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「新聞の記事から」は日本人が興味を抱きそうなことだけを対象にしていません。幅広くマレーシアを姿を伝えるためにニュースを選びその解説を加えています。

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11月30日のマレーシア記事

【自治権を与える国立大学を増やしていく、と高等教育省】
高等教育省大臣は、今後数年以内に国内の国立大学全20校がそれぞれ自治権を得られるようにする、と語りました。
「このたび新たに自治権の地位を与えたのは  Universiti Malaysia Pahang (UMP)です。これを含めて現在既に13校が 自治権を認められている。」

記録を参照すると、自治権を得ている国立大学は次の大学です:
Universiti Malaya (UM), Universiti Putra Malaysia (UPM), Universiti Sains Malaysia (USM), Universiti Kebangsaan Malaysia (UKM), Universiti Sains Islam Malaysia (USIM), d Universiti Malaysia Sabah (UNIMAS),
Universiti Utara Malaysia (UUM), Universiti Malaysia Terengganu (UMT), Universiti Teknologi Mara (UiTM), Universiti Teknikal Malaysia Melaka (UTeM), Universiti Islam Antarabangsa (UIA).

「今後数年以内に、全国立大学は自治の地位を得ることになる。 政府の政策に従うという条件はありますが、まだ自治の地位を得ていない国立大学がそれを確実に得られるようにします、そうしてそういう大学は独自の制御の下で運営できるようになる。」 と大臣は、Universiti Malaysia Pahang で行われた式典に参加した後記者団に述べました。

この式典には、高等教育省の長官、 Universiti Malaysia Pahang の副学長も出席し、大臣が、Universiti Malaysia Pahang理事会の議長に、自治の地位を授けました。

(Intraasia 注:典型的なマレーシアメディアの記事スタイルです。肝心なことは、国立大学の自治権ということでしょう。 ただ学長や副学長は教育省が任命しているはずだが、そういう権限はどうなるのかな? 記事では13校と書かれているが、数えると12校しか列挙されていない。 
1990年代前半の時点では国立大学は一桁数であったが、その後設立が進んで現在では全州またはほとんどの州に国立大学が設置されている。
Universiti は英語 university から借用したマレーシア語です。蛇足ですが、面白いことにインドネシア語では universitas となる)

【TV3 局のイベントに現れた出演者たちの顔ぶれ】

11月29日夜、クアラルンプール郊外の Bukit Jalil にある国立スポーツ競技会館で ”Karnival Jom Heboh(多少不正確さを前提に訳せば、大いに騒ごうカーニバルといった意味かな)最後の夜”コンサートが行われ、1万人を超える観客が訪れました。

このコンサートに出演した7人のアーティスト: Asmidar, Hazami, Kaka Azraff, Qanda, Amira Othman, Aiman Mamat, IR Razi.
2日間に渡ったプログラムでは、いろんな活動が観衆に用意されていました、映画、美味しい味わい、バナナランド、ニュースなどの出店です。

これだけではなく、観衆はまた テレビチャンネルTV3で放映しているドラマの俳優たちと親しく交歓する機会もありました。その俳優名をあげると Fezrul Khan, Shah Jaszle, Afzan Rahman, Izzaty Abdullah, Sasqia, Shawn Lee です。

”Karnival Jom Heboh” に現れたTV3 でお馴染みの出演者は、Fiza Sabjahan, Teh Syuhaida, Ally Iskandar, Maria Tunku Sabri, Zaim Helmi Zaini, Hazlin Hussain, Ahmad Fedtri Yahya です。

(Intraasia 注:TV3 の人気者やアーティストが出演したイベントだったようです。それはとして上記にあげた人名中、華人はわずか1人だけです。その他1人か2人は非マレー人ムスリムかもしれませんが、後は全てマレー人ですね。完全にマレー人対象のイベントだとわかる。Intraasia がはっきり知っている名前はアーティストの Hazami だけで、 何かで目にした華人の Shawn Lee は俳優らしい。 このイベントもどうやら、 現代マレーシアでは芸能好みも趣向も民族的なグループ化が顕著な面を示す一例ですね)

【警察の特別捜査部が 6軒の風俗店などを急襲して115人を逮捕】
警察本庁直属で 売春や賭博や秘密結社を取締りる特別部隊(STAGG) が28日深夜に風俗店とマッサージ店の計6店を急襲しました。
この取締りでは 11 0人以上を逮捕しただけでなく、合計 RM 6700 の現金、花飾りなどを押収しました。

特別部隊(STAGG) はその夜、スランゴール州とクアラルンプールで合わせて5か所、計 6軒の店を急襲しました。逮捕した総数の内訳は、マレーシア人13人、ホステスとマッサージ嬢が 99人、 バングラデシュ人男3人です。 

特別部隊(STAGG) の副指揮官の話です: 同部隊が取締りを行ったのは、クアラルンプールの Kepong地区、 Kecai Lama 路商業地区、スランゴール州の Puchong の2地区である。 逮捕した多数の外国人女性の国籍は、ベトナムとタイであり、1人だけがラオス人です。

「Kecai Lama 路にある1軒の風俗店は非常にガードが固く、 秘密の裏門をカーテンで覆っていた。この裏門はまた取締りの際に(‘吊花場”の)女性がすぐに逃げられるためでもある。」
「この店では 25人のタイ女性とベトナム女性1人、ラオス人女性1人を逮捕した。さらにRM 50から RM 5千までそれぞれの価格を示す絹製のたすき 19本、高級酒 25本も押収した。」

(Intraasia 注:この価格を示す絹製たすきは、客がお目当ての女性に値付けして店に払う際に使われる物だと思われる。華語紙は‘吊花場”という 俗語的な表現?を使っているので、はっきりした意味はわからないが、多分お目当ての女性を値踏みさせるような場または仕組みのことであろう。 取締りに遇った地区はいずれもこういう取締りがこれまでも行われて報道されたことのある地区ですね)

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11月29日のマレーシア記事

【今年11か月間で22万人の違法外国人を帰国させた】
内務省の副大臣が不法滞在外国人に関して公表した数字です(Intraasia 注:イミグレセン(Imigresen)は内務省翼下の官庁です):

2015年は11月25日までの時点で、 22万2647人の違法外国人を本国送還した。 その内 78,879人は拘留所に収容されていた者たちです。残り14万人あまりは、国が提示している”自主的に出頭プログラム”を利用して本国へ帰国した。 ”自主的に出頭プログラム”は 別名3+1プログラムとも呼ばれ、2015年12月31日まで実施されることになっている。

今年11か月間弱でイミグレセン(Imigresen)は他の官庁の協力を得て 9429回の取締りを行い、逮捕した者たちの内訳は、 違法外国人が53330人、雇用者が 694人、違法代理業者が34人である。
違法外国人の国籍の多くは、バングラデシュ、インドネシア、フィリピン、ミャンマーです。

この日、イミグレセン(Imigresen)が深夜に行った違法外国人労働者取締り活動に副大臣は同行し、この内容を記者団に語りました。この取締りでは、1163人の外国人労働者を調べて、その内不法外国人労働者 290人が捕まりました。

(Intraasia 注:今年だけで22万人の違法外国人が本国に帰国したわけか。 違法外国人の圧倒的大多数は違法外国人労働者であることはいうまでもない、加えてGRO(ホステス)などとして違法労働していたものたちが数として多いでしょう。労働許可証の期限切れで超過滞在していたエクスパトリエイトなどもわずかではあるがいるかもしれない。なお違法外国人でも犯罪を起こせば、そのまま出国できないのは当然です。 
マレーシアが国の経済構造として外国人労働者を不可欠としており、そして国民が外国人労働者の存在を当然視している以上、違法外国人問題は決してなくならない。これはマレーシアに限らずタイも同じようなものでしょう。現在シリア難民問題に面している欧州でも昔から違法外国人労働者の問題は起きてきたので、違法外国人労働者は多くの国に関係した問題ですね。 世界のあちこちで人的流れがますます強まる現代社会ですから、当然労働力の移動も例外ではない、いや大きな部分を占めている。もはや、外国人労働者を抑えることに主たる力を注ぐのではなく、外国人労働者を人身売買したりするあくどい組織、外国人労働者に対する非人道的扱いをいかに抑えるかに力点を置くときになっていると思う。)

【ジョーホール州は電子タバコを禁止する、とスルタンが命令】
ジョーホール州スルタンは州内で電子タバコ(vape) を禁止する、電子タバコを販売する店には1か月の猶予期間を与えるとの、スルタン命令を表明しました。

スルタンは新聞社の取材に対して言う、「州内の全ての電子タバコ販売店は2016年1月1日までに閉店するようにしなさい。私はあれこれの理由は聞きたくない。」
「これは健康に関する問題であり、電子タバコは若者たちに影響を与えている。(電子タバコを州内で禁止することは)、ビジネスに関することでも民族に関することでもない。」
「ジョーホール州は、地方条例によって電子タバコ店を閉店させることができる権限を有する。」

スルタンはジョーホール州の州執行評議会に対して、禁止の措置を急がせるべく来週会議を開くように言い渡しました。
「政治家は電子タバコ業界の起業家たちに迎合することはやめるべきである。あなたたちは自分の子供たちが電子タバコをふかすのを見たいのか?」
「ジョーホール州における禁止は、全ての「電子タバコ製品を含むことになる。」

(Intraasia 注:電子タバコ Vape に関する賛否両論は依然としてニュースになっている。保健省は禁止させるべく手を打ったり、発言しているが、電子タバコ擁護派は与党幹部政治家も巻き込んで、正当性を訴えている。そんなところへ、このニュースが現れた。スルタン権力がひときわ強いジョーホール州らしいと感じる人が多いのではないでしょうか。スルタンがこう命令すれば、ジョーホール州での電子タバコ喫煙と商売は先行き難しいでしょうね)



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11月28日のマレーシア記事

【マハティール元首相のUMNO党大会開会式への出席を期待すると、副首相】
(マハティール元首相のナジブ首相に対する辞職要求は一向止んでおらず、元首相は現首相を批判と非難し続けている。 UMNO(マレー与党、名称は統一マレー人国民組織)の圧倒的多数はナジブ首相支持で固くまとまっており、ごくごく一部の党員だけがナジブ首相への疑問を公言しているだけです。謀反を働いた地方支部幹部は除名された。またナジブ首相との不和が表明化したムヒディン副総裁は内閣を追われた。 こうしたことから、マハティール元首相がUMNO内から小さな勢力としての支持を得ることさえほぼ不可能に思われる状況です)

UMNO(マレー与党、名称は統一マレー人国民組織)の定期党大会が、12月10日からクアラルンプールのPWTC が開催されます。(Intraasia 注:党大会はほぼ毎年、この時期この場所で開催される)

UMNO準総裁でもある、ザヒッド副首相はメディアのインタビューに答えて語る、「党は依然としてマハティール元首相を元首相で元総裁として尊敬している。」 「元首相が党大会に出席することを望んでいます。 党大会開会式への招待状がまもなく発送されるはずです、ただ元首相がそれを受理するか否かは、元首相次第である。」

「UMNOの大多数はマハティール元首相を評価している、しかし彼を尊敬することと彼の意見を受け入れることの間には線が引かれているのです。この2つは異なる。」

「私自身、1900年代にマハティール政治の犠牲者になった。私の強い個性に対する元首相の攻撃と批判のせいだと考えている。」
「私が副首相に任命された際の3か月前に、マハティール元首相の私邸を訪問した。その訪問は元首相に対する尊敬の念からの表敬訪問でした。元首相はたいへん率直であり、私は意見の違いは違いとして敬意を表したい。」

ザヒッド準総裁は今回のUMNO(マレー与党、名称は統一マレー人国民組織)党大会を副首相として初めて迎えます。(Intraasia 注:マレーシアの政党は総裁の下に副総裁が1人おり、その下に準総裁が複数人いる、という仕組みが多い。ナジブ首相はザヒド準総裁を新しい副首相に任命したわけで、実質的に彼が党 NO2ということである)

UMNO党大会は、12月8日と9日に青年部と女性部と(若い女性だけで構成される)Putri のそれぞれの部会が行われ、全体会議が10日から12日まで行われる。

(Intraasia 注:マレーシア政治はマラヤ独立以来ずっとBarisan Nasional (国陣) が政権を握っている。その要がUMNO であり、その重みは他党を凌駕する。ということで、UMNO党大会は、毎年注目を浴びるわけです。
いくらマハティール元首相がナジブ首相退陣を要求しても、UMNO内は揺るがないことが既に確実となった。だから副首相の言葉には自信がみられる。マハティール元首相は在任当時彼自身が党体質の権威性を強化した。だから今元首相がその打破を叫んでも、もはや政権にいない者の主張は党員各層に響かないということでしょう)

【主要民族の平均寿命を比較】

主要民族の平均寿命に関して、マレーシア統計庁が発表している数字です。

2010年から15年までの期間においても、依然としてマレーシア華人が最も平均寿命の長い民族です。華人男性が 75.1歳、華人女性が 80.1歳です。
マレーシアインド人は(他民族より)平均寿命が短く、男性が67.7歳、女性が75.8歳です。
ブミプトラの場合は、男性が71.2歳、女性が76.1歳です。

(Intraasia 注:インド人男性は際立って短いことがわかりますね。ブミプトラはマレー人、半島部先住民族のオランアスリ、サラワク州とサバ州の先住民族を総称した分類です。統計などではマレー人を分離せずにブミプトラと一括する場合が時々あります)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】
1万円を銀行で両替すると RM 337.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 413.5 を入手します。
シンガポール$100 を同様に両替すると RM 293.5 を入手します。

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11月27日のマレーシア記事

【中央銀行Bank Negaraが国民対象に行った調査の分析】
中央銀行Bank Negaraは、2015年経済能力と一体性に関する調査の結果を発表しました。その内容からです。
3千人超の国民を調査対象にしました。その大多数が、支出と借金を管理していくために適切な予算計画を持っていないかまたは金銭規律を実行していないことがわかりました

この調査結果に関するパネル論議の場で、中央銀行Bank Negara の理事は分析する、「マレーシア人は短期的視点で満足することに焦点をあてがちである。」
「この調査は国の人口構成比を反映したものである。 借金のレベルは、とりわけ月収RM 1500以下の人たちの間で深刻である、平均して実に彼らの年収の14倍にもなる。」
「調査に答えた人の 93%もの人たちの月収はRM 3千以下です。また世帯収入面では93%の世帯が RM 5千以下です。ですから、この借金レベルの件は大変憂慮する。」

調査返答者の 19%は、借金が多すぎると感じていると答えている。また自分のクレジットカードの支払いを月末にはすっかり片付けることができると答えたものは 26%に過ぎない。 さらに 緊急時の資金があると答えた人は、51%だけでした。必要時に緊急用現金 RM 1千を用意できるのが難しいと答えたのは 76%です。

この調査ではまた、給与生活者の内で、失業した場合6か月以上自分自身を経済的に支えることができるのは、全体の6%に過ぎないことがわかりました。

(Intraasia 注:全世帯でみると家計の借金額比率が高すぎると、中央銀行Bank Negaraは以前から指摘しています。そこで住宅ローンや自動車ローンの審査基準をあげるようにとの指示を、しばらく前から国内銀行界に出している。)

【1年間に出版する書籍の書名数を先進国並みに増やしたい】

統計庁によると、現在のマレーシア人口は 3110万人です (Intraaasia 注;外国人を含む)。
国連のUNESCO によれば、先進国での書籍出版数は平均して、人口100万人あたり 1千書名(本のタイトル)です。一方マレーシアでは、年間出版書籍数は 2万書名に届きません。

クアラルンプールで行われた 国家書籍褒賞の式典の場で、副首相は語る、「マレーシア国民は本をもっと読むようになって、出版業を発展させなかればならない。これはマレーシアの国家目標である、2020年には高所得国家に仲間入りすることに沿ったものです。」 「マレーシアの出版界は出版点数を増やして、先進国の平均書籍点数に並ぶようにする必要がある。」

マレーシアの現人口からいえば、年間書籍出版数は、少なくとも3万1千の書名数になるべきです。
「国家書籍褒賞 の来年の褒賞金をRM 200万に引き上げることに関してナジブ首相と相談します。ただこれには条件がある、国内の出版界が書籍出版の書名数(点数)を、世界の先進国平均にまで増やすことです。」

(Intraasia 注:書籍の出版点数を国家の号令の下に増やそうという発想自体が、出版を管理する思考ということです。無理もない、内務省は検閲する部門を擁しており、時折発刊禁止、輸入禁止の書籍ニュースが新聞に載る、もちろんそれは一部に過ぎないでしょう。 出版を自由にすれば、当然国家、体制、宗教界などが好ましくないと見なす本も出て来るし、エログロナンセンス本も出版されるであろう。 そういうことは一切許せないからこそ、検閲するわけです。国家が、そして少なからずの国民がそういうあり方を当然視する以上、外部の者がどうのこうのといっても始まらない、マレーシア国民がどう捉えるかにかかっている。
マレーシアの一般書店は大変少ない、ショッピングセンターでも書店がテナント入居していないセンターの方が多い、また小型書店が営業を続けられるのは、販売している学校書籍関連のおかげのはずです。一般書籍は驚くほど少なく、また言語によって扱う分野がものすごく偏在している。 本を探すなら、クアラルンプール圏にあるごく一握りの大型書店へ行くしかない。 書店の書棚を観察すれば、英語書籍は圧倒的に海外出版が多い、マレーシア語書籍は宗教関連とロマンス小説が2大分野、華語書籍は国内出版は幅広さに欠け、中国と台湾書籍が圧倒する、タミール語書籍に至っては書店に置いていない。 マレーシアで書籍点数、発行部数、内容の幅広さ、がますます増えていくような予感は感じないなあ)

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11月26日のマレーシア記事

【マレーシアの伝統芸能を学ぶ機関を P. Ramlee名を付けた大学に格上げする】
我が国の偉大な芸能人である Tan Sri P. Ramlee が 国家遺産の名人に高められ、また(国立である)文化芸術と国民遺産アカデミーが格上げされて名称も Universiti P. Ramlee ピーラムリー大学 と変わります。

国会下院での論議の中で観光と文化省大臣がこれを発表しました。が 
「P. Ramlee は確かに、単に我が国だけでなく東南アジアにおいても有名な芸能人です。
「そのことから、我が省は文化芸術と国民遺産アカデミー(Aswara) を格上げして Universiti P. Ramlee にします、そのためにも彼を卓越した芸術家として認め、さらに国家遺産である名人の地位にも高めます。」

P.Ramlee はその生涯で、 66本の映画を製作し、401曲の歌を作りました。 さらに彼は東京での第4回アジア映画祭で最優秀男優に輝きました。

文化芸術と国民遺産アカデミーはクアラルンプールの Jalan Tun Ismail にあり、1994年に当時の文化芸術観光省の下に創立されました。その頃は国民芸術アカデミーという名称でした。
Universiti P. Ramlee  は政府が全て負担する演芸部門における政府が全て負担する唯一の大学となります。

(Intraasia 注:マレーシアの芸能史上最も有名で且つ評価されているのが 故 P. Ramlee ですね。KL中心部の通りに 彼の名を取ってP. Ramlee 通りがあります。現在でも彼の歌はマレーラジオ局でかかるし、彼の映画はマレー映画の古典ともいえる。 Intraasia が初めて見たマレー映画は多分彼の作品のはず。 
文化芸術と国民遺産アカデミー(Aswara)は90年代初期 Ampang 通りの建物に間借りしていた、当時 Intraasia は何の施設かなと、訪ねて尋ねたことがあるので覚えている。その後立派な施設が建設された現在の地に移転して、拡大した。ついに国立大学の1つに昇格するわけだ。 民族舞踊、民族楽器演奏、民族演芸などの部門があって若い学生たちが学んでいる。マレーシアには芸能芸術の分野で後継者を育てすそ野を広げるためにも、国立の専門大学に昇格させることは良い決定ではないでしょうか。) 

