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「新聞の記事から」は日本人が興味を抱きそうなことだけを対象にしていません。幅広くマレーシアを姿を伝えるためにニュースを選びその解説を加えています。

(画像はM.I. さんの製作です)

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5月31日のマレーシア記事

【マレーシアタイ国境を超える抜け道】
ペルリス州のマレーシア・タイ国境線に関して、 Syed Omar村の村安全委員会の議長は Bernama通信社に語る、「人身取り引きグループが人身取り引きされる者たちを密入国させるために常々6つのルートを使っていたことがわかった。こういう違法な人身取り引きグループが使う抜け道は即違法な通り道です。」  
「こうした抜け道は既に10年以上存在していたものと思われる。」

「マレーシア・タイの国境を超える抜け道は、本来国境近隣住民が相互利用していたものだが、それが不届きな者たちに誤って利用されていた。」
「国境線での治安管理に不十分さはある、しかしそれは治安当局の欠点によるものではない。国境線をまたいだ住民の緊密なつながりのために柔軟さが与えられている。」

ペルリス州にあるマレーシアタイ国境線にある抜け道の場所:
Felcra Lubuk Sireh, Felda Mata Ayer, Ladang Tebu Chuping, Wang Kelian, Kampung Syed Omar/Kampung Puju, Bukit Batu Putih..

別記事
ペルリス州出身の内閣府大臣は言う、「国境地帯の治安は治安機関だけの手にあるのではない。 民衆が政府に協力すれば、国家はもっと安全になるのです。」

(Intraasia 注:少し自信に欠けますが、元記事の ”ネズミの道”(華語でもマレーシア語でも同じ)表現は恐らく抜け道という意味であると解釈しました。Intraasia はマレーシアタイ国境線に設けられた全ての国境検問所を訪れているので、小さな国境検問所はいずれも山間部にあります。マレーシア半島を横断するマレーシアタイ国境線の長さ 700㎞から、及びその国境地帯のかなりの部分が山間部にあって壁が作られているわけでもないことから、この長大な国境線のすべてを24時間監視することはほとんど不可能でしょう。そんな国境線にあって地元住民が昔から通り道として使っていた、いわば抜け道があっても不思議ではない。マレーシア側の国境地帯で発見されたロヒンギャ人らを強制収容したキャンプ跡と集団埋葬跡の件は、依然として充分に解明されていない。
ペルリス州に限らずクランタン州、ケダー州の国境線でも同じだが、昔から国境線近隣の住民は行き来してきた、同一民族観を抱く捉え方と地場経済のつながりがある。そこで国境検問所を介さない行き来が発生してしまう。 サラワク州でも国境を挟んで同種族のダヤック族が住んでいる。現代国家は世界到る所で国家利益という視点から、歴史的、民族的つながりに国境線というくびきをこしらえた。)

【アブダビ基盤の会社が1つのマレーシア発展会社(1MDB) の返済分US$10億を国際融資団に支払う】

(RM 420億の巨大債務を抱えることで大きな政治問題化している1つのマレーシア発展会社(1MDB) は財務省が保有する企業です、つまり政府翼下の企業といえる)

財務省は発表しました: 1つのマレーシア発展会社(1MDB) は、  International Petroleum Investment Company (IPIC)及びその子会社である Aabar Investments と合意を結びました。この合意において、IPIC が2015年6月にまたはそれ以前に US$10億の支払いを行う。

このUS$10億の支払いは 1つのマレーシア発展会社(1MDB) がしなければならない国際的銀行団への返済金 US$9億7500万の分として使われる。この合意はまた、 1MDBと貸し手の間における種々の金融資産と負債に包括的に取り組むための方策も含んでいる。 詳細は追って発表される予定です。
この合意は1つのマレーシア発展会社(1MDB) の負債を減らしていくうえで大きなステップになります。

(Intraasia 注:IPICとその子会社はアブダビ基盤の会社とのことです。その企業がなぜ1つのマレーシア発展会社(1MDB) の返済分を替わりに支払うのか、という疑問が出ている。なお1MDBは単にビジネス交渉の結果だとしている。)

【民間最大の不動産デベロッパ-】
非政府関連企業つまり公的資本が入ってない民間デベロッパーの中で最大の会社は Mah Sing Group Bhd です。
同社の市場株価総額はRM 41億になる。 2014年の売上高 RM 34億3千万、

2015年売り上げ目標 RM 34億3千万、 未請求の国内売上 RM 53億、 
進行中の不動産プロジェクト 48、 その内11は完成が近い。 

(Intraasia 注;製造会社である同社が不動産業界に参入したのは1990年代のことだそうです。20年足らずで民間デベロッパーの最大手になったという点はマレーシアの不動産業界の特徴を反映したものかもしれない)



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5月30日のマレーシア記事

【国民奉仕訓練プログラムを自主参加制にしていく】
国民奉仕訓練プログラムは17歳になった年齢層の対象約50万人中から、青年男女の約10万人を選んで、年間3期に分けて集団居住生活をさせて訓練を施すプログラムです。10年ほど前に始まりました。

国民奉仕訓練プログラムは、今年1月にナジブ首相が2015年の実施は中止すると決めました。これは国家予算面での削減に沿った措置です。今年は中止することを受けて、国民奉仕訓練プログラムは再検討し改良することになりました。

国防省の副大臣が国会で今週明らかにしました: 国民奉仕訓練プログラムは2019年までに全員自主的参加制にする。この過程は2017年から徐々に行う。
「2017年は、訓練参加者の60%はコンピューターシステムから無作為で選ぶ、40%は望んで参加する者から構成する。2018年はこの比率を50%と50%にする。 そして2019年には全員を自主的参加者だけにする。」

「3か月期間の訓練である、従来の国民奉仕訓練訓練プログラムは2016年には復活させます。現行の比率である選択された者70%、自主参加者 30%となる。」
「国民奉仕サービス訓練プログラムを改良するための提案の1つがこの全員自主参加社制です。国民奉仕訓練訓練プログラムに参加するために、(その時点で)大学へ入学できなくなる青年たちのことに取り組みます。」

(Intraasia 注:1期毎に3万何千人かの訓練者を全国に散らばる訓練地へ送ります。全員自主参加した場合、この人数に達しなかったらどうするのだろう、2万人でも1万人でも実施するのだろうか? これまで国民奉仕訓練プログラムは”公式には”大いに称賛の評価が与えられてきた、今年中止したことで見直しになるきっかけとなったということかな)

【インドネシアが自国人メイドの月賃金をRM 1200に引き上げる正式申入れをした】

インドネシアはマレーシアに対して、マレーシアで働くインドネシア人メイドの月賃金を現行のRM 800から RM 1200に引き上げることを含めた、労働条件の向上に関する公式な申し入れを行いました。
インドネシアの人的資源省は、今月中ごろプトゥラジャヤで行われた会議の際にマレーシアの人的資源省にこの申し入れ書を出しました。 

駐マレーシアのインドネシア副大使は Bernama通信社に述べる、「他の国ではインドネシア人メイドにもっと高い賃金を払っている。マレーシアにおけるインドネシア人メイド雇用にもっと競争力を与えなければならない。」 「我々はマレーシア側からの返答を待っている段階です。」

インドネシア大統領は昨年、インドネシア女性が外国へメイドとして働きに行くことを認めないようにしたい旨の発言をしました。
 
(Intraasia 注:マレーシアはもう外国人を国民よりずっと低賃金で雇う社会構造と国民意識を変える時に来ている。マレーシアの社会構造は違法合法合わせて400万から500万人超はいるだろうと推定される外国人労働者に依存している。依存を変えることはできないとしても、ごく低賃金で雇う仕組みは、人権意識のお粗末さを反映したものです。
現在国際問題となっている人身取り引きされるロヒンギャ人とバングラデシュ人がマレーシアにこれまで入ってきたまた入ろうとしていた事実は、そういう彼らを違法に雇う雇用者の存在があるからです。もちろん出す側のミャンマーとバングラデシュに第一責任があることはいうまでもないが。 あくどい雇用者を社会に抱え込んでいる根は、外国人を国民よりずっと低賃金で、また悪い条件で雇う社会構造と国民意識にあるのです)

【ムスリムはリアリティー番組を拒否しなさいという、役所の訓話】
連邦直轄領イスラム教庁 Jawi は、ムスリム対象のその宗教訓話の中で主張しました: ムスリムは子供たちのためにリアリティー番組をボイコットすべきである。リアリティー番組はムスリムが楽しむには負の要素を含んでいるから。

「テレビとラジオのリアリティー番組はシャリア法に準拠していない。」 として連邦直轄領イスラム教庁 Jawi は、リアリティーテレビ番組における粗野な冗談、身体部分を露わにする、男性が女装する、といった負の面があると訴えました。

「子供たちを愚かな娯楽から守りなさい、子供たちをイスラム教の教義を基にした娯楽を好むように教育しなさい。まず、テレビラジオの負の面に満ちた番組をボイコットすることから始めよう。」

(Intraasia 注:連邦直轄領とはクアラルンプール、プトゥラジャヤ、ラブアン島です。この3か所は州には属さないので、連邦政府翼下の役所が管轄する。それは、各州にある州のイスラム教庁と同じ種類の役所となる。 )

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】
1万円を銀行で両替すると RM 288.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 356.7 を入手します。

(Intraasia 注:日本円は対リンギットで独歩安の様相です)

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5月29日のマレーシア記事

【多額の外国為替損のために AirAsia X の業績はさらに悪化した】
AirAsia X の2015年第1四半期(3月31日締め)の業績が発表されました。
この期は外国為替損がRM 8900万と多額であったことから業績が悪化し、純損失額が増えて RM 1億2592万を記録しました。前年同期はRM 1128万の赤字でした。これで AirAsia X Bhd は6四半期連続の赤字となる。

2015年第1四半期の売り上げ高はRM 7億7537万、 対前年同期比で3.5%の増加です。 AirAsia X は発表声明の中で述べる:前年同期の外国為替益でRM 1000万を得たが、マレーシアリンギットの弱化で今期はRM 8900万の損失となった

今期は純税金費用が RM 860万でした、一方前年同期はRM 3680万の純税金控除でした。 税控除は2014年時に最大限に申請済です。
営業面で今期はRM 600万の営業利益を出しました、前年同期は RM 3300万の赤字でした。増加です。有効座席キロ数あたりの収入RASK  は12.9セントです、対前年同期比で7%ほど増えました。これは燃料費が減少したことが主に貢献している。

(Intraasia 注: AirAsia は四半期によっては赤字を記録することがあっても、連続数期も続くことはない、だからこそ AirAsia グループはここまで拡大した。しかし中長距離低コスト航空会社である AirAsia X は路線拡大を成しとげながらも、系列会社をタイとインドネシアで増やしながらも、業績が好調に続いていくことはなかなか難しいようです。 中長距離路線という性格ゆえにという面がある、と最高経営責任者も説明していた。
恐らく当サイトの読者はとっくにご存じでしょうが、AirAsia に関しては、既に100万字を超えて書いている 『日本人のためのよくわかる格安航空エアアジア(AirAsia)のお話』 をご覧ください。)

【ペラ州の島でイルカの群れがシュノーケルで遊ぶ旅行者の面前に現れた】
ペラ州の Sembilan 諸島の1つである Lalang島を最近外国人旅行者グループが訪れた際に、めったにない光景に驚きました、それはイルカの群れがその島の海域に現れたからです。
(Intraasia 注:Sembilan 諸島はペラ州最南部のマラッカ海峡に面した町 Bagan Datuk の沖合にある。マレーシア語 Sembilan の意味は数字の 9です)

ペラ州立公園機構の Sembilan諸島公園の長は語る、「先週の日曜日中国人と台湾人の旅行者グループがボートに乗ってシュノーケリングをしていた時にイルカが出現した。」 「3つから5つのイルカグループが Lalang島海域にいると思われる、各グループは5,6頭から構成される。」

「このイルカの出現には大変驚かされた、でもその海で泳ぎ回ったり飛び跳ねたりするイルカを眺めている旅行者を喜ばせたのです。さらにそのイルカの群れが旅行者のボートを追ってきたことはより興味を引きました。」
「旅行者はたいへんラッキーに感じたし励まされた、なぜならその島海域でイルカの行動を眺めることができたからです。」

州公園の長はさらに述べる、「イルカの出現は恐らく、その海域にたくさんいるプランクトンとして知られているイルカの食料源に関係があるのかもしれない。」
この島海域で最後にイルカが目撃されたのは 1983年でした。

(Intraasia 注:イルカ見物とか魚釣りの分野はほとんど知らないので断定はしませんが、マレー半島部とその島の沿海で一般旅行者が大いに苦労することなく時々イルカをまじかに見られる場所はごくごく少ないはずです。こういうイルカの群れはボートに乗った観光客が増えたらどこかへ行ってしまうのでしょうか? それとも少々増えたぐらいのことには影響されないのでしょうか?  観光資源としてイルカは多くの人の興味を引くことはわかります)

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5月28日のマレーシア記事

【違法タクシー運転手 kereta sapu を捕まえろ】
公共交通委員会SPADによる違法タクシー取締りをうまく逃れている無免許タクシー・ハイヤー運転手がまだ60人近くいます。

SPADの取締り部門の長は説明する、「昨年10月から80台近い車を差し押さえた。あとまだ59人が残っている。違法なタクシーを路上から追放します。」 この80台の内、52台は既にSPADによって没収された。

「公共交通員会は取締りを通して、223人の無免許タクシー運転手を見つけた。多くは隠れていると思われる。」 こういった無免許タクシー運転手は Uber 、 Grabca のようなアプリを使って客を見つけていると推測されている。
「自社の車用にUber を使っていたタクシー会社の中には商売を閉めたところもある」

無免許の運転手が起訴されて有罪となれば、最高罰金額RM 1万、最高懲役 1年またはその両方に処せられる。タクシー会社にも罰金が科される。

SPAD が今年1月からこれまでに、メーター不使用の違反で捕まえたタクシー運転手は953人です。

(Intraasia 注:ここでいう無免許とは人を載せるクラスの商用免許がないということのはずです。マレーシア語で kereta sapu クレタサプ と呼ぶ違法運転手はかなりの人数いると思われている。もちろんクアラルンプール圏だけに限りません。 合法なタクシー運転手でもメーターを使わないのはいくらでもいるので、今年これまでの違反者が1千人弱なんてのは氷山の一角にすぎないことは誰でも知っている)

【低所得者層向けの低コスト価格住宅が足らない】

クアラルンプール市庁の住宅部がまとめる2015年3月時点の統計によると、市庁の提供する低価格住宅へ入居申請して待機している者の数は12万8千人、その内申請資が通って賃借できるのは6万8千人です。

市庁管轄下にある低価格アパートの賃貸額は、1部屋住宅が月 RM90、3部屋住宅が月RM124です。 この賃貸料から多くの申請者がいます。

クアラルンプール市庁が管理するPPR(民衆住宅建設プログラム)のユニット数(戸数)は 60853戸です。この6万戸中、11587戸が売却され、49266戸が賃貸されている。
この低コスト住宅への申請資格: 国民である既婚者。クアラルンプールで働いている世帯収入が月RM 2500以下。クアラルンプールから半径35㎞以内に不動産を所有していないこと。

「多くの入居申請者数と待機期間の長さが示すのは、都市部の低所得者層には手に入れることができる価格帯の住宅の必要さです」 と住民代表会議の者は指摘する。「都市部の貧者を一般化するのに、高齢者、シングルマザー、身障者というのはもはや適切ではない。 クアラルンプール市庁の住宅申請者リストに載る人の数が増えているのは不思議ではない。」

(Intraasia 注: イントラアジアは時々ふらっとバスに乗って目的地を定めずに出かけ、適当に下りて歩き回ることがある。長年の経験からこの方法は町の様子を観るには大変良い方法だと思う。初めて訪れる地もあれば、10年ぶり20年ぶりの地もある。近年ではRapid KLバス網は随分と向上したので、日中便は耐えられる程度の待ち時間のところが多い。しかし市中心部は別として郊外では夜8時位を過ぎたらバス便はなくなる、つまり郊外に住む人は自分で足を確保するしかない。 低所得者層はバイクかローンで買う軽乗用車になるであろう。しかし世帯人員の皆が車を持てないだろうから、余裕のない世帯は大変だ。 
PPR住宅のような公共住宅を郊外でよく目にする、古いPPRは都心部にもあるが、新規開発は都心部ではもうできないことは言うまでもない。) 

【1つのマレーシア民衆援助金の支払いが始まる】
財務省の発表です。政府は1つのマレーシア民衆援助金の 2015年第2期支払いを5月28日から行う。 今回の受給資格者は 465万人です。

【1つのマレーシア民衆店(コンビニ)】
生活に必要なものを安く提供するコンビニ 1つのマレーシア民衆店(KR1M) は2014年に36店舗増えて計 161店になった。

(Intraasia 注;ナジブ首相が導入した1つの何々はまこといろいろとあります。店の運営は民間ですが、統一した店舗表示デザインで、KR1M製品を販売している。KR1M製品は民間企業が委託生産してロゴをつけている。
ざっと推算すると18歳以上の大人の4人に1人は民衆援助金を受領するぐらいになるのではないかな)

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5月27日のマレーシア記事

【国会の聴聞委員会に出席しなかったIMDB の新旧最高経営責任者】
国会の公共会計委員会が、1つのマレーシア発展会社(1MDB) に関する聴聞会を開きました。
同委員会が出席を要求した 1MDB の元最高経営責任者と現最高経営責任者の2人は出席しませんでした。

公共会計委員会はこの2人に対する聴聞会出席要求の書信を財務省宛てに5月6日に送ったと明らかにしました。しかし両者は重要なビジネスがあるとして、26日に開催された聴聞会に出席しませんでした。両者とも国外にいるとのことです。
公共会計委員会の議長(UMNO議員)は、2人のもう少しの時間的猶予を与えることを決めたと語る。

2人が聴聞会を欠席したことで、野党陣営の論者たちは彼らの欠席は国会のみせかけであり、財務省が100%保有する1つのマレーシア発展会社(1MDB) の問題を示唆していると、強く批判しています。

(政治家とは全く別に著名な銀行家が1つのマレーシア発展会社(1MDB) の不明朗さを批判している)
CIMB 銀行グループの会長、ナジブ首相の実弟でもある、は自身のネットサイト Instagramで 1MDB の元最高経営責任者と現最高経営責任者の聴聞会欠席を非難する書き込みをしました。「あなたたちの企業は全国的危機さえ引き起こしている、そこであなたたち2人は忙しくて国会の聴聞会に出られないという。 そんなことは受けいれられない。」

(Intraasia 注:マレーシアの国会権限は強いとは言い難い面がある。不祥事を起こした大臣にこれまで問責決議を突き付けた事例があるのだろうか? この聴聞会に出席しなかった2人を理論上譴責する規定はあるようですが、与党側多数の下でなかなか進行しないでしょう。 1MDB の新旧の最高経営責任者が責任あるのはいうまでもないだろうが、財務省が監督責任を逃れるようなことになればそれもまたおかしい。1つのマレーシア発展会社(1MDB) 問題はまだまだ続く)

