り締まる特別部隊を組織した、こうしたことで、益々国内で広がっている違法賭博活動を抑えていきます、と内務大臣が述べました。

(ある違法活動に対して専門に対処する)特別部隊は、麻薬取締り戦略情報部隊(STING)、暴力行為取締り部隊(Ops Cantas)があり、200名を超える警察官で構成されている。賭博取締りの特別部隊も3か月以内に全面的に活動できるようになる、と大臣。

(Intraasia 注:ゲンティンハイランドは特別措置を受けているが、ギャンブル活動は国内どこであれ即違法です。要するに競馬ギャンブル、機械賭博、パチンコ、スロットマシーンなど、金を賭ける行為は違法です。しかし昔から私設ノミヤ活動は常に活発であり、またゲーセンに置くような小型のギャンブル機がこれまたそこらじゅうで設置されてきた。この違法活動には波があり、数年間は比較的地下活動に専心していた違法ギャンブル組織が公然と賭博商売を行うようになる、それがしばらく続くとまた地下活動に戻ることが起きてきた。昨年あたりから公然活動が顕著になってきたようです。 昔からこの種の悪の活動が盛んなイントラアジア の地元では今年になって堂々と賭博商売があちこちでなされている、彼らは24時間商売だ。今のところ地元警察は取り締まっていないようです。 この記事で内務大臣が発表したのは、警察と内務省の中央からの指示で行動する部隊を特設したということでしょう。イントラアジアは期待したいですなあ)

【Rapid KL による プリペード式乗車カード myrapid の広告】

2014年7月1日から
myrapid カードを使って rapidKL バスに乗ると、運賃の20%割引が得られます。
(ただしこれは限定期間中だけです)

myrapidpromo.jpg

(Intraasia 注:この図案にのっている myrapid カードは発行されてずっと Rapid KL が運行するLRT電車とモノレールだけの利用に限られていたが、今年7月から rapid KL バスにも使えるようになった。それに伴う割引キャンペーンですね。 現在 MyRapid カードはほとんどの駅で購入できる。価格RM 10で、その中にRM 5 分の運賃が含まれている。 カードはほとんどの駅でトップアップできる。いちいち切符を買う手間なくできる便利なカードなのに、依然としてマレーシア人の利用率は高くない。とりわけバスは圧倒的多数が現金払いですね。便利なので、マレーシア旅行者にもこのmyrapid カードを購入されることをお勧めします。
なおずっと以前 RapidKL会社はTouch'nGo カードが提供する機能を組み込んだプリペード式乗車カードを販売していたので、イントラアジアはその頃からの利用者です。しかしこのカードの販売期間は短かった、その後そして現在では Rapid KL は、月極め定期券タイプは別として、唯一 myrapid カードだけを販売している。 このカードはハイウエーなどで使われている  Touch'nGo カードとは違います)



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8月30日のマレーシア記事


【マラッカ川の川岸は5万7千枚の国旗が飾られている】

8月31日のナショナルデーを前に、(マラッカ州を流れてマラッカ海峡へ注ぐ)マラッカ川には、実に5万7千枚もの大小のマレーシア国旗が飾られています。

マラッカ州河岸発展機構は昨年のナショナルデーの時期にはマラッカ河岸に約5万枚の小型国旗を掲げました。そのことでマレーシアギネスブックに登録された。
同機構は今年はさらに数を増やして、河岸の脇に設けてある遊歩道、電柱、橋、マラッカ川の遊覧ボートなどが 5万7千枚の大小の国旗で飾られている。旗で埋まった風景は壮観です。このため誰もがナショナルデーの雰囲気を十分に感じます。

発展機構によれば、今年の予算はRM 5000万です、飾っている国旗の多くは昨年も使ったものとのこと。「40艘の遊覧ボートも国旗で飾っている。」 「9月16日のマレーシアの日が終わった時点で一斉に国旗を取り外します。」

(Intraasia 注:掲載されている写真を見ると、ひもに小型国旗をつないで川岸を飾っている風景が載っている。いわゆる棹と国旗という型はわずかで、ほとんどがひもにたくさんの小型国旗を付けてそれを河岸にずっと飾るという形のようです。
マラッカ市内を流れるマラッカ川は、現在では川を遊覧ボートが頻繁に航行している、加えて河岸の両側は遊歩道が整備されて、たくさんの宿や飲食店などが営業している。1990年代とは全く違った風景となった、一度は散歩してみるのもいいですよ、とお勧めします。だからこの時期国旗で飾っても生えることでしょう。イントラアジアのホームページ 「マラッカの観光」ページ に以前から写真をたくさん載せています、クリックして開いてマラッカ川河岸の風景をご覧ください。)

【マレーシア航空(MAS)の再生プランが提示された】
(国の投資機関である Khzanah Nasional Bhdはマレーシア航空(MAS)の株式の 約70%を持つ最大株主です。少し前にマレーシア航空(MAS)の残り株式を買い付けてマレーシア航空(MAS)を非上場化する案を既に発表していました。)

Khzanah Nasional Bhdは、マレーシア航空(MAS)を再建・再生させるためのかなり抜本的なプランを発表しました。
このプランは12の主要点を持つ:
・新会社を設立する、その新会社に2015年7月までにマレーシア航空(MAS)の運営と資産と負債を移行する。新会社のための法律を国会の上程する。
・国は再生過程でRM 60億をつぎ込む。これは条件を付けながら段階的に行う。内RM 30億が新会社の運転資金にあてられる。
・マレーシア航空(MAS)の本社をSubang からKLIAへ移転する
・運行のビジネスモデルを再設定し、よりアジア中心の路線網にする
・(現行のマレーシア航空(MAS)職員は約2万人) その内約6千人の人員整理をして、新会社は1万4千人の体制にする
・新会社の最高経営責任者はこれから探す、最適な人材が見つかれば外国人になる可能性もある
・新会社は発足後、3年以内の黒字化を目指す、そしてマレーシア証券取引所に2018年に上場する。

(Intraasia 注:これは政府の翼下にある Khzanah Nasional Bhd が描いているプランです、新会社はこれから作るのでありその経営陣は未だ存在さえしていない。だからアナリスト筋は、マレーシア航空(MAS)はこの10数年に5,6回の構造改革を行ったが結局現在の赤字体質を脱しきれなかった、また新会社がそんなに簡単に黒字化できると思えないという見方になんとなく納得しますね。 再生プランが提示された、今後の道のりはまだまだ長い)

【虎の保護地を歌って80ヘクタールの土地を囲い込むプロジェクト】
(自然開発によって人間との遭遇が増えたことで)マレー半島で救出された虎15匹が、現在ペラ州の Sungkai の救出センターで保護されています。

パハン州のLanchang に造成する虎の谷プロジェクトは、予定通り進めると、自然資源と環境省大臣が明らかにしました。
予算RM 4500万のこのプロジェクトは面積80ヘクタールですが、土地取得などで開始が遅れていました。「しかし問題は解決した。」

虎の谷が完成すれば、通称マレー虎を保護する場所になります、現在Sungkai の救出センターで保護されている虎の何匹かもそこへ移されことになる、と大臣は語る。

(Intraasia 注:マレーシア語の harimau 、日本語化した ハリマオ という言葉があるくらい、つまりマレー虎はよく知られた存在のはずです、しかしとっくに1千匹を切っており、確か5百か6百匹しかもう生息していないそうです。自然界の虎は依然として密猟が絶えないらしいので、22世紀前に絶滅しかねない。 しっかり保護して欲しいものですが、囲い込んだ施設しか方法はないのだろうか? )

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】

1万円を銀行で両替すると RM 298.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 308.7 を入手します。

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8月29日のマレーシア記事

【マレーシア航空(MAS)は今年第2四半期も引き続き赤字を重ねている】
マレーシア航空(MAS)の2014年第2四半期の決算、2014年6月末締め、が明らかになりました。
この期の損失はRM 3億700万です、前年同期はRM 1億7500万でした。これで6回の四半期連続で赤字です。同機の売り上げはRM 36億でした、これも5%減です。

マレーシア航空(MAS)のMH370便とMH17便が墜落した事件が及ぼす財務への影響は、2014年下半期に大きく現れる、とマレーシア航空(MAS)は証券取引所への報告で述べている。
2014年第2四半期の座席稼働率は 73.7%でした。前年同期は 80.4%。 この期の乗客数は420万人です。

2014年上半期の結果:純損失額 RM 7億5千万、対前年同期比で増大。 一方売り上げはRM 71.9億、対前年同期比で減少した。

(Intraasia 注:このままではもう既にやっていけない状態なのでマレーシア航空(MAS)の再生に向けて、政府投資機関が方針を発表することになっている。)

【ペナン島海岸で全裸遊びしたグループに判決が言い渡された】
(8月5日と6日に掲載した記事 『ペナン島の片隅の海岸で全裸の男女がスポーツ祭りと名付けたお遊び動画が話題を呼ぶ』 の1件はマレーシアのマスコミとウエブでは依然として話題になっています。警察が参加者を追跡して逮捕が続いたからです)

この全裸遊びの参加者して起訴されたマレーシア人に対して、ペナン島にある下級裁判所で判決が言い渡されました。
有罪を認めた、シンガポールの永住者2人を含めた6人の男性、うち5人が華人で1人がインド人、には各自に懲役1か月と罰金RM 5千の判決が下された。一方、女性2人を含めた4人は公判を主張したので、別個に起訴されている。

また6人中の1人の華人男性は、この全裸遊びの動画をネット上にアップロードした罪で2つ目の起訴を受けていました。この被告には追加の懲役6か月が言い渡されました。これは1か月の懲役と並行して科される(注:実質は5か月となる)。

裁判長は判決で述べる、「マレーシアのコミュニティーは公共場所での裸は受け入れません、これは市民からの反応から明らかです。」 また公判を希望した4人に対しては、各自に保釈金RM 4千と保証人1人の決定を下しました。公判は10月中旬です。

(Intraasia 注:どの新聞も氏名年齢と、グループ全体の写真を載せている。とりわけ華語新聞は第一面で大きく且つ個人の顔写真付きで詳しく報道している。まるで大事件かのようです。)

【性的聖戦参加のニュースについて捜査していると警察】
8月28日の記事で載せた、ネットメディア The Malaysian Insider が発信した 「マレーシアムスリムの性的聖戦参加」 ニュースに関して、警察は非常に感心を払っている、この報道が事実かどうかを捜査すると、警察長官が声明で語りました。
記事内で書かれている情報は、警察や当局のそれを使ったものではない、と声明で書いています。

【パームオイルの先物価格の下落とインドネシアへ進出しているマレーシアプランテーション企業】
パームオイルの価格がトン当たりRM 2千を割り込みました、5年ぶりの下落です。この背景には、米国での大豆生産量の収穫予想が記録的に増えていることです。大豆油はパームオイルの代替えと油として生産されていることがある。

マレーシア証券取引(Bursa Malaysia) での金融派生商品取り引きにおける先物売買で、パームオイル価格はRM 1989を付けた、これは2009年3月以来の低価格です。今年はパームオイル価格は25%下落している。

今年のパームオイル生産量においてマレーシアは最高の1990トンぐらいが見込まれており、インドネシアは3050トンぐらいが見込まれている。この2か国で世界のパームオイル生産の86%を占める。

マレーシアの主要プランテーション企業はいずれもインドネシアに広大な農園を所有している。
Sime Darby :インドネシアで保有する土地面積 29.5万ヘクタール、同グループ全体に占めるその割合 34%
Kuala Lumpur Kupong :インドネシアで保有する土地面積 13.7万ヘクタール、同グループ全体に占めるその割合 56%
Genting Plantations: インドネシアで保有する土地面積 15.3万ヘクタール、同グループ全体に占めるその割合 72%

他にIOI グループはインドネシアの土地割合は7.2%、Felda Global Vetures は5.9%になる。

(Intraasia 注:日本のパームオイル輸入量は微々たるもののようですから、あまり関心を呼ばないのは仕方ないが、マレーシアにおいてパームオイルの重要さは農産物中の最高でしょう。もちろん米輸入国マレーシアにとって食料としての米は重要だが、産業と取引の規模はパームオイルの方がはるかに大きい。2005年6年ごろまではマレーシアとインドネシアの生産量が同じくらいだった、その後インドネシアが急激に増えた。マレーシアのプランテーション企業は積極的にインドネシアへ投資している)

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8月28日のマレーシア記事

【日本の新しい食品表示に関する指針はマレーシアの生産者と輸出者にも影響する】
マレーシア対外貿易発展公社(通称 Matrade) は、2015年3月から施行される日本の新しい食品表示に関する指針を発表しました。

この新しい指針では、輸入者は 人間の身体のある一部分に対する食品の原材料の影響を公表しなければならなくなります、 例えば”この食品は心臓の機能を助長します”という様にです、とマレーシア対外貿易発展公社(通称 Matrade) は質問に答える中で説明しました。

日本の消費者庁のホームページにおいて、輸入者自身が表示して新製品であると消費者庁がわかるようにする、調査方法及びその結果を印刷する、こうすることで細かな情報にアクセスする消費者はある該当食品のことを知ることができるようになります。

MATRADE日本の代表は述べる、「この新しい指針は健康に関して敏感な日本の消費者の受容を高めることに役立つことでしょう。、 この指針はまたマレーシア製食品と飲料の生産者と輸出者にとって順守するうえで重要なことです。」

「従って日本で販売される全ての食品は日本語で表示する義務があります。マレーシア製食品と飲料の輸出者はその製品に日本語で表示するようにと忠告します。」

日本の健康食品の市場規模はRM 580億になる、そして2013年に日本がマレーシアから輸入した健康食品の総額はRM 4700万でした。
「これは、日本で健康飲食製品に対する需要を高めることになる、それはマレーシアの会社に見返りをたくさんもたらします。」

(Intraasia 注:マレーシア語文章の一部が残念ながらよく読解できなかったので、多少不自然な訳の部分がありますが,大意は間違っていないはずです。マレーシアで輸出される際日本語表示がなされてなければ、日本の輸入者が日本語の表示を貼るということなのかな。全ての飲食品に適用される? 本当ですか? 日本の100円ショップなどでマレーシア製の品を時々見かけた。そういうものまで全て日本語表示するのだろうか。短いこの記事では詳細はよくわからないのが当然かもしれませんね)

【中東のイスラム国軍の戦いで、マレーシアムスリム女性も性的聖戦に加わっていると、情報機関】
マレーシア人女性が中東のイラク・シリアイスラム国(ISIS) 武装勢力に参加して、自身を性的聖戦(Jihad Al-Nikah)にささげていると思われる、と情報担当の高官が我々(インターネットメディア)に語りました。
マレーシア当局は、中東へ行ってイスラム国の軍に参加しているマレーシア人女性が3人いることをつかんでいます。

性的聖戦(Jihad Al-Nikah)とは論議ある概念です、それは スンナ派の女性がイスラム支配を打ち立てるために戦う戦士に性的慰安の役割を自ら提供する事だと言われている。
この概念は、元々ワハービー派が2013年頃に布告したものであり、スンナ派ムスリム女性支持者は性的聖戦に参加してシリアのアサド政権と戦う戦士の意欲向上を図るようにと呼びかけました。

「これらマレーシア人女性は、中東で戦っているイスラム国戦士に性的慰安の役割を果たすことに自らを捧げていると思われる。」
「この概念は論議あるようだが、一部のマレーシア人ムスリム女性はイスラム国の戦いに共感を示していることから、この概念が起きたのです。」とこの情報担当高官は匿名を条件に語る。

「3人中の1人であるマレーシア人女性、30代、は2013年12月に中東へ旅立った。彼女は3まずトルコへ行き、そこで仲介者に会った、その仲介者の手助けで彼女は陸路でシリアへ入国した。」
「また別の40代のマレーシア人女性は、今年4月頃イスラム国軍と接触ができたようである。」

このマレーシア人情報担当高官によれば、性的聖戦に加わっているのはマレーシア人女性だけではなく、他国のムスリム女性も参加しているとのことです。
「他国と交換した情報から明らかになったことは、オーストラリアや英国のスンナ派ムスリム女性もイスラム国軍に参加しているのです。」

「イラク・シリアイスラム国(ISIS)は今年6月に宗教的布告を発して、性的聖戦 (Jihad Al-Nikah)への徴兵を命令した。」 
「イスラム国軍がイラクのMosul  町を征服してまもなく、市民に対して未婚女性を性的聖戦に送り出すように命令を発した。」 「イスラム国軍はその宣告の中で、宗教的命令に従わない者にはシャリア刑法を適用すると脅した。」

「英国の情報機関が掴んだ情報では、600人以上の英国人ムスリムがイスラム国の戦いに参加していると思われる。」「この人数には英国人ムスリム女性も含まれている、彼女たちは前線で戦っているのではなく性的聖戦に捧げることで参加しているのです。」
「オーストラリアの情報機関員が明らかにしたところでは、オーストラリア人ムスリムの100人以上がイスラム国軍といっしょにシリアで戦っている。」

マレーシア政府は当初、イスラム国のために戦うつもりで中東へ旅立ったマレーシア人が約 30人いると明らかにしたのですが、実際の数はこれより多いと思われる。 「相手国の情報機関と広まっている情報をチェックすると、中東へ渡ったマレーシア人は50人ほどになるかもしれないことがわかった。」

現在までにシリアのアサド政権の軍と交戦中に死亡したマレーシア人は3人だと報道されている。 その3人: Mat Soh, 52歳は先週交戦中に死亡した。26歳のAhmad Tarmimi Maliki は今年6月の交戦の中で、自爆攻撃して死亡した。3人目のマレーシア死亡者はまだマレーシア当局がその身元を確認していない。

国連の報告では、シリアでの軍事衝突が発生した2011年以来既に19万人を超える人が死亡しました。

(Intraasia 注:マレーシア語版記事では‘jihad seks’、英語版では‘comfort women’という刺激的な見出しを付けている。要するに、ごく一部のムスリム女性が自ら慰安婦としてセックス聖戦に加わっているという意味ですね。‘comfort women’というのは、言うまでもなく第2次大戦中の日本軍が強制した女性を指すことばとして世界の英語メディアでは頻出単語でしょう。英領マラヤでも多寡は別にして‘comfort women’がいたことはマレーシアでは既知事実なので、この単語は意味合いが通じる。だから今回の記事でもそれを見出しの中に使っている。 ‘jihad seks’はJihad Al-Nikah の俗な表現だと思われる。
ということでこの記事で書かれている内容は、21世紀のマレームスリム界に存在する、ごく傍流で且つ少数派ではあるが、原理的または急進・過激的な潮流を反映したものといえそうです。どのような政治運動であれ、宗教運動であれ、反体制運動であれ、ある時期には分派した急進的流れが強まることは世界の歴史が示す公理ですから、イントラアジアは特に不思議には思いません)