【 AirAsia X の第3四半期決算はまたも赤字】

AirAsia X は2015年第3四半期の決算を発表しました。9月30日締めのこの四半期における純損失額は RM 2億8819万となり、前年同期の損失額 RM 2億1千万より増えました。同社はこの理由として 支出額の増大と外国為替差損をあげています。

AirAsia X の2015年第3四半期決算の数字
売上高: RM 7億9300万、対前年同期比で 13.4%増。
営業損失: RM 3112万、 前年同期は RM 1億3260万でしたので大幅に減少。 航空燃料費などの費用削減を行った、しかし航空機のリース運行費用が大きく増えた。
営業損失を減らすことはできたものの、リンギット下落のために未実現の外国為替差損がRM 2億4127万と大きく増えた。前年同期はRM 4821万の差損でした。

AirAsia X の2015年9か月間の業績
純損失額 RM 5億6182万、前年同期間は RM 3億5千万の赤字でした。
売上高は RM 22億800万、 前年同期間は RM 21億1900万でした。

AirAsia X は今年第4四半期と2016年は営業業績が改善することを期待しています、この理由として、第4四半期の座席販売状況は前年同期より良いとのことです。
しかしながら、同社の借入金の大部分及び営業コストは米ドル建てなので、リンギットの下落は引き続き主たる憂慮点であるとしています。

(Intraasia 注: AirAsia X は四半期決算でもう何期も連続して赤字を計上している、つまり年度決算でもここ数年は黒字化していないはず。 AirAsia と異なって、長距離路線航空会社である AirAsia X の展望は楽観できないというこですね。これはグループ最高経営責任者が以前言及していたように、低コスト長距離航空会社モデルがまだ成功裏に確立できないともいえそうです。
日本とマレーシア、タイの間を運行する唯一の低コスト長距離航空会社ですから、なんとか業績を良くして安定した営業を続けて欲しいと願う。)

【マレーシア国内旅行フェアーを1月に開催する】
マレーシア国内ツーリズム協会(MITA) が主催する旅行フェアーが、初めて年初に開催されます。
2016年国内旅行フェアーは1月29日から31日まで、クアラルンプールの KLCC会議展示場で開催されます。観光省の後援を受けて、国内旅行をより奨励する狙いです。

主催者側は 業界から140の業者の出店と2万人の訪問者を期待しています。
観光省長官は語る、「リンギットが外為市場で下落していることを受けて、外国旅行はより難しくなるでしょう。国民は国内旅行することでより価値が得られる。」

「国内旅行者の人数は、2013年が5440万人、 2014年が6070万人と増加している。今年は6370万人を予想している。」
国内旅行の定義は、移動距離 50㎞以上で且つ最低1泊する旅行です。

(Intraasia 注:旅行フェアーといえば、毎年恒例の業界あげて且つ最大の催しである MATTAフェアーが有名です。イントラアジアは数十回足を運んできた。このMITAフェアーは国内だけに絞ったフェアーとのこと。KLCC会議展示場 という高費用で最高級展示場の1つを使い場所もKL中心部にあるということは、主催者としてそれなりの期待が持てるということなんでしょう。)

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11月25日のマレーシア記事

【サバ州侵入武力衝突を起こした、自称スルースルタンの娘と会った公正党準総裁】
(フィリピン最南部の島の住民である自称スルースルタンが、昔から現在のサバ州の地を自領土と主張している。この自称スルタンの私兵部隊と言われる者たちが100人以上も 2013年2月にサバ州ラハドダトゥ地方の寒村に侵入したことで、マレーシア治安部隊と何日間にも渡って武力衝突を起こした。当サイトでも何回も報じました。その後侵入者たちは仲間に何人もの死者を出して、フィリピン南部へ逃走した、この武力衝突でマレーシア治安部隊には 10人前後の死者が出た。)

今年11月に野党陣営の人民公正党PKRの代表団がフィリピンを訪問した際に、いろんな団体や人たちと会った。その中で、公正党PKR準総裁の1人である国会議員のNurul Izzah女史が、(その後死亡した)このスルースルタンの娘と会って撮った写真が最近ネット上で明らかにされました。この会談は公正党のもう1人の準総裁、華人の国会議員でもある、があっせんしたとのことです。

マレーシア国内から、2人がその女性と会ったことに対して強い批判が起きています。サバ州侵入で殺されたマレーシア治安部隊の遺族に無神経であり、国家への反逆であるという批判です。準総裁の女性はその後、11月9日に故自称スルースルタンの娘と会ったことを認めて、陳謝しました。準総裁の女性はしかしながら、「彼女は国家の敵だ」 という非難は悪意のある嘘であると反発している。

一方政府は、国会議員である準副総裁に対して、問責する動議を国会に出すことにしています。その理由には彼女の行為は、国家に忠誠であり、憲法を守るという国家議員の宣誓にも違反しているという内容です。

別記事
マニラで故スルースルタンの娘と会った野党国会議員の Nurul Izzah女史を、警察は遅からず呼び出して、その会談に関する調書を取ることになります。

警察庁本部の最高幹部の1人は記者団に語る、「(この件に関して) 警察は既に全国で90件以上もの警察訴え届けを受けている。我々はこの件を刑法の反逆に関する条項と2012年治安に関する特別措置法に沿って取り調べます。」 90件中の多くはサバ州でだされたものとのことです。

「しかし現時点でも警察はまだ Nurul Izzah女史に会って話を聞けていない。恐らく彼女の日々の職務のためであろう。警察は適当な時間をとってもらうべくコンタクトしている。」
当新聞は昨日、そのスルースルタン娘がNurul Izzah女史と会って撮った4枚の写真を自身のフェイスブックに掲載していたことを、報道しました。

(Intraasia 注: 1つのマレーシア発展会社 (1MDB)とナジブ首相の口座にRM 26億が振り込まれた件を強く批判している野党陣営の一画人民公正党PKRの幹部が起こした、多分に勇み足的行動に、UMNO筋からの反発は強い。もちろんマレー民族主義者団体は侵入した部隊の首領の娘に会うとは国王に対する謀反行為だと最大限の糾弾をしている、また警察訴え届けを出した多くがサバ州ということから、一番被害を出したサバ州人の怒りもあるようだ。 
こういう件はマレーシアでは、警察訴え届けがだされると、警察が捜査を始め、刑事事件として扱うかどうかを決める。だからマレーシアでは、何かできごとが起きると、その地と関係ない地方、人達からも警察訴え届けが出されることになる。
公正党準総裁のNurul Izzah女史とは、受刑中のアンワル元副首相の長女であり、公正党のスター議員です)

【マレーシア語紙のコミックから】
malaykomik_nov01.jpg
1コマ目
女性:うちの夫の月給は RM 1万なんです。うちは学校へ行ってる子供は7人もいるけど、2016年予算が言及している、学校教育援助金 RM 100はもらえないの。

男性:もらえなくたってどうってことないでしょう。姐さんの夫はお金があるんだから・・・
注: akak 姐さん という単語は、ここでは実際の姉ではなく年上女性の意味で使われている(はず)。またその女性が自称としても使っている。

2コマ目
女性:あー、来年はね、 子供の学校教育援助金を使って、新しい金の指輪を買おうなんて思わないから。

(Intraasia 注: 2016年度予算案では 「教育面での援助: 学校へ行く子供のある世帯にRM 100を支給、ただし世帯月収がRM 3千以下に限定」 という項目がある。このコミックは、その援助金を目的外に使ってしまう者たちがいるという皮肉を上手く題材にしていますね。なお予算案はまもなく可決されるようだ。)

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11月24日のマレーシア記事

【1つのマレーシア発展会社 (1MDB)翼下の電力発電資産を中国企業がRM 100億弱で購入する】
(1つのマレーシア発展会社 (1MDB)が抱える負債の巨額さと不明朗会計の問題は去年からずっと政治問題になってきた。1つのマレーシア発展会社 (1MDB)は国が資本を有する公資本で政府管轄下の会社であり、1MDB を推進したというナジブ首相が相談役の立場にある。)

Edra Global Energy Bhd は1つのマレーシア発展会社 (1MDB)の翼下にある企業です
1つのマレーシア発展会社 (1MDB)は、Edra Global Energy Bhd が保有する電力発電資産を全て、中国のChina General Nuclear Power Corporation に売却する契約を結びました。

1つのマレーシア発展会社 (1MDB)は発表した声明中で次の点を明らかにしました:
・売却額は RM 98億3千万で現金取引とする。
・China General Nuclear Power Corporation はEdraの経営する複数の会社の総負債と全ての手持ち現金を引受ける、その評価日は 2015年3月31日である。
・この取引は2016年2月には完了する見込みである。

これまで報道されていたところでは、Edra Global Energy Bhd が保有する電力発電資産に関して、1つのマレーシア発展会社 (1MDB)の帳簿上での資産額はRM 180億となっていた。そしてこれは、1つのマレーシア発展会社 (1MDB)がRM 420億と見なされる総負債額を減らすための合理化計画の一環である。

1つのマレーシア発展会社 (1MDB)は、 Edra Global Energy Bhd の持つ電力資産を購入した際に、その株主資本に対してRM 120億を支払い、またRM 60億の負債を引受けました。

【中国首相との短時間面談に集まった華人財閥企業のトップたち】
(拡大アセアン(ASEAN)サミットに出席するため中国首相もマレーシアを訪問した)

中国首相はクアラルンプールで述べました、「中國はマレーシアとの金融面での協力関係を強化していくことを希望している。中国はマレーシアの国債を市場で購入しようと思っている、さらにマレーシアにおいて中国人民元での債権を発行することもしたい。」
中国首相は、中国とマレーシアの投資の見通しが良好であると確信していると述べました。

中国首相はマレーシア到着後、マレーシア中国経済界トップ協議が始まる前に、マレーシア副首相、第2通産大臣(華人)、及びマレーシアの10大富豪企業家らと短時間の面談を行いました。
この面談に出席した華人財閥グループのトップは、星洲日報グループの総帥、マレーシア最大富豪、YTLグループ創業者、 IOIグループ総帥らであり、 AirAsia グループに最高経営責任者(非華人)、マレーシア中華総商会の会長らも出席しました。

(Intraasia 注:中国がマレーシアの国債を買う意向を表明したわけです。どういう背景かなと推測したくなる。 マレーシア民間経済界で構成比が一番高いのはいうまでもなく華人企業であり、その主柱は華人財閥グループです。これらの華人財閥企業は、マレーシア政府の良好な中国関係を民間経済関係拡大の形で支えているということです。 欧米や日本がマレーシアとの経済関係拡大を狙っても、ここまで華人財閥企業がこぞって協力するようなことは望み薄ですね。
AirAsiaグループ にとって、隣国のタイとインドネシアを除いて、国外における最も期待できる最大市場は中国だ、クアラルンプール発着だけをみても中国との路線は10数路線もある。ですから AirAsia グループ最高経営責任者も交じっているのでしょう。)

【中国首相とナジブ首相会談は実のある成果を誇る内容】
(クアラルンプールでのアセアン(ASEAN)サミットが終わった後の出来事です)ナジブ首相と中国首相との会談が行われ、その後の共同記者会見の場でナジブ首相は述べました。「マレーシアと中国の関係はかつてない高レベルにある。両国はその関係を経済面だけでさらに推し進めていくだけではなく、旅行、教育、国際関係分野でも推進していきます。」

「我々としては、クアラルンプールとシンガポールを結ぶ高速鉄道建設プロジェクトに対する中国の参加希望に注意を払っておきます。このプロジェクトでは国際公開入札によって参加が決まります。」
「我々はまた、マレー鉄道の(南部区間である) ジョーホールバル-グマス区間の複線電化プロジェクトを中国企業の共同事業体に与えることを確約している。」

一方中国首相はその中で述べました、「厦門(シアメン)大学マレーシア分校は来年2月には初の学生を受け入れる準備が整う、と知らされた。」 この有名な中国の大学が初の海外分校を設置するものです。キャンパスの地はスランゴール州 Sepang地方の Salak Tinggi です。
「中國政府は、マレーシア人学生への追加枠として150人分の公費奨学金を今後3年間に渡って提供します。」 「政府はより多くの中国人学生が厦門(シアメン)大学マレーシア分校で学ぶようにと奨励していきます。」

これに先立って、マレーシアと中国は、様々な分野における8種類の政府間覚書または協定を23日締結して、調印式がプトゥラジャヤの官邸で行われました。

(Intraasia 注:ナジブ首相は就任以来中国には非常に熱心であることは、これまでにも当サイトで何回か説明しました。一方中国はアセアン(ASEAN)内での親中国傾向の橋頭保的な政権としてナジブ政権を捉えている。こうして両政権はいくつもの成果を披露できるのです。今日あえて3件も載せた中国関連ニュースはいずれもどこかでつながっていると、Intraasia は分析しています。だから英語紙と華語紙である3つの新聞から別々に拾ったこれらのニュースを関連つけてみるべきでしょう)

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11月23日のマレーシア記事

【アセアン(ASEAN)コミュニティー設立をうたった宣言が調印された】
クアラルンプールで開催されたアセアン(ASEAN)サミットで、10か国首脳全員が アセアン(ASEAN)コミュニティーの設立に関するクアラルンプール宣言に調印しました。
この宣言調印式には、アセアン(ASEAN)対話パートナ国である、中国、日本、オーストラリア、ニュージーランドの首脳が立ち合いました。

2015年12月31日までに成立することになるアセアン(ASEAN)コミュニティーは3つの主柱から構成されます: アセアン(ASEAN)政治的安全保障コミュニティー、 アセアン(ASEAN)経済コミュニティー、アセアン(ASEAN)社会文化コミュニティー

アセアン(ASEAN)政治的安全保障コミュニティーの主要点を抜粋
・テロリズム、人身取り引き、サイバー犯罪に対する戦い、災害に対する管理と緊急対応において協力をより良くする
・核兵器のない、大量破壊兵器のない東南アジアの状態を維持する

アセアン(ASEAN)経済コミュニティーの主要点を抜粋:
・通商の妨げとなる国境と国境の陰にある規制的な障壁を引き続きなくしていくまたは減らしていく
・東南アジア域内における、技術者とビジネスマンの往来を容易にする

アセアン(ASEAN)社会文化コミュニティーの主要点を抜粋:
・災害からの回復力のあるアセアン(ASEAN)を構築し、アセアン(ASEAN)内外の災害に対して共同で対応できるようにする
・女性、子供、若者、老人、身障者、少数民族、移住労働者、脆弱で疎外されたグループ、危険を抱えた地に住む人たち、のための保護を強める

(Intraasia 注:ということで数日間に渡った、各国指導者が脚光を浴びた政治ショーは終わりました。経済界上層部、高級官僚、マスコミの政治部経済部は大いに忙しかったことだろうし、今後の経済効果を期待していることでしょう。 それはとして、ミャンマーのヤンゴンの街角で、ラオスの山村で、カンボジアの農村で、インドネシアの漁村で、ベトナムの都市の市場で一体どれくらいの民衆がこの政治ショーによって生まれるアセアン(ASEAN)コミュニティーの出現を歓迎したのだろうか、いやこのこと自体を知っている人はどれくらいいるのだろうか? )

【KLチャイナタウンの小販売業者の商売許可が取消された理由】

クアラルンプールのチャイナタウンで商売する小販売業者たちが、つい最近クアラルンプール市庁によって商売許可(ビジネス免許)を取消されました。

この出来事を説明して、連邦直轄領省大臣は記者団に述べる、「彼らは規則に違反して、商売許可状を外国人に賃貸ししたからである。許可状を外国人に売ってしまうようなことは起きてはいけないことだ。商売機会はマレーシア国民が優先して与えられるべきです。」

「これは、我々がクアラルンプールの Alor 通りで行ったことと同じようなものです。我々は商売業者らに伝えている: 外国人を労働者として雇うことは構わないが、外国人を主にしてはいけない。」
「小販売業者の中には、その許可状または商売区画を何倍もの料金で外国人に賃貸ししたり売ってしまうことで、手っ取り早く儲けている。」 「こういうことは公正なことではないので、我々は情報を得しだい、小販売業者から許可状をはく奪します。」

「こうしたことは、外国人に商売免許を貸したり売ったりしている卸業者がいる卸売り市場でも同様に適用します。」

(Intraasia 注:マレーシアで昔からお馴染みのアリババ商売の1つです。 国民にしか得られない免許や許認可を他者とりわけ外国人に売ってしまう行為だ。合法違法の外国人は少なく推定しても 4百万人はいるだろうから、何らかの商売をしたい者は一杯いる。外国人が商業・取引行を行うには、当然ながら投資基準を満たして会社設立し、許可を受けなければならない。そういう手のかかるまたは手の届かない方法を避けるための最良策?がアリババ商売の 受益者になることです。 
今回もチャイナタウンの小販売業者の不満を華語新聞が載せていたが、説得力のない主張ですね。 華人界の一部はいつもチャイナタウンの華人業者を擁護してクアラルンプール市庁などを恣意的な取締りだと批判している、そのくせそういうずる賢い業者が許可状などをまた貸ししてきた行為を全く抑えることができないからです。 )

【マレーシア資本の大手ハイパー・スーパーMydin がペナン州に大型店をオープン】
(マレーシア資本である) Mydin ハイパーマーケットチェーンは、同社最大の店舗をペナン州本土側 ブキットムルタジャムにオープンしました。これは同社のハイパーマーケットにとって20店舗目です。

同社社長は語る、「祖父が何十年前かにペナン州に初の店を開いて以来、この地に戻ってこれたのが嬉しい。」 「この新店舗はRM 2億8千万を投資し、建築面積は113万平方フィート(約10万平米)ある。このため我社では最大になる。」 「この新店舗はペナン大橋にも近いので島からの消費者も訪れやすい。」

「我社は今後RM 10億を投資して来年は新たに6店舗オープンすることを計画している。マラッカ州のPulau Subang、サラワク州クチンに2店舗、パハン州  Jengka、ジョーホール州 Mutiara Rini 、 ケダー州に2店舗、である。」 (奇妙なことに7店舗が書かれている)

(Intraasia 注:大手のスーパー・ハイパーマーケットは結構外国資本が目立ちますが、Mydin はマレーシア資本だ。同社はミニマートもたくさん営業しているようだ。Mydin は確かに他店より幾分安い品が結構あるとの印象を持つ)

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11月22日のマレーシア記事

【拡大アセアンサミットにおけるナジブ首相の演説から】
クアラルンプールの KLCC会議場で開催された、第27回アセアン(ASEAN)サミットでナジブ首相は演説の中で、南シナ海に言及しました。
「我々は、国連海洋法条約を含めた国際法に沿って、平和的な手段を通して紛争解決することの大切さを強調します。我々は関係各国全てに対して、抑制するように、緊張を複雑化させるまたはエスカレートさせることになりかねない行動を避けるようにと、呼びかけます。」

別記事
第27回アセアン(ASEAN)サミットに合わせて、第18回アセアン(ASEAN)-中国サミットが行われました。

ナジブ首相は演説する、「マレーシアは原則として、双方(中国とアセアン)が提案した様々な行動を支持します。」 「中國はこれまで東南アジアの最も重要な対話のパートナーの1つであり、平和と繁栄のためのアセアン中国戦略的パートナーシップに関する共同宣言を実施していく行動計画を取り入れることで両者の関係はさらに強化されます。」