【国内資本の有名カフェレストランが ハラル認証を取下げられた】

カフェレストランSecret Recipe は全国に289店舗を擁している。イスラム教発展庁(Jakim)はその運営会社 Secret Recipe Manufacturing Sdn. Bhdに対して、それまで交付してた halal 認証を取り下げました。

イスラム教発展庁 (Jakim) の担当幹部はこの件について説明しました、「Secret Recipe店舗チェーンは非衛生的であること、良き製造専門職業態度を遵守していないことです。」 「ケーキやいろんな料理を販売している Secret Recipe を検査した時、マレーシアhalal 認証の手作業過程に違反していた。重大な衛生面での欠陥があった。」

「Secret Recipe に対して 5月7日にハラル認証を取り下げたのは、製品の製造過程で禁止された含有品を使っていたということではありません。」

Secret Recipe Manufacturing Sdn Bhd の最高経営責任者は、ハラル認証を失ったことに関して、集中調理施設で改良工事をしていたことから衛生面での問題を起こしたと、釈明した旨をあるネットニュースポルタルが報じました。

「問題は既に是正しました。 我々店舗チェーンではイスラム教発展庁(Jakim)による立ち入り検査の準備が整いました。」 「我社の集中調理施設の改良工事を行っていたことが、不幸にも非衛生さの問題につながってしまった。」 「我社はハラル認証をこれまで15年間受けている。我社の製品、システム、製造過程は全てイスラム基準に準拠しています。」

イスラム教発展庁(Jakim)は、Secret Recipe Manufacturing Sdn Bhd側は基準に合致している限り新たなハラル認証の申請を行うことは構わない、と述べています。

(Intraasia 注:Secret Recipe店は各地のショッピングセンターとショップ街でよく目にする。高級というほどではないが、それといって料金の安さで競う大衆店というわけでもない。全国に300店舗近くもあるんだ!現代マレーシアの飲食業界では、ムスリムを最初から客相手にせずもっぱら非ハラル専業で営業している店を除いて、多数はハラル認証を取得しそれを歌っているし、潮流として確実にそういう方向に進んでいる。ということから、ハラル認証を取り消されたら、大いにビジネスに影響あることは推測がつく。 
安くもないSecret Recipe店 に入ることはまずないけど、集中調理施設の改良工事で衛生度が落ちというのは所詮言い訳にすぎませんね)

【いよいよマレーシア航空(MAS)全従業員に一旦解雇と再雇用通知が送られる】

徹底的な企業改革を目ざしているマレーシア航空(MAS)は、縮小した形で新会社 MAS Bhd に生まれ変わる計画です。
そのためマレーシア航空(MAS)の現従業員2万人中の6千人から8千人が、今後1年以内に解雇されるとみられています。

マレーシア航空(MAS)は全従業員宛てにいったん解雇する解雇通知をこの数日以内に送って6月1日にはその手元に届くことを計画しています。解雇に伴う再雇用通知を受けた者は6月12日までに受け入れる受け入れないを会社に返答することになる。

(Intraasia 注:準国営企業に務めたことで、一生解雇などありえないと思っていたマレーシア航空(MAS)従業員のほとんどはこの大再生プログラムの下で大きく揺れている様子が度々報道されている。 積年の赤字企業となっているマレーシア航空(MAS)にもうほかに手はないということで、政府も大決断に踏み切った。 まあ、MAS従業員はあきらめることですな、と保証された生活など20代の頃からほとんどしたことのない Intraasia は突き放した感想を抱きます(笑)

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5月26日のマレーシア記事

【ナジブ首相夫妻の日本公式訪問ニュース】
(マレーシア人記者による)東京発
ナジブ首相とロスマ夫人は本日(25日)、この地にある皇居を訪れて天皇 (Maharaja) と皇后 (Maharani)に謁見しました。

首相夫妻は日本時間の午前10時15分に皇居に到着して、宮内庁長官のあいさつを受けました。首相夫妻には駐日マレーシア大使がお供をしていました。
ナジブ首相は安部首相の招待によって日本を3日間の公式訪問をしています。

今日(25日)の午後は、ナジブ首相は日本の産業界の指導者34人との円卓会議に出席します。その場でナジブ首相は、マレーシアへ投資して、ビジネス展開のためにいろんなそして良い結果を生むであろう国家経済環境から機会をつかむようにと、日本企業に呼びかけることが予想されます。

そして夕方には、ナジブ首相は安部首相との会談が予定されている、その後で首相官邸における公式晩さん会に出席します。

(Intraasia 注:これは国営通信社 Bernama によるマレーシア語配信記事です。ナジブ首相が天皇に会ったことなどに興味はないが、この記事で使われている単語に興味を覚えた。どの言語であれ、外国のある単語を訳すときその国の事情を必ずしも深く考慮して訳すとは言えない。Maharajaは一般に大王などと簡訳されている、それはマレーシア語の語義に raja besar となっているからでしょう。 
そこで常用しているマレーシア出版の定評ある辞典で詳しく見てみます。この辞典は見出し語に対してマレーシア語による語義と類語及び例文、華語の訳語、英語の訳語という三言語辞典であり、1900ページほどもある大部な辞典です。Intraasia には二言語辞典より三言語辞典の方がずっと使いやすく感じる。
単語 Maharaja の華語訳語は 君主、国王、統治者、となっている、英語では sovereignであり、まさに国王、元首、君主、主権者といった意味である。日本国憲法の定義とはずれているが、当然ながら、ある国で外国語である日本語の自国語訳を創る人たちがそこまで考慮して一々単語を訳すことは期待できない。マレーシア人が捉える天皇観はこの単語からよくわかりますね。 なおマレーシアではマレーシア国王を Agong と呼びます。当サイトで時々強調しているように、マレーシアの国王と各州のスルタンは単なる象徴的国家元首または州元首以上の役割と権力を保持している。)

【ナジブ首相の提唱する第2段階のルックイースト政策】
(マレーシア人記者による)東京発
マレーシアと日本の両国は第2段階のルックイースト政策の下で、経済協力により重点的に取り組んでいくことになります。

ナジブ首相は産業界との円卓会議の場で述べました、「我々2人は第2段階のルックイースト政策に着手することに同意しました、これによってハイテクや最高級サービス産業のような戦略分野を発展させていくことに特別な重点をおきます。」
「この新しいイニシアティブがたくさんの相互に益のある機会とパートナーシップを作り出すであろうと、私は確信する。」

2013年に行われた、40周年記念のアセアン(ASEAN)-日本サミットの場で、ナジブ首相は第2段階のルックイースト政策を発表しました。
日本のビジネスと技術を見習うとの狙いでマレーシアがルックイースト政策を導入したのは1982年です。

「マレーシアは 環太平洋戦略的経済連携協定(TPPA) 及び東南アジア包括経済パートナーシップ を進めていくとの態度を引き続き保持していきます。」
「日本の投資者がイスラム金融とハラル産業に示している興味の増大から、マレーシアは益を得ることが期待されます。」 とナジブ首相。

マレーシアは現在世界で最大の(イスラム金融の)Sukuk市場を擁しており、世界初の Halal 産業に特化した Halal パークを設立しました。「2010年以来、そういうSukuk, Halal 市場に、2010年以来世界から既に US$23億の投資を引き付けている、例えば米国、イタリア、シンガポール、そして日本です。益々多くの企業がマレーシアにおける機会の増大に気がついているように思われる。」

「日本企業は、広告、エンジニアリング、金融サービス分野のプロジェクトに参加している。」 日本企業がマレーシアの多くの中小企業を供給と価値のチェーンに組み入れていることに賛意を表明しました。
「とりわけアセアン(ASEAN)経済コミュニティーが今年末までに設立されることを考えれば、日本はマレーシアとアセアン(ASEAN)とより緊密にことを進めていく時です。」

(Intraasia 注:マハティール元首相が提唱し始めたルックイースト政策は、ナジブ首相の代で明らかに変化または変節した。ナジブ首相の言う第2段階のルックイースト政策はほぼ純粋に経済投資と協力だけに焦点を絞っている。 マレーシア人学生を日本の教育機関が受けれいるというプログラムはなくなることはないが、ほとんど強調されない。 ナジブ首相の日本への捉え方がよくこれに現れている。彼はマハティール元首相と異なって日本への思い入れは全くない、要するにビジネスライクな捉え方である。一方超エリート家庭の出身者であり、英国で後期中等教育以上を受けたナジブ首相は、根っからの親中国者でも中国文化愛好者でもないが、父親のラザク第2代首相が成就させた中国との関係に思い入れが強い。そこで対日本と比べてずっと多く中国を訪れたり中国首脳と会っている。典型なのは中国の教育機関をマレーシアに招いたり逆にマレーシア人学生の中国留学を後押ししている、という教育面にみられる。もちろん中国との経済協力への肩入れはかなり強い。 これは現実であり、必要なことは現実を知るということです。)

【ナジブ首相が時速320㎞の新幹線を体験】
(マレーシア人記者による)26日東京発
ナジブ首相は今日、時速320㎞の新幹線で仙台まで乗車を体験しました。

ナジブ首相夫妻は午前10時40分に東京発の新幹線で、325㎞離れた仙台へ向かいました。所要時間は96分です。 高速道路を使えば4時間かかります。
首相には運輸大臣(馬華公会MCAの華人)、内閣府の大臣、首席秘書官,駐日マレーシア大使などが同行しました。

ナジブ首相一行は東京駅を出発する前に、JR東の社長から、新幹線と東京駅圏の発展に関するブリフィーングを受けました。

昨日行われたナジブ首相との会談で安部首相は、クアラルンプール-シンガポールの高速鉄道建設プロジェクトでは新幹線の技術が採用され、マレーシアの地を新幹線が走行することを願っていると述べました。

(Intraasia 注:日本のマスコミがどの程度ナジブ首相の訪日を報じたのかは知りません。今日の掲載は全てマレーシアの主要なマレーシア語紙、英語紙、華語紙が載せた訪日記事からそれぞれ引用しました。首相に同行したマレーシア人記者の視点による記事です。気がついた点を上げると、星洲日報の首相訪日ニュースは意外なくらいに地味に報じている。ナジブ首相の中国訪問ニュースは、訪中前から大々的に報じてきたのと比べると、まことに地味な扱いです。
それはとして、前々からの招待ではあるが、ナジブ首相を国賓として招いた最大の理由は、新幹線の売り込みだろうと推測してもおかしくないでしょう。 外電ニュースで先日知ったが、タイではチェンマイ -バンコク路線に新幹線を導入すると載っていたので、政府とJRはその売り込み成功再現を期待しているのでしょうね)

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5月25日のマレーシア記事

【ペルリス州とタイとの国境近辺で密入国者の強制キャンプ地跡と集団埋葬が発見された】
密入国のミャンマーロヒンギャ人 100人ぐらいが埋められていると推定される、集団埋葬地がペルリス州パダンブサールで地方で発見されました。情報筋によると、警察の特殊部隊員と警察本庁の鑑識員チームが既に先週終りに現場に到着したとのこと。

正確な場所はまだ発表されていません。「警察は捜査の最中だと思われます。」 地元パダンブサールの地区警察署の警官によれば、集団埋葬地が見つかった場所は、一般人立ち入り禁止地域にあたります。「発見場所は封鎖され、その地は丘陵地にある。」

別記事
タイとの国境を接するパダンブサール地方に人身取り引き組織が設けた強制収容キャンプ地跡が17カ所発見されたことを、内務省は確認しました。
内務大臣の説明では、それらキャンプ地はかなり長い間存在していたとのことで、「ひょっとして5年間かもしれない。私も驚いた。」

警察の特殊部隊と国境警備隊が先週、パダンブサール地方の Wang Kelian 地区といくつかの小さな村で集団埋葬地とキャンプ跡を発見しました。いずれも既に放棄されていました。「警察長官と副長官が現場で確認作業をしている。」 「我々はそこに何人が埋まっているかはわからないが、もっと発見することになるかもしれない。」と内務大臣。

「この発見で、マレーシア人がこれらに関与していたことはほぼ疑いがない。政府は関与していないが、国民は関与していた。」

別記事
警察長官が記者団に発表しました: 「我々が5月21日から23日まで行った捜査によって、墓であろうと思われる139個の埋めた場所を見つけた。その内の1か所は タイ側国境内で今月発見された集団埋葬地から100mしか離れていない。」

「マレーシアとタイの国境線から500m位離れた場所に28カ所の強制収容キャンプ跡地を見つけた。人を埋めた場所はそういうところにある。」 タイ側のキャンプ地跡にある集団埋葬地からはこれまでに少なくとも26人の遺体が発掘されています。

(Intraasia 注:タイ側国境近辺でロヒンギャ人とバングラデシュ人を対象にした強制収容キャンプ跡と集団埋葬が発見された時、タイの人権団体はマレーシア側にも同じような場所が複数あると主張していた。しかしマレーシア治安当局は完全否定する声明を出していました。結局それは発見事実によって覆されたということです。
Wang Kelian には山間の一画に建てられた国境検問所がある、そこへ至る道はずっと山間地です。 Intraasia のホームページの 「隣国との国境の超え方と情報」 ページで2000年ごろから載せている。 そういう山間地にどれくらいの小さな部落や村があるのか知りませんが、地元の人たち以外にはあまり人目につかない所であることは間違いない。山野へ踏み込んでいく村人たちがいるのは当然であろうに、その誰もが秘密キャンプ地の存在を知らなかったとは考えづらい。 
人身取引用のキャンプ地が仮に5年も存在していたら、国境警備隊が情報を掴まなかったのだろうか? クアラルンプールの警察トップ層や内務省トップ層に情報が届いていなかったのか、それとも情報自体を掴んでいなかったのか? 進行するにつれて疑問が湧いてきます)

【公務員総数 140万人】
公務員の総数は2014年時点で140万人です。これは連邦レベルから各州段階で働く公務員、公教育部門の従事者、司法・行政部門の従事者、さらに警察と軍隊などからなる。
公共サービス委員会が記録している統計で、2014年1年間に公務員の退職者数は 17470人、公務員の新規採用数は26028人でした。

(公務員の人事、給与、管理を行う役所である)公共サービス庁はこの4月に長官名で、政府官庁における公務員の新規採用は直ちに凍結するとの通達を出しました。 公共サービス庁は、この件に関して情報収集しているところなのでさらなる説明を遅からず発表するとしています。
なお既に面接段階に進んでいる採用は引き続き行うとしています。

(Intraasia 注:公務員数は国民の労働人口の約1割にあたる、やはり多いなという印象をぬぐえない)

【出生率が下がっているのでもっと子供をつくりましょう】
国連が予測している数字では、マレーシアの出生率が下がって2020年には世帯あたり子供の数 1.91人になるとしている、これは2012年の出生率である 世帯あたり子供の数 2.1人より少なくなっている、と女性と家族とコミュニティー省大臣が国会で述べました。

「だからこそ我が省は夫婦に対して、質の良い生活ばかりに焦点をあてるのではなく、長い目で見た利益のために子供を持つことに焦点をあてるべきだと奨励しています。」
「2012年の出生率を基に計算すると、マレーシアの人口はこれから5年後には3200万人になるでしょう。」

「出生率の低下理由の1つは、より多くの女性が教育を受けることとキャリアを第一にしようとしているからです。こうして婚姻年齢が遅れることが普通になている。」

(Intraasia 注:世帯あたりの子供の数と出生率は違うけど、それを混ぜた表現の記事となっている。本来は女性が生涯に子供を産む数の比較にするべきではないだろうか?
ところで、この大臣は女性です。女性が高等教育進学率が増え、キャリアを大事にする傾向になったことが出生率の低下に貢献しているという、言い古されたそしてまるでそれが好ましくないかのような言説をしているところが目を引く。 世界のほとんどの国で経済が発展し社会が変転していく過程でこの傾向は避けられないし、それ自体はジェンダー思想から喜ぶべき傾向のはずです。そもそも出生率低下は、社会構造とその社会に生きる人びとの意識と家族観に大きく依存するのである。平等なるジェンダー思想を全く理解できない女性大臣ですな。どこの国でも政治家は国家の立場から子供の数は何人がいいというような国家主義優先思考になるものですな)


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5月24日のマレーシア記事

【ナジブ首相が日本を公式訪問】
ナジブ首相は24日から3日間の日程で日本公式訪問を始めました。今回の公式訪問は日本政府からの招待として行われます。

マレーシアと日本間の往復貿易高は 2014年はUS420億でした。この額は対2013年比で1.4%の増加でした。マレーシアにとって中国とシンガポールに次ぐ3番目の大きな貿易相手国です。
2014年の日本から輸入額は US$167億、 これは対前年比で2.9%減です。

日本は高速鉄道での高度な技術でナジブ首相を印象付けしたいと期待している技術力がある。
ナジブ首相には新幹線システムに関して及び東京駅を巡る発展について、JR から説明が行われます。日本の大企業数社が、クアラルンプール -シンガポール間に建設する高速鉄道プロジェクトに既に興味を示しています。

この件は、ナジブ首相と日本の首相間での会談で話し合われることでしょう。ナジブ首相は迎賓館で安部首相との会談が予定されている。

ナジブ首相は日本訪問中に、東京で開催される世界イスラム経済フォーラムと連合フォーラム基金の2015年会合に出席して演説する予定です。さらに仙台で東北大学の学生との対話集会に出席します。
さらにナジブ首相は、ハラルビジネスからイスラムバンキングまでに関して、国際投資家や産業界の指導者と会合を持ちます。

(Intraasia 注: ほー、公式訪問という形でナジブ首相を招待したのか。高速鉄道プロジェクトについてはIntraasia はすでに当サイトで数回意見を書いているように、それ自体が現在必要なものとは思いません。長年マレーシアを論じている者としての観点から、ナジブ首相の中国への思い入れや担当の運輸大臣の背景を考えれば、最終的にどこが請け負うかはもちろんわからないが、かなりの予想はつきそうです。 学生との対話集会も行うとはちょっと意外な日程もあるんですね)

【我々が物品とサービス税(GST)を負担するという宣伝文句は使ってはいけません】
税関庁の物品とサービス税(GST)部門の幹部はメディアとの記者会見の場で語りました: 事業者は 「弊社・弊店ではGST を負担します」 という宣伝文句を使わないようにしなさい、その代わりに 「弊社・弊店は値下げしました」 という文句でお客を引き付けてください。

この幹部は事業者に向けて、「お客さんが弊店で購入しますと、我々がGSTを負担する」 といった文句は全て避けるようにとの注意を促しました。
税関庁は現時点ではこの勧告をするだけであり、取締り行動は取らないとのことです。

(Intraasia 注:物品とサービス税(GST)が始まった4月は自動車の販売台数が、3月に比べて33%減ったというニュースも報道されている。GSTへの過剰反応でしょうが、誰でもこの種の税金はない方を好む心理を利用して、この記事の宣伝文句が一部で使われているのでしょう。 ということで、税関庁は対応策を発表した)

【1kgあたりRM 40もする高価格な国産マンゴが早々に売り切れた】

マレーシア産マンゴが  Karnival Harumanis@KL の場で 1㎏ RM 40 という高価格で販売されました。
このマンゴフェスティバルは Mara(マレー公団の)本部である クアラルンプールのMaraビルで開かれ、(非常な)高価格にも関わらず、多量のマンゴが9時に始まってからわずか1時間で売り切れました。
このマンゴは最も高価なマレーシア産マンゴというだけでなく、果物の王様 ドリアンに急速に対抗しつつあると言われている。

このマンゴは harumanis 種のマンゴであり、ペルリス州だけで栽培されています。その季節は4月から7月初旬までです。
Mara(マレー公団)のペルリス州理事は言う、「この harumanis 種のマンゴへの需要はたいへん強く、割当てしなければならないほどです。これほど反響が良いとは思わなかった。」
「このマンゴカーニバルには、ペルリス州から2トンを超える量を運んできた。3日間の日程中の初日に1.5トンも売れた。」

(Intraasia 注: Maraビルはクアラルンプールの中心部にあるよく知られたビルです。そこでの催し物だったようです。4月5月は確かにいろんなマンゴ種が安い季節です。今月はスーパーや市場で 1kg RM 4ぐらいに下がったので何回もマンゴを買いました。マレーシアでのマンゴは ㎏あたりいくらの販売法です。最盛季節以外の頃には高いとRM 10ぐらいにもなる、そんな時は買いませんな。 harumanis 種は甘いマンゴだと思う。今月買った中にも harumanis 種はあった。どこ産かは知りません、そういう表示は通常していないからです。それにしてもだ、 現在の安値の 10倍もする非常識な価格の harumanis 種のマンゴを買う人たちとはどういう種の人たちなんだろう?)




