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「新聞の記事から」は日本人が興味を抱きそうなことだけを対象にしていません。幅広くマレーシアを姿を伝えるためにニュースを選びその解説を加えています。

(画像はM.I. さんの製作です)

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11月5日のマレーシア記事

【ラオスでマレーシア企業が複線電化鉄道を建設する計画】
ラオスのサワナケットから LaoBaoまで 220㎞の距離に複線電化鉄道路線をマレーシア企業が建設します。
ラオス政府とマレーシア企業 Giant Consolidated Ltdの間で建設主契約が交わされます。その調印式に証人として出席するために、ナジブ首相が月曜日にラオスの首都ビエンチャンを訪れます。調印式にはラオス首相も出席すると、駐ラオスのマレーシア大使は語る。 大使によれば、5年をかけるこの鉄道プロジェクトは総額US$50億の予算です。「海のない国ラオスにとってランドリンクになる。ラオスの経済発展に寄与します。」

ナジブ首相は3日間の予定でラオスを訪問し、その間にラオスで開かれる第9回アジア‐欧州会議 ASEM にも出席します。2年ごとに開催されている ASEMのメンバー国は 48か国にも増えています。ラオスで開催する最大の国際会議になるとのことです。

ナジブ首相はまた Maybank の初のラオス支店のオープン式にも出席します。Maybank はこれでアセアン諸国全てに支店を持つことになります。Maybank はすでに19か国に支店、事務所を設けている、マレーシア最大の商業銀行です。ナジブ首相はラオスに投資しているマレーシア企業とも懇談します。マレーシアの2000年から2011年までの投資額はUS$1億6500万で、分野は銀行、教育、観光、農業など。主なマレーシア企業は、Public Bank, Dominant Semiconductors Co Ltd, Mega First Corporation Bhd, Savan Pacifica Development Co Ltd、Dansavanh Nam Ngum Resortなど。

(Intraasia 注:この鉄道プロジェクトはメコン河流域国家が関わるいわゆる大メコン圏開発の一環として位置づけられるものでしょう。これらの国家、ミャンマーからタイを抜けてラオスに入りベトナムに続く横断的な輸送路も計画されているので、この鉄道はその区間となる。サワナケートはタイとの国境の町、LaoBaoはベトナムとの国境の町です。近年ラオスに興味を持っているイントラアジアはラオスを時々訪れて各地を観察しています。ですから現在は旧型車両によるバス輸送しかないこのひなびた区間にUS$50億もの予算で鉄道を建設してどうやって採算をとるのか不思議です。一体資金は誰がどこから出るのか? 人口600万人に過ぎないラオスで、10年や20年程度で黒字になることはありえないこの区間に電化複線鉄路は奇妙に映る。サワナケートの対岸タイのムクダハーンはタイ国鉄の路線からかなり離れた場所です。ベトナム側でもベトナム国鉄とつながっていない。なぜこの区間に高額な鉄道が必要? しかもマレーシアで主たる鉄道建設の経験がないはずの Giant Consolidated Ltdとはどういう会社なのか? ラオスには隣国中国からの投資が目に見える形でつぎ込まれている。日本はタイとの間にかかるメコン河の橋を援助プログラムで数本建設した。マレーシア企業は鉄道の建設ということなんだろうか?この記事はBernama通信の配信、批評できない、しない Bernama らしいニュースですな)

【KLIA2 のオープンは2013年5月】
現在建設中の新しい低コスト航空会社用ターミナルKLIA2 は、2013年5月1日にオープンの予定です。
マレーシア空港持ち株会社の建設面を担当する幹部は言う、「KLIA2の運営1年目は2千万人の利用者を期待している。」 「現在のLCCターミナルを利用している低コスト航空会社全て KLIA2を利用する事が期待されます。加えて Firefly と Malindo Airも KLIA2を利用するでしょう」 「我々は引き続き 1つ2つの問題をエアアジア (AirAsia)と話し合っている。」

「 総工費RM 40億のKLIA2は現時点で70%の建築進捗率です。スカイブリッジが出来上がったのでこれは大きな節目です。」 スカイブリッジはアジアでは初めて作られたとのことで、長さ300メートルのブリッジが乗客ターミナルビルとサテライトビルをつなぎます。 KLIA2は世界最大の低コスト航空専用ターミナルとして建築されており、年間4500万人の利用者能力を持ちます。

(Intraasia 注:メインターミナルからもLCCターミナルからも建設中のKLIA2 の一部が見えます)

【最低賃金法の施行が近づき、実施先送りを申請する企業が増える】

人的資源省大臣が明らかにしました、「2013年1月1日から施行する最低賃金法に関して、4500社以上が適用先送りを要求しています。この要求は国家賃金会議に寄せられたものです。そういう会社の言い分は、最低賃金の実施にまだ用意ができていないというものです。」 「我々は中小企業分野の会社からの要求を検討しています。」

「とはいうものの、マレーシア農業産品生産者協会の傘下にあるものを含めて多くの会社が最低賃金法の1月からの施行に同意をしています。」




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