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「新聞の記事から」は日本人が興味を抱きそうなことだけを対象にしていません。幅広くマレーシアを姿を伝えるためにニュースを選びその解説を加えています。

(画像はM.I. さんの製作です)

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2月13日のマレーシア記事

【2013年の第4四半期の経済成長率は5.1%、年間では 4.7%】
中央銀行Bank Negaraはマレーシアの2013年第4四半期の経済成長率を 5.1%と発表しました。これはエコノミストらの予測より多少高い値です。
これによって2013年の年間経済成長率(国内総生産の成長率)は 4.7%になります。2012年は 5.6%でした。

2013年第4四半期を見ると、国内総生産GDPの半分以上を占めるサービス部門が6.4%の伸びでした、これは貿易と製造業の向上に沿ったものです。製造部門はGDPの約4分の1を占めます、これの伸び率は5.1%でした。 また建設部門は9.7%の伸びですが、これは前年同期の17.6%に比べれば減速しています。
民間消費は7.3%の比較的高い伸びを維持しました。一方公共消費は5.1%の伸びです。
民間投資は16.5%の伸びで公共投資は対前年比で2.7%でした。

中央銀行Bank Negaraの声明、「マレーシア経済の成長の勢いは着実な軌道を維持していくことが期待される。」 「しかし、先進国における金融と財政政策の調整を取り巻く不透明さが引き続き成長のリスクとなっている。」

2013年の貿易面では、輸出は 2.4%伸びて総額 RM 7198億でした。一方輸入は7%伸びて総額 RM 6492億でした。

(Intraasia 注:新興国として 5%近いGDPの伸び率はまあまあだと見なされる数字ではないでしょうか。2012年よりやや落ちたが、それでもマレーシア経済は順調に発展していることが昨年も明らかに示された。もちろん、個々の分野ではいろんな問題はあるし、年度の国家財政赤字の是正が迫られているのも事実です。)

【サラワク州の州首相交替は、現職が後継者を指名した】
(サラワク州の州首相として約32年間君臨してきた)Taib州首相は、クチンのサラワク州元首宮に州元首を訪れて辞表を提出しました。辞表は2月28日発効です。新州首相は3月1日に就任宣誓することになります。

Taib州州首相はその後記者会見を開いて、彼の後任として PBB党幹部の1人である情報部長、68歳の州議会議員、を指名したことを公表しました。
この人物が州首相職に就くと、サラワク州では初のマレー人の州首相になります。これまではIban 人、その後 Melanau人が州首相に就いていました。

(Intraasia 注:サラワク州もマレーシアの他の州と同じく、ある1党だけの州政権ではなく、Barisan Nasional (国陣) に属する複数政党の連立州政権です。しかし議席数がずっと多いPBB党が他党よりはるかに力を持つ。指名された後継者は PBB党のNo2でもNo3でもない人物が指名されたとか。)

【 AirAsiaグループが 2013年運んだ総乗客数は 4261万人】
AirAsia Bhd は2013年の運行業績に関して、(本発表の前段階である)仮運航統計を発表しました。

AirAsia グループが2013年に運んだ総乗客数は、4261万人でした。 これは2012年の総乗客数 3413万に比べて 25%の増加です。
AirAsia グループの2013年第4四半期の乗客数は1180万人であり、これは対前年(921万人)同期比で28%も増えました。 Malaysia AirAsiaだけでみると、第4四半期の座席稼働率は85%という好成績であり、乗客数は590万人でした(対前年同期比14%増)。

2013年の年間運行統計- (カッコ内は2012年の数字)
AirAsia グループの乗客輸送能力(提供座席総数) は対前年比で26%の増加し、座席稼働率は 79%。 その内 Malaysia AirAsiaの座席稼働率は80%、Thai AirAsia は83%、Indonesia AirAsiaは 76%です。

グループが運行する航空機数に関しては、買収したフィリピンの会社 Zest Air (その後 AirAsia Zest に改称)の11機を含めて、計39機を増やした。その結果2013年12月末時点の総機数は154機です。 その内 Malaysia AirAsiaが72機、Thai AirAsia が35機、

輸送乗客数
Malaysia AirAsia: 2185万人(1967万人)、 Thai AirAsia: 1050万人(830万人)、Indonesia AirAsia: 785万人(584万人)、 Philippines AirAsia: 222万人(31万人)

(Intraasia 注:通常こういう企業業績発表における、 AirAsia グループに AirAsia Xは含まれないので、今回も含まれていないと捉えられる。 AirAsia Xはもちろん AirAsia グループに属するが、その資本構成が他の AirAsia 各社と違うからです。  AirAsia Xの業績は別途発表される。総輸送乗客数の半分をマレーシア AirAsia が運んでいる、マレーシア AirAsia がグループ内で占める重要さが数字の上からもわかります。)
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