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8月27日のマレーシア記事

【ジョーホール州の電子部品工場でまた外国人労働者が不当扱いに抗議してスト】
ジョーホール州クライの工業団地にある電子部品工場で、ネパール人を主としてミャンマー人、バングラデシュ人から成る外国人労働者が工場外に集まって朝から労働ストを始めました。その数1500人ほどです。(別の新聞は800人と書く)

外国人労働者は会社側に不当に扱われた訴えており、その不満を爆発させ、工場建物の事務棟にめがけて石などを投げつけました。このためガラスが割れ、また工場の乗用車1台が燃やされました。

警察が駆けつけ、外国人労働者と雇用者側との交渉を始めています。また機動隊も出動して、近くで見守っています。地元警察の長は、「逮捕者は出していない。現在両者間で交渉中であり、友好的な解決を期待する。」と語りました。

この会社はつい最近ジョーホールバルにある工場で外国人労働者、1500人ほど、が待遇不満でストを起こした会社と同じ企業です。

しかし交渉は成立しませんでした、その後夜になって機動隊は工場外の外国人労働者の取り締まりを始めました。その混乱の中で、工場に放火されて火事になりました。

(Intraasia 注:2つの新聞を参照したが、その記事に食い違いがある。一方はネパール人と書き、別の紙は3つの国籍から成ると書いている、また外国人労働者の人数にも相当なる開きがある。どれが正しいかはわからない。 それにしても同じ会社で似たような騒動が起きたということ自体、その企業側の外国人労働者扱いの不適切さを示すものであろう。外国人労働者は仕事でミスをすると暴行を受けると訴えているそうです、さらに残業代などもきちんと払われていないようだ。
いつも思うことだが、マレーシアには常時数百万人の外国人労働者が働いている、その労働現場と条件をチェックする仕組みが建前はともかく実質的にはない。各州の労働局などが外国人労働者の働く現場を立ち入り検査するような例が果たしてあるのだろうか、外国人労働者からの訴えをきちんと受け付けるような制度もない。 全ては雇用者側にまかせている。だから不当な扱いを受けることが続くと爆発することになる。
ところで雇用者側はいうまでもなく役所にも、ネパール語、ビルマ語、ベンガル語、ベトナム語がきちんとできるような人材は皆無なのは間違いない。そもそもマレーシアにはそういう人材を育てる教育機関がないので、育つわけがない。全てを英語かマレーシア語で行うには、非英語国からの外国人労働者にとっては不十分な労働条件知識しか得られないことになるし、誤解も起きやすい。
この種の取材をする記者側に外国人労働者のそれぞれの母語を理解できる者がいないのは当然だから、通訳を同行してもっと幅広く取材すべきだといつも感じる。しかし通訳自体がいない。外国人労働者の中の英語かマレーシア語を比較的よく話す者だけの話を聞くのでは不十分ですね)。

【州首相の交替を巡って混乱が続くスランゴール州で出されたスルタン命令】
(スランゴール州では現州首相の交替選出を巡って依然として混乱が収まっていない。州政権を握る民聯 (Pakatan Rakyat) 内部で食い違いが起きている)

州スルタンに面会した現州首相は、州スルタンが発した命令を記者会見で発表しました。その内容:
・民聯 (Pakatan Rakyat) 構成の3党はそれぞれ2人以上の州首相交替の候補者名を提出すること
・現州首相は、交替の州首相が決まるまでは辞職を認めないのでその職を続けること

これより前に既に、人民公正党PKRと行動党は共同で候補者として、公正党の総裁(女史)をスルタンに提出していました。そして引き続き1名だけの候補提出にするとしている。一方イスラム政党 PASは予定通り、公正党総裁女史を含めた2名の候補者をスルタンに提出すると明らかにしました。

(Intraasia 注:スルタンの権力はまことに強い、州議会多数派の提案する候補者名からスルタンが選んで決めるという命令ですね。純粋な議会制民主主義とはずれる面があることがおわかりでしょう。現にこれまでに、ペラ州、トレンガヌ州でも州議会最多数政党の候補者ではないまたは議会多数派が選んだのとは異なる人物がスルタンによって州首相に任命されたという事実があります。)

【宝石のロケットペンダントを盗んで6か月の懲役】

コタバルの下級裁判所で、19歳の青年が窃盗の罪で6か月の懲役を言い渡されました。

裁判で示された窃盗の起訴内容:この窃盗はクランタン州のPasir Puteh地方にある村で2013年10月29日夜11時20分に起きた。このことで、Che Gayah Omar, 59歳が所有するダイヤモンドで飾った緑色宝石ロケット(ペンダント)、価値 RM 3万に相当、を被告が持っていた。

刑法(注:おそらく刑法だと思われる) の411条は最高で懲役5年、罰金またはその両方に処すことになている。被告はこの411条に違反する犯罪を犯したと、訴えられました。
被害者は自宅の部屋にあったこの宝飾品がなくなっていたことに気が付き、彼はこの件を10月28日に警察へ行き訴え報告を届けました。

判決が下される前に、被告は犯罪行為を既に認めているので軽い罰にしてくださいと、訴えました。
一方検察官はこの起訴案件ををまとめて、裁判官に対して、「被告は歳がまだ若いこと及び教訓とすることから、妥当な判決をお願いします」と述べました。

(Intraasia 注:大衆紙には三面記事としてこういった非凶悪犯罪の裁判結果がよく載る。時々読むと、窃盗や空き巣に対して結構厳しい罰が下されている。この記事の被告が初犯なのか前歴があるのかは書いてない、立証の難しい汚職などに比べて、こういった犯罪は白黒が付けやすいであろうから、裁判も長引かないでしょうね)

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8月26日のマレーシア記事

【マレーシアは道路交通面で東南アジアで2番目に危ない】
マレーシア道路安全研究所が会議で発表した報告からです。
東南アジアにおいて、交通事故死が多いのはタイと並んでマレーシアである。 世界保健機構のまとめた統計では、10万人あたりの交通事故死者数はタイが 38人、マレーシアが 25人です。一方最も安全な国はシンガポールで 5.1人です。東南アジアの平均は 17.9人となる。

マレーシア道路安全研究所はマレーシアの交通事故死の多さについて、「インフラというより態度のせいである」 と述べる。
マレーシアにおける交通事故死者数:2013年 6915人、これは1日あたり 18.9人となる。 市民 10万人あたり25人の死者、車1万台あたり 2.9人の死者。
2014年は上半期で 4076人の交通事故死者数を記録した。

交通事故死者を性別でみると、男6人に対して女性は1人となる。警察統計によると、2005年か2013年までの死者を年代別にみると、21歳から25歳が最多年齢層となる。
道路安全庁は次のように予測する: 交通事故死が 2020年には1万人に達する。

(Intraasia 注:人口3千万人の国で、半年間で既に4千人の交通事故死者数、ひどい数字ですね。交通手段は公共交通と徒歩だけであるイントラアジアは、マレーシア人の道路交通安全意識の希薄さを長年日々感じてきました。ときたま当サイトでも交通事故の多さを示す記事を載せています)

【高等教育基金から受けた奨学金を受領者の3分の1が返済していない】
国家高等教育基金(PTPTN) から奨学金の貸与を受けた奨学金受領者 69万人中、返済したのは65%に過ぎません。

財務省の副大臣は、この返済率の低さは新しく奨学金を受ける高等教育の学生に影響を与えることになる、と語る。「国家高等教育基金は毎年RM 50億が必要です。その資金で新たな奨学金を貸与できる、学生1人当たり年額RM 19500から21000です。」

(Intraasia 注:この問題はもう長年懸案になっているが、依然として解決に向かっていないようです。未返済者は出国できないなんて措置も以前あった。今はどうなったのか、恒常的な厳しい対応措置を続けるしかなさそうです)

【UMNO内ではお金がマハティール元首相より力を持つのです】
偉大なマハティール元首相、そして首相と副首相に対する威圧者でもある、が最終的に敗れた、それがある個人ではなく RM (マレーシアのお金)によって打ち負かされたと記憶される、そういう日がまもなく来るでしょう。

マハティール元首相の(つい先週宣言した)ナジブ首相への支持を撤回する件における最大の計算間違いは、政権党UMNO の党員は人間または思想に従うと信じていることにある。または党員はマレーシアが下降に向かっていることを憂慮していると(元首相が)思い込んでいることにある。

そうではありません、そしてこの数十年間もそうではなかった。
UMNO党員はお金と富だけに忠誠を尽くします。問題が起きるといつもそうであり、最近はよりその傾向が高くなっている、または契約、プロジェクト、利権、現金を与えることで幻滅は修復される。

プトゥラジャヤ(注:政府のことを指す)に近しい実業家からウエブ発言者に気前よく毎月のお金が支払われることで、ウエブの世界で良き公報や支持が得られる、ということもある。
公平に言えば、マハティール元首相はUMNOの魂をひたすら破滅させてきたこのガンのことを知らなかったとは言わせません。マハティール元首相はその在職中に、このガンが発症した、そして彼の実施した民営化政策は”たやすく手にできるお金”の文化を可能にした、ということまでも認めている。

しかしナジブ首相への支持を取り消したマハティール元首相は、お金をつかむ力学が2006年頃に比べて現在は数百倍にもなっていることを理解していない。2006年というのは、前回マハティール元首相が当時の首相に先制攻撃を開始した頃です。

今日UMNO内には、過ぎゆく日々が権力喪失の近づきをもたらしているという感覚がある。 それゆえに、UMNO党指導者の多くにとってもっとも重要なことは、自分たちと家族と仲間の経済的安全を確保するということです。

数日前のこと、政府関係者に向けて、UMNOのある実力者の息子が主たる取締役を務める企業との直接交渉を始めるようにとの指示が出された。
このUMNO指導者がマハティール元首相の陣営に加わってナジブ首相を批判することが、なぜありえようか? 現体制を揺さぶることがどんな利点になりえるのだろうか?

いつもは声高い、いくつかのマレー非政府組織の指導者たちがマハティール元首相の主張に関心を示さないことは注目に値します。元首相の主張とは、ナジブ首相の政策がマレーシアを経済的破滅と社会的まとまりをほどくような道に導いているというものです

これらマレー非政府組織は、政府または以前は見かけなかった政府に優しい実業家から資金を得ている受益者です。そこでそういう組織にとって、民族関係とか国庫から金を持ち出しているとか外国政府に従属しつつある政府のことを憂慮するといったことは、いわば北極における気候変動の重要さに過ぎません。

(マハティール元首相が主張する)ジョーホールバルとシンガポール間に新しい橋の建設を再開する、Proton社にRM 17億を支払う、1つのマレーシア民衆援助の支払いをこれ以上行わない、という3項目に対してナジブ首相がはねつけたことが起きた後で、ナジブ首相への支持を取り消したと思われていることがあり、これも今回マハティール元首相には逆風になっている。

さらにマハティール元首相陣営には今回、重みを占める批判者がほとんどいないということで、マハティール元首相への援護がないのも現実です。
さらに、(かつてのマハティール元首相の側近で)財務大臣であった、機知にとんだ Tun Daim は健康状態がよくない。

こうしたことと背景に、現政府はマハティール元首相のナジブ首相支持撤回に関してとりたてて動揺していないのは、驚くことではありません。
ナジブ首相の陣営は、今日のUMNOの精神状態をマハティール元首相よりずっと良く理解していると、固く思っています

(Intraasia 注:マレーシアのネットメディアの記事です。主要マスコミは書かない、書けないはっきりとした論調がこういうメディアらしい。UMNO内部がここまで金権に傾いているのかどうかは知りませんが、少なくとも金と権威がかなりの重みをもつであろうことは、大抵のマレーシア人は知っていることでしょう。むろんそれはマレー社会を映し出すものですね。 それはとして、90歳直前のマハティール元首相は一体いつまで自らの影響力があると、思い込んでいるのだろうか)

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8月25日のマレーシア記事

【マレーシアは中国とも米国とも強いつながりを保っていく、と首相】
「マレーシアは引き続き、米国との及び中国との強い関係を保っていく。これはマレーシアの掲げる、どの国とも関係を発展させていくことを基盤にしたかなり独立性を持った外交政策に沿ったものである。」 とナジブ首相は学生リーダーサミット会議の場で質問に答えて語りました。

「マレーシアは米国と中国を天秤にかけて選択する必要はない。我々は両国の長所に目を向けています。」 「マレーシアはこの2つの超大国とは友好関係を保っていきます、しかし正しくない政策は支持しません。」

「中国はアジアの切り離せない部分であり、マレーシアの最大貿易相手国です、往復貿易高でUS$1千億に達する。我々は今後5年間で、この額をUS$1600 から1700億に増やすことを計画している。中国は成長著しい経済であり、将来の投資とビジネス機会が豊富である。」

(Intraasia 注:首相がよく強調するように経済的つながりと依存度の大きさからマレーシアが南シナ海における行動規範で中国を批判するような立場を取ることはありえない。さらにナジブ首相の父親の代から続く中国への個人的思い入れ、華人人口の比較的多さ、こういったことから、マレーシアは今後も親中国的立場と米国友好関係を保っていくことでしょう。 日本の外交がアセアン(ASEAN)内における対中国批判的言動を期待してもマレーシアにとってそれは考慮に値することではないですね。)

【2013年におけるマレーシア製作映画とシネマの状況を示す統計数字】
(中文映画 ”一路有Ni (英語名 The Journey)” は、マレーシア製作の映画です、以前このサイトでも取り上げたことがある。 "Ni" は華語のあなたという漢字の代替えです)

今年1月の旧正月時期に公開された、中文映画 ”一路有Ni (英語名 The Journey)” が、興行成績でマレーシア映画史上の最高記録となる RM 1760万を売り上げた。(Intraasia 注:過去の記録を5割近くも上回る、驚異的な興行成績であった)

Oxford Economics が最近まとめた報告書 ”マレーシアで映画とテレビ産業が寄与する経済的貢献” がある、それを最近映画協会が発表しました。
この報告書が取り上げている中で、 2013年にマレーシアの映画とテレビ産業が国内総生産面でマレーシア経済に直接貢献している額は、推定 RM 29億になる。この額は 国内総生産GDP の約 0.3%にあたる。

内訳では、テレビの番組作りと放送が、RM 16億を占める、映画製作は RM 5億4千万。

国家映画公社(Finas) の統計によると、2013年に製作されたマレーシア映画は 71本です。その総生産費用はRM 1億3900万になる。国内にあるシネマ数は 124館で、シネマには 計774上映ホールがあり、座席数は14万座席を超える。

(Intraasia注:マレーシア国内の娯楽産業の統計をなぜ Oxford Economics が行っているのかは知りません。さて年間製作本数が平均して 毎週1本を軽く超えるというのは、1990年代の国内製作映画の低潮期から考えたら、まこと結構なことです。その大多数はマレー映画だが、中文映画もようやく2桁数製作されるようになった。タミール語映画は確か1,2本製作されたはず。 ただマレー映画には、興行売り上げがRM 100万もいかないホラー物とドタバタ喜劇調の多さが目立つように思う。)

【初の3Dアニメ映画を製作した KRUグループの目指すもの】
(1990年代に人気が高かったマレー3人兄弟のボーカルグループKRUは、その後起業家の道を歩んでいる。現在ではKRUグループの翼下で、音楽プロダクション、映画製作、スタジオ運営など多角的な事業を手掛けており、メディアと娯楽産業分野で有名な成功企業です)

KRUグループの下で新しくアニメ事業を手がける Kartun Studios が初の3Dアニメ映画 Ribbit を製作しました。今年6月カナダでの映画祭でベスト家族映画賞を受け、これまでに80か国でこのアニメが購入されました。マレーシアでは9月初めに公開される。Kartun Studiosはこの映画アニメを基にしたテレビ番組シリーズの製作を予定している。

KRUグループの最高経営責任者Norman は語る、「アニメ映画ビジネスのチャンスは非常に大きい。キャラクターやテレビ番組などいろいろと可能性がある。」 「アニメ映画 Ribbitの台詞は英語だが、登場キャラクターは異なるアクセントの英語を話す、フランスの、オーストラリアの、インドなどの英語です。」 
「今月から我々はKRU音楽レーベルを米国で始めた。この考えにあるのは、米国を通して我々の音楽を国際的に売り出したいことです。しかしこれはたいへん挑戦を必要とする、なぜならマレーシアは創造的なコンテントを輸出する地として知られていないからです。」

「コンテント創造ビジネスにおいて、マレーシア政府の支援がなかったらこういうことはできなかったでしょう。政府はコンテント創造産業を大変後押ししている。しかし不幸にも、企業社会はこの分野をあまり支援していない。」 「違法複製(海賊版の販売)の方が検閲よりも深刻な問題です。」

「マレーシア人の間で結束を育てていく上において最大の問題は言語と予算です。大予算のハリウッド映画は多くのファンをシネマに呼び込む、しかしこれがマレーシア人の結束へのメッセージにはならない。」
「自分たちで才能を育てるために、我々はKRU Academy を設立して、今では200人の学生が学んでいる。」 

「マレーシア国内向けの映画は国際市場向けの映画とは異なる。マレーシア人は自分たちのお馴染みの俳優を見たいし、筋書きを期待する。」 「マレーシア市場は小さな市場です。韓国やタイとは、さらにインドネシアとも異なる。そこでは一つの言語を話し、コンテントに共通基盤の関連ごとで足りる。マレーシアのシネマ産業ではマレー映画の占める割合は、(興行高の面で)1割に過ぎない。KRUグループの戦略は、国際市場向けには作品を英語で製作し、国内向けにはそれを吹き替えるというものです。」 

「KRU Studio は年間に大体8本から10本の映画を製作している。」 「最終的に米国で基盤ができることを願っている、そうしてより広い市場にアクセスできる」

(Intraasia 注:アニメのことは知らないが、日本はアニメの先進国で輸出国ですよね。そのコンテントは日本的価値観や創造物を十分に感じさせるもののはずです。しかしKRUグループの製作するアニメはマレーシア的価値観やマレーシア的なるものを十分感じさせることから離れた方向性を持っていることがわかる、そういう中で国際的に売れるアニメや映画を製作して売っていきたいということのようです。現実としてマレーシアの映画において、マレー映画は国民広くに受けることにはならない、華語映画も同様に全国民的にはなりえない、では英語映画はどうか、これまでにマレーシアの英語映画は成功していない。 マレーシアの抱えるというか本質的に持つマレーシアらしさが映画にも典型的に現れる。 イントラアジアはいつも英語依存を批判してきたが、現実は認めています。KRUグループは昨年、欧米俳優を使って Vikingdam という英語映画を製作した、これは国際的に多くの国に売れたそうです。)