アセアン中国戦略的パートナーシップに関する共同宣言は2003年にインドネシアで調印されました。

中国首相はその演説中で、アセアン(ASEAN)と中国の関係は注目に値する、これは両者間での貿易額が明瞭に示している、と述べました。
「世界経済の停滞にも関わらず、アセアン(ASEAN)と中国間の貿易は発展し続けている。2015年は10か月間で、両者間の総貿易高は US$3792億に達している、そして総投資額はUS$1500億です。」

(Intraasia 注:ナジブ首相の言葉の端からうかがえるように、同じような表現はこれまで繰り返し言われてきた。しかしそういっている間に南シナ海に人工島が作られた。
中国はアセアン(ASEAN)との関係に自信がある、それが中国首相の言葉に表れているように、米国を凌駕する貿易関係です。マレーシアの第一の貿易相手国は既に中国であり、国境を接したいくつかのアセアン諸国では中国は単なる貿易相手ではなく、生命線ともいえる。この現実を直視すれば、いくら米国が海洋の自由航行を”名目”に掲げようと、半数以上のアセアン諸国には大きな影響力とはならないように思われる)

【米国大統領はアセアン(ASEAN)青年会議に出席にして質疑応答を受け、マレーシアの社会団体代表と会談した】
マレーシアを訪問中の米国大統領は(サミットが始まる前の)21日、クアラルンプール郊外のカレッジ講堂? で行われたアセアン(ASEAN)各国の青年男女を集めた、東南アジア青年リーダー会議に現れて会場の参加者から直接質疑応答を受けました。

大統領はまた同日午後滞在先のホテルで、マレーシアの社会運動団体・組織の代表8人と会って会談しました。
この8人の中には、弁護士協会(全国の弁護士が会員)の会長、Bersih 2.0 (淨選盟2.0、 公正な選挙を求める社会団体として、8月末の黄色シャツ大集会を主催した)の現議長と前議長(両方とも女性)らも含まれています。

(Intraasia 注:オバマ大統領はもちろんナジブ首相と真っ先に会談し、他にもいくつかの国の首脳と会談しているようだ。ここからがいかにも米国らしいのは、東南アジア青年リーダー会議に現れて会場の参加者から直接質疑応答を受けたこと、及びこのマレーシアの複数の社会団体・組織の代表と会談したことである。社会団体の代表は政府に批判的な言動で知られた人物などが多くを占めているようだ。 
今回の拡大アセアンサミットには、中国首相、ロシア首相、インド首相、日本首相、韓国大統領らも出席しているが、こういうパフォーマンスができるのは、米国大統領ならではのことであろう。 英語で直接論議できるという言語上の利点を除いても、 アセアン(ASEAN)の選ばれた青年たちとフリートークの時間を持つというのは単にニュース話題以上に米国という国の魅力度を示すことにもなっている。
中国首相がこの種のパフォーマンスや政府に批判的な団体の代表と会談するなどとは誰も考えもしない。 マレーシア首相は外向きには親西欧的な印象を与えているが、国内で批判派市民らと公開で論を交わすようなことはない。青年たちとの質疑応答や社会団体との会談の内容はともかく、米国大統領はこういうパフォーマンスができるという事実は注目に値する。大統領はまたクアラルンプールにある、多数のミャンマー難民を収容する施設を訪問して子供たちと会うパフォーマンスも行った。Intraasia は昔から米国大好き・傾倒者では全くないが、国としてこういうパフォーマンスができる国であり、大統領が人々を引き付ける魅力があることは認めます。)



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11月21日のマレーシア記事

【アセアン(ASEAN)経済コミュニティーへの期待】
ナジブ首相はクアラルンプールでのアセアン(ASEAN)ビジネスと投資サミットのイベントで演説しました。
「アセアン(ASEAN)経済コミュニティの下で経済統合化をより進めていくための方策を提言する、ビジネス界からのリポートを受け取った」 このリポートはアセアンビジネス諮問会議が編集したものです。 

アセアン(ASEAN)経済コミュニティは東南アジアにおける単一市場と生産基地を創ることを目指している。この経済コミュニティーはアセアン(ASEAN)コミュニティーの3つの主柱の1つです。ナジブ首相はいう、「これらの提言のいくつかは大いに実行可能である。例えばビジネス旅行者用のアセアン(ASEAN)ビジネスカードです。」

「非関税障壁と非関税障害を取り除くことも含まれている。 このことによって中小企業と零細会社はアセアン(ASEAN)内で国境の壁を超えて、ビジネスを行えるようになる、技術力を持った人たちの自由な移動に役立つ。」
「これが我々が建設しなければならないアセアン(ASEAN)コミュニティーである。我々は共に繁栄しなければならない。」

ナジブ首相は この11月22日に、(今年マレーシアが務めた)アセアン議長国の座をラオスに手渡します。

(Intraasia 注:アセアン(ASEAN)拡大サミットの開催に合わせて、楽観的で経済本位でアセアン(ASEAN)内の発展国視点で書かれたニュースが圧倒的に多い。主役としてナジブ首相は脚光を浴びている。 フィリピンが突出して問題にしている、南シナ海問題を巡る具体的な論議のニュースはまもなく現れることでしょう。
さてその能天気なほどに投資できる側の視点に満ちた記事を書いている記者たちは、一体全体ラオスやカンボジアやミャンマーの郡部を歩いたことがあるのだろうか?  アセアン(ASEAN)経済コミュニティが設立された暁にはマレーシアの中小企業家にとて大いに投資機会があることはいうまでもない。もちろん先進国シンガポールはそのありあまる経済力で100%進出指向だ。ラオスやカンボジアやミャンマーの民や普通の商売人にとって、アセアン(ASEAN)経済コミュニティは投資される側の受け地になるしかない。マレーシアの大手銀行は既にアセアン(ASEAN)各国に支店を持っている。果たしてカンボジアの銀行がマレーシアに、シンガポールに、支店を設立してビジネスを行える時代が来るのかな? 
マレーシアやタイやインドネシアは西欧と日本や韓国、そして現在は中国の投資場として数十年過ごした後、中進国化して今や他国へ十分投資できる投資国にもなった。 世界経済の成長発展段階を上手に利用した面もある。しかしアセアン(ASEAN)内部での埋めがたい巨大な経済格差と世界経済の発展段階は今後そういうことを許さないであろう。ごく一部の例外を除いて、投資される国は投資される国のままになりはしないか。 
アセアン(ASEAN)経済コミュニティ、確かに結構な素晴らしいアイディアだ、する側の論理で見れば。 される側の立場で現状を見据えた記事を書ける記者はいないのか? それともそういう記事はマスコミでは載せる場はないかもしれない。 断っておきますが、Intraasia は取り立てて反成長論者ではありません)

【米国大統領を歓迎する電光掲示板の英文を巡って】
(拡大アセアン(ASEAN)サミットに米国大統領も出席する)

(マレーシアに到着した米国大統領の一行がクアラルンプールに向かう際に通ったであろう)連邦ハイウエーの ペタリンジャヤ市マラヤ大学医療センター前など複数個所に設置されている、交通情報用電光掲示板に大統領を歓迎する短い英文が表示されました。

ネット利用者がこの電光掲示板の写真を撮ってネットに載せたところ、フェイスブック上でたちまち揶揄が広がりました。役人たちはGoogle の自動翻訳を使っているのだろうと皮肉っています、表示された英語文句の意味がおかしいからです。

電光掲示板の文句 “WELCOME TO THE PRESIDENT OF USA BARACK OBAMA” では、オバマが(米国の)1都市の意味になっていると、少なからずのネット市民が嘲笑しました。
また中には、この英語文句は正しい、華語に直せば、”米国大統領オバマに対して歓迎” を示している、と主張する者たちもいました。

何人かのネット市民は、掲示版の英語文句は次のようであるべきだと書き込みました: “WELCOME,THE PRESIDENT OF USA BARACK OBAMA”

(Intraasia 注:確かに、掲示された英文はおかしく感じる。 Welcome to Kuala Lumpur のように Welcome to のあとには地名や場所や施設などが続くのが普通でしょう。 Welcome, と一旦区切って誰々と名前を告げるのがあるべき語法だと思う。
それはとして、今回の例に限らず、マレーシアではある英語看板や英語表示に対してその誤用を揶揄する発言に賛同者がたくさん現れてひとしきり話題になったり、時にはニュースになったりする。 それだけ英語力を誇る人たちが多い証でもある。まあ、それはそれで結構ですが、外国語としてうっかりまたは不十分な語学力から常習的に間違える人たちも多い、ということも示している。 第2母語並みになっていない人たちにとって、ごく短い文句でもそれがおかしいとの語感が働かないことは当然出て来る、仕方のないことでもある。何十年も英語をごく普通に道具として使っている Intraasia もその範疇に属する。 米国大統領歓迎の文句の間違いを指摘するのは結構だが、嘲笑したり、だから役人は英語力不足だとさげすむのは感心しませんな)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】
1万円を銀行で両替すると RM 343.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 422.7 を入手します。
シンガポール$100 を同様に両替すると RM 298.7を入手します。

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11月20日のマレーシア記事

【アセアンサミットのために警備強化】
(今年はマレーシアがアセアン議長国ですから、高官会議が何回も行われてきた、その最後がサミットということなんでしょう。 アセアン(ASEAN)加盟国は10か国ですが、加えてAsean + 3 とかAsean +7 といった拡大サミットが行われるので、米国大統領、中国国家主席、日本首相らも参加する)

21日からクアラルンプールでアセアン(ASEAN)サミットが開催されます。
警察長官は述べました:アセアンサミット出席のためにマレーシアを訪れる世界各国の指導者の安全については、マレーシア警察は万全の態勢を取っています。
そこで国の全ての国境検問所での治安強化を行うために、軍隊の協力も得ます。

「マレーシアではテロリストの脅威が迫っているという報道があった。現時点において、そういう報道は確認されていないということを私は強調しておきます。」

(Intraasia 注:ということで、クアラルンプール中心部は最大限の警備状況だ)

【ウミガメ卵の食用禁止に関する法は不十分である】

(当サイトの11月11日付け記事 「政府の大臣が出席した夕食会にウミガメ卵が供された件を巡って」 に関連したできごとです)

マレーシアネイチャーソサイエティーは会長が声明を発表して、当局に対してウミガメの卵を食することを禁止するように求めています。
現時点で漁業法では ウミガメを捕えたり殺すことを禁止しているが、ウミガメ卵を食べることは合法となっている。

現在各州がウミガメの管理に関してそれぞれ州法律を有しており、同じではない、さらにウミガメ卵の売買と食べることを全面的に禁じているわけではない。 これはウミガメとその生存環境の保護に関する法律の条文にはかなりの不十分な点があることに関係している。 また各州政府はウミガメの保護をあまり重視していない。

(Intraasia 注:あれ、どの州でもウミガメ卵を食べることを禁止していると思ったけど、法的な抜け穴があるということなのかな。団体名は華語名で載っているが、恐らくマレーシアネイチャーソサイエティーのことだと解した)

【サラワク州行政機構では英語を州公用語に加えると、州首相が言明】
サラワク州の州首相はクチンの会議場で行われた公務員の催しで演説して、サラワク州はマレーシア語に加えて英語も州行政機構における公用語とすると述べました。
「州機関の公式書状はマレーシア語と英語で書いてよい、これは現実的で理にかなったステップだ。」 
「州政府機構の間での公式書状を常にマレーシア語で書く必要はない。英語も使って書いてよい。」

「サラワク州における英語の使用を推進すると、私はナショナリズムに欠けるとよく批判されてきた。 私は現実的で理に適っているだけです。」 「英語の使用は必要であり、避けることはできない。英語は科学分野の言語でもある。」
「過去に誰が、英語を(公用語として)使わないとの決定をしたのか知らないが、そのことが現在人々に負の影響を与えている。」

(Intraasia 注:サラワク州ではマレー人は過半数にははるかに届かず、過半数を超える1つの民族はいない。半島部ほどマレー民族主義者の勢力が強くなく且つ英国植民地時代の言語影響がより強く残っているサラワク州のあり方として、加えて州首相のイニシアチブの下でこういう形で現れてきたわけです。 半島部の民族に関わらず英語崇拝勢力はこういう論に大いに喜ぶことでしょう、一方強固なマレー民族主義者はもちろん反発する。
ある言語を愛国主義者や愛国語主義の旗印の下で鼓舞し優越視する、片や英語を功利主義と経済至上主義から崇拝視する、Intraasia はこの2つの言語推進勢力の論理には全く組しません。言語を相対的に捉え、ある言語を絶対視しない、そういう観点と実践に立って長年言語論を書いてきた。英語は必要である、それを否定することはしない、しかし英語を崇拝視して、国の基幹となるような分野に不必要に英語を持ち込むことにも反対である)

【通信とマルチメディア委員会は常に監視している】
国会で通信とマルチメディア省は与党議員の質問に書面で答弁しました。
政府は、ソーシャルネットワークサイトである Facebook,  その他 Telegram や WhatsAppなどを制限することは考えていない、なぜなら多くのマレーシア人はいろんな目的でこういった機能を使っているからです。

同省はマレーシア通信とマルチメディア委員会を通して常に、ソーシャルメディアの悪用に対する取り組みに熱心でありまたそのことに対処する取り締まり機関に協力しています。
マレーシア通信とマルチメディア委員会はさらに監視も行っており、その内容が法律に違反している場合は、適切な取締りが取られます。」

2015年1月から9月までに、マレーシア通信とマルチメディア委員会が阻止したサイトは 1263になる。 その内632のサイトはマレーシアの法執行機関の請求に基づいて行い、残り631のサイトは コミュニケーション。マルチメディア法の条項違反のために阻止した。 
また同期間中にソーシャルメディアの悪用に関する苦情を 1368件受け取った。

(Intraasia 注:ネット上や携帯のSMS なども監視していると言われている、国内だけにかぎっても膨大な情報量からどうやって選んで監視しているのだろう)

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11月19日のマレーシア記事

【タクシー運転手らが相乗りサービスアプリに反対して集会を行った】
(自家用車をタクシーサービスや相乗りサービスに転用できるアプリの Grabcar と Uber 自体はマレーシアで禁止されていない。ただ公的には、自家用車を使ったタクシー運行は違法となる)

Grabcar と Uberアプリが依然として禁止されていないことに反発した、タクシー運転手たち200人ほどが、クアラルンプールの Padang Merbok 広場に集まって抗議集会を行いました。

彼らはメガフォンと使いまた手書きスローガンを掲示して、 ” Haramkan Uber、 Grabcar(両アプリを禁止しろ)” と訴えました。そして運転手らは毎日客を失ているから、ナジブ首相がこの件に介入すべきだと主張しました。また運転手らは、陸上公共交通委員会 (SPAD) 議長の辞任も要求しています。

集会はその後参加者が増えて500人ほどになり、その後運転手らは(その集会場所から遠くない)国会議事堂まで行進して、覚書を与党議員に手渡そうとしました。しかしこれは警察に阻止されました。最終的に国会前で公正党の幹部がその覚書を受け取りました。

(複数ある)タクシー運転手組合の1つは、訴える:陸上公共交通委員会 (SPAD) に何回も会って、この2つのアプリを禁止するように訴えたが、陸上公共交通委員会 (SPAD) はいつもそれはSPADの権限ではないと言う。そこでマレーシア通信とマルチメディア委員会に会って訴えると、それは同委員会の権限ではないという。(両委員会は互いに責任を押しつけけ合っているということ)

別記事
このタクシー運転手の集会を組織した、クアラルンプール圏タクシー運転手行動グループは言う、「政府からこの件で応答がなかったり適切な反応がなければ、我々はさらに別の集会を催して、クアラルンプールの幾つかの主要道を(タクシー車両で)ブロックする。」

(Intraasia 注:この運転手らは最初陸上公共交通委員会 (SPAD) ビル前で集会を開きたかったようですが、警察などが許可しなかった。そこで広場に場所を変えたようです。500人という数はクアラルンプール圏タクシー運転手のごく一部だけど、果たして彼らの要求が顧みられるかは、まだわからない)

【簡単に入国して来る中国人”小龍女”にとってマレーシアは依然として第一の選択国である】
マレーシアリンギットは中国通貨人民元に対して2013年比で 25%ほど切り下がった。マレーシア国内の多くの輸入会社は大きな影響を受けている。 
中国人女性はマレーシアの性産業の主要な担い手の1つである、(リンギット切り下がりにもかかわらず)そのことからあまり影響は受けておらず、むしろ増えているぐらいだ(とこの華語紙は書く)。

(この華語紙の)記者が話しを聞いた中国から来た ”小龍女”は言う、「マレーシアは依然として変わらず我々の中では性労働者にとって最良の金稼ぎ地です。」 
リンギットの為替市場での下落や警察など当局による取締りが頻繁にあっても、彼女たちは依然としてマレーシアに金を稼ぎに来たいと思っている。なぜならマレーシアは他国に比して 「(彼女たちにとって)多くのことが容易である」から。

記者は客を装って (この種の女性が揃っていることで知られた風俗店のあることで悪名高い地区を尋ねて、なお当ブログでは名称を秘します)あるフードコートで1人の中国人女性”小龍女”に話を聞いた。彼女は言う、「マレーシアに来れば我々には大いに自由がある。マッサージ店を選ぶこともできるし、他の店も選べる」 「リンギットが下がったことはそれほど問題ではない。むしろマレーシアにやって来るベトナム人女性とタイ人女性が商売敵になって我々に問題となっている。」 

「中国人女性の性労働者として最大の利点はマレーシア華人と良くコミュニケーションできることである。この点は他国籍の大部分の性労働者にはできないことです。この利点によって値段交渉では比較的高めに交渉できる。

「以前我々(”小龍女”のこと)はマッサージ店も働き場所にすることができていた。しかし今ではマッサージ店はベトナム女性とタイ女性が圧倒している。酒場の経営者はベトナム女性をホステスにしたがる。なぜならベトナム女性を雇う費用は比較的安いので経営者としての利潤が多くなるから。」

記者がこのフードコートにいたセクシーな衣装の”小龍女”の何人かに声をかけてわかったことは、彼女たちは最低価格を設定しているということです、そうして最低RM 100から性サービスを提供している。
彼女たち(小龍女)は、リンギット下落の下で工夫して、1人の客へのサービス時間を短くして客数をより多くとるようにしているとのことです。”小龍女”は言う、「以前は日に3,4人の客を取れたが、最近では日に2人ぐらいだ。だから日の稼ぎも減っている。」

それならなぜシンガポールへ行かないかの質問に彼女は答える、「シンガポールでの入国検査はマレーシアより厳しい、さらに一度シンガポールで逮捕されて中国送還になるとブラックリストに載せられて、シンガポールへの再入国は非常に難しいのです。」 「それに比べてマレーシアでの入国検査は比較的緩い。送還された後でマレーシアに再入国する手段は考えなければならないが、それは不可能なことではない。」

イミグレセン(Imigresen)長官の話: 観光入国査証や学生査証を利用してマレーシアに入国する、そして売春活動を行う、こういったことはとりたてて新しい事ではない。
しかし長官は、入国査証を悪用して売春している中国女性の推計数は明らかにしませんでした。

警察が指摘していること: 多くの中国人女性はパスポートと入国査証を持ってマレーシアに入国して来る。ただ実際の目的は売春仕事である。彼女たちは3か月滞在後中国に帰る、そしてまた入国査証を申請してからマレーシアにやって来る。

