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「新聞の記事から」は日本人が興味を抱きそうなことだけを対象にしていません。幅広くマレーシアを姿を伝えるためにニュースを選びその解説を加えています。

(画像はM.I. さんの製作です)

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5月31日のマレーシア記事

【MRT 電車プロジェクトにおける会社側の広報活動】
(クアラルンプール圏では新しい電車路線の建設がかなり進行しており、さらに複数路線の建設計画が既に確定している。これらの電車路線は MRT と呼称され、このMRTプロジェクトを一手に進めているのが、Mass Rapid Transit Corp Sdn Bhd (MRT Corp) です)

Mass Rapid Transit Corp Sdn Bhd (MRT Corp) は今週初めに、新たなタッチポイントを立ち上げました。タッチポイントは一般市民がこのプロジェクトの情報を入手するためのハブになる施設です。

MRT Corp が発表した声明によると、タッチポイントは MRT情報センターが2か所、 MRT情報キオスクが1か所、MRT情報トラックが1台です。
MRT社のプロジェクト幹部は説明する、「MRT Corp が一般市民に対して我々のプロジェクト、とりわけ Sungai Buloh-Serdang-Putrajaya 路線に関して知ってもらうために、タッチポイントを設立した。」

MRTの第一プロジェクトである Sungai Buloh-Kajang路線の建設にあたって、同社は タッチポイントを設立しました。それが成功であったことから、同社は 第2プロジェクトのSungai Buloh-Serdang-Putrajaya 路線 の建設においても、タッチポイントを設置することにしました。

今回設けた MRT情報センター2か所はこれから建設する Sungai Buloh-Serdang-Putrajaya 路線 沿線にあり、平日は毎日オープン: Seri Kembangan地区の The Atmosphere Business Centre、 Jalan Sultan Azlan Shahにある Viva Residency、
MRT情報キオスクは、巡回展示に使われる: Sungai Buloh-Serdang-Putrajaya 路線沿線において2か月ごとに新しい場所に移す

(Intraasia 注: MRT Sungai Buloh-Kajang路線、55㎞、は既に8割がた完成している、これまでに電車類の路線がない地を多く走行するために、この路線沿線と駅周辺の開発は目を見張る程度に進展している。 建設の初期、中期に、Intraasia はタッチポイントを何回か訪れてそのプロジェクトの姿を少しづつ認識できるようになった。ですから、新規建設する  Sungai Buloh-Serdang-Putrajaya 路線に関しても、市民が情報を得る良い機会になることでしょう。 MRT サイトでも閲覧できるが、やはりはるかに大きな展示である 情報センターの方がわかりやすい。
クアラルンプールの公共電車網はまことに大きく変わりつつある。 LRT高架電車の延長路線が既に半分近くオープンし、Sungai Buloh-Kajang路線が8割がた完成した姿を目のあたりにして、つくづく思います。この面では 3,4年前のクアラルンプール圏情報は既に古いと言える。 近い将来、クアラルンプール圏に住む、働く予定がある、そう希望している、というような方は是非、新しい電車路線網のことを頭に入れておきましょう。
 Intraasia の 「マレーシア マイセカンドホーム  -シニア世代の海外ロングステイ-」 ブログではこういう情報も載せています。また喫茶ツイッターではそういう電車を撮った写真を時々載せています)

【イミグレセン(Imigresen)の出入国管理システムに対する妨害行為で多数の職員を処分】

(イミグレセン(Imigresen)が導入している、出入国管理システム myIMMs がその運用において妨害行為を受けていたとの疑いで、警察が捜査していることは5月26日の記事で掲載しました)

イミグレセン(Imigresen)長官が KLIAで開かれた記者会見の場で発表しました: 「イミグレセン(Imigresen)は、出入国管理システム myIMMs の運行を妨害する行為に関わった職員15人を解雇した。これらの者たちの勤務年数は、それぞれ半年から15年である。」

「これに加えて14人の職員を停職にした、そして8人には昇給停止処置を与えた。」 「さらにプトラジャヤにある本庁で働いていた Imigresen職員 63人には勤務地を移動させるという、大きな対処策も取りました。この後、空港 Imigresen に勤務することになる職員の新しいリストを発表することになる。」

(Intraasia 注:空港の Imigresen で勤務する職員だけでなく、本庁の職員も myIMMs システムの妨害に大なり小なり関与したということなんでしょう。 約100人もの職員が何らかの処分を受けたという事実は重い。これじゃ、 myIMMs システム妨害に関与したのはイミグレセンのほんの一部の不届きな職員だけである、とは言えないですな)

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5月30日のマレーシア記事

【HIV 新規感染者の 4分の3は防御していない性交渉に起因する】
保健省は最近、マレーシアにおける HIV新規感染者数を発表する中で、今では感染原因の第1位が 防御していない性交渉である、2015年の場合新規感染の78%は性交渉に起因することを明らかにしました。

2015年のHIV新規感染者数は 3300人でした。内訳をみると、1398人が異性間の性交渉による感染、 1203人が同性間及び異性間での性交渉による感染です。
麻薬使用者の HIV新規感染者数は 561人でした。そして母親から子供への感染事例が19人ありました。 なお残り149人に関しては不明です。

「否定をする生活は止めよう。我々はもう長い間、セックスについてオープンに話せないことを続けてきた。」 と、マレーシアエイズ協議会の新しい議長に投票で選出されたばかりの男性、42歳は語る。
彼はマレーシアエイズ協議会とマレーシアエイズ基金の専務理事を 2008年から2010年まで務めていました。

HIVに感染したが報告されておらず、それが感染の負のサイクルに結びついているとして、HIV新規感染者の多さを、新議長は警鐘を鳴らす。「HIV感染がどのように起こっているかについて、マレーシアが珍しい例であるいうことはない。 マレーシアエイズ協議会は官庁と、とりわけ保健省と協力していかなければならない。」

(Intraasia 注:1990年代の頃、エイズとHIV感染者の増加が社会問題視されるようになった当時しきりにいわれていたのは、麻薬使用者がその大多数を占めると話だったと記憶している。麻薬接取の針を共用するからですね。 時代は変わり、最近では防御しない性交渉が第一原因になっている、というニュースです。 いつ頃からこの変化が生まれたかは、恐らくそういうニュースがあったでしょうが、覚えていません。 )

【副首相が日本を訪問中】
ザヒッド副首相が日本での5日間の実務訪問のために、5月29日夜に東京に到着しました。

ザヒド副首相は日本マレーシア経済協会及びマレーシア日本経済協会が合同で開催する第34回会議に招かれており、副首相は基調演説を行うことになっている。
滞日中、日本側の副首相を始めとして、他の大臣など要人と会談する予定が組まれており、産業界の首脳との円卓会議なども予定されています。

ザヒド副首相はまた、日本に居るマレーシア人コミュニティーとの面談も予定に入っています。

(Intraasia 注:果たして、日本のマスコミは彼の日本訪問をどの程度報じるのかな? それとも報じないのかな。ザヒド副首相は日本との縁は薄い政治家のはずですから、訪日回数はごく少ないのではないだろうか。)

【マレー大衆紙のコミックから】

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1コマ目
左側の男: すまなかったな、 昨晩あんたに電話しなくて。というのも、俺の電話番号は阻止されているんだ・・・
右側の男: 阻止されてるって?

2コマ目
右側の男: 阻止されている 8千個の電話番号の1つがあんたの番号だな。 そういう電話番号は賭博要素のある SMS をまき散らしているからな
左側の男: (怒った様子で) 俺の番号が阻止されているのはな、請求書を支払っていないからだ、 賭博の理由ではないぞ・・・

(Intraasia 注:ゲンティンハイランドのカジノ、街にある番号当てくじの販売所、以外のギャンブルは全て違法となる国です。しかしながら、サッカー賭博、秘密の賭博所の横行などギャンブル人気は高い。 携帯電話のSMS でその種の情報を流す行為もあるので、このコミックはそれを題材にしていますね)

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5月29日のマレーシア記事

【PAS党総裁が提出した Hudud 法案をめぐって】
(イスラム政党 PASの総裁が今週、イスラム刑事法案 (通称 hudud法案)を個人法案の形式で国会に提出したことが、野党陣営だけでなく与党陣営である Barisan Nasional (国陣)内にも論議を生んでいる 。PAS総裁は個人提出のイスラム刑事法案 (通称 hudud法案)を国会提出すると、以前から盛んに公言していた。 Barisan Nasional (国陣) 内の華人または華人主体の政党は、イスラム刑事法案に強硬に反対している)

PAS党総裁がこの個人提出法案を出した後、UMNO(マレー与党、名称は統一マレー人国民組織)の1人の女性幹部が、法案を急がせるための動議を提出しました。 ところが提案した PAS党総裁自身は、法案は次期会期である10月に論議されることを願うとしています。

Barisan Nasional (国陣)の華人主体政党である、Gerakan党の総裁は主張する、「我々は、マレーシアの地で、刑事裁判制度において1つはムスリム用、もう1つは非ムスリム用 という風にしてはいけない。統一しした刑事法制度であるべきです。」

Barisan Nasional (国陣) の華人政党である馬華公会MCAの総裁は28日に公言しました、「政府はPAS総裁の個人提出法案を急ぎ手続きに回した、この hudud 法案がもし国会で議決されたら、私は内閣から辞任します。」

運輸大臣でもある MCA総裁の意見に、内閣府大臣でもある Gerakanの総裁も賛意を表明した。「私はこの法案をストップさせようとした。Barisan Nasional (国陣) に属する全政党が法案にストップをかけるようにしたかった。」とMCA総裁。 「hudud 法案が国会で可決されたら、私が内閣に留まる意味がない。」

Gerakan総裁は言う、「我党は、複数民族で複数宗教の社会であるマレーシアを維持するために、力を尽くしたい。」

この少し前にBarisan Nasional (国陣) 内の4政党である、MCA, MIC(インド人政党), Gerakan、 SUPP(サラワク州の華人政党)、がイスラム刑事法案 (hudud法案)に対する憂慮を表明する声明を出しました。

(Intraasia 注:マレーシアは民事分野では既に2本立ての国家である。これをイスラム刑事法案の改正=イスラム法廷の修正案によって、刑事法の分野でも一部を 2本化させるのが狙いではないかと、反対派は主張し心配する。UMNOは党としてはイスラム法廷修正案には同意していないが、内部には賛成者もいるようで、PASの提案に毅然とした態度を取っていない。
大きな観点からみると、PAS総裁による個人提出のイスラム刑事法案をめぐるこれまでの進行は、マレーシアムスリム界における現潮流を示す1つでもある、かなり象徴的意味合いを持つ、と言えそうです。)

【パハン州の プカンを”文化遺産地方”に認定】
パハン州の Pekan が州で初の ”文化遺産地方” に認定されました。 これは旅行者をよりひきつけるためにブランド化する方策の1つとしてです

UMNO の州幹部でもある、パハン州慣行と文化委員会の議長は記者会見の場で述べる、「この認定は良い機会だ。 パハンの行政と文化の始まりと記されている Pekan はパハン州のロイヤルタウンであると言われてきた。このブランド化でより多くの人を引付けるでしょう。 Pekan は州内の(行政区分上の)地方として、最も多くの旅行者が訪問した地方の1つである、2015年は36,356人でした。」  

「Pekan 地方には旅行者にとって多くの商業価値を持つ。例えば、 Abu Bakar スルタン宮, Sultan Abu Bakar 博物館、 パハン織物センター、 Pulau Keladi カルチャービレッジビルなどがある。」

(Intraasia 注:  実際のところ、地元人は別にして、プカンはそれほど有名地ではないと言ってもいいのではないかな。もっとも有名度が低いから訪問価値が低いということではありません。相当なる数の地方を訪れてきた Intraasia ですが、プカンは訪れていない。
 こういう”文化遺産地方”の認定はそれはそれで結構でしょうが、一部の与党政治家の発案で決まってしまうかのような点が、いかにもマレーシア的ですね。 ところで記憶違いでなければ、 プカンはナジブ首相の地元でもあるはずです。)




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5月28日のマレーシア記事

【政府は、飲酒が許される法定年齢を引き上げた】
保健省はアルコール飲料の接取が許される最低年齢を 現行の18歳から21歳に引き上げます。同時にアルコール飲料に対して、健康に害を与えることになる旨を記したラベルを付けることを義務付けます。

保健省大臣が今年5月中旬に官報公示した、食品規制改正2016年 に基づいた説明: 
・この規制の施行は 2017年12月1日からとなる。 
・さらに、アルコール飲料に求められる販売とラベル付けの規則に違反した場合には次の罰則が科せられる: 最高2年までの懲役、または最高RM 1万までの罰金、が科せられる
・包装に付けられたラベルに関しては、12ポイントを下回らない大きさの活字で次の文言がラベルに書かれていること: ”MEMINUM ARAK BOLEH MEMBAHAYAKAN KESIHATAN” (アルコール飲料は健康に害を及ぼします)

食品規制改正2016年は、5月27日に司法長官室の公式サイトで連邦官報項目で公示されました。
アルコール飲料に義務付けられるマレーシア語の警告文は、マレーシアで販売されるタバコの包装に必須として記載されている警告文に似ています。

さらにこの警告文はお知らせとして、次の場所にも掲げる必要がある: アルコール飲料が販売される場所の前。 同様に、21歳未満の者にはアルコール飲料の販売は禁止、という文言を販売窓口に掲げること

(Intraasia 注:飲酒許可年齢は、国会での議決で決めるのではなく、政府と省の権限下で決める、ということなんですね。まだ1年半ほど先のこととはいえ、飲酒年齢制限が厳しくなるわけだ。この年齢引き揚げの成果は、どれくらい厳しく取り締まり活動をするかにかかてくるでしょう。
 いうまでもなく、アルコール飲料の接取が初めから許されないムスリムには今回の規定改正は関係ないから、対象は非ムスリムということです。 ところでマレーシアで販売されるタバコには大きく警告文が印刷されているので、酒類もそうなるのでしょう。)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】

1万円をある大手銀行で両替すると RM 363.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 399.0 を入手します。
シンガポール$100 を同様に両替すると RM 290.6 を入手します。


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5月27日のマレーシア記事

【違法な木材伐採と野生動物取り引きの国家としてマレーシアを載せた、国連の報告書】
初めて出版されたという、国連の世界野生生物犯罪報告書というリポートが今週発表されました。この報告書の中で、(複数の)違法取引面でマレーシアの国名が上がっています。

野生動物相と植物相における絶滅の危機に面した種の国際取引に関する会議の下で保護された、違法入手の材木をマレーシアが押収したことを、報告書は記している。
「熱帯木材の輸出国として、2013年にマレーシアはそのトップであり、345万立方メートルの木材を輸出した。」

「マレーシアは、アガーウッド(沈香)の違法輸出の主たる源となっている国家の1つである。2005年から2014年までに 7トンを押収した。」
「マレーシアは、象牙の主たる違法輸出先の中で上から2番目にあたる国家である。」 
「マレーシアは、世界でも有数の爬虫類の皮の輸出国である。しかしながら輸出されるその爬虫類の皮の多くは違法に採取したものであり、それが合法な供給網に組み込まれている。」

Traffic Southeast Asia の幹部は言う、「こういった取引面での研究は不十分である。爬虫類の皮の原産地に関する情報がもっと必要である。供給の何パーセントが違法化を我々は知りません。」 (Intraasia 注: この団体は世界的なNGO? 自然保護団体? なのだろうか) 

マレーシアは象牙の主たる違法な輸出先であるが、その象牙の最終目的地は他国です。「それにもかかわらず、象牙がマレーシアを経由する、これが問題なのです。マレーシアは象牙の人気ある経由国となっている。」 「犯罪組織は取締りなどの少ない国を選んで、最終目的地へ送ります。」