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5月23日のマレーシア記事

【ジョーホール州スルタンがオーストラリアの土地を購入した】
オーストラリアの AP通信によると、ジョーホール州スルタンは、オーストラリアの 町 Dalkeith の近郊にある Sunset Perth 病院からその一部を突然取得しました、その金額は米ドル$850万(RM 3100万)です。

西オーストラリア州の州首相は、この取引はその地の遺産発祥地を壊すようなことにはならないとの保証をしました。
「その土地全体の面積は約 8.5ヘクタールある、(売却地は)わずか1900平米に過ぎないまたはその地全体の約 2%にあたるだけです。その遺産建物の下にある部分が売却されたのです。」と州首相。

オーストラリアの AP通信は、西オーストラリア州首相は今週州議会でこの件を公表したと伝える。「不動産の売却から 得たお金はその発祥地の部分をもう一度作るために使われる。」
「造園の工事と建物の外側部分を原状回復した後で、それは非営利組織または教育機関に貸し与えるために供されることになる。」

西オーストラリア州首相は、その地は2年後には一般者に公開されることになるであろうと期待していると語る、「基礎において、そこはきれいな環境の中で100年ほど経った1つの村から成り、10数棟の大きな建物が建っている。」

(Intraasia 注:記事には解説が書かれていないので意味または背景がよく分からない記事です。スルタンはなぜオーストラリアにある病院の一部土地を購入したのだろう? オーストラリアの町 Dalkeith近郊と言われても大体の地図さえ浮かばない。いささか古い村があるから遺産地なのだろうと推測するしかない。100年程度で古いかどうかは判断が難しいですな。なお当該病院の写真も載っている、その写真から判断する限り、モダンな建物の病院ではない。
という背景理解の難しいまたはひょっとして一部単語を誤読したかもしれないこの記事をあえて紹介したのは、スルタンが遠く離れたオーストラリアの土地にまで投資していることに注目したからです。ジョーホール州スルタン一族は州内中心に広く土地を持ち、開発目的の投資もしていることはよく知られている。スルタンも絡んでいるはずの J Corp という州開発公社はクアラルンプール中心部に立派なビルを有している。 スルタンはジョーホール州のイスラム教守護者であり州元首であるという伝統的立場に留まらず、ビジネス投資も盛んにしている。なにやらアラブの首長に似ているように思える)

【 AirAsia Xグループの今年第1四半期の運行業績】

AirAsia X は運行業績の速報値を発表しました。以下全て  2015年第1四半期の数字です。
AirAsia X の輸送乗客数は 914,970 人でした。これは対前年同期比で15%の減少です。座席利用率は 74%です、これは対前年同期の 86%からかなり下がっています。

AirAsia X は主としてオーストラリアと中国の複数の路線で運行本数の削減を行いました。既にアデレード路線と名古屋路線は廃止しました。 AirAsia Xは収入増加のために、輸送能力に余裕ある分は短期のウエットリース及びチャーター便に既に転用しています。
有償旅客キロ数(RPK) は44億3100万で対前年比で 17%の減少。有効座席キロ数(ASK)は60億2千万です、これは 3%減となる。 

「現在の予約状況は2015年下半期の回復傾向の下で期待通りに進んでいる」 と AirAsia X.
AirAsia X の航空機の動向に関しては、A330-300機を2機 リースの形で受け取りました。この結果2015年第1四半期時点における総機数は 25機となった。前年同期は19機でした。

AirAsia Xの姉妹会社である Thai AirAsia X は業績好調で、座席利用率は 82%、輸送乗客数は 155,961人でした。これはタイと日本及び韓国間の路線の人気を反映したものです。
Thai AirAsia X の2015年第1四半期の運航機数はA330-300が 3機です。 Indonesia AirAsia X はバリと台北及びメルボルン間を運行しており、保有機数 A330-300が2機です。

(Intraasia 注: AirAsia Xは2014年の業績が良くなく、今年になってから前最高経営責任者を更迭して、現在は暫定最高経営責任者が舵を握って、業績向上と改革を目指している。そこでまだその成果は出ていないということです。タイ AirAsia X は路線数がごく限られており、その分好調のようです)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】

1万円を銀行で両替すると RM 291.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 352.1 を入手します。

(Intraasia 注:また対日本円でリンギットが徐々に上がっています)

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5月22日のマレーシア記事

【第11次マレーシア計画(2016年から20年)が発表された】
中期国家発展プログラムである、第11次マレーシア計画(2016年から20年まで)をナジブ首相が国会で発表しました。現在実施中の第10次マレーシア計画は今年末で終わります。

世界銀行の定義では、高所得国家は1人当たりの国民総所得が US$12,745 (RM44,575)とを超える額なっている。マレーシアの2013年における数字は  US$10,060 でした。これは2009年のUS$6,700に比べて50%ほどの増加です。
マレーシアの現在目標は 2020年までに1人当たりの国民総所得が US$15,000 に達することです。(これはマハティール元首相が1990年に発表した Vision 2020に歌われている)

第11次マレーシア計画(2016年から20年まで)内容と目標
・国庫の財政面: 財政赤字を 現在の3.2%から2020年には0.6%に減らす。国家財政の総負債額において 国内総生産の 53.3%から 43.5%に減らす。
・消費者物価上昇率は年率 2.5% - 3% に抑える
・失業率は2020年までに 2.8%にする(ほぼ完全雇用)、新規に雇用者枠を 150万人分創設。

・月間世帯収入の平均値を 2014年の RM6,141 から2020年には RM10,540 とする
・月間世帯収入の中間値を RM5,270 に引き上げる。 2014年時点では RM2,537 です。
・月収の中間値を 2020年には RM 2500を目指す。2014年のそれはRM 1575.

・保健医療面: 国民1千人あたりの病院ベッド数 2.3. 医師対患者の割合を 1対400にする。
・住宅面: 低所得層世帯と中所得層世帯向けに 60万戸の住宅建設。 

・第11次計画下においてもブミプトラの財産所有権を増すべく、ブミプトラ経済コミュニティーを強化していく。
・ブミプトラ企業が実効支配する株式保有率を高めて2020年には全体の少なくとも30%にする。2014年は23.5%。
・2020年には、ブミプトラ世帯の90%が住宅を所有できるようになることが期待される。
・さらにブミプトラ企業者が商業不動産を所有できるように手助けするために、ブミプトラ商業不動産リボルビング基金を設立する。

・全世帯中で、自家保有世帯の割合は 現在76.1%、ただし低所得者層では 75%である。
・人口の95.1%が衛生的な水を使える環境にあり、電気が供給されている人口割合は97.6%。
・識字率は 98%。

経済成長力を高め競争力を増す必要のある4つの重点都市地区として、クアラルンプール、ジョーホールバル、クチン、コタキナバルを特定した。
(しかしスランゴール州とペナン州が除かれていると華語新聞は強調している。)

(Intraasia 注:非常に多岐に渡った大部な計画です。 記事になっているのはその要約と抜き出しであり、さらにその中から目についたものだけを抜粋しました。
国内で有数の都市州であるスランゴール州とペナン州の両州は民聯 (Pakatan Rakyat) が州政権を握っていることを考えると、この両州が漏れているのはなにやら意味ある特定ですな。)

【クアラルンプールの警察官を無作為抽出による尿検査したら9人が麻薬陽性反応】

クアラルンプール警察は所属の警察官を無作為に抽出して尿検査を行いました。その結果、1月から3月までに検査を受けた 1076人中の9人が麻薬摂取の陽性反応が出ました。

この9人はいずれも下級位の警官であり、公式結果が発表されるまで依然として勤務についています。
クアラルンプール警察の長は述べる、「彼らが麻薬を摂取していたとわかれば、処分を受けまた危険薬品法違反で捜査を受けることになる。」 「ただこの検査は内部で行った予備検査です、採取したサンプルを病院へ送って検査します。」

「(尿検査とは別に)247人の警官が小さな違反行為で訓練場へ送られた。小さな規則違反とは遅刻や無断欠勤です。 さらに94人が態度不良で処分を受けた。」
「こういった行為は警官として過失を起こしたと判断することではないが、警察の信頼性を守るうえで苦情に基づいて行っている。」

(Intraasia 注:予備検査であろうなかろうと、嘆かわしいことには違いはない。運転手などを尿検査するとき、その場で陽性反応が出たにもかかわらず処分なしとはならないでしょう。)

【1つのマレーシア発展会社(1MDB) に関する副首相の捉え方】

1週間ほど前に行われた外部に非公開の政治会合で、ムヒディン副首相が1つのマレーシア発展会社(1MDB) の取締役は全員解任されるべきだと演説した動画が漏れました。

ムヒディン副首相はこれについて釈明する、「私の意見は個人的なものであり、既にナジブ首相に伝えてある。首相からはまだ反応を得ていない。」 「これは目新しいことではなくすでに明らかにした意見だ。」

(Intraasia 注:首相を全面的に支持すると言いながら、政治的観点の違いを少しづつ明らかにしている副首相です)

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5月21日のマレーシア記事

【マレーシア海域とインドネシア海域で漂流している違法移住者らを暫定的に保護することに合意と、3か国が共同声明】
(違法入国を目指した何千人ものミャンマーのロヒンギャ人とバングラデシュ人はベンガル湾から人身取り引きグループによって船に乗せられた。5月初めごろからタイ当局の取り締まりが急に強化されたことで、人身取り引きグループは彼らをアンダマン海で放棄した。そのため彼らは船に乗ったままアンダマン海を漂流しており、タイもインドネシアもマレーシアもこれ以上彼らを引き受けたくないと公式非公式に表明した、といったニュースが盛んに報道されていた)

船に乗せられたままインドネシア海域近辺またはマレーシア海域近辺を漂流している(推定)7千人ほどの違法入国目的者たちを、マレーシアとインドネシアは厳しい条件付きで上陸を認めることに同意しました。

その条件:
国際社会はこのロヒンギャ人とバングラデシュ人に庇護を与える形で1年以内に再移住させるか本国送還させなければならない、 また両国が受け入れるとの申し入れは、現在両国海域内外にいる者たちだけが対象になる。 この申し入れは無期限のものではない、仮に無期限とすればさらに多くの者たちがインドネシアやマレーシアを目指してやって来ることになってしまいかねないからです。

「マレーシアとインドネシアは暫定的保護施設を設置する場所を選考しており、建設は早急に始めなければなりません。」このようにマレーシア外務相は記者団に述べました。
「漂流する彼らの状況はもはや容認できない状況であることから、我々は彼らをそれぞれの国で受け入れます。彼らは既に長い間海を漂流している。」

マレーシア、タイ、インドネシアのそれぞれの外務代表らはプトゥラジャヤにある外務省ビルに集まってこの件を論議しました。

タイだけが漂流民を受け入れないとの理由について、マレーシア外務相は、「それはタイの法律と何らかの制限によるからです。」 と(代理で)答えました。「ただタイも必要なる人道的援助は与えます。」 「だからマレーシアとインドネシアが受け入れるとの責任を持つのです。彼らを海上においたままにはしておけない」
「暫定保護施設ができるまでは、船に乗っている彼らに援助を与える。」

3国の共同声明は言う: 国際社会がその責任を持ち、3か国に支援を提供することで早急に重荷を共有してくれるようにと呼びかけます。支援とは財政的援助を含む。
「最近の違法移住者の急増を招いている根本にある原因と要因を直ちに特定して関係国が取り組まなければなりません。」

声明ではまた、移住者らを密入国させる、人身取り引きを行う人たちを糾弾しています。

(Intraasia 注:ある国際人権団体は、3か国を批判して人間をピンポンしていると評した。タイもマレーシアもインドネシアも本音は受け入れたくない、しかし国際的批判と人道的見地から海上にいる者たちに限って受け入れる方向に転換した。両国ともムスリム多数派の国ながら、いずれもムスリムであるロヒンギャ人とバングラデシュ人とはいえ、これほど多数の難民または経済難民または違法移住労働者を受け入れるのは確かに金銭的及び人的に大きな負担となる。さらに問題はミャンマーとバングラデシュに何十万人もの難民・移民予備軍が控えていることでしょう。1千人が捨てられたランカウイ島は、保護施設の設置反対を早々と表明した。
国連のいろんな加盟国が財政支援をすべきだろうと感じる。といって彼らを受け入れることも極めて難しい。例えばロヒンギャはオーストラリアや日本へ行きたいのか、行ってどうやって暮らすのだという問題が起きる。極度の民族差別や貧困ゆえに、危険でしかも多額の金を搾取されるベンガル湾からタイ密入国ルートも辞さないという彼らに最良の解決策などありえない、より悪くない解決策をとりあえず取るしかなさそうです)

【公的な年金ファンドが1つのマレーシア発展会社(1MDB) に投資した】
(巨額の負債を抱えている、1つのマレーシア発展会社(1MDB) は、財務省が全株式を保有し、財務大臣を兼務するナジブ首相が相談役を務めている、国策会社です)

財務省は今週、被雇用者福祉基金 (EPF) と退職基金会社(KWAP) が合計してRM 30億近くを 1つのマレーシア発展会社(1MDB) に投資したことを明らかにしました。
退職基金会社(KWAP)は、公務員が受ける年金の管理運営を行う会社です、被雇用者福祉基金 (EPF)は民間労働者が定年後に備えて積み立てる納付金を管理運用する基金です。 国内最大のいわゆる年金ファンドが EPF であり、第2番目が KWAPです。

公務員用の KWAPは、1つのマレーシア発展会社(1MDB) の子会社であった SRC International Sdn Bhd に対して、政府が保証する ローンRM 40億を貸し付けることにしたとのことで、野党陣営はこれを批判しています。

(Intraasia 注:1つのマレーシア発展会社(1MDB) の巨額債務問題は既に政治問題化しており、攻める側はあれこれの事実を突いている。ナジブ首相は監査庁の監査を待ちなさいと批判をはねつけている。 RM 420億もの負債を抱えながら 1つのマレーシア発展会社(1MDB) の最高経営責任者や取締り役は開き直って、決して落ち度があッたなどとは言わないところが、いかにもマレーシア的です。
公的な基金である EPF, KWAP が1つのマレーシア発展会社(1MDB) に投資するのは、IMDB は資産があるから財政的に問題はないのだということを示す狙いが込められていることでしょう。)

【自動車の盗難】
マレーシア国内の自動車台数は約1050万台。 車歴を見ると、5年以下が約25%、5年から10年が約50%、10年以上が約25%となる。

自動車盗難には大きく分ければ2種類ある (他にもあるが少数割合であるとのこと):
・国際的な自動車窃盗、つまり高級車や人気車を盗んで国外へ持ち出す
・盗んだ自動車を分解して部品にして他の車に用いる

自動車の盗難が警察に届けられた数: 2012年 16196台、 2013年 16733台、 2014年 13407台
自動車盗難の多いメーカーとその割合 2014年:1位 Proton 53%、 2位 Toyota 11%, 3位 Perodua 10%,  4位 Nissan 6%, 5位 Honda 6%,

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5月20日のマレーシア記事

【モンゴル女性爆殺事件に関する一般大衆の興味】
(モンゴル人女性が、警察本庁の特別部門に属する2人の警官によって森林内で爆殺された事件は、既に連邦裁判所の有罪判決が下されてこの2人の被疑者に死刑判決が確定した。しかし1人の元警官は連邦裁判所の判決前にオーストラリアへ逃亡して、オーストラリアで拘留されているがマレーシア送還は行われないと言われている。
ナジブ首相は、この問題も含めて批判を受けている点について、自身のブログで反論または説明をごく最近行ったとのことです。)

民聯 (Pakatan Rakyat) に属する民主行動党DAPの林相談役は主張する、「満足のいく説明がされないかぎり、ナジブ首相は公職にある間このモンゴル女性爆殺事件のことが(自身に)付きまとっていくだろうとことに心理的備えが必要になる。」

「ナジブ首相はこのモンゴル女性爆殺事件の動機に関する全面的調査になぜ反対するのであろうか? なぜならナジブ首相は爆殺事件への関与を否定しているのです。」

「仮にナジブ首相が彼自身への公正さについて心配するのであれば、首相は誰がモンゴル女性の殺人を命令したのか、そしてこの重要な疑いに答えるべき機会を避けようとなぜ9年も経ってしまったかに関する全面調査を命じるべきです。」
「モンゴル女性殺人の動機と誰がそれを命じたかについて一般社会が関心をもっているのは、マハティール元首相によるナジブ首相攻撃とは関係ないことです。」

(Intraasia 注:主要マスコミが首相を名指しで批判するようなこの種の発言内容を細かに載せるようなことはない。主要マスコミは、野党界の最も重鎮である林民主行動党DAP相談役の発言は、それが事実である、単なる与党攻撃の弁論であるに関わらず、華語新聞を除いて昔からほとんど載せない。
ごく一般的な素朴な疑問、それはなぜ利害関係が全くない特殊部隊の警官2人がモンゴル女性を殺したかということです。当然誰かが命令したであろう。その点について裁判では触れることなく、死刑判決が下された。)

【新しい政府専用機は特別な人たちだけが利用する】
政府が購入した新型の政府専用機 は特別な人たちだけが利用できる、この対象となるのは国家元首や外国からの公賓客です。

 このように首相府の大臣が国会で明らかにしました。「新型機は国王夫妻、首相と副首相が利用することになる。」 「さらに各州のスルタンと州元首、 内閣の大臣と副大臣、国家の賓客、高級官吏、関係ある要人も利用できる。」
「この専用機を利用できる人たちについては、政府専用機と空軍機の使用規定に基づきます。」

16年間使ったBoing 社製のビジネス機に替わる機として、新しくAirbus 社製の専用機を購入した件を、ナジブ首相は少し前に説明していました。

(Intraasia 注:以前からこの専用機の購入に批判が出ていたようです。それが注目されるようになったのは、マハティール元首相のナジブ首相攻撃の中に含まれたことで、より知られるようになったといえる。政府専用機というより VIP専用機と呼んだ方が良さそうなほど、多くの利用対象者があげられていますな)

【緑茶の売価を RM 3.30に値上げした Sushi Kingが起訴された】
(Sushi King は大衆寿司店チェーンとして全国展開しており、その分野ではマレーシアで最も知られ且つ店舗数が多いはずです)
Sushi King チェーン店を展開する Sushi Kin Sdn Bhd はスランゴール州スバンジャヤにある店舗で飲み物を高すぎる価格で販売していたことで、2011年価格統制及び暴利法令違反に問われています。そこでシャーラムにある裁判所に起訴されました。

同社の代表として45歳の取締り役が出廷して有罪を否認しました。

起訴状によれば、今年4月3日に Sushi Kin Sdn Bhd社の店舗チェーンの1つであるスバンジャヤにある店で、冷えた緑茶1リットル入りの売価を値上げして RM 3.30にした。 儲け分のRM 1.90中コスト増は72セントなので実質増加はRM 1.18となる

Sushi Kin Sdn Bhd社は 2014年価格統制及び 反暴利法の条項に違反しているというものです。 裁判で有罪となれば、罰金最高RM 50万に処せられる。
裁判長はこの起訴案件の公判日程として 6月25日の審理を決めました。

被告側弁護士はその前に、Sushi Kin Sdn Bhd社の取締り役の間でこの起訴案件を充分論議する必要があるため公判日程を多少遅らせるように求めました。「Sushi Kin Sdn Bhd社の取締役は 7人であり、その内日本に住む日本人が2人いる、ペナン州に2人、クアラルンプールに3人います。全員でこの起訴案件を法律面と技術面から論議する必要があります。」

(Intraasia 注: 日本食は全く口にしないためこういう店舗に入ったことはないので、1リットルの緑茶がどういう風に売られているのだろう?)