”小龍女”を写した記事の写真に加えた小書き: ”小龍女” は我が国の中高年男性から大いに歓迎される。彼女たちはベトナム女性とタイ女性の挑戦を受けているが、客とのコミュニケーションがよくできることから、マレーシア国内にはおおきな市場を持っている。

(Intraasia 注:”小龍女”というのは、この種の中国女性を揶揄して呼ぶ言い方です。 イントラアジアの地区は現在はミャンマー難民と外国人労働者であふれているが、元々は古い華人地区なので、昔から中国人女性はいつも目にしてきた。 その中で1990年代、2000年代、2010年代と中国女性は数において多寡の変化をしてきた、現在は少なくなっている。物売り活動している女性、どこかの風俗店で夜働いているであろう女性、足マッサージ店で働いている女性、中高年マレーシア華人をみつけて一緒に住んでいる女性などから成り、年齢も結構幅広い。 近年は中国人ツアー客もよく見かける。 Intraasia の訓練を通して慣れた目と耳からは、マレーシア華人女性と中国人女性との識別は難しくない。
上記で言及されているように、マレーシア華人とのコミュニケーションが楽であることは中国語を母語とする彼女たちの第一の利点ですね。上記で中高年男性と書かれているのは当然華人のはずです。もっとも”小龍女”の客となるのは、インド人もいれば外国人労働者も外国人旅行者もいるのは間違いない。 
そういう”小龍女”が集まるフードコートなどの店はすぐに話が広まって、こういう遊びの好きな男たちが集まっていく。 世の中、需要があれば供給があり、供給を満たすために需要が生れる、まさにこの種の性ビジネスはそれを証明している、といつも思う。)

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11月18日のマレーシア記事

【フィリピンの恐怖グループに半年前に誘拐されたサラワク州人は斬首されたとの報道】
(サバ州サンダカン郊外の海浜レストランから今年5月中旬、フィリピンの無法グループによって2人のマレーシア人が身代金目当てで誘拐された事件は、当サイトも数回報じました。半年後の11月8日に2人の1人である女性が解放されサバ州に戻りました。しかし、たまたま客として襲われた現場にいたサバ州人の男性は依然として解放されなかった。)

人質を擁するフィリピン最南部の Jolo島を根城とする武装反抗グループ Abu Sayyaf とマレーシアとフィリピン側の交渉はずっと続けられていたが、フィリピン軍部筋によれば、交渉は決裂したとのことです。この結果、その男性、39歳、は斬首されたとのこと。

解放された女性側はRM 300万を支払ったとの情報もある。
消息筋によれば、 Abu Sayyaf グループは男性解放の身代金額を 引き上げて解放を止めた、その後交渉決裂で彼らは人質を斬首したとの情報が、現地からもたらされた。Abu Sayyaf グループはそれを撮った動画を公表するらしい。
フィリピンの現地治安部隊の長は、サラワク州人男性が斬首されたことを確認しました。

武装反抗グループ Abu Sayyaf は2000年以来、マレーシア人などを身代金誘拐してきたことで悪名高い。もしこの男性が斬首されたのであれば、マレーシア人として初の犠牲者になります。

(Intraasia 注:今日のネットニュースを見ると、人質殺害はおそらく間違いないようですが、確証はまだ得られていない状況です。残虐な結末になったみたいだ。 )

【恒例のUPSR 試験の成績が公表された】

小学校6年次の終了前に受ける、全国統一試験 UPSR の今年度の成績が公式発表されました。

教育省によれば、今年度の全国受験者総数は 44万3千人です。昨年度は46万407人が受験しました。
受験科目全てで 優秀評価の A を取った生徒の数は 38344人です。これは受験者総数の 8.65%にあたり、昨年度の 7.89%より増えている。

受験した全科目で合格点(つまりC以上)を取った生徒総数は 25万5801人です。最低基準以下つまり全科目DまたはEまたはその両方を取った生徒総数は 11792人です。

2015年UPSR試験の成績を平均成績に基づいて分析
数学科目と科学科目は前年比でわずかに向上。
国民小学校生徒の場合、マレーシア語理解は前年比でわずかに向上し、A 獲得生徒人数も増加したことで、58%に達する。
一方国民型小学校生徒の場合、マレーシア語理解は前年比でわずかに落ちた、

(Intraasia 注:たかが小6年生のペーパーテスト成績にもかかわらず、毎年繰り返される行き過ぎた詳細報道と親や教育界や市民からの過剰な反応です。11歳12歳の子供たちをこんな早い時期から 優秀なAだ、Cだ、基準に満たないDだといった評価付けをする、生徒の名前や顔写真さえ新聞に載せる、思考と慣行に、イントラアジアは昔から辟易します。 新聞の中ではとりわけ華語紙がこういう試験報道に熱心であることは以前から変わらない)

【銀行間の定期預金獲得争いは激化しており、利率を一時的にあげている】

銀行は預金獲得を目指して激しく競争しており、中にはプロモーションとして12か月定期預金の利率を 4.5%にまで上げている銀行があります。

銀行と非従来型銀行を新聞社が調べたところ、プロモーション利率は公示した利率より 100ベーシスポイント(ベーシスポイントは 1%の100分の1)位高くなっている。

プロモーション利率を高くしている銀行の例として、(業界最大手である)Maybankは (新規の)12か月定期預金で年利4.5%を提供している、これは今年11月30日までのプロモーションです。

非従来型銀行の Malaysia Building Society Bhd も18か月定期預金に対して 年利4.5%を提供している、期限は今年12月末までに預けた客が対象。
(業界最大手である2行の) CIMB銀行 と Public Bankは 12か月定期で年利 4.3%をプロモーションとして提供している。
同じくプロモーション利率を提供する 12か月定期預金を見ると、 Bank Islam が3.6%、 Bank Muamalat が3.45% です。.

マレーシアの銀行業界における、預金全体における定期預金の比率は 9月時点で 34.7%です。当座預金と普通預金の合計は 25.8%を占める。

(Intraasia 注: 1年物定期で年利 4.5%というのは、近年ではかなり良さそうな利率に思える。)

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11月17日のマレーシア記事

【マレーシアの対外債務の内容は心配ない】
財務大臣を兼務するナジブ首相が国会で書面答弁した内容です。
マレーシアの対外債務(外債)は2015年6月末時点で、RM 7943億であり、これは国内総生産 (GDP)の 68%になる。 ただし連邦政府(国家)の対外債務はRM 188億であり、これは全体の2.4%に過ぎない。民間分野の外債はRM 3004億であり、全体の37.8%を占める。 

首相はその中で、マレーシアの対外債務は十分管理できる水準にある、その理由は外債の大部分は民間分野での外債であるから、及び非政府系企業が借り入れて投資してその分野でより拡大していくためだからです。めに借り入れている

2015年度の国家歳入はRM 2225億の見込みである、これは国内総生産 (GDP)の 19.2% になる。 2015年度の国家歳出見込み額はRM 2607億、これは国内総生産 (GDP)の22.5%にあたる。
従って2015年度の国家財政赤字額はRM 372億(注:計算するとRM 382億のはず)になる見込みである、これは国内総生産 (GDP)の3.2%にあたる。

(Intraasia 注:国外からのマレーシア経済への主たる関心の一つとして、その年度の国家財政の赤字額をどの程度に抑えるかがよく論じられている。これが国内総生産 (GDP)に対する財政赤字額の比率です。3.2%という数字は政府がその程度に抑えると約束した数字とあまり変わらないのではないかな。 
またマレーシアの対外債務残高はそれなりに高いが、上記のように政府つまり国家としての債務ではないという説明がよく用いられる)

【2016年度予算案の審議で与党側は圧倒的に優位】

国会の下院は16日夜、政府提出の2016年度予算案の第2回目の読み上げにおいて 賛成128票対反対74票で通過しました。
この投票結果はナジブ首相への支持率を計る物差しにもなっている。 従ってナジブ首相はBarisan Nasional (国陣) 側議員の圧倒的多数の支持をえたことになる。
 野党陣営はナジブ首相の辞任させるためには政府予算案を否決にもちこむことを狙っていましたが、この目論見は明らかに挫折したことになる。

下院の議席は与党陣営(Barisan Nasional (国陣) )が 222人、野党陣営が 133人です。従って与党側 Barisan Nasional (国陣) の議員5人と野党側の議員15人が投票しなかったことになる。

予算案は今後は委員会での審議に移ります。そして予算案に関する最終的投票は12月1日に行われることになっている。

(Intraasia 注:当サイトは 10月24日の記事で発表された直後の予算案の特徴を載せました。1回目の読み上げ、2回目の読み上げというシステムはよくわかりません。恐らく英国議会に源がありそうですけど。発表から可決まで1か月と少しという審議期間になるわけで、ほとんど修正もされそうにないのではないだろうか。 国会議席の大きな差を反映して、来月初めにあっさりと予算案は可決されそうですね。)

【ムスリムスポーツ選手のユニフォームを巡る国会論議】
今月初め日本で開催された、2015年パラサイクリング杯 で、2人のマレーシア人男子選手が金メダルを獲得しました。(注: パラサイクル杯って自転車レースでしょうが、内容は全く知らない)

これに関して、マレーシア人のツイッター愛好者らはこの2人の選手に対する批判を展開しました、その理由はこの2人の選手が身につけた肌にぴったりした黄色と黒色のユニフォームは十分に身体(aura) を覆っていないというものです。aura とはムスリムの覆うべき身体を言います。

また今年6月には、東南アジアスポーツ大会において体操種目でマレー人女子選手が金メダルを取りました。その際彼女の体操着に対して aura を見せている、身体の形をそのまま現している、といった強い批判がネット上で飛び交いました。

イスラム教では男性も女性も身体(aura) を顕わにすることは禁止されている、しかしながら批判の多くは女性に対するものです。

来年度予算案に関する国会の質疑応答の場で、野党陣営の公正党の国会議員(マレー人)が問いました、「スポーツ大会に参加する女子選手が身につける露出度の高い衣服は姦通・不倫に結びつきかねない。」 「興奮を呼び起こすセクシーな衣装を我々が目にするときの相互作用のために、それは姦通・不倫に結びつくのではないかとの恐れを我々は抱く。」
これに関連して、イスラム政党 PASの議員2人も質問を浴びせました。

青年とスポーツ省大臣(UMNOの青年部長でもある)はこれに答えて言う、「大衆スポーツのイベントの際に姦通が起きるという証拠はありません。そういう観点には注意しておきますが、しかし現在までにスポーツイベントの際に姦通が起きた事例もその証明もありません。」

PAS党の女性議員は問いました、「スポーツ選手のユニフォームとりわけ女性選手のユニフォームに関して、政府は方針を持っているのか?  イスラム教に遵守したユニフォームである必要がある。」

大臣は答弁する、「我々はスポーツ選手自身にまかせます。選手たちがそのスポーツのルールに違反しない限りはです。」

(Intraasia 注:ここで論議の対象になっているのはもちろんムスリム選手です。PAS党の議員は当然として、この公正党の議員も極めて守旧的なイスラム教観の持ち主であることがわかる。答弁する大臣はUMNO青年部長だからもちろんマレー人である。このようにムスリムの間にもイスラム教の教義を現代世界にどう適用していくかにかなりの開きがあることが示されている例です。 守旧的イスラム主義者の捉え方に西欧的観点は入り込む余地はない、従ってaura を見せたり、身体の線を強調したりするユニフォームが姦通・不倫に結びつくという論理をいくら批判しても論議は平行線のままですね。 非ムスリムからの観点からいえば、ムスリム界がどう妥協点を見つけるかにかかっているというしかないでしょう)

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11月16日のマレーシア記事

【警察反テロリズム部門の幹部が説明する、イスラム国 (IS) につながるマレーシア人武闘主義者たちの像】
警察本庁の(主として治安関連を担当する強力な部門である)特別部の下にある反テロリズム部の幹部の1人は、公営放送RTMのケダー州講堂で行われた、イスラム国 (IS) テロリストに関する説明会の後で、記者団に語る、「イスラム国 (IS) に脈を通じるマレーシアのテロリストたちが国内でテロ攻撃を始めるには爆弾装置に関する専門知識に欠けるというハンディがある。爆弾製造の材料は容易にネット上で入手できるが、彼らは爆弾製造の専門技術に欠けている。」

「しかしながらマレーシアのイスラム国 (IS) に傾倒している者たちは強いイデオロギー的献身を持っている。」 「専門技術に欠けるマレーシアのイスラム国 (IS) メンバーであろうと、彼らに国内でテロを行うような機会を与えてはいけない。」
「2013年以来これまでに、テロリストグループ(に属するとの容疑で)の150人ほどのマレーシア人を逮捕した、その内24人は女性である。」

「警察がつかんでいる情報では、イスラム国 (IS) の指導者である ‘Mohammad Al-Adnani’ は(各国の)イスラム国 (IS)メンバーに宛てて、もはやシリアやイラクへ向かわなくてよい、その代わりにそれぞれの国でテロを始めるようにと命令を出した。」

(Intraasia 注:パリの同時多発テロの後なので、この種のニュースが多い。マレー界の政治指導陣と体制派イスラム教指導陣はもちろんイスラム国 (IS) を糾弾しており、警察は情報活動を通じて上記のように150人というかなりの人数を逮捕をしているそうだ。多くの場合なかなか裁判にならないので、この150人の事実関係を含めて、詳しい実態はマスコミに載らない。だから一般市民にはよくわからない。
Intraasia は20年以上タイ深南部を訪れる中で、そこで2000年代中頃以来起き続けている爆弾テロの状況を関心を持ってずっと眺めてきた。 深南部ではイラクやシリアにおけるほど強烈なまたは大きな爆弾テロは起きていないが、例えばバイクに仕掛けた小さな一発の爆弾で2桁数の死傷者は簡単に出ている。 仮に狙ったテロではなく無差別爆弾テロを行えば数十人の死傷が出るし、2000年代前半はそれがよくあった。 なお深南部に隣接したハジャイでホテルやショッピングセンターをを狙った爆弾テロがこれまで数件起きているが、実行したのがギャング組織なのかムスリム反政府グループなのかははっきりしない。
だからマレーシアのイスラム国 (IS) 細胞が、仮に未熟な製造技術であれ爆弾テロに走れば、小さな一発の爆弾でも被害は間違いなく出る。もっともマレーシアの地でそういうことをすればムスリムを被害者に巻き込むことになるわけであり、その種の爆弾テロを本当にやるのだろうか?  そんなことは誰にもわからない)

【イスラム政党 PASは軸足を移すのだろうか】
イスラム政党 PASの総裁は記者団に語る、「イスラム政党 PASは民主行動党DAPを監視しなければならない、決してその逆ではない。」 「民主行動党DAPがすっかり統治するようなことになれば、行動党統治下にある都市部のムスリムは酒を飲んだり賭け事を許されるであろう。」

「行動党が推進しようとしている、ペナン州における地方自治体の選挙に対して、イスラム政党 PASは反対している、なぜなら我々は、華人が州内の町々を支配するようなことを望まないからです。」 「我々は、行動党がマレームスリムの世話をすることなく華人のために地方自治体選挙を施行しようとするのを制止した。

これより先に、民主行動党DAP書記長でもあるペナン州首相は行動党の会議で述べました、「スランゴール州でイスラム政党 PASが邪魔をしないために希望連合 (Pakatan Harapan)州政府が形成されなくても、行動党はスランゴール州政府に残ります。」
ペナン州首相はまた、クランタン州では違法伐採が以前から横行していることを例にあげて、イスラム政党 PAS州政府のお粗末な州行政を批判しました。

別記事
イスラム政党 PASの元準総裁が、党総裁は昨年スランゴール州で統一州政府樹立のためにUMNO(マレー与党、名称は統一マレー人国民組織)と協力しようとしていた、と暴露話を語りました。当時スランゴール州では州首相選びでしばし混乱が起きていました。

これに対して、PAS総裁は、そういう話はでたらめであると否定しました。

(Intraasia 注:PAS党と民主行動党DAPが決定的に反目しあうようになったことで、昨年まで続いていた野党連合民聯 (Pakatan Rakyat) は瓦解した。そして新たにイスラム政党 PAS抜きの希望連合 (Pakatan Harapan)が結成された。 ただ政治の世界はきっぱりといかないようで、PAS党の議員らは依然としてスランゴール州政府に留まっている。
PAS総裁は、真偽は別として、UMNOとの協力に傾いていると、以前から時々言われている。 同じマレー政党ながら理念が違うことを信条にしてきたPAS党だが、有名な指導者が昨年死亡し、革新派が今年離党して別政党を立ち上げたこともあり、かつてあったPAS党とUMNO党の対抗意識は以前ほどないかのように見受けられる。 そこでUMNOからのPAS批判も随分と和らいでいる。)

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11月15日のマレーシア記事

【手製パイプ爆弾でATM機を破壊して金を盗んだ】
クアラルンプールのクポン地区 Desa Jya にある銀行支店を強盗グループが大胆にも襲い、自製のパイプ爆弾を破裂させて ATM機2台を破壊しました。

事件が起きたのは朝5時20分ごろです。顔を覆った3人組はそのATM機を爆破するのにわずか2分間ほどしかかからなかったようです。(注:別の新聞は25秒と書いている)
3人組は現金の入った金属箱をATM機から取り出すことに成功し、約 RM 16万を奪って逃げました。

Gombak地区管区警察の署長は記者たちに語る、「強盗グループはパイプ爆弾を作って空間になっている所つまりお金が出て来る所に置いたと思われる。」 
「その後地区を見回っているパトロール警官が朝5時半ごろにその出来事を見つけました。」
「銀行設置の監視カメラによると、強盗グループは黒っぽいMPV車に乗ってきた。」

(Intraasia 注:大きく破壊された2台のATM機の様子が写っている写真が掲載されている。 ATM機を狙う事件は取り立てて珍しくはないことはニュースからわかる。 ただ荒っぽい犯罪の多いマレーシアですが、ATM機破壊に手製爆発物を使う犯行はあまりないのではとの印象を持つ。 )

【イスラム国 (IS) とつながりがある元マラヤ大学講師はイスラム国 (IS) 分派設立を目指している、と警察】
警察から指名手配されてフィリピン南部に潜伏している、イスラム国 (IS) につながっているマレーシア人戦闘主義者は、東南アジアにイスラム国 (IS) の公式な分派を設立することを狙っている。彼らはマレーシアとインドネシアとフィリピンに存在するそれぞれ異なるテロ分子をまとめることも計画している、と警察幹部が語りました。

警察本庁の(主として治安関連を担当する強力な部門である)特別部の下にある反テロリズム部のトップはメディアの取材に答えて言う、「マラヤ大学の元講師、39歳、はフィリピン深南部の武装反抗グループ Abu Sayyaf Group と親しくしており、またフィリピン南部でのテロ活動にも加わっている。」

この元講師(マレーシア国民)は、イスラム国 (IS) とのつながりから、マレーシア警察から指名手配されている、彼の仲間のマレーシア人男性2人も同様に指名手配されている。

反テロリズム部のトップは語る、「元講師は最近起きたフィリピンでの爆弾事件2件に関わっていたとの情報を得ている。」  トップが示唆するところでは、この元講師はAbu Sayyaf Groupの活動に加わることだけに満足しておらず、彼の最終目的は 東南アジアイスラム国 (IS) を形成することである、と反テロリズム部のトップは示唆する。、

「武装反抗グループ Abu Sayyaf Groupのような者たちは、イスラム国 (IS) の同調者ではあるが、イスラム国 (IS) の分派ではない」
「武闘主義者の学者などがグループの指導者になることは珍しくない、ちょうどこのマラヤ大学元講師のようにだ。」