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8月24日のマレーシア記事

【マレーシア航空(MAS)機撃墜の犠牲者の遺体などの第一陣がマレーシアに戻った】
今年7月にウクライナ上空で撃墜されたマレーシア航空(MAS)MH17便のマレーシア人犠牲者43人中の身元が確定した20人の遺体またはその一部または遺灰が、22日朝特別機でオランダからマレーシアに到着しました。

特別機が到着した、KLIA(空港)の貴賓用ターミナル Bunga Raya では、政府が主催るつ哀悼儀式が行われました。首相以下内閣閣僚、国王とスルタン、遺族、政府官僚など1千人近い人が参席しました。 

どの棺桶もマレーシア国旗の包まれていました。そして20番目の棺桶が霊柩車に収まった時点である、午前11時55分から全国一斉に1分間の黙とうを行いました。
その後各棺桶はそれぞれの故郷へと送り出されました。KLIAから遠い地が故郷である犠牲者の棺桶は、軍隊のヘリコプターで運ばれていきました。

(Intraasia 注:哀悼儀式の模様はラジオとテレビで全国中継され、黙とうの時間には各地で黙とうがささげられた、クアラルンプール市内では忙しい道路の車輛も停止したと新聞に書いてある。イントラアジアは偶然この2日間家を留守にしたので、同時進行で様子を見聞きしたわけではありません。)

【物価上昇率】

統計庁が発表した数字、消費者物価の上昇率で、6月が 3.3%、7月が 3.2%でした、いずれも対前年同月比日です。
毎月の物価上昇率は昨年から高めになっており、2月には 3.5%という高い率でした。

(Intraasia 注:毎月3%超えの率が続いている、食品類がじわじわと値上がっていることをこの数年実感します、これは市場で買う果物、大衆食堂でのランチ、スーパーの豆乳、菓子など、非常に日常的な品で感じるのです.。消費者物価上昇率と主要食品価格上昇率 2010年-2014年を示したグラフを見ると、実際食品の上昇率が常に物価上昇率を上回っている)

【ペナン島沖で多量のディーゼル油を移し替えていた2隻の外国船を逮捕】
マレーシア沿岸警備隊の責任者が記者会見して発表したことです。
午後6時前、いわゆるマレーシア沿岸警備隊(マレーシア海事執法機構)がペナン島Muka Head の沖約12カイリの海上で、異常に接近していた外国船籍の2隻の船を怪しんだことから、取り調べました。

その結果一方船がディーゼル油5万リットルをもう一方の船に移している最中でした。この違法行為によって警備隊は両船の船長と乗組員を逮捕しました。ディーゼル油を移す側の船はモンゴル船籍、移される方の船はホンジュラス船籍でした。

「両船の船長は、ディーゼル油輸送の許可証類をなんら保持していなかった。船長を含めて計27人の船員を逮捕した。国籍はインドネシア人とタイ人です。」 「商船法違反に基づいて取り調べている。最高罰則は罰金RM 10万または懲役2年またはその両方です。」 と警備隊の取り締まり部門責任者。

(Intraasia 注:国の出す補助金のために隣国より安いディーゼル油は密輸出の花形なんでしょう、これまでに陸上と海上でこの種の行為で取り締まられたニュースを数多く読んできた、一向に減ってないようですね。捕まるのは要するに氷山の一画なんでしょう。 陸上と違って海上では相当多量の違法ディール油密輸になる。犯罪組織が集荷から輸送まで、船から人員まで全てを取り仕切らないとこんなことはできない。 それはとして、船籍とはまこと不思議な仕組みですね。海のない国モンゴルで登録ができる。全てが外国人の乗組員から構成される、などなど・・・・)

【ジョーホールバルの工場で外国人労働者による抗議活動がニュースなった】
ジョーホールバルにあるコンピュータハードディスク工場で、外国人労働者による集団抗議行動が発生しました。同僚が病死したことが引き金となって、ネパール人から成る外国人労働者は、ストを起こして宿舎などで一般社会向けにも訴え行動を行いました。
(外国人労働者はかなり興奮した状態であると、宿舎内部に入ることなく、マレーシアメディアは伝える)

その後駆けつけた会社側との交渉が行われ、賃金問題や労災などの面で合意に達した模様で、抗議活動は終息しました。

(Intraasia 注:一部の新聞には、外国人労働者の数は1500人ほどと書いてある。 このように外国人労働者は建設現場、農園、特定業種の工場ばかりで働いているではありません、いろんな産業の普通の工場でも外国人労働者が主力になっている工場は珍しくない。)

【ムエイタイ宣伝に使われたタイ人女性選手の写真を巡って】

ケダー州でムエイタイボクシングの興行が9月初旬に行われる。州大臣杯という冠がついた2014年ムエイタイ大会です。

この大会の街頭宣伝用立て看板に、へそを出したタイ人女性選手の写真が載っている。そこでイスラム政党 PASのケダー州のトップから文句が出ました、「州政府が関係する宣伝媒介物ではより慎重にならねばなりません、不必要な争議を起こしてはいけない。」 
「なぜ女性のムエイタイ選手がスポーツブラ姿の上半身を露わにした写真を載せる必要があるのだろう、こういう写真はいろんな詮索を招く。男性選手の写真をどうして載せないのか。そうすることで不要な争点を引き起こることはない。」 

「女性選手の写真を載せていることは関係ない、そうではなくてへそを見せた写真にすべきではない。こういったことは多くの人から苦情を呼び起こすことになる。」
記者団の中の1人がイスラム政党 PASケダー州の長に言いました、「その姿はムエイタイ選手が試合するときの普通の姿です。非ムスリムにとてなんら問題とはならないでしょう。」

(Intraasia 注:ムエイタイの興行は昔から東海岸州などで、小規模に行われてきた。近年首都圏にも進出してきていることが、ときおり街頭で見かける宣伝からわかる。といっても大きな体育館を一杯にするほどの集客は無理、マイナースポーツ興行です。興行者が女性選手の写真を使うのは、あらゆる広告媒体でおなじみのことであり、別に不思議でもなんでもない。マレーシア人の女性ムエイタイ選手がいるとは思えないので、タイ人女性選手の写真を使ったのでしょう。ムエイタイですから当然へそは露出する。しかしマレー人多数州であるケダー州ではやはりこういう姿は街頭広告では許容されないようです。イスラム政党 PASだけが問題にするのではなく、現実にムスリム市民の中には、この種のことを許せない、女性の姿と服装に規範を求める人たちがいるのは事実ですね。
マレーシアでは格闘技の選手に女性はごくごく少数なことは間違いない、だからであろう、サバ州のある非ムスリム女性選手が時にマスコミに載ります。なおスポーツジムでフィットネスとしてそういう格闘スポーツを愛好する女性はいます)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】

1万円を銀行で両替すると RM 298.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 309.3 を入手します。

(Intraasia 注:ついに 3.0の壁を割ってしまいましたね。ここまで対リンギットで円安が進んだのは何年ぶりだろうか)

おことわり
8月22日と23日は家を留守にしましたので、記事の掲載はできませんでした。




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8月21日のマレーシア記事

【MH17機の犠牲者が到着する際のことに関する政府から国民への指示】
8月22日の朝、マレーシア航空(MAS)MH17便の犠牲者20人の遺体またはその一部がクアラルンプール国際空港KLIAに到着する。

そこで全国民は、10時45分から11時15分の間にテレビとラジオを通じて放送する政府のお知らせをよく聴いてください、そして1分間の黙とうをささげ、犠牲者への敬意を表してください。
このように国防大臣が関係省庁合同の記者会見で発表しました。

マレーシア人犠牲者中これまでに28人分が検視で確定しました、ムスリムが14人、非ムスリムが14人です。
国防大臣の話では、飛行機がKLIA2に到着して行われる遺体受け入れ儀式には、国王、首相以下全閣僚が出席する、さらに当局として、国家議員には所属政党に関係なく全員の出席を期待する、とのことです

コミュニケーションとマルチメディア省大臣は指示する、「全国のラジオとテレビ局は22日9時半以降はスポーツ番組を除く娯楽性ある番組は停止する、、そしてKLIA2の遺体到着とその後の儀式の模様を中継することもできる。ただ1分間の哀悼の時は、全ての番組を停止すること。」

【サバ州東海岸での夜間外出禁止令を再三延長する】

7月半ばからサバ州東海岸一帯に出されている、海上の夜間禁止令をさらに9月2日まで延長すると、サバ州警察の長官が記者会見で明らかにしました。(7月27日の該当記事では地図など詳細を載せていますので、ご覧ください)

「これまでと異なるのは、海上の夜間外出禁止時間を19時から翌5時までにする。現在は18時から翌6時まで。」 「これは3回目の延長です。 東海岸での安全を確保し、国境をまたいだ誘拐などの犯罪を防ぐためです。」 「この件は既に内務大臣に書簡を送り、大臣は同意しました。」

この海上外出禁止令に違反すると、懲役が最高で6か月、罰金が最高でRM 500に処せられます。マレーシア人漁民の14人が既に罰金を科せられたと、長官は述べました。

【 AirAsia の2014年第2四半期はRM 3億6千万の黒字】

AirAsia Bhd は6月30日締めの2014年第2四半期決算で RM 3億6700万の純利益を記録しました。これは対前年同期の RM 5800万に比べて大幅増であり、外国為替での益が大きく貢献しています。

AirAsia Bhdは、借入金に対する外国為替益が今期はRM 2億もありました、昨年同期はこれがRM 1億2千万の外国為替損でした。営業利益では RM 2億1千万からRM 1億7千万に減少しました。 
純利益:2014年上半期 RM 5億6千万、前年上半期 RM 1億6千万

売上収入:今第2四半期 RM13億、前年同期 RM 12億。乗客数は1%増加した。 2014年上半期 RM RM 26億、2013年上半期 RM 25億、
乗客1人当たりの平均運賃: 今期 RM 157、 前年同期 RM 159、 
乗客1人当たりの付随サービス(アドオン)収入:今期 RM 45、対前年同期比で13%増。
座席稼働率 今期も変わらず 80%
営業利益: 上半期RM 4億、前年上半期 4億5千万

AirAsia Bhd が今年第3四半期に受け取る  エアバスA320機は8機ある、その内3機をThai AirAsiaへ回し、1機をインド AirAsia へ回す。

【デング熱の新規患者発生件数でクランタン州がスランゴール州を抜いた】
保健省の大臣が明らかにしたことです:デング熱罹患の発生数で、最近クランタン州がスランゴール州のそれを上回っている。この理由はクアラルンプール圏からハリラヤで多くの人がクランタン州へ帰郷したことが一因の可能性もある。

「今年第33週である8月10日から16日までの1週間におけるデング熱罹患者数(新たに患者となった人数)は クランタン州が1334件でした、一方スランゴール州が978件でした。」 「第32週の場合、クランタン州が 1160人であり、スランゴール州が1042人でした。」
「多くの保健省公務員をクランタン州へ派遣しています、彼らはデング熱発生を抑制する活動、検査活動、噴霧などにあたっている。」

(Intraasia 注:デング熱発生数において、国内で最多数は常にスランゴール州ですが、これは例外的なことなのか、それとも今後も続くのだろうか。クランタン州は人口ではスランゴール州の5分の1程度です)

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8月20日のマレーシア記事

【新電車路線 MRTの建設現場で重大事故が起きた】
(クアラルンプール圏の全く新しい電車路線 MRTは、 Sungai Buloh-Kajang の全長 51㎞の路線建設工事がこの数年ずっと進行している。クアラルンプール中心部は地下路線となり、それ以外は高架路線です)

MRT建設の1か所である (クアラルンプール郊外の)Kota Damansara 現場で(高架の軌道部分になるであろう) 重さ300トンものコンクリート構造物が18日夜崩れ落ちました。この事故で外国人労働者であるバングラデシュ人3人が死亡しました。その後3人の遺体が確認された。
建設現場は立ち入り禁止なので、一般人は事故に巻き込まれていません。 事故が起きた場所は MRT路線の Kota Damansara 駅になる所です。

当初の事故原因調査では、建設現場の安全労働手順が守られていなかったことが示唆されると、プロジェクトの施主である、 Mass Rapid Transit Corporation Sdn Bhd (MRT Corp)が明らかにしました。

同社の最高経営責任者は、現場の労働者に尋ねると、現場の中には安全手順を守っていない人たちがいるようだと、語る。「MRT は常に労働安全を強調するが、下請けなどの建設業者はそれを過剰だと反論する。さらにMRTが現場に求める労働安全基準は、業界での規範ではない、と彼らはいう。」

事故現場では工事が一時停止されており、当局が現場の安全基準に満足してから工事再開となります。

この事故を受けて、これまでに前例のない行為ながら、Mass Rapid Transit Corporation Sdn Bhd (MRT Corp)の最高経営責任者(マレー人)が辞任を表明しました。「この決定は事故責任を取るというMRTのカルチャーに沿ったものです。MRTの議長には既に伝えた。」
彼は2011年9月に任命されて、その座を2016年までの2年間延長する契約を最近終えていました。

「下請け建設業者が、いくつかの安全労働手順を守っていないと聞いていた。これが事実なら、MRTはこいうい下請けを再び契約しないようにします。」と最高経営責任者。

(Intraasia 注:MRTプロジェクトは国策プロジェクトなので、MRT Corp は単なる民間会社ではなく、国の意向で設立された会社です。 民間と官界を通じで、大きな事故でトップが辞任する例はまずない、だから今回の事故で最高経営責任者が辞任を表明したのは稀有のことです。自発的な辞任表明のようです。
イントラアジアは2か月程前バスに乗って、ちょうどこのMRT路線建設中の Kota Damansara地区を通りました。Kota Damansara地区 はクアラルンプール圏有数の新興発展地区です。道路の半分は建設関連でかなりの距離が占められており、従って日中ながら渋滞していた。 高架の軌道が徐々に伸びている状況が目に入りましたが、埃と暑さで車窓からもたいへんなことが感じられた。まだ当分は工事が続きます。こういう現場では当然ながら外国人労働者が主力です)

【マレーシア人ムスリムのメッカ巡礼を取材するため、マスコミの25人がサウジアラビアへ飛び立った】
マレーシアマスコミで働く25人が8月20日にサウジアラビアのジェッダに向けて出発しました、これは聖地マッカとメディナで今年のハジ巡礼の様子を取材するためです。

KLIAでマレーシアマスコミ人員が出発する前に、Tabung Haj 財団のコミュニケーションマネージャーは記者らに説明する、「これらマスコミの人たちは今朝3時にカタール航空に乗って出発する。彼らは聖地に53日間ほど滞在します。」

「彼らはジェッダに着いてから、メディナへ移動します、そこで巡礼者用の部屋、通貨カウンター、クリニック、その他便宜を図る施設などを見学する、そうして8月27日のマレーシア人巡礼者グループの第一弾の到着を待ちます。」
「マスコミの人は各自が事前に、3種類の予防注射を受けました:つまり肺炎球菌、髄膜炎、インフルエンザの予防接種です。」

今年マレーシアからハジ巡礼を行うことになっているムスリムは 23, 220人です。その第1便として8月27日に450人がサウジアラビアに向けて飛び立ちます。

(Intraasia 注:ハリラヤが終わると、毎年ハジ巡礼の季節がやって来る。ハジ巡礼は、毎年サウジアラビアがその国々のムスリム人口を参考にして各国に割り当てる。だからムスリムであっても随意にハジ巡礼に参加できるわけではない。全国にTabung Haj 財団の事務所があり、ムスリムはTabung Haj 財団に巡礼用のお金を積み立ておきます。財団がマレーシア側での巡礼者の送り出しなどを管轄するようです。これ以上詳しいことは知りません。 
マレーシアマスコミから計25人の記者が巡礼取材のためにサウジアラビアへ行って50日ほども滞在するわけか、もちろん全員ムスリムのはず。 マレーシアマスコミがこれほどの人数で且つ日数多く海外に滞在することは、他にはないでしょうから、ハジ巡礼がムスリムにとって持つ意味の重要さがわかる)

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8月19日のマレーシア記事

【全国哀悼の日は半旗を掲げ、娯楽番組は全て放送中止】
(既に宣言されているように)8月22日はマレーシア航空(MAS)MH17便の犠牲者を悼む全国哀悼の日です。

哀悼の日に関して、内閣府が声明を出しました: 全国で半旗を掲げること、全ての娯楽活動は延期して(その日は)行わないこと。
さらに、全てのテレビ局とラジオ局には娯楽番組を放送中止するように、その替わりにコーランを読誦する、または宗教番組に代替えするように、と要請しています。また 「メディアに登場する人は、黒っぽい色の服装を身につけるように、明るい色や派手な色は避けなさい。」

声明の内容から: イスラム教徒及び遺体の到着を迎える集まりに直接関係する人たちの場合、その人たちが(メディアに勤務する人を含め)songkok を頭に被るように奨励します。その songkok は周囲に白線が入っていないこと。 一方職員と勤務についてる女性の場合は黒い Selendangを身につけなさい 。

首相府が定めた哀悼の日の条文には、省庁と政府機関の全てのレベル、法定機構、民間会社、ラジオ局とテレビ局、一般市民は内閣府の指示に従うように、となっています。

(Intraasia 注:原文の一部は華語紙ですが、大部分はマレーシア語紙の記事を参照しました。そこで主たる読者対象がムスリムなので、songkok 帽子と Selendang 頭から上半身を軽く覆うショール、という単語が現れている。しかし文脈上、言及されたことに関係する非ムスリムもこれらを身につけなさいとも読めるが、この記事からだけでは断定が難しい。非ムスリムで songkok, selendang を持っている人は稀だと思いますけど。 MH370機が失踪した直後も、公的指示は出なかったようですが、ラジオとテレビの娯楽番組は控えられました。今回は国内の全てが足並みを揃えることになる。)

【サバ州サンダカンで行われているバーター取引を見直したい】

内閣府の大臣が表明しました:政府は、サバ州のサンダカンで行われているバーター取引活動を再度検討します、これは国が補助金を出して(安価に抑えて)いる物品がフィリピンへ流出することがないことを確実にするためです。

「かつてはバーター取引はマレーシアとフィリピンの双方の商売人が関わっていた。しかし現在はフィリピン側の商売人だけが関わっており、サンダカンに来て物を購入していく。」 「現在の取引は、彼らがお金を携えてきて物を買う取引です、その際政府が補助金を出している物品も含まれている、これはもはやバーター取引ではなくなっている。」