Traffic Southeast Asia の幹部はさらに続けて語る、「マレーシアの法律はきちんとしている。しかし取締り官たちがそれを実行するときに良い法律となる。」

国連の世界野生生物犯罪報告書は次のように書く:「野生動物と森林の犯罪はある特定国だけには限らない、グローバルな問題です。」

【AirAsia の今年第1四半期はかなり好業績だった 】
AirAsia Berhad の2016年第1四半期の業績が上場しているマレーシア証券取引所(Bursa Malaysia)で発表されました。 

3月31日締めの第1四半期は好調で、純利益が RM 8億7780万に増えました。これは対前年同期比で6倍近い数字です。業績好調の要因は売り上げ高の増加とジェット燃料の値下がりです。
以下のパーセントの数字はいずれも対前年同期比です

AirAsia Berhad は説明する: 大幅な利益増に貢献したのは 売上高が 31%増加して RM 17億になったことである。 また平均燃料価格(ジェット燃料)は バーレル当たり US$56です。1年前はUS$79だったので、29%下落した。

乗客数の伸びが 17%、 平均基本運賃が11%増加して RM 166、 2015年第1四半期は RM 150でした。 
乗客一人あたりの付随収入(いわゆる Add-onのこと)も増加して RM 50になった、これは5%の増加です。 座席利用率は 85%、 1年前に比べて10%も増えた。

AirAsia Berhad の総負債高は 2016年3月時点で RM 109億になる、現金残高を差引くと純負債額は RM 92億です。
同社は今年第2四半期も マレーシアでの強い乗客需要があると予測しています。

(Intraasia 注: AirAsia Berhad とはマレーシア AirAsia のことであり、 AirAsia グループの中核企業であり且つ稼ぎ頭です。 座席利用率85%というのは、確かに業績が良さそうな数字です。付随収入が基本運賃の3分の1にあたる、この数字から言えるのは多くの乗客は運賃以外にいろいろと支出して AirAsia の業績に貢献しているということですね)

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5月26日のマレーシア記事

【半島部のマレー保留地】
国会における 国家土地法 2015年改正法案に関する論議の中で明らかにされた内容です:

半島部におけるマレー保留地は、面積が増えて2013年の時点で 193万エーカーになりました。(換算すると 約77万ヘクタール = 7800平方km になる)

自然資源と環境省大臣は答弁する、「マレー保留地の面積は減っている、との非難があるが、実際には増えており、1997年の時点に比べて30%も増加したのです。」
「多くの人たちが、マレー保留地の状況が変化していることからマレー保留地は減少していると主張している。土地を管理する担当官庁に問い合わせることをしないで、こういう根拠なき主張がなされている。」

大臣は、マレー保留地の中には開発されている土地があることも認めながらも、そういう土地は置換されたと、答弁しました。
「マレー保留地に関する情報は関係官庁から得てください。」

大臣はまた各州政府に対して、その州内のマレー保留地の土地使用に関して監視していくようにと要望しました。
「マレー保留地は州政府が治めている。それゆえに連邦政府は州政府に対して、状況を監視してくれるようにとお願いしている、同時にマレー保留地をいかに利用してマレー人のために収入を得るかも探って欲しい。」

国家土地法 2015年改正法案は国会を通過しました。

(Intraasia 注: マレー保留地は、ブミプトラとしての優越権が土地保有面で規定されていることを反映したものです。非ブミプトラはマレー保留地を売買できないし、他にも制約を受ける。あくまでもマレー人のための土地であると理解していいでしょう。 どれくらいマレー保留地があるのか知りたいと思っていたので、参考になった記事です)

【マレーシア人の魚の消費量は 年間40㎏】
マレーシア漁業発展公社が明らかにした内容です。
国民は健康への関心が増していることから、魚の消費量が増えている。 平均的国民の年間魚消費量は 約 40㎏である。

魚の輸入量は2015年で 30万3千トン、輸出量が 17万8千トンでした。「他国からの輸入はごく普通のことである。」

市場で目にする多くの大衆魚が、実は輸入されています。これら普通に購入されて消費されている大衆魚 6種とは: kembung, pelaling, selayang, kerisi, cencaru、selar.
(Intraasia 注:残念ながら料理のために魚を買ったことはないし、魚にはかなり疎いので、図鑑でもみて調べないと、このマレーシア語名魚の日本語名はわかりません。)

「時には、これらの大衆魚は他国だけで見つかる、またそういう魚は適当な値段なので需要が高い。 我々はそういう大衆魚を輸入し、価格を管理している。」とマレーシア漁業発展公社議長は説明しました。
「大衆魚 2千万トンが、マレーシア人消費者からの年間需要を満たすために必要となる 在庫量の水準となっている。」 「人口が増えているので、この水準量も近い将来ゆっくりと増えていくでしょう。」

「国内の漁民数は 約13万5千人です。若い漁民の比率の少なさが心配です。 40歳以下の漁民は 30%に過ぎません。」 「この傾向では今後漁民の不足に面することになるでしょう。」 「政府はいろんなイニシアチブを取り入れて、若い世代が漁業界に入るように奨励するプログラムに乗り出しています。」

(Intraasia 注:年間消費量が 40㎏という数字は信頼度の高い数字なのだろうか? 知識として他国の年間魚消費量を知らないので、なんとも評せません。
漁民分野でも国民の従事者が人手不足になっていることは以前から言われている。 いろんな漁村へ行けば、とっくに外国人労働者が漁業分野でもごく普通に雇われていることがわかります。)

【イミグレセン(Imigresen)の出入国管理システムに対する妨害行為】
(イミグレセン(Imigresen)が導入している、出入国管理システム myIMMs がその運用において妨害行為を受けているとの嫌疑がかかっていることから、警察などが既に捜査に入っている。当サイトでも既報しました)

ザヒド副首相兼内務大臣が明らかにしました: 数か月間に渡る捜査の結果、警察は出入国管理システム myIMMs に対する妨害行為の嫌疑で、イミグレセン(Imigresen)職員を含めた約100人を逮捕した。逮捕者には犯罪組織の者も含まれている。

逮捕されたイミグレセン(Imigresen)職員の多くはクアラルンプール国際空港に勤務する者のようです。「逮捕されたイミグレセン(Imigresen)職員は金銭的利益のために、犯罪組織に手を貸していた」 と副首相。

(Intraasia 注:イミグレセン(Imigresen)長官が、myIMMsに対する妨害行為は既に 2010年から始まっていたと、別のニュースで発言している。クアラルンプール国際空港などで出入国者を検査するはずの自慢のシステムが、十分に機能していなかったということですね)

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5月25日のマレーシア記事

【単なる象徴的役割を超えたジョーホール州スルタンの地位】
ジョーホール州スルタンは、(5月14日から17日まで)州内を4日間旅行して州民と交流する ”ジョーホール州スルタン家が州民と近しくする旅” を行いました。
その後でスルタンは スルタン公式フェイスブックサイトに一文を掲載しました。 その中で州民に感謝の言葉を伝えるとともに、Raja dan Rakyat Berpisah Tiada (“王與民共存”) という文句を強調しました。

4つの言語から成る、州民への感謝のことば: “terima kasih”、 “thank you”、 “xiexie” 、  “romba nandri”
Intraasia 注: 4つは、それぞれマレーシア語、英語、華語、タミール語でありがとうという意味になる

今年の旅行も成功裏に行われたことから、スルタンは州政府、官庁、警察、軍隊、消防、民間の護衛隊などに感謝を表明しました。そして書く、「私は我がジョーホール州民に感謝し同時に称賛します。」 「天気に関わらず、彼らは我々をその地で大いに歓迎してくれた、我々はそれに感動した。」

(Intraasia 注:スルタンのフェイスブック上の文言によれば、スルタンがこのようにあらかじめ計画した日程で州内各地を訪ねるイベントは毎年行われているそうです。そういえば今回、特別に大きなトラックで各地を訪問開始するときのニュースが載っていた。 各州スルタン家の中で、ジョーホール州スルタン家はまことにパフォーマンスが派手であり且つ好きなスルタン家と言えるでしょう。 同家のことを載せるマスコミ記事の頻繁さからそう感じる。
上記のマレーシア語文句 ”Raja dan Rakyat Berpisah Tiada” は 「スルタンと市民・大衆の間は離れていない、隔たりがない」 といった意味です。華語新聞はなぜか “王與民共存” 王と民の共存といった訳語を掲げている。 
マレーシアは一般的に立憲君主制と分類されるが、西欧諸国を念頭において使われる立憲君主制とはかなり違う。マレーシアの王制とスルタン制は、絶対王政に近いくらい王の権限を高めているタイ王制ほどではないが、象徴的な地位である西欧型の君主制とは相当な距離感がある。 スルタンは実質的に州首相を選択することへの承認権を持っている、つまり単なる形式的同意の役目ではない。さらに州スルタンはイスラム教のその州における守護者でもある。州のイスラム教細則はその州権に属するという前提がある。)

【1つのマレーシア発展会社 (1MDB)に関連して、シンガポールでスイスの銀行が業務停止命令を受けた】
(1つのマレーシア発展会社 (1MDB)は財務省がその株式の100%を保有する、国家が後ろ盾になっているファンド企業です)

問題を抱えた1つのマレーシア発展会社 (1MDB)に関するグローバルな調査によって、これまでに最大の犠牲者を生み出した、すなわち 143年の歴史を持つスイスの銀行 BSI です。

シンガポール当局は、BSI SA のシンガポール現地法人に対して閉鎖を命じました。これは、スイス当局が BSI 銀行に対する刑事訴訟手続きを始めたことからです。

1つのマレーシア発展会社 (1MDB)と BSI はどのように関係しているか
1つのマレーシア発展会社 (1MDB)は2012年9月に、あるベンチャー企業に持つ株式を US$23億で売却した、その見返りとして Bridge Partnersが運営するケイマン島登録のファンドのユニットを受け取った。
そのユニットは その子会社 Brazen Sky の所有下にあるとのことであり、証券保管機関としてシンガポールにある BSI を通して保持していた。

取り引きとそれらに関係した者たちは、シンガポールで行われたものを含めて、刑事訴訟の対象となります。

(Intraasia 注:長い記事をはしょったので、内容がよくわからなくなりましたが、 1つのマレーシア発展会社 (1MDB)問題の網に絡んでスイスの銀行が関与していることが捜査されているようです。今回もニュース源と捜査主体はマレーシア国外ですから、 これによって1つのマレーシア発展会社 (1MDB)問題の膠着状態が解消に向かうかどうかがわかるのは、まだまだ時間が必要でしょう。
いずれにしろ、複数の国際的金融資本とそのごく少数の経営陣たちががいわばマネー遊びする中で、マネーロンダリングにも関与しているのではという疑念を、シンガポール当局に抱かせているらしい。 1つのマレーシア発展会社 (1MDB)問題は複雑である。マレーシア政府が問題解明に後ろ向きであるためなおさらだ。)

【国民の世帯負債総額】
国会の質疑応答で、財務省から示された返答の内容です:

マレーシア国民の世帯負債総額は2016年3月時点で RM 1兆400億になる。 これは国内総生産 (GDP)の 89%にあたる。
世帯負債総額の80%は 銀行からの負債です。 

世帯総負債の増加率は過去は高かった。 2010年が14%、2015年が7.3%であったが、今年3月時点では 6.5%の増加率に減った。

(Intraasia 注:マレーシア経済の問題点として常に言われる数字が、世帯総負債の GDPに対する比率の高さです。依然として世帯負債総額は増えているようです)


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5月24日のマレーシア記事

【KLIA2 での違法タクシー行為が増えている、と道路交通庁】
クアラルンプール国際空港における違法なタクシー活動はより厚かましくなっている、と道路交通庁 JPJ は描写する。道路交通庁が今年逮捕した、違法なタクシー行為容疑者は既に 31人になる。2015年は1年間で 19人でした。

KLIAとKLIA2 での違法タクシー活動を抑えるための取締り活動に関する、記者会見の場でJPJ幹部は語る、「違法なタクシー活動が増えている。 違法タクシー活動の多くはKLIA2敷地内 で行われている。逮捕者 31人中の23人がKLIA2です。」

「違法タクシー行為に外国人も加わっている。今年の逮捕者中にバングラデシュ人とパキスタン人がいます。」
 「違法タクシー行為のある例: ジョーホールバルまでの往復料金でRM 1800を得た運転手がいる。 高い罰金額にも関わらず、違法タクシーを運行するわけだ。 違法タクシーの客引きは外国人を狙うことを好む。マレーシア人は既に空港でのタクシー運賃システムを知っているからです。 旅行者は餌食になりやすい。アラブ人が最も狙われやすい対象です。」

道路交通庁 JPJ幹部は、市民に対して、合法なタクシーサービスだけを使うようにと呼びかけています。「 一般に違法タクシーは乗客輸送に関して保険をかけていない。」
違法タクシー行為で逮捕された者には有罪となれば、 最高で罰金 RM 5万、または最高で懲役5年、またはその両方に処せられる。

(Intraasia 注:クアラルンプール国際空港における違法タクシーの横行は1990年代末の開港以来のいわば悪性腫瘍といえる。 最悪期はロビーでその活動が公然と横行していた。 近年はだいぶ下火になったようだが、去年頃から KLIA2 に進出してきた。彼らは Gatewayショッピングセンターの通路などで旅行者に声をかけている。 見ていると、それに応答する者がいる。無視、これが一番良い対応法です。 
空港当局は違法タクシー行為者が敷地内に停めている車を取り締まるべきですね、そういう面での取り締まりも必要です。なお違法な客引きが違法タクシー運転手と組んでいる場合がほとんどでしょう。
KLIA2 でのタクシーとバスの情報は 『KLIA2 の案内と交通機関情報 』 に詳細に正確に載せていますので、クリックしてください。 せめて日本人利用者は違法タクシーを使わないようにしましょう。」

【ツーリズムマレーシア議長の非難をはねつける AirAsia 】
( 無所属ながら野党陣営に属していた元国会議員の華人が昨年 ツーリズムマレーシアの議長に任命された。この議員は当時から AirAsia を強く批判していたことで知られる)

ツーリズムマレーシアの議長が、先週北京で開催されていた旅行展示会の例などをあげて AirAsia を強烈に批判したニュースが流れました。
AirAsia Berhad の最高経営責任者(女性)が反論しました:ツーリズムマレーシア議長による非難とは違って、 AirAsia はマレーシア空港持ち株会社に対して、未払いの負債は一切ありません。

「AirAsia は首尾一貫して 空港利用者サービス料を空港持ち株会社に支払っています。」 「ツーリズムマレーシア議長のごく最近の声明は AirAsia の評判をさらに傷つけようという意図のものであると捉えます。」 
「ツーリズムマレーシア議長として、マレーシアを広報することに焦点を絞るべきであり、上場している航空会社を攻撃することではありません。 AirAsia はマレーシアのツーリズムの成功に貢献してきました。」

ツーリズムマレーシア議長はその以前の言動のために、 AirAsia によって名誉棄損の訴訟を起こされている最中です。同議長は過去、 AirAsia は空港持ち株会社にRM 5千万を超える負債があるとして AirAsia を非難していました。 そこで AirAsia 側は2015年7月にこの元国会議員に対して、名誉棄損の裁判を起こしました。

(Intraasia 注: この元国会議員は唯我独尊的態度で知られる。 こういう人物がなぜツーリズムマレーシアの議長に任命されたのか知りませんが、以前から AirAsia との仲が悪いことは周知の事実です。 ほとんど週刊誌的な話題のニュースといえる。)

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5月23日のマレーシア記事

【反汚職委員会がペナン州首相の自宅を捜査したことへの反応】
(ペナン州は希望連合 (Pakatan Harapan)中の民主行動党DAPが中心となって州政権を握っている。民主行動党DAP書記長が州首相に就いている。 スランゴール州は希望連合 (Pakatan Harapan)が州政権を握っており、州首相には公正党の副総裁が就いている。 政権与党のBarisan Nasional (国陣) にとってこの2州が非常にしゃくに障る存在となっている。そこでUMNOは行動党の牙城であるペナン州政権への攻勢を始めた)

