【円高、リンギット安の二重の影響】外国為替でアジア通貨は円を除いて引き続き対米ドル為替で軒並みに下落しています。3ヶ月間の変動を見ると、マレーシアリンギットは9.6%% 下落、タイバーツは4.4%下落、シンガポールドルは10.6%の下落、インドネシアルピアは20.6%の下落です。アジア通貨の過度の変動は実際の経済に大きな影響を与えかねないとの見方もでています。
一方日本円は米ドルに12%ほども切り上がっています。従って、28日の外為市場でリンギットの対円為替は、RM 1の価値が 26.4円に下がりました。 この結果現金相場で 1万円を銀行で両替するとRM 378.0入手できることになります。
(Intraasia注:リンギット がドルに対して下がり、円がドルに対して上がっている状況なので、リンギットは円に二重に弱化しています。よって毎日レートは変わるとはいえ、銀行両替レートでRM 378もついたのです。街の両替商ならRM 380に限りなく近づいたことでしょう。画期的好レートといえますね)
【政府系企業主要18社の業績】(政府が主要株主である)政府系企業の主要18社における、各社の2007年度主要業績評価指標達成度を調べてみます;
全ての主要業績評価指標を達成した企業は9社:Bumiputra-Commerce Holding, Boustead, Chemical Company of malaysia, Maybank, Malaysia Airport Holding, Malaysia Building Society, Malaysian Resources Corp, Sime Darby, UMW Holding
主要業績評価指標の一部は達成したが一部はできなかった企業9社: Affin Holding, BIMB Holding, Malaysia Airlines, Pos malaysia & Services, Proton Holding, Telekom Malaysia, Tenaga nasional, TH Plantation, UEM World,
(Intraasia注:上記にはクアラルンプールの中心部に立派な本社を持つ有名企業が並んでいます、”マレーシア株式会社”として政府肝いり企業がマレーシア経済の中枢をかなり占めている面があることを写していますね)
【国の投資機関によるサウジアラビアへの投資】国の投資機関であるKhazanah Nasional はサウジアラビアの投資会社Jadwaの株式10%をUS$7590万で購入しました。この投資はマレーシアとサウジアラビア間のビジネスに架け橋を提供し、両国間の経済協力を強める土台を築くものだとしています。Khazanah Nasional はこれまでにも多くの海外投資をおこなっており、その対象社数 50社ほどで総額US$250億に達します。
今回の投資では先週末リヤドで調印式が行われました。サウジアラビアのJadwaは投資銀行に関わる共同資本会社とのことで、サウジの主要企業家グループが株主に名を連ねています。Khazanah Nasionalの社長は語る、「両社は長期の投資戦略を持っており、現在の世界的経済混迷を乗り切ることができるでしょう。我々はこの投資が両国間の重要な架け橋になり、両方向の資本の流れを提供することになることを信じています。」 Khazanah Nasionalは最近中国の企業と合弁企業を設立し、中国での廃棄物からエネルギーのプロジェクトに乗り出す予定です。
(Intraasia注:マレーシアはアラブ資本を取り込もうとこの何年か努力しており、それがジョーホール州南部回廊の新規大プロジェクトへのアラブ資本の投資決定を招いたりしています。反対にアラブ国への投資もこのように国の投資機関や銀行が行っていますね。いつも思うのは、アラブ資本は製造業に全く結びつかないので、雇用の創出という面でどの程度効果をもたらすのかなということです)
【マレーシア軍隊用のヘリコプター調達計画を遅延させる】(ナジブ副首相が国防大臣を兼務していた当時の今年商談がまとまった)Eurocopter社から軍事用ヘリコプターを総額RM 17億で購入する件を保留にすると、政府は発表しました。アブドゥラ首相はこの決定理由を、現経済状況下を鑑みてこの資金を他の公共計画に回しますと説明しました。「国は資金が必要ですが、借り入れはできない。経済状況が上向いてから、このヘリコプター購入契約を再開します。我々は2011年までに決めなければなりません。それより早期に購入するかもしれませんし、数を減らすこともありえます。」
(Intraasia注:政治的に問題視されている、当サイトでも数回載せたヨーロッパからヘリコプターを買う契約ですね)
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