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Selamat Datang ke Malaysia !
「新聞の記事から」は日本人が興味を抱きそうなことだけを対象にしていません。幅広くマレーシアを姿を伝えるためにニュースを選びその解説を加えています。

(画像はM.I. さんの製作です)

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9月13日のマレーシア記事

【首都圏でデング熱発生が増えている】
クアラルンプール圏でデング熱発生が増えています。 多くの住民や商売人は依然としてデング熱対策に真剣に対応をしていません。

スランゴール州では今年1月から8月までに、届け出のあったデング熱感染の例が8694件ありました、この数は同期間中の全国でのデング熱報告例の総数の実に46%も占めています。スランゴール州は昨年同期に比べて 2161件も増えました。またクアラルンプールをみると、この期間中に届け出のあったデング熱感染例は 1442件でした。対前年同期比で 8%の増加です。
デング熱関連で死亡した人の数は、同期間中にスランゴール州で10人、クアラルンプールで6人です。

市民向けに、ごみ投げ捨手を禁止する掲示がたくさん立てられているにもかかわらず、人々はごみをあちこちに無秩序に捨てています。これがデング熱を媒介する蚊の発生源になっている。高層ビルの住民の中には、上階からごみを勝手に投げ捨てる者がいる、そのゴミが日除け・天幕にたまって腐り、蚊の発生源になるのです。路上の露店商売人は残り物や食物を溝に捨てる習性がある、これによって溝がつまり、水がたまった蚊の発生源となる。

(Intraasia 注:デング熱は誰にでも罹ってしまう危険性がある。 国民一般におけるごみと環境に対する意識の変化はまこと遅々としか向上していない)

【マレーシア日本貿易工商会JACTIMの記念式典にナジブ首相とマハティール元首相が出席】
マレーシア日本貿易工商会(華語名)、略称はJACTIM、設立30周年の記念式典が開催され、ナジブ首相、マハティール元首相が招かれました。

10年前の2003年の JACTIM20周年の時点で、10年後のマレーシアの姿を予測した質問にマハティール元首相が答えた文書が封印を解かれて発表されました。10年後を予測した4つの質問: マレーシアの人口は2700万人を超える、携帯電話機数が1500万機を超えると、マレーシアリンギットの対米ドル為替は 3.50を破る。日本人訪問者数が年間70万人を超える

マレーシア人口は2013年1月に既に2996万人に達し、為替は 8月末時点でUS$1=RM3.30です、また携帯電話の保有数は劇的に増えており、2002年時の974万機から現在は 3857万機になりました。 この3問についてはいずれもマハティール元首相の答えは当たっていました。
しかし1問だけは予測の数字を超えておらず、マハティール元首相の答えも当たりませんでした: マレーシアを訪れる日本人の訪問者数は予測の70万人に至っておらず、2012年の日本人訪問者数は47万人でした。

今回のJACTIM 30周年式典でも同じような10年後予測の質問に対してナジブ首相とマハティール元首相が答えて、その文書は封印されました。
質問には、マレーシアに投資する企業が2千社に達する、2020年の東京オリンピックでマレーシアが10個のメダルを獲得できる、といったものがあります。

ナジブ首相は演説する: 2012年の日本の製造業投資は1980年代以来の最高水準にあり、RM 32億でした。さらに多くの日本からの投資を歓迎する。これには工場、東南アジア地区センター、研究施設などを含み、優れた日本料理店ももちろん歓迎する。
1980年代に始まったルックイースト政策によって、これまでに13600人のマレーシア人が日本で高等または専門技術教育を受けた、現在約500人が日本に留学中です。

マハティール元首相は演説する: ルックイースト政策でマレーシアは多くのことを得た、技術以外に、日本人の労働倫理学んだ。つまり真摯に労働に向かう態度です。こういったことからマレーシア政府は引き続きルックイースト政策を続けていく必要がある。