5月22日反汚職委員会は5月22日に車4台から成る捜査官をチームを送ってペナン島ジョージタウンにある州首相の自宅を捜査しました。これより以前、ペナン州首相夫妻は2日間に渡って反汚職委員会のペナン州支庁へ呼び出されて事情徴収を受けていました。

これは,州首相が購入した一軒家の価格 RM 280万をめぐって、ペナン州では野党側になるUMNO(マレー与党、名称は統一マレー人国民組織)議員らが市場価格を下回って買ったと批判していることが発端です(そのため、反汚職委員会の捜査が始まった。) さらに州の野党側の議員は、Taman Manggis にある州政府公有地の売却が、州首相の自宅購入に関係していると主張しています。この件も反汚職委員会の捜査が行われている。

スランゴール州州首相は、反汚職委員会によるこの捜査を批判して、野党陣営の指導者に対する偏見を明確に示している、と評しました。「その一方この取り締まりは、汚職嫌疑のある Barisan Nasional (国陣) 陣営の幹部政治家に対する寛大さを引き立たせることにもなっている。」

「反汚職委員会の捜査は州首相夫妻、弁護士の立会いの下に行われたが、今回のような行為は捜査における公平さなどの問題に大きな憂慮観を与えるものである。」 とスランゴール州州首相の声明。 「反汚職委員会は捜査を行う上で公正で公平でなければならないだけでなく、公正で公平に見えるようにもしなければならない、そのことは最も大切である。」

(Intraasia 注: UMNO(マレー与党、名称は統一マレー人国民組織)の総裁でもある、ナジブ首相の個人口座にサウジアラビア王族から 前回の総選挙前に政治献金の名目で US$6憶8千万という巨額の金が入ったことは、既に首相自身認めている。反汚職委員会はこの件を問題なしと既に判断した。ナジブ首相はこの金の一部を実弟に渡して、与党陣営の政治家などに分配させた。実弟は大銀行である CIMBグループ会長という有名経済人です。反汚職委員会はこの銀行会長に関しては聞き取り調査さえもしなかった。 
反汚職委員会のこういった一連の行動を眺めておれば、なにやら非常なる政治的判断が背景にあるのではと、感じる国民は少なくないことでしょう)

【タクシー運転手をして稼いでいたパキスタン人を逮捕した】
道路交通庁JPJ は得た情報を伝えられて、当局自身も驚いています。 というのもクアラルンプール圏でパキスタン人がタクシー運転手として働いていたからです。

道路交通庁の副長官は記者会見で説明する: 今週 JPJ が行った特別取締りによって KL中心部のブキットビンタン街でパキスタン人運転手が2人逮捕された。2人は自動車運転免許も商業車輛運転免許も持っていなかったが、客を載せようとしていた。 この2人はイミグレセンに引き渡しました。タクシー車両は押収しました。

「この件に関して報告書を陸上公共交通委員会 (SPAD) に提出します。そして違法に外国人に貸し出していた車輛持ち主に対する処置をしてもらう。」 「これまでの調査によると、今年初め頃からこういう違法行為が増えているようだ。」

これとは別に、クアラルンプール市内の道路でトラックを運転していた外国人2人が逮捕されました。1人はインド人、もう1人はインドネシア人です。

(Intraasia 注:マレーシア人のいわば悪慣行と腐敗思考である、アリババ行為はいつになっても止まない。 昔からタクシー運転手に外国人がいるという話は絶えずある。タクシー車両を貸し出す奴がいるからこそ、そういう行為ができる。この問題は卵が先か鶏が先かとは違う。
タクシー運転手は国民だけが就ける職業です。 だから国籍を得ない限り、外国人は就けない。 なおタクシー車輛を国民だけど商業車輛免許証を持たない誰かに貸し出して、いわば白タク営業させるのは昔からあることです。)

【ペナンで開かれたアニメフェスティバル】
ペナン島ジョージタウンにある Esplanade で先週末アニメフェスティバルが開催され、1万人を超える若者が集まりました。

これは ペナンアニメ祭り 2016年 というフェスティバルで、日本のポップカルチャーの関連事の好きな若者たちが集まって、エキサイトなひと時を過ごしました。

(Intraasia 注:コスプレの発表会やアニメ関連のイベントは、今ではクアラルンプール圏の会場だけでなく、西海岸部の大きな都市部で時々行われていることが、ニュースからわかります。 東海岸州ではこういうイベントは開けない。サバ州サラワク州ではどうなんだろう? )

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5月22日のマレーシア記事

【イスラム国 (IS) に関する最新の取り締まり活動で、容疑者マレーシア人14人が逮捕された】
警察は 6つの州で特別取り締まり活動を行って、イスラム国 (IS) に関係する過激者との容疑で 14人のマレーシア人を逮捕しました。この取締り活動は本庁直属の 特別部反テロリズム部隊が行いました。

逮捕された中に女性1人が混じっていました。男性13人の年齢層は 22歳から49歳で、職業はメカニック、航空機整備士、肉体労働者、民間会社での被雇用者、また2人は自営業者であると、警察庁副長官が明らかにしました。 副長官によれば、5月17日から20日にかけて、クアラルンプール、ジョーホール州、スランゴール州、ペラ州、ケダー州、ペルリス州で彼らを逮捕した。

消息筋によると、その女性はカラオケクラブで働いており、高級エスコートガールもしているとのこと。「彼女は過去の宗教的罪を償うためにイスラム国 (IS) に加わった。当局は彼女の顧客筋の身元も洗っている。」

イスラム国 (IS) に関係する容疑者の逮捕者は今回の最新逮捕者を入れて、 2013年2月以来の合計で 193人になります。

「8人の容疑者は、シリアのイスラム国 (IS) とフィリピン南部の Abu Sayyaf グループに送金したこと(の容疑)で逮捕した。 彼らはシリアにいるマレーシア人イスラム国 (IS) 戦士 Muhammad Wandyとつながりがある。その男はマレーシアから戦士をリクルートしている。」 と副長官 「8人中の1人は Muhammad Wandyの親族 (兄とのこと)である。」 

「逮捕者中の2人は、フェイスブックを通じてイスラム国 (IS) のプロパガンダを広めた。自家でイスラム国 (IS) 関連の会合を開いた者もいます。」

(Intraasia 注:警察がイスラム国 (IS) シンパや隠れ構成員を断続的に逮捕しているニュースは新聞に載る。 いつのまにか200人に近くになったようだ。あくまでも警察発表であり、どの程度の容疑者なのか、違反行為に至る以前の拘禁なのかといったことはわからないし、マスコミはその点をあまり詮索しない。逮捕者の声はまず載せない。
カラオケクラブでうんぬんが宗教的罪であるという言及が載っている。そうした場所で働くこと自体は違法ではないにもかかわらず保守的宗教徒はこういう捉え方をしますね。ただ現実としてマレー人も出入りするダンドゥットクラブのような店もある。)

【卵1個1個の殻に Halal 認証ロゴの印刷は規則違反である】
イスラム教発展庁 (Jakim) が指摘しました:  卵1個1個の殻に "Halal" の認証ロゴを印刷している鶏卵業者がある。これは ハラル認証ロゴ表示規定に違反している。

「イスラム教発展庁 (Jakim) が 鶏卵の出荷所に対して ”マレーシア Halal 認証”を発行しているということを消費者は知っている。これは卵の清潔さを保証し包装過程に問題がないことを示すものである。」

最近ソーシャルネットワーク上で流布しているという、Halal 卵の件に関して、イスラム教発展庁 (Jakim) が声明を出しました。これはやり過ぎであるとしています。
先週 あるマレー発信者がフェイスブック上に 卵1個1個に Halal 認証ロゴを印刷した卵の写真を掲載しました。これがネット上で論議を起こしています。

(Intraasia 注: 写真を見ると、お馴染みの Halal 認証ロゴが卵の殻に印刷されている。スタンプで押しているのだろうか?  多少手間のかかることであろうが、確か日本の卵は殻に消費期限が貼ってあるのでは、とうっすら記憶している。それとも今は行われていないのかな? 同じような手間ではないだろうか。 卵に押したHalal 認証ロゴ が話題を生むところは、いかにも現代マレーシアらしい点だと感じる)



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5月21日のマレーシア記事

【国籍を離脱したマレーシア国民の9割は華人だった】
国会における質疑の際に内務大臣が書式答弁した内容です:

2006年から 今年(2016年)4月までの 10年間でマレーシア国籍を離脱した国民の数は 56,576人である。その内の大多数である 49,864人が華人です。
そしてマレー人が 834人、インド人が 1833人、 その他の民族が 4044人です。 (Intraasia 注;その他民族とは、サラワク州サバ州の先住民族などを指す)

一方同期間中にマレーシア国籍を取得した外国人の数は 43, 453人になる。 その中で主たる外国人の国籍は インドネシア、インド、タイになる。

(Intraasia 注:大変興味深い数字です。国籍離脱者に華人が多いことは全然不思議ではないが、9割も占めるとは想像した以上の比率です。華人の人口比は約25%なので、実質的にはさらに相対的な割合が増すことになる。 
一方国籍取得者の国別人数がこの記事には書かれていない。大臣が言わなかったのか、記事が省いたのか? 残念ながらわからない、比率が知りたかった。 昔からインドネシア人がその多数派であろうことは言われてきた。インドネシア人は永住権獲得者中にも多いはずです。)

【ムスリムと非ムスリムにおける子供結婚の組数の推移】
国会の質疑応答で 女性と家族とコミュニティー省副大臣が答弁したものです:

2010年から2015年までに子供結婚の総数として 9061組が登録された。 その内 6286組は男性18才未満、女性16歳未満の ムスリムカップルの婚姻であり、シャリア裁判所によって承認された数である。
残りの 2775組は 非ムスリムカップルの婚姻であり、国民登録庁に登録された数である。

マレーシアにおける合法的結婚可能年齢は 非ムスリムの場合18歳以上です。16歳未満の者が結婚する場合は父母からの同意及びその州の州首相からの書式による承認が求められる

シャリア裁判所の記録によると、 ムスリムの子供結婚は2010年から2012年は増加を記録した、すなわち 2010年 891組、2011年 1045組、2012年 1095組でした。
そして2013年は 1090組、2014年は 1032組、2015年は 1025組とやや減少した。

この同期間中に、非ムスリムの子供結婚も似たような傾向を示した。国民登録庁の記録に基づいた非ムスリムカップルの子供婚姻数は、2010年 553組、2011年 502組、2012年 486組、 2013年 514組 が登録した。そして 2014年 410組、 2015年 328組と減少した。

「子供法に関する改正が2015年に行われたが、子供の結婚に関する規定については何ら定められていない。なぜならそういうことは家族法が定めているからです。」
「しかしながら我が省はこの問題に対処していく方策を取っています。保健教育や覚醒プログラム、相談などです。」

同副大臣は続けて説明する: 「法定年齢未満の子供結婚に関する特別対策委員会が組織されている。関係省庁の代表者、子ども人権活動家、学者などがその構成者です。」

質問議員が、子供結婚における離婚率に関して詳細な研究が行われているのかと質問したことに関して、同副大臣は答えて言う、「それは行われていない。しかしながら最近の調査によると、子供結婚における離婚率は 0.4%に過ぎません。」

(Intraasia 注:マレーシアでは、民法、家族法の範疇は、イスラム法と市民法に2分され、適用対象が厳密に分かれている。
この記事も大いに興味ある数字を明らかにしている。国民におけるムスリムと非ムスリムの比率は約 6対4 である。これを基に考えなければならない。ムスリム保守層の中には、法定年齢未満でも子供結婚は認めるべきであるとの意見があるようであり、その背景を知れば、子供結婚を一律に禁止するのは今後も無理であろう。 この大臣の取って付けたような答弁がおかしい、 0.4%とは何を基準にした離婚率であろう? 1年後? 2年後? 
非ムスリムにおける子供婚が意外ともいえる数があるのは、主としてどんな理由からであろう。慣習的な理由から、宗教的理由から、などと推測はできるが、子供婚の民族的偏在もきっとあることでしょう。)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】
1万円をある大手銀行で両替すると RM 362.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 399.3 を入手します。
シンガポール$100 を同様に両替すると RM 289.7 を入手します。

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5月19日のマレーシア記事

【19世紀に現在のマレーシアの地で始まったタミール語教育】
(マレーシアの公立小学校は国民小学校と国民型小学校の2種からなる。国民型は華語小学校とタミール語小学校にわかれている。 初等教育における媒介言語としてタミール語が使われることから、学校種の名称となっている。マレーシアインド人の8割強はタミール人であるゆえに、その昔母語教育としてタミール語小学校が設立されたわけです。なおタミール語はインド国の主流言語であるヒンディー語とは系統(語族)が異なる言語であり、文字も異なる。インド系文字というルーツは同じだが。)

現在のマレーシアの地で(注:1960年代以前はマレーシアではなく、マラヤと呼ばれていた)タミール語教育が始まって、今年で200年になります。

教育省副大臣(インド人)は記者団に述べる、「この200周年を記念していろんな催しが行われることになっている。タミール語クラスのルーツを探ると、それは 1816年10月にペナン島にある Penang Free School においてマラヤの地で最初となるタミール語クラスが設置されたことです。」

「我々はこれを祝うべきです、なぜなら東南アジアにおいて当時、他にタミール語学校制度を設けた国はないからです。」 
「タミール語語教育は我が国で大きく進展した。」 「その昔、タミール語の教師とカリキュラムをインドから移入しました。しかし今ではスイスの教育省が 同国でのタミール語教師の資格として、マレーシアの Universiti Pendidikan Sultan Idris のタミール語教育学士資格 を使っているぐらいである。」 

「” 1つのマレーシアタミール語競技会” はタミール語小学校で学んでいない全ての生徒に開かれている。 タミール語を話す出自がインド人ではない生徒はたくさんいます。」

現在国民型タミール語小学校は全国に 524校ある。 教師の数は1万人近く、生徒総数は10万人近い。 マラヤ大学にタミール語センターを設立する計画もあります。

(Intraasia 注:インド人の人口比は人口の 8%弱に過ぎない。またインド人の分布が州や郡によって極めて偏在していることから、タミール語小学校が皆無またはほとんどない地区が多くなることは自然です。 具体的には、サラワク州サバ州、半島部の東海岸州ではインド人の比率はごく少ない。 そういう不利な現実の中で、インド人界というよりタミール人界がタミール語小学校を盛り立てて維持してきた努力は称賛すべきです。もちろん連邦国家として、政治的にもタミール語による母語教育を維持する方針を堅持してきたからです。 
人口比の少なさ、及び経済的観点からタミール語はいわゆる 族際語 としては使われない、華語に比べるとこの差は非常にはっきりしている。しかし言語は単に経済的利点のみから学習するのではない、母語教育の必要性は尊ばれなければならない)

【イスラム国 (IS) が新たに公開した動画でマレーシアとインドネシアに対する攻撃を口にした】
イスラム国 (IS) は5月15日に、インターネット上に長さ16分のプロパガンダ動画を公開した。その中でイスラム国 (IS) 人員に対して、マレーシアとインドネシアへ侵入するように訴えている。

この動画はシリア島北部で撮影されたようであり、元マレーシア聖戦組織の領袖であった人物が登場する。また動画に現れる少年たちが、マレーシアパスポートとインドネシアパスポートを手にしている。彼は今後のマレーシアとインドネシアに対する攻撃を口にしている。動画の最後には、彼らが手にしていたパスポートを焼いてしまう。