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5月19日のマレーシア記事

【青年の年齢層定義を改めます】
青年の年齢層定義を改めて、15歳から30歳までとすることに政府は同意しました。

ムヒディン副首相は語る、「青年の新しい定義はマレーシア青年政策に規定することになる」 「現行の15歳から40歳までから年齢幅を縮小する狙いは、30歳未満の人たちが指導的役割を果たせるように、この国の将来の姿を形作れるようにする機会を与えるためです。」

「教育,起業、スポーツプログラム、雇用機会、現在の問題に関する情報をまとめていくものとして、マレーシア青年アプリシステムを開発するという提案を政府は歓迎する。」

(Intraasia 注:遅きに失したというぐらいの改訂です。マレーシアの政党は多くの政党が青年部を有しているが、40歳までというのが多数派のようです。多くの社会的組織も青年の定義は政府の年齢定義に従っているらしい。一体全体39歳のどこが青年なんだと昔から思っていた。)

【馬華公会MCAは中国の提唱に協力して外国市場の開拓に華人界を先導していきたい】

ジョーホール州スガマットで華人界の7代出身族団体連合会主催による地元会館60周年記念の晩さん会が行われました。

その席で馬華公会MCAの準総裁の1人が演説しました。
「馬華公会MCAは、中国の習国家主席が提唱した”一帯一路”の推進に協力して、マレーシアの華人の資力と力を合わせ、華人界が外国市場の開拓していく先導を務めます。」
「”一帯一路”は東南アジア、南アジア、中東、北アフリカ、欧州に広がる、これは世界経済総価値額の29%を占める。現在すでに60国家を超えている」

「マレーシアは、中国が提唱する”一帯一路”という国にまたがった経済協力計画において、いろんな面で優越した点を持つ。」 「そもそも我が国の華人と中国人は同門同種である。マレーシア政府と中国政府の関係は良好です。」 「さらにマレーシアは豊富な自然資源と海産資源を有している。」 「マラッカ海峡の航行は非常に盛んであり、スランゴール州のポートクランは世界12大港湾です。」

(Intraasia 注:こういうのは華語新聞だけが載せる典型的な記事です。華人団体・組織が何々の会合や大会を開く、政府与党の1画である馬華公会MCAの代表が演説する、という筋書きです。近年の中国の大々的な世界進出に迎合して、馬華公会MCAはしきりと中国政府との懇意な関係を強調する、また親中国的というより中華思想を信奉している人たちの喜々とした思いが記事から感じられる。
彼らはかくも中華民族にこだわるのです、こういう記事を目にするたびに辟易した感を抱きます。反中ではなく、Intraasia は日本を含め何々民族を崇高と捉えるあり方に強い違和感を持つ、非・民族優越主義を志向する者です)

【中央銀行Bank Negara発表のマレーシア経済の数字】

2015年第1四半期の対前年同期比伸び率
国内総生産GDP 5.6%、  民間消費 8.8%、 民間投資 11.7%、 公共消費 4.1%、 公共投資 0.5%、 輸出高 マイナス0.6%、 輸入高 1%、

Bank Negara が予測する消費者物価上昇率  2%から3%の範囲。

【有名ショッピングセンターで開かれたコスプレコンテスト】

日本の国際アニメチャンピオン大会に合わせて、シンガポールコスプレクラブとSubang Paradeショッピングセンターが共催して、マレーシアアニメコンテストが5月16日と17日にSubang Paradeショッピングセンターで開かれました(下の画像)。

多くのコスプレファンが集まりました。このコンテストは参加者の創意工夫とコスプレ度を審査要件にしています。 コンテストの優勝者はマレーシア代表として名古屋で行われる大会に参加することになる。 そこでコンテスト参加者は各自力を絞って競いました。

(Intraasia 注:クアラルンプール圏の代表的都市であるスバンジャヤにある、老舗のショッピングセンターがSubang Paradeです。なぜシンガポールコスプレクラブが共催するのかは知りません。クアラルンプール圏ではコスプレの集まりが開かれたり、日本マンガの催しにちなんでコスプレが披露されるといった記事を時々目にします。年1回の大規模なアニメ・コスプレ大会は今年既に開かれたようです。
この画像は華語新聞の写真をスキャンして切り取ったものです。会場の様子が小さく写っていますが、この新聞が大きく掲げているのは、何人かのコスプレ参加者の写真です)
cosplayinsubangparade.jpg

おことわり
5月18日は家を留守にしましたので、記事は掲載できませんでした。

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5月17日のマレーシア記事

【サンダカンから誘拐された2人は既にフィリピン最南部の島で捕らわれの身】
サバ州サンダカンにある海浜レストランから、4人の武装グループに誘拐された男女2人は、既にフィリピン最南部の Jolo島に連れ去られたもようです。
フィリピン治安部隊などからの情報では、武装した者たちが人質 2人を見張っているとのこと。 

2人を誘拐したのはこの種の悪行で名高い兄弟グループであり、彼らはフィリピン最南部で長年活動するムスリム反政府組織 Abu Sayyaf と 人質の売り渡し交渉をしているであろうと、見られている。これまでのところ、フィリピン当局もマレーシア当局も犯行グループおよび人質の姿をまだ視認していません。
連れ去られた2人中のレストラン客である男性の妻は、サバ州で誘拐グループからの電話を待っているところです。

17日のウエブニュースによると、サバ州警察の長が明らかにしました:武装グループは、人質の2人に家族との電話会話を許した。彼らは多額の身代金を要求した。

(Intraasia 注:これまで幾つも起きた誘拐人質事件での身代金要求と同じような展開になりそうという、推測が混じった報道です。フィリピン最南部の島は政府の支配が届かない地方だそうなので、誘拐されるといつもそういう島の山中に捕らわれとなり、何か月間もかかる身代金交渉が始まるのを待つしかないようです。誘拐するグループとそれを買い取って、マレーシア側の家族や当局に身代金を要求するグループは別だというのがこれまで報道されている。)

【確定申告の最終期限が近づく】
内国収入庁が5月13日時点で受け取った、2014年度所得の確定申告は 276万枚(276万人)です。
財務省の副大臣によれば、申告の多くは電子申告となっている、とのことです。

(Intraasia 注:所得の確定申告と行っても日本のそれとは少し違う。 基本的に所得のある人は年度の合計を記入して所得申告書を送付(return という)することになっている。所得税の還付になる人もいるし、不足税分を収めることになる人ももいる。 
税務署の役割をしているのが内国収入庁です。 会社ではなく個人としての外国人も所得税対象になることは言うまでもない、ただし国外源泉所得の場合は申告の必要はない。)

【マレーシアにある国連難民高等弁務官事務所UNHCR の代表はマレーシアにおける難民について語る】
現在マレーシアのUNHCR に登録した難民数は 152570人を数える、その内94%がミャンマーからの難民であり、さらにその40%がロヒンギャ人です。
「マレーシアがいわゆる難民条約を批准していないにもかかわらず、事実として多くの者たちがやって来ている。」 「この登録難民以外にも我々の知らない未登録難民が何万人もいると信じている。」

「マレーシアが取れる選択は、そういった未登録難民がそのまま顔のない者たちとして存在し地下または灰色の経済下にいるままにしておくのか、またはマレーシア当局が手段を講じて難民登録プログラムを通してどういう者たちがマレーシアにいるかを見つけ出すか、です。」 マレーシアで難民は働くことは法的には禁じられている。

「マレーシアにいる難民が受け入れ第3国へ送り出す数そのものが減っている。我々は解決策を早急に見つけ出さなければならない。 」 「2014年にUNHCR は第3国移住への申請を15000人分行った。しかし実際に移住できたのは11000人だけでした。今年はこの申請数自体を半減させなければならない。国際的に難民受け入れの興味が以前ほどないからです。」

「2015年にUNHCR が全てを自分たちだけで行うことは不可能です。 問題が大きすぎて解決はUNHCRの手にはない。」 「マレーシアにおける難民問題はほとんどがミャンマーの問題に起因する。」

マレーシア側は心配する:仮にミャンマー難民がマレーシア定住を認められたら、彼らはミャンマーで起きていた民族間のあつれきと争いをマレーシアの地に持ち込むのではないか
事実昨年ペナン州で何件も発生したミャンマー人の虐殺事件について、警察はミャンマーにおける仏教徒とムスリムの争いに関連しているのではないかと疑っている。

(Intraasia 注:難民の問題はイントラアジアにも実感としてわかる、それは10年以上に渡って彼らがアパートと我が地区に大挙して住んでいるからです。 難民の中には第3国へ出国する者たちもいるし、他地区へ行くものもいるようなので、しょっちゅう変化している。難民中の若い女性は店舗や小販売人に使われて働いている。合法的に働けないなんてのは単なる名目に過ぎない。またごく少ない難民は小販売人となって金を稼いでいる。UNHCR の言うとおり、ミャンマーは難民を生みだすような状況を早急に止めなければならない。人身取引組織とあくどい雇用者はタイにもマレーシアにもいる、抑え込みはできても壊滅は無理だろう。送り出す側で国情を向上させなければならないと強く思う)

【5月末ランカウイ島がラクサ好きの人たちの目指す地になる】

ランカウイ島で今月末に2015年ランカウイ島国際ラクサカーニバルが開催されることから、アジアを含めたラクサ好き約3万人が集まる地になります。

ランカウイ発展公社の最高経営責任者は語る、「島の Pantai Cenang にある Laman Padi で5月29日から31日まで開催するこのカーニバルでは3万人の訪問者を目指している、昨年のカーニバルでは訪問者数は28000人でした。」

「カーニバル訪問者に味わってもらえるように、マレーシア国内各地からいろんな種類のラクサが集まります、さらにフィリピン、ベトナム、日本、タイ、中国、インドネシアといった外国からのラクサも参加する。」
このカーニバルはまた有名な4人のシェフが参加することで人々を喜ばせます: シェフ Farah Quinn,  シェフJoe (マレーシアマスターシェフ)、シェフ Sherson Lian, 俳優でコメディアンでもあるシェフ Frouk Hussain.

(Intraasia 注:イントラアジアは食通でないので、日本や中国にラクサがあるとは知りませんでした。Laksa と綴られるラクサは東南アジア、とりわけマレー社会の料理だと思っていた。日本のラクサがどんな味でどのような具なのか想像はつきません、すると laksa という料理分類はどういう定義になるんだろう?)




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5月16日のマレーシア記事

【反汚職委員会がサバ州での汚職捜査に関連して約1600個の銀行口座を凍結した】
マレーシア反汚職委員会はサバ州における捜査作戦を開始した最初の日に、企業と個人の銀行口座計 1623個を凍結しました、これらの口座残高総額はRM 5億6千万になる。

反汚職委員会の捜査部門の長は声明の中で述べる、「サバ州における汚職、ディーゼル油補助金の不正、タバコと酒の密輸を取り締まるために、この捜査作戦を開始した。」 「口座凍結以外にも、RM 100万相当の宝石も押収した。」

「この大きな捜査作戦では、タワウ、サンダカン、クニンガウ、コタキナバル、スンポルナ、ランブアン島で違法活動の疑いのある計43か所を捜査した。脱税容疑も含まれる。」 「これらの違法活動がサバ州と連邦政府に与えている損害は総額で何十億リンギットにもなる、と我々は見なしている。」

マレーシア反汚職委員会は今週初めサラワク州において、州政府や他の官庁と共に、州における違法森林伐採、汚職、脱税を摘発する捜査作戦を行いました。これらの違法行為は政府に多額の損害を与えています。

この大きな捜査では、州内の49か所を捜査して、企業と個人の銀行口座 計519個を凍結しました。口座の残高総額はRM 7億にもなります。

(Intraasia 注:サラワク州の違法合法の森林伐採は何十年も行われていることは周知の事実です。サラワク州の大企業家の多くは森林伐採で財を成した、その多くは華人です、森林伐採とダム建設はそれが違法なのか合法なのかより、州政府の庇護の下に長年行われてきた。 その州政府と地場大企業の絡み、サラワク州経済の依存性を考えれば、短期間の取締りだけでサラワク州の森林伐採が減るようなことは期待薄ですけど、森林伐採に絡む脱税などの違法行為の摘発を期待しましょう、)

【15.05.15 にちなんでムスリムの集団婚姻儀式が行われた】
スランゴール州でムスリムの集団婚姻式が行われ、30組のカップルがイスラム教の宗教婚姻儀式 ( akad nikah) に参加しました。

これは20”15年5月15日”という意味多い日にちなんだもので、スランゴール州イスラム教庁と Karangkraft が主催して、シャーラムのモスクで行われました。
あるカップルは、こういう集団儀式は費用節約にもなる、と語る。30組の中には、60歳と47歳のカップルもいました。

州のペタリン地方イスラム教関連事官吏によれば、この集団婚姻儀式に参加する費用はカップルあたり RM 1千ですと明らかにしました、「15年5月15日はたいへん趣のある日なので、このような集団婚姻式を行うのにこの日を選んだ。金曜日なのでさらに意味がある」

(Intraasia 注:akad nikah はムスリムが婚姻するに必須の儀式だそうです。これを済ませたからといって法的に夫婦になるわけではないので、国民登録庁に届けなければなりません。 
マレーシア人は集団婚姻式・結婚儀式が好きだと言える。華人は華人界の信じる良き日や語呂合わせの良い日、例 10.10.10、に集団結婚式を華人組織の会館で行う、しばしば華語新聞にこのニュースが載ります。ムスリムはムスリムでムスリム界の良き日に行うようです、ごろ合わせの良い日も選択肢の一つのようです。インド人の場合はほとんどニュースにならないのでわかりません。 いずれにしろ集団結婚式類のニュースは珍しくない)

マレーシア語紙のコミックから
malaykomik_may.jpg

1コマ目
新聞を読む男:マレーシア航空(MAS)のある乗客は身体が大変大きく太っており、客室乗務員から圧迫だと見なされていた、というのも飛行中にやかましくするからです。
コメディアンの Abam Bocey は体重192kgだが、今後体重を 20kgから 30kg減らします。

2コマ目
食べてる男: ちょっと離れて読んでくれないかな。 俺は今食べてる最中だ。
新聞を読む男:これも肥満の範ちゅうだな。

(Intraasia 注:terpaksa の部分は辞書の訳語から多少外れるけど恐らくこういう意味だろうと訳しました。 それはとしてマレーシア人、とりわけマレー人とインド人には単なる肥満ではなく過剰肥満体の人が珍しくない。明らかに不健康な太り方です。 他人の肥満にどうこういつもりはないが、公共交通機関でこういう過剰肥満者の隣に座るのはまさに圧迫感を感じますね)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】

1万円を銀行で両替すると RM 293.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 349.4 を入手します。

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5月15日のマレーシア記事

【サバ州東海岸でまたも起きた武装グループによる誘拐人質事件】
(サバ州東海岸側である、サバ州東部特別保安指揮區(ESSZone)下にある、6つの地方の沿海には2014年8月以来夜間海域禁止令が出され続けている。当サイトでは既に何回も関連記事を載せています。禁止令は夜7時から翌朝5時までです)

サバ州サンダカンで海に面した場所にある、海鮮料理レストランから女性マネージャー、華人48歳、と 客のサラワク州出身華人、36歳、が武装した4人組に誘拐されました。事件が起きたのは5月14日の夜8時前です。 この女性マネージャーは店主の義姉妹です。このレストランは人気あるとのことで、当時100人ほどの客がいました。

サバ州警察の長は事件を説明しました、「M16小銃と拳銃を持った賊はスピードボートでやって来た。レストランの裏口から侵入して直ちに、カウンター及びテーブルに座っていた被害者を襲った。そして2人を捕まえてボートで去った。」 「賊は顔を隠しておらず、監視カメラがその様子を撮っていた。」

サンダカンはフィリピン最南端の島からスピードボートでわずか1時間の距離です。マレーシア治安部隊は直ちに武装誘拐グループの捜索作戦を開始しました
マレーシア警察長官は、賊が南フィリピンのスルー武闘グループの犯行の可能性を否定していません。

サバ州警察は、今月サバ州キナバタンガン地方の農園で武装グループらしい7人組を視認したことから、彼らを追っていました。

(Intraasia 注:100人も客がいる営業中のレストランを襲って2人を誘拐とは、まるで映画のシーンですな。顔も隠していなかったということは、マレーシア治安部隊への挑戦的な意味合いもありそうだ。サバ州東部特別保安指揮區が何千人か知りませんが、常時部隊を張り付けて24時間監視している地域と海域にもかかわらず、武装グループは侵入してくる、そして既に2桁回数になりそうな誘拐人質事件を起こした。マレーシア政府とサバ州政府と治安部隊の指揮官がいくら安全だと強調しようと事件は現実に起きている、防御とはかくも難しいのだなと思うしかなさそうです)

【違法滞在・密入国者用収容所での過半数はミャンマー人】
マレーシアには密入国者や不法滞在者を拘留して収容する、収容所が全国に12か所ある。 イミグレセン(Imigresen)の幹部が明らかにした最新の数字です。

