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「新聞の記事から」は日本人が興味を抱きそうなことだけを対象にしていません。幅広くマレーシアを姿を伝えるためにニュースを選びその解説を加えています。

(画像はM.I. さんの製作です)

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11月17日のマレーシア記事

【マレーシアの対外債務の内容は心配ない】
財務大臣を兼務するナジブ首相が国会で書面答弁した内容です。
マレーシアの対外債務(外債)は2015年6月末時点で、RM 7943億であり、これは国内総生産 (GDP)の 68%になる。 ただし連邦政府(国家)の対外債務はRM 188億であり、これは全体の2.4%に過ぎない。民間分野の外債はRM 3004億であり、全体の37.8%を占める。 

首相はその中で、マレーシアの対外債務は十分管理できる水準にある、その理由は外債の大部分は民間分野での外債であるから、及び非政府系企業が借り入れて投資してその分野でより拡大していくためだからです。めに借り入れている

2015年度の国家歳入はRM 2225億の見込みである、これは国内総生産 (GDP)の 19.2% になる。 2015年度の国家歳出見込み額はRM 2607億、これは国内総生産 (GDP)の22.5%にあたる。
従って2015年度の国家財政赤字額はRM 372億(注:計算するとRM 382億のはず)になる見込みである、これは国内総生産 (GDP)の3.2%にあたる。

(Intraasia 注:国外からのマレーシア経済への主たる関心の一つとして、その年度の国家財政の赤字額をどの程度に抑えるかがよく論じられている。これが国内総生産 (GDP)に対する財政赤字額の比率です。3.2%という数字は政府がその程度に抑えると約束した数字とあまり変わらないのではないかな。 
またマレーシアの対外債務残高はそれなりに高いが、上記のように政府つまり国家としての債務ではないという説明がよく用いられる)

【2016年度予算案の審議で与党側は圧倒的に優位】

国会の下院は16日夜、政府提出の2016年度予算案の第2回目の読み上げにおいて 賛成128票対反対74票で通過しました。
この投票結果はナジブ首相への支持率を計る物差しにもなっている。 従ってナジブ首相はBarisan Nasional (国陣) 側議員の圧倒的多数の支持をえたことになる。
 野党陣営はナジブ首相の辞任させるためには政府予算案を否決にもちこむことを狙っていましたが、この目論見は明らかに挫折したことになる。

下院の議席は与党陣営(Barisan Nasional (国陣) )が 222人、野党陣営が 133人です。従って与党側 Barisan Nasional (国陣) の議員5人と野党側の議員15人が投票しなかったことになる。

予算案は今後は委員会での審議に移ります。そして予算案に関する最終的投票は12月1日に行われることになっている。

(Intraasia 注:当サイトは 10月24日の記事で発表された直後の予算案の特徴を載せました。1回目の読み上げ、2回目の読み上げというシステムはよくわかりません。恐らく英国議会に源がありそうですけど。発表から可決まで1か月と少しという審議期間になるわけで、ほとんど修正もされそうにないのではないだろうか。 国会議席の大きな差を反映して、来月初めにあっさりと予算案は可決されそうですね。)

【ムスリムスポーツ選手のユニフォームを巡る国会論議】
今月初め日本で開催された、2015年パラサイクリング杯 で、2人のマレーシア人男子選手が金メダルを獲得しました。(注: パラサイクル杯って自転車レースでしょうが、内容は全く知らない)

これに関して、マレーシア人のツイッター愛好者らはこの2人の選手に対する批判を展開しました、その理由はこの2人の選手が身につけた肌にぴったりした黄色と黒色のユニフォームは十分に身体(aura) を覆っていないというものです。aura とはムスリムの覆うべき身体を言います。

また今年6月には、東南アジアスポーツ大会において体操種目でマレー人女子選手が金メダルを取りました。その際彼女の体操着に対して aura を見せている、身体の形をそのまま現している、といった強い批判がネット上で飛び交いました。

イスラム教では男性も女性も身体(aura) を顕わにすることは禁止されている、しかしながら批判の多くは女性に対するものです。

来年度予算案に関する国会の質疑応答の場で、野党陣営の公正党の国会議員(マレー人)が問いました、「スポーツ大会に参加する女子選手が身につける露出度の高い衣服は姦通・不倫に結びつきかねない。」 「興奮を呼び起こすセクシーな衣装を我々が目にするときの相互作用のために、それは姦通・不倫に結びつくのではないかとの恐れを我々は抱く。」
これに関連して、イスラム政党 PASの議員2人も質問を浴びせました。

青年とスポーツ省大臣(UMNOの青年部長でもある)はこれに答えて言う、「大衆スポーツのイベントの際に姦通が起きるという証拠はありません。そういう観点には注意しておきますが、しかし現在までにスポーツイベントの際に姦通が起きた事例もその証明もありません。」

PAS党の女性議員は問いました、「スポーツ選手のユニフォームとりわけ女性選手のユニフォームに関して、政府は方針を持っているのか?  イスラム教に遵守したユニフォームである必要がある。」

大臣は答弁する、「我々はスポーツ選手自身にまかせます。選手たちがそのスポーツのルールに違反しない限りはです。」

(Intraasia 注:ここで論議の対象になっているのはもちろんムスリム選手です。PAS党の議員は当然として、この公正党の議員も極めて守旧的なイスラム教観の持ち主であることがわかる。答弁する大臣はUMNO青年部長だからもちろんマレー人である。このようにムスリムの間にもイスラム教の教義を現代世界にどう適用していくかにかなりの開きがあることが示されている例です。 守旧的イスラム主義者の捉え方に西欧的観点は入り込む余地はない、従ってaura を見せたり、身体の線を強調したりするユニフォームが姦通・不倫に結びつくという論理をいくら批判しても論議は平行線のままですね。 非ムスリムからの観点からいえば、ムスリム界がどう妥協点を見つけるかにかかっているというしかないでしょう)

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