ナジブ首相はまた Maybank の初のラオス支店のオープン式にも出席します。Maybank はこれでアセアン諸国全てに支店を持つことになります。Maybank はすでに19か国に支店、事務所を設けている、マレーシア最大の商業銀行です。ナジブ首相はラオスに投資しているマレーシア企業とも懇談します。マレーシアの2000年から2011年までの投資額はUS$1億6500万で、分野は銀行、教育、観光、農業など。主なマレーシア企業は、Public Bank, Dominant Semiconductors Co Ltd, Mega First Corporation Bhd, Savan Pacifica Development Co Ltd、Dansavanh Nam Ngum Resortなど。
(Intraasia 注:この鉄道プロジェクトはメコン河流域国家が関わるいわゆる大メコン圏開発の一環として位置づけられるものでしょう。これらの国家、ミャンマーからタイを抜けてラオスに入りベトナムに続く横断的な輸送路も計画されているので、この鉄道はその区間となる。サワナケートはタイとの国境の町、LaoBaoはベトナムとの国境の町です。近年ラオスに興味を持っているイントラアジアはラオスを時々訪れて各地を観察しています。ですから現在は旧型車両によるバス輸送しかないこのひなびた区間にUS$50億もの予算で鉄道を建設してどうやって採算をとるのか不思議です。一体資金は誰がどこから出るのか? 人口600万人に過ぎないラオスで、10年や20年程度で黒字になることはありえないこの区間に電化複線鉄路は奇妙に映る。サワナケートの対岸タイのムクダハーンはタイ国鉄の路線からかなり離れた場所です。ベトナム側でもベトナム国鉄とつながっていない。なぜこの区間に高額な鉄道が必要? しかもマレーシアで主たる鉄道建設の経験がないはずの Giant Consolidated Ltdとはどういう会社なのか? ラオスには隣国中国からの投資が目に見える形でつぎ込まれている。日本はタイとの間にかかるメコン河の橋を援助プログラムで数本建設した。マレーシア企業は鉄道の建設ということなんだろうか?この記事はBernama通信の配信、批評できない、しない Bernama らしいニュースですな)
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