【パハン州のオランアスリがイスラム教に改宗した人数】
パハン州の州議会の場で、州のイスラム教に関する特別委員会の議長が答弁の中で明らかにしました:
パハン州に住むオランアスリの内、2015年にイスラム教に入信した者は計 253人になる。彼らはパハン州イスラム教とマレー人慣習協議会にそれを登録した。
さらに2016年は最初の2か月間で 65人のアランアスリがイスラム教に入信した。

(Intraasia 注:半島部の先住民族オランアスリは、元々は精霊信仰のような信仰を持っていたと言われている。中にはこのようにイスラム教に改宗する人たちもいる、キリスト教に改宗する人たちもいるそうです。当然ながら、外部からの働きかけがあってのことでしょう)

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5月18日のマレーシア記事

【1つのマレーシア発展会社 (1MDB)を誹謗する者たちには法的処置を取ると、内務省】
(財務省が「100%株式を保有する)1つのマレーシア発展会社 (1MDB)に関して中傷したり誹謗する言動を行う個人、団体、組織に対しては、法的処置をとる、と内務省が明らかにしました。 これは国会における与党議員からの質問に対する内務省からの返答です。

内務省の返答声明の一部: 扇動法1948年、印刷と出版法1948年、刑法などの法律がそういう者や団体に適用できうる。 マレーシアコミュニケーションとマルチメディア委員会からの協力を得ることで、中傷・誹謗する物が広がっていくこと及びソーシャルメディアにおける否定的な思考に対するチェックを強めることなります。

この与党議員(UMNO所属)は、1つのマレーシア発展会社 (1MDB)の誹謗する者たちにはどんな処置が取りうるかを内務省に求める形で質問しました。
内務省は全ての国会議員と一般市民に対して、中傷・誹謗の行為を自制するようにと呼びかけました。

(Intraasia 注:政府とUMNO(マレー与党、名称は統一マレー人国民組織)指導層は、1つのマレーシア発展会社 (1MDB)問題に終止符を打ちたい、しかし依然としてそれは適わない。主に外国から1つのマレーシア発展会社 (1MDB)の負債問題処理や前経営陣の不可解な経営がニュースとして伝わってくるからです。 
1つのマレーシア発展会社 (1MDB)問題は所詮ナジブ首相と切り離せない、少なくとも一般的にもそう捉えられている。だからこそ内務省は、1つのマレーシア発展会社 (1MDB)の不正解明を主張するような勢力に対して高圧的に対処するわけです。)

【KLIAで使われている出入国検査システムは意図的なシステムダウンだと、疑う当局】
KLIA (クアラルンプール国際空港)で入出国する乗客を検査するイミグレセン(Imigresen)システムが疑わしい”故障”によって、システム侵害を受けているのではないかと、当局が疑っています。

内務省の消息筋が述べる: イミグレセン(Imigresen)のシステム myIMMs の運営に関わる全ての者を調べているところです、myIMMsシステムは20年前から使われている重要な空港保安システムです。 このシステムが意図的にダウンさせられているかもしれないと考えられる。このことは汚職を示唆している。

「乗客を検査するシステムを管理する、運営する者たち、つまり当局の係官から航空会社の従業員まで、及びシステム開発会社の従業員まで、が調査を受けているところです。」

「この myIMMs システムがしばしばクラッシュすることから、テロリストや人身取り引き者などの脅威が言われる時代にmyIMMs は果たして適しているのかという、深刻な疑問を提起している。」
「故障回数が多いことはまた、監視リストに載っている多くの者が監視レーダーを潜り抜けたのではということを示唆している。」

myIMMsシステムは 国際刑事警察機構の チェックシステムに2014年からリンクしており、当局側はあるパスポートが紛失したり盗まれたものかどうかを何秒かの間に判断できるようになっている。

消息筋の話: 「システムがダウンした場合は、パスポートには係官によってスタンプが押される。」 「そういう乗客のデータはシステムが復活次第手入力されることになっている、しかしながらそれは行われていない。」

 「システムダウンはあまりにも頻繁に起きている、そのため我々は今では、システムダウンは事故ではなく意図的に起こされているかもしれないと気が付いた」
「政府は、人身取り引き組織の活動や 保安面での欠陥を巧みに利用している者たちに益々憂慮を感じている。」

4週間に渡る取り締まり活動で先週警察は、偽のマレーシアパスポートを使ってスリランカ人たちをジュネーブへ送り込む人身取り引きの容疑で 19人を逮捕した。 逮捕した19人中、6人がマレーシア人で内2人はイミグレセン(Imigresen)係官、 10人がスリランカ人、3人がインド人です。

最近のこと、クアラルンプール圏で監視カメラの技術者として働く ロシア人2人とスリランカ人1人を、スランゴール州で逮捕した。 そこで疑問が持ち上がった。 そのスリランカ人は自国で指名手配者であったにもかかわらずどうしてマレーシアに入国できたのか。さらにロシア人はトルコからイスラム国 (IS) とのつながり容疑でこの2月にトルコから自国送還されていたのです。

(Intraasia 注:KLIA、KLIA2 を一定頻度以上に利用する者なら、既に気が付いているまたは経験しているはずです、それは指紋照合やパスポート読み込みなどのシステムがダウンしていることに遭遇する場合がある。この数年の間に限っても、Intraasia は数回以上システムダウンに遭遇した。Intraasia はその都度審査カウンターの係官にどうしたのかと尋ねますので、システムダウンという返答が返って来ます。毎月KLIA、KLIA2を利用している、という頻繁な利用者ではないにも関わらず、複数回のシステムダウンに遭遇するというのは奇妙だと思っていた。この記事を読んで、なるほどと思わず納得しました。
イミグレセン(Imigresen)係官の汚職は昔から報道されてきたことですから、それがこういう形で表面化することもありえるでしょう。同時にマレーシアの空港での保安システムの欠点はこれに限ったことではないことも感じています。)

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5月17日のマレーシア記事

【”持続できるパームオイルに関する円卓会議”が発行する認証】
”持続できるパームオイルに関する円卓会議”に対して、最大手のプランテーション農園業企業 (複数)から批判が浴びせられました。批判したプランテーション業企業もこの円卓会議の創立メンバーです。

スイスのチューリッヒでの”持続できるパームオイルに関する円卓会議”が 同会議の持続できる認証書 を一時発行停止すると決めたことに関して、大手プランテーション業企業である IOI Corp Bhd は異議を表明しました。

連邦土地開発公社(FELDA) とその系列企業である  Felda Global Ventures Holdings Bhd が自分たちのパームオイル圧搾工場用に発行している ”持続できるパームオイルに関する円卓会議”認証を自主的に取り下げました。 なお連邦土地開発公社(FELDA)はマレーシア証券取引所の上場企業である Felda Global Ventures Holdings Bhd の株式の33.7%を保有している。
取り下げた理由として FELDA側は、小規模プランテーション農園業者の利益のためにこの決定をした、としています。

”持続できるパームオイルに関する円卓会議” の認証が付いたパームオイルは認証の付かない他のパームオイルに比べて多少割高な価格で販売されています。

パームオイルは世界で最も利用されている植物油であり、スーパーマーケットに並ぶ製品の 推定50%ほどに含有されている。 ”持続できるパームオイルに関する円卓会議” が認証する生産者から 供給を受けている、パームオイルの大手使用である企業を上げると、Nestle, Unilever, ColgatePalmolive, Johnson & Johnson、 Kellogg などがあります。

データ
”持続できるパームオイルに関する円卓会議”が認証するパームオイル 1290万トンが世界全体のパームオイル供給量に占める割合: 21%

”持続できるパームオイルに関する円卓会議”が認証するパームオイル に占める産出国の割合:インドネシア51%、マレーシア 42%、パプアニューギニア 5%、

”持続できるパームオイルに関する円卓会議”が認証するパームオイルの主要な生産国と円卓会議のメンバー者数
インドネシア: 161万ヘクタール、メンバー数 112、 マレーシア: 134万ヘクタール、 メンバー数 126、
パプアニューギニア: 18万ヘクタール、 メンバー数 5、 ブラジル: 13万ヘクタール、メンバー数 13、 以下は5万ヘクタールにも満たない国が数か国

”持続できるパームオイルに関する円卓会議”のメンバー数 2819
内訳: 圧搾工場 333、 栽培者 67、 供給チェーンに属する会社 1929、認証を得た施設 3千以上 (Intraasia 注:合計が2819にならない理由を推測すれば、同一企業が工場を運営し、栽培者であり、供給チェーンに属するという場合が多いからなんでしょう)

(Intraasia 注: インドネシアとマレーシアがオイルパーム樹農園の面積で圧倒的な2大国であり、同時にパームオイルの2大産出国である。 世界のパームオイル供給はインドネシアとマレーシアに依存していると言える。なお Felda Global Ventures Holdings Bhd、IOI Corp Bhd などのマレーシアプランテーション大企業は、インドネシアにも直接間接にプランテーション農園を持っている。さらにマレーシアの中規模プランテーション企業の中にもインドネシアに農園を持っている会社があるそうです。
ところで Felda Global Ventures Holdings Bhd、 IOI Corp Bhd がなぜ意義を唱えたのか、取り下げたのかはこの記事だけを読んでもよくわかりませんでした。そこで別の長い記事にその経緯が書いてありましたが、この場では省略します。 )

【最大のオイルパーム農園企業 Felda が今年のパームオイル産出量は減ると発表】

世界で3番目に大きな オイルパーム樹プランテーション企業である、Felda Global Ventures Berhad が明らかにしました:2016年の パームオイルの産出量は17%ぐらい減るであろう。これはエルニーニョ現象が起こしている干ばつ気候が作物に影響を与えているからです。

パームオイルの主たる産出地である東南アジアでは広範囲に渡って収穫が減少しているために、パーム原油の価格が8月までに最高10%上がりそうです、その後は20%ほども上がっていくであろう、と Felda Global Ventures Berhad の新最高経営責任者がメディア向けの場で述べました。
「収穫が減っているのはエルニーニョのせいです。」 「パーム原油の価格は 今年8月までにトン当たりRM 2600から2800までに上昇するでしょう。」
現時点ではトン当たり RM 2566です。

環境団体はパームオイル業界を益々批判しています。つまり森林を切り開き続けている、東南アジアを覆う煙霧を起こしているという批判です。
パームオイル製品は食品から化粧品まで多くの品に使われており、マレーシア経済にとって、及びインドネシア経済にとっても極めて重要です。

(Intraasia 注:Felda Global Ventures には上記の記事のように公資本が入っています。パームオイルの生産量と価格は、重要なマレーシアにとって重要な経済指標の1つです。欧米の環境団体の批判があろうと、考えられる将来マレーシアがパーム樹農園業を大きく転換するようなことは考えられませんね。)

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5月16日のマレーシア記事

【不法に線路を渡ろうとした住民がETS電車にはねられて死亡】
マレー鉄道の(複線電化線路を走行している) ETS電車にはねられて、19歳の男性が死亡しました。この男性は不法に線路を渡ろうとしたとみられます。
パダンブサール発 クアラルンプール行きの ETS電車にはねられたこの事故は5月15日午後5時頃、ケダー州 Jitra付近で起きました。

地元警察の長によれば、近くの村の村民である死亡者は線路向こう側にある雑貨店へ買い物に行くために線路を渡っていたとのことです。「この若者の家は線路際にある。」 「 事故の後電車はしばらく現場に停車したが、乗客がいることもあって、警察の調査が終わり次第運行を続行した。」
「2015年7月に ETS の運行がパダンブサール迄延長されて以来、人が電車に引かれた初めての事故です。

ETS電車は最高時速140㎞で運行している、とマレー鉄道職員は説明する。

(Intraasia 注:複線電化プロジェクト前の時代に線路横断しようとしてはねられて死亡した事故はもちろんある。 線路際や近くに住む住民が線路上を直接渡るという行為は長年続いてきたので、依然として行っている人は少なくないことでしょう。ディーゼル機関車でけん引されていた頃の列車のスピードと ETS電車のスピードはかなり違う。 長年の行為が列車のスピード判断についていかないということかな、いずれにしろもうこういう危険行為は止め時なのに,聴こうとしない人がいる。)

【ムスリム向けのハラルスピードデートの催しには男女同数の計 144人が参加した】
先週の月14日にクアラルンプールのある会議場を会場に借りて、ムスリム男女向けにシャリア法に準拠した、ハラルスピードデートの催しが行われました。

今回の催しでは男女とも72人の参加者、合計142人、が出席して過去最高の参加者数になりました。これまでは女性の参加者の方が男性よりずっと多っかった。

主催者である HalalSpeedDating.com の最高経営者は言う、「我々が最初に始めた頃は、女性5人に対して男性1人の割合だった。ありがたいことに、今や男女数のバランスを取れるようになった。」 ハラルスピードデートは2015年に始まり、経営責任者によれば今回が第9回になるとのことです。

今回のハラルスピードデートでは、午前の部が終わって、さらに午後の部に続きました。 記者が観察したところ、参加者はマレー人青年層で20代と30代です。多くは定職があるようだが、付き合う相手を見つける時間がないようです。参加者中には学生もいます。

ハラルスピードデートは一般のデートサービスと似ており、参加者には互いに知り合う時間が制限されている。異なる点は、女性参加者にはそれぞれ保護者が同伴して、(スピードデートサービスの場で行われる)会話などを見守る点です。さらに参加希望者を厳しく審査して参加者を選ぶ点です。
従って主催者の審査を通った者だけが、ハラルスピードデートの催しに参加できます。参加費は1人RM 120 、早割の場合はRM 80です。

主催者の話では、参加希望者の中には既婚の男性が複数人いたとのこと。彼らは第2妻を娶りたいとの目的です。
女性参加者からの既婚男性の参加も認めることへの同意がないことから、主催者はそういう目的の既婚男性の参加は認めませんでした。

「女性参加者の内で、参加申込書に既婚男性との結婚を希望すると記した人は1人もいませんでした。」 「我々は初婚となる申込者だけに焦点を絞りました。」 と主催者のHalalSpeedDating.com。

(Intraasia 注:5月13日に載せた記事の続報です。 マレーシアムスリム界では、”ムスリムによるムスリムのためのムスリムの何々”を好むまたは選択する人たちが増えていることは間違いない。そういう観点からこのスピードデートサービスをみるべきでしょう。非ムスリムの観点だけで捉えるととても受け入れられないことがあるからです、例えば女性だけに加えた保護者の同伴といった規則など。保護者は必ずしも親である必要はないだろうが、親の場合が多数ではないだろうか。 これを見ると、何やらアラブ的慣習を持ち込んでいるかのような感じを抱く。一部のアラブ国家では娘のデートに男親族が同伴するらしいからです。 )

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5月15日のマレーシア記事

【海上警察の船艇に似せた船を使っていたタバコと酒の密輸グループ】
輸出入禁制品を密輸する者たちが、当局から発見されないようにと海上警察が使っている船艇に似た小船を使っています。

海上警察が、同警察のパトロール船に似せた色に塗ったスピードボートを使っている密輸グループを摘発したことで、密輸グループの手口が発見されました。

第2南部管区の海上警察の長がジョーホールバルで行った記者会見の場で語りました、「我々が押収したスピードボートはサイレンと標識灯さえ装備していた。 慣れていない眼の市民はこれを警察の船だと思ってしまうことでしょう。」  「今回のことは警察にとっても初めてのこと である。警察のボートにそっくりな密輸グループのスピードボートに出会ったことはこれまでなかった。」

密輸組織が禁制品のタバコと酒を Pontian Besarを経由して密輸しようとした企てを水上警察が砕いた取締りの件を、同警察の長は話しました。
この取締りは、13人の取締り部隊が5月12日の午前1時頃密輸グループを急襲しました。「ポンティアン地方の Lorong Amanにある 民間の波止場で、彼らは密輸入品のタバコと酒を降ろしていた最中だった、地上では貨物トラックが3台待っていた。」