(Intraasia 注:治安警察が明らかにしたことを、この新聞はそのまま載せているだけです。治安関連のニュースは裏付けが取られていない場合も多そうなので、どの程度評価は別にして、こういう記事が載ったということを、ここで紹介しておきます)

【Telekom は利用者対象に1月から請求書自体を有料化する】

Telekom Malaysia(略称TM) は2016年1月初めから、毎月の請求書兼明細書を有料にしますので、契約者は注意してください。 (請求書発行料として) 毎月RM 5が課せられる。

月RM 5を払いたくない利用者は、 TM宛てに電子請求書に変更申請する必要があります。(注:電子請求書には料金はかからないということ)

(Intraasia 注:そう、先日なにげなく請求書を見ていて、この注意書きに気がつきました。新聞がこのことを記事にしているように、きっと気がつかない人も多そうです。Telekom はいわゆる電話会社ですから、家庭やオフィスなどの固定電話はほぼ全て Telkom のビジネス下にある。 Intraasia は固定電話はもうほとんど使わないので、この請求書有料化前に20数年に渡って契約してきた電話契約をもう止めようと思っているところです。 Telekom グループは以前から全くの別会社 として携帯電話網を運営している、そのブランド名が Celcom です。)




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11月14日のマレーシア記事

【四半期毎の経済成長率は好調である】
2015年第3四半期のマレーシアの経済成長率は 4.7%でした、これは予測にほぼ沿った数値です。

中央銀行Bank Negaraの総裁はその発表の中で、民間セクターが依然として成長の担い手であると述べました: 民間消費の伸び率 4.1%、民間投資は 5.5%伸び。 公共セクターの消費が 3.5%、 公共投資が 1.8%の伸びでした。
「現状は警戒ではなく注意を払う 状態です。」

季節調整した国内総生産 (GDP)の伸び率を四半期ごとにみると、第3四半期は 0.7%の伸び、第2四半期は 1.1%の伸びでした。 
2015年の9か月間のGDP の伸び率は5.1%です。国内総生産 (GDP)高はRM 8530億となる。

2105年第3四半期の消費者物価上昇率は 3%、10月末の外貨準備高は US$940億。 
対外負債高はリンギットの下落で対第2四半期に比べて多少増えてRM 8529億 (こちらは米ドル表示ではない)。

別記事
マレーシアの経常収支は、2105年第3四半期は RM 51億の黒字です。第2四半期はRM 76億でした。
同四半期において外国からの直接投資は RM 47億の純流入額です。第2四半期は RM 125億の純流入額でした。 有価証券への投資は、流出の方が多く、RM 244億になる。第2四半期は流出額がRM 118億でした。

(Intraasia 注:中央銀行Bank Negara総裁は、リンギットはかなり下落しているがこれは過小評価によるものであり、マレーシア経済は順調に伸びている、経常収支も貿易収支も黒字であると強調している。確かに 9か月間のGDP伸び 5.1%は良い数字です。消費者物価上昇はこれからより高くなりそうです。)

【3大携帯電話ネットワーク会社のユーザー数】
マレーシアの3大携帯電話網の運営会社は Celcom,  Maxis, DiGi です。マレーシア市場は、他にもいくつもの運営会社が市場に参入しているが、依然としてこの3社の寡占状態が続いている

この3社のユーザー数を2015年6月末時点でみると、 Celcom 124万人、  Maxis 1195万人,  DiGi 1167万人です。(注:いずれも後払い方式顧客数とプリペード方式顧客数の合計)

(Intraasia 注:3社以外には U Mobile, Tune Talk などがある、こういう中堅、またはそれより小さな携帯会社はどこも独自のネットワークを国内に張りめぐらしているのではなく、上記3社の1つから包括的にネットワークを借りて運営している。 マレーシア市場の特徴は、ユーザー数の8割以上がプリペード方式です、Intraasia もプリペードユーザーですよ。 国民人口よりユーザー総数がはるかに多いのは、数百万人の外国人労働者は誰もがプリペード利用者であること及び1人で複数の番号を持っているプリペード利用者が少なからずいるからですね。 いうまでもなく、外国人旅行者も簡単にプリペード利用者になれます。
マレーシアで販売されている、携帯とスマートフォンは極一部ブランドを除いて、SIM フリーです。RM 100位あれば、単純機能の携帯1個と利用開始用プリペードSIMカードが揃います。マレーシアから日本への電話通話料金の例をネットで調べたら: DiGi の Best Prepaid プランでは 携帯宛て 1分間 RM 0.65、固定電話宛て 1分間 RM 0.20つまり 20セントだ。 )

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】
1万円を銀行で両替すると RM 350.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 429.9 を入手します。
シンガポール$100 を同様に両替すると RM 302.8を入手します。

(Intraasia 注:リンギットは対米ドルで少し上がるとまた少し下がるという調子を10月位から続けている。 世界の商品相場の影響を受けて、リンギットの下げ圧力はまだなくなっていないという専門家らの見方がある。といって誰であれ通貨市場の、ある程度の予測はできても、確実な見通しは無理のはずですから、年末に向けてどうなるでしょうか)

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11月13日のマレーシア記事

【カラックハイウエーで起きた大きな土砂崩れを巡って、各方面がそれぞれ主張している】
土砂崩れが起きて通行不能になったカラックハイウエーに関して、警察は14日まで通行止めにして、復旧工事を行うと発表しました。地元警察のトップは、「しかしハイウエーの再開は天候次第であるまた専門家のアドバイスによる。」

カラックハイウエーの大部分はパハン州内を走行する。 パハン州の州首相は記者会見の場で述べました、「土砂崩れ現場近くで森林伐採活動が行われていたことは否定しない。しかし伐採現場はかなり離れている。 恐らく1.2㎞ほど離れている。」 
州首相はその一方、メディアを含めた一部の者たちが誤った情報を振りまいていると批判しました。「土砂崩れは Bukit Tinggi と Janda Baik における抑制のない伐採活動の結果が引き起こしたと、誤った情報を広めている。」

環境監視を掲げた団体 Pertubuhan Pelindung Khazanah Alam Sekitar が昨年パハン州政府と電力会社 Tenaga Nasional Berhad に対して、カラックハイウエー沿いで土砂崩れが起きる可能性について注意勧告していました。そのカラックハイウエーで11日に土砂崩れが起きたわけです。

しかしながら、この環境監視団体 Pertubuhan Pelindung Khazanah Alam Sekitar が2014年1月に電力会社トップに送った書簡は無視されたようで、 Lengtang 町近くで状況を抑えるためのことはほとんどなされなかった。 同団体は、ハイウエーの 54.3㎞地点での森林伐採に反対を表明しました。またこの書簡のコピーが州首相などに宛てて送られました。
電力会社 Tenaga Nasional Berhad はその地域には電力送信用の塔を建てたと答えている。

Pertubuhan Pelindung Khazanah Alam Sekitarの会長は主張する、「カラックハイウエーが建設されたことで、Bukit Tinggi, Genting Highlands, Janda Baik、 Lentang のような山岳地には手を付けるべきではない。こういった地方では森林伐採や開発は行うべきではない。」  「ハイウエー近くの丘の背後地は原生林であり且つ集水域の地です。そういう地の木材は大きな商業価値を持っている。」

「人がエコシステムを乱すと、土砂崩れや泥崩れ、泥の流出が起きやすくなる。」 「我々は手紙を書いて送ったのに、誰も気にかけないのです。」

(Intraasia 注:復旧作業に手間取っているところから、深刻な土砂崩れだったようです。カラックハイウエーは90年代からある古いハイウエーです。クアンタン方面へ行く場合必ず通るので、う回路としての一般道は相当時間がかかりそうです。上記の主張を読めば、一般人もある程度は背景がわかってくるけど、政治が絡むゆえに誰に非があるかを特定は難しそうですね)

【マレーシアイスラム教発展基金 (YaPEIM)は独立した慈善基金である】

12日の記事で載せた マレーシアイスラム教発展基金 (YaPEIM)に関するニュースの続報です。
上院議員である副大臣が述べました、「政府はマレーシアイスラム教発展基金 (YaPEIM)の運営に直接関与していないし、基金が不正に運営されているという非難に関しては知らない。」 「YaPEIM は独立した団体であり、政府直下にあるわけではない」

「全国監視と内部告発者センターによる批判は内部問題であり、YaPEIM がそれに対応すべきであると思う。」 

副大臣の説明: 「マレーシアイスラム教発展基金 (YaPEIM)は連邦政府が1976年に設立した慈善基金であり、そして首相の管轄下に置かれている、とりわけ内閣のイスラム教担当大臣が注意を払っている。」
「50万人を超えるムスリム国民 がマレーシアイスラム教発展基金 (YaPEIM)に参加しており、参加者の毎月の収入から一定額が基金に寄付される、仕組みです。マレーシアイスラム教発展基金 (YaPEIM)が今年1年間で受ける寄付金額の合計は推定 RM 6500万になる。」

「マレーシアイスラム教発展基金 (YaPEIM)の会長副会長に(非難されている人物を)推薦したのは、内閣のイスラム教担当大臣である

(Intraasia 注:連邦政府が設立した、しかし独立した慈善基金? よくわからないなあ。 ムスリムの中には登録する形で毎月の収入から固定額をこの団体に寄付しているんだ。非ムスリム国民でこのことを知っている人はわずかでしょう、Ingtraasia も初耳なのでこういう仕組みがあることに興味を持ちました)

【サッカーワールドカップの予選でマレーシアはまたも完敗 】
サッカーのワールドカップのグループA の予選試合として、 ヨルダンでマレーシアチームとパレスチナチームの試合が行われました。

この試合、パレスチナ側は6対0でマレーシアを破りました
マレーシアは今年6月クアラルンプールで行われた対パレスチナ戦でも6対0で敗れていました。

パレスチナチームはこれで5か国から成るグループの2位にあがりました。マレーシアは依然としてグループの4位のままです。

(Intraasia 注:別にサッカーファンでもないのでよく知りませんけど、狭い国土に押し込まれた人口がぐっと少なく、さらに経済的に窮状にあるパレスチナって強いチームなの? 東南アジアの経済中進国で国内サッカーリーグもあるマレーシアの方が、いろんな面でパレスチナより上回っているのは間違いない。 世界ランキングで160位? 170位? らしいマレーシアのサッカーはなぜこうも弱いのか? 非サッカーファンには不思議ですな。)

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11月12日のマレーシア記事

【”ツナミ”ルンプール (Tsunami' lumpur)】
(クアラルンプール郊外からパハン州の Karak まで 通称カラックハイウエー が走っている。このハイウエーは東海岸のクアンタンまで続く、東海岸ハイウエーにつながっている。東海岸ハイウエーは半島部のクアラルンプール圏と東海岸部を結ぶ重要なハイウエーです)

このカラックハイウエーの Lentang- Bukit Tinggi 区間、 52㎞の地点、で11日夜、豪雨によってかなりの土砂崩れが起きました。このため泥(マレーシア語で lumpur) のツナミを引き起こした。

裂けた木や岩が道路を覆っており、まるで”泥の津波”が暴れまくったかのようです。(この記事には”ツナミ”ルンプールの現場を映した ごく短い Youtube 動画のリンク が付いている)

別記事
カラックハイウエーは昨夜起きた土砂崩れによって、東海岸側とを結ぶ両方向の交通に大きな支障が出ています。11日夜はその後も雨が降り続きました。
土砂崩れで4台の自動車が埋まりました、MPV車、トレーラー車、2台の車です。パハン州の消防と救助庁によれば、それらの車の運転手らは車が埋まる前に逃げることができたようです。

道路の土砂除去は12日昼前位に終わるとの見通しを、公共土木省が声明の形で出しました。(Intraasia注:しかし12日昼時点でもまだ土砂の除去作業中のため、カラックハイウエーは使えない)

(Intraasia 注: ツナミはすでに借用語としてマレーシア語の語彙に定着している。そこでこのマレーシア語紙は  Kuala Lumpur (泥の河という意味)にかけて、‘tsunami’ lumpur(泥のツナミ) という表現を使って記事を引き立たせているわけです。ツナミ という単語を上手く使っていますね。 雨期が始まったことで、既に被害が出始めているとニュースです) 

【イスラム発展基金の会長副会長は家族で役職を占有していると、NGOが批判した】
マレーシアイスラム教発展基金 (YaPEIM)は内閣府下にあります。
全国監視と内部告発者センターの幹部によれば、マレーシアイスラム教発展基金 (YaPEIM)は毎月 58万9千人の寄付者がいるとのことです。
「マレーシアイスラム教発展基金 (YaPEIM)は責任ある大衆義捐金を管理する責任ある団体です。連邦政府からの借り入れを通してイスラム市場でビジネス起業に関する活動をして収益を得た後、必要な人たちに貸し出す活動をしている。」

全国監視と内部告発者センターの幹部が記者会見を開いて発表しました: マレーシアイスラム教発展基金 (YaPEIM)の理事兼会長、及び理事兼副会長、彼らの親族が基金の26個の職位に就いて、毎月の給料として合計RM 15万4700を得ている。

「副会長はUMNO(マレー与党、名称は統一マレー人国民組織)のクランタン州婦人部の長であり、彼女は2003年に マレーシアイスラム教発展基金 (YaPEIM)に加入した。彼女自身7個の職位を兼務している。そこで毎月の基本給や手当てを加えると月収は RM 4万5千になる。」 「彼女の子供と夫も同様にYaPEIM の職に就いており、一家がYaPEIM から毎月得ている月収額は計 RM 8万1千にもなる。」

「会長はYaPEIM で12個の職位を兼務している。個々の職位の月収を入れて会長は合計で月 RM 7万3千を得ている。」

 「会長と副会長は基金の信託人として管理し大衆からの寄付が乱用されないようにしなければならない。それなのに両人が同基金の最大の受益者であり、両家族で基金の要職を占めている。」
全国監視と内部告発者センターの幹部は、両人と家族が要職を占めていることで、基金は公的な資金運用をいかほど透明におこなっているのだろう、と疑問を呈しました。

(Intraasia 注:元記事の華語文章がよく読解できない部分がいくつかあったので、 他に報じている新聞はないかと探したのですが見当たらなかった。そこで一部をはしょった記事になりましたが、要するに、イスラム教という名称を掲げる組織ながらトップ陣が組織を私物化しているという批判だという点ははっきりしている。こういう基金は競争原理が働かないし、情報公開原則が適用されていないだろうから、この種の不透明なあり方に陥るのでしょう。 組織の名称が何であろうと、運営するのは人間だということです)

【当局は世界の1千を超えるアダルトサイトをアクセス阻止している】

(独立した監督機関である)マレーシア通信とマルチメディア委員会は、世界で最も人気あるという 10のアダルトサイト中の8つに対して、マレーシアでのアクセスを阻止しています。

インターネット情報プロバイダー Alexa Internet がその調査に基づいて、世界で最も閲覧者数の多い 10のアダルトサイト名をあげており、この8つのサイトは次のサイトです: xVideos.com, PornHub.com, xHamster.com, Xnxx.com, RedTube.com, YouPorn.com, Tubecup.com, beeg.com.

そのプロバイダーがあげている No. 8のアダルトサイトはまだアクセスを阻止されておらず、閲覧できます。
マレーシア通信とマルチメディア委員会は今週、 通信とマルチメディア法1998年 に違反しているとして、世界の 1074のアダルトサイトを阻止している、と発表しました。

また内閣の通信とマルチメディア省大臣は、通信とマルチメディア法1998年 違反でさらに106のサイトをアクセス阻止することになる、と述べました。

(Intraasia 注:1千サイト以上もブロックしているんだ、 ご苦労なことですな。 マレーシア当局は アダルトサイトだけでなく、海外発信のイスラム国 (IS) 賛美やスルタン批判などのサイトもブロックしていることでしょう。 国内でこういった阻止対象になる内容を発信すれば、もちろん逮捕理由となるから、ほとんどは外国発信のサイトだと思われる)

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11月11日のマレーシア記事

【政府の大臣が出席した夕食会にウミガメ卵が供された件を巡って】
田舎と地域発展省大臣が少し前にサバ州を訪れた際に、サンダカンでレストランで行われた歓迎夕食会に出席しました。 その宴会卓にウミガメの卵が供された写真がソーシャルメディアに載ったことから、この件が話題になっています。この宴会卓を囲んでいたのは大臣と地元UMNO(マレー与党、名称は統一マレー人国民組織)支部長、サンダカン市の行政評議会副理事などです。

大臣は釈明して言う、「私は単に食事会に招かれただけであり、食事メニュー注文に関わったわけではない。 正直言って、サバ州でウミガメの卵を保有することや消費することを禁止する法があることを知らなかった。」 「問題はウミガメ卵を食べたのか食べなかったということです。」

この写真はこの8月にUMNO支部会議の夕食会の場で撮影されたものだと思われるこの写真は、最初フェイスブックに現れました。同大臣は、ウミガメ卵は食べていないと否定していました。「夕食会では私は何も注文していない。」
ウミガメ卵を見た時になぜ拒否しなかったのかと記者団に尋ねられて大臣は答える、「大切なことは食べないという選択をしたことです。」

この写真がネット界で話題になった後で、サバ州野生動物庁の長官は語る、「庁はこの件を調査して、レストラン運営者と夕食会主催者になぜウミガメ卵がメニューに加わっているのかを尋ねます。」

サバ州では野生動物保護法の下で海カメとその類を完全保護の種に指定しています。それらを所有することは違反となる。

(Intraasia 注:サバ州に限らず半島部でもウミガメは完全な保護種であり、卵を無許可で取ったり食べるのは禁じられている。半世紀前は慣習として許されていたことでも、現代では生物種保護思想の高まり観点から禁止されているわけです。とはいえ、そういう禁止種の生物を取ったり消費したり売買する行為がなくなったわけではないのは言うまでもない。
90年代にイントラアジアはサンダカンの市場でウミガメ卵を見たことを覚えている、その後もサバ州サラワク州と半島部で違法なウミガメ卵の密採取や販売が横行していることは時々新聞ニュースになる。その実行者はマレーシア人に限らず外国人も少なくない。例えば、沈香(アガーウッド)の採取は禁止されているが、密採取に隣国人もやって来る。 ウミガメ卵を取ったのはサバ州の隣国人かもしれない、またウミガメ卵を買うマレーシア人に取り立てて違反意識はないかもしれない。 いうまでもなく保護団体などは糾弾するが、現実としてウミガメ卵の消費はそれほど深刻視されていないだろうことは推測できる。)

【サバ州キナバタン地方の野生動物保護区の抱える問題】
サバ州東部のキナバタン地方下流野生動物保護区で横行している違法な伐採と森林転換は野生動物保護区を危機に陥れています。

(野生動物保護庁の)理事によれば、キナバタン地方下流野生動物保護区が完全な保護地として法定されて10年経ったにも関わらず、密猟が依然として行われています。「動物が棲んでいる森林さえ破壊されるのです。」

「この6か月間で、キナバタン地方下流野生動物保護区をパトロールする野生動物保護官たちが報告するところでは、何件もの違法伐採と密猟が起きている。」 「その中には、Danau Girang Field Centre近くの場所でも密猟や密伐採の複数の跡が発見された。」 「証拠として、違法伐採を示す木の切り株、密猟者を撮った写真もある。」 

NGO である HUTANの理事は語る、「キナバタン地方から既にいくつかの種が消えた、例えばサイや野生牛です。 その他オランウータン、テング猿、雲ヒョウは依然としてそれらの足跡はみつかるものの、減っている。」 「そういった種は近い将来絶滅しかねない。そうすればキナバタン地方は旅行地としての関心を失うことになる。」
「野生動物の減少の主たる理由は、森林を農業地に転換すること、及び違法伐採と密猟です。」

