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「新聞の記事から」は日本人が興味を抱きそうなことだけを対象にしていません。幅広くマレーシアを姿を伝えるためにニュースを選びその解説を加えています。

(画像はM.I. さんの製作です)

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8月25日のマレーシア記事

【マレーシアは中国とも米国とも強いつながりを保っていく、と首相】
「マレーシアは引き続き、米国との及び中国との強い関係を保っていく。これはマレーシアの掲げる、どの国とも関係を発展させていくことを基盤にしたかなり独立性を持った外交政策に沿ったものである。」 とナジブ首相は学生リーダーサミット会議の場で質問に答えて語りました。

「マレーシアは米国と中国を天秤にかけて選択する必要はない。我々は両国の長所に目を向けています。」 「マレーシアはこの2つの超大国とは友好関係を保っていきます、しかし正しくない政策は支持しません。」

「中国はアジアの切り離せない部分であり、マレーシアの最大貿易相手国です、往復貿易高でUS$1千億に達する。我々は今後5年間で、この額をUS$1600 から1700億に増やすことを計画している。中国は成長著しい経済であり、将来の投資とビジネス機会が豊富である。」

(Intraasia 注:首相がよく強調するように経済的つながりと依存度の大きさからマレーシアが南シナ海における行動規範で中国を批判するような立場を取ることはありえない。さらにナジブ首相の父親の代から続く中国への個人的思い入れ、華人人口の比較的多さ、こういったことから、マレーシアは今後も親中国的立場と米国友好関係を保っていくことでしょう。 日本の外交がアセアン(ASEAN)内における対中国批判的言動を期待してもマレーシアにとってそれは考慮に値することではないですね。)

【2013年におけるマレーシア製作映画とシネマの状況を示す統計数字】
(中文映画 ”一路有Ni (英語名 The Journey)” は、マレーシア製作の映画です、以前このサイトでも取り上げたことがある。 "Ni" は華語のあなたという漢字の代替えです)

今年1月の旧正月時期に公開された、中文映画 ”一路有Ni (英語名 The Journey)” が、興行成績でマレーシア映画史上の最高記録となる RM 1760万を売り上げた。(Intraasia 注:過去の記録を5割近くも上回る、驚異的な興行成績であった)

Oxford Economics が最近まとめた報告書 ”マレーシアで映画とテレビ産業が寄与する経済的貢献” がある、それを最近映画協会が発表しました。
この報告書が取り上げている中で、 2013年にマレーシアの映画とテレビ産業が国内総生産面でマレーシア経済に直接貢献している額は、推定 RM 29億になる。この額は 国内総生産GDP の約 0.3%にあたる。

内訳では、テレビの番組作りと放送が、RM 16億を占める、映画製作は RM 5億4千万。

国家映画公社(Finas) の統計によると、2013年に製作されたマレーシア映画は 71本です。その総生産費用はRM 1億3900万になる。国内にあるシネマ数は 124館で、シネマには 計774上映ホールがあり、座席数は14万座席を超える。

(Intraasia注:マレーシア国内の娯楽産業の統計をなぜ Oxford Economics が行っているのかは知りません。さて年間製作本数が平均して 毎週1本を軽く超えるというのは、1990年代の国内製作映画の低潮期から考えたら、まこと結構なことです。その大多数はマレー映画だが、中文映画もようやく2桁数製作されるようになった。タミール語映画は確か1,2本製作されたはず。 ただマレー映画には、興行売り上げがRM 100万もいかないホラー物とドタバタ喜劇調の多さが目立つように思う。)

【初の3Dアニメ映画を製作した KRUグループの目指すもの】
(1990年代に人気が高かったマレー3人兄弟のボーカルグループKRUは、その後起業家の道を歩んでいる。現在ではKRUグループの翼下で、音楽プロダクション、映画製作、スタジオ運営など多角的な事業を手掛けており、メディアと娯楽産業分野で有名な成功企業です)

KRUグループの下で新しくアニメ事業を手がける Kartun Studios が初の3Dアニメ映画 Ribbit を製作しました。今年6月カナダでの映画祭でベスト家族映画賞を受け、これまでに80か国でこのアニメが購入されました。マレーシアでは9月初めに公開される。Kartun Studiosはこの映画アニメを基にしたテレビ番組シリーズの製作を予定している。

KRUグループの最高経営責任者Norman は語る、「アニメ映画ビジネスのチャンスは非常に大きい。キャラクターやテレビ番組などいろいろと可能性がある。」 「アニメ映画 Ribbitの台詞は英語だが、登場キャラクターは異なるアクセントの英語を話す、フランスの、オーストラリアの、インドなどの英語です。」 
「今月から我々はKRU音楽レーベルを米国で始めた。この考えにあるのは、米国を通して我々の音楽を国際的に売り出したいことです。しかしこれはたいへん挑戦を必要とする、なぜならマレーシアは創造的なコンテントを輸出する地として知られていないからです。」

「コンテント創造ビジネスにおいて、マレーシア政府の支援がなかったらこういうことはできなかったでしょう。政府はコンテント創造産業を大変後押ししている。しかし不幸にも、企業社会はこの分野をあまり支援していない。」 「違法複製(海賊版の販売)の方が検閲よりも深刻な問題です。」

「マレーシア人の間で結束を育てていく上において最大の問題は言語と予算です。大予算のハリウッド映画は多くのファンをシネマに呼び込む、しかしこれがマレーシア人の結束へのメッセージにはならない。」
「自分たちで才能を育てるために、我々はKRU Academy を設立して、今では200人の学生が学んでいる。」 

「マレーシア国内向けの映画は国際市場向けの映画とは異なる。マレーシア人は自分たちのお馴染みの俳優を見たいし、筋書きを期待する。」 「マレーシア市場は小さな市場です。韓国やタイとは、さらにインドネシアとも異なる。そこでは一つの言語を話し、コンテントに共通基盤の関連ごとで足りる。マレーシアのシネマ産業ではマレー映画の占める割合は、(興行高の面で)1割に過ぎない。KRUグループの戦略は、国際市場向けには作品を英語で製作し、国内向けにはそれを吹き替えるというものです。」 

「KRU Studio は年間に大体8本から10本の映画を製作している。」 「最終的に米国で基盤ができることを願っている、そうしてより広い市場にアクセスできる」

(Intraasia 注:アニメのことは知らないが、日本はアニメの先進国で輸出国ですよね。そのコンテントは日本的価値観や創造物を十分に感じさせるもののはずです。しかしKRUグループの製作するアニメはマレーシア的価値観やマレーシア的なるものを十分感じさせることから離れた方向性を持っていることがわかる、そういう中で国際的に売れるアニメや映画を製作して売っていきたいということのようです。現実としてマレーシアの映画において、マレー映画は国民広くに受けることにはならない、華語映画も同様に全国民的にはなりえない、では英語映画はどうか、これまでにマレーシアの英語映画は成功していない。 マレーシアの抱えるというか本質的に持つマレーシアらしさが映画にも典型的に現れる。 イントラアジアはいつも英語依存を批判してきたが、現実は認めています。KRUグループは昨年、欧米俳優を使って Vikingdam という英語映画を製作した、これは国際的に多くの国に売れたそうです。)
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