「密輸グループの者たち、10人位、はマングローブ林の中へ逃げうせてしまったが、品物は置き去りにした。さらにボート2艘とトラックもだ。」

取締り部隊が差し押さえた密輸品の量は、酒が 2880瓶、 タバコが 10400カートンです。これらの価値は税金と関税で合計 RM 148万にもなる。ボート2艘と3台のトラックの価値は RM 110万になるでしょう。

「その密輸組織はマレーシア人と外国人から成っており、数か月前に成立した。」 「2016年5月までに、第2南部管区海上警察が差し押さえた禁制品のタバコは 67万カートンであり、税金と関税分で計 RM 830万になる。」

同じ事件を 別の新聞(華語紙)は次のように書く:
グループが置き去りにしたタバコと酒とボート2艘と3台のトラックの総価値を RM 2600万になる (これは市場価値なんでしょう)。
今回発見した密輸グループは護衛艇の形で豪華な船を使っている、ことを警察は発見した。

取締り部隊が急襲した現場で発見した彼らのスピードボートは 300馬力のエンジンを4機取り付けていた。このエンジンだけでRM 36万になる。
「警察は逃げた奴らを追跡したが、森林地の現場は暗く見失った。」

グループが現場に残した禁制品のタバコと酒はその市場価格で計 RM 148万になる。トラックとスピードボートの価値を加えると、全部でRM 2600万になる。

(Intraasia 注:犯罪報道を比較的詳しく載せる傾向のあるこの華語紙の記事は細かに書いている。300馬力のエンジン4機とは1200馬力の超高速で走るボートになる!
 禁制品の推定市場価格を知ると、1回の密輸規模の大きさがわかる。さらにボートとトラックの価値まで含めれば、この密輸グループが扱う不法資産?の価値は相当なる額と言える。 そして密輸品を国内各地で卸す?さばけるネットワークを持っているわけだ。 地下経済で暗躍するこの種の犯罪グループは、どうしてこれほど資金力が豊かなんだろう、配下の者たちも直接の手下だけでなく、ボートを改造したりトラックで運送したりする者まで入れれば、10人をはるかに超えることがわかる。 こういう犯罪グループの裏にいるボスはきっと表向きは合法ビジネスをしているのだろう。世の中、悪賢い奴ほど捕まらないなあ・・・・ )

【トレンガヌ州におけるウミガメとその卵保護の問題は長年続いている】
トレンガヌ州では漁業庁は、禁止された漁網を使用している漁民に対する取締りを2015年1年間と今年3月まで全く行っていない。禁止とは網のサイズは25cm以上となる。

その理由は漁業庁に取締り用のお金がないからです。予算がつかないことからトレンガヌ州におけるウミガメ保護の努力は危機的でしょう。
漁業庁が行う禁止された漁網や孵化場に対する取締りといったプログラムは予算が1月以来削減されたことがわかっている。

世界自然保護基金マレーシアの幹部は語る: 漁業庁が報告したように2015年はウミガメが 59匹死んだ、それなのにどうして取締りが行われないのかとの質問に、予算がないのだという返答があった。お金がないので漁業庁の船は動かす油が買えないか船が壊れている。

漁業庁は2016年は4月に1回取締りを行った、場所は Setiu と  Kuala Terengganu 地方です。その時40個の漁網を押収した。
トレンガヌ州におけるウミガメの死は、ほとんどがこういった漁網のせいです。その魚網は本来アカエイを取るためのものですが、ウミガメも網にかかってしまう。

漁業庁の取締りに掛かる費用は、1回に最低RM 3300 掛かるとのこと。これには係官の受け取る手当ても含まれる。
消息筋によれば、ウミガメが死んでしまう問題は取締りの欠如であるという。

保護地域12カ所にあるウミガメの孵化場には 何千個もの卵がある。地域名はRedang, Perhentian Island, Rantau Abang, Kerteh, Paka, Geliga, Kemamanです。 それらを管理する漁業庁の職員数は 44人です。 こういう保護地域の海岸に上陸するウミガメは毎年100匹以上を数える。

しかし予算が割り当てられないことで、ウミガメの卵を保護し孵化していく刺激がなくなってしまうとの心配が出ている。反対に卵を市場で売ってしまうかもしれない。

費用削減のために、漁業警備員の雇用が延期されたとのこと。警備員は通常シーズン期間だけ、5か月間から10か月間、雇われる。
このため、 Geliga地方だけで 200のウミガメの巣が失われたと消息筋は言う。

漁業庁に予算が十分割りあてられていないことは、トレンガヌ州の農業・プランテーション・商業作物委員会の議長も確認している、「我々は2015年は取締り用になんら予算を割り当てなかった。。」 「州政府は2016年については1月から5月まではそのための予算を割り当てていない、6月以降に予算を割り当てます。」 「でもウミガメ卵ふ化プログラムは続行していきます。」

(Intraasia 注: トレンガヌ州におけるウミガメ保護と取締りの現状に関して、こまごまと内実が書かれた記事です。州トップ政治家の言葉とは裏腹に、州におけるウミガメ保護は退潮しているようです。 昔からウミガメの保護問題は報道されてきたが、行政による予算措置はどうしても十分につかないことが、この記事からもわかりますね)





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5月14日のマレーシア記事

【ナジブ首相の退陣を求める市民宣言に署名した人が100万人を超えたと、マハティール元首相】
(2016年3月28日付けの記事で既報したように、マハティール元首相と主要野党の幹部、非政府的立場を取る 市民運動やNGOの指導者たちが、市民宣言を発表して署名しました。その中でナジブ首相を平和裏に退陣させるべく、市民による署名活動を行うことを発表していた)

市民宣言に賛意を示して署名運動に加わった人の数が2か月足らずで 127万人に達した、と5月13日マレーシアを救おう運動を代表してマハティール元首相が発表しました。
この記者会見の場には、市民宣言に率先して署名した、主だった組織のリーダーたちも集まりました。

マハティール元首相は今後、国王及び各州スルタンとの謁見を求めることになります、そして民衆がナジブ首相の退陣を求めていることを伝えます。

これまで国王に会うことは適っていないが、早急に国王に謁見することを求めていく、同時に(各州のスルタンが集まって行う)統治者会議でマレースルタンに謁見することを求めていく、とマハティール元首相は述べました。

記者会見の場におけるマハティール元首相の発言から:
市民宣言に同意した署名者は主にインターネットを通して署名した人たちである(別記事によれば 107万人とのこと)。 加えて 20万人は印刷された書式に署名した。
また25万3千人の署名者に関しては情報が不完全なために、(署名者として)受け入れなかった。
事務局員たちが集まった署名簿を逐一審査した。書かれた氏名が身分証の氏名と合致しているものだけを受け入れた。

「集まった署名書類のかなりな量に達するので、全部を私が持っていくことは難しい。そこで署名簿を写真に撮ることにする。それを王宮に持っていきます。」 とマハティール元首相は語る。

「我々は、本来の計画では100万人署名を年末までに集めるつもりだった。しかし2か月余りで目標数を達成できた。署名運動はこれからも継続していきます。」

【日本のアダルト女優がペナンで映画を撮っていると、記事にした大衆紙】

ペナン島で、日本のアダルト女優 イニシャルAS、32歳、と1人の男性が一緒に トライショー(ベチャ)に乗っている写真がインターネット上で広く出回っていると、華語大衆紙が報じました。

この新聞によれば、同女優はジョージタウンで恐怖映画を撮っているとのことです、また彼女は映画撮影のためにペナン島にいるとの自撮り写真をソーシャルメディアに載せました。

(Intraasia 注:二次情報の記事です。Intraasia はこの華語大衆紙を読むことはまずないが、内外の芸能記事が多いことは知っている。ということで、こういう話題も記事にしたということなんでしょう。女優名も書いてあるが、どうでもいいことなので省きました。)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】
1万円をある大手銀行で両替すると RM 363.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 396.3 を入手します。
シンガポール$100 を同様に両替すると RM 288.1 を入手します。

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5月13日のマレーシア記事

【2016年第1四半期の経済成長率は 4.2%】
(長年総裁職にあった前総裁が退任したことをうけて、中央銀行Bank Negara総裁はこの5月から総裁が交替しました)

中央銀行Bank Negaraの新総裁が、国家の2016年第1四半期の経済成長率を明らかにしました。今期は 4.2%の伸びでした、前年同期は 5.6%でした。

総裁は説明する: 「消費者の支出が成長を引き続き推進している、なぜなら物品とサービス税(GST)の影響と価格調整は既に過ぎたからです。これは政府の可処分所得を増やす措置が裏付けている。」 

(Intraasia 注:マレーシアだけではありませんが、いわゆる新興国の経済成長率は高い。 4%や5%は普通ですからね。その反面物価の上昇も肌で感じる。スーパーに並んでいる商品は、1,2年前に比べて軒並みに値上がりしているかの感覚を覚える)

【ムスリム対象の ハラルデートサービスというイベントの話題】
(イスラム法)シャリアに準拠した結婚相手探しのイベントが5月14日に行われます。 Halal Speed Datingが主催するこのイベントは最多で 144人が参加する、これまでにない最大規模になりそうとのことです。会場はクアラルンプールの Telekom Malaysia Convention Centre で10時からです。

Halal Speed Datingの共同設立者の1人、女性、は言う、「今回のイベントは前回のイベントの倍の規模になります。前回のイベントでは良い結果が生まれており、現在までのところ、少なくとも3組が今年結婚することになる。」。 「その内 1組は今週末結婚します。」

「我々はこれまで今回ほどの規模ではやったことがない。これまでのイベントの規模は小さかった。約束した人たちが全員参加すれば、今回は最大のハラルスピードデートのイベント(結婚相手探しイベント)になる。」

Halal Speed Dating はこの女性と彼女の夫が設立しました。彼女の説明によれば、Halal Speed Datingは、巷での付き合い相手探しと異なって、参加者が結婚相手になりそうな人を見つけるように手助けする、というものです。Halal Speed Datingの ハラル方式は、一般的なスピードデートとは違います。通常のスピードデートでは参加者は他の参加者と話す時間が制限されている。

Halal Speed Dating では、女性の参加者は各自保護者を同伴する、その保護者は参加者たちの会話と交流を見守る。Halal Speed Dating における最大の難しさの一つは、「男性の参加者の少なさである」と彼女は説明する。

「まずオンラインで登録してください。その後我々が適当な候補者を選んで当該イベントに参加してもらいます。」 「今回のイベントでは女性参加者の枠は既に売り切れている。男性用のチケット枠は現時点で3人分が残っている。」

Halal Speed Datingに登録すること自体は無料です。参加するためのチケットは RM 120です、ただし早期割引で購入するとRM 80になる。

(Intraasia 注:イベントの趣旨から参加者は当然ムスリム100%と推測される。マレーシアでも行われているそうな、普通のスピードデートサービスは利用したくないという、一部のムスリムを対象にしていることでしょう。 それはとして、近年のマレーシアムスリム界ではますます"halal " 準拠が欠かせない何々になりつつある。 実際問題として、デートサービスに halal が必要または理論的にありえるのかどうかは知りませんが、起業者はムスリム界の潮流を読んでこういうサービスを始めたことだと思われる。
昨年 マレーシア初の halal 格安航空さえ設立された。もっとも経営不安定でその運行問題がニュースになっているぐらいですから、その小さな halal 航空会社が今後いつまで存続できるのだろうか? 一方ハラルデートサービスと呼ぶべきかシャリア準拠の結婚相手探しと呼ぶべきか、呼称はともかくこういうイベントに対してムスリム界の中にある程度の需要はあるでしょうから、  上手に運営すれば小資本ビジネスの起業として成功するかもしれませんね)

【オックスフォード英語辞典の改定版に収録された、マレーシア・シンガポールの常用単語】
(英国の由緒ある) Oxford 現代英語辞典の2016年3月の改定版に、正規の英語単語ではないマレーシア・シンガポールで使われているローカル英単語が新たに 19語収録されました。

この新収録単語の内で、華語起源の単語の例: “wah”(嘩、語尾に加えて意味を付加する)、“char siu”(叉燒、チャーシウ)
マレー語起源の単語の例: “teh tarik”(テータリッ)、“lepak” (あてもなくぶらぶらする意味)
福建語起源の単語の例: “ang moh”(紅毛,西洋人のこと)

さらにシンガポール、マレーシアで使われている 感嘆を示す言葉、例えば “shiok” (喜びや楽しさを伝える時に発することば)も収録された。
“blur” という単語では、我々が普通に使っている ”意味がよく理解できない状態” という語義が収録された。さらに“wet market” の語義で、新鮮な肉魚の小売りまたは卸市場の意味で収録された。

(Intraasia 注: インターネットで少し見たら、シンガポールのサイトが勝手に Singlish の単語が収録されたと書いている。上記の単語はとりたてて Singlish ではない、マレーシアでも十分に使われている。いつもながらシンガポール人の高慢な態度ですな。
世界中どこにでもその地域で生み出された単語、もっぱら使われる単語がある。英語の広範な広がりから、世界各地でローカル英語の単語と用法がより一般化している。もちろん Japanese English の単語もそれに含まれる。 それを正規の英単語と認める、認めないは別にして、使われていること自体に良い悪いの評価は与えるべきではない。オーックスフォード辞典がそういう単語や語義を収録するのは当然なことです。
こういうローカル英語は World Englishes  の1つでもある。 Intraasia は以前これに関して論を書きました。 『マレーシアで暮らすには World Englishes の英語力が必要です』 をクリックしてお読みください。) 

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5月12日のマレーシア記事

【悪名高き Abu Sayyaf グループが身代金目的に誘拐したマレーシア人4人に対する脅し】
(フィリピン最南部に根拠地をおいて何年もの間暗躍しているフィリピン人武闘グループ Abu Sayyaf によって、サバ州海域でマレーシア人乗組員4人が誘拐された事件は依然として解決していません)

Abu Sayyaf グループが4人の解放交渉開始のための期限である5月初旬を設定した後、 人質を処刑するとの脅しが飛び交っている。

誘拐の活動家である教授は語る、「去年11月にマレーシア人人質と今年4月にカナダン人を処刑した後、彼ら(武闘グループ)には人質を殺すのがやり易くなっているかのようだ。」 「彼らは残虐な行いを進んでやってしまうのです。」 「処刑は捕らわれている者たちの家族と政府に圧力をかけるために行われただけでなく、捕らわれて病気になって弱っている者を片付けるためにも行われた。」

「フィリピン軍部隊の軍事的行動によって フィリピン最南部の Jolo島にいる彼ら武闘グループと人質は常に山岳地帯を移動している。そこで、行動が鈍くなり弱った人質は処刑された。」

フィリピン人武闘グループ Abu Sayyaf に誘拐されたマレーシア人4人は、年齢は21歳から34歳までのサラワク州出身者です(注:氏名からいずれも華人だと推測される)。4人は今年4月1日に、サバ州海域の Ligitan 島沖で Abu Sayyaf によって、乗っていたタグボートから連れ去れさられた。このタグボートはフィリピンへ行った後の帰り航路でした。

Abu Sayyaf は人質にした者たちの家族への電話の中で、解放のための交渉開始の期限を 5月初旬に設定したと伝えられていました。

(Intraasia 注:Abu Sayyaf をフィリピン最南部でムスリム自治のために戦う過激組織などと表現するのはナンセンスですね、単なる誘拐身代金要求グループと同じだ。Abu Sayyaf またはその関連グループは1990年代から誘拐事件を2桁回数引き起こしてきた、マレーシア人は唯一ではないがその主たる対象になってきた、ゆえに事件のたびに報道される。マレーシア人人質の内で2015年に男性1人が処刑されたことで、彼らの残虐性がより明るみに出ている。 今回の被害者は裕福な企業家でも旅行者でもない、船で働く労働者だ、多額の身代金を要求されても払えないだろうと推測するのが普通ではないだろうか。 )

【マレーシアの大銀行グループと日本企業によるジョイントベンチャーが中堅スーパーを買収した】

(マレーシアの2大銀行グループの1つが CIMB です。金融資本として翼下にいくつもの企業を擁している)

