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Selamat Datang ke Malaysia !
「新聞の記事から」は日本人が興味を抱きそうなことだけを対象にしていません。幅広くマレーシアを姿を伝えるためにニュースを選びその解説を加えています。

(画像はM.I. さんの製作です)

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3月19日のマレーシア記事

【物品とサービス税(GST) は予定通り4月1日から実施する】
財務省が声明を発表しました: 政府は予定通り物品とサービス税(GST)を4月1日から実施する。 GSTの実施を遅らせることはマレーシアが評価される信用格付けに良くない影響を与える。物品とサービス税(GST)を実施することは財政基盤を固める重要な方策の1つである、そうすることで国家経済を安定化させます。

3月17日までの時点で、物品とサービス税(GST)課税会社として当局に登録した会社数は 約35万3千社です。これはビジネス界の大部分がGSTを支持し、その実施に向けて準備していることを示すものです。

消費税などを既に実施している他国の経験を参照すると、物品とサービス税(GST)を実施した当初はいろんな過渡期的課題と問題が起きています、そこでマレーシアもその例外ではないでしょう。 しかしながら、政府はこうした実施上での種々の問題に対しては持続した且つ全面的な解決に取り組んでいきます。

(Intraasia 注:多くの人にとっていわば増税になるGSTが好まれないのは当然ですが、政府があと10日ほどに迫ったこの時期にGST実施を延期するなどとはとうてい考えられません。税率6%である、物品とサービス税(GST)では相当数の例外品目があることが、救いといえば救いでしょう。 )

【Hudud法をクランタン州に施行した後は他州にも広げたいと、ムスリムグループは主張する】

(国政での野党勢力である民聯 (Pakatan Rakyat) は3党から成る:民主行動党DAP、人民公正党PKR、イスラム政党 PAS
クランタン州はイスラム政党 PASが長年州政権を握っている。 イスラム刑法(Hudud と呼ばれている)をクランタン州で施行することはPASの長年の懸案であり、その施行に向けてこの数年力を注いできた。)

そしてクランタン州政府は3月19日に、”クランタン州シャリア刑法案1993年(Ⅱ)”を審議するべく州議会に提します。これに対して友党の2党、とりわけ民主行動党DAPは全国レベルで強く一貫して反対してきた。

”クランタン州シャリア刑法 ( Hudud)の改正法案の特徴
法案に含まれていること
・Hudud が適用されるのはムスリムに限定する
・手足の切断刑罰から除外される者がある、そこで既に手足の切断を受けている人はその除外者に含める
・原告・告訴人の内で、宣誓として syhadah と bayinnah を朗誦した者は、qazaf から免除される

法案から外されたこと(その結果次のようになる)
・レスビアン性行為、死体に対する性愛、獣姦は犯罪とされない
・非ムスリムはシャリア法廷で裁かれることをもはや選択できない
・司法の独立を保証する条文が取り除かれた

Hudud の下で犯罪となる行為の種類
窃盗、強盗、イスラム教における不道徳性行為、この不道徳性行為をしたと虚偽に告訴すること、アルコール飲料を摂取、イスラム教への背教行為、

イスラム政党 PASは今月中にも国会に同じような内容の法案を議員提出法案として提出することを表明している。それが可決されれば、クランタン州でHudud 法の施行が可能になるとのことです。 国会でこの法案を可決するためにはイスラム政党 PASの議員だけでは圧倒的に数が足らないので、UMNO(マレー与党、名称は統一マレー人国民組織)の議員からの賛成が必要となる。

クランタン州政府のこの行動を複数のムスリムグループは称賛する。 ムスリムグループの連合体 Pembela の議長は語る、「全てのムスリムが hudud 施行を支持することを期待する。同じようなHudud 法がトレンガヌ州で施行される、次いでパハン州でも、というようになると思う。」
マレーシアのイスラム主義者グループである Ikatan Muslimin Malaysia  の議長も同様な発言をしました。

別記事
クランタン州議会では提出されたこの法案について出席の全議員が賛成しました。

(Intraasia 注:イスラム原理主義という表現は誤った印象を与えるまたは意味が付されているので、(学者・研究者が使っている)イスラム主義者という呼称がふさわしいでしょう。イスラム主義者は戦闘的または過激であることとは同義ではない、イスラム主義者の中には過激または戦闘的グループもいるということです。 
このできごとはマレーシアムスリム界に、穏健でイスラム教至上的なイスラム主義者の勢力が強まっていることを如実に示すニュースです。もちろんある日突然にではなく、何年もかかって徐々に勢力が顕在化してきた。なお中東のイスラム主義者には中東という地域を反映した特徴があるように、マレーシアのイスラム主義者には守旧的マレー民族主義の特徴がある。マレー人界の全てをイスラム教という座標軸で捉えることは間違いです)

【速いペースで消滅しているマレーシアのマングローブ林面積】
米国基盤の世界資源研究所が発表したものからです:
マレーシアで2001年から2012年までの12年間に、マングローブが植わっている全面積の 4.6%でマングローブが消えた。その消滅面積は約25000ヘクタールにもなり、これはクアラルンプールの面積よりも広い。さらにこのマングローブ消滅率は、同じ12年間に世界でマングローブが消滅した率に比べて3倍にもなる。その消滅率は 1.38%で消滅面積は  192,000ヘクタールです。

世界資源研究所のデータによると、マレーシアではマングローブ林が平均して毎年1千ヘクタール消滅している、中でも最大は2009年の4千ヘクタールです。
世界資源研究所の研究者は、マングローブ林消滅の大きな要因はエビと魚の養殖及びオイルパーム樹農園開発だとみています。

マレーシアトレンガヌ州大学の博士は語る、「マングローブ消滅の現実は世界資源研究所のデータよりも大きいかもしれない。」 「数十年前はパームオイル林だったところがオイルパーム農園に転換された、それが現在は養魚場や米作水田に転換されているところがある。 例えばケダー州沿岸部を見れば、広大なマングローブ林が農業用に転換された。」
マレーシアのマングローブ林総面積は約55万ヘクタールになる。

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