(Intraasia 注:これはBernama通信の配信記事です、違法伐採と密猟の横行に国営通信社も報じているわけだ。 保護林を農業地に転換するという言葉には当然オイルパーム樹農園への転換も含まれるはず。そうでなければこれまでの報道と食い違うからです。 サバ州もサラワク州も広大な面積の森林をオイルパーム樹に転換している。パームオイル産業はマレーシアの一大産業だからです。もっともその労働の担い手は圧倒的に外国人労働者である。 
都市部の民の素直な感覚からいえば、オランウータンの棲む森を壊してパーム樹農園に転換したり、禁猟の野生動物を密猟してその肉や部位を密売買するのは、犯罪行為と同じでしょう。しかし密猟を請け負った者たち、森林伐採してパーム樹にしろと命令された外国人労働者らにとってそれは単に生活仕事に過ぎない。個人の意思段階では解決策は限られている。
オランウータンを保護する経済価値よりパーム樹農園にする経済価値の高さにより価値観を抱く、実業家、州政府、連邦政府が大部分のカギを握るはず。 残りはマレーシア国民がいかに自然と調和した開発を望むかにかかっている。 政治指導者がごくたまにキナバタン地方のような自然保護地を訪れて、自然保護やエコツーリズムの重要さを演説することはその都度記事になる。しかしそれに尽力して法による厳罰化、取締り部隊の強化などは伴わない。 オランウータンを保護しても票にはならない、地元民の雇用や所得を増やせるわけではない。 だからそういう野生保護地のある選挙区の国会議員が熱心な環境保護者という話は聞いたことがない。 
欧州諸国や日本からボルネオ島の熱帯雨林の破壊や野生動物減少・絶滅への関心が絶えないことは知っている。重要な点は開発の捉え方です。例えば西欧や日本での開発は原生林を伐採して行うような開発はもう過去のことだ、といって開発を捨てたわけではない。マレーシアやインドネシアでは依然としてこの種の伝統的開発が無視できない割合を持っている。 マレーシアでボルネオの自然動物と森林保護はもちろん時として話題にはなるが、それが政界のそして国民間の大きな論争点になった記憶はない。 マレーシアで非常に発言力を持つ宗教界、とりわけイスラム教界、はこの種の問題にほとんど影響力を行使しない)

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11月10日のマレーシア記事

Happy  Deepavali (10日はヒンズー教の祝祭のため祝日です)

【サバ州の海浜レストランからフィリピン人グループに誘拐された男女2人の内1人が6か月ぶりに解放された】

(2015年5月中旬にサバ州のサンダカン市近郊にある海浜レストランが営業時間中に悪名高いフィリピン人誘拐グループに襲われて、マレーシア人2人がフィリピンへ連れ去られた。フィリピン最南部の島からやって来るフィリピン人グループに誘拐されて身代金を要求される事件は過去10数年の間に何回も起きており、人質解放にはその都度何か月、時には数年もの月日を要してきた。今回の事件も、マレーシア側と誘拐の元締めであるフィリピン人武装集団との間で、人質解放のための秘密交渉が行われていたそうです)

人質の1人であった、その海浜レストランのマネージャーであるサバ州華人女性、50歳、が解放されて11月9日朝サンダカンに戻りました。こうして彼女は家族との再会を果たすことができた。親戚によれば、この女性は疲れてはいるが元気であるとのことです。

彼女は6か月の間、フィリピン最南部の Jolo 島を根城とする  Abu Sayyaf グループによって人質としてジャングル内を各地に引き連れ回されていた。誘拐したグループはこの2人を 武装集団 Abu Sayyaf グループに引き渡していた(注:実質は売り渡していた?) からです。 最終的に11月8日の深夜、この女性はフィリピンとマレーシアの交渉者たちに引き渡されたのです。

もう1人の人質、レストランの客であったサラワク州人 39歳の男性、はまだ解放されておらず、解放交渉は続いているとのことです。この男性がなぜ一緒に解放されなかったかの理由は明らかになっていません。

2人の人質の家族の替わりである解放交渉者たちは、人質2人が同時に解放されるべく骨折っていたが、武装集団内側の理由から同時解放交渉は壁に突き当たったようです。

(Intraasia 注:フィリピン人武装集団はサバ州東海岸部だけでなく、フィリピン南部でも誘拐身代金要求事件を数多く起こしているそうで、何人もの外国人が被害者になっている。今回の2人もその被害者であり、襲われた場所にたまたまいたから誘拐された。6か月間もジャングル内を引き回され、まことにひどい話だ。どれくらいの金が支払われたかは、これまでの事件でも公表されていない)

【近年サバ州東海岸部でフィリピン武装グループによって起こされた誘拐身代金要求事件】

2010年2月: スンポルナ地方の Sebangkat 島から2人が誘拐された
2012年11月: ラハッドダトゥ地方のFelda開発地から2人が誘拐された
2013年11月: スンポルナ地方の Pom Pom 島から台湾人観光客が1人誘拐された、もう1人は射殺された
2014年4月: スンポルナ地方の リゾートから2人の女性が誘拐された
2014年5月: ラハッドダトゥ地方の Balik 島の養魚場から1人が誘拐された
2014年6月: ラハッドダトゥ地方の島の養魚場から1人が誘拐された
2014年7月:スンポルナ地方? にある水上リゾートで警備の警官1人が射殺され、警官1人が誘拐された

(Intraasia 注:9日に載せた夜間海域禁止令は、サバ州を自領土と主張する最南部フィリピン人グループのサバ州侵入事件及びこういった誘拐事件が連続したことが契機となって、施行された。)

【クアラルンプール国際空港、KLIA とKLIA2 におけるタクシー運営を巡って】

クアラルンプール国際空港(KLIA2) とKLIA2  の近辺に長期駐車用の屋外駐車場LTCP があります。駐車可能台数は6千台です。 このLTCP では多くの、3千台にもなるとのこと、いろんな種類のメーター使用一般タクシーが客待ちしています。彼ら一般タクシー運転手は、KLIA、KLIA2 での一般タクシー利用に合わせて順番待ちしているのです。

マレーシア空港持ち株会社は LTCP での順番待ちタクシーの扱いを Mesra Indah Jaya 会社に委託している。 KLIA とKLIA2 のタクシー乗り場ではクーポン制タクシーとメーター制一般タクシーの両方が選択として利用者に供されている。 そこで Mesra Indah Jaya 会社 はまた、KLIA とKLIA2 におけるタクシー用販売窓口の運営もまかされている、つまり同社の従業員が窓口でタクシークーポン販売と一般タクシー斡旋をおこなっている。

タクシークーポンを販売すると、そのクーポン料金の9%が Mesra Indah Jaya 会社に入る仕組みです。利用者は一般タクシー紹介料としてRM 2 を窓口で支払う仕組みです。

KLIA から出発するタクシーは平均して日に2千台になり、その内の80%はクーポン制タクシーが占めるとのことです(とこの記事は書く)。
そこで一般タクシー運転手の中には、Mesra Indah Jaya 会社はクーポン制タクシーの方を利用者に勧めがちであると、不満を語る者もいます。もちろんMesra Indah Jaya 会社はそれを否定する。

陸上公共交通委員会 (SPAD) は、クーポン制タクシーとメータ制タクシーの選択における平等さを求めて、KLIA 到着ホールにあるタクシー販売窓口に、メーター制タクシー用窓口の開設を指示しました。 なおKLIA のクーポンタクシーは Airport Limo 社が昔から運営と運行をしている、一方KLIA2 におけるクーポンタクシーは(LCCターミナル時代から)Mesra Indah Jaya 会社が運営と運行をしている。 

(Intraasia 注: 空港におけるタクシー運営は昔から常に批判にさらされてきた。 1社が独占している、繁忙期に車が足らなくなり利用者が待ち時間が長いなどなど。メーター制タクシーは空港まで客を載せていった帰路、客を載せられないのは不公平だと長い間苦情をぶつけていた。そうした経緯の後で、一般タクシーは空港から客を載せられるようになったが、クーポンタクシーの脇役扱いの形です。 KLIA では地上階が一般タクシーの発車場所なので、空港に不慣れな到着客はその場所を知らないことにもなる。 KLIA2 は両種のタクシーは同じ場所で乗車する。
KLIA2でもクーポンタクシーに比べてメータ制タクシーの利用者は少ないことがわかる。 窓口も2対1の比率だ。 KLIA2 でのバス・タクシーの窓口などの様子は、『KLIA2 (第2クアラルンプール国際空港)の案内と情報 -到着ホールに出てからバス/タクシーに乗るまで編』 で紹介しています、クリックしてご覧ください。
なおクーポンタクシーは全て込み料金なので最初から高めとなる、メーター制タクシーの場合客は運賃以外に高速通行料を負担する、時間距離併用なので道路混雑時には運が悪いと割高になる可能性があることを利用者は知っておいた方が良いでしょう。
なお空港で白タクが暗躍していることは事実としてある、クアラルンプール国際空港では近年非常によくなったようだが、地方の空港、例えばコタバル空港では白タクがうるさく寄って来る) 

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11月9日のマレーシア記事

【外国人労働者用に発行する  i-Kad の発行遅延を今後はなくすと、イミグレセン(Imigresen)】
外国人労働者用に発行する暫定雇用のための訪問パス と身分証 i-Kad はこれまで別々に発行されていました。しかし雇用者側から、 i-Kadの発行が遅いとの苦情がたくさんあったことから、イミグレセン(Imigresen)は今後この2種を同時に発行するようにするとしています。

イミグレセン(Imigresen)の長官は、この2種の発行に関する問題の存在を認めており、「 i-Kadの発行が遅れる理由の多くは、雇用者の住所が変わることである。」 「そこでイミグレセンはこの2種を雇用者宛てに同時に発行することを決めた。」 
i-Kad は2013年に導入されました。 i-Kad は外国人労働者がパスポート替わりや、マレーシアに入国するために使うことはできません。

i-Kad の発行状況: 2015年の場合10月末時点で、116万枚です。 i-Kad は外国人労働者が従事する産業別に色分けしてある。
内訳:農業部門の労働者用に 緑色カード 123,259枚、 農園部門労働者にはオレンジ色カード 128,902 枚、建設産業労働者には 灰色カード  244,368 枚、サービス産業労働者 黄色カード 175,553枚、 製造業労働者 赤色カード 397,713、家庭住み込みメイド用には 茶色カード 91,760 枚です。

このイミグレセン(Imigresen)の決定を、マレーシア雇用者連合は歓迎すると声明を出しました。

(Intraasia 注:外国人労働者が本来従事すべき業界を勝手に変わってしまう、雇用者はそれを知りながら雇う、という以前からなくならない問題に対処するために、外国人労働者の携帯する i-Kad を色で識別するという対策が施されている。)

【サバ州東海岸の夜間禁止令はまだ続いている】

サバ州東海岸部に2014年7月から出されている、夜間海域禁止令をさらに延長すると、サバ州警察長官が発表しました。
今回の延長は通算31回目の延長であり、期間は11月25日までとなる。 これは夜7時から翌朝5時まで海域に出てはいけないという禁止令です。

(Intraasia 注:漁民を含めて誰であれ夜間に近海域へ出かけてはいけないという禁止令です。 1年半近く経ってもまだ出し続けている ! これは、フィリピン最南部からやって来る誘拐身代金要求グループ、密輸グループ、サバ州はフィリピン領だと主張しているフィリピン人らの活動を抑えて、治安向上のために敷いた措置という説明です)

【スーパーマーケットのショッピングカートを halal 用と非 halal 用に分別するという消費者省の提案】
マレーシア語紙 Utusan Malasysia が11月6日に報じた、国内取引・協同組合・消費者省大臣の発言です: 全国のスーパーマーケットにおいて買い物用ショッピングカートを分別する新しい法を立案することを考慮している。そうして halal用 と非 halal 用では別々のショッピングカートを使うようにと提案する。

同省大臣は、この立法案はまだ論議している段階であり、ショッピングカードの別々化はかなりな費用が伴うことから十分な調査が必要である、と述べたとのことです。
非ハラル品を通常のレジカウンターで支払っている買い物客に関する苦情が数多くあることを例に挙げて、大臣は述べる、「スーパーマーケット運営者はハラルと非ハラル用に分けてレジカウンターを用意する責任がある。」

この消費者省の提案に関して、あるムスリム説教師は主張する、「ハラル品と非ハラル品を分けるという問題は起きない、その理由は、アルコール飲料と豚肉を買う場合での分離は既に行われているからです。ムスリムがスーパーで豚肉を買うようなことはない。」 

「人がスーパーへ行ったとしても、豚肉がショッピングカートに置かれれることはない、包装して置かれるのです。」 「スーパーでの非ハラル品はショッピングカードに直接接触するわけではない。それらは包装されています。」 「包装された豚肉がショッピングカードに置かれた後で、ムスリムがそのショッピングカードを利用する、しかしそのショッピングカートを洗浄する必要はない、豚肉は包装されていたからです。」

たとえそれらがしっかり洗われたとしても、非ハラル食品を供するために使われたた台所用品を使った品の食事をすること、または豚肉のような非ハラル品に直接接触した食器を使って食事することをムスリムは避けるべきであるということとは、このショッピングカートを分離するということは異なる、とこの説教師は主張しています。

「マレーシアムスリム界で支配的である、イスラム教のシャッフィ学派の説くところでは、豚肉のような非 halal 品に接触した容器は水で7回洗ってから、ムスリムは用いることができる。」
「チュニジアやモロッコなどの国で支配的な マリキ学派の教えでは、そういう接触した容器を7回洗う必要はないとしている、普通に洗えばムスリムは使っても構わない。」
「こういうショッピングカートの分離の件はスーパーマーケットに任せればよい。もしスーパーがムスリム客のために自主的にやれば同意します。」 とこの説教師は言う。

(各州でその州のイスラム法に関する fatwa を宣言できる役職として1人だけ任命されているのが Mufti です) ペラ州のムフティは語る、「ショッピングカートの分別化とレジカウンターを分離すべきという、政府(消費者省)の提案には賛成する。」

(Intraasia 注:イスラム教が食を中心とした品品を ムスリムに許された halal と許されない haram に区別していることは結構知られていることでしょう。haram の典型が酒類であり豚肉ですね。マレーシアのスーパーはどこでも豚肉・ハム類の売り場は通常の肉売り場とは離れた場所にある。同じショーケースに豚肉が並ぶようなことはありえない。 そもそも豚肉類を扱っていないスーパーも多いはず。缶ビールとなると清涼飲料類と同じ棚の横に並んでいる場合が少なくないのではないだろうか。 もちろん東海岸のスーパーではビールは始めから売らない店もある。
イスラム政党 PASが長年州政権を握るクランタン州では、1990年代からレジカウンターが男性用と女性用に分かれて表示されている。ただこれは100%守られているとは言い難いようです。
今回はショッピングカートの分別化が提議されているんだ。恐らく厳格なイスラム教実践をする人たち、望む人たちの間では、ショッピングカートの分別化必要性は話題になっていたことでしょうが、Intraasia には初耳です。しかしこの話は取り立てて意外ではない。なぜならマレーシアのイスラム教潮流は、ゆっくりとしかし確実にイスラーム主義をあるべき方向にしているからです、つまりより厳格な理解と実践ですね。 別の表現を使えば、宗教はある時期にピューリタン化を目指す、という命題はかなり正しいと思う。 
halal 食品の徹底化を行えば、調理器具や台所用品の分別化は当然として、倉庫も配達車の分別化も最終的にあるべき姿になり得る。そういう時、経済効率は大いに犠牲になる。ショッピングカートを区別化すれば当然費用は増える。 こういう問題はマレーシアのムスリム界と非ムスリム界がどう話しをつけていくかにかかっていくことになるでしょう)

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11月8日のマレーシア記事

【電子タバコ店を取り締まった保健省、一方電子タバコを擁護する声も小さくない】
保健省は電子タバコ(vape) の販売店に対する取締りを今週行いました。保健省の副大臣は、電子タバコ販売店に対して行った取締りは劇的な行動だったかもしれない、と述べました。「そういう店にはビジネスを合法なものにするための機会を与えます。」 しかし詳細は明らかにされていません。

電子タバコ(vape) 擁護グループでアある、マレーシア電子タバコ噴霧器とタバコの代替え協会は、電子タバコ業界は引き続きビジネスを続けていくようにと訴えています、「店はニコチンを含有した物を売らない限り、このビジネスを行うのはそういう店の権利なのです。」

同グループは、この電気噴霧器(電子タバコ装置)を販売するのは違法ではないという立場を主張している。一方保健省は電子タバコに反対の立場を取っている。
「我々は、会員の店には引き続き販売していくように、ニコチン入りの液体を売らないように、とお願いしている。我々は法に反するようなことはしていない。」 と同グループの会長は語る。

保健省は電子タバコ業界に対して規制を設けるとしていることには耳を傾けると同グループは言う、しかし「業界にどうすべきかを告げる責任は政府にある。」

一方保健省は今週明らかにしました、「国内の電子タバコ販売者から、ニコチンを含有している電子タバコは押収する。」と述べていました。 保健省の取締りに対しては、電子タバコ店舗や愛好者から反発を引き起こしました。

(Intraasia 注:マレーシア語紙をみると、電子タバコ という意味でマレーシア語表現と共に "vape" という英語借用語を併用している。電子タバコの噴霧器・装置を日本語で何と呼ばれているのか知りません。日本では vape そのものが一般化してないのかな?
数日前の別記事で、ブミプトラ起業家にとって、電子タバコビジネスは大変良い起業の機会であり、販売者にブミプトラが多いという記事がありました。具体的な数字は書いてなかった、ただ業界をまとめるような団体はまだ十分組織されていないはずですから現実にはその比率はわからないでしょう。 電子タバコ用の液体に麻薬品含有を使う者たちもいるという記事もあります。 電子タバコは一筋縄ではいかない問題になりつつある。
そういう状況の下、電子タバコに関してはこのところ頻繁にニュースになっている。イントラアジアの地区でもこの数ヶ月の間に、ショップロットやショッピングセンター内のテナント形式でいくつかの小さな電子タバコ店がオープンした)

【マレーシア語紙の悩みごと相談ページから】

若者のジレンマ (という記事の小見出し)
質問者
アッサラームアレイクム、 私は Ishak といい、年齢は25歳です。ペラ州で軍隊の一員として働いています。

私はこの間のハリラヤアイディルフィトゥリ祝祭の時に婚約したばかりであり、来年結婚することが決まっています。その女性とは大学で勉強していた時である3年前からの知り合いです。 

どういうわけか、私は1人の夫として責任を背負うための準備がまだできていないかのように、このところ感じている。これは、私が独身生活をまだ十分に楽しんでいないからなのです。
しかしながら、(私の)両親は2人とも、いつも私に早く結婚するようにと強いるのです。

この状況下で私はどうするのがいいのでしょうか?  (婚約を)続けていくべきか、破棄すべきか?