CIMB 未公開株式(こういう名称の会社なのかな?) と Mitsubishi Corp が共同事業として運営する未公開株式ファンドが 地元マレーシアのスーパーマーケットチェーン Jaya Grocerを買収することに成功したようです。

消息筋によれば、この2社による共同事業会社は Jaya Grocer に約RM 3億を支払った模様です。この額はJaya Grocer の株価評価として、 同スーパーの2016年の株価収益率PERの30倍を超える評価になる。 
「 この取引は高くついているように見える。しかしスーパーマーケット業は小売り業界の中では最も高いフリーキャッシュフローを稼ぐことができる。」 とアナリストは言う。

この共同事業会社は アセアン(ASEAN)産業成長ファンドとして知られる 未公開ファンドを Jaya Grocerチェーンを買収するために使ったようです。主に日本の投資家から成るこのファンドは5年前に規模US$ 1億3千万で設立された。 

さらに消息筋の話では、 同共同事業会社は スーパー16店舗を所有する Jaya Grocerの株式の100%を購入したとのことです。 
今回の買収がアセアン(ASEAN)産業成長ファンドにとって初の買収になるとのこと。なお CIMBグループ持ち株会社は取材に対して、コメントを避けています。

Jaya Grocer は2007年にペタリンジャヤに初の店舗を開いて操業を開始した。16店舗は主にクアラルンプール圏にあり、KLIA2ビル内にも店舗がある。(クアラルンプール圏の Bangsarでかつて有名であった) Giant ハイパーマーケットとTMC の創業者一族がこのJaya Grocerスーパーチェーンビジネスを始めました。

(Intraasia 注:Jaya Grocer というスーパーは高級イメージを表に出した中堅スーパーとでも呼べそうです、各地に手広く展開するスーパーではないので、知名度はあまりない。KLIA2内に唯一あるスーパーなので覚えていた。安売り値段では、大手には適わないような印象がある。さてそういうスーパーチェーンを日本企業も参加する株式ファンドが購入したというニュースですね。未公開企業を上場前に企業買収して、大きく育てようという戦略なのかな。 )

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5月11日のマレーシア記事

【クアンタンはマレーシアの名声ある港湾都市になる】
東海岸経済地域発展協議会 (ECERDC) とパハン州政府は声明を出して、クアンタンをマレーシアの名高い港湾都市に転換すると決定しました。

発表された声明で 東海岸経済地域発展協議会は言う: (パハン州随一の都市である)クアンタンはアセアン(ASEAN)とアジア太平洋地域への主要なゲートウエーとなる態勢ができている中で、クアンタン港では海底の深い港にするべく拡張工事が進展中です、そうなればバラ積み貨物とコンテナ貨物を合わせて貨物輸送重量で 5200万トンを扱うことができる港になります。

「新しい防波堤は建設段階が進んでおり、完成すれば荒波などから保護された港になります。」 「港との連絡道路が完成すると、クアンタン港とマレーシア中国クアンタン工業団地と東海岸ハイウエーの3者間での交通アクセスが大いに向上します。」

 東海岸経済地域発展協議会の最高経営責任者は語る、「港湾都市として及びアジア太平洋地域市場へのゲートウエーとしてのクアンタンの地位が、東海岸経済地域特別経済ゾーンにおける更なる投資の呼び込みと貿易活動に役立つことでしょう。 東海岸経済地域特別経済ゾーンはクアンタンに加えて Gambang地方 とPekan地方 を含んでいる。」

「東海岸経済地域への投資による波及効果がより良い社会経済利益をもたらします。とりわけ仕事と起業の機会を地元コミュニティーにもたらすことになる。」

(Intraasia 注:いかにも国営通信社 Bernama の配信記事らしい、称賛が目立つ内容記事です。 クアンタン港を中国が注視しており、中国資本の工業団地も建設された?またはされつつある。なぜなら西海岸の港と異なって、マラッカ海峡を経ずに直接南シナ海経由で中国南部の港間との輸送になるからです。 この工業団地はしばしば中国のマレーシア投資の模範的モデルに見なされている。とりわけ推進する華人経済界やマレーシア政府による捉え方では。 こうしてより重い積載ができる貨物船がクアンタン港に寄港できるように、深い海底にするわけです。)

【マレーシア航空従業員のユニフォームをデザイン変更する計画が発表された】
Malaysia Airlines Bhd (MAS) は、ファッションブランドの Farah Khanとパートナー関係を結んだことを発表しました。これによってマレーシア航空の象徴的な (マレー民族衣装の)kebaya 及び他のユニフォームをデザインし直すことになります。

ファッションブランドFarah Khanのクリエイティブディレクター自らが マレーシア航空の様々な部署のユニフォーム全体をデザインすることになる。対象部署には客室乗務員、空港部門、エンジニアリング部門が含まれる

マレーシア航空の幹部は語る、「我々のユニフォーム、とりわけKebaya は象徴的なシンボルとして機能してきたし、長年にわたって大きなプライドの源泉でもあった。」

 Farah Khanがデザインする一連の新ユニフォームが発表されるのは、2016年の第4四半期になることが期待されます。その後まもなくユニフォーム製造にかかります。

(Intraasia 注:新最高経営責任者の下で大きく構造改革されたマレーシア航空です。機構改革にも関わらず、MASは依然として国内で最も注目される企業の1つと言えるでしょう。 そういう経緯から、 MAS 女性客室乗務員が身につけている Kebaya 制服は長年そのステータスシンボルでもあったはずです。
マレーシアでは航空会社の一般従業員は客室乗務員を含めて、ユニフォーム姿で通勤するのが一般的だ。もちろんそうではない、エンジニアや整備部門などの部署もあるでしょうが。 AirAsia の真っ赤な女性ユニフォーム姿は目立つためにいつも一般人の目を引く、同様に しとやかな印象のある Kebaya ユニフォームで通勤する女性MAS従業員は長年人の目を引いてきたことでしょう。 ユニフォーム改定後はどんなデザインになるのかな。 Farah Khan というデザイン会社のことは知りません。 )

【国会議員2人が事故死したことで、補欠選挙が行われる予定】

先週サラワク州で政治家らの乗ったヘリコプターが墜落して6人の死亡者が出ました。その内2人は半島部の2つの選挙区選出の国会議員です。

Barisan Nasional (国陣) 陣営の政治家である2人の選挙区は、ペラ州の Kuala Kangsar とスランゴール州の Sungai Besar です。
国会下院議長が今週初め選挙管理委員会に対して2議席が空席になった公式の通知を出したことで、補欠選挙の実施が予想されます。

選挙法に基ずくと、総選挙が行われて議員が就任宣誓をしてから 3年以内にある選挙区で欠員が出た場合は、死亡または辞職などの理由に関わらず、補欠選挙を行わなければなりません。
今回行われることになる国会議員の補欠選挙は、前回第13回総選挙後の 第9と第10の補欠選挙になります。

(Intraasia 注:サラワク州の州議会選挙が終わったばかりですが、またまた選挙の話題がマスコミをにぎわしている。今回は半島部での国会議員の補欠選挙となる)

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5月10日のマレーシア記事

【人気あるロックシンガーで俳優のマレー芸能人が前妻と争っている子供の養育裁判】
(マレーシロック界で長年人気を保っているロックシンガーの1人に Awie がいる。彼はロックグループのボーカルだが、映画やテレビに単独で出演していることを見ると、単に歌手面だけでなく、俳優など他の芸能面でもマレー人聴衆に人気があることがわかる)

俳優でロック歌手である Awie、48歳、は5月9日にクアラルンプールのシャリア下級裁判所で陳述しました: 「前妻 Rozana が求めている子どもの養育に関する全請求は受け入れられないし且つ過大である。 」
なお彼と前妻の間には2人の子供があります。

Awie は被告としての主尋問の中で、その全ての請求に同意しない旨を陳述しました。 「私の2人の子供はまだ小さい、彼らを見守ったことのある父親として私は、実際に子供のためとなる支出のことを知っています。 前妻が要求している金額は全く受け入れられません。」 「その金額は私の子供たちのためのものではないと、確信します。」 とAwieは述べる。

Awie はまた自分側の弁護士から、与えるのが許容できる子供の養育費に関して質問された時に、彼は短く答えた、「(RM 5300の)その額は前妻が意図的に作り上げた。」

前妻の Rozana は、2人の子供のための持続的養育費請求の中でAwieから 1か月RM 5300 を要求しており、その内訳を 飲食費と生活必需品の支出 RM 3000、 住居の費用 RM 1500、住み込みメイドの費用 RM 800 としている。
以下略

(Intraasia 注:ムスリム芸能人の離婚裁判、離婚後の養育権裁判などはマレー大衆紙によく載っている。見出しに目を通しても、その種のゴシップ記事内容まできちんと読むことはあまりない。Awie はかなりの有名芸能人であり、且つ前妻に暴力をふるったことが離婚原因になったらしい以前の報道を覚えていたので、今回ざっと読んでみた。芸能人にはその人気の裏に隠れて、DV傾向があるみたいな人たちがいるように感じる、Awie がどうかは知らないが。 
養育費の請求額がRM 5300というのは、一般大衆の水準より高いのは間違いないが、といって中流の上ならこれくらいの額は請求するのではないだろうか? 
離婚した元夫側が決められた養育費を次第に払わなくなるとの問題が起こりやすいとの点は、過去の新聞の解説記事でよく指摘されている。 これまでに芸能ゴシップ記事を読んだ印象に過ぎないが、この人物は結構高慢な態度の持ち主に映っている、子供の養育費をきちんと負担すべきだという読後感におちつきますね)

【スリランカ人をスイスへ送り込む人身取り引き組織を摘発して19人を逮捕した】
警察は人身取り引きを行っている犯罪組織を摘発して、19人を逮捕したと、警察長官が発表しました。
19人にはマレーシア人が6人含まれており、その6人中の2人がイミグレセン(Imigresen)係官であると、長官。 他の被逮捕者はスリランカ人、インド人で、彼らは人身取り引きの代理人、斡旋などを働いていた容疑です。

この人身取り引きの犯罪組織は、移住者をスイスのジュネーブに送り込んでいたと思われます。「容疑者たちを、偽マレーシアパスポートを使ってスリランカ人を人身取り引きすることに関わっていた容疑で逮捕した。」

警察本庁下にある特別部の係官が4月12日から5月6日までクアラルンプール圏で捜査を行った、その結果が逮捕に結びつきました。

以下は長官のプレス声明から:
「捜査によると、この犯罪組織は、取り引きされるスリランカ人と面貌が似ているマレーシアインド人から彼らの本物であるパスポートを買った。そうして(スリランカ人にとっては)偽パスポートにしたてた。」 「該当パスポートはそれぞれ RM 1千から2千5百で買われたものと推測される。」

「取り引きされるスリランカ人はまず自分たちのパスポートを使って自国へ戻る。彼らが(空港の?)サテライト場所に着くと、人身取り引き組織が前述のパスポポートと搭乗券を彼らに手渡す。搭乗券はオランダ行フライト用です。その後最終目的地のスイスへ向かうのです。」

この人身取り引き組織の手先として働いていたイミグレセン(Imigresen)係官は、出国検査窓口でそのスリランカ人に何ら問題が起きないようにしていた、そのことで係官らは移住者(つまりスリランカ人)1人につきRM 150から350を得ていた。

これまでの捜査でわかったこととして、人身取り引き組織は各移住者(スリランカ人)に対して、この旅程にRM 6万もの金を要求していたとのことです。

(Intraasia 注:世界中で密航や偽パスポートなどを使って豊かな国へ違法に移住する動きが強まっているようであり、その数は千万人の単位であろう。マレーシアもその網の中にあることは以前から明らかな事実です。マレーシアの場合は、主に違法外国人労働者を引き付ける、労働して稼げる国であるが、中には違法移住希望者が他国へ入国するためのトランジットポイントとなる場合もあるようだ。それが今回のニュースです。その暴露された手口はなかなか興味深い、思わず感心する。さらに腐ったイミグレセン(Imigresen)係官の存在は今さら驚きません。
多額な金を払ってまで豊かな国へ行って働きたい、働かざるを得なくなるという国々の民には同情するが、この潮流は止めることはできないであろう。グローバリゼーションというきれいな言葉で表現される現代世界の裏現実の一つでもある、ことは知っておかねばならない)

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5月9日のマレーシア記事

【マレー鉄道複線電化区間での接触脱線事故は重大である】
マレー鉄道西海岸線の複線電化区間で、南下する(従来型の)急行列車と 北上するETS電車列車が接触して複数の車輛が大きく脱線する事故が起きました(8日に既報)。 両列車に合計500人ほどの乗客が乗っていました。

運輸大臣は記者会見の場で、この事故の調査報告書が整うまでには1週間ほどかかると、述べました。「この事故は重大です。従って調査が終わるまで両列車の運転士を職務停止にした。」 「もし前方に障害があれば普通なら列車は停止するはずなので、こういう形の事故はまず起きないであろう。」

「両運転士が安全装置を無効にしたのかどうかを、我々は徹底的に調べなければならない。」 「マレー鉄道は特別調査チームを組織しました。」
「当局は現在事故現場を片付けている最中です。事故が起きた区間は9日には再開することになるでしょう。しかし単線通行だけになるので、運行に遅れはでるでしょう」

(Intraasia 注: 人身に関わる事故ではなかったといえ、この事故は重大です。なぜならこれまで数多く起きてきたマレー鉄道の事故は非電化単線時代ですが、今回は複線電化し、最新の車輛を投入してから起きた見過ごせない事故だからです。 線路や運行システムに起因する問題なのか、それとも運転や保線に関わる人間が原因となる事故なのだろうか?
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Intraasia は昨年に続いて今年も ETSに乗りました。その時気がついたのは、複数人いる女性車掌のいい加減な勤務態度でした。駅で止まると新たに客が乗って来る、その都度車掌は切符を確認する職務があるが、それをきちんとこなしていなかった。携帯でおしゃべりなどをしているのを目にした。 
ETS は従来の列車とは違って若い車掌などを採用し、制服も従来とは全く異なるおしゃれな服を身につけている(上の写真は2016年に撮影した女性車掌)。 従業員の勤務態度に何かが欠けているのは、いつか安全にかかわることにもつながりかねないと、その時思った。)

【トレンガヌ州で200組を超えるムスリムカップルの集団結婚式を行う】
トレンガヌ州では5月14日に 217組のムスリムカップルが集団結婚式に参加します。この集団結婚式はトレンガヌ州家族発展基金が主催して、州内の8つの行政地方にあるそれぞれのモスク(複数)で、午前8時から一斉に始める計画です。

トレンガヌ州女性と家族とコミュニティー発展委員会の議長は記者団に語る、「参加するムスリムカップルの内訳は、 Kuala Nerus地方から37組、Kuala Terengganu地方から33組、m Marang地方から29組、 Kemaman地方から27組、 Dungun地方から25組、 Besut地方から23組、 Setiu地方から22組、 Hulu Terengganu地方から 21組です。」

「これはトレンガヌ州政府が実施し、同基金が運営する、これまでで最大の(ムスリム)婚姻儀式です。参加者434人はいずれも トレンガヌ州生まれの男女です。」

「結婚披露宴の方は、5月22日 午前10時半から、各地方で設定した場所で行います。参加客の総数は 1万5千人になるでしょう。」
「その披露宴に日には、集団結婚式に臨む全てのカップルはそれぞれの結婚カード、及び州政府がスポンサーである BSN(Bank Simpanan Nasional) のプレミアム預金証明書を受け取ることになる。」