「マレーシア当局がつかんだことは、(そういう)フィリピン国民が国外へ出る時フィリピン当局は彼らのパスポートに出国印を押さないということです。彼らはただスピードボートに乗ってサンダカンにやって来る、というのはフィリピンはバーター取引活動を認めていないからです。」
「今政府がこのバーター取引活動を続けるか続けないかを再度検討すべき時です。さらにサバ州東部特別保安指揮區が追跡行動を取ります。サバ州で依然としてバーター取引が行われているのは、サンダカン、ラハッドダトゥ、タワウです。

(Intraasia 注:バーター取引とは要するに物々交換です。サンダカン、ラハッドダトゥ、タワウ、はフィリピン最南部の島へ近い、そしてフィリピン人がたくさん住んでいる。フィリピン側が出国印を押さなくても、彼らはやって来るというところに、これら地方とフィリピンの一部に存在する関係がうかがわれる。この大臣はペルリス州のマレー政治家なのですが、どれほど現地の事情に通じているのだろう。
ところでバーター取引はサバ州だけでなく、マラッカ州の一部とジョーホール州マラッカ海峡側の一部の港町ではスマトラ島との間で昔から行われている、とこれまでにもたまに報道されています。歴史上、スマトラとマレー半島の関係は、マレー半島とボルネオ島との関係よりはるかに緊密であった、当時現在のような厳密な国境はなかったのです。 
それはとして、マレーシアはいくつもの生活必需品に補助金を出している。これを裏手にとって、フィリピン、タイ、インドネシアへ密輸されたり、買われていくことが以前から問題視されている。)

【AirAsia はスカイマークの株取得の憶測を否定する声明を発表】
AirAsia が日本の航空会社 スカイマークの株を取得することを計画していると報道されたことに関して、 AirAsia はそのことを否定する声明を出しました。

「 AirAsia がスカイマークの株式を取得するという憶測が流れていることが弊社の知るところとなりました。弊社はこの憶測を否定します、その理由は、また一つ現れた業界のうわさであり、 AirAsia グループの現存系列航空会社のビジネスを育てていくことに引き続き力を注いでいるからです。」

日経新聞が、AirAsia Bhdがこの苦戦している日本の航空会社に向けて株式公開買い付けの可能性について金融機関と話し合っている、との報道を行いました。スカイマークの株価はこのニュースで28%上昇しました。この報道より前に、スカイマークは金融が得られないことから、出していたエアバス機6機の注文がとん挫しました。

(Intraasia 注:イントラアジアはスカイマークがどういう航空会社か全く知りません。へー、そんな憶測?ニュース?が日本で流れているんだと驚きました。 AirAsia は大抵は、進出する国でその国の資本との合弁で新たなグループ会社を設立している、その理由はどこでも外国資本100%の航空会社を認めないからです。例外的にフィリピンでは小さな航空会社を買収して AirAsia グループに仕立てている、ただ現時点ではまだ十分成長しているとはいえないでしょう。 現存している航空会社を買収するメリットは路線権利を引き継げるという利点がある一方、コーポレートカルチャーの違いに苦労するという短所もあることでしょう。 
AirAsia を徹底的に説明している Intraasia のエアアジアブログは、日本での合弁会社は一切扱わないので、まあスカイマークを買収しようとしまいと関係ないのですが、 AirAsia 流ビジネスを貫くには独自設立の方がいいのではと、外野席として思う)

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8月18日のマレーシア記事

【クチン市で開催されたオープンマラソン大会】
サラワク州クチンでマラソン大会が開催されました。参加者は、約30か国のからの外国人を含めて1千人を超えました。

クチンマラソン協会が主催した、この2014年クチンマラソン大会は、独立広場から観光省大臣の打つ号砲と共に午前3時にスタートしました。マラソン愛好家はクチン市内の美しい風景を楽しみながら走りました。
今回はクチン市北自治体市庁、サラワク州旅行局の後援も受けており、賞金総額はRM 12万5千です。

(Intraasia 注:クアラルンプールなどで開催されるこの種のオープンマラソン大会では、参加者が万人を超える人数になるが、クチンではそこまではとてもいかないようです。マレーシアではマラソン大会は一般に、早朝まだ充分暗いうちにスタートします。午前3時はかなり早いですね、街灯があっても景色はよく見えないのでは?)

【スランゴール州首相の交替で民聯 (Pakatan Rakyat) として統一して推薦】
(スランゴール州首相の交替を巡って、現州首相は辞任を拒否しています)
民聯 (Pakatan Rakyat) の構成する3党の指導者会議が行われ、民聯として統一して、人民公正党PKR総裁のWan Azizah女史を州首相に推薦すると決めました。

このことを記者会見で発表したアンワル元副首相は、この件をスランゴール州スルタン宛ての書簡で知らせると、語りました。
イスラム政党 PASは州首相交替に同意したことで、民聯 (Pakatan Rakyat) の方針に足並みを揃えた形になります。ただイスラム政党 PASは、公正党の副総裁を推薦する動きを示していました。

(Intraasia 注:相変わらず各紙でホットなニュースです。このように最終的にはスルタンが受け入れるか受け入れないかによるということであり、スルタンが州首相を誰にするかを選ぶわけではなくても、決定する権威をもつということですね)

【ペラ州の Kampung Dew は蛍の里を売り込んでエコツーリズムの訪問地の一つにしていく】
ペラ州の Kampung Dew(村)にある 蛍波止場 (Jeti Kelip-Kelip) 付近のSungai Dew(川)の静かな川岸は、夜が訪れるにつれてゆっくりと蛍の里になっていきます。Kampung Dew(村)は (州のよく知られた市である)Taiping から車で約20分ほどの所にある村です。川岸の蛍がたくさん集まってくる木々を地元の人は、”クリスマスツリー”と呼んでいます。

Kampung Dew(村) 蛍カーニバルの開始式で、ペラ州の観光局長官は語る、「皆がこの蛍の里を保護していくために、自分のできることをするのが欠かせません。ここは村人にとってだけでなく、ペラ州にとっても観光振興に役立ちます。」 「蛍の里を売り込んでいくことで、ペラ州のエコツーリズムの訪問地の1つに加わります。」 「この蛍の里へ、今年は国民と外国人の観光客を少なくとも年間5万人を引き付けたい。」

「このホタルの里は、ペナン島からは2014年3月にオープンした第2大橋経由で容易に訪れることができます。」 川を走行するホタル観賞用ボートや駐車場に関して、 「現時点でインフラを向上させる計画はありませんが、現状でも十分良いと思っている。」

「蛍波止場 (Jeti Kelip-Kelip)にある、地元のカニ麺は名物ですから、観光客には見逃せません。1杯RM 7です。」 と観光局長は語る。
ホタル観賞は午後8時から行われます(注:ボート運行が始まるという意味でしょう)

(Intraasia 注:少し前の記事です。よく宣伝されている、スランゴール州のクアラスランゴールだけがホタル観賞地ではありません。商業ベースでやっているところだけでも、ペナン州本土側、トレンガヌ州にあり、また確かケダー州にもあるようです。 もしこのペラ州のホタルの里を訪問されたら、報告をお待ちしていますよ。
ところで Kelip-Kelip、クリップ クリップと発音、 とは蛍のことです、api-api とも言う。マレーシア語やインドネシア語などマレー語によくある畳語表現です。)

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8月17日のマレーシア記事

【4Dくじ店を狙って侵入していた犯罪グループが捕まった】
スクリュードライバーと鉄の切断道具とドリルだけを用意した、外国人が首謀する1つの犯罪グループが、3か月足らずの間にRM 20万近くを獲得していました。このグループはマラッカ州内にある4Dくじ( nombor ekor)の販売店や事務所に侵入していました。

グループは5月終り頃からたいへん活発に悪行をやっていたのですが、3人の仲間が州警察の捜査チームに逮捕されたことで、グループは消滅しました。
マラッカ市に近い Batu Berendamで 午後4時に行われた捜査で逮捕いたことで、その犯罪グループの秘密を暴きました、ベトナム人失業者が首謀したこのグループはMalim にある4Dくじの店を標的にしていたのです。

マラッカ州警察の犯罪捜査部門の長は語る、「4Dくじの販売店・事務所が侵入されたという警察訴え報告が、5月末以来9件も警察に届けられた。そこで捜査を行いました。」

(Intraasia 注: くじを買う人が任意に4つの数字の組み合わせを書いてくじを買う、その後にくじ会社が当たり組み合わせを決めるくじです。特等から通常の当たりまで賞金額に大きな違いがある。国から免許を受けた3つの企業、 Magnum(萬能) 4D, Sportstoto(多多博彩) 4D, Da Ma cai (大馬彩)、がそれぞれほとんど毎週くじの開催を行っている。開始日には販売店は大いに混むようです。イントラアジアは買った経験はほとんどないが、店内で購入者が熱気を持って買っている様子が目に入るのです。 このくじはマレーシア語では nombor ekor 4D と呼ぶそうです、もっともムスリムはギャンブル行為は禁止ですから買えないことになっている。 このくじに熱中するのは華人界に限らず、インド人も、外国人労働者も同じように開催日に店に詰めかけていることでわかる。 華語新聞の夕方発行の夜版は、4Dくじのあたり発表日には、その結果を第一面に目立つように載せるのが、慣例です。1枚数リンギットから買える庶民的なくじでもあるが、人気の良さから開催日には店には売上現金がたまることでしょう。だから恐らく賊はそれを狙ったのかな )

【パームオイル2大生産国且つ輸出国の間で価格戦争が起きかねない】
パームオイル産出国で世界のトップ2か国である、(1位の)インドネシアと(2位の)マレーシアの間で、パームオイルの価格戦争が再発している、と業界筋は説明する。

現在インドネシアは、輸出する精製パームオイルには税を 最高12.5%課税している、一方マレーシアは同種のパームオイル輸出には最高8.5%まで課税している。
しかし8月初め、インドネシアパームオイル協会はこの輸出税を一挙に 0%にするようにと、インドネシア政府に要求しました。インドネシア政府はこれを考慮しているようです。この背景にはインドネシアからインドへのパームオイル輸出が今年上半期に激減したことがあります。

マレーシアのパームオイル精製者協会は、インドネシアのこの動きはマレーシアのパームオイル業界にとって間違いなく悪いニュースだと語る。
「インドネシアパームオイル輸出税の仕組みを変えるインドネシアの一方的決定は、両国における精製パームオイル価格に対するパーム原油価格の安定を揺るがすことになる。」

マレーシアのパームオイル輸出高をみると、 2013年はRM 610億でした、2011年に比べてRM 200億も減りました。
「価格面では、パームオイル市場は(以前の)インドネシアの輸出税体系の影響からまだ完全には回復していません。」

(Intraasia 注:パームオイルはマレーシアの最大の農業基盤産業だ。直接雇用だけでなくすそ野と家族も含めたらパームオイル産業には100万人ぐらいが依存していることでしょう。マレーシアのプランテーション企業は、インドネシアに進出して多くの農園を所有してもいる。だからパームオイル価格はよく経済ニュースになる)

【ペナン海岸で全裸遊びをしてネット公開したグループに対する警察の追求は続く】
(8月5日と6日に当サイトで載せた記事 「ペナン島海岸での裸でスポーツ遊びしたグループの行動を巡って」の後も、各新聞はよくこの件を載せており、警察は捜査を進めています)

ペナン州警察のトップが参加者の個人情報をマスコミに公開した後、24時間ほど経ってからさらに3人の参加者が Balik Pulauの警察署に出頭しました。57歳と24歳と27歳の華人です(氏名が書いてある)。
このヌード事件は、マレーシア人を含めた18人、内女性は6人、が、ペナン島のはずれの海岸で裸でスポーツ遊びをした動画をネット上で公開したことが発端です。

(Intraasia 注:マスコミも警察も取り組むべきもっと大事なことが一杯あるのに、と思う一件です)



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8月16日のマレーシア記事

【今年第2四半期の国内総生産GDPは 6.4%も伸びた 】
マレーシアの経済成長率は、市場の一般的予測を再び上回りました、この要因は輸出の伸びが好調であったことと、国内需要が強いことです。

中央銀行Bank Negaraが発表した、2014年第2四半期の 国内総生産GDP の伸び率は 6.4%でした。この伸び率は、最近の6四半期中で最高です。
大方のエコノミストのGDP成長率の予測は 5.8%でした。

ちなみに 2014年第1四半期の経済成長率は 6.2%でした、これも市場の一般的予測を上回っていました。
第1と第2四半期の結果、 2014年の上半期における GDPの伸び率は 6.3%になります、2013年上半期は 5.5%の成長率でした。

中央銀行Bank Negara総裁は、2014年1年間の経済成長率予測である 4.5%から5.5%の範囲を超えるかもしれないと述べました。また複数の国際的な信用調査機関は マレーシアの今年の経済成長率予測を上方修正ました。

2014年の国内での消費者物価指数を見ると、第1四半期は 3.4%、第2四半期は3.3%の上昇でした。中央銀行Bank Negara総裁は、今年の消費者物価上昇率は  3%-4% になるとみている、と語る。

(Intraasia 注:上半期でGDP が6.3%も伸びたとは、いかにもマレーシア経済は好調です。 日本経済が1つの四半期に限ったとしても、こんな高さで上昇することはもうありえないだろうが、新興発展国の1つとしてマレーシアはこういう潜在力を持っているということですね。 ただ物価の上昇率は相変わらず高い。)

【Perodua が発売する新モデル車は、最低価格 RM 24900から】
マレーシア製で初となるエネルギー効率の良い自動車(EEV)の購入予約の受付を8月15日から始めると、(製造者である国産車メーカー) Perusahaan Otomobil Kedua Sdn Bhd (略称 Perodua) が発表しました。

モデル名 Axia というこの自動車は最もエネルギー効率がよく、最高 1リットルあたり 21.6km 走行できる、ゆったりとしている、ユニークなマレーシア的特徴を備えている、総合的な所有コストが低い、と Perodua は声明の中であげている。 
Perodua Axia 車の価格は RM 24,900 (半島部での価格)からです。 Axia 車には多くの人から保有することが難しくないと称賛を得ています。

Perodua の最高経営責任者は述べる、「Axia のトランクの容量は 260リットルなので、旅行鞄を4個収納できます。」 「Axia という車名には Asia という言葉が込められている、Axia は東南アジアで競争力ある車種だと思っています。」

Axia 車は Perodua 社の新工場で生産する10番目のモデルです。Axia には4タイプがある:Standard E, Standard G, Special Edition, Advance.
メーカー保証期間は5年です。  全国のPerodua 販売店で受け付けており、購入のための予約金はRM 250から300 必要です。

(Intraasia 注:第2国産車メーカー Perodua は軽乗用車と小型乗用車のメーカーです。この新モデルも軽乗用車のはずです。 Perodua はその戦略と車種選択が成功したからでしょう、既にProton社を抜いて、マレーシア国内で一番売れる自動車メーカーです。外国メーカーで一番売れるのはToyotaです、カローラが確かRM 9万近くもするのに比べれば、Axia の価格は相当大衆的価格ですね)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】

1万円を銀行で両替すると RM 303.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 310.2 を入手します。

(Intraasia 注:また円のレートが下がりましたね。マレーシア経済は好調ですから、リンギットも強含みなんでしょう、心理的な壁であるレート 3.0に限りなく近づきつつあるなあ)

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8月15日のマレーシア記事

【マレーシア航空機撃墜の犠牲者にささげる全国追悼日は22日】
ウクライナで撃墜されたマレーシア航空(MAS)のMH17機で死亡したマレーシア人の中で、まず16人の遺体またはその一部が8月22日にマレーシアに戻ることになっている。そこで犠牲者への敬意を表明するため、その日を全国追悼日とする、とムヒディン副首相が発表しました。

犠牲者を載せた特別機が KLIA に着いた後で、追悼の儀式が行われます。これには国王、首相、内閣閣僚、各州の州首相、犠牲者の遺族らが出席します。尚この日は祝日にはしないと、副首相は言明しました。

オランダで検視が行われており、これまでにマレーシア人犠牲者は24人が身元確認されました、その内10人は乗務員です。
「マレーシア人犠牲者の遺体などを全部一緒にマレーシアに運ぶことはしないということではない、オランダ当局がいつ遺体等をマレーシアに戻すかを決めるからです。」と副首相。

【ジョーホール州コタティンギ地方に象の保護地を指定するプロジェクト】
ジョーホール州は コタティンギ地方に象の聖域を設定すること計画しています。 これは野生象を組織的に保護する努力の一環としてです。

州政府幹部が明らかにしたところでは、( 国立公園のある) Endau-Rompin 及び Panti に広さ40ヘクタールの土地をセンター用として特定しました。「我々はまた適当な地でさらに 4, 000ヘクタールの土地を 象保護用に法定することを計画している。 そうして州内に棲んでいる野生象約 170匹を囲い込みたい。」

「推定費用 約RM 7千万になる、この象に関するプロジェクトの提案は既に関係官庁に提出した。 連邦政府の承認を待っているところです。」 「このプロジェクトには多く予算がかかることは確かです。」

これとは別です。 「ジョーホール州国立公園公社は 、2012年以来マレーシア理科大学・ジョーホール州国立公園公社の共同研究センターとしてのジョーホール州 Gunung Ledang 国立公園を発展させるための覚書に調印した。」 と理科大学の副学長。その後両者は、 Gunung Ledangの生物多様性という本を共同出版しました。

(Intraasia 注:ジョーホール州に野生象が170匹ほどいるのか。他にはパハン州とクランタン州とトレンガヌ州にも生息しているが、ご多分にもれずどこでも人間との遭遇が増えている。その主たる理由は農園開発などで、人間がジャングルと山地の面積を狭めているからですね。タイやミャンマーでは依然として象使いが操って仕事をさせる労働象がいるが、マレーシアではいませんね。)

【トンカットアリ入り粉末コピの偽ブランド品の4万小袋が押収された】
(トンカットアリと朝鮮人参を多少混ぜた袋入り粉末コーヒーである)Tongkat Ali Ginseng Kopi の模造ブランド品  39,381小袋がコタキナバルで押収されました。
これは、サバ州の国内取引と協同組合と消費者庁の取締り官のチームがコタキナバル周辺にある4軒の店?事務所?を取り締まった結果です。取締りは午前11時から午後5時にかけて行われた。