返答者
ワライクムサラーム、心を打ち明けた質問を送ってくれてありがとう、 Ishak さん。 まず最初に祝福いたします、それはあなたが家庭を持つための第一ステップにもういるからです。

(abang である)私のみたことろでは、あなたの両親は独身時代に終止符を打たせようとしていますね、なぜなら両親は子供が快楽の世界にずっと漂浪しないことを確実にさせたいと願っているからです。 

(abang である)私には、それは当を得たステップだと思う、そしてあなたはその結婚に進んでいくべきです。責任に関する事柄は問題にはなりません、なぜならそのことは、あなたがひとたび家庭を築けば、第一のことかのように現れてくるかです。(注:この部分は多少ぎこちない訳になりました)
私は、あなたが1人の夫としての責任をちゃんと担える能力があることだと思っています。

(Intraasia 注:カタカナ部分はアラビア語を借用したあいさつで、マレー人もごく普通に使うようになっている。 abang という単語は相対的に年長者を示す1人称、2人称としても使われ、、また妻が夫を呼ぶ際にも使われる。会話では"a" を脱落させて発音する場合が少なくないようだ。
結婚に関することはもちろん個人個人によって異なるから、全てがこうだと決めつけはしません。それを前提にしても、マレー人は一般に早婚だと感じるし、マスコミに載るいろんな記事と長年の見聞から、これはかなりの事実でしょう。 例えばマレーシア語紙大衆紙には毎日芸能人のゴシップが載っている、丁寧に読むことはなく飛ばし飛ばし読むだけだが、わずか20数歳程度で結婚するとか、若年結婚して20代後半で子供が既に2人、3人という内容がよくある。どうしてそんな早く結婚するのと、いつも思う。 そうは思わない読者の方ももちろんいらっしゃるでしょうが。
この人生相談記事でも同様に、まだ25歳じゃないの、急ぐ必要など全くないよ、結婚は親のためにするのではない、というのが Intraasia の正直な感想です。でもマレー人世界はそういう思考はごく少数派であり、この回答者が答えているような思考が主流というかあるべき思考だ、と捉えてもそれほど間違いではないでしょう。 )  




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11月7日のマレーシア記事

【警察本庁の係官がマハティール元首相を訪ねて事情聴取した】
警察本部の3人の警官がマハティール元首相を40分間ほどに渡って事情聴取しました。
クアラルンプールにある Al-Bukhary基金ビルにある自身の事務所で、マハティール元首相、90歳、はこの事情聴取に応じました。

終わった後の記者団の質問には具体的には答えず、(逮捕されるかもしれないことを告げられたかの質問に、マハティール元首相は述べる、「警察次第である、私は知らない。」
マハティール元首相はまた、UMNO(マレー与党、名称は統一マレー人国民組織)から離党することはないとも述べました。

事情聴取に同席した弁護士によれば、マハティール元首相が顔を出した、8月末の Bersih 4黄シャツ集会に元首相が顔を出したことを警察が直接問うことはなかったとのことです。

Bersih 4集会に顔を出したマハティール元首相はナジブ首相の辞任を主張していました。その後(UMNO筋からの者たちが)マハティール元首相に対する警察訴え報告を出しました。 内務大臣は少し前に、マハティール元首相を3つの容疑で調べていると国会で答弁していました。

【国の情報通信を管轄する委員会と警察が有名ネットメディアと 英語紙 The Starのオフィスを捜査した】

警察とマレーシアコミュニケーションとマルチメディア委員会が6日夕方、(マレーシアのよく知られた)ネットニュースポルタル Malaysiakini と (英語紙の最大手である) The Star社屋を捜査して、コンピューターなどを押収しました。両社のオフィスはそれぞれペタリンジャヤ市にあります。

これはこの2つのメディア会社がそれぞれのネットニュース上で今週初め、1つのマレーシア発展会社 (1MDB)の前子会社の件を捜査していた、マレーシア反汚職委員会の検察官が突然に移動させられたとのニュースを報じたことに対するものです。 検察(司法庁)の役人がその後11月になって、このニュース報道は誹謗と悪意を含んでいるとして、警察に訴え報告を出しました。

この検察官は、2017年まではマレーシア反汚職委員会で勤務することになっていたのですが、司法長官室は彼に対して司法長官室に移動するようにとの指令書を10月に送ったとMalaysia kini は報じました。その後内閣の法律担当大臣は、この検察官は(出向先の)反汚職委員会内での職務変更だと答弁しました。

マレーシアコミュニケーションとマルチメディア委員会は Malaysiakini の編集長などから聴取をしたとのことです。

(The Star自身の報道によると) 警察とレーシアコミュニケーションとマルチメディア委員会は7日朝、二度目となる TheStarの社屋に突然やって来て、記者らに事情を聴いた後去りました。

(Intraasia 注:政府、警察、内務省は、ナジブ首相が間接的に関与している1つのマレーシア発展会社 (1MDB)に関する報道に対して、非常に敏感になっている例ですね。いろんな法律を適用して、政府の意向に沿わないメディアや者たちは容赦なく捜査する、中には逮捕も含めて、という姿勢が目立つ。最初にこの記事を掲載した時点で 新聞社名を星洲日報と書いたので訂正しました)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】
1万円を銀行で両替すると RM 345.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 421.2 を入手します。
シンガポール$100 を同様に両替すると RM 299.2 を入手します。

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11月6日のマレーシア記事

【雨季が始まってトレンガヌ州では蛇の民家侵入が多くなる】
11月頃から始まる雨季はトレンガヌ州では単に大雨と雷雨だけをもたらすわけではありません。招かざる者たちが家屋に侵入してくる季節でもある。

トレンガヌ州の市民防衛庁(注:軍隊ではない、JPAM) に2014年にかかってきた、蛇の侵入に関する電話は4356本もありました。トレンガヌ州には地理上たくさんの沼地、ジャングル、ゴム農園、があり、蛇とりわけキングコブラの好適な棲家になっている。

「最近、毒蛇であるなしに関わらず、多くの電話を受けている。」と トレンガヌ州JPAM の幹部は語る。これは雨で蛇の生息地が乱されることで、蛇は自然の棲家を離れて暖かい場所を求める、それが蛇の家屋への侵入です。」

「トレンガヌ州JPAMが今年これまでに受けた蛇に関する電話は 4796本です。」 家屋に浸入した蛇は、台所、バスルーム、洗濯機の中、自動車のボンネット内などで見つかります。「我々は蛇を捕まえる専門のチームを2つ組織しています。」 「一般人は自分で蛇を捕まえないように。」

(Intraasia 注: 1桁多いのではと思えるほどの電話本数ですね。 田舎に限らずクアラトレンガヌのような都市部でも蛇の侵入があると書かれている。マレーシアの民家は都市部でも草地の付近や川や林の付近にある場合がよくありますから。 トイレ・風呂場、台所で大きさに関わらず蛇を見つけたら、ほとんどの人は逃げ出すしかないでしょう。 自動車のボンネット内に入り込んだ蛇を隊員が除去する場面の写真がたまに新聞に載ります。ボンネットを開けたら長さ数メートルの蛇がいたなんて、誰だって肝をつぶします。田舎育ちでも爬虫類好きでもない Intraasia は蛇はもちろん苦手ですなあ)

【独中統一修了試験を認定しないのは愚かなことだと、サラワク州首相が発言】
(独立中華中学校、略称独中、はマレーシア教育制度下にあるが、教育省が求めるカリキュラムや教育要綱などを一定程度は満たしていても全てまでは満たしているわけではない。ということで、全国の独中 60校が卒業前の第5年生を対象にして実施する統一修了試験(UEC) を教育省は認定していない。
この問題はマレーシア華語教育界にとって長年の懸案であり、華語新聞はしばしばこのことに言及している。 独中生でも 国家の統一試験 SPMを受けて基準点を満たせばよいが、そうではない独中卒業生は、そのままでは国立大学、公務員などが必要とする資格を満たしていないことになる)

サラワク州の州首相は主張する、「我が国の国立大学は外国からの留学生を選んで招聘している、それなのに多くの外国の大学が認定している、独中の統一修了試験 (UEC) を終えた修了学生による国立大学への入学申請を受け付けていない。 これはたいへん愚かである。」

「独中統一修了試験は世界の有名大学が認定し、さらに国内の私立大学も認定している、それを我が国政府は認定していないのです。そのため優秀な独中卒業生が国外へ出て行ってしまう、これは国家にとって人材の流出です。」

サラワク州首相はクチンで開かれた式典で演説した際にこの話題に触れて、サラワク州政府が独中統一修了試験を認定に至った際のことを語りました。「(サラワク州では)華人家庭だけではなく、多くのブミプトラ家庭も子供たちを華語小学校に入学させている。そこで華語小学校の中には、ブミプトラ生徒の数が華人生徒よりも多いという学校さえあるという状況が起きている。」

「私自身は連邦政府に独中統一修了試験を認定すべきかどうかを求めることはないが、サラワク州政府は華語学校の貢献を評価しており、独中統一修了試験を認定しました。」

(Intraasia 注:サラワク州は半島部と人口構成、経てきた歴史が異なる。UMNO(マレー与党、名称は統一マレー人国民組織)が唯一州組織を持たない州でもある。こういう背景がある。サラワク州ではともかく、独中の生徒は圧倒的にほぼ全員近くが華人であろうことは、多くの人が認識するところでしょう。 華語小、独中と進めば他民族生徒との交流はごく限られてくる、 片や Sekolah Agama である宗教小学校、宗教中学校に進むマレー人生徒も同様に、単民族社会内で学校生活を送る。)

【火事発生の統計】 
住居における火事発生件数 -マレーシア消防と救助庁の出典
2011年: 3205件、 2102年: 3354件、2013年: 3341件、 2014年: 3451件、 2015年9月まで: 2673件、

住居及び非住居における火事の犠牲者数
2011年: 80人、2012年: 98人、 2013年: 72人、2014年:139人、

(Intraasia 注:こういう件数を比較する材料が手元にないので、断定はしません。ただ焼死数は多すぎるという感想を持つ)

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11月5日のマレーシア記事

【アセアン拡大防衛相会議が終わって】
(マレーシアは今年のアセアン議長国です)

クアラルンプールで開催されたアセアン(ASEAN)防衛相会議の終わりに会議議長国の座をラオスに手渡す式典で、マレーシアの防衛大臣は演説しました。2016年はラオスがアセアンの議長国になります

「アセアン(ASEAN)諸国は防衛に関してもっと緊密にやっていかねばなりません、なぜなら地域における安全への脅威はもはや1か国の問題ではないからです。」 「それゆえにアセアン(ASEAN)諸国がその間により信頼関係の構築をしていくことが極めて重要です。」
「今日の安全脅威はもはや1か国の問題ではない。我々はその国境を超えた問題から完全に隔離されていることはできません。」

アセアン拡大防衛相会議はクアラルンプール近郊のホテルで開催されました。これには、オーストラリア、中国、インド、日本、ロシア、韓国、米国など8か国の防衛大臣が出席しました。
最初のアセアン拡大防衛相会議は2010年にベトナムで開催されました。

(Intraasia 注:スプラトリー諸島に人工島を作ってしまった中国の行動に、現実としてアセアン(ASEAN)はなす術がなかった。見守っていたに過ぎない。 マレーシア防衛相が今頃加盟諸国の連帯を訴えても遅いと思いますけどね。中国が行動に出る前に十分年月はあった。
Intraasia は南シナ海問題を既に1990年代後期から 「新聞の記事から」で報じてきました。例えば1999年7月22日付け記事の一部を再録しておきましょう:
「東南アジア地域の騒動につながる可能性のあることとしてしばしば言われることであるが、南シナ海のSpratly諸島はいまだ解決されない問題です。最近マレーシアが諸島の一部であるSiput とPenunjau珊瑚礁に建築物をこしらえた際も、中国、フィリピン、ベトナムから抗議を受けました。

Spratly諸島はその部分をフィリピン、マレーシア、ブルネイが領土であると主張し、その全部を中国、台湾、ベトナムが領土であると主張している。5月にマレーシアが上記の建築をしたことに中国が黙っているのは、両国に何らかの取り引きがあるのではないかと、フィリピンは想像している。フィリピンの心配は理解できる。かって中国が諸島の一つを占有した時、フィリピンは中国と小競り合いを起したから。当時フィリピンはこの件で他のアセアン諸国からの反応に不満であった。
しかし中国はマレーシアの建設に黙っていたわけではない。中国は抗議書を密かにマレーシアに送っていたのです。

Spratly諸島は96の小島、珊瑚礁、環礁などからなり、戦略的且つ経済的に重要だと考えられてきた。そこな主たる航路であり、その上空は商業空路になっている。経済面では、そこに石油とガスが埋蔵されているようであり、漁業資源が豊富なのです。ただマレーシア海洋研究所は、確実なる調査がなされてないので、埋蔵量は確定できない、と。ただ漁業資源は非常に豊富だ、そうです。「もしある国が領有を主張したり占有しなければ、他の国がそうしてしまう。」 「マレーシアがそうしなかったら、中国がいつかは占有していたかもしれない。」

マレーシア海洋研究所幹部は「もしある国がSpratlyの共同開発を中国に持ち掛ければ、そこには常に、中国がSpratlyの領土権を持っていることを認めてしまう恐れがある。 共同開発がもっとも現実的に見えるが、アセアン諸国は中国が圧倒してしまうのではないかとの疑いがある。」
以上
この時からでも16年も経っている。その間アセアン(ASEAN)として声を合わせて主張と行動したような形跡はない。 中国は超強大になり、アセアン(ASEAN)諸国の半数ぐらいは中国に過大に依存するようになった。マレーシアの貿易相手は中国がトップであるように。 アセアン(ASEAN)は対中国姿勢で時期を逸したのです。常識的に考えて、中国が1990年代末期の思考に戻るわけがない。)

【12月2日からマレー鉄道 Komuter 電車の 値上げ及び LRT電車とモノレールの値上げが行われる】
マラヤ鉄道は、クアラルンプール圏で走行している Komuter電車の運賃値上げを2015年12月2日から実施します。
値上げ率は 1㎞あたり 4セント。 その結果路線内における片道の最高値上げ額は RM 7.10になり、例えば最長区間である Sungai Gadut -Tanjung Malim 間の運賃は RM 19.20になる。 初乗り運賃は RM 1.20 です。

KL Sentral - Mid Valley : RM 1.80、
KL Sentral - Bandar Tasik Selatan (注:TBSバスターミナルのある駅): RM 2.40、
KL Sentral - Subang jaya RM 2.90、

Touch ‘n Goカードの利用者は 運賃が20%割り引きとなる。 1週間切符が 20%割引、 1か月定期が30%の割引です。

クアラルンプール圏で Rapid KLが運行する LRT電車とモノレールの運賃値上げを、国家資本である持ち株会社 Prasarana が発表しました。値上げの実施は2015年12月2日です。

Prasarana は 「利用者には、切符の現金払いからキャッシュレスの電子式カード利用に移行するようにと、より奨励します。」 として、プリペード式の電子カードを使った乗車には割引を設定しました。

・値上げ後は全ての LRT 電車路線で同じ運賃計算方法となる。(注:これまではKelanaJaya 路線とAmpang路線で異なっていたようです)
・自社発行の MyRapid カードまたは 他社発行の Touch n’ Go カードの利用者は、現金切符購入に比べて 17%の割引になる。(注:電子カード利用は乗車駅と降車駅はどこでも構わない)
・MyRapid カードにロードする 1週間定期と1か月定期は割引率が より大きくなる (注:定期は特定駅と別の特定駅間だけで使える)
・その他の割引: 7歳未満は無料。 身障者、高齢者、学生には 50%割引 (注;国民だけが対象)。

(Intraasia 注:公共交通機関の値上げは間違いなく影響が大きいし、それも電車は全種値上げか、Intraasia にとっても 「とほほ」と言いたいところです。それにしても Komuter 電車はかなりの大幅値上げだ。 なおKomuter 電車では MyRapidカードは利用できない。
 Rapid KL のバスでは 電子カード利用者には20%の割引がしばらく前から行われている、それを電車にも広げるということです。MyRapid カード利用者として、それ自体は結構なことで歓迎する。 しかしLRT とモノレールで運賃が値上げされること自体に変わりはない。)

【最大タバコメーカが値上げを発表】
マレーシアでの最大タバコメーカーである、British American Tobacco Malaysia は11月4日からの値上げを発表しました。これは国がタバコに掛かる物品税を30%ほど引き上げたこと、インフレ圧力などに対処するためであると、同社は説明している。
新価格
Dunhill  RM17.00、 Kent RM17.00、  Benson & Hedges  RM17.00、  Peter Stuyvesant RM15.50、
Pall Mall  RM15.50、 Lucky Strike Plain  RM17.50、 Shuang Xi  RM18.00、

「たばこ業界は、2014年11月に物品税が12%引きあげられた影響を受けたばかりです。」 「経済が低迷し消費者の意欲が弱まっている中、今回の大幅な税金引き上げは既に高レベルにある違法タバコの率を間違いなく高めることになるでしょう。現在既に3箱に1箱は違法タバコです。」

(Intraasia 注:今回もタバコに掛かる税がかなり引き上げられたんだ。当然他メーカーも追随することでしょう。 1箱 RM 17 は非喫煙者からみてもかなり高い気がする。違法タバコは以前から横行している、それを根絶することは不可能だから今後さらに増えることだろう。 ) 

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11月4日のマレーシア記事

【格安価格米への補助金を来年からなくすと政府が発表】
国産の安価な米である Super Tempatan 15 (ST15 という一般名称、あえて訳せば 超地元米 15) に出している補助金を 2016年から廃止すると、政府は発表しました。 2008年から導入されたこの補助金プログラムでの支出額は昨年で年間 RM 5億を超え、量で6万トンに達していると、政府は述べています。

ST15米とは破砕米を 15%含む安価米のことであり、低所得者層、外国人労働者、(低価格の食事料金で商売している)大衆食堂や屋台商売人が購入していくと言われている。
国民の多くは ST15米より質の良い ST5米を購入している。

マレーシア消費者組合連合は主張する: ST15 米の需要はあまり大きくはないが、低所得層の人たちが安い米を買えるようなメカニズムはあるべきだ。 
ペナン消費者協会は主張する: ST15 米の補助金を廃止することは、商売人たちの値上げの口実となるであろう。
マレーシアムスリムレストラン主協会の主張:我々の会員の多くは低品質米を使わないので、大して影響はない。

他のメディアの記事を参考にすると次のように書いてあった:
ST15米 は㎏あたり RM 1.60から1.80で販売されている。都市部でも地方町でもスーパーでは ST15米はあまり見かけない。 一般に市民が買って食べるのは (破砕米5%含む) ST5 米なので、 ST 15米がどこで売られているか知らない人が多い。

(Intraasia 注: 月収RM 2千ぐらいにも満たない貧しい世帯ではこういう低級米を買っているかのような記事の調子です、恐らくそうなんでしょう。所得格差の激しい社会なので、こういう低級米の需要があることはわかる、だから補助金をなくすと困る世帯も出て来ることでしょう。
Intraasia が日々食事を買う、食べる店で、ST15 米を使っているとはまず感じないが、近所以外の店で食事したり、地方へ行ったりした際に食事すると、米粒が欠けている割合が高いことに気がつ場合がある、恐らくそういうのが ST15米なんでしょう。 このご飯は普段食べている近所の食事屋のご飯よもり味が落ちると感じる。なお誤解を避けるために書いておきますと、Intraasia は日本米を日本国外で口にすることは例外なくないし、食べたいとも全く思わない。そもそも米の品種にこだわりなどありません。)

【アセアン(ASEAN)のリンガフランカにマレー語をという、マレーシアのある大臣の主張】

(今年はマレーシアがアセアン(ASEAN)議長国です。現在クアラルンプールでアセアン(ASEAN)防衛相会議が開かれている。)