(Intraasia 注:マレーシア人は一般に集団結婚式が好きである。華人の場合はバレンタインデーや数時ごろ合わせなど縁起の良い日にちに、同族会館などで行うことが知られている。ムスリムはもちろんモスクで行うが、こちらもイスラム教的解釈の良い日とか、公的機関の主催で行うようだ。この場合主として結婚式費用の節約が狙いのようです。
集団結婚式のようなイベントはもちろん個人の好み次第でしょうが、一般的に拒絶する捉え方はそれほど強くないように思われる。だからこそ毎年よくニュースになると言える。 )

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5月8日のマレーシア記事

【サラワク州議会選挙は与党陣営が圧勝した】
サラワク州では5月7日に第11回州議会選挙の投票が行われ、即日開票されて結果が発表されました。投票者数は 77万7千人で、投票率は70.1%です。

総議席数 82の結果
Barisan Nasional (国陣) 72議席、 
野党陣営: 希望連合 (Pakatan Harapan)の2党である、民主行動党DAP 7議席、人民公正党PKR 3議席。
Barisan Nasional (国陣) 陣営はこれで11回連続の州政権獲得です。

与党陣営である Barisan Nasional (国陣) 側の総得票の割合は 63.7%です。これは前回の選挙でえた 55.4%から 8.3%増加しました。
与党陣営の政党の総投票数に占める得票率
PBB  30.49 %、   SUPP  13.38 %、  PRS  6.85%、 SPDP  3.12%、及び その他 10%弱

野党陣営の政党の総投票数に占める得票率 -
半島部基盤の政党:民主行動党DAP  18.21 %、 人民公正党PKR 9.29 %、イスラム政党 PAS 1.70 %、 Parti Amanah Negara(国家信頼党) 1.24%,
野党側に分類される 非半島部の地域政党:  Star  0.37%、 無所属 5.32%、

今回の選挙で新たに増えた11議席はいずれも Barisan Nasional (国陣) 陣営が取りました。

Barisan Nasional (国陣) 陣営が圧勝したことで、州首相には Adenan前州首相が続投という形で就任するために、州元首宮において州元首の面前で宣誓を行いました。
Adenan州首相は州議会選挙を指揮した初めての選挙で圧勝しました。

(Intraasia 注:マレーシアは選挙が大変少ない国です。5年に1回 国会下院の選挙、州議会も5年に1回。首長選挙は制度自体がないので、これだけです。だからサラワク州議会選挙の扱いはかなり大きい。サラワク州は伝統的にBarisan Nasional (国陣) 陣営が強い州です。スランゴール州やペナン州のように野党陣営が政権を取れるような可能性はまずない。
投票前から今回は華人票が与党陣営に戻るだろうとの予測がマスコミで強かった。結果としてそれが正しかったようで、Barisan Nasional (国陣) 側が議席でも得票率でも圧勝した。マレーシアの選挙制度は完全なる1人選挙区なので、議席数と得票率の差が大きい。サラワク州選挙もそれが典型的に現れていますね。得票率が63.7%で議席を 88%も獲得している。
こうして主要紙は、サラワク州選挙結果が示すように国内でのナジブ政権への支持は増している、固いと評価する。)

【マレー鉄道の複線電化区間で対抗列車同士が接触して脱線事故を起こした】

(マレー鉄道の西海岸線は、既に Gemas駅 以北からタイ国境に接したパダンブサール駅までの線路は複線電化されて、電車列車が走行している。この電車列車はETS という名称です)

5月7日午後1時半過ぎ、スランゴール州 Kuala Kubu Bharu 駅付近で長距離列車の Rakyat 号と ETS電車が衝突事故を起こしました。マレー鉄道KTMB によると、乗客数人が軽いけがをしました。衝突事故のため、乗客全員は提供されたバスで現場を離れました。

事故を起こしたのは、バタワース発ジョーホールバル行きの 急行列車と、クアラルンプール発イポー行きのETS電車です。「Kuala Kubu Bharu 駅をはさんだ両側の駅である、Rawang 駅と Tanjung Malim 駅間の Komuter電車運行は休止する。」 とKTMBは声明。「衝突の原因は調査中です。」

(Intraasia 注:南下する列車と北上する ETS が接触衝突した、何台かの車輛が大きく脱線した写真が載っている。推測すれば、何らかの原因で走行中の車両が大きくぶれたために、すれ違う際に接触衝突したのであろう。 
マレー鉄道の事故は昔からとりたてて珍しくないが、複線電化してから起きたこんな形の事故は初めてかごく珍しい。こういう不可解な事故はより重視して調査しなければならない。新型ETS は最高時速 140㎞で走行しているのです。)




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5月7日のマレーシア記事

【反汚職委員会がペナン州首相を事情聴取】
(行動党の書記長でもあるペナン州州首相は、2015年にペナン島にある住宅、バンガローと呼ばれる一軒家で価格はRM 280万、を購入した件に関して、本来の市場価格よりずっと安く買った、数年前に州有の土地を売却した件に絡んでいるので汚職の嫌疑がある、との強い批判を州のUMNO(マレー与党、名称は統一マレー人国民組織)幹部である国会議員から受けている。一方州首相は政治的狙いの攻撃だと、批判内容を否定している)

ペナン州首相はマレーシア反汚職委員会に呼び出される形でそのペナン州支庁を訪れました。州首相は住宅購入に関する件で反汚職委員会の事情聴取を受けて供述を行った模様であり、その建物に入ってから7時間後に去りました。 州首相は記者団の質問には答えませんでした。

州首相の弁護士が記者たちに説明するところでは、彼は7日朝も反汚職委員会事務所を訪れて、2日間にわたる事情聴取を終えなければならない、とのことです。州首相の妻も反汚職委員会の事情聴取を受けましたが、彼女は1日で聴取が終わりました。

この住宅購入の件で反汚職委員会の事情聴取を受けたのは、州首相夫妻を含めた6人です。

別記事
マレーシア反汚職委員会は声明を出しました、「ペナン州州首相の住宅購入に関する捜査は最終局面に入っていると、当委員会は確信している。」

(Intraasia 注:汚職捜査案件というよりも、ナジブ首相の献金受領問題などに対する反撃の1つかのような狙いを感じさせる案件ともいえそうです)

【円とリンギットとの為替レート(外為相場)】

1万円をある大手銀行で両替すると RM 365.0 を入手します。
US$100 を同様に両替すると RM 393.0 を入手します。
シンガポール$100 を同様に両替すると RM 289.1 を入手します。

(Intraasia 注:リンギットは対米ドル為替市場でしばらく上昇傾向を続けていた、昨年下がった分を回復していたともいえる。ただ今週は少し切り下がった。円高の基調の中にあることを反映して、円はリンギットに対して 3.6を超える良いレートをつけている)

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5月6日のマレーシア記事

【第3のLRT電車プロジェクトが始まる】
(クアラルンプール圏の電車網の1つである LRT電車として3番目のプロジェクトになる) LRT3 プロジェクトが今月(2016年5月)から開始となります。 LRT3 プロジェクトは Bandar Utama地区から Klang市までの路線長 37㎞の路線を建設し、総工費は RM 90億です。
LRT3 路線では沿線住民200万人を対象に27の駅を新設し、2020年には完成を目標としている。

このプロジェクトを進めていく上で必要となる数々の仕事を請け負うための業者として、96社の中から選考されました。その結果、計44社が最終選考に選ばれました。この44社は2つのグループに分けられる。競争を基にして選ばれた22社が大きなインフラ建設を請け負う1つのグループとなる、ブミプトラ所有企業として制限的入札を基にして選ばれたもう 22社が別のグループです。

主たるインフラ建設の仕事には、この分野ではお馴染みの大企業のほとんどが最終選考に選ばれました: 名前をあげれば、Gamuda Bhd, Bina Puri Holdings Bhd, Crest Builder Holdings Bhd, WCT Bhd , IJM Corp Bhd, Naza Engineering, Muhibbah Engineering (M) Bhd、 Sunway Construction Group Bhd などです。

長さ 2㎞のトンネル建設の入札ができる企業に選ばれたのは、Gamuda, IJM, Muhibbah Engineering, Naza Engineering, Putra Perdana Construction, Sunway Construction, Trans Resources Corp 、CT Bhd. の8社です。

この中で Gamuda はトンネル建設で最も経験がある。現在同社は  MMC Corp Bhdとの共同事業として、現在進行中の MRT電車プロジェクトのトンネル事業を一手に請負中です。このトンネル工費はRM 83億にもなる。この共同事業社 2社は MRT2 プロジェクトでも トンネル建設を請け負います。MRT2プロジェクトは Sungai Buloh-Serdang-Putrajaya路線を建設します

IJM はパハン州とスランゴール州に建設中の工費 RM 13億、水移送トンネルプロジェクトを請け負っている企業です。

国家資本の企業 Prasarana Malaysia Bhd がプロジェクトオーナーである LRT3 プロジェクトはこれから入札工程を催すことになり、入札期間は今月から始まる。このプロジェクトには施主パートナーとしてMalaysian Resources Corp Bhd と George Kent Bhd が加わっている。
Prasarana Malaysia Bhd の最高経営責任者は語る、「LRT3のための入札はオープンで透明で誠実に行われます。」

先の報道によると、LRT3プロジェクトで実際に契約が締結されるのは今年第3四半期からになるとのことです。

(Intraasia 注:クアラルンプール圏はこのように電車建設プロジェクトが目白押しです。LRT電車よりサイズの大きい電車を走らせるMRTプロジェクトは現在MRT1が進行中で2017年には開通する予定です。MRT2は路線引きが既に決定している、さらに MRT3も計画中だ。
ところで LRT2 というのは、1990年代から走行している SriPetalign路線と KelnaJaya路線を結ぶ延長路線プロジェクトのことだろうか? それとも全くの新規プロジェクト路線のことだろうか? なお延長路線の様子を写した写真はツイッターで紹介していますよ。 
あと10年位経てば、計画中のほとんどの電車路線が開通していることになるので、クアラルンプール圏の電車網はかなり拡大する。)

【クランタン州で線路上に寝ていた男が列車にひかれて死んだ】
マレー鉄道の線路上で1人の男が寝込んでいた1人の男性が列車にひかれて死亡しました。

事故が起きたのはクランタン州の Temangan地方で時間は午前5時頃です。警察によれば、マレー鉄道職員から通報があり、(始発駅の)Tumpatを出発して Dabong駅へ南下する列車が線路上で寝ていたであろう男に追突したもようでした。

死亡したのは29歳の男性で麻薬常習者と思われる。現在病院へ送って検視が行われています。

(Intraasia 注:奇怪な事故であり、報道内容からは自業自得みたいです。マレー鉄道の線路内へは簡単に入れる区間は多い、なんら囲いがしてないからです。とりわけクランタン州内にはそういう場所の方が多いでしょう。 普段から人々は日常生活圏の中にある線路を横切ったりするのはごく普通であり、さらに近道として線路を歩くことも全然珍しくない。
Tumpat - Dabong 間を運行するのは鈍行列車です、こういう鈍行列車は地元の人たち、特に生徒たち、の足となっているはずだ。 )

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5月5日のマレーシア記事

【財務省は1つのマレーシア発展会社 (1MDB)に対する新たな措置を発表した】
(1つのマレーシア発展会社 (1MDB)に関して、司法法官は法律的な違反行為を犯したわけではないと正式に表明し、1MDBに対する反汚職委員会の捜査は最近ではほとんどニュースにならなくなった

1つのマレーシア発展会社 (1MDB)の株式の100%を保有する財務省は今週声明を出して明らかにしました:1MDB の諮問委員会を解散させる、 1MDBの残り資産を財務省が引き継ぐ、国会の公共会計委員会の勧告に従って、1MDBの 会社法における 117条を削除する、

これは、そのスキャンダル容疑で政府を揺り動かしてきた 1MDB を規模縮小させることが明らかな動きです。

1MDBの過去の汚職容疑と資金の不正な運用容疑に関して幾多の調査が行われた。2016年1月時点で 1MDBの抱える総負債額は約 RM 500億にもなっている。 そして今年4月に国会の公共会計委員会が、1MDBの諮問委員会は解散されるべきだと要求しました。諮問員会は議長をナジブ首相が務めています。

この117条では、投資など1MDBの財務に関すること、及び取締役の任命といったことなどに関しては全て、首相からの書式による承認を必要とする、となっている。
今回財務省の声明では、この承認する主体を首相から財務省に変更する、となった。

1つのマレーシア発展会社 (1MDB)翼下にある子会社 Bandar Malaysia Sdn Bhd, TRX City Sdn Bhd の所有権及び  Air Itamと Pulau Indahに持つ土地資産は、財務省公社に移されることになる、 と財務省声明は述べている。
しかしながら,声明ではこうした資産に関係している負債がどうなるかについてはなんら言及していません。

国会の公共会計委員会が、1MDBの取締役会を無責任であると批判し、1MDBの前最高経営責任者を調査すべき であると、その報告書に記したが、ナジブ首相については特に言及しなかった。
この報告書が公表された後、1MDBの取締役会は一斉辞任し、財務省はそれを了承した。財務省の声明では、新しい取締役を任命することになる、一方1MDBの現最高経営責任者は今後もその職にあたる、としています。

(Intraasia 注:この件は主要紙も載せている、ただ報道調子は異なる。 ここに載せたのは外報通信社の記事です。だから同じような記事内容ながら、ナジブ首相や負債への言及が加わっている、そこらが国内紙の記事とは異なる点と言える)

【干ばつでクランタン州とタイの国境となっている川の水位が劇的に下がっている】

(クランタン州北部の町ランタウパンジャンはゴロク川を挟んでタイと国境を接している。タイ側の町スンガイゴロックは歓楽の町としてマレーシアでは知られている。この川を国境線とした長さは160km以上にもなるそうだ。Intraasia はランタウパンジャン -スンガイゴロク国境検問所をこの25年以上の間に数多くの回数利用してきた。ホームページなどで詳しく書いてきました)

この数ヶ月起きている酷暑と干ばつのために、ゴロク川の水位が極端に低下し、両岸から住民が徒歩で川を渡れるほどになっている。このため国境地帯の安全に憂慮感を生んでいます。 クランタン州の国家安全理事会は、国境警備隊に対して警備を高めるように要請しています、これは犯罪人等の密入国を防ぐためです。

クランタン州の国家安全理事会の幹部が語る、「水位がぐっと下がったゴロク川の川岸では、両岸から住民がやって来て川岸でピクニックを行ったり、浅くなった川で遊んでいます。人々が容易に川を渡れるようになっている。警備を強化しないと、不法な者たちがこの機会を捉えてしまうことになる。」 
 「国境警備隊は、彼らの身分を検査して、住民でない者が川岸に踏み入れたり、越境することを禁じなければならない。」

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「マレーシア軍は人員を派遣して川岸の長さ1.5mの部分の警備強化を既に行っている。」
「クランタ州とタイの国境地帯に延びる 168㎞に渡る国境線には 実に120か所もの不法な渡河地点がある。しかし現時点では警備は十分に行っている。」

(Intraasia 注:恐らくマレーシア側から川を挟んだタイ側を撮った構図だと思われる。写真の説明に週末の河岸ピクニック光景と書かれているし,川で水遊びしている様子がわかる。なんと国境線である川と河岸がそんな場になっているというものすごく珍しい光景なので、勝手に華語新聞サイトからダウンロードして使わせてもらいます。悪しからず。 
このランタウパンジャン -スンガイゴロク間にある川の国境は警備が厳しい、その昔 Intraasia はこの写真のような川岸に行って写真を撮ったら、国境警備隊の若い隊員にあやうく手錠をかけられて逮捕されそうになった苦い体験を思い出す。普段はタイ側住民は小舟で渡ってきます。)

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5月4日のマレーシア記事

【警察はマハティール元首相に提供していた白バイ隊先導を取りやめた】
警察はマハティール元首相が外出する際の白バイ隊による先導をもはや行わないと、警察長官が発表しました。