取締り部門の長は記者たちに語る:「この袋入り粉末コーヒー製品を製造している会社から、その会社のブランドを騙った模造品がサバ州の市場で出回っているとの苦情を受けた後で、取締りを行った。」 「調査を行った結果、全ての模造品は その会社のオリジナル製品と比べて99%が同じである。押収した品の価値を推計するとRM 6万になります。」

(Intraasia 注:町の雑貨食品店、ミニスーパー、スーパーなどで小袋入りのトンカットアリコピが棚に並んでいることは珍しくない。また大衆食堂や街角や屋台式のコピ・テーを売る飲み物屋でもたいてい、この種のコピを注文することができる。もちろん通常のコピーやテーよりも1杯単価は高い。どの程度トンカットアリと朝鮮人参が含有されているのか、どれくらいの純度なのかは、まず問題にされないはずです。好きな人は、トンカットアリが含まれているから多少元気回復にでもなると軽い気持ちで飲むのでしょう。 まさか、この種のトンカットアリコピを強壮剤と思う人はいないでしょう。純度の高い、トンカットアリや朝鮮人参が、グラス1杯あたり数リンギットで買えるわけないからです。なおここではあくまでも kopi です、コーヒーという呼称は似つかわしくないし、マレー人だけでなく華人もインド人も他のブミプトラも kopi と呼びます)

付録:せっかくですから、以前イントラアジアが書いたコピに関するコラムから抜粋して、ここに載せておきます。
コーヒー(Coffee) でなく コピ(Kopi) を味わいませんか
マレーシアのどんな都市、町、村にも大衆食堂と屋台はあります。マレー系、華人系、インド系 と種類はあっても、そういう大衆食堂、屋台で供されるのは、Kopi と Teh が中心になります。Kopi と Teh は決して、コーヒー とティー ではなく、あくまでも 「コピ」 と 「テー」 なのです。
Teh のことはここでは触れないとして、Kopi はその豆と焙煎方法と煎れ方が、コーヒーとは違います。

Kopi はそのどろっとした色合いと濃く舌に残る味が特徴です。マレー店とインド店では、グラス、または小さなマグで供するのが普通です。華人店でもそういう店はありますが、伝統的な華人大衆食堂、つまり Kopitiam (クアラルンプールで一般的な広東語ではチャーサットと呼ばれる)では、昔ながらの磁器製カップとソーサーでKopi とTeh を供します。これはグラスで飲むより、いかにも趣があっていいものですよ。

さらに店内には盤面にマーブルを貼った重いテーブルと木のイスというのが、昔ながらの Kopitiam の姿です。しかし10数年前と比べて、クアラルンプールでのこの伝統的スタイルの華人大衆食堂はぐっと減りましたね。磁器製カップとソーサーでKopi とTeh を供しても、合板テーブルにプラスチックイスというのが、現代の一般的店内です。地方町を旅行していて、ふらっと入ったKopitiam で、いまだに盤面にマーブルを貼った重いテーブルについて木のイスに座り、磁器製カップとソーサーでKopi を供されたら、ラッキー というところでしょう。
以上

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8月14日のマレーシア記事

【今年のナショナルデーの祝典行事は控え目にする】
今年起きた、2件のマレーシア航空(MAS)機事故の悲劇を考慮して、今年の第57回ナショナルデー(独立記念日)祝祭の祝典行事は控え目に行います。伝統的な祝祭行事を取消しました、例えばナショナルデー前夜のカウントダウン、花火の打ち上げ、音楽公演など。

コミュニケーションとマルチメディア省大臣は記者会見の場で語る、「今年のナショナルデーは大変特別なものとなる、マレーシア航空(MAS)の関わる2件の事故のために悲しみの雰囲気が満ちている、そこで祝典のメニューを調整しなければなりません。」 「この2つの事件が国民に与えた影響は深いものがある。」 

大臣はまた、マレーシアのナショナルデーとインドネシアの独立記念日が協力して行うはずだった、調和と団結コンサートを取り消したことを明らかにしました。

(Intraasia 注:クアラルンプールの独立広場で恒例になっている前夜祭の人気アーティストの歌や花火打ち上げは行われないということです。すると100%民間でこれも恒例となっている、KLCCやブキットビンタン街やサンウエーやバンダーウタマなどそれぞれの人気集合地で行われる屋外・路上パーティーはどうなるのだろうか?)

【デング熱検査用診断薬キットを首都圏の医院に配布する】
保健省大臣が語りました:「保健省は、デング熱の診断に用いる検査薬キット、首都圏の政府医院と民間医院に10万個配ります。これはデング熱を早期に診断して、治療に役立たせるためです。」

「これによる診断は無料にするので、各医院は患者に検査費用を請求してはいけません。もし違反する所があれば、そういう医院はブラックリストに載せます。」

スランゴール州は先週だけで1042人がデング熱感染との診断が報告されました、依然として国内で最多感染者数を記録している州であり、今年の合計は31754人です。 全国での数字を見ると、今年の感染者数が 59790人で内死亡者が 123人です。この数字は対前年同期比で 272%増となる。

(Intraasia 注:デング熱診断用の検査薬キットと書いてある。国内とりわけ首都圏におけるデング熱の大発生の現実の下で、十分実用に値するということなんでしょう。どのように検査するかは書いてないが、高熱になった者に簡単で速い診断がなされればそれに越したことはない)

【AirAsia の乗客は機内WiFi サービスが近い将来利用できる】
AirAsia は機内でのWiFi サービスを2014年末に開始する予定です。 これに先だって、同航空は機内 WiFi の試行を始めたとの声明を発表しました。

機内WiFi サービスでは、インスタントメッセージ、電子メール、ストリーミング動画といった種々のコンテンツが順次機内で使えるようになります。利用できるフライトは マレーシアAirAsia (航空会社記号 AK) の全てのフライトです。 その後、 AirAsia グループの各社フライトでも機内WiFi サービスが提供される。

機内WiFi サービスの最初の試行として、8月13日に120人のボランティアが試験機に搭乗して受診具合のテストを行いました。3種のインスタントメッセージ(LINE, WhatsApp、 WeChat) をテストとした結果は、悪くはありませんでした。さらに機内で AirAsia 公式ツイッターと Instagram の即アップデートも試しました。

AirAsia グループの最高経営責任者は語る:「ずっと以前に一時期だけ導入した 機内WiFi は高額すぎた(だから中止した)。そこで我々で開発しようということになった。その結果5年を要した。」 「適度な価格体系に設定された機内WiFi サービスを提供するのは AirAsia が世界初となります。」 「ついに多くの乗客が機内WiFi サービスを 低コスト価格で楽しめるようになる 。」 

「 AirAsia は利用者が (あるフライトで運賃以外に)費やす付随サービスから得る収入を RM 60/人 に増やしていく取り組みの中で、機内WiFi サービスはその1つです。」

AirAsia は9月と10月の2か月間、機内WiFi の試行サービスに参加できる機会を1つのAKフライトで60人の乗客に無料提供すると、明らかにしました。詳細は今後 AirAsia サイトなどに掲載されることになる。

(Intraasia 注:  『日本人のためのよくわかる格安航空エアアジア(AirAsia)のお話』 ブログで検索言葉にWiFi を入力する人が少なからずいることに,主宰者として気が付いていました。 AirAsia は近年 機内WiFi サービスを提供していると一度も公式に発表したことはないのに、奇妙なことだなあと思ってきました。利用客がますます通常航空会社並みのサービスを求めている昨今、遅かれ早かれ機内WiFi も始まるだろうと思っていました。それが恐らく今年末には開始されるようです、もちろんテストの結果次第ですが。
AirAsia 発足した初期である 2000年代前半に比べると、現在の AirAsia は現実としてかなり変貌してしまい、付随サービスは一切利用しない真の格安航空利用者として残念だが、これも快適さ、便利さを価格よりも大事にする時代の要求と趨勢なんでしょう。 ということで、機内WiFi サービスは AirAsia が非常に力を入れている付随サービスの収入増加に貢献することはかなり期待できそうですね。 )

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8月13日のマレーシア記事

【スランゴール州首相を巡る内紛で民聯 (Pakatan Rakyat) は瓦解の危機】
(スランゴール州政界では、州首相の交替と座を巡って、公正党内だけでなく民聯 (Pakatan Rakyat) の3党を巻き込んで、混乱が続いている。)

スランゴール州スルタンの秘書が発表 : 「 Khalid Ibrahim 現州首相が引き続きその座にあることをスルタン自身が承認しました、これはスルタン理事会の決定です。」 「スルタンは人民公正党PKR総裁の Wan Azizah女史との接見は行わなかった、これは公正党の党内事情には関与したくないからです」
「Khalid Ibrahim 現州首相がスルタンに接見して、公正党から追放されたことなどを報告しました。彼には、州首相続行を認めるスルタン理事会の決定が伝えられた。」

この後、Khalid Ibrahim 州首相は、州行政を担う州評議会の評議委員6人を評議員職から解職すると、発表しました、この6人は公正党と行動党の州議会議員です。
一方この6人中5人は記者会見を開いて、州首相による評議員解職は受け入れられないと発表しました。「評議委員から追放するのは、スルタンの専決であり必ず承認しなければならないからです。」

別記事
さらにその後、人民公正党PKR本部で、公正党と行動党の領袖が緊急に集まって会議を持ち、記者会見しました、「Khalid 州首相による6人の評議会員の解職は認められない、違法であり、倫理的でもない。彼は民聯 (Pakatan Rakyat) を代表する者として州首相に任命されたことを知っておかなければなりません。」

(Intraasia 注:このニュースは各紙が載せているかなりホットなニュースです。国内で最も人口が多く、工業化の進んでいるスランゴール州は民聯 (Pakatan Rakyat) が前々回の総選挙時から州政権を奪取した。しかしながら、内部抗争の結果、もはや州首相はその翼下にないかの状況に陥っている。華語紙は刺激的な見出しを付けた、「州首相を支持しているのはイスラム政党 PASと(政権党の)UMNO党だ」 これは、民聯 (Pakatan Rakyat) 内のイスラム政党 PASだけが現州首相の留任を支持していることと、UMNOの支持もあるらしいことを基にしているようです。
それにしてもスルタンの権限は強い、州政の最重要な人事決定権はスルタンにあると言ってもおかしくないくらいだ)

【実施まで1年を切った、物品サービス税(GST)の話題2つ】
政府は既に、2015年4月から物品サービス税(GST)を導入することを発表しています。

ナジブ首相が明らかにしました、「ひとたび物品サービス税(GST)を導入した暁には、所得税と法人税を減税します。 その率は、所得税は1%から3%、法人税は1%です。」
現在の所得税の納税者中で、30万人ぐらいが所得税を払わなくてもよくなる、ことになりそうです。

(Intraasia 注:最低課税所得が比較的高めに設定されていること、及び所得捕捉率がそれほど高くないマレーシアですから、現在でも実際に所得税を払っている個人は300万人前後に過ぎないそうです。人口3千万人の国でこの数字はいかにも少ない。その納税者がさらに減るようです。マレーシアは、というか東南アジアはどこでも、直接税負担率は高くない。一方国家の開発ペースを落とすわけにはいかないので、税収を増やしていかなければならない。そこで、間接税の幅を広げる必要がある、それが 物品サービス税(GST)つまり消費税の導入です。)

別記事
物品サービス税(GST)制度の下では、当局への登録義務はたいへんテンポ遅く進んでいる、しかしまだ登録していない者もできるだけ早くすべきです。

2014年8月11日時点で、9580の 事業者が登録を済ませた、その大部分である 8401社は会社です、残りは 個人事業者、専門家団体、協会、合名会社、有限責任合名会社、法定組織、個人などです。
登録数を見ると、7月よりも多少増えてはいる。税関庁の発表では、7月時点で6301事業者でした

物品サービス税(GST)法によると、課税対象の供給高が年間RM 50万を超えるビジネスを行う、法人と個人は物品サービス税用に登録する義務がある。登録の最終期限は2014年12月31日です。そして物品サービス税(GST)を2015年4月から実施していくことになっている。

「税関庁は63万社のデータベースを持っており、その中で現在サービス税を支払っている事業者に連絡を取って、GST用に登録するように伝えていきます。」 「登録の最終期限前に登録することが大切です、そうすればそういう事業者は投入税を請求することができる。」
「我々は登録する事業者には、オンライン登録の利用を奨励している。」

現行の販売税とサービス税に替わる、物品サービス税(GST)の税率は 6%です。 昨年ナジブ首相が導入計画を発表しました。

(Intraasia 注:物品サービス税(GST)用の業者登録は遅々としている様子がわかる。 ところでどこまで収入を捕捉できるかな。一般的な売り上げが年間RM 50万、つまり月間 RM 4万強となる。現金商売をしている流行る飲食店や販売業者ならこの額を超えるところも珍しくないだろう。こういった店や業者は領収書もレシートも何にも発行しないのが普通だ。その場で客とは全て現金受取り、仕入れさえも多くは現金決済だろう、例えば伝統的市場(いちば)で仕入れればこういったことは普通だ。よってこの種の店や業者の売上捕捉は難しい、しかしマレーシアにはこういう店や業者は実に数多い。今では全て店舗を構えて帳簿管理している国とは違います)

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8月12日のマレーシア記事

【今年フィリピン武装グループによって起こされた2件の誘拐事件で、要求身代金が高額すぎる】
(今年7月12日にサバ州 Semporna 地方の沖に浮かぶダイビングで知られた マブール島のリゾートがフィリピン人武装グループに襲われて、警備陣の1人である水上警官が殺されもう1人の水上警察官1人が誘拐された事件は、依然として未解決です)

誘拐グループの首謀者である(悪名高き)  Abu Sayyafグループは、この平警察官、26歳、の釈放条件として高額な身代金を要求しています。

彼らの要求額はRM 500万になることがわかりました。しかしサバ州警察のトップはこの額についてはコメントしませんでした。「捕らわれ警官の釈放のための交渉は時間がかかりそうだ。要求額は高すぎる。」 「その警官または彼を拉致しているフィリピン人武装グループはサバ州にいる妻あてなどに計42回の電話をしてきた。」 「彼は身体に害を加えられていないが、フィリピン治安部隊の捜索を避けるためにいろんな所へ連れ回させられている。」

(この事件とは全く別に) 今年6月12日にサバ州東海岸のKunak地方の沿岸にある 魚養殖場から、養魚場マネージャーがフィリピン人武装グループに誘拐された事件がある。
誘拐されたマレーシア華人、32歳、の妻はマレーシア政府に助けを求めています。この拉致された華人の釈放条件として  Abu Sayyafグループは身代金RM 300万を要求しているようです。しかし被害者の家族はその金が工面できません。

サバ州警察のトップは語る、「この2つの事件について、最近警察庁長官などと話し合った。」 

(Intraasia 注:RM 300万は円貨で1億円に値する、こんな多額を工面できる人はごく限られた人しかいない。平警官の家族がRM 500万なんて出せるわけないから、Abu Sayyafグループは最初から国家に身代金を払わせるつもりのようです。養魚場マネージャーは民間人だけど、国家の手助けがない限りどうしようもないでしょう。これまでの拉致された者たちの例から、Abu Sayyafグループは被拉致者をジャングルや山地を連れ回すそうです、拉致生活はさぞかし大変だ)

【30秒でアルコール分を検出する携帯用装置を発明】
アルコール分を含んでいると思われる多くの飲食物、ついにこのことがマレーシア国際イスラム教大学の1人の女性研究者である、Rii Akmeliawati 教授をして飲食物の含有物を追跡するための一つの新しい技術を生み出すことにつながりました。 

"マレーシア国際イスラム教大学 Ladpen" として知られるその発明は、どこへでも持って行ける簡単な変換装置から成る。この装置が食べ物または飲み物に含まれるアルコール分を検出する。
教授は語る、「アルコール分を検出するために、もし結果を出すとすれば最初の装置の精度は95%です、その結果はたちまち得られます。」

「この装置はセンサーを備えており、存在するガスを検出するためには、センサーをある食物または飲み物に近づける必要がある」
「ガス状の物が処理されて30秒足らずで、その装置は読んだデータを分析して、アルコール分が存在するのかどうかを見つけ、さらにその含有レベルを決定します。」
同教授はクアラルンプールの KL国際会議場でこのことを語りました。

(Intraasia 注:数か所の意味が今一つよく読解できないので、ぎこちない訳文箇所があります,悪しからず。 ただ文意はわかっていただけるでしょう。写真を見ると、スマートフォン大の装置とタブレットぐらいの大きさの画面からなっている。まだ試作品段階だそうです。データは携帯電話のアプリで分析するようです。 もう少し小型化して性能などが安定すうようになれば、マレーシア人ムスリムはこういう装置を携帯して外国旅行するようになるのかもしれませんね。 アルコールが微量でも含有されている物はなんであれ、ムスリムは体内に摂取できない定めであるため、ムスリム研究者はこういう携帯装置を普及させたいと考えていることでしょう。)

【撃墜されたマレーシア航空(MAS)機のマレーシア人犠牲者の遺体をこれまでに16人特定させた】
7月17日にウクライナで撃墜されたマレーシア航空(MAS)の犠牲者中、マレーシア人は乗客と乗務員の計は43人です。

マレーシア運輸大臣が発表: 「遺体の一部から犠牲者を特定させるため、マレーシア政府はオランダ政府と緊密に作業を進めています。その結果、現時点でマレーシア人犠牲者を16人特定することができた。」 「それら遺体の一部をマレーシアの家族のもとへ帰国させるように、政府は力を尽くしています。」

(Intraasia 注:そのまま残っている遺体ではないし、損傷が激しいので、素人考えでも身元の特定は難しそうです。オランダで行われているこの作業は、まだまだこの先時間がかかるようです)

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8月11日のマレーシア記事

【サラワク州奥地で水浴び中のインドネシア女性がワニに襲われて行方不明】
(このニュースの出来事が起きた場所である、サラワク州の Sei Aman はインドネシアのカリマンタンと国境を接した、内陸部にある地方です。この場所がわかる人はいるとは思えませんので Google マップで位置を特定しました、Sri Aman 地方 をクリックしてください。なお下記の地名である Kampung Temelan村のような無名の地は、Google マップには載っていませんので、Sei Aman 地方のどのあたりにあるかはわかりません。このように Googleマップでサラワク州は白紙の方がはるかに多い)

友だち同士の2人のインドネシア人女性が Kampung Temelan村の近くを流れる Batang Lupar川で夕方水浴びを楽しんでいたとき、悲劇的な結末となった。 それは彼女たちの1人が1匹のワニに噛まれて(水中に)消えたからです。