マレーシアの通信とマルチメディア省大臣は、マレーシアプトゥラジャヤら大学で開かれたマレー語に関するセミナーでで主張する、「アセアン(ASEAN)諸国には4千万人のマレー語話者がいる。マレーシアとインドネシアだけでマレー語を第一言語とする者は3千万人もいるのです。」 
「マレーシアはこの機会に、マレー語をアセアン(ASEAN)の主たる特徴の1つとして振興すべきである。」 

 「アセアン(ASEAN)コミュニティを形成するために、アセアン(ASEAN)は同質的な1つの言語を使うべきである。 マレー語がアセアン(ASEAN)語として関連性がありそして機能するダイナミックな言語であることを示す必要がある。」 「アセアン(ASEAN)の公式言語は英語ではあるが、アセアン(ASEAN)はコミュニケーション言語としてマレー語を使うべきである。 」
「マレー語がマレーシア、インドネシア、シンガポール、タイ南部、フィリピン南部で使われていることを考慮して、マレー語コーパス(言語データベース)を作り上げるべきです。」

(Intraasia 注:どこの国であれ、もちろん日本も、政治家が言語に言及するとろくなことはない、言語理論を無視した、我田引水の愛国鼓舞主義を基調にするからです。この大臣の主張もそれと同根であることにかわりはない。 
シンガポールはマレー語を国語の1つにしているが、しかし公用語としては実質的に機能していない。簡単なマレー語さえできないシンガポール人はいっぱいいる。
タイ南部でマレー語が話されるという主張は、マレーシアのケダー州やクランタン州でタイ語が話されているという言い方とほとんど変わりはない。ケダー州、クランタン州にはタイ系マレーシア人から成る計何万人ものコミュニティーがあるからです。タイ南部は広い、確かにタイムスリムつまりマレー系タイ人は南部に偏在している、しかし彼らの間でも日常言語としてマレー語がタイ語を上回って使われていることはない。タイ深南部の3県だけで、及びサトゥー県でもかなり、多くのタイムスリムがマレー語を日常的に使っている。しかしタイ深南部のマレー語方言はマレーシア語と語彙と発音でかなり異なる。20年以上タイ深南部を訪れている Intraasia の話す高等な表現に欠けるマレーシア語を部分的にしか理解しないタイムスリムは多い。Intraasia はクランタン方言は全くわからないが、クランタン州人は Intraasia のマレーシア語はちゃんとわかってくれます。なぜなら言語的にはタイ深南部マレー語はマレー語クランタン方言と同じだが、タイ深南部マレー人つまりタイムスリムは学校でマレー語を習うわけではなく、あくまでも口語としてのマレー語方言だからです。 各地で異なるマレー語を核にして、マレーシアの国語として整えた言語がマレーシア語であり、インドネシアの国語として整えた言語がインドネシア語です。
同様に、フィリピン南部というよりフィリピン最南部でもおなじようなことがいえるはず。 ある言語が国の国境を越えて分布している例は世界にあまたある。といってある言語に属する同種言語だから、そういう人たちの間で問題なく通じあえるというほど、言語は単純なものではない。
Intraasia はずっと以前からアセアン(ASEAN)の言語政策を批判してきた。EU は加盟国の諸国語で公文書を作成する、それが加盟国国民への最良の伝達方法だからです。アセアン(ASEAN)は英語だけで公文書を作るし、発表する。アセアン(ASEAN)の公文書、公的発表を理解できる大衆の割合を調べたら、ベトナムやラオスやカンボジアやインドネシアの一般大衆では1桁パーセント台であろうことは固い。英語力がかなり高いシンガポール、マレーシア、フィリピンはかなりの割合になるだろうが、それでもシンガポール以外は半数を超えることはまず考えられない。アセアン(ASEAN)という組織は国の政治家トップ層と高級官僚層と経済界上層部が牛耳る組織だと、Intraasia は見なしています。)

【マレーシアの投資家が海外の不動産に投資する額の多さ】

不動産コンサルタント会社 Knight Frank Resarch が発表した不動産資本の分析リポート からです。
海外へ投資する不動産投資の額をアジアの国別でみたものです。

各国からその国の資本が不動産投資に向かう先の国、 通貨は米ドル表示
向かう先 英国: シンガポール $64億、中国 $56億、 香港 $25億、マレーシア $22億、 日本 $8億、
向かう先 欧州大陸: 韓国 $27億、 中国 $12億、 シンガポール $11億、 タイ $10億、 マレーシア RM 10億、
向かう先 オーストラリア: シンガポール $68億、 中国 $62億、マレーシア $13億、 日本 $2億、
向かう先 米国: シンガポール $106億、 中国 $89億、 日本 $43億、 韓国 $23億、 マレーシア $10億、

(Intraasia 注:文字通りの富裕なマレーシア人は海外の不動産に投資しているということでしょう。 月収RM 3千ほどの人たちとは住む世界が異なる富裕投資家も少なからずいる、それがこの数字に現れている。 マレーシア人はほんと、英国とオーストラリアが好きです)

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11月3日のマレーシア記事

【SPM試験の実施が始まった】
(中学5年生の終わりに受ける重要な統一試験を SPM試験という。 なお中学校は5年制であり、6年生に進む生徒はごく一部に過ぎない)

今年のSPM試験の受験者数は 44万682人です。 全国3501カ所の試験場で11月」11月2日から始まりました。 全ての試験科目での受験が終わるのは12月8日です。

受験者総数中、37万9466人が公立中学校及び、国家の補助を受けている準公立中学校と準公立宗教中学校の生徒です。個人として受験する人が 29799人います。

(Intraasia 注:試験期間が1か月間も続くのは試験科目がものすごく多いからです。 マレーシア語や歴史のような必須受験科目数は確か1桁科目数のはずですが、選択受験科目数が何十もあるそうです。受験者は数多い選択科目から任意に選んで受験する、その最大受験科目数に制限はないらしい。もっとも20科目も受験する人はいないようですが。 
宗教中学とは Sekolah Agama というイスラム教学校のことです、Sekolah Agama は小学校もあります)

【マレー鉄道 Komuter 電車の運賃値上げはいつ実施されるか】
マレー鉄道(KTMB) は陸上公共交通委員会 (SPAD) に対して、KTMコミューター電車の運賃値上げを申請したことを明らかにしました。しかし内閣は申請を承認していません。

UMNOの国会議員でもある マレー鉄道会長は語る、「私が(値上げの)決定するわけではない、お願いをするだけです。」 「コミューター電車は2002年に運賃値上げをして以来変わっていない。コミュータ電車の乗客1人当たり運賃は1kmで11セントを得るのみです。 マレー鉄道は運営コストを営業収入でカバーできない状態です。」

「我々が値上げ申請した、乗客1人あたりで1㎞毎の運賃を20セントにするという案に、内閣が承認するかどうかはわかりません」
「値上げは12月初めに実施するという報道を、私は確認したわけではない。 運賃の値上げを決めるのはその権限を持っている政府です。」

陸上公共交通委員会 (SPAD) の議長は10月に、LRT電車とモノレールの運賃を見直すであろうと、値上げを示唆する発言をしていました。

(Intraasia 注:以前はマレー鉄道の会長は、元政治家など政界出身者であっても現役の政治家は就いていなかったはずです。 こういう公共機関のトップにまで与党政治家が就くようになったのかとあきれましたね。なお陸上公共交通委員会 (SPAD) の議長も引退した与党UMNOの幹部政治家です。 )

【クアラルンプールにおける公共住宅の建設と賃貸入居世帯の問題】

クアラルンプール市庁(DBKL) の諮問理事会の1人は語る、「クアラルンプールの土地が限られていることと建設費の高騰のために、市庁は中所得層から低所得層が入手可能な住宅建設にはデベロッパーと手を組むことになる。」 「世帯月間所得 RM 3千から8千の人たちはクアラルンプールの住宅は高すぎて手が出ない。」

「連邦直轄領省は、クアラルンプールに5万戸、プトゥラジャヤに2万戸の住宅建設を計画している。」  「民衆住宅プログラム(PPR) 下での住宅建設費はクアラルンプール市庁が負担する。そこで問題は資金手当てです。」

「クアラルンプールには 民衆住宅プログラム(PPR)による住宅及び公共住宅プログラム(PPA)による住宅が計が 74000戸ある、その内12000戸は売却された。」 「PPRやPPAの住宅を賃借りしている世帯の中には、月間収入が3000を超えてても依然として借り続けている人たちが多い。月間世帯収入が最高 RM 3000というのが PPRやPPA に入居できる条件なのにです。」

「我々は、民衆住宅プログラム(PPR)による住宅及び公共住宅プログラム(PPA)による住宅に住んでいる世帯の内で月収がRM 5000を超える世帯は 連邦直轄領での入手できる住宅プロジェクト(Rumawip)に申請して欲しいと願っている。」

(Intraasia 注:連邦直轄領での入手できる住宅プロジェクト(Rumawip)というのは、公共住宅ながら賃貸用ではなく売却用の住宅だと理解される。 価格は場所によってかなり異なり1ユニット(1戸)がRM 20万位から30万位のようです。 昔はともかく現在は、公共住宅はほとんど全て高層共同住宅でしょう。 月収RM 3000以下の低所得層は、この価格帯でも住宅購入は無理です。 
昔から言われていることに、クアラルンプールに限らないが、低所得者層向けの公共住宅、PPRやPPA, の入居者がそのユニットをまた貸ししてしまうという問題が根強い。 制限所得を超えてもその住宅入居権を手放さずに、他人にまた貸しする行為ですね。 公共住宅の問題は常に話題になり、多くの対象層から不満を呼んでいるかのようです)

おことわり
11月2日は家を留守にしたので、記事は掲載できませんでした。

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11月1日のマレーシア記事

【マレーシアは、”シンガポールから中国の昆明までを結ぶ鉄道プロジェクト”を促進させたい】
マレーシアは、 ”シンガポールから中国の昆明までを結ぶ鉄道プロジェクト”の建設を早めるための新しい提案を行うことになると、国会で運輸省副大臣が答弁の中で述べました。

「この鉄道プロジェクトでは、シンガポール、マレーシア、タイ、ミャンマー、ベトナム、カンボジア、ラオス、中国の8か国を鉄路で結ぶことになり、総延長線路距離は6,617.5 kmです。プロジェクトは1996年に始まったが、鉄路がつながっていない区間、総延長線路 1780㎞分、がまだ建設されていないことから遅れています。」
「マレーシアは、”シンガポールから中国の昆明までを結ぶ鉄道プロジェクト”進行グループのの常任議長国です、そこで議長国として次の会議でこの件を持ち出します。」

「鉄路がつながっていない鉄路がつながって区間がいくつかあり、まずタイ国内の Klong Sip Kao から アランヤプラテート、そこから Klong Luk までの区間は2016年2月に完成する予定です。カンボジア国内の ポイペットからプノンペンまでの区間は2017年に完成の予定です。」
「しかし鉄路がつながっていない区間である、ミャンマーとタイ間、 カンボジアとベトナム間、ベトナムと中国間、ミャンマーと中国間はいずれもまだ提案段階である。ただ資金協力の第3者を交えての話し合いは行われてはいます。」

国会でのこの質疑に関連した質問の中で、別の国会議員が、”シンガポールから中国の昆明までを結ぶ鉄道プロジェクト”にマレー半島部の東海岸線を含めてはどうかと問いました。しかし副大臣は答弁する、「クランタン州内のマレー鉄道のパシールマスとランタウパンジャン区間は、国家安全会議の指示によって閉鎖している。これはタイ深南部の不安定状態のためであり、東海岸線をタイ国鉄の路線と接続するためにはマレーシアはまずタイ政府との合意を得なければならない。」

(Intraasia 注:読者の皆さんは地図をご覧にならないと具体的な姿が浮かばないでしょう。 大陸部の東南アジア諸国を中国の昆明と結ぶというのは雄大な鉄道プロジェクトです。いうまでもなく中国が一番推進しているのであり、建設も中国が主体となるはずです、鉄道技術と建設資金が足らない国であるカンボジア、ラオス、ミャンマーを中国が援助をすることはほとんど自明のことといえる。
ラオスは昆明に近いことから、ラオス北部及び首都ビエンチャンとの間で自動車道交通が盛んになっている。イントラアジアは2010年前後の数年間ラオスに何回も足を運んで現地を見てきたので、これを強く感じた。昆明からビエンチャンまで鉄路が完成すれば、ビエンチャンからタイ国境までの区間はごく短いので簡単です。
昆明からミャンマー内を横断してベンガル湾(インド洋)に出る鉄路ができれば、ミャンマーだけでなく中国にも大きな利点となる。 タイ東部の町アランヤプラテートまでは昔からタイ国鉄がある。そこからカンボジアのタイとの国境町ポイペットとの間はかつてベトナム戦争時までは鉄路があった、その後カンボジア動乱で線路が失われてしまった。これはいわば鉄路を復活させることになる。Intraasia はタイとカンボジアの国境通過を求めて両国国境地帯を90年代後半にかなり力をいれて歩いたので、頭の中に浮かんでくる。その後国境地帯はものすごく変化しているそうですね。 アランヤプラテート近辺で鉄路建設が進んでいるとは知りませんでした。
大陸北東部つまりラオスとカンボジアとベトナムが接している地域は既に道路交通でつながっている。 ラオス国内のその当たりの地域へ行くと、ベトナム行、カンボジア行のバスが毎日複数本数運行されていることがわかる。そのあたりに鉄路建設してより密接に連絡しようということになる、距離的に中国にも近いので、以前から中国の物品や中国人をごく普通に見かける。そこから少し離れたタイとラオスの国境地帯では以前から中国製品があふれていた。 鉄路でつながれば益々中国の姿が大きくなることでしょう。 
マレー鉄道のパシールマスとランタウパンジャン区間及びタイ側のスンガイゴロクまでは鉄路が昔から存在している。しかし長年列車運行はされていない。2004年以降は深南部の不穏化によってさらに列車運行の可能性は遠のいた。 実は先月中旬に家を留守にしたのは,毎年恒例のタイ深南部行きでした。 Intraasia がパタニー県の田舎道路をバスに乗っていたら、いやに有人検問が多いことにきがついた、1時間半の行程に約10か所もあった。その夜ホテルのタイチャンネルTVでパタニー県内の道路で仕掛け爆弾がさく裂して治安部隊が死亡?重体のニュースが流れていた、だから検問強化されていたのだとわかった。このようにタイ深南部は、2000年代後半に比べればずっと好転したが、それでも依然として不穏な状態は続いている。
1990年代頃までは、東南アジア大陸部の国境を超えるのは、地元民の往来は活発であったが、一般のフリー旅行者にとっては結構大変であった、 現在では次第にそして確実に観光化と商業化されてきたようで、Intraasiaのような無頼的旅人・書き手には面白味がなくなりつつある。多国間接続鉄道ができれば、飛躍的に旅行者の往来は増えるであろう。
この話題は、30年に渡る Intraasia の東南アジア遍歴に大いに関係することであり、以前 『今週のマレーシア』で何編ものコラムを書きました。 この場でもいろんな見聞や分析を書きたくなるが、『新聞の記事から』ですので、ここらでやめておきます(笑))

【多国籍製造企業がペナン州から他所へ移っていくとの見方を、州政府が否定】
2,3の多国籍企業がペナン州での操業を引き揚げるとの報道が最近ありました。ペナン州は州内に電子電機産業が多いことから東洋のシリコンバレーだと誇りを込めて自称してきました。

その報道は、米国のデータ保存企業 Western Digital がクアラルンプール圏に移る、 コンピュータデータ保存装置企業 HGSTHGST がジョーホール州に移転する、 ドイツの自動車関連企業 Blaupunkt がペナン州での操業を止める、というものです。 業界筋の情報では、これらの企業がペナン州を離れることで1000人位が職を失うとみている。 

一方ペナン州の投資促進機関である investPenang は、州内で大きな人員整理はないと主張しています。
またペナン州首相は、州内の製造業分野は好調であると語る、「ペナン州のへ投資は好調を維持している。 ペナン州に投資する企業が離れていくという、誤解を招く恐れのあるそして間違ったマスコミ報道にも関わらず、ペナン州への投資意欲は強いままです。」 「2008年から2015年までにペナン州は RM 482億の投資額を記録した、これは2001年から2007年までの投資額である RM 249億に比べて97%も多い。」

「マレーシアの電気製品製造企業 Pensonic が州内に工費RM 5千万をかけた新本社を建設してオープンしたことは、ペナン州が強い経済業績を維持していることを示している。」 と同社のオープン式典に出席した州首相は述べました。 「ペナン州政府は引き続き、州内の能力を持った人たちをプールすることの推進に力を注いでいきます。」

(Intraasia 注:ペナン州は野党陣営の民主行動党DAPが柱となって2008年以来州政権を維持している。マスコミの報道調子はほとんどが親政府なので、野党陣営とりわけ行動党はそれを批判的に論評する。この記事でもそのことに言及していますね。 ペナン州は2007年まではBarisan Nasional (国陣) 側の州政権でした)

【インドネシアネシア人住み込みメイドの賃金上げに関する第2弾】
(今年の10月23日の記事で既報した、インドネシア人住み込みメイドの賃上げのニュースです)

駐マレーシアのインドネシア副大使はインドネシア人メイドの最低賃金をRM 900に設定しました。「これは10月20日以降から実施となった、またこれからマレーシアに働きに来るメイドにも適用される。」 「マレーシアは2016年度予算案で労働者の最低賃金をRM 1000と設定するので、インドネシア人メイドの最低賃金も再度上げるかもしれない。」

マレーシアで働くインドネシア人メイドの訓練費などの費用として、雇用者側が事前にRM 1800を立て替えている。その後メイドの賃金から差し引くことができる。
現在の仕組み
・マレーシアの雇用者世帯が インドネシア人メイドがその家で働き始めてから3か月間または半年間の間 計RM 1800分をメイドの賃金から差し引いている。
・マレーシアの雇用者世帯は、最低でもRM 6千をメイド雇用代理業者に支払う、内訳 インドネシアの業者に RM 4500、マレーシアの業者にRM 1500. しかしインドネシアの業者は通常RM 7千から1万を要求するのとこと。

インドネシアの海外労働者に関する理事会が、メイドの賃金からRM 1800を差し引かないように求めています。
マレーシアの雇用代理業者全国協会は主張する、「270の加盟業者は困惑している。もし我々がインドネシア側の要求をのまなければ、我々はインドネシア人メイドをマレーシアに呼べないからです。政府がこの件で決定してくれることを期待している。」

(Intraasia 注:両国の業者はそれほど困ることはないと思いますけどね。なにせ雇いたい世帯からのメイド需要は強いので、増加費用は雇用者に回せばいいのですから。必要なことは、マレーシア人家庭は、1990年代は許されたインドネシア人メイドを格安な初期費用と超低賃金で雇う時代は終わったということを自覚すべきなのです。)

【バドミントン女子ダブルでマレーシアの最も美人ペアは決勝に進めなかった】

ドイツで行われている、バドミントンの Bitburgerドイツオープン 女子ダブルスで、マレーシアの最も美人ペア(最美組合)の許と温は、準決勝で、香港のペアに1対2で敗れました。2人は残念ながらグランプリトーナメントで今シーズン2回目の決勝進出を果たせませんでした。

(Intraasia 注:バドミントンのニュースは時々さらっと目に通すが、この”マレーシアの最も美人ペア”という表現にあうことがある。 確かに写真を見ると2人は美人だと思う、とはいえ”最美組合”と形容することにこの華語紙は鈍感ですな。 じゃあ、他のマレーシア女子選手はどうなの? ということになる。巷の話題で美人、不美人ということは誰でも口にするけど、国際試合を伝えるマスコミが特定選手だけを美人と形容することは、恐らく許されない国もあることでしょう)




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