総収容者数 13231人中の 過半数である 6936人がミャンマーからの人たちです、そしてその内の4531人がロヒンギャ人。 
ミャンマーを除く収容者の国籍:インドネシア 1715人、 バングラデシュ 1466人、 ベトナム 681人、 ネパール 493人、パキスタン 403人、その他
「イミグレセンは方策を取っているので、収容所内でのミャンマー人仏教徒とロヒンギャ人との間での争いは起きていない。」

別記事-外報通信社
国連の難民機関と人権グループの情報では、何千人ものロヒンギャ人とバングラデシュ人が乗った(複数の)船がアンダマン海をさまよっている。彼らは男女と子供からなり飢えと病気に面している可能性が高い。

(Intraasia 注:人身取り引きグループはその”取り引き品”であるロヒンギャ人とバングラデシュ人を船に乗せたままアンダマン海に捨てたと、報道されている。タイもインドネシアもマレーシアも、難民と見なすべきか人身取り引きの被害者と呼ぶべきかは別として、これほど多人数のロヒンギャ人とバングラデシュ人を全く受け入れたくない、と公式、非公式に明らかにしている。よって船に乗せられたまま、彼らは行くところがない、とのことです。
それにしても今年のアセアン(ASEAN)議長国のマレーシアを始めとして、タイもインドネシアもアセアン(ASEAN)経済発展のためという名目には熱心だが、こういう問題には一緒に取り組む熱心さに欠けるとの印象がわく。緊急にミャンマーを入れて会議でも開くべきだろうが、今のところ日程はまだ決まっていない。 根本的な発生原因はミャンマーにあることはいうまでもないことでしょうが、人身取り引き問題は全てが地下でつながっている)

【タイ深南部でいくつもの爆弾爆発事件が起きた -外報通信社記事】

タイ警察のスポークスマンは、(深南部の)14か所で爆弾が爆発したとの報告を受けていると語りました。

またタイ陸軍の国内治安部門のスポークマンは、12人がけがをしたが死者は出ていないと述べました。語りました。「この一連の爆弾事件は全てヤラー県州都ヤラーの内外で起きた。いずれも小規模で人を殺すというよりも騒動を起こす目的のように見える。」

タイ深南部3県であるパッタニー県、ヤラー県、ナラティワット県では2004年の不穏化以来、これまでに6千人以上の人たちが殺されています。

(Intraasia 注:いつもながら見出しにタイ南部と付けている。こういう見出しは間違いであり、事実を知らない外国人に誤解を与えるだけです。タイ南部は広い、例えばチュンポーン県も、ラノン県も、プーケット、ナコンシタマラート県も、サトゥン県も南部だがそういう県で爆弾や襲撃は1回も起きていない。2004年以来の不穏化に起因する事件は全て深南部3県とソンクラー県の一部だけで起きている。なおソンクラー県ハジャイで過去数回起きて旅行者らに大きな被害が出た爆弾事件は、果たしてムスリム武闘派か起こしたのか、それともギャング団が起こしたのかの確証は報道されていない。
イントラアジアの深南部訪問時のいわば基地となるヤラー市の内外は不穏化が始まって以来数多くの爆弾破裂が起きている。こういう外報記事は深南部で数えきれないほど起きてきた爆弾事件の中の1つに過ぎません)

【数学と科学の理解力試験を基にランキングした国際比較でマレーシアの学校は52位】
経済協力開発機構(OECD) は世界基本技術 という名称の世界の学校ランキングを発表しました。世界76か国中でマレーシアは52位でした。

国際学生評価試験プログラムPisa または 国際数学と科学学習の傾向Timss に参加した81各国の比較データを基にして、ポイントをつけた、とOECDのリポートは述べる。
この評価は2000年から行われており、マレーシアは2009年に初参加しました、その時は 74か国中の55位。
2012年のPisa の結果において、マレーシアは世界平均を下回りました。

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5月14日のマレーシア記事

【1つのマレーシア発展会社(1MDB) の所有地で進めていくTun Razak Exchange プロジェクトに投資する外国企業はまだほとんどない】
クアラルンプール中心部ににいわば金融センターを設ける、Tun Razak Exchange プロジェクトは 2010年に発表された。その年の鍬入れ式は無期延期されたことで、良い立ち上がりではなかった。

つい最近、ムスリムの巡歴基金である Tabung Haji、及び 被雇用者福祉基金(KWAP) が、1つのマレーシア発展会社(1MDB) からTun Razak Exchange プロジェクトの土地の一部を購入したまたは購購入する意向を示したことは、社会から大きな抗議を招いた。

この抗議の声は、1つのマレーシア発展会社(1MDB) が 4年前に政府からTun Razak Exchange プロジェクト対象地として 30ヘクタールの土地を購入した時、平方フィートあたりRM 64で買った事実にもあがりました (注:平方フィートを約11倍すると平方メートルになる)。

Tun Razak Exchange プロジェクトは 2010年の発表以来、うたい文句とは異なって、外国からの投資をまだ引付けていない。
1つのマレーシア発展会社(1MDB)のTun Razak Exchange プロジェクトにおける主たるパートナーはアブダビ基盤の Mubadala 開発会社のはずである、しかし現在までにこの中東の会社がTun Razak Exchange プロジェクトに投資する金額の公式な確約は発表されていない。

2012年にナジブ首相は、Tun Razak Exchange プロジェクトが完成するまでの15年に渡ってプロジェクトを見守っていく特別チームを組織させた。
その3年後である今年になって、1つのマレーシア発展会社(1MDB)の不動産部門である 1MDB RE がようやく、 Tun Razak Exchange プロジェクトのライフスタイル区画を共同開発する合弁会社を発表した。相手はオーストラリアの大企業 Lend Lease です。
このオーストラリア企業が合弁会社の60%の株式を保有する、そして1MDB RE が40%となる。ただ金融面での詳細はまだ明らかにされていない。

Tun Razak Exchange プロジェクトは本来は金融センターと発表されたのであるが、この現時点での開発は小売りと住居プロジェクト開発です。その第1段階の推定完成時期は2017年から2018年になるでしょう。
Tun Razak Exchange プロジェクト全体での総開発価値は最初 RM 400億と言われていました。このオーストラリア合弁会社による開発価値はそれに比べたらRM 80億に過ぎない。

Tun Razak Exchange プロジェクト敷地内に建設中の新電車路線MRT の地下駅と2017年に完成予定です。
Tun Razak Exchange プロジェクト では25のビル、3800戸の住居、を建設すると歌われている。ナジブ首相は以前、世界の最良企業250社がオフィスを設けるであろうと語っていました。しかし現在、世界的企業でTun Razak Exchange プロジェクトに参加すると公式に声明した企業は、Lend Lease以外には全くない。

この何年間は1つのマレーシア発展会社(1MDB) についてそのビジネス交渉のことよりも疑問点の方が多く取り上げられている。 1つのマレーシア発展会社(1MDB) は世界各地で資金借り入れしたことで現在の負債額はRM 420億に達する。ケイマン島にも資金を置いている。
1つのマレーシア発展会社(1MDB)はキャッシュフロー面で問題を抱えていると自ら認めている、そこで戦略的見直しをしているところです。

巡礼基金Tabung Haji が1つのマレーシア発展会社(1MDB)から0.63ヘクタールの土地を購入した金額は、1つのマレーシア発展会社(1MDB)が政府から買った値段(コストに比して)の43倍にもなる。社会からの批判を受けて、巡礼基金Tabung Haji はその土地を早急に売却することを公言しました。

(Intraasia 注:親政府系の新聞と独立した立場のネット新聞では1つのマレーシア発展会社(1MDB) に関する報道の仕方がかなり異なります)

【携帯電話のプリペード利用者に掛かる物品とサービス税(GST)の新方針は来年から実施】

(携帯電話のプリペード利用者が購入する追加チャージ(カード)にかかる物品とサービス税(GST)を巡って、4月の施行以来利用者から論議が湧いています。)
現在はプリペードカード RM 10を買うと物品とサービス税(GST)が上乗せされて RM 10.6を払っている。

この問題を一任されたコミュニケーション・マルチメディア省大臣が記者会見で明らかにしました:
プリペード利用者が購入するRM 10に関して価値はRM 10とする。ただしその追加チャージした分を利用する際に、物品とサービス税(GST)が掛かる、つまり通話、SMS, データ通信には 6%の税がかかる。携帯ネット網運営会社の準備面から この方針を施行するのは2016年からです。

従って現行のRM 10.6支払いは2015年末まで継続する。 「新方針を直ちに実施することはできない。市場には現行方式の追加チャージカードが出回っているのです。」 「我が省の方針は既に携帯電話網運営会社に伝えた。」

(Intraasia 注:マレーシアの携帯事情は、ユーザーの80%以上がプリペード式ですから、非常に多くの人に関係する事柄です)

【マレーシア航空機内で暴言と脅迫をしたドイツ人乗客に懲役の判決】

先週クアラルンプール国際空港(KLIA)を離陸したコロンボ行きマレーシア航空(MAS)に載っていたドイツ人乗客が機内で騒動行為を起こしたために、同機はKLIAの即引き返しました。そして警察がこの乗客を逮捕した事件がありました。

この乗客はバリ島に住む54歳の実業家です。ビジネスクラスに乗っていた彼は、シートベルト着用ランプが消える間に客室乗務員に対して酒を要求して拒否されたことから、暴言を吐き、「後で見つけ出した殺してやる」といった脅迫をしました。そこで数人の乗客の協力を得てこの男を取り押さえ、機長は機をKLIAへ引き返す判断をしました。

このドイツ人は下級裁判所に、民間航空法の条項に違反の罪で起訴されました。拘留されていた被告は手錠姿で法廷に現れ、有罪を認めました。
裁判所は被告に、逮捕時から1か月間の懲役判決を下しました。

(Intraasia 注:東南アジアを最初から見下した言動の欧米人がたまにいますね、そういう者たちに限ってアセアン(ASEAN)の国に住んでいたり、アセアン(ASEAN)国とビジネスをしたりまたはそこの会社で働いている。この男は多少酔っていたいたそうですが、頭の中にある潜在意識が顕著に現れたことでしょう。飛行機の中で暴れたり、脅したりするやからには実刑を持って処すべきだと思う)

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5月13日のマレーシア記事

【交通違反に関して出された累計159万枚の逮捕状】
警察が交通違反に対して命令書を発行した後、逮捕状となっている159万枚の召喚状の内で今年5月1日時点で済んだのはわずか 18260枚に過ぎません。
逮捕状は裁判所での交通違反審判に出頭しなかった交通違反者に対して裁判所が発効したものです。

そこで警察の交通部は15日から逮捕状の施行を行います。対象となる交通違反者には既に5月1日から2週間の猶予期間を与えたからです。

交通警察の長は語る、「召喚状への(対応)を済ませていない人たちに行動するようにとアドバイします、警察が与えた2週間の猶予期間が終わるまで数日しかありません。残り数日の間に手続きを済ませないと、そういう者たちを裁判所へ連行する逮捕行動が行われます。」 「159万枚の逮捕状は1990年から現在までに発効され且つ手続きを済ませていない累計数です。」

(Intraasia 注:100万枚を超える罰金命令などが無視されたことから出された逮捕状のはずです、要するに交通違反罰金システムは本来の狙い通りには機能していないということですね。
バイク免許を含めて自動車免許はなんら問題なく更新できる。そもそも郵便局で免許税を払うだけで免許期間が更新できてしまい、本当の意味での免許更新という制度はないといえる。だからたくさんの違反状を抱えている免許保有者も更新できます。違反点数制は理論上はあるが、限定的にしか運営されていない)

【フィリピン人メイドの賃金は米ドル建てだから賃金を上げなさい】
フィリピン大使館はマレーシアで雇用されているフィリピン人メイドに関する声明を発表しました。その内容:
フィリピン人メイドの雇用者は賃金として月RM 1440を支払う必要がある、その理由はマレーシアリンギットの外為交換率が下がったからです

マレーシア外国人メイド代理業者連盟の会長は語る、「これはこの10年間周知の合意となっている。フィリピン人メイドの賃金は米ドルが基準となる。」 「多くのメイドから、雇用者が契約に沿って賃金を払ってくれないと苦情を受けている。だから大使館が声明を出したのです」

(Intraasia 注:インドネシア人メイドを始めとして、マレーシアで働いている各国の外国人メイドの中で伝統的にフィリピン人メイドは最も賃金が高い。月賃金がRM 1000を超すのはフィリピン人だけです)

【密入国者1千人がランカウイ島に捨てられた事件を繰り返さないために】
密入国者となる、約1千人のミャンマー人ロヒンギャ人とバングラデシュ人がランカウイ島に置き去りにされた件について、マレーシア政府はミャンマーとバングラデシュに対して早急に合同会合を持つようにと要請しています。

内務省の長官は語る、「ランカウイ島に放置されたこのれほど多くの者たちには、人身取り引きの要素を認める。こうした事件が二度と起こらないように、マレーシアはミャンマーとバングラデシュに対して話し合いの場につくようにと申し入れたい。」 「タイもこれには関係します。」

よく知られたマレーシアの人権NGO Tenaganita は主張する: 安い労働をますます求めていることが、雇用者を非正規の移住者や難民を雇うためにあらゆる方策へと向かわせいる。実業者は人間を品物として買うことに対しての責任を負わねばならない。」

(Intraasia 注:1千人もの密入国者を載せた1隻または2隻の船がランカウイ島の海へ入って彼らを捨てて、どこかへ去ったことが感知できなかった、という事実が残る。マレーシアの海上警備力はもう手一杯なんでしょう。)

【インドネシアの対応法 -外報通信社】
(人身取り引きと疑われる)ミャンマー人のロヒンギャ人とバングラデシュ人の計1千人ほどを載せた船がインドネシアのスマトラ島アチェ地方に着いたとのニュースは既に報道されていた。
ところがインドネシア海軍は、その内の1隻の船、推定400人位を載せていた、に燃料と水と食料を与えた後、インドネシア海域外に曳航してからその船を放したと、確認しました。

インドネシア当局は述べる、「その船には燃料などを与えた後、そのまま航行を続けるように申し渡した。その船をマレーシアかオーストラリアへ向かわせたわけではない。それは我々の関知することではない。我々が心配するのは、彼らがインドネシア海域に入ってこないことだ。インドネシアは彼らの目的地ではない。」

先日の華語紙、今日の英語紙に載っている推測的ルート
バングラデシュ人とミャンマーロヒンギャ人はそれぞれの場所から小さなボートや漁船で密出国する、何時間か掛かって沖合に停泊する貨物船に乗り継ぐ。密出国者を多数載せた貨物船は1週間から2週間かかってタイに入り、その後タイ南部アンダマン海側の陸地に彼らを下す(密入国となる)。彼らはラノン県やサトゥン県に着地することになる。

人身取り引き組織はそういうバングラデシュ人とミャンマーロヒンギャ人をマレーシアとの国境付近に設けた秘密キャンプ地に一時強制収容する。その後で金が支払われた彼らをマレーシアに密入国させる。

人身取り引き組織はこれとは別に、ミャンマー人をタイへ密入国させるルートとして陸路でカンチャナブリ県へ送り込むことも行われているとのこと。密入国者はタイを南下することになる。

今年3か月だけで、ミャンマー人ロヒンギャ人とバングラデシュ人 2万5千人がマレーシアに向けて密出国の船に乗ったと思われる。
移住の国際機構のスポークスマンは言う、「8千人ほどが依然として海上にいるはずだ。」

(Intraasia 注:この推測的説明がどこまだ確証あるのか知りませんが、とにかく現実として何万人ものバングラデシュ人とミャンマーロヒンギャ人の密出国者がタイに密入国し、それがまたマレーシアに密入国することが起きているようですから、ルートの違いに過ぎないといえそうです。
Intraasia は1990年代後期から2000年代初期にかけて、タイとミャンマーの国境地帯を調べようと何回も訪れようとした。マレー半島が狭くなって、タイとミャンマーの国境線が南北にずっと続いている地帯です。合法的な国境検問所はないが、人々が出入りする国境があるのではと探し回った。タイ人を装ってミャンマー国境近くまでも行った。ばれると逮捕される危険が高いのでそれ以上は踏み込まなかったが、この種の国境線は超えられると思った。 
タイ南部の唯一のミャンマーとの国境はラノンにある、ラノンの波止場から小さな船で波が結構ある海を渡ってミャンマーの最北端に入れる。当時はミャンマー軍事政権の閉鎖時代なので、外国人は着いたミャンマーの町から外へは出られない定めでした。15年位前の昔でもミャンマーとタイの国境取引は盛んでした。現在はもっと盛んでしょう。よってミャンマーの最北端から船でタイ南部のラノン県へ密入国することはいかにもありそうだ。 カンチャナブリは日本軍が強行に建設した死のタイミャンマー鉄道の基点として有名だ。イントラアジアが訪れたのは1980年代の昔だが、国境地帯はジャングル、全てを監視することは不可能だと思う。 )

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5月12日のマレーシア記事

【人身取り引き組織は売り物の密入国者ら1千人をランカウイ島に放棄した】
(5月8日の記事を参照してください)
タイ側のマレーシアとの国境近辺にある、秘密キャンプ地と集団埋葬が暴露されて以来、タイ当局は人身取り引き組織に関わる者たちを追跡しています。

タイ当局の取り締まりが厳しくなったことから、人身取り引きグループは国境近辺の秘密キャンプ地を取り払って、そこに(恐らく何週間も)捉われていたであろう者たち(密入国を待っていた者たち)1千人あまりをランカウイ島の海岸に置き去りにしました

ランカウイ島はタイのサトゥン県からフェリーで1時間ほどの海域にある。人身取り引きグループは、密入国者らを漁船に乗せてランカウイ島に運んだあと去ったとのことです。
この1千人余りとは別の1千人ほどが、マラッカ海峡の向こうに位置するスマトラ島のアチェ地方の海岸にこれまた置き去りにされた。

ランカウイ島の Kuala Muda 海岸で深夜見つかった約1千人はミャンマーのロヒンギャ人とバングラデシュ人から成る。話によれば、漁船は海岸に近づいただけで離れてしまうので彼らは漁船から海に飛び込まなければならなかったとのことです。密入国者らは疲労し飢えており、ほとんどが裸足です。 警察が数えた段階でロヒンギャ人が463人、内女性が103人で子供が61人、バングラデシュ人が588人、計1051人です。

ランカウイの警察トップは語る、「彼らはタイの秘密キャンプ地にしばらくいたようだ。」 見つかった密入国者は全員、ランカウイ警察に拘留されている。

タイのムスリムNGOは主張する: タイマレーシア国境付近で秘密キャンプ地に強制収容されていた密入国者らは山林地帯を歩いて国境を越えてマレーシアの(ペルリス州)パダンブサール地方へ入る。
マレーシアの治安部隊にマスコミが同行してパダンブサール地方の山林地帯を歩いて国境線まで到達してところ、確かに国境線には何のフェンスもなく、国境を示す礎石があるだけでした。