Kampung Temelan村の村長(注:Tuai と書かれているので恐らく村長でしょう) である Atta Bunya, 64歳、が語るところでは、「そのことが起きたのは午後6時過ぎでした、犠牲者は名前を Usnita, 26歳、という女性です、彼女は友達と一緒にその川岸で水浴びをしていた。」
 
「村の近辺でワニによる襲撃があったと、村人が報告してくれたので、その事件を知りました。」 「私と村人はその現場へ急いで駆けつけました。そしてワニに襲われたと思われる犠牲者を探すように、と人々に指示しました。」
「捜索活動はBatang Lupar川一帯で 午後6時半から始めましが、犠牲者は見つからず、捜索活動は翌午前2時に中止しました。」 このように村長は新聞社の記者に語りました。

別の新聞
2人に関してインドネシア人とは書いてなく、2人の女性の夫はイバン人だとしている。

(Intraasia 注:実に広大なサラワク州では、半島部からは想像もできないことが起きる。カリマンタンと接した内陸部ではごく普通にインドネシア人が居てもおかしくない、そもそもダヤック族、イバン族のような先住民族はカリマンタンとサラワク州の両方に分布している。 この記事に載っている名前は半島部では全く馴染みない名前です。水浴びと訳すとロマン的に響くが、mandi つまり水浴です。掲載写真には泥色の全く不透明な川と岸が写っている。住居に設備がないから川で水浴する人がサラワク州奥地にはいる、それは決して例外的ではないことは、新聞を細かに読んでいるとわかる。 マレーシアは都市と田舎の差が実に大きな国です。 クアラルンプールの街角から、サラワク州奥地のこんな出来事を誰が想像できようか)

【株式市場でマレーシア航空(MAS)株は活発に取引された】

政府が先週マレーシア航空を上場廃止する計画を発表した後、週が明けてマレーシア航空(MAS)の株は活発に取引されました。
マレーシア航空(MAS)の70%の株式を握る、政府投資機関Khazanah Nasional Bhdは 1株27セントでの買い戻しを提案しました。月曜日朝の取引では 25.5セントから26.5セントで9300万株が取り引きされました。

先週Alliance DBS 投資リサーチ会社は、マレーシア航空(MAS)の少数株主にとって、株買い戻し提案は好機である、Khazanah Nasional Bhd の提案を受け入れた方が良いと、発表しました。

(Intraasia 注:マレーシア航空(MAS)の業績が当分好転することはないから、買い戻しに答えて売るべきだということのようです。現在の株価は額面の4分の1しかないのか。泡沫価格のような値段ですね。)

【華語新聞のお知らせから】
第13回花踪文学賞
主催:星洲日報、賞金総額 RM 10万3千、 締切 2014年12月31日、

A.マレーシア華語(馬華)文学賞
応募資格: マレーシア国民、複数部門に参加可能だが、各部門に応募は1編に限定、
小説賞:字数5千字から1万字、 散文賞:字数4千時まで、 詩賞:行数は50行まで、
ルポ文賞:字数 5千字から1万字、発表済みのものでも可、

B. 新人部門の応募資格: マレーシア国民で24歳未満。
小説賞、5千字まで、  散文賞 3千字まで、 詩賞 50行まで、

C. 馬華文学大賞 (プロまたはセミプロ対象)

(Intraasia 注:馬華をマレーシア華語またはマレーシア華人のどちらの意味で使用しているのかはっきりしない。恐らく華人の意味であろうが、しかし応募資格は全ての国民となっている。 華語新聞各紙の読者数を合計すれば、華人界では大人3人に1ぐらいは華語新聞を多少なりとも読むのではないだろうか、それほど華語新聞は華人界では普及している。しかしこういう華語文学を読む人は、華人の中でもかなり少ない割合であることは推測がつく。それはマレーシア華語書籍を販売する書店数がごく限られていることから推測できる。なお華語の漫画雑誌はスタンドやコンビニで売られているので、買うのは容易だ。 
ところで、小説と言っても最低5千字程度なので短編の分類ともいえそうですね。イントラアジアは新聞の記事からだけでも毎週1万数千字位は書いているので、華語とはいえ字数が多くないなと感じた次第です。これは次のような事実からも裏付けられる、詳しい分析ではなく印象ですが、華語書籍を扱う書店で見る限り、マレーシア華語文学の書籍は大部なものは皆無と言えるほどだ。大部な華語文学的書籍は台湾または中国、シンガポールからの輸入書籍がほとんどのように思える。)

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8月10日のマレーシア記事

【スランゴール州首相は交替のための辞職を拒否して、出身党から追放された】
人民公正党PKR出身の現スランゴール州首相 Khalid Ibrahimは、州首相の座を降りて党総裁のWan Azizahに交替しなさい、という公正党の決定を無視してきました。

そこで公正党の最高機関は彼を党から直ちに追放する、決議を行いました。そして記者会見を開いてそれを発表しました。

(Intraasia 注:マレーシアで最も工業化の進んだ、且つ首都圏の中心州である、スランゴール州政界で起きている奇妙であきれた出来事は依然として幕引きとならない)

【Tune グループに属する諸企業が1つのビルに集合した】
Tune グループは全てのグループ会社が1つ場所に集まることで、より強いビジネス相乗効果を推進していきます。

Tune Group Sdn Bhd の最高経営責任者が発表した声明によると、 同グループは全ての会社が ペタリンジャヤの Damansara Heights にある Wisma Tuneビル (旧名 Menara PNB Damansara )に入居して、そこからビジネス活動を行うことになる。

Tune Group は、 (AirAsiaグループの 創業者且つ最高経営責任者である) Tony Fernandes と  Kamarudin Meranun の2人が創業したライフスタイル複合企業グループです。

Tune Group の企業を列挙: Tune Air ( AirAsia Group の大株主),  Tune Hotels,  Tune Money,  Tune Insurance,  Tune Talk,  Think BIG Digital,  Tune Box, Tune Studios,  Queens Park Rangers Football Club (QPR)、Epsom College.

(Intraasia 注: マレーシアの大企業・企業グループで多いのが華人が創業し代々それを一族が引き継ぐ華人一族企業です。ブミプトラ企業ではマレー人実業家が成功して大企業に育て上げた会社、ただ代々家族に継承されるほど長年月を未だ経ていない。インド人資本の大企業はかなり少ないが、家族創業と継承型がほとんどのように思われる。 Tune グループの場合は、これらのパターンとは異なり、さらに2人の創業者が依然として第一線で経営している新興企業です、新興ながらそのネームバリューと話題性は非常にある、これは多分に AirAsia の大成功に依るでしょう。 Tune Group はほとんどが創業者の2人が大株主である私企業ですが、Tune Insurance のように上場させた会社もある。 Tune Hotel は多国でホテル展開しているホテル業、Tune Talk は携帯電話ネット―ワーク会社です)

【マレーシア航空(MAS)は人員削減に進めるか】

マレーシア航空(MAS)が肥大した労働力を抱えるているのは言うまでもないことです。

例えば( AirAsia グループの本体である) AirAsia Bhd の場合、2013年時点で従業員数は約1万人です。マレーシア航空(MAS)は2万人の従業員を擁する。
2013年12月31日締め会計年度の決算を見ると、 AirAsia はRM 3億6400万の黒字、一方マレーシア航空(MAS)はRM 11億7千万の赤字でした。

マレーシア航空(MAS)は現在、総コストに占める人件費の割合は 14から15%です。
 報道によれば、マレーシア航空(MAS)は従業員の給与面で最大30%の給与削減も計画しているとのことです。

(Intraasia 注:航空会社として人件費割合の15%というのは世界的にみてどうなんだろう? それはとして、マレーシア航空(MAS)の従業員数が 同じくらいの企業規模であるAirAsia よりはるかに多いことは前々から言われていることであり、この点は準国営企業として優遇されてきたことは否定できない。)

【マレーシア航空機撃墜事故を考慮して、ナショナルデー祝祭プログラムの見直しをすると、大臣】

(マレーシア航空機MH17の撃墜事件を考慮して、8月末にかけて行われるナショナルデーの式典の内容やイベントを自粛する発言が既に出ていた)

コミュニケーションとマルチメディア省の大臣は、MH17事件を鑑みて、8月24日に予定されている”団結と調和の歌謡祭”の中止を、閣議に提案すると明らかにしました。
またナショナルデー祝典委員会は、祝典プログラムの見直しを検討します、そして活動を調整したりまたは取消したりするとのことです。



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8月9日のマレーシア記事

【マレーシア航空(MAS)を上場廃止して民営化するという方策】
マレーシア航空を徹底的に見直しするためとして、政府はこれまでにない大胆な方策を取ることを決めたことで、マレーシア航空を民営化し、大規模な構造改革ができるようにします。

マレーシア航空(MAS)は企業改革の中で、上場しているマレーシア証券取引所(Bursa Malaysia)から上場廃止されることになる、そして痛みを伴った方策も取ります、それには現在2万人いる従業員の人員削減、運航の縮小、契約の見直しなどがある。

ナジブ首相は語る、「(国策航空会社である) マレーシア航空は全面改革を経ることで完全に異なる結果を生み出さなければなりません。」 「我々がマレーシア航空(MAS)を真に力強く維持可能なナショナル航空会社にしていくためには、会社を徹底的に見直すことしかない。」

国家の戦略的投資機関として政府翼下にある Khazanah Nasional Bhd がマレーシア航空(MAS)の最大株主として約70%の株式を保有している。 今回Khazanah Nasional Bhdは政府の後押しを受けている、さらに客室乗務員全国組合の 支持も受けている。

Khazanah Nasional Bhd は、マレーシア航空(MAS)の取締役会に対して、残り株式の買い上げを正式に提案しました。「マレーシア航空(MAS)の非上場化をするというこの提案は、全面改革の第一弾です。」 「関係する機関と当局からの許可を得られれば、我々は今月末までには構造改革の詳細計画を発表します。」

2つのフライト、MH370 とMH17 が今年墜落するという悲劇によって、マレーシア航空(MAS)の企業財政状況はより悪化しました。
墜落事故が起こる前既に、マレーシア航空(MAS)は苦しい状態であり、赤字を何回も出していました。

この2つの航空機事故以前まで、マレーシア航空(MAS)はその70年近い歴史において、世界でも最も安全運航歴を持つ航空会社の1つでした。マレーシア航空(MAS)のこれまでの大きな事故は、1977年に起きた国内線の事故で100人の死亡者を出したこと、及び1995年にサバ州で Fokker 機が起こした事故で34人が死亡したことです。

別記事
マレーシア航空(MAS)は過去12年の間に実に5,6回もの再編成をしてきました、そして最高経営責任者が5回も交替しました。

そこで問題は、今回の構造改革がこれまでとどれほど違うのだろうかというもことです。過去たくさんの再編成を行ったにも関わらず成功しなかったことを考慮すればのことです。さらにまた疑問がある、政府機関である Khazanah Nasional がこの構造改革のイニシアチブを取るべきであろうか、というものです。

(Intraasia 注:市場に出回っている、マレーシア航空(MAS)の残り株30%をKhazanah Nasional Bhdが買い取るということです。もちろん国費を使ってです。果たして、このマレーシア航空(MAS)再生計画がどのように進行していくか、興味あるところです)

【KLのクポン地区にあるナイトスポットを警察が深夜に急襲して、多くの外国人とマレーシア人青少年を逮捕】
クアラルンプールのクポン地区のプラザ内にある、1軒のナイトクラブ?ディスコパブ?を警察が深夜午前3時頃取り締まりを行いました。
店内では外国人女性が客たちの相手をしていただけでなく、なんと多くのマレーシア人青少年が麻薬を摂取していました。店内は狂ったようなパーティー状況でした。

警察幹部によれば、当時店内には280人ほど客がいました。 
その内80人以上が逮捕されました、その中にはセクシーな衣装の外国人女性43人が含まれている、その国籍は中国、ベトナム、インドネシア、タイです。また残りの40数名の(マレーシア人)客は店内で麻薬の1種を摂取していたことで、逮捕されました。

当局を驚かせたことに、麻薬使用で逮捕された男女客中に、中学校3年、15歳、の華人生徒が1名いたことです。

(Intraasia 注:クポンはクアラルンプールで最大の華人地区であり、住民の圧倒的多数は華人です。飲食店や娯楽店が多いことは昔から知られている。よってこの店も客層はほとんどが華人ではないだろうか。記事内容と写真から、いわゆる高級ナイトクラブではなく、若者の集うパブ式なナイトクラブみたいです。違法外国人女性は、ホステス行為またはダンスなどを披露して客寄せするためでしょう。これまでのいろんな記事から判断すると、こういう店では軽い麻薬が流行るようです)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】
1万円を銀行で両替すると RM 308.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 314.3 を入手します。

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8月8日のマレーシア記事

【ペナン州で37人の外国人労働者が逮捕された】
ペナン州のImigresen イミグレセンが、(本土側 )ブキットムルタジャムにある 建設現場で行った取締りで37人の外国人が逮捕されました。

この取締りは夜11時から翌午前2時にかけて行われ、50人の係官が参加しました、州の Imigresen イミグレセン長官がこの部隊を指揮しました。
「この取締りでは 33人のインドネシア人と4人のミャンマー人ンが、正規の旅行書類(パスポートのこと)などを所持していないことによる違反のために逮捕した。」 「この取締りは、国内で働いているが定められた法律に違反している外国人労働者を追跡することを目的としたものである。」

逮捕された全員が取り調べを受けるために (ペナン州本土側である) Seberang Jaya のImigresen イミグレセン支庁へ連行されました、そして違反していると明らかになれば、Juru(地名です)の収容所へ送られます。

(Intraasia 注:何の変哲もない、不法外国人労働者取締りを伝える淡々としたニュースです。国内各地でこのような取締りは絶えず行われており、その結果収容所はいつも収容者で混んでいるようです。警察の発表をそのまま伝えているだけであり、捕まえられる側の声はまず報ぜられない。外国人労働者に関する記事の全てがこういう調子の報道だとは言いいませんが。ほとんどのマレーシア人はこの種のニュースをいちいち丁寧に読むことはないでしょう。しかし逮捕された不法外国人労働者にとっては、相当重みのある体験に違いない。 外国人労働者を引き付ける国の民と、引き付けられた国の民の間にある大きな差です。全く第3者の立場にある日本人読者の方はどう感じられるのだろうか?)

【国内でノックダウンされたハイブリッドカーへの需要は強い】
マレーシア国内で組み立てられた(ノックダウンした)ハイブリッドカーは、今年は強い需要に支えられて販売数が好調になることが期待されています。
マレーシア自動車研究所の理事は語る、「今年のハイブリッドカーの販売は、マレーシアノックダウン車または輸入完成車であるHonda Jazz と Mercedes S-Class が引張って行くでしょう。」 

マレーシア自動車協会が公表しているデータをみると、ハイブリッドカーの販売数は 2013年上半期の 6803台から2014年上半期は 6007台に少し減った。
この12%の減少理由は、ハイブリッド完成車輸入の場合に物品税の免税措置が取り下げられたことに起因するであろう。この方針は2014年1月の国家自動車政策で発表されました。 なおハイブリッドカーの物品税免税措置は引き続きノックダウン車に適用されます。

この結果ハイブリッド完成車及び電気自動車の輸入価格は2011年時の本来の価格に戻りました。
これまでの車への税体系では、ハイブリッドカーと電気自動車は輸入関税が免除され且つ物品税が50%に減免されていた。 一般に物品税は  80% から 105%の範囲にあり、輸入関税は 30%位です。
減免税措置がなくなったことで、 ハイブリッドカーと電気自動車の実効税率は 272%です。

トヨタのハイブリッドカーは、物品税減免措置が得られなくなったため、2013年在庫分への需要が急増したことで、2014年上半期の販売台数は増えた。
国内でノックダウンされる  Mercedes S-Classのハイブリッドカーの価格はRM 50万超です。「税の減免措置以前はRM 90万だったとのことで、依然としてMercedes S-Classハイブリッドカーへの需要がある。」

マレーシア自動車協会の統計では、2013年のハイブリッドカー販売台数は 18967台でした、これは対2012年比で 23.5%増でした。2013年に売れたハイブリッドカーの大多数はホンダ車 8550台、トヨタ車 5789台です。
マレーシア自動車協会が発表した最新の2014年国内総自動車販売予測では 68万台となっている。

(Intraasia 注:ハイブリッドカーの年間販売台数が2万台弱は、日本での台数と比べたら取るに足らない数でしょうね。年間総台数における2万台という割合は、案外高いのか、それとも低すぎるのだろうか? マレーシアのガソリン価格がアセアン(ASEAN)内の比較でも低価格に抑えられているため、確かリットルRM 2.1かな、中流層のマイカー保有者への強い刺激になりにくい。低所得層は トヨタやホンダのハイブリッドカー価格は最初から手が届かない。 Mercedes S-Classハイブリッドカーの価格 RM 50万なんていうのは、高所得層にしか手が出ない。
マレーシアはハイブリッドカーの国内での製造を奨励するために、2014年から完成車への税減免を取り下げました)

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8月7日のマレーシア記事

【半島部マレー学生連合会校友会は、華語小学校の増設中止論を大いに支持する】
(ごく最近、首相府の副大臣の1人(マレー人)が、国は国民型華語小学校を新たに建設することを止めるべきだ、と公言したことに対して、華語教育界と与野党の華人・華人基盤政党から強い反発・批判が出ていることを、華語新聞は載せている)

半島部マレー学生連合会の校友会は、この副大臣の発言を全力で支持するとの声明を出しました。

同校友会の会長はその中で述べる、「華語小学校は国民間の団結に貢献していないだけではなく、民族間にある溝を拡大させている。」 「政府は、これを果敢に決断し、勇気をもって長期教育計画を立案すべきです、そして国民型華語小学校と国民型タミール語小学校を全て閉鎖する。そうすることで、どの民族の学生も同一源流の小学校に通い、同一の教育制度下で教育を受けることになる。」

「我々は次のように考えている: 国内には単一源流の学校だけが存在するということになれば、(ナジブ首相が主たる理念として打ち出している)一つのマレーシア理念はより容易に実現できるでしょう。なぜなら、全ての民族が一つの制度下で教育を受けるからです。」

「我々校友会はまた次のように捉えている: 現在イスラム教の地位やマレー人の地位やスルタン制事情に対して貶めたり挑戦することが(国内で)起きている、こういったことの部分的な理由は、源流の異なる教育制度が民族間の乖離を引き起こしているからです。」