長官はその理由を説明する、「元首相は、Bersih 集会、反物品とサービス税(GST)集会、市民宣言発表の場など違法な政治集会に出席する際に白バイ隊先導を利用した。従って警察はマハティール元首相に対する白バイ隊先導(という特権)を撤回します。」 「警察はそんな違法集会へ行く際の先導をどうして続けられようか?」

警察長官はその一方、マハティール元首相の身の安全に関する事柄を取り去ったわけではない、と釈明しました、「警察は元首相を身の危険にさらすようなことはしません。」
「白バイ隊先導の撤回は完全なものではなくまた永久に行わないということではない、個々のケースごとに決めていくことになる。」

警察官でない者が路上で元首相を先導していくような行為を行えば、そういう者は起訴される、と警察長官は警告を表明しました。

警察は元首相に対する白バイ隊先導を4月末で取止めたことが、最近報道されていました。ただその時点で(警察による一般向け)説明は行われていなかった。

マハティール元首相は政府とUMNO(マレー与党、名称は統一マレー人国民組織)に対する(強い)批判活動に関連して、少なくとも7件の警察捜査を受けています。

(Intraasia 注:ナジブ首相及びUMNO(マレー与党、名称は統一マレー人国民組織)指導部は、UMNO内の動向などを反映しながら着々とマハティール元首相の特権を削いできた。例えば 元首相が長年保持していた Petronas社、Proton社の相談役職から外したことがその際たるものです。警察は方法は穏健なやり方だが元首相を度々事情聴取している。そして今回、実力者の象徴ともいえる、警察の白バイ隊先導を撤回したわけです。 
こういうことができるようになったのは、サウジアラビアからの政治献金問題を乗り切ったナジブ首相の権力基盤がより強まっている、UMNO内はナジブ首相支持でより固まっている、という背景がある。主流マスコミではマハティール元首相の動向をほとんど報じず、政府、UMNOからの元首相批判はよく載る。こうした流れから、元首相は野党陣営や無政党支持層など政府批判勢力に頼る方策しか残されていない。)

【盛況だった国際ハラル展示会が示す数字】
今年の3月末から4月初めにクアラルンプールの2会場で開催された 第13回マレーシア国際ハラル展示会は、halal は大きなグローバルビジネスになっているという事実を明確に示しました。

今年のこの貿易展示会では29か国から 530あまりの業者が参加しました、そして商談額はRM 11億4千万に達した。2015年の展示会に比して4%増でした。

今年の2本柱の1つである国際調達プログラムにおいて、最も大きな売り上げを記録した分野は、引き続き食品と飲み物分野です。ヘルスケア、薬品、化粧品といった非食品分野は飲食品分野の3分の1ほどです。国際調達の主な品は、コーヒー、紅茶、ココア、ココナツ製品、化粧品、チョコレート、キャンディーです。

 国際調達プログラムにおいて、大きな売り上げに貢献した国々は中国、英国、台湾、日本、韓国です。国際調達プログラムに参加したのは、40か国から391社のバイヤーが集まりました、一方マレーシア側の輸出業者は 619です。

第13回マレーシア国際ハラル展示会の主催者の1つでもある、マレーシア対外交易発展公社(Matrade) の最高経営責任者は語る、「Matrade のデータでは、2015年にマレーシアが記録したハラル品輸出額はRM 420億でした、これは国の総輸出額の 5.4%にあたる。 2016年はハラル品輸出額で RM 500億を期待している。」

現在マレーシア国内には、halal 認証を得ている会社数は 5726社です。この内の77% が飲食品製品の会社です。もっとも輸出準備OKの会社は800社ほどしかありません。

(Intraasia 注: ムスリム界において、halal は飲食品だけに関するのではない、化粧品や身体につける健康品にも関係するという、適用の幅広さがある。世界のムスリム人口が増えていることを考えれば、確かに市場性は大きいでしょうね。マレーシア国内では、ムスリムがハラルを重要視する度合いは1990年代初期頃に比して格段に上がったと言える。
そこでマレーシアの得意分野であり、近年の売り物とも言えるのが halal 品です。 政府官庁の音頭の下で、イスラム教発展庁 (Jakim)などの認証機関が信用度を保証する、製造者として多くの会社が競う、起業者がどんどん出て来る、といった利点を活かし、国際市場に売り込んでいます。 )

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5月3日のマレーシア記事

【2016年最低賃金規定は7月初めから施行される】
最低賃金規定2016年は 今年7月1日から施行される、と人的資源省大臣が声明を出しました。

「この規定は、事業者が擁する被雇用者数に関係なく、全ての民間部門の被雇用者に適用される。この規定における唯一の例外は家庭内住み込みメイドの場合です。」
「政府は、国家賃金諮問会議から提出された提言をすべて見直しました、そして雇用者と被雇用者の双方の利益を考慮するというバランスのとれた方策を取りました。」

最低賃金規定2016年では次のようになります: 
半島部での最低月額賃金 RM 1000または時間給 RM 4.81、  サラワク州とサバ州とラブアン島での最低月額賃金  RM 920または時間給 RM 4.42、

1週間の労働時間が最大48時間という条件下における最低日給
半島部では 週6日労働の場合  RM 38.46、 週5日労働の場合 RM 46.15、 週4日労働の場合 RM 57.69、
サラワク州、サバ州、ラブアン島では 週6日労働の場合  RM 35.88、 週5日労働の場合 RM 42.46、 週4日労働の場合 RM 53.08、

出来高払い、積載量、1運行、コミッションを基にして、支払われる労働者の場合でも、月額賃金は半島部ではRM 1000を下回ってはいけない、サラワク州、サバ州、ラブアン島ではRM 920を下回ってはいけない。

「これまでの指針であった、2012年9月から施行されていた 2012年最低賃金規定による指針は廃止されて、2016年7月1日からこの最低賃金規定2016年によって代替されます。」 と大臣。

【新しい最低賃金規定の実施先延ばしを主張する、雇用者連盟】
マレーシア雇用者連盟は、政府が最低賃金規定2016年の実施を遅らせることを期待すると、発表しました。

連盟の専務理事は述べる、「最低賃金規定2016年が実施に移されると、3千ほどの雇用者、とりわけ下方の範疇の雇用者、が解雇をするかもしれません。雇用者はコスト高を受け入れなければならなくなる、そしてコスト削減と解雇手当の削減のために7月より前に労働者を解雇することになるでしょう。」

マレーシア雇用者連盟は、最低賃金規定2016年が7月実施になれば労働者6万人が解雇されるだろうとみています。「解雇される労働者は、石油とガス業界、銀行業界、保険業界、小売業界などから発生するであろう。」 と専務理事は語る。 

「ハイパーマーケットは売り上げが大きく落ち込んでいる。だからその中から自主的退職という形で解雇する会社が既に出ているかもしれない。」 「この状況は憂慮することです、」 「昨年多くの大企業が売り上げで30%、40%減少した、その結果3万8千人が解雇された。」

一方マレーシア労働組合会議は、「最低賃金規定2016年が雇用者に負担を増すことにはならないと確信している、なぜなら上げ幅は大きくないからである、」と述べています。 「 労働コストの上昇は小さいから、解雇や企業の廃業の可能性は低い。」 「最低賃金の増加分はマレーシア労働者にとってのボーナスみたいなものです。」

(Intraasia 注;最低賃金規定の適用を受けるのは、労働者層の下層だけです、この時代に月額 RM1千または日給RM40から50程度の賃金では、まともな消費生活はできない、つまりかなり苦しい暮らしになる。それなのに、さらに先延ばしを要望するとは責任ある雇用者とはいえませんな。 最下層の労働者の底上げに協力すべきです)

【軍人と国防省職員 計13万人の給与が上がる】
国防省翼下にある軍人と職員約 13万2千人は今年7月から給与が上がる、と国防大臣が発表しました。
「これは公務員の給与制度の下で行われる連邦公共サービスプログラムに伴うものである。」

基本訓練を終えた最下級階級 (二等兵)の兵士の初任給は  RM1,564になります。現行はRM 1137です。
統一試験である SPM試験または SVM 試験で基準点以上を得た士官候補生は 初任給がRM 1500になる、現行はRM 1104です。

法律系の学士号を得た下士官の少尉の場合、給与はRM RM2,583 から RM2,703になる。現在はRM 2411です。工学系の学士号を得た少尉なら RM 2876です。

(Intraasia 注:SPM試験はいわば高卒程度とみなせる、そこで最下級階級の新任兵士の初任給がわかりました。基本給にいろいろ手当てが付きますが、いくらになるかは書いてない)

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5月2日のマレーシア記事

【サバ州先住民族の収穫祭月間が始まった】
(サバ州州の先住民族の祭りである Pesta Kaamatan 収穫祭は例年5月末であり、今年も5月30日と31日が州の祝日です。なお連邦直轄領である ラブアン島も同様です)

サバ州最大の祝祭である Pesta Kaamatan 収穫祭 は1か月近くにわたって行われる、そこでその開始式が内陸部の Tenom町で行われました。
出席したサバ州州首相が、儀式として7本の稲の茎を摘み取り、これを カダザンドゥスン族の Huguan Siou 最高指導者の称号を持つ、州副首相が見守りました

Pesta Kaamatan 収穫祭の開始式では続いていくつかのパフォーマンス、例えばMurut族の民族舞踊、カダザンドゥスン族の民族舞踊などが行われました。
開始式が終わったことで、Pesta Kaamatan 収穫祭 は州内の各地で今月いっぱい祝われます。そして最後の2日間が州レベルでの祝祭となります。 その際に収穫祭女王の選出も行われる。

州首相は演説の中で、Pesta Kaamatan 収穫祭は旅行者にサバ州の多様性のある遺産を目にすることができる機会である、と述べました。

またカダザンドゥスン族の Huguan Siou 最高指導者の称号を持つ、州副首相はサバ州の各先住民族に対して、”カダザンドゥスン族というアイデンティティー” を維持していくように、と訴えています。「新しいアイデンティティーを探すことは、サバ州先住民族コミュニティーの弱体化につながってしまう。」

(Intraasia 注:サバ州では先住民族の多数派 である、カダザン族、ドゥスン族が統合化した名称を使っている。日本で出版されている専門書を読むと、”カダザンドゥスン族という自称はそんなに古いものではなく20世紀になって創出されたそうです。民族のアイデンティティとして作り出した呼称を定着させたわけであり、それを変えるのはアイデンティティの変更につながるということでしょう。サバ州にももちろんマレー人は昔から住んでいるが、最大民族ではない。
Pesta Kaamatan 収穫祭というのは、半島部ではニュースとして紹介されるが、実際にサバ州へ行かないと体験できませんね)

【定められた種類の運転免許を持たずに運転している外国人6万人を当局が追っている】
定められた該当種類の運転免許証なく、トラックやバスの商業車輛を運転している外国人 6万人を、道路交通庁が追跡していると、ある新聞が報じました。

外国人には、難民のための国連高等弁務官事務所が発効する難民カードの保有者も含まれており、また公共交通の車輛も関与しているとのことです。彼らは商業車輛運転免許(CDL)を所持していない。

「こういう外国人労働者が検問で見つかったら、と道路交通庁は法律に基づいて車輛も押収します。そして雇用者に罰金を科す。」 と道路交通庁のクアラルンプールの長は語る。

こういう違反件数は2014年に13万6千件あった、2015年は5万5千件あったと、その新聞は報じました。

道路交通庁のクアラルンプールの長は説明する、「公共サービス用自動車免許(PSV)と貨物自動車免許(GDL)を取得できるのは、マレーシア国民に限られている。」 「外国人で商業車輛を運転したい者は、まず商業車輛運転免許(CDL)を取らねばなりません。」

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5月1日のマレーシア記事

【アナツバメの巣養殖産業とそれを誇らしげに伝える華語新聞】
(マレーシア各州の町、さらに都市も、を訪れると、その町の中心部でさえ、アナツバメの巣養殖業が盛んに行われていることに気がつかされる。当サイトで昔から書いているように、録音したツバメの鳴き声を日の出から日の入りまで拡声器で流し続けるため、その地域に騒音をまき散らすツバメの巣養殖が堂々と許されていることを不思議に思います)

マレーシアツバメ農協会の代表が記者に説明する:
ツバメの巣加工業者は製品の質を厳しく守っている。国の行う衛生検査に準拠した多項目の検査項目があります。 ISO 22000, 9001, GMP など、またマレーシアイスラム教発展庁のハラル食品認定などにも合致している。 

マレーシアツバメ農協会は2012年7月の登記され、(その翼下にあるらしい)マレーシアツバメ農合作社は 2012年9月に設立された。そして2015年2月からツバメの巣加工工場をもって操業している。

穴ツバメの巣関連業業界において業種別及び州別に分けた一覧表から抜粋 -2015年時点

ジョーホール州: ツバメの巣用建物の数 2783、 加工業者数 54、 販売業者数 42、輸出業者数 8、
ケダー州: ツバメの巣用建物の数 476、 加工業者数 11、 販売業者数 4、輸出業者数 8、
クランタン州: ツバメの巣用建物の数 427、 加工業者数 8、 販売業者数 3、輸出業者数 3、
パハン州: ツバメの巣用建物の数 1154、 加工業者数 22、 販売業者数 15、輸出業者数 1、
ペラ州: ツバメの巣用建物の数 1633、 加工業者数 11、 販売業者数 1、輸出業者数 0、
ペナン州: ツバメの巣用建物の数 372、 加工業者数 12、 販売業者数 12、輸出業者数 1、
サバ州: ツバメの巣用建物の数 778、 加工業者数 8、 販売業者数 5、輸出業者数 1、
サラワク州: ツバメの巣用建物の数 1073、 加工業者数 45、 販売業者数 23、輸出業者数 6、
スランゴール州: ツバメの巣用建物の数 963、 加工業者数 75、 販売業者数 26、輸出業者数 7、
トレンガヌ州: ツバメの巣用建物の数 811、 加工業者数 1、 販売業者数 6、輸出業者数 0、
クアラルンプール: ツバメの巣用建物の数 0、 加工業者数 5、 販売業者数 20、輸出業者数 2、
なお3つの州は省略しました。
全国の合計: ツバメの巣用建物の数 11329、 加工業者数 285、 販売業者数 174、輸出業者数 38、

(Intraasia 注:記事ではこのマレーシアツバメ農合作社がいかに高品質維持に努力し且つ国内の大学とも協力して製品開発にも取り組んでいるかを長々と書いている。それは結構なことであり、称賛すべきことでしょう。
それはとして、ここではツバメの巣養殖業に対する一般論を書いておきます。 ツバメの巣養殖業界のニュースを伝えるのは圧倒的に華語新聞でしょう。 ツバメの巣用建物とは、廃屋ではなく人が住むためとしては使われなくなった一般建物の上階や屋上を、穴ツバメが巣を作りやすいように改造した建物です。そういう建物では録音したアナツバメの鳴き声を流し続ける。街中にあるため、その建物のすぐ隣や周囲に一般住居・ビル・店舗用建物が立ち並んでいる場合が大変目立つ。街中にこの種のツバメの巣用建物がないのは、唯一クアラルンプールだけである。
ツバメの巣加工品は国内販売ももちろんあるが、多くは中国へ輸出されているようだ。)

【マレー大衆紙のコミックから】
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背の低い生徒: おばさん、僕はお金を払いたくないな・・・・  だって本当ならこのナシルマにたくさんの内容物が入っているのを見るはずだから!

店のおばさん: (はあー、見たところ、どうしても食事をただで食べたいようだな!)

(Intraasia 注:画像をクリックすると全体が見えます。 学校の食堂でテナント営業している食事売り場の光景でしょう。 生徒のセリフの一部である "makhluk" という単語は辞書の定義では、”神による万物の創造物”と載っている 。 こんな固い単語を生徒が発している理由はわかりません、口語的な使用法なのかもしれない。 短い台詞とはいえ、この種の日常会話状況を知らない者にはよくわからない部分がでてきますね)




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