(Intraasia 注:この10日間ほど報道されているこのニュースでは、まるで現代の奴隷取引だというような評があった。まさにそれを思わせるような記事内容が連日載っている。
パダンブサールの町はマレー鉄道と道路がタイ側に続いているため国境検問所がある。しかしそれは長い国境線のほんの一部であり、アンダマン海に続く国境地帯は山岳地です。ここに1か所だけ国境検問所があり Wang Kelianワンクリアンと呼ばれる。イントラアジアは国境通過が大好き(笑)ですからもちろんタイ側とマレーシア側の両方からこの検問所を超えている。ペルリス州に接してアンダマン海に面するサトゥン県にはタイの山岳国立公園があり、イントラアジアはそこにあるロッジで昔1泊したことがある。イントラアジアのようなジャングル地帯歩きに全然慣れていない者にはお手上げの山地です。
今回の秘密キャンプ地はこういう山岳地にいくつも設けられていたようであり、そこから密入国者が徒歩でマレーシアに入るという筋書きだそうです。人身取り引き組織はミャンマー・バングラデシュ、そしてタイ、さらにマレーシアとつながっていることがわかる。
バングラデシュとミャンマーから船で密出国した彼らはタイ南部のアンダマン海側に着く。人身取り引き組織は数十人から数百人になるであろう彼らを、この山岳地の秘密キャンプ地に一時強制収容するという筋書き。こんな多人数になれば当然タイ治安当局の目に入るはずなのにです。そこで汚職にまみれた官吏の存在が十分に疑われる。地下ビジネス組織とはかくも狡猾でネットワークを持つ)

【トゥドゥン産業が好調である】
トゥドゥン産業がブームになっているのはマレーシアで益々増えているイスラム教の保守的な流れから益を得ている一つです。この保守的な潮流は頭髪を隠さないムスリム女性に難色を示しまます。なお トゥドゥンはアラビア語名のヒジャブとも呼ばれています。

トゥドゥンを頭部のスカーフをファッション品として再構築化することで、ムスリム女性の90%ぐらい、推定500万人ほど、がトゥドゥンを着用していると思われる。この女性たちがトゥドゥン産業の成長の後押しになっておりまた何百ものトゥドゥンブランドを創り出す原動力になった。

3つのトゥドゥン会社が当新聞に語ったところでは、ビジネスは伸びているとのことです。1社は設立して1年で利益を稼いでいると述べた

2006年設立のトゥドゥン縫製会社のFareeda の社長は、「2013年の売上高はRM 3千万だった、クアラルンプール圏とペナンとクランタン州に7店舗を持つに至った。」 「当時は未だトゥドゥン産業は大きくなかった、ブランド数も数えるほど。」 とインタビューに答えました。 「今では競争相手がいっぱいできた。ブランド数は数百もある。しかし我が社が依然としてこの市場で No1だと思っている。」

トゥドゥン会社のFareeda の製品は着用の簡単なトゥドゥンです、つまり1分ほどで頭部に着用できるタイプです、そして取り外しも簡単です。ピンであちこちを留める必要はないとの社長は説明する。

同社のトゥドゥンの価格帯は 大人用でRM80 から RM250、5歳から12歳までの子供用で RM60 から RM250 です。特注品はRM 200からです。
「我が社はモダンでトレンディーなトゥドゥンを販売したい。とりわけ都市部の女性はとりわけスタイリッシュなそれを好みます。」 「今人気あるのは豹柄プリント品です。」

別記事
(マレーシア語大衆紙の芸能記者が記事の最後につぶやいている): 多くのマレーシア人アーティストが最近トゥドゥン姿で現れるようになったことに注目しています。おしゃれでピチッと決めている。

(Intraasia 注:この記事に書かれているように、近年トゥドゥン着用率が上昇したように感じる。記憶をたどると1990年代前半ごろに比べて現在はトゥドゥン着用は確かに増えていると思う。1970年代の昔の写真を見れば極めて明らかなように、頭部に何も着用していないムスリム女性の方が多かったようだ。21世紀の現在、クアラルンプール圏のどこでも圧倒的にトゥドゥン姿が多い。 芸能人でもいくらか歳を重ねるとトゥドゥン姿になるムスリム女性スターが珍しくない。 Siti Nurhaliza はその代表でしょう。よく知られた Ziana Zain もこの紙の別ページでトゥドゥン姿で写っている。
なおトゥドゥンによくスカーフという訳語がついているが、これは誤解を招くのでイントラアジアは使いません。一般的なスカーフとは単に髪の毛を覆うはずですが、トゥドゥンは顔の前面以外の肩から上全てを覆うからです。
電車やモノレールに乗った時、ムスリム女性のトゥドゥンを眺めると、その色あざやかさと多種の柄に目が行く。外形のデザインそのものに数種あることは見てわかるが、基本的に異なるようなトゥドゥンはありえないような気がする。頭部及び首だけではなく胸全体までを覆うようなタイプはかなり保守的な女性が身に着けることは想像できる。 こういう保守的タイプは別にして、簡単に着用できるタイプの tudung と伝統的タイプ tudung の違いは教えてもらわない限り我々非ムスリムには見ただけではわかりませんね。 )

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5月11日のマレーシア記事

【保健省の全面禁煙案に対して飲食業者からの折衷案】
保健省は先日、閉ざされていないかまたは空調設備のないレストランや大衆食堂・コーヒーショップなどの飲食店を全面的に禁煙する、との提案を発表しました。

これに対して業界は全面禁煙に反対しており、この提案は飲食業者のビジネスを損なうもだとしています。しかし反対する業者らは折衷案なら受けれいるとしている。
この折衷案:閉ざされていないかまたは空調設備のない飲食店では、座席数の6割から成る禁煙区、座席数の4割から成る喫煙区に分ける。

マレーシア・シンガポール珈琲ティー業連合会の会長は説明しました、「昔ながらのコーヒーショップやレストラン業の団体は既にこの禁煙のことを議題にして話し合った。そして保健省に折衷案として提案した。」 「さらに提案したことは、座席数10以下の零細な店はこの禁煙措置から免除するというものです。」

「我々業者は喫煙者の益も保証しなければならない。多くのコーヒーショップはタバコも販売している。そういうことからタバコ販売はコーヒーショップの収入の30%に充当する。」
「空調していない昔ながらのコーヒーショップを全面禁煙にするのは、業者をタバコを売って一方で禁煙にするという矛盾に陥れることになる。」

「政府はこういうことは教育を通して行うべきです、法律によって民衆の喫煙を制限するべきではない。法律では紫煙の誘惑を断ち切ることはできない。」

(Intraasia 注:コーヒーショップというのは喫茶店ではなく大衆食堂やコピ、テなど飲み物主体の店舗を言う。マレーシアでごく普通に見かける飲食屋であり、ほとんどは冷房をしていない。店舗半分で露店半分というような店も珍しくない。 果たしてこの種の店まで禁煙にして実行が伴うのかという疑問が先に立つ。禁煙は大いに結構ですが、現実としてどれくらいの人が従うか疑問です。見せしめ的な取り締まりはできても常時取り締まることなど不可能です。)

【スランゴール州では浄水場が取水する河川の汚染に見舞われている】

スランゴール州の浄水場は取水する河川の汚染のために、2014年は1年間で42回も浄水場が一時閉鎖された。この閉鎖によって多くの消費者への給水が断たれ、その断水総時間数は2838時間にもなった。

スランゴール州の上水道機関である Syabas によれば、2015年では Sungai Semeni と Bukit Tampoi にある浄水場は既に6回も閉鎖した。最近である4月の場合、スムニ川にアンモニアなどが混入したため浄水場を閉鎖しました。このため40万世帯が突然断水に見舞われた。このような突然の浄水場閉鎖の際には、Syabas は事前に消費者に通知をすることが不可能です。

こうした河川の汚染による浄水場の突然閉鎖を避けるため、州内の水資源を管理する機関が河川の監視システムを導入しました。「これまでの検査によると、最も汚染の可能性の高いのは、ラワン近郊にある Sembah 川です。この川はスランゴール川の取水範囲にある。スランゴール川は州内の上水になる水供給の60%をまかなっている。

別記事
 国家水サービス委員会の最高経営責任者は語る:マレーシアでは河川の汚染が断水の大きな原因になっている。2008年から20014年までに浄水場が河川の汚染から一時閉鎖したのは計 1005日になる、つまり2万4千時間です。 その内の3分の1以上がスランゴール州で起きていた。

「河川汚染にはいろいろと原因がある。排水、洗剤、油の流出、森林伐採などであり、それらが浄水場の一時閉鎖を起こしている。浄水場は高度の汚染に対しては水を浄化できない。」

「ジョーホール州における2012年から2015年の浄水場一時閉鎖の90%は Skudai 浄水場においてです。これは河川が高濃度のアンモニアに汚染されていたからです。」

(Intraasia 注:建設下請業者や零細工場、さらに一般住民によるゴミの不法投棄は昔からの悪行です、この変わらない行動様式は頻繁にニュースになってきた。)

【マレーシアでの離婚件数】

2012年の記録では 56760件の離婚。 2004年に比べて倍増している。

(Intraasia 注:こういう簡単な記事には悩まさせられる。というのは婚姻・家族・民法分野はイスラム法と市民法の2本立ての国ですから、この数は非ムスリムも含めた数字なのか、それともムスリムまたは非ムスリムだけの数字なのかが明記されていないからです。きちんとした記事はこういう分野の記事を書く場合は必ず定義しているものです)

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5月10日のマレーシア記事

【ハジ巡礼基金が購入したばかりの土地に関するナジブ首相のアドバイス】
(ハジ巡礼のための Tabung Haji 基金が、1つのマレーシア発展会社(1MDB)からTun Razak Exchange プロジェクト開発用の土地の一部である、面積 0.64ヘクタールの土地をRM 1億8800万で購入したとのニュースは、とりわけマレー界から大きな関心を呼んでいるとのことです。)

Tabun g Haji 基金は本部で記者会見を開いて発表しました: (4月に購入した)Tun Razak Exchange プロジェクト用土地は、ナジブ首相からのアドバイスに従って、来週にも売却する。

Tabung Haji 基金の最高経営責任者は語る、「その土地を購入したいという申し出を我々は3件受けている。これによってTabung Haji 基金は少なくともRM 500万は利益を得ることになる。」 「ナジブ首相が我々に連絡してきて、土地を売るようにとのアドバイスを受けた。そこで我々は理事会でこれを話し合った。保有してわずか1か月にしかならない土地を来週売却することで、理事会は一致した。」

「この決定は田舎のマレー人の持つ敏感な思いに敬意を表してのことです。」 マレー人は将来のハジ巡礼の費用に充てるために Tabung Haji 基金にお金を納付して貯めておきます。

(Intraasia 注:Tabnung Haji 基金が、巨額負債に苦しむ1つのマレーシア発展会社(1MDB) の土地を買ったというのは、マレー人の琴線に触れるできごとだったようです。地方の草の根マレー層にとって1つのマレーシア発展会社(1MDB)のニュースは都市部の経済的政治的ニュースにすぎないが、Tabnung Haji 基金がそれに絡んだことで、興味を引付ける効果を生んでしまった、そこでナジブ首相は心配して指示を出した、という展開のようです。Tabnung Haji 基金はデベロッパーではありません。
KLにいわば金融センターを設ける、Tun Razak Exchange プロジェクト開発用の土地をイントラアジアは何回も眺めていますが、未だに何の開発にも至っていません、看板が立っているだけ。唯一の変化はTun Razak Exchange 敷地内に建設中の新電車MRTの駅と地下路線がかなり進んでいるそうです。 )

【Forbes 番付でマレーシア企業は16社】
国際的ビジネス誌である Forbes が発表した、世界上場大企業番付2000社を毎年発表している。番付の判断基準は、売上高、利益、資産、市場価値から成るとのことです。

同誌の最新の番付において、マレーシアの上場企業は16社を数えます。
その内371位に入った MayBank Bhdがトップです。2番目が408位の Tenaga Nasional, 3番目が574位の CIMB グループです。 以下 Public Bank, Sime Darby, Axiata, Genting, RHB Capital, HongLeong Financial グループ、 MISC, AmBank グループ、 Petronas Chemical, Maxis, Petronas Gas, IOI グループ、 YTL.

最新の2000社に入った、アセアン(ASEAN)の企業数は68社です、内シンガポール企業が20社を占める。
世界でみると、1位米国で 579社、2位 中国 232社、3位 日本 218社となる

(Intraasia 注:マレーシアの上場大企業はやはり銀行グループが6社と最多数を占める。上記企業の翼下にいくらか製造業はありそうですが、 基幹となる企業を見ると Petronas Chemical を除いて製造業らしい製造業が含まれていないところが、マレーシアの産業構造の特徴の1つです)

【マレーシアの国民総生産GDP の構成比率 2014年の場合】
石油・ガス・エネルギー分野 16.7%、 卸市・小売り分野 14.5%、 金融サービス分野 7%、
パームオイル・ゴム分野 6.4%、 農業分野 5.8%、旅行分野 5.3%、 電子・電気分野 5.3%、
ビジネスサービス分野 3.9%、コミュニケーションとインフラ分野 3.5%、その他 31.6%、

(Intraasia 注:産油国として石油ガスからの恩恵が大きいことがここでも示されている)



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5月9日のマレーシア記事

【タブンハジが1つのマレーシア発展会社の所有地の一部を高価格で購入した件を巡って】
(ナジブ首相が相談役を務める、国策会社である1つのマレーシア発展会社(1MDB) は国家予算の数分の1にもなる巨額な債務を抱えていることから、マハティール元首相を急先鋒として批判を受けている。当サイトでも何回か載せている)

クアラルンプール中心部にある、Tun Razak Exchange として開発するための土地 28ヘクタールを1つのマレーシア発展会社(1MDB) が保有している。1つのマレーシア発展会社(1MDB)は何年か前に、この28ヘクタールの土地を総額RM 1億9400万で購入した。 

この土地の一画である 0.64ヘクタールの土地が、(突然) Tabung  Haji基金に売却された。(注:Tabung  Haji はムスリムがメッカへのハジ巡礼をするお金を貯めるために長年納付することで運営されている公的な基金です。) この売却で1つのマレーシア発展会社(1MDB) はRM 1億8800万を得るとのこと。

ウエブ上のあるサイトで、1MDB とTabung Haji 間の土地売買に関する5月5日付けの書類が暴露された。一方 Tabung  Haji基金の最高経営責任者は、これは1MDBを救済するものではなく、健全な投資であると主張しました。

この取引に関して、UMNO(マレー与党、名称は統一マレー人国民組織)の青年部長(スポーツ大臣でもある)は、この売却は1つのマレーシア発展会社(1MGB) 問題をより悪くすることになるのではないかと、疑問を呈する、「Tabung Haji 基金グループの最高経営責任者は1つのマレーシア発展会社(1MDB) の理事の1人でもある。このことから利益の衝突が起きるのではないだろうか?」 

Tabung  Haji基金は売買に関する書類が漏えいしたことに関して警察訴え報告書をだしました。警察はこの件を公文書漏えいの疑いで捜査すると発表しました。

別記事
2014年3月末時点で、1つのマレーシア発展会社(1MDB) は負債額がRM 490億、 資産がRM 514億となっている。負債の内で長期負債がRM 420億、これは発電所建設のやTun Razak Exchange プロジェクトの開発のために借り入れた長期負債です。

(Intraasia 注:不動産市場の一般的な評価額よりはるかに高い単価で Tabung Haji が購入したようであり、それゆえに1MDB を救済するものだとの批判が出ているわけです。28ヘクタールの土地購入額と大して変わらない額でわずか 0.64ヘクタールの土地を売却している。 マハティール元首相は早速、取引自体を取りやめるべきだと主張しました。1MDB 問題はますます長引くようです)

【財務省がまとめた、2014年マレーシア不動産リポートにおける数字】
住宅不動産において、ユニット(1住居)価格がRM 20万以下の住宅が全体に占める割合: 43.1%
ユニット(1住居)価格がRM 20万から50万までの住宅が全体に占める割合:41.3%

このリポートの発表式の場で、財務省副大臣は述べる、「不動産住宅を求める人たちの多くはRM 50万以下の物件を求めているのに、2014年はRM 100万を超える物件が多く売り出された。」

リポートの数字
住宅不動産が不動産市場全体に占める割合: 総取り引き量の 64.4%、 総取り引き価値の 50.4%
住宅不動産取り引き市場における州別の割合: 1位 スランゴール州 24.6%、 2位 ジョーホール州 15.8%、3位 ペラ州 11%、
 
つまり住宅不動産が引き続き全国の不動産取引での牽引車となっている。
「物品とサービス税(GST)の実施で、消費者はここしばらく消費に慎重になっている、これは不動産市場だけでなく一般商品市場でも同じです。」 「全体的に言って、我々は今年も不動産市場は肯定的に眺めている、」

リポートの数字
2014年の全不動産取り引き数は 38万4千件、総取り引き額はRM 1629億、これは対前年比で7%の伸びでした。

(Intraasia 注:住宅不動産市場では価格がRM 50万以下が 約85%を占める、これはごく普通の感覚からいえば当たり前のことでしょう。それなのに新聞で大きく宣伝されている物件売出しは RM 50万以上の物ばかり、中でもRM 100万前後が目立つ。 中流層を含めた一般大衆には無縁の高級不動産売出し広告がすごく目立つ、これは長年の傾向です。 現実に低所得層の人たちにとってはRM 20万以下の物件しか購入できない、それが43%も占めるというマレーシア不動産市場の姿を知っておきましょう)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】

1万円を銀行で両替すると RM 294.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 352.7 を入手します。

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5月8日のマレーシア記事

【ジョーホール政府は行政サービスに物品とサービス税(GST)をかけるべきではないとスルタン】
ジョーホール州スルタンは州政府に対して、州の行政サービスに物品とサービス税(GST)をかけるべきではないと、ジョーホール州政府を批判しました。
「ジョーホール州政府と地方自治体に対して、州民へのサービスに物品とサービス税(GST)を掛けないようにと要請する、そして連邦政府にはこのことでの例外措置を要請する。」 とこのようにスルタンは州議会での開会演説で述べたとのことです。

(Intraasia 注:マレーシアの国家支配体制のあり方として、スルタンは決して象徴的存在ではない。ジョーホール州はその面で代表的ともいえそうな州であり、スルタン権力の強さを物語るまた1つの事例ですね。)

【タイからマレーシアに密入国を企てたミャンマー人79人を逮捕した】
タイとの国境地区である Bukit Kay Hitam 及び Jitra 、どちらもケダー州、でそれぞれ別のグループが逮捕されました。

Bukit Kay Hitamでは深夜12時過ぎに国境検問所近くの場所を歩いて密入国しようとしていたグループを国境警ら中の警察が逮捕しました、このグループ 67人中には8人の女性と2人の子供が含まれていた。

Jitra では夜明け前の4時ごろ、警察が男たちの乗った疑わしい車を見つけたが、車は逃走した。そこで追跡して車を捕えたところ、12人のミャンマー人と1人のマレーシア人を逮捕しました。そのマレーシア人はパスポートも持っていない密入国したミャンマー人をペナン州Bukit Mertajam へ運ぶ途中でした。