(Intraasia 注:華語小学校の究極的廃止論を、ウルトラマレー民族主義者の極論だと片付けるのは簡単です、実際華語教育界やそれを重要な基盤にする華人政党は、そういう反論スタイルを取ることが多い。多源流つまり多言語な社会で教育も多言語を使って行われている国だからこそ、比較多数派民族としてのマレー人界には、単源流社会へのある種のあこがれがある。 こうした点は、世界的基準で見れば極めて均質的な日本社会からみているとなかなか理解しづらい、マレーシアの多民族社会に昔からある基本的理念の捉え方の違いです。 現実として、華語小学校を廃止することなどできないし、すべきではない。しかしこれを中等教育にまで広げようとしている、中華思想を信奉する一部の華語教育界は、国民間の乖離の根を作ることになる。
国民型華語小学校及びタミール語小学校というのは、非常にユニークな教育制度であり、華人人口の多い東南アジアでも唯一マレーシアにだけ存在する。タイにもベトナムにも華語小学校はあるが、それはその国の主たる教育制度から外れた存在です。イントラアジアは90年代から、マレーシアの学校制度、とりわけ華語学校、について精力的にいくつもの解説と評論を書いてきました。日本語の書籍におけるマレーシア解説本の中で、華語学校の詳しい説明はごく少ないですね。ということで、以前に書いた関連文章の中から、今回2つ選んでPDF化しました。 『華文小学校と中華中学校の保持と発展に力を注ぐ華人界 & クアラルンプールの華語小学校はたいへん不足している』 をクリックしてお読みください。 元々は htmlファイルで書いたものですが、直接 PDF化できないので、ワードファイルにしてそれを変更したものです。表の罫線がなくなり崩れている、文字の空きができたりしているのは、そのせいです。)

【スランゴール州の上水供給は 約3分の1もの割合で漏水している】
スランゴール州政府の(行政の最高決定機関である)州評議会(理事会)のメンバーでインフラ担当の理事は語る、「州の経済活動委員会を開いた後で、州内で新たな給水制限プログラムを実施するかどうかを発表することになる。」

しかし同理事は、州における給水制限の具体的な実施に関しては発言を控えました。「スランゴール州の上水道供給において、収入にならない上水、及び盗まれる上水の割合は 30%から34%の範囲です。」 
「スランゴール州政府が州内の水道事業を全て州の所有下におくことになると、この割合をぐっと下げるようになる。」

(Intraasia 注: 首都圏での再給水制限の早急なる実施を求める、水道供給・事業の専門家らの発言が増えていることが報道からわかる。 それにもかかわらず、政治家はほんとうのことを語ろうとしない。 スランゴール州とクアラルンプール圏では、近年構造的に上水不足に陥って来たにもかかわらず、根本的な解決策を打とうとしなかった。パハン州からの水移送プログラムの完成は数年後だしね。 節水意識の向上と節水設備の導入といったことも大いに必要なのに、選挙民のご機嫌取りのために全然発案して来なかった、政治家と行政官僚の責任は避けられないですな。水道管の老朽化で地中で失われる水や水道代を払わない消費者の合計水量の割合、つまり漏水率 3分の1というのは、いかにも高いと思えるけどなあ。 給水制限プログラム実施の可能性は高まっている)

【全ての外国人学生には健康診断による検査を行う】
2014年7月初めからImigresen イミグレセンは外国人留学生対象に、 i-kad を発行するようになりました。このカードには、学生の氏名、生年月日、パスポート番号、登録した学校の名称などの個人情報及び留学生パスの有効期限と顔写真が収めてある。

マレーシア教育グローバルサービスシステム EMGS、これは外国人学生の登録を一か所で集中して処理するセンターです。このシステムによって今年2月から外国人学生の申請と処理と発行を共通のインターフェース上で行えるようになりました。 2013年にEMGS によって処理した外国人学生の申請と更新は47000人いました。

教育省の第2大臣は語る、「我々は留学生に関して厳正な健康診断をその自国で行っている、そうすることで彼らが我が国に、エボラのような病気を持ち込まないようにしています。」
「i-kad と マレーシア教育グローバルサービスシステム EMGS があることで、マレーシアで留学生生活を送る学生を監視できるようになります。」

(Intraasia 注:マレーシアはアフリカ大陸から、かなりの割合の留学生を受け入れている。 これは国が積極的に後押ししている。 現在世界中で医療上の話題になっている、アフリカで広がりつつあるそうな、エボラ熱のことを念頭にしたであろう、大臣の発言ですね。健康診断を行ったからといって100%防げないのは、素人でもわかりますけど、マレーシアに限らずどこの国でも政治家はこういうことを言うのが好きですな)

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8月6日のマレーシア記事

【ウクライナ東部の墜落現場でマレーシア警察チームが調査できたのは2時間足らず】
ウクライナ上空で撃墜されたマレーシア航空機の墜落現場を、派遣されたマレーシア警察の専門家チームが訪れました。しかしウクライナ政府軍と親ロシア派の分離主義者との間で戦闘が止まず、警察チームは調査を2時間で切り上げ現場を離れました。

警察チームは、警察本庁の高級幹部が率いる鑑識員などから成る。この派遣された専門家チームには、華人警官が数名含まれています。現場では両者間の戦闘が起きており、チームが現場で調査できたのは14時半から16時までです。

【出身母体の公正党がスランゴール州首相に即辞職を迫る決議】
(民聯 (Pakatan Rakyat) 側が州政権を握るスランゴール州では、人民公正党PKRの幹部党員である現州首相とその交替を巡って、公正党内だけでなく民聯 (Pakatan Rakyat) 内でも支持不支持が表明されていることから、民聯 (Pakatan Rakyat) の結束への疑問が話題になっている)

公正党は党紀委員会の声明を出して、党の最高理事会は既に今年1月スランゴール州首相の交替を議決していた、さらに7月21日の最高理事会では、スランゴール州議会議員で党総裁でもある、Wan Azizah女史を新しい州首相に押すことを一致して決めた、と発表しました。しかし Khalid Ibrahim現州首相は7月22日の声明で、辞職を拒否しました。 

そこで公正党はそれが党紀に違反していることから、現州首相に対して、辞職拒否の理由を求め且つ即辞職するようにという書信を発行しました。

(Intraasia 注:マレーシア政界では、昔から大臣や州首相といった高位の権力座における執着が極めて強く、めったに辞職はない。管轄省に大きな失策があっても大臣が辞職するような事例は極めて稀です。今回の州首相の座を巡る一連の内紛は、公正党を含めて民聯 (Pakatan Rakyat) 側も Barisan Nasional (国陣) 側と大して変わらない思考と行動を取ることがわかります。この州首相は経済界出身で、アンワル元副首相らが党に引き込んだという経緯がある。理由は何であれ、出身母体から辞めろと言われても座にしがみついているという姿に映る。 州首相に任命される要件としては、その州の州議会議員であること。)

【自動車窃盗グループにベトナム女性が加わっていた】
警察はクアラルンプール中心部の通り Jalan Raja Muda Abdul Aziz にあるコンドミニアムで、マレーシア人男性2人とベトナム人女性2人の計4人を逮捕しました、彼らはいずれも20代から30代です。このことで自動車窃盗グループの活動を終わらせたと、警察はみています。

地区警察の長によれば、この4人が盗難車と思われる車に乗り込もうとしたところを逮捕しました、「警察は 6台の盗難車を取り戻した、さらに1台を別場所から取り戻した。Volkswagen Golfs, Honda City, Audi 、 Mercedes Benz から成る盗難車の総計はRM 100万になる。」 

「この盗難車グループは2年ほど活動していた、クアラルンプール圏での一連の盗難に関わっていた。手口は家に押し入って、その家の車を盗んでいた。これまでに既に11台を売り払っていたと思われる。」 「他にもグループのメンバーがいるかどうかを調べています。」

(Intraasia 注:なんら珍しくもない、自動車窃盗グループが逮捕されたありふれたニュースです。このニュースに特に目が行ったのは、ベトナム女性2人が含まれているからです。どう考えても、ベトナム女性がグループのボスではありえない、ということは年齢面から考えても、マレーシアにやって来てどこかの店でGROなどしていたベトナム女性が誘われて仲間になった可能性が高そうです。窃盗グループにもアセアン(ASEAN)人が混じりつつある)

【ペナン島海岸での裸でスポーツ遊びしたグループの行動を巡って 】
(8月5日に載せた記事の続報です)ペナン島海岸で全裸のグループが行った行動とその動画がネット上にアップロードされた件は、全国で話題を呼んでいます。

ペナン州警察は既に参加者の15人を特定しました、その国籍はマレーシア人 7人、シンガポール人 4人、ミャンマー人 2人、インド人1人、フィリピン人1人です。
警察はさらに、森林保護員、ボート乗組員、その他協力者など参加者ではない10人から事情聴取しました。

海岸での活動は、シンガポールのナチュラリストクラブの代表とマレーシア人のナチュラリスト女性が主催して、5月末にペナン島のペナン国立公園敷地内にある TelukKampi 海岸で催したものです。
この活動は1泊2日で、参加者は25歳から50歳ぐらいの18名だったようです。

(Intraasia 注:昨日のコメントで、動画の推測からマレーシア華人ばかりだろうと思って書いたのは間違いでした。もっともマレーシア人も少なからず含まれているので、表現がまずかったということですね。今日はいくつかの新聞がこのニュースを載せている。
ところで このペナン国立公園は Teluk Pahang 海岸の一画にある公園管理事務所の背後に広がっており、そこが公園への入り口にもなっている。イントラアジアのホームページのペナン州ページに以前から載せています)

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8月5日のマレーシア記事

【サバ州の刑務所では囚人の 53%が外国人】
サバ州の刑務所では、拘置者と受刑者の計6千人中外国人の占める割合が 53%にもなる、とサバ州刑務所長官が記者団に明らかにしました。サバ州には 6か所の刑務所がある。

州刑務所長官の話から: 刑務所の収容能力である 5500人を既に超えている。しかし我々はそれでも囚人を良く扱うことができている。国が食事面で負担する費用は、州人1人当たり日にRM 8.40です。

「刑務所の混雑を緩和するために、我々は囚人移送プログラムを実施する用意がある。 このプログラムでは、(外国人)囚人を本国送還して、囚人は自国で残りの刑期を服役するというものです。」

 「他にも緩和策があり、ラハドダトゥ地方に収容能力 1千人の刑務所を今年建設するというものです。」 「ラブアン島にある新刑務所は囚人400人を収容できることになる。州内の他の刑務所から囚人を移送しました。」

(Intraasia 注:当サイトで何回も載せてきたように、サバ州は外国人労働者比率が高い半島部よりもさらに比率が高い。それは多分にサバ州が持つフィリピンとインドネシアとの歴史的、民族的、地理的近接さによるものですが、種々の犯罪にも外国人が関わる比率が高いということなんでしょう。 だから囚人の過半数が外国人になる。
ところで刑務所の食費が1人1日あたりRM 8.40 という数字は興味深いです。イントラアジアは経済的理由から、主食3食では1日約 RM 10に抑えているので、この数字とそれほど変わりないなあと思った(笑))

【国内銀行は定期預金の利率上げで顧客獲得競争に励む】
中央銀行Bank Negaraが7月中旬、基本金利である一晩もの政策金利を数年ぶりに引き上げて、3.25%にしました

そこで国内各銀行は定期預金などの利率をあげて、顧客獲得競争を強めています。
国内3大銀行において、 CIMB は12か月定期預金の利率を3.4%にしました、これは国内主要銀行中で一番高い利率です。一方 Maybank は12か月定期で 3.3%、そしてとPublic Bank は3.35% です。

アナリスト筋は言う、「中央銀行Bank Negaraが 0.25%引き上げたので、預金利率も同じ率上がることが期待されている。」

【ペナン島の片隅の海岸で全裸の男女がスポーツ祭りと名付けたお遊び動画が話題を呼ぶ】
ペナン島の Teluk Bahang 海岸で撮影された  'Pesta Sukan Bogel di Teluk Bahang' (トゥルックバハン海岸でのヌードスポーツ祭)という動画に関して、警察は詳しい捜査をすることになります。この動画はソーシャルメディアで広く広がっています。

ペナン州警察のトップは、「この件は刑法(マレーシア語名Kanun Keseksaan は刑法のことだと思われる)の第509条に基づいて捜査する」と語る
「現在までに、この動画についての警察訴え報告を何人かの個人から受けている。」

この動画は 2分弱の長さであり、その中では男女からなる裸の 約20人のグループが今年6月に、ペナン島の(北西部にある) トゥルックバハン海岸で活動をしています。
完全版の長さ 5分25秒の動画もアップロードされており、それには 'Malaysia Nude Sports Games 2014' (Pesta Sukan Bogel Malaysia 2014) というタイトルが付いている。

当新聞が理解するところでは、そのアカウント持ち主によっていくつかのヌード祭の動画が数か月前から(ネット上に)アップロードされています

(Intraasia 注:マレーシア語大衆紙が報じたことで、たちまち巷の話題になったことでしょう。この記事を読んでGoogle で探したら5分間の動画が一発で見つかった、vimeo という動画サイトにあり、まだ取り消されていない。短縮版2分の動画は You Tube に載っている。 はっきり言って1回見れば充分の、たわいもない動画です、フルヌードのボディペインティングした、華人であろう、男たち+数人の女性が現れて海岸で遊んでいるだけの、わいせつでも、人迷惑でもないそれだけの動画です。当然マレー人はいません。しかしマレーシアの保守的な風土の下では、この種のお遊びも決して許せない、だから警察訴え報告を出す人たちもいる、それに基づいて警察が捜査するということです。別記事で、ペナン州首相も遺憾だと発言している。 この種の個人グループのお遊びをいちいち警察沙汰にするのも滑稽だが、マレーシアという国情を知った国民がこういうことをするのも多少やり過ぎ感も感じる)

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8月4日のマレーシア記事

【サバ州東海岸沿海の夜間海域禁止令の実施を8月3日以降も延長する】
(まず先に 7月27日に掲載した「サバ州東海岸沿海の夜間禁止令を延長したい」 をご覧ください)

サバ州東海岸地方の東部特別保安地帯 (Esszone) に出されていた夜間の海域への外出禁止令を8月3日以降も延長する、とサバ州東部特別保安指揮區の司令官が発表しました。「延長期間については、内務省から追って発表がある。」 法律上は、夜間外出禁止令は最長2週間です。
対象となる行政上の地方は、Sandakan, Kinabatangan, Lahad Datu, Semporna, Kunak, Tawau です。

「7月17日からの2週間において、40人の漁民に対して夜間の漁ができる特別の許可証を特別保安指揮區は発行した。また違反行為で46人の漁民を逮捕した。」

(Intraasia 注:陸上の市民には影響がないが、漁民には大いに影響ある海域禁止令です。フィリピン海域からの侵入者を防ぐためと説明されている。半島部からはなかなかうかがい知れない、重みを持った禁止令です)

【航空機事故後、外国人訪問者数は増えているが、中国人旅行者は少し減った】

今年3月上旬にマレーシア航空機 MH370 が消息を絶った事件後のマレーシアを訪問する外国人旅行者数を見ると、4月と5月の中国人入国者数は(恐らく前年比のことでしょう) 30%ほど減った。一方シンガポールなど東南アジアから、英国、ドイツ、フランスなどからの旅行者数は増えている、と観光大臣が述べました

「2014年3か月間の旅行者の入国者数は対前年同期比で 11%の増加です。3月上旬のMH370機事故以後、我々は外国人旅行者に関して随分と心配したが、4月と5月を見ると対前年同期比で 10.9%の増加でした。6月と7月は、悪くはないという表現ができそうだと思う。」
「この訪問者数増加傾向をみると、今年1年間の総外国人訪問者数はかなりいいとこまでいきそうだと思う。」

(Intraasia 注:観光省のサイトを見ると、2014年は現時点では4月までの統計が載っている、全体で対前年比10%の増加です。国別で3位である中国は微減の65万人と依然として多いと言える数だ。マレーシアと国境を接するタイですら45万人ですから。ちなみに日本は18万7千人、これは7%増です)

【恋のため”口座身代わり人”になるマレーシア人女性たち】
アフリカ男性への恋のために、このマレーシアの地で我が国人女性が恋人、そのほとんどは黒人青年、と一緒に逮捕される危険を冒すことをいとわないようです。彼女たちは不正行為を行う目的で当地の複数の銀行に口座を開設するのです。 

不正行為を行っているアフリカ人のためだけに銀行口座を開くマレーシア人女性は、”口座身代わり人(keldai akaun) ”と呼ばれる。 口座身代わり人になる女性は一般に、黒人青年の甘い誘惑言葉に説得されてしまう。

犯罪組織が犠牲となる者たちに対する不正行為をしやすくする目的で、黒人青年らはそういう女性を使って国内のいくつかの銀行に口座を開設する。そうして不正行為で稼いだ金をその口座身代わり人の女性が保有する口座に移すのです。

黒人青年が関わる不正の手口をあげると、犠牲にしてしまう前にインターネットバンキングの利用者の個人情報を妨害する、または犯罪組織の仲間自らが、被害者の金を組織メンバーの恋人となった口座代替え人の口座に移し替える取り引きを行う。

その前に、犯罪組織のメンバーは、被害者に対してインタネット上のある場所にアクセスするように求める電子メールを送るでしょう、次いで被害者にパスワードやその人たちのバンキング情報を変更するように求めることでしょう。

(Intraasia 注:口語英語で drug mule 麻薬運び人という単語があって、新聞でよく使われている。このマレーシア語記事では keldai akaun という表現が何回も出て来るキー単語です。手元のマレーシア出版の厚い辞書にも載っていない、直訳すれば”口座のロバ”だが、drug mule から派生したマレーシア語表現ではないかと推測しました。 ということで、口座身代わり人と訳しておきます。 人々は一般に、留学などでマレーシアに在住するアフリカ人の人口に比して、犯罪に関わる人数が多いとの印象を持ちます、アフリカ人が関わる麻薬と詐欺にかかわる事件がよく報道されるからです。 そうやって逮捕されるアフリカ人の数は全体の少数にあたるのは当然としても、マレーシア人一般の持つイメージに影響を与えていることは確かですね。  今日の記事は、無視できない数のマレーシア女性がアフリカ青年に恋したことで、罠にはめられて悪事の手伝いをしているという報道です)

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8月3日のマレーシア記事

【スランゴール州首相の交代を巡る内紛が続き、民聯 のトップ3人が共同声明を発表】
(スランゴール州首相の座を巡って、現州首相を押す人たち、交替させるべきだと主張する人たちが入り乱れ、同時に民聯 (Pakatan Rakyat) の構成3党を巻き込んで、不協和音がこの何か月間も続いていました。マスコミでも大いに報道されていた)

(この内紛騒動と分裂の噂を鎮めるべく)人民公正党PKR顧問のアンワル元副首相、民主行動党DAPの林相談役、イスラム政党 PASのハディアワン総裁の3人が揃って会合し、協同で特別声明を発表しました。

「民聯 (Pakatan Rakyat) 内における理解と友邦の精神は政治と社会に変化と改革を成し遂げるための我々の闘争における最も基本的なことであると捉えている。」
「民聯 (Pakatan Rakyat) は、政治的協力を強めていくことを約束するものである。 3党は問題に取り組むための責任を改めて確認するものです。」

(Intraasia 注;民聯 (Pakatan Rakyat) 内の不協和音と分裂のうわさがこれ以上拡大しては一大事と、3党のトップが揃って沈静化を狙って行動したということです)

【TBS バスターミナルのタクシー乗り場で好き勝手に運賃を決めるバジットタクシー運転手たち】
クアラルンプールの  Bandar Tasik Selatan にある TBSバスターミナルは、一級クラスの設備を備えたクアラルンプール圏の公共交通のハブとのイメージであるが、倫理観に欠けた一部のタクシー運転手の態度によって汚されている。

(この記事を掲載した大衆紙の)記者がTBSバスターミナルで観察したところ、一部のタクシー運転手はメーター使用を拒否して好き勝手に料金を課していることを発見しました。
観察に基づきますと、バジットタクシーの30人を超える運転手が、乗客が行きたい所までメーターに従わずに運賃を提示する方法を用いていることがわかった。 
さらに、メーターを使う本来の運賃に比べて倍以上にもなる高い料金を吹っかけていると認められるタクシー運転手もいました。

Mukhris という名前のエグゼキュティブ(クラス)タクシー運転手、60歳、が言いました、「全てのエグゼキュティブタクシーがTBSターミナルの階下に移ってから、こういった行為は既に8か月ぐらいは起きている。 これはバジットタクシー側がエグゼキュティブタクシー側に健全に足並みを揃えるようにと望んだことによる。」

「それ以前は、我々エグゼキュティブタクシーはTBSターミナルの4階で乗客を降ろしたり乗せたりしていた。 ただバジットタクシーの運転手側はこれに不満だった、というのもバジットタクシーはその4階へ入ることが認められなかったからです。」
「まさにバジットタクシーが、全てのタクシーが1か所で停車して乗客を乗せたり降ろしたりすることが公平に行われるように、と提案したのです。」

(Intraasia 注:TBSバスターミナルについては、イントラアジアのホームページ内の項目 『新しい中長距離バスターミナル -完成してオープン』 で昔から詳しく載せていますので、ご覧ください。 TBS バスターミナルは現在のマレーシアで最良のバスターミナルです。しかしそのターミナルの敷地内ながらビル外にあるタクシー乗り場で客待ちしているタクシーは、これまでと変わらぬ不良タクシーが少なからずいるということです。エグゼキュティブタクシー乗り場は、以前はビル内4階にある専用乗り場であった。それが地上階へ何時移動したかは、知りませんでした。 
このタクシー乗り場では、一般タクシー紹介料として、その場に詰めている係りにRM 2を払う仕組みです。係りはRM 2の領収書に客が乗るタクシーのナンバープレート番号を書き込む。 あとは通常のタクシーと同じく行き先を告げて、メーターを倒して発車することになっている。 しかし記事はそうはならないことを伝えている。これでは、街で拾うタクシーと同じですね。しばしばメーターを使わないので、まず交渉することになる。
少し前に経験したことです、イントラアジアは深夜に KLIA2から Jetbus でTBSバスターミナルに着きました。当然LRT電車の運行は終わっているので、タクシーに乗るか朝まで待合室で待つしかありません。待つのは疲れるので、久しぶりに深夜タクシーに乗りました。ここで言及したタクシー乗り場で係官にRM 2を払い、バジットタクシーに乗り込んだ。走り出すや否やマレー人運転手が、深夜料金はメーターの倍だと告げるではないか。そこで即言い返した、「Bukan, tambah limapuluh peratus sahaja! そうじゃない、50%増しだけだ」 彼は何も言わず黙り込んだ。そして我がアパートに着くと、その運転手はメーターに50%増しした正規の運賃額 RM 18を私に告げたのです。 Intraasia はマレー人とは常に普通にマレーシア語で会話するので、外国人と思われることはまずない。きっとこの運転手は深夜客には誰彼となくこういう言葉を告げていたことでしょう。中には、深夜料金の基準を知らない人もいるからね。 このように、あくどくはないがしかし正直ではない運転手は普通にいるということです。)

【第2次大戦中に現在のサバ州であった”死の行進”を題材にした映画を製作するという話】
(第2次大戦中、日本軍占領下のサバ州で起きた”死の行進”を題材にした、ハリウッド映画の製作が計画されているとのことです)

日本軍が何百人もの(捕虜にした)オーストラリア兵と英国兵をサンダカンからキナバル山の麓である Ranau まで140㎞を行進させたことで、行進中またはそのことがもとで捕虜兵士の多くが死亡した。

この映画はマレーシアの国立映画発展公社(Finas)が引き受けています。 公社の理事長は言う、「このプロジェクト用として政府からRM 100万を受けた、さらに我が公社からRM 200万を拠出します。」 「そのほか残りの資金は、マレーシアの地元で手当てします。」

この映画は今年中に製作される計画であり、主演として Xマンシリーズ映画で有名な(オーストラリア人の)人気俳優である ヒュージャックマンに話が持ちかけられています。2016年のカンヌ映画祭への出品が狙われている。

この映画製作ではハリウッドの映画監督 Roger Christian が監督することになり、彼は今年すでにサバ州に3か月近く滞在して、映画の下調べ及びマレーシア人対象の面接を行いました。
またマレー人の監督兼俳優としてよく知られている Afdlin Shauki  がこの映画製作に関わります。

(Intraasia 注:ハリウッド映画がその作品中で世界中の観衆に振りまく、事実、虚偽、誇張に関係なく、ある国やある地方、ある民族などのイメージは相当なる影響力を持つことは否定できない。もしヒュージャックマンのようなうな有名な俳優が主演すればなおさらでしょう。数日前に、外報ニュースサイトで、”Death March” と Hugh Jackman の単語があったので、またフィリピンでの死の行進を扱う映画かと思って、読まなかった。そうしたら、このマレーシアの新聞記事によれば、サバ州での”死の行進”が題材だと知って意外です。Intraasia は、サバ州での死の行進という話は何かで読んだことがあった程度で、フィリピンの バターン半島死の行進 に似た注目がなされていたとは知りませんでした。 英国とオーストラリアでは別にして、少なくとも第2次大戦東南アジア戦史の中で一般的な話題にされてこなかったはずです。東南アジアで第2次大戦中日本軍が戦争捕虜及び騙して徴用した労働者を多数死に至らしめた出来事で最も知られているのは、タイビルマ鉄道の建設です。とっくの昔にハリウッド映画にもなっている。 
日本はマレー半島部だけでなく、現在のサバ州、サラワク州にも侵攻して占領した。ただ占領統治は海軍が行った。ボルネオ島部は海軍が軍政支配したからです)



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8月2日のマレーシア記事

【マレーシア航空機撃墜の犠牲者を悼んで、追悼の日を設ける】
ウクライナで撃墜されたマレーシア航空機MH の犠牲者となったマレーシア人乗客と乗務員の遺体が最初にマレーシアに戻る日を、全国追悼の日とすると、オランダを訪問したナジブ首相が発表しました。

追悼の日を設定するのは、国として初めてです。このために、いくつかの省庁から成る特別委員会が設置されました: 国防省、外務省、女生徒家族とコミュニティー発展省、などから構成され、運輸大臣がそれを統括する。

(Intraasia 注:現時点ではまだ、遺体がマレーシアに戻る最初の日がいつかは、未定のようです)

【タイへ入国するツアーバスはソンクラー県を超えてタイ国内を北上できなくなった】
(タイ南部のソンクラー県はマレーシアと国境を接する県であり、ハジャイという南部随一の大都市があることで知られている。さらに湖もあることからソンクラー県を訪れるマレーシア人旅行者は昔から多い)

シンガポールまたはマレーシアから出発するタイ行きツアーバスの運行が、8月1日からタイ国内でソンクラー県を超えて北上することはできなくなりました。
ソンクラー県を超えて他の地方へ行きたい旅行者は、ソンクラー県内でタイ運営のバスやバンなどに乗り換えなければなりません。

これまで39年間に渡って、マレーシア発とシンガポール発のツア-バスとバンはタイ国内のどこへでも運行することが許されていました。

消息筋は語る:マレーシア陸上公共交通庁SPAD がマレーシアに入国して来るタイ車輛のウインドウガラスの光透過度とナンバープレートのチェックを厳しくしていることに対する仕返し行動です。 
外国ナンバーのバス又はバンがタイ国内へ一たび入ると、タイ人ツアーガイドを同乗させることになったとのこと。「タイへ入国していく(マレーシアの)ツアーバスには既に自分たちのツアーガイドが乗っている。それがタイのツアー会社と激しい競争関係を起こしている。」

ソンクラー県の観光産業クラブの会長は、タイへやって来るマレーシア人旅行者の数が減るだろうと、推測する。「ソンクラー県のツアーガイドの多くは、(タイ観光当局の出した)この新しい指針に賛成しない。」

同クラブ幹部の話では、「マレーシアからタイ入国するバスは毎日70台から100台位になる。祝祭時期には数はずっと増える。」 「マレーシアからのバスが減少すれば、知事が会議を開いて問題を論議するであろう。」

(Intraasia 注:イントラアジアは1980年代後半から現在までタイ国内で、短中長距離バスと都市間運行バンだけに限っても、少なく見積もっても 500回は間違いなく乗ったであろう。バスはそれほどでもないが、ロットトゥーとタイ語で呼ばれる都市間運行バンは前も後ろもウインドガラスに色の濃い遮光フィルムを張っている。雨の日とか夕方以降は視界が間違いなく悪くなる。しかしタイの風土はそれを今もって許している。イントラアジアはロットトゥーはバスよりも危ないことは百も承知で乗ってきたが、このフロントガスの視界の狭さはいつも気になっていた。
マレーシアのSPAD は国内の車輛に対して少しづつ、暗すぎる遮光フィルムの使用を禁じているので、それをタイナンバー車にも適用するということなんでしょう。それ自体は結構なことです。マレーシアナンバーの車がソンクラー県を超えて北上することはごくごく少数のはずです。クアラルンプール発バンコク行きのツアバスなど見かけたことはない、一方タイナンバーの車はクアラルンプールでもときたま目にする。 マレーシアのツアーバスは2泊程度でハジャイとソンクラー湖を訪ねたりするのが定番でしょう。どうせこの種のおまかせ団体ツアーなので、一時的に減ってもまた増えるのではないだろうか。その他ペナン島とハジャイとの間を頻度は多くないがバンが運行されている、こちらは自由旅行者向けです。 マレーシアだって国内でのツアーにはマレーシア人ガイドだけの同乗を許可しているので、タイが同じようなことを実質的に施行してもおかしくはない。まあ、完全自由旅行者のイントラアジアにはどうでもいいことですが。)

【ジョーホールバルのイミグレセンビルで通行料徴収する問題でちょっとした騒ぎ】
ジョーホールバルの出入国税関総合ビルで、通行料の徴収が開始となった8月1日早朝、シンガポールへ向かう工場バスの多くが、徴収に抗議して支払わず、バスを敷地内に停車して100人ほどの運転手が集まりました。このため朝8時ごろまで、コーズウエーに続く道路が塞がれた形になりました。

このため乗合いバスや工場バスが通行できなくなり、毎日シンガポールへ通勤する多くの人たちは、コーズウエーを歩いて渡ってシンガポール側に入国しました。

(Intraasia 注:この種の一過性の騒ぎが起こると思ったら、やはり起きました。)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】
1万円を銀行で両替すると RM 305.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 313.9 を入手します。

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8月1日のマレーシア記事

【バタワースで32人の外国人ホステス を逮捕した】
ペナン州バタワースの Jalan Baru Pear 通りにある、娯楽店でホステス(GRO) として働いている容疑で、32人もの外国人女性が逮捕されました。
ペナン州警察本部のギャンブル・売春・秘密結社取締り部の幹部警官と警官から成るチームがこの取締りを行いました。取締り前に市民から、外国女性らがGROとして働いているという苦情が警察にありました。

逮捕された外国女性の国籍は、ベトナムが20人、タイが7人、中国が5人です、その年齢層は 20代と30代です。

捜査の結果、26人は社会訪問パスを利用してマレーシアに入国していました、残り6人はどのような正規の旅行書類(つまりパスポートのこと)も提示することができなかった。
逮捕した全員は、(ペナン州本土側である) Seberang Perai Tengah地区警察本部へ連行され、Imigresen イミグレセン法によって尋問を受けることになる。

(Intraasia 注:大衆紙でおなじみの GROや違法マッサージ嬢の取締りニュースです。娯楽店とは要するに風俗営業店でしょう。 アセアン(ASEAN)国籍の人は社会訪問パスで容易に入国できる、マレーシアは中国に対して、到着時ビザ要件を緩和したので同じように容易に入国できる。社会訪問パスとは、日本人も含めて外国人が旅行目的で入国する際に、パスポートに押される滞在許可証です。
6人は密入国ということだが、インドネシア人ならマラッカ海峡をボートで渡って密入国の可能性はあるが、この3国の女性がまさか海路でマレーシアに入ることはまず考えられない。となると、タイ国境から陸路入国ということになる。しかし若い女性ということから、マレーシア北部の山岳地帯のジャングルを歩いて密入国することはないだろう、となると人身取り引き地下組織の手引きで車などに隠れて入国する、腐敗した両国の国境警備・Imigresen イミグレセン官吏の手引きの可能性もあるでしょう。 ということで、密入国はどうしても防ぎきれない、ましてや風俗店などで不法労働する外国人を根絶するなんてことは、考えられる将来もないですな)

【パハン州の小農園主が使っている改造多目的4輪駆動車に対する当局の取締りを批判】
道路交通庁はこの数か月ほど、ラウプ地方の小農園主たちが使っている改造した多目的4輪駆動車に対して違反罰金を科している、このことは小農園主の生計に大きな影響を与えている、と民主行動党DAPのパハン州の2つの地元支部が声明を出して抗議しました。

2つの支部はこの声明で、道路交通庁は頻繁に取締り行動をしていると批判して、取締り行動が厳しすぎることで小農園主を困難な状況に追いやっていると、捉えています。「我々は、道路交通庁が現行の自動車の車高に関する制限規定部分を改正することを提案します。」

「(多分地名だと思われるが、華語表記のため正確にはわからない)辺りの土地環境であることを考慮して、我々は道路交通庁が適切で敏速な対処してくれることを期待します。もし役所の係官らがラウプ地方の小農園主たちに現規定を強硬に適用すれば、小農園主たちに打撃となって生産力を減少させるだけでなく、農業品市場の供給需要のバランスを崩すという間接的損害も与えることになる。」

改造自動車に対する道路交通庁の最近の頻繁な取締り活動は、最悪の結果として農産物の出荷量がだんだんと減少していくことによって消費者が買う値段が高くなるだろう、と声明は主張している。

(Intraasia 注:ここでは野菜や果物を栽培している農園のことでしょう。そういう農園で使っている車に対する、当局の取り締まりに抗議するニュースです。このラウプ地方の小農園はほとんどが華人経営だろうことから、華人界の声を積極的に取り上げる、行動党が問題視して訴える、というよくある構造です。法律・規則の現行規定が現状にあわないのかもしれない、それとも人々がそういった規定を軽視する傾向があることは否定できない。 こうした事は珍しくないので、いろんな事例でニュースになります。ニュースに持ち出す際、内容によって主たる扱い政党が固定化しがちなのがマレーシアらしいところです)

【スランゴール州で近づいている水不足と、依然として続いている州首相の座を巡る内紛】
(今年2月3月と首都圏で広範囲に且つ何週間にもわたる給水制限が行われた。 スランゴール川ダムは首都圏で最大の貯水ダムとして、スランゴール州とクアラルンプールとプトゥラジャヤへの上水供給の60%をまかなう)

前回の給水制限が実施されていたとき、スランゴール川ダムの最低水位は 37%でした、所が現在の水位は 33%にまで下がっている。

スランゴール州では水危機に向かっていることから、消費者グループはスランゴール州政府に対して、給水制限プログラムを避けるための計画を明らかにするように求めている。
NGOマレーシア水フォーラムの代表は言う、「州政府は消費者に対して、最新の状況を知らせる義務がある。」 「国家水サービス委員会が、水道と下水サービス面で消費者を代表するとして任命されたNGO である我々は情報のなさを憂慮している。」 「今のところ、うわさしかない。情報が差し控えられていることが心配だ。」 「鉱山跡の池からの水をスランゴール川に組んで流している以外は、州政府は状況をよくする方策を開示していない。」

マレーシア環境保護ソサイエティー は主張する、「スランゴール州政府はもっと先を見越して動くべきです、こんな段階になるまで待つべきではなかった。

(以前から進めているがまだ完成していない)パハン州から水を移送する計画は、すぐには実現とはなりません。
パハン州-スランゴール州水移送プロジェクトの責任者は、試験移送は今年11月に始めることになると、語る。「現在は移送トンネルでトンネル切削装置類を分解しているところです。」
工費RM 500万の予算で、その水移送トンネルの終点から、 Langat 川までの配管を現在建設している。この配管は日量 5億リットルの能力がある。(注:この Langt川から2か所の浄水場へ水が供給されるはず)

別記事
民聯 (Pakatan Rakyat) の構成党である民主行動党DAP幹部は声明する:スランゴール州で長く続いている、州首相の座を巡る内紛は危機を招いている、これは民聯 (Pakatan Rakyat) が市民からの信頼を失うことにつながっている。

(Intraasia 注:スランゴール州に複数ある全ての貯水ダムの水位が低いわけではないが、最大ダムの水位がこれほど低いということは、深刻ですね。当サイトではもう何回も水供給の話題を載せてきたが、給水制限は市民の生活に大きな影響を与えるからです。 それにしてもあきれたことに、民聯 (Pakatan Rakyat) が州政権を握るスランゴール州首相の座を巡って、依然として現州首相と後継者争いが続いている。 馬華公会MCAが持ち主である The Star 紙はいつもこの問題を大きく扱ているが、その点を割り引いても、州民そっちのけの権力争いです。州首相の出身である公正党やその指導者アンワル元副首相の政治スタイルも所詮マレーシア的特徴をぬぐいきれないということですね)。

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