(これとは別の場で)マハティール元首相は語りました、「”2013年-2025年マレーシア教育マスタープラン”において、政府は英数科目の英語媒介教育を含めるべきだ。なお英語科目を必須合格科目に指定したのは称賛します。」

(Intraasia 注:この件を英語紙も載せているが、ナジブ首相に絞って書いている、一方華語紙の方が詳しく伝えている。マレーシア語紙はタイトルが見つからなかった、でもどこかにはきっと載っているはずです。日本人訪問者は増減はあるものの徐々に増えているようですが、中国人訪問者がこの10年で一挙に100万人の大台を超えたのに比べれば、伸びは鈍いなあと感じる。まあ日本におけるマレーシアの扱い方の地味さからいえば,健闘しているとも言えそうです)

【深海漁用の漁船員にベトナム人を雇う風潮を抑えたい】
深海漁用漁船の漁民がベトナム人を主とした外国人ばかりになっている現状に対して、政府はそういうマレーシア漁船の免許を取り上げる決意を固めています。
農業と農業基盤省大臣によれば、これまでこの問題で既に40艘の漁船を調査したとのことです。

「漁船をベトナム人にリースしてしまう、漁船乗組員にベトナム人を雇うということは、そのうち漁獲の供給不足を招くだろう。」 「漁船の免許を取り上げると、漁船数が減ることになるが、これは恥知らずな免許所有者と態度の悪いベトナム人乗り組員からマレーシアの漁業界を守ることを狙ったことです。」 「こんなことが今後も起きていくは許せません。マレーシア領海外でマレーシア漁船に乗ったベトナム人漁民は悪党みたいにふるまい、マレーシア領海を自分たちの海かのように捉えている。」 「マレーシア漁船で獲った魚を海上でベトナム人漁船に移してしまうこともある。よって魚がマレーシアの港に陸揚げされない。」

「この取り締まりは漁獲の減少を生むかもしれないが、憂慮すべきほどにはならない。 マレーシア漁業はベトナム人漁船員なしでもやっていける。国民はベトナム人漁民なくても食卓に魚を食べることができます。」

現在マレーシアの深海漁用漁船は1260隻が活動している、そして推定3万人の外国人漁船員が働いており、その過半数はベトナム人です。これまでに省は、違法に雇ったベトナム人漁民の件などで 270艘の漁船の免許を取り上げました。

(Intraasia 注:日本から赤道を越えて漁をするのとは違って、マレーシアの漁船は遠洋航海というほど遠くはでかけない。それでも漁船員のなり手がないようです、沿海漁業でさえもかなりの外国人漁民が雇われているようです。農園労働者、工場労働者、漁民、建設労働者、などマレーシア人の働き手が大いに足りなくて外国人労働者が幅を利かせる産業は多い。なお漁民に外国人労働者を雇ているのはタイでも同じです。気軽に外国人労働者を雇う風潮は全国に蔓延しているので漁業も例外ではないということです。3万人もの外国人労働者漁民がいてはマレーシア漁業界の今後はたいへんだろうな)

【ペナン第2大橋で照明を点灯し、花火も打ち上げる】

(ペナン島と本土側に架ける第2ペナン大橋の建設は竣工に近づいています)

ペナン第2大橋会社の発表では、ペナン第2大橋の全路に取り付けた装飾照明をこの15日に点灯します。21時から翌02時までです。
このためBatuMaung地区を走るTun Dr. Lim Chong Eu ハイウエーからこれが眺められる、とのことです。「16日のマレーシアの日を祝して、前夜10時半に大橋上で短時間花火も打ち上げます。」

(Intraasia 注:昨年ペナン島のBatuMaung地区へ眺めに行った時は大橋は一部でまだつながっていなかったが、今回遠くからちらっと眺めた限りは既に橋の形は完成していますね。今週ペナンへ行った時BatuMaung地区を訪れてじっくり眺めたかったが、2日間途切れなく雨に降られて目的が達成できず残念でした。第2大橋がオープンすれば、交通の流れも変わりそうです)
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