これらのケースはイミグレセン(Imigresen)法違反、及び反人身取引法などを適用して取り調べると、地元管区警察の長は述べました。

【タイ-マレーシア国境で暗躍する人身取り引きグループとその餌食になるロヒンギャ人】
(ごく最近のこと、5月に月が替わる頃から、マレーシアとの国境にごく隣接した山中である、数 ㎞程度しか離れていないとのこと、タイ領土内で、人身取引グループが設営したマレーシアを目指す外国人労働者を強制的に収用する、複数の秘密キャンプ地の存在が暴露されたニュースが外報中心にウエブ上でまた紙面にもいくつか載っている。 タイ警察はソンクラー県に属するそういったキャンプ地で墓を発掘して既に外国人労働者数十人が埋められていたことを確認した。墓から発掘された者を含めこのキャンプ地に連れてこられた者は、ミャンマーのロヒンギャ人及びバングラデシュ人が大部分であると推定されている。 マレーシアへ密入国して働くために国を抜け出したと思われるロヒンギャ人は人身売買グループによって非常なる劣悪な状態に置かれていたようで、そのため死んだり殺された者が墓に埋められたと推測されている。 発見されたロヒンギャ人は救出され、タイ治安当局の監視下に置かれている。タイ警察はタイに住む首謀者の1人とみられるミャンマー人を既に逮捕したが、全容解明にはほど遠い状態のようです)

タイ陸軍のタイ南部地方司令官は述べました、「タイ政府は、国境をまたいだ人身取り引き活動を取り締まる上で隣国の協力を期待している。」 

マレーシアのケダー州警察の長は、人身取引グループがマレーシア領土内で違法外国人労働者を収容している秘密キャンプ地を設営しているという、タイ側の一部の報道を完全否定しました。「そんなことはありえない。我々に関する限り、そういう秘密キャンプ地はタイ側だけにある。」

報道によればタイ首相は次のように述べる、「人身取引は関係国が協力して取り組まなければならない。問題はタイが発生させているのではないことを理解してほしい。タイは彼らの通過地点です。」

別記事 -AFP外電
この秘密キャンプ地と集団埋葬が暴露されて以来、タイ警察は、幹部警官を含め50人ほどの警官を対象地域から移動させました。
タイの人権グループは声明を出して言う、「ロヒンギャと思われ者たち54人が南タイのサトゥン県で発見された。これとは別に秘密キャンプ地から逃げてきた5人がソンクラー県で見つかった。」

この何年もの間何万人ものロヒンギャ人がミャンマーから危険を冒して海を渡ってタイの南部にやって来ている。

(Intraasia 注:陰惨な人身取り引きが地下組織の下で何年も行われているようです。それを支えるのは汚職にまみれたタイ官吏の存在、密入国者を求めるまたは密入国者と知って安く買いたたくマレーシア雇用者の存在、特定少数民族を圧制する送り出す国側の問題、という構造がありそうです。 密入国、密雇用のあっせん組織に多額の金を払っても、危険な航海をしてでもマレーシアを目指す彼らの心情を理解するのは不可能ですが、そういう心情を逆手に取って暗躍する地下グループ。
この一連のできごとを一部のマスコミは別にしてどの新聞も大きく扱っているわけではない。外国人労働者の不法存在慣れしている、不法労働がいわば普通のあり方になっているマレーシアでは、多くの国民にこの問題の根本に目を向けさせるのはなかなか難しそうです。 タイと言えば、昔から陸続きの隣国すなわちカンボジア、ラオス、ミャンマーからの不法合法の労働者が実に多く働いている歴史がある。当然腐敗した国境官吏の存在があることは容易に推測できる。) 

【アンワル元副首相の身代わり候補である妻がまたも大勝したペナン州国会議員補欠選挙】
(人民公正党PKR相談役であるアンワル元副首相は今年いわゆる第2の男色行為裁判で有罪となり、5年間の懲役に服している。そこで彼はペナン州 Permatang Pauh選挙区での国会議員から失職となった。前回の失職時も妻が身代わり候補として当選している)

ペナン州 Permatang Pauh選挙区では、議員がいなくなったことで行われた補欠選挙の投票が7日行われました。投票率は73%。

人民公正党PKRの総裁であり、元同区の国会議員でもある Wan 女史(アンワル元副首相の妻)が、次点のUMNO候補者に9千票余りの差をつけて当選しました。 
同選挙区は有権者の7割がマレー人です、そこで選挙選は民聯 (Pakatan Rakyat) の友党であるイスラム政党 PASがほとんど選挙活動をしなかったことから、Wan 女史優位の見方が大いに揺らいでいました。

しかし投票結果は大差で当選となった。 人民公正党PKRの総裁はこれでスランゴール州では州議会議員、ペナン州では国会議員という極めて珍しい例となります。

(Intraasia 注:選挙前は、民聯 (Pakatan Rakyat) 側の抱える深刻な問題である、イスラム政党 PAS 対 民主行動党DAP+人民公正党PKRのあつれき、及びWan 女史の新鮮味のなさ、から今回はUMNOにかなりの勝機がありそうというような観測報道も流れていた。しかし結果は大違いでした。物品とサービス税(GST)実施による民衆の反発、マハティール元首相のナジブ首相攻撃の影響、など理由はいくつか考えられるようです・・・、)

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5月7日のマレーシア記事

【外国人最高経営責任者が就任したマレーシア航空(MAS)】
経営再建を目指すマレーシア航空(MAS)に、5月1日付けで新に雇った外国人(確かドイツ人)が新最高経営責任者に正式就任しました。マレーシア航空(MAS)は彼の下で今年9月に、新会社 MAS Bhd に改変することになります。この新会社が航空運営を引き継ぐことになる。

新最高経営責任者^は2万人の全従業員に宛てた、メールを5日に送りました。その中で彼は、大幅コスト削減を強調しました。 マレーシア航空(MAS)のコストは同業航空会社に比べて20%も高いとのことです。

メールの内容の一部:
MAS は規模を縮小すべきであり、ある部分をアウトソースすることになる
MAS は海外の重要な市場で損なわれたブランドという影響をひどく受けている
各従業員は6月1日に解雇通知と雇用通知を受けることになる

国家の投資機関である Kazanah Nasinal がマレーシア航空(MAS)の株式を保有している。新MASが利益を生むだろうというしっかりしたプランが提示されて証明された場合にだけ、金をつぎ込むことになる、従って実行するプランは結果を出さなければならない、と新最高経営責任者は語る。

(Intraasia 注:単年度赤字だけではなく巨額の累積赤字、昨年の2回の航空機事故、こういったことからマレーシア航空(MAS)はもう単なる事業改善では見込みがないので、新会社にして出直すという道を選んだ。 大幅なリストラも前から言われている。果たして今後どのように進んでいくのでしょうか)

【民衆住宅建設プログラムPPR のこと】

(低所得者階層向けに主として賃貸利用として建設されてきた多くの共同住宅がある、それが通称 PPR と称している民衆住宅建設プログラムです)

大学を会場にして行われた住宅フォーラムで、住宅と地方自治体省の幹部は、PPR の建設を管轄しその後統括しているのは全国住宅庁だとして、PPRについて説明しました。

「スランゴール州とクアラルンプールに合わせて 38000ユニット(戸)のPPR がある。」 「これらのPPR における賃貸料は、2011年から月 RM 124に抑えている。」 「 またPPR を販売する場合の住宅価格は、半島部ではRM 30万から35万、サバ州サラワク州ではRM 40万に決まっている。」

「PPR住宅の所有者は10年経てば、市場価格で転売することができる。」 「欠点はPPR住宅の買い戻し価格をコントローする者が全くないということです。」 「PPRの現行規定は、PPR住宅を購入できるのは地方においてだけです、都市部のPPRは賃貸しかできない。」

「PPRはいくつかの問題に面している。賃貸料が安いにもかかわらず、滞納している世帯が少なくない。そういった人たちは政府提供の住宅は無料にすべきだと思っているようだ。」 「さらに無差別破壊行為と きれいに保てない問題もある。」 「こういった怠慢な態度はメンテナンス費用の増加に結びつくだけでなく家賃滞納者に対処する必要も生んでいる。」 「滞納者の内で経済的援助が必要な住居者は、5%に過ぎない。」

「PPRが抱える問題はさらにある。本来はマレーシア国民だけに提供される 民衆住宅建設プログラムPPRなのに、外国人がたくさん住んでいることです。そこで外国人を追い出す取締りもおこなわなければならない。」

【マッサージ店を手入れして21人の外国人マッサージ嬢を逮捕】
買春グループはセックスサービスをウエブサイトで宣伝していることを、警察が暴露しました。
警察本庁の密結社・賭博・買春の取り締まり部門(D7)の捜査チームが、クアラルンプール郊外のSeri Kembangan 地区にある1軒のマッサージ店を取り締まったことで、このことがわかりました。

この取り締まりは深夜12時半ごろ行われ、ベトナム人、フィリピン人、インドネシア人から成る21人の女性を逮捕しました。彼女たちはマッサージ嬢だと見られ客にセックスサービスを提供していたものと思われる。

取締りチームの長は語る、「店と取り締まった時、マッサージ嬢の他に店の監視役であろうマレーシア人男性1人と店のママさん役をしていベトナム人女性1人も捕まえた。」 「捜査して分かったことは、その店は既に1年程営業しており、色情男性客にむけてセックスサービスの宣伝をウエブサイトを通して1か月前から始めたところだった。そうしてより多くの客をそのマッサージ店に呼び込もうとしていた。」

「逮捕した女性の年齢層は17歳から45歳までで、セックスサービスの提供を強制されていたものと思われる。今後は反人身取引部門の監視になる」 「継続捜査の結果、そのマッサージ店は正規書類(パスポート)を持たない外国女性を使ってマッサージサービスを提供していた、さらに店は認可も得ておらず買春サービスさえも行っていた。」 「この取締りではコンドーム432個、潤滑剤など、及び現金RM 2750も押収した。」

(Intraasia 注:売春提供ビジネス容疑や違法営業で警察の取り締まり対象になる代表的な1つがマッサージ、足マッサージ店です。文字通りあちこちにあるそういう店では、いろんな手段と方策で客寄せしていることが、ニュース記事からわかります。 この記事も数ある中の1つに過ぎない。いつもながら真のオーナーは摘発でまず見つからない。)

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5月6日のマレーシア記事

【度々行われているマレーシアとシンガポールの両首脳会談】
ナジブ首相はシンガポールを訪れてシンガポールの李首相と会談を行いました。これは6回目の年次会談です。会談後共同記者会見で明らかになったことから。

・クアラルンプール -シンガポールを結ぶ高速鉄道建設プロジェクトは、当初の目標である2020年開通は現実的ではないので見直して、新たな開通目標時期は今年末には発表する。
・この高速鉄道のマレーシアでの起点はクアラルンプールのSungai Busi (元空軍飛行場)と既発表されている、シンガポールでの起点はJurong 東になる予定。
・高速鉄道建設には5年を見込んでいる。設計に1年、入札に恐らく1年かかるであろう。

ナジブ首相はシンガポールでの別の場で述べる、「両国間の緊密さとそれに伴った合意は、全てのマレーシア国民にとって具体的な経済となり安全保証の利点となる。これは国家指導者の優先事項であるべきです。

(Intraasia 注:ナジブ首相は就任時からシンガポールとのより緊密化に大変熱心です。そこでシンガポール首相と度々合っている。今回も会談前日に両夫妻が一緒に食事している写真まで掲載されていた。 華語紙は華人界の一般的なシンガポール好みを反映して、今回の成果もこれまでと同様に大きく報道している。高速鉄道建設やシンガポール電車のジョーホール州のIskandar Malaysia 乗り入れ接続などを大いに支持している。 Intraasia は以前から、高速鉄道には冷淡な調子で書いてます。
なぜこれほどシンガポールとの緊密化にまい進するのだろう? タイとの関係はごくビジネスライクであり、タイとマレーシア間の首脳会談において両者が長時間会談したニュースを読んだ記憶がない。マレーシア首相またはタイの首相が相手国を訪れても日帰りすることさえ珍しくない、まして両夫妻が一緒に食事というような記事も読んだ記憶はない。ナジブ首相のタイとの関係は別に悪くはないが、対シンガポールへの熱心さとの落差は際立つ。)

【クアラルンプールで商売する小販売者の免許代を値上げする提案】
クアラルンプールには、クアラルンプール市庁に登録した46か所のホーカー(屋台飲食業者)センター、51か所の民間フードコート、91か所の夜間マーケットがあるのとことです。

こうしたホーカーセンター、フードコート、夜間マーケットで商売する人たちである)小販売者には小販売者免許料金が課される。 その料金は商売する地域と露店区画の面積によって異なる。 例えばクアラルンプールの新市街地域において、露店面積1.6平米の場合、免許料金はたった月RM 8、またクアラルンプールの新市街地域で商売する移動式小販売者は月RM 32、など。

クアラルンプール市庁は小販売者免許料金の値上げを計画している。提案されている新料金は露店面積に関係なく一律に 月額RM 63となる。 クアラルンプール市庁の幹部は、値上げ案は未だ決まっているわけではないと、説明している。

クアラルンプールの小販売者の95%を代表すると自称する、クアラルンプール屋台と小販売者協会は値上げに反対しています、「値上げは未だ決定されてないとはいえ、我々はこれに反対する。」

またクアラルンプール・ペタリンジャヤインド人小販売者協会の会長は訴える、「クアラルンプール市庁の値上げ計画は(こうしたホーカーセンター、フードコート、夜間マーケットで)商売する6万人の小販売者に影響を与える。」 「多くの小販売者にとって値上げ幅は過剰となる。」

(Intraasia 注:クアラルンプールに限らず都市部ではどこでも、名称は異なっても意味は同じである、ホーカーセンター、フードコートがある。大きな所は50業者以上が入居している、小さなところではせいぜい10数業者でしょう。クアラルンプールには100か所もあるのか。 夜間マーケットでは一般に Pasar malam と呼ばれ、固定した通りまたは場所で週に1回から数回程度商売を行う、毎晩行うチョーキットのPasar malamのような所も中にはある。こうしたホーカーセンター、フードコート、夜間マーケットでの商売人だけでなく、大衆食堂内で区画を賃借りして商売している人たちも小販売者です。
小販売者にはまだあって、昔からあるが近年増えている移動式の小販売者です。軽自動車やバンを改造して、ある場所に車を停めて商売する人たちです。往々にしてその場所を汚すことになる。
ここで忘れていけないのは、マレーシアに常である不法な業者、ここでは免許を持たない不法小販売者の存在及び不法に路上を占拠している露店群です。その数は合法者の数割ぐらいになるではないだろうか。さらにややこしくしているのが、外国人小販売者の存在です。もちろん外国人は免許を得られないので不法な存在ですが、無視できない数であること確かでしょう。
ということで、クアラルンプールだけでも、屋内外の露店、屋台、移動屋台、不法露店群、で商売して生計を立てている人たちの数は合法、違法、外国人を合わせれば10万人近くはいる計算になりそうです。その家族を含めれば間違いなく一大産業といえる。 なおクアラルンプールで商売しているからといって必ずしもクアラルンプール市民ということにはならない。いうまでもなく、クアラルンプールに近接した都市部にはクアラルンプールに劣らず小販売者は多い。)

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5月5日のマレーシア記事

【ジョーホール州とケダー州で違法な外国人ホステスが20数人逮捕された】
ジョーホールバルのTaman Austin Perdana にある娯楽店(風俗店)を警察が取り締まって、外国人ホステス(マレーシアではGROと呼ぶ)の16人を逮捕しました。

この取り締まりはジョーホール州警察本部の秘密結社・賭博・買春の取り締まり部門(D7)の取締りチームが午前1時ごろ行いました。取締りチームが店に踏み込んだとき、ホステスたちは客サービスに夢中でした。逮捕された外国人GRO はいずれもベトナム女性で、年齢層は18歳から41歳までです。 店の監視役である男2人、23歳と25歳、も一緒に逮捕された。

取締りチームの長は語る、「捜査をしたところ、その風俗店はビジネス認可を得ていない。そのため、我々はCDプレーヤ-、マイク、その他装置を押収した。」 「さらにコンドーム28個も見つけた。」 
「次いで店内にいた客28人も検査した。」 「しかしながら、彼ら全員は警察が指名手配している者たちの記録には載っていない者たちでした。」

この取締り案件は、正規の書類(パスポートなど)を持たない外国人を雇っていることから、イミグレセン(Imigresen)法を適用して、さらに店を淫らな場所にしていたことから虐待法規(この名称はよくわからない?)の条項を適用して取り調べます。

別記事
ケダー州のスンバイプタニと クアラムダにある複数の娯楽店を警察が取り締まって 7人のタイ女性を逮捕しました。

 ケダー州警察の長は取り締まり活動を説明しました、「逮捕したGROに関しては、社会訪問パス(いわゆる観光パス)を悪用して働いていたことからイミグレセン(Imigresen)法の条項を適用して取り調べる。」 「捜査してわかったことは、スンガイプタニのPekan Lama にあるその店はビジネス認可を受けていない、そこで娯楽施設条例などを適用して罰金を科すことになる。」

この7人のタイ女性は今回ケダー警察が各地で行った一連の取締りで逮捕した26人中の一部です。この取り締まり行動は計200人近い警官が参加して、夜10時から翌朝4時まで行われた。

ケダー州警察の長官によれば、州警察は対象地方でくつかの店を含めて計24回の取り締まりを行いました、その際計830人を調べ、611台の乗り物を調べた。その結果、計26人が逮捕され、加えて87台の車に交通違反罰金が科された。「逮捕された中にはバイク窃盗や空き巣などで警察に手配されていた2人もいた。」 「スランゴール州ペタリンジャヤで盗まれて警察に報告されていた車1台も発見した。」

(Intraasia 注:風俗店の取締り記事は大衆紙はほとんど毎日ぐらい載せているので、半島部だけでも年間数百記事は載るのではないだろうか。そういう記事のほとんどは女性GROたちが顔を隠している写真が載せてある。 クアラルンプール及びその近郊、ジョーホールバル、ペナン州は、風俗店舗で違法外国人GROが頻繁に摘発される3大地です。しかしこのように地方の町の店でも違法GROは働いているということです。需要があれば供給が生まれる、供給があれが需要が創り出される、 地下ビジネスはまこと経済原則に適っている。
ある程度の余分な金があれば、セクシーな衣装の外国女性GROを傍らにはべらせて遊ぶことは難しくない。まあ、それ自体は結構なことでしょうなあ(笑)。それだけなら外国女性はイミグレセン(Imigresen)法違反で終わり、客側は何の違反にもならない。 しかし上記の記事でも言及されているように、”淫らな行為”に至れば、それはまた別の法律違反になる。 この場合、Intraasia がいつも不公平且つ不公正だと義憤を感じるのは、売る方の女性は罰せられても買う方の男性は調書などを取られるが具体的には罰せられない仕組みです。もちろん店は違反あっせん行為になる)

【KLIAと KLIA2 のイミグレセン検査場に設けたアセアンレーン】

KLIA(クアラルンプール国際空港) と KLIA2(第2クアラルンプール国際空港、ケイエルアイエーツーと発音)の出入国検査場にはアセアン(ASEAN)レーンが設置されている。
駐マレーシアのフィリピン大使はこれを称賛して語る、「我々はマレーシアの空港にアセアン(ASEAN)レーンがあるのがうれしい。近い将来他のアセアン(ASEAN)国にもアセアンレーンが設けられることを期待している。これはアセアンアイデンティティとコミュニティーを創り出す努力の1つだからです。」

今年アセアン(ASEAN)の議長国を務めるマレーシアは、KLIA ではアセアンレーンを出発ホールに2本、到着ホールに3本設置しました。KLIA2では出発と到着の各ホールにそれぞれ2本設置した。イミグレセン(Imigresen)カウンター前に設けたこのアセアンレーンはアセアン(ASEAN)諸国の国民旅行者向けです。
 
【クアラルンプールの中心部をストリートサーキットにして自動車レースを開催する計画】
クアラルンプールの中心部の道路をサーキットに見立てて、道路レースを開催する計画が進んでいます。実施は今年8月の予定。

KLシティーGPサーキットは、KLCCの横から出発してJalan Ampang - Jalan Sultan Ismail - その他道路を周回する、1周3.2㎞ となる。このサーキットに関して国際自動車連盟からカテゴリー3の免許を得たいとのこと。
クアラルンプールシティーGP に参加できる車は フォーミュラ マスターズ。 
主催者の GT Global (M) Sdn Bhd がクアラルンプール市庁と5年契約して開催する。

(Intraasia 注:とりたてて自動車レースのファンでもないイントラアジアのような人たちには、また1つイベントが増えた程度のニュースでしょう。しかし一般交通を完全に止めて行うので、市内交通に大きな影響は避けられませんね。
クアラルンプール市庁には議会が存在しないし、市長は任命制なので、こんな大きなイベントも計画がここまで進んでからニュースとして公表されるというところがマレーシアらしい)

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5月4日のマレーシア記事

【ペラ州スルタンの即位式】
(ペラ州では前スルタンの死去以後、既にその息子がスルタン位に就いている)

ペラ州スルタンの(正式な)即位式が始まりました。即位式はKuala Kangsar にあるスルタン宮での儀式から始まった。
即位式はさらに、5月6日と7日にも別の儀式が行われる。

(Intraasia 注:先日のジョーホール州スルタンの即位式と同様に、実際の即位からかなり経ってからの式典です。いろんな儀式からなるようで、そのため全ての儀式や行事が終わるのは何日もかかる。英語紙もマレーシア語紙ももちろんもっと細かに様子を伝えている)

【ある弱小政党の総裁はマハティール元首相に対して、息子2人が億万長者になった理由を尋ねた】
(国会にも州議会にも議席を持たない弱小政党の) 惠民黨 (KITA) はマハティール元首相に質問を突きつけました:元首相の子供の内の2人の息子はどのようjにして億万長者になることができたのか。

あるネットニュース新聞のニュースによると、惠民黨(KITA)の党首は述べました、「マハティール元首相の息子の2人はこの3年で数十億リンギットを稼いだ、これは世界記録ではないか。」 「こんなことは世界の他の地ではどこも達成できないだろう」 「こんな記録を説明できるのはマハティール元首相しかいないでしょう。」
「私が知る限り、マハティール元首相の父親はある学校の校長先生でした。マハティール元首相は政界に打って出るまではアロースターで1軒の診療所を経営していた。」

(マレーシア発行の)雑誌 Malaysian Business の2014年度国内富豪番付では、 アジアの砂糖王 郭氏がトップをずっと保っている、その資産 RM 544億、 前年のRM 461億から大きく増えた。 マハティール元首相の2人の息子の場合、1人は第9位で資産はRM 42億、その前年は RM 26億で第13位でした。

(Intraasia 注:マハティール元首相自身は20年以上の政権に居ながら巨万の富を得ていないことは誰もが認めるところでしょう。しかし何人かの子供中の2人の息子はかなり知られた実業家になっている、そのことを背景に上記の記事で皮肉な質問となっている)

【ナジブ首相夫妻が出かけた娘の結婚披露宴の動画が話題を呼んでいる】
(ナジブ首相の娘が4月に中央アジアの国の男性と結婚した。結婚式そのものは大きく報道されていたが、内容はあまり報道されなかった。その後豪華な披露宴ぶりをマハティール元首相などが揶揄したことで、一躍世に知られるようになった)

このところネット上で、ナジブ首相の娘の結婚披露宴でナジブ首相夫妻が踊っている動画話題を呼んでいる。そこでそれを見た者たちからは、夫妻は大勢を引き連れてカザフスタンでの結婚披露宴に訪れた、物品とサービス税(GST)などによって民衆が苦しんでいることを彼らは知らない、との批判が出ているとのことです。

この動画ではカザフスタンにあるホテルで撮影されたもので、ナジブ首相夫妻、それに娘と娘婿、それに米国の有名歌手の 名曲《Pretty Woman》 の演奏に合わせて、身体を揺らして踊っている情景が写っている。長さ1分17秒の動画は、4月後半に YouTube にアップロードされて以来、忽ち20万人以上の閲覧者を記録しました。

(Intraasia 注:ネットニュースなどでは娘の結婚式の豪華さが度々載った。ナジブ首相批判にまい進しているマハティール元首相は、首相の富の源泉はどこから出たものかと問うている)

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5月3日のマレーシア記事

【マラッカ海峡で未登録保健薬品の密輸出を防いだ】
海上警察は価値 約 RM 50万ほどになる保健薬品のインドネシアへの密輸を防ぎました。
(スランゴール州の)ポートクラン海上警察のチームは、ポートクラン地方の Tanjung Harapan (岬)で1艘の交易船を捜査したら、保健省に未登録の15種の保健薬品を発見しました。これらの未登録保健薬品は (伝統民間薬の)Jamu や薬品です。

捜査チームの長は語る、「5月1日の夕方、ポートクランの Asa Niaga波止場を出てインドネシアの Panipahan へ向かっている船を見つけた。そこで我々はその船を捜査したらマレーシア産と思われる薬品を詰めた包みを発見した。これらの薬品は保健省に登録されていないものだ。」

「我々の取締り作戦 Tango Papa では、いろんな種類の保健薬品を押収することができている。今回押収した未登録保健薬品は次のような物です:HLP Raven Enema 、She She Coa 飲料 120本?、 など8種類ほどの保健薬品を入れた18箱、A種のサンプル薬を詰めた20箱、 Kok On Motan 粉末、別の薬サンプル、7銘柄の朝鮮人参、など6種の製品を詰めた箱 110箱、その他のサンプル薬の箱 12箱。

「押収した物品は継続捜査のために、ポートクランの海上警察署まで運び込んだ。」 「この違反事件は、麻薬と化粧品統制法規 1984年にに基づいて取り調べる。有罪となれば彼らは 最高罰金額 RM 25000または懲役3年に処せられる。」

(Intraasia 注:民間薬とか未承認薬を密輸出しようとしていたということですね。世の中にはそういう保健薬品を好む人、承認など気にしない人もいることから、この種の地下ビジネスは常に需要と供給があることがわかる。民間薬のJamu などはインドネシアからマレーシアに入って来ると思っていたが、こうしてマレーシアからインドネシアへ運ばれる民間薬などもあるわけです。 所詮取締りで捕まるのは一部に過ぎないことは、マラッカ海峡を挟んだ両国の状況から容易に推測できる) 

【サラワク州で科目として教えられているイバン語】
サラワク州の最大の先住民族グループであるイバン人の母語であるイバン語に関して、州の副首相はサラワク州議会で述べる、「イバン語は現在、州内の641校の小学校で科目として教えられている、学習生徒数は2万人になる。 州内中学校では 63校でイバン語科目が教えられており、学習生徒数は5千人ほどになる。」

「イバン人自身がこの30年間、イバン語の存続と発展と使用、そして公的な認識のために力を注いできた。(州野党である)民主行動党DAPがイバン語を認識させるためのチャンピオンになる必要はない。」

(Intraasia 注:イバン語だとして注意して聴いたことはないが、印刷されたイバン語を見ると、マレー語の単語に似ている印象を持つ。それは当然だろう、マレー語の属するオーストロネシア語族の言語であり、いわばイバン語はマレー語とは近親関係にある言語だからですね。イバン語が学校で科目として教えられていることは前から知っているが、どのくらいの授業時間数かは知りません。こういった情報は半島部ではまずわからない。 母語の使用継続と発展という面から学校教育で教えることが欠かせない)

【世界報道の自由の日にちなんで】
米国基盤の非政府組織 Freedon House が発表した、報道の自由年次報告2014年では、世界199か国中でマレーシアは142位です。
別の世界的グループである”国境なき記者” が今年2月に発表した、2014年世界報道の自由指数において、180か国中でマレーシアは147位でした。

10年前の2004年の結果。 Freedon House の報告書では194か国中のマレーシアは152位、 国境なき記者の報告書では 167か国中のマレーシアは122位でした。

マレーシアの報道の自由監視グループ、独立ジャーナリズムのためのセンターはこういう報告書の順位に同感する、「マレーシアの報道の自由は落ちているというよりも国内のひどい状態を示している。」 「マレーシアの報道は、非常に管理されそして制限されている。」

(Intraasia 注:日本は報道内容を取り締まる法律はごく少ないが、メディアの自主規制と右へ習え志向がすごく強いとの印象がある。一方マレーシアは報道内容自体を取り締まる強力な法律がある、印刷報道と出版法、公的機密法、 扇動罪、コミュニケーションとマルチメディア法などです。こういう法律によってマレーシアではメディアもネット界も規制を受けることになる、すなわち厳しい罰則が控えている。印刷報道と出版法はまた新聞社の報道認可を管轄しているので、違反したと見なされ処分を受ければ、新聞を発行することができなくなる)




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5月2日のマレーシア記事

【董總の内紛に憂慮を表明する華人界】
(マレーシアにおける華語学校の運営体から構成されるのが董總であり、華語教育の教育者から成る組織と合わせて董教總と呼ばれ、マレーシア華語教育の総本山的地位を持っている。董總の各州組織から選出した理事らが董總理事会です。この理事会及び中央委員会は既に数年に渡って理事長(主席)派と反理事長派に分かれて内紛を起こしており、多くの華語教育関係者が憂慮を表明している)

マレーシア顔氏公会連合会は会員大会の後、会長と名誉会長は董總に対して失望を表明しました。「董總の内紛には失望する。これは華人社会にたいへん負の面を与えている。」  「我々は彼らが生徒の教育に力を尽くすために早急に和解することを願っている。」 「董總は依然として1960年代の体質を持っている。現在は既に21世紀であり、グローバル経済化の時代なのです。」

スランゴール州クアラルンプール顔氏公の会長は、「同会は2016年に50周年を迎えるので、来年はゲンティンハイランドで50周年記念式典を行いたい。世界各国にある、及びマレーシアの顔氏宗親に参加を呼びかけます。」

(Intraasia 注:こういった事柄は華語新聞のごく普通の記事として、記事サイズの大小にかかわず毎日載っている。華人界は姓毎に何々氏公会(宗親会)を州ごとに組織し、その全国組織が連合会となる。顔という姓はそれほど大きな姓ではないのでは。 姓の公会(宗親会)はもちろん純民間組織なので、会員らの寄付と会費で運営されている。経済力のある華人界らしいところであり、マレーシアだけでも非常にたくさんの数がある。なおある個人が氏会に加入する、しないは任意です。
華語教育界に多大に関わることなので、 董總の内紛記事は華語新聞がほぼ毎日ぐらいに細かに載せている。華語新聞を読まない人にとっては、ほとんどと言っていいほど関係ないかわからないことでしょう)

【国立手工芸学院の学生募集広告から】
提供される課程
Diploma 課程 - 3年間6学期
Sijil (修了レベル)課程 -2年間4学期

両課程に共通なコース
バティック工芸コース、 織物工芸コース、 木工工芸コース、 セラミック工芸コース、金属工芸コース、 籐と竹工芸コース

入学資格
マレーシア国民である 18歳から25歳まで、 手工芸分野に興味があり才能あること、

ディプロマ課程の条件
中学卒業試験である SPMまたはその職業課程であるSPVM の合格点を取った者またはその他定める条件(これは省略)に合致すること

シジル課程の条件
・中学卒業試験である SPMまたはその職業課程であるSPVM の合格点を取った
・芸術教育科目で優良成績を修めた
・マレーシア語科目で合格し且つその他2科目で合格

応募方法:ホームページ www.ikn.gov.my を通して応募すること
応募締切: 2015年5月25日
入学:2015年7月

提供される施設
生活手当、 寮での滞在は無料、 食事代は無料、 学費は全額負担される、 サバ州人とサラワク州人の応募者は応募時の交通費が無料、

国立手工芸学院 Institue Kraf Negara の所在地: スランゴール州のRawang

(Intraasia 注:こういう募集広告はマレーシア語紙だけに載る。国立の手工芸者養成学院ですから、待遇はそれなりに良いですね。 食住が無償で、生活手当まで支給される。 優れた手工芸者を育てたいという狙いがわかります。 Intraasia はその昔この学院を一度だけ門口ぐらいまで訪れたことがある。当時は都市部から離れた環境にあったとうっすら記憶している)

【Sushi King を展開する企業が日本のコーヒーチェーン店ビジネスを始めたいと発表】
マレーシア証券取引所(Burasa Malaysia)上場企業である Texchem は株主総会後に、日本のドトールコーヒーのチェンーン店展開権利を得て、マレーシアでドトールコーヒー店ビジネスを展開する計画を明らかにしました。これによって 「同社の飲食業ビジネスを強化したい」 ドトールコーヒーは日本ではスターバックス店より店舗数が多いとのことです。

Texchem は Sushi King チェーンをマレーシアで展開しており、手元の流動資金を使ってさらに14店舗増やして、チェーン店舗を103店舗にしたいとのことです。

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】
1万円を銀行で両替すると RM 292.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 347.0 を入手します。
シンガポール$100 を同様に両替すると  RM 263.3 を入手します。

(Intraasia 注:この1週間はリンギットは回復基調としてどの通貨に対しても上がった)

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5月1日のマレーシア記事

【ペナンのフェリーは赤字運行を長年続けている】
ペナン島ジョージタウンと本土側のバタワースを結ぶフェリーはPenang Port Sdn Bhd が所有し且つ運行している。

ペナン州港湾員会の議長によれば、「フェリーは1回の片道運行で費用がRM 1100かかる、そのためPenang Port Sdn Bhd は1回でRM 700の損失を出すことになる。Penang Port Sdn Bhd はこのフェリー運航における年間赤字額はRM 2千万にのぼる。」

「海洋法上、フェリーはそれぞれのフェリーは9人の船員を勤務させなければならない、船長から船員までです。」 「我々は 7隻を所有している、各フェリー船の価値は現在RM 3千万です。」 

2008年に行動党はペナン州政権を奪取し、書記長が州首相の座に就いた。そのペナン州首相はペナン港湾委員会に対して、フェリー運航を州が引き取ると度々持ちかけてきたとのことです、ただ 「州政府側はフェリー船だけを買収したいとのことなので、それは不可能です。人員 236人も一緒でなければならない。」 「ペナン州政府が ペナンフェリー運行を引き受ければ、州政府にはRM 2億1千万の負担になります。」 とペナン州港湾員会の議長。

「ペナン州港湾員会は現行のフェリー運賃を維持する。値上げする時期は今は適切ではない。」 「フェリー運航は、島と本土間に2つの大橋ができたことで大いに影響を受けている。1984年にフェリー乗客は1100万人もいた、しかし2014年は150万人に減った。フェリーを利用するバイク台数は1984年が350万台、2014年が120万台になった。」 「自動車の場合は1984年が250万台、2014年は76万台です。」 「輸送がこれほど減ったが、メンテナンス費用は増えた。値上げはこの30年間で3回だけです。」

(Intraasia 注:フェリー運行のPenang Port Sdn Bhd は国家資本の入った会社でしょう、だからこれほど赤字でも変わらずフェリー運航を続けている。橋ができたとはいえ、フェリーは依然として便利で安価な交通手段と言える。 この数年フェリーに乗る時、90年代に比べて乗客数が少ないのではと感じていたが、やはりこういう数字に現れていますね。 赤字でも安価なフェリー運航が続けられることを多くの人は期待していますから、仮にペナン州政府が引き取っても即値上げはできないでしょう)

【サービスが向上した Komuter 電車】
政府転換プログラム2014年報告書によれば、公共交通機関の利用率が向上した。2014年の平日の朝6時から10時までの利用者数は 45万5千人です、これは2013年より4%の増加となる。
(参考: Rapid KL 翼下の高架電車LRTと モノレールの合計利用者数は2014年で日平均 36万人。この数字は1日平均の数字です)

KTMコミューター電車は近年新しい車輛6輌からなる 38編成を導入した。これによって従来の電車待ち時間 30分から45分を15分に短縮した。さらに朝の通勤時間帯の定時運行率が 97.5%という大幅な向上を成し遂げた。

高架電車LRT のKelana Jaya 路線では4輌からなる 35編成が新たに導入された。このため待ち時間のかなりの短縮になった。

(Intraasia 注:長年あてにならない交通機関の代名詞であった Komuter がそんな改善されたとはいささか驚きです。通勤時間帯に乗ることはないので、気が付かなかった。いずれにしろ、快適な新しい6両編成の導入で運行頻度が増えたことは実感できます。今後もメンテナンスをしっかりやって、昔の二の舞をしないように願いたいものです)

【携帯電話の追加チャージカードの料金を巡って当局の指示に食い違い】

4月1日に物品とサービス税(GST)が施行されて以来、携帯電話の追加チャージ(トップアップ)にもGSTが課されることになり、これを巡って論議を呼んでいます。

税関庁は携帯業界に対して、追加チャージカードにGSTを上乗せして売るのではなく、5月1日からはその販売価格にGSTを含めて販売する方式にしなさいと指示をだしていました。(価値RM 10のカードなら 約RM 9.40 + 税0.6 にするということ)
一方マレーシアマルチメディアとコミュニケーション委員会は、携帯通信会社は引き続き カード代+ 外税で販売を主張していました(RM 10+0.6)

そこで税関庁長官は短い声明を出して、5月1日からの指示をしばらく延期する旨を発表しました。

(Intraasia 注:ある新聞は第1面で大きく伝えるニュースです。マレーシアの携帯電話利用者の8割超はプリペード利用者ですから、この問題はすごい数の利用者に関わることです。 販売業者は在庫があるので5月1日から急に内税方式で販売できないと反対していました。携帯通信会社はあまり態度をはっきりさせずに様子見していたかのようにある新聞は書いている
GST施行前は、RM 10のカードはその価値で売られていた。これは携帯通信会社が当時の販売税を負担していた。しかし施行後はもう税を負担したくないとのことで、このような問題が生まれている)

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