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「新聞の記事から」は日本人が興味を抱きそうなことだけを対象にしていません。幅広くマレーシアを姿を伝えるためにニュースを選びその解説を加えています。

(画像はM.I. さんの製作です)

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3月25日のマレーシア記事

【イスラム刑法Hudud に対する2つの華人政党の行動】
(当サイトで既報したように、イスラム政党 PASが州政権を握るクランタン州では、イスラム刑法(Hudud) を州内施行するための法案をつい最近可決した。これにはUMNO (マレー与党、名称は統一マレー人国民組織)所属議員も賛成した。民聯 (Pakatan Rakyat) の2党はHudud には強く反対しており、PASのこの単独行動によって、民聯 (Pakatan Rakyat) が瓦解することがもはや避けられない状況となっている。 イスラム刑法(Hudud) はクランタン州における施行だが、その前に国会での議決が必要とのことです。)

イスラム政党 PASは、イスラム刑法(Hudud)の法案を議員法案として国会に提出することを固く言明している。

Barisan Nasional (国陣) 側の政党である馬華公会MCAは華人界の団体・組織との会合の後、記者会見を開いてイスラム刑法(Hudud) をマレーシア国内で施行することに一致して反対する旨の共同宣言を発表しました。
「マレーシアの憲法は、各民族を守りそしてその支持を得ることを必須としている。その上連邦憲法に違反する法律を国会に提出しそれを可決して施行する、そしてマレーシアをイスラム神権で統治するようなことは許されません。」
「馬華公会MCAと 31の華人団体組織は声を合わせて、イスラム刑法(Hudud) の議員法案提出に反対を表明しようと、大衆の皆さんに呼びかけます。」

民聯 (Pakatan Rakyat) 側の民主行動党DAPは中央員会を23日に開催しました。イスラム政党 PASの総裁と一緒にことを進めていくことはもはやしない、PAS総裁は民聯 (Pakatan Rakyat) の精神を踏みにじったとして彼を強く非難する旨の決議を全会一致で採択しました。

書記長(ペナン州首相でもある)は述べる、「イスラム刑法(Hudud) の施行を推し進めているPAS党総裁への信頼はもうない、同総裁との共同行動には終止符を打った。」
行動党は公正党の指導層と、民聯 (Pakatan Rakyat) の今後について話し合うとしています。

(Intraasia 注:政党だけでなく、非政党人たちもイスラム刑法(Hudud) の施行に関して、態度を表明している。BFM という英語ラジオ局であるマレー女性DJがイスラム刑法(Hudud) を揶揄するコメントを出したそうで、それに対して脅迫などが殺到したことで警察沙汰になっているというニュースもある。その女性DJは発言を取消し陳謝したそうです。マレー民族主義組織はこぞってイスラム刑法(Hudud) を強く支持する態度を表明、非ムスリムのNGOなどは反対を表明、と正反対の立場に分かれている)

【PAS 党が国会に提出する2つの法案と国内各政党の態度】

イスラム政党 PASが議員法案として国会に提出する予定のイスラム刑法(Hudud)法案が国会で可決される見込みは少なそうです。

最大党のUMNO(マレー与党、名称は統一マレー人国民組織)はまだ党としての態度を表明していませんが、以下のように与野党陣営の大多数が反対を既に表明している。
Barisan Nasional (国陣) 陣営:馬華公会MCA、インド人政党MIC,民政党、サバ州の地域政党、サラワク州の地域政党
民聯 (Pakatan Rakyat) 陣営: 民主行動党DAP、人民公正党PKR

国会提出法案は2本ある。 1本はシャリア法廷(刑事法管轄)1965年改正法案で、これは単純多数が必要となる。もう1本は連邦憲法 76条Aの改正法案なので、これは3分の2の賛成が必要となる。

国会下院の全議員数は222人なので、3分の2は148人となる。イスラム政党 PASの全議員数は21人です。UMNO(マレー与党、名称は統一マレー人国民組織)の全議員数は88人です。仮にPAS とUMNO の全員が賛成に回っても109人であり、単純多数にもわずかに届かない。

(Intraasia 注: イスラム刑法(Hudud)をクランタン州で施行する件は、単なる1つの法律の問題ではなく、マレーシアという国の性格にも影響を与える本質的な変更を伴うことになる。だからこそ非ムスリム政党は与野党こぞってイスラム刑法(Hudud) の施行に断固反対する立場を取っている。
政権の要であるUMNO は依然として党として明確な立場は表明していない。遅かれ早かれナジブ首相は態度を決めることでしょうが、果たして党全体が統一した態度を取れるかはわからない。ムスリム政党でもあるマレー政党として、イスラム教を規範とするイスラム刑法(Hudud)に公然と反対する立場は取れない、しかしマレーシアという国情を考慮した時、イスラム刑法(Hudud)を国内に施行することがふさわしいのかを決断しなければならない)

【合法外国人労働者の人数】
国会で人的資源省副大臣が答弁した内容です。
マレーシア国内で合法的に働いている外国人労働者は、2014年12月末時点で 207万人です。 これらの合法外国人労働者は、暫定雇用パスを保持している。

「マレーシア人労働者にとて将来性がないと見なされる分野では、国民が興味を示さないこと及び離職率の高いことから、雇用者は外国人労働者に依存せざるを得ません。」

「マレーシア人労働者を引き付ける方策として、政府は既にいくつかのイニシアチブを取り入れている、例えば国家職業技術基準であり、これは労働者を業界の必要条件に沿って訓練するものです。」 「他にも19の訓練プログラムがあります。」

(Intraasia 注: 的外れな内容の答弁ですね。国民向けの職業訓練プログラムを充実したぐらいで、合法200万人、100万人超から200万人位 (誰にも正確な数はわからない)と推定される不法外国人労働者を減らすことなどできるわけがない。マレーシアの国家経済構造が好む好まずに関わらず既に外国人労働者を労働構造に組み込んでいるからです。及び国民の職業観です、つまりどういう仕事は外国人労働者向けであるという固定した捉え方がある。 例えば土木建設作業、重労働に見合わない低賃金構造はマレーシア建設産業を支えている、よって一般土木労働者としてマレーシア国民は就かない、そういう労働は外国人労働者が行うものだとの暗黙の通念ができあがっている。建設現場でパワーショベルを運転したり、トラックで土を搬送するような職はマレーシア人であり、木枠を打ったりセメントや土を手押し2輪車で運んだりする仕事は外国人労働